JP4696766B2 - 電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器 - Google Patents

電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4696766B2
JP4696766B2 JP2005228203A JP2005228203A JP4696766B2 JP 4696766 B2 JP4696766 B2 JP 4696766B2 JP 2005228203 A JP2005228203 A JP 2005228203A JP 2005228203 A JP2005228203 A JP 2005228203A JP 4696766 B2 JP4696766 B2 JP 4696766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
display
threshold
threshold value
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005228203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007040938A (ja
Inventor
崇 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005228203A priority Critical patent/JP4696766B2/ja
Publication of JP2007040938A publication Critical patent/JP2007040938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4696766B2 publication Critical patent/JP4696766B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Description

本発明は、電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器に関するものである。
ヒータ等の大電力を消費する負荷を制御する装置において、内部抵抗を有する電池の残量表示を行う場合、負荷の電源をオン・オフすると大電力を消費する負荷のため電圧降下が大きく、電池の残量表示がオン・オフの度に異なることがある。そこで、電源のオン・オフ制御に合わせて、電池の残量表示を決定する閾値を切り替える装置が提案されている。
以下、図面を用いて従来の電池残量表示装置を説明する。図9において、従来の電池残量表示装置は、内部抵抗を有する電池1と、この電池1の出力がスイッチ2を介して接続されたヒータ3と、スイッチ2をオン・オフする指令が入力される入力端子4と、この入力端子4に接続されるとともにスイッチ2のオン・オフを制御するスイッチ制御部5と、複数の閾値が格納された第1の閾値群6と、この第1の閾値群6より低い値の複数の閾値が格納された第2の閾値群7と、この第1、第2の閾値群6,7の出力が夫々接続されるとともに、スイッチ制御部5の出力に基づいて第1、第2の閾値群6,7のいずれか一方を選択する閾値選択回路8と、この閾値選択回路8の出力と電池1の出力電圧とを比較して電池1の残量を決定する電池残量決定部9と、この電池残量決定部9の出力に接続された表示部10とで構成されていた。
以上のように構成された電池残量表示装置について、以下にその動作を説明する。図10において、待機状態11では、電池1は電圧12aであったとする。この電圧12aは、閾値6bと閾値6aとの間にあり、残量表示は最高値から2番目を示すことになる。
時刻13において、入力端子4からスイッチ2をオンする旨の信号が入力されたとする。そうすると、スイッチ2がオンされ、ヒータ3は待機状態11から動作状態14へと切り替えられる。この切り替えにより、電池1の電圧12は電池1の内部抵抗により電圧12aから電圧12bへと電圧降下する。しかし、この電圧降下に合わせて、スイッチ制御部5で第1の閾値群6から第2の閾値群7へ切り換えられる。従って、この閾値群7への切り換えにより、動作状態14においてもやはり閾値7aと閾値7bの間にあり、残量表示は最高値から2番目のレベルを示すことになる。即ち、スイッチ2がオン・オフしても電池の残量表示は変わらないので、この点において使用者は違和感がない。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平6−224844号公報
しかしながらこのような従来の電池残量表示装置では、待機状態11から動作状態14への切り替え、或いは動作状態14から再び待機状態11への切り替えにおいて、電池1からの出力電圧は瞬時に切り替ることはなく、安定化するまでに過渡期間15,16を経て切り替わる。このことにより、以下のような問題が発生することになる。即ち、過渡期間15において、電池1の電圧12cは閾値7aより高い区間が発生する。即ち、この区間においては、残量表示は最高値を示すことになる。
また、過渡期間16において、電池1の電圧12dは閾値6cや6bより低い区間が発生する。即ち、この区間においては、残量表示は最高値から3番目のレベル或いはそれ以下を示すことになる。
このように、スイッチ2をオン・オフする瞬時において、電池1の残量表示が変わってしまい、使用者に違和感を与えるという問題があった。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、切り替えの瞬時においても違和感の無い適切な残量表示が可能な電池残量表示装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の電池残量表示装置は、スイッチをオンからオフに切り替えるときには第2の閾値群を選択する旨の選択信号をスイッチ制御部から電池電圧が安定する時間遅延する遅延回路を介して閾値選択回路へ出力し、前記スイッチをオフからオンに切り替えるときには第1の閾値群を選択する旨の選択信号を前記スイッチ制御部から前記閾値選択回路へ直ちに出力するとともに、電池残量決定部には表示部へ電池の昇圧表示を禁止する昇圧表示禁止手段が設けられたものである。これにより、初期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、スイッチをオンからオフに切り替えるときには第2の閾値群を選択する旨の選択信号をスイッチ制御部から電池電圧が安定する時間遅延する遅延回路を介して閾値選択回路へ出力し、前記スイッチをオフからオンに切り替えるときには第1の閾値群を選択する旨の選択信号を前記スイッチ制御部から前記閾値選択回路へ直ちに出力するとともに、電池残量決定部には表示部へ電池の昇圧表示を禁止する昇圧表示禁止手段が設けられたものであり、昇圧表示禁止手段を有しているので、スイッチをオフからオンに切り替えたときに、あたかも電池の出力電圧が昇圧したかのような誤った表示をすることは無い。また、遅延回路を有しているので、スイッチをオンからオフに切り替えたときに、あたかも電池の出力電圧が低下したかのような誤った表示をすることも無い。従って、切り替えの瞬時においても適切な残量表示が可能となり、使用者に違和感を与えることはない。

(実施の形態1)
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。図1は、実施の形態1における電池残量表示装置のブロック図である。図1において、21は、内部抵抗を有する電池である。公称電圧1.5ボルト(以下、Vと記す)の単三型乾電池4個を直列に接続して6Vとしている。この電池21が新しい間は、出力電圧が約6.4Vとなる。
電池21の出力はMOSFET(金属酸化膜電界効果トランジスタ)で構成されたスイッチ22に入力される。そしてその出力は抵抗値が約6.0オームのヒータ(大電力を消費する負荷の一例として用いた)23に接続されている。従って、スイッチ22がオンされた場合には、約1A(アンペア)の電流が流れることになる。即ち、電池21の内部抵抗が1.0オームであったとすれば、1.0Vの電圧降下が生ずることになる。
24は、スイッチ22をオン・オフする指令が入力される入力端子であり、スイッチ22のオン・オフを制御するスイッチ制御部25に接続されている。
26は、第1の閾値群であり、図2に示すように、無負荷状態における電池21の残量表示をするための閾値26a、26b、26cが格納されている。この閾値26aは5.5Vに設定されており、閾値26bは5.3Vに設定されている。また、閾値26cは5.1Vに設定されている。そして、電池21の出力電圧が閾値26a以上のときは、電池21の出力が最高値の表示27aを表示部30(後述)に表示する。また、電池21の出力電圧が閾値26aと閾値26bの間のときは、電池21の出力が最高値から2番目の表示27bを表示部30に表示する。更に、電池21の出力電圧が閾値26bと閾値26cの間のときは、電池21の出力が最高値から3番目の表示27cを表示部30に表示する。なお、電池21の出力電圧が閾値26c以下のときは、電池21の交換(充電可能の蓄電池を使用している場合は充電、或いは、ACアダプタの使用)を促す表示27dを表示部30に表示する。
28は、第2の閾値群であり、負荷状態における電池21の残量表示をするための閾値28a、28b、28cが格納されている。この閾値28aは4.5Vに設定されており、閾値28bは4.3Vに設定されている。また、閾値28cは4.1Vに設定されている。そして、電池21の出力電圧が閾値28a以上のときは、第1の閾値群26の場合と同様に、電池21の出力が最高値の表示27aを表示部30に表示する。また、電池21の出力電圧が閾値28aと閾値28bの間のときは、電池21の出力が最高値から2番目の表示27bを表示部30に表示する。更に、電池21の出力電圧が閾値28bと閾値28cの間のときは、電池21の出力が最高値から3番目の表示27cを表示部30に表示する。なお、電池21の出力電圧が閾値28c以下のときは、電池21の交換を促す表示27dを表示部30に表示する。なお、図2において縦軸29は電圧(V)である。
図1に戻って、第1の閾値群26と第2の閾値群28は夫々閾値選択回路31に接続されており、この閾値選択回路31の出力は電池残量決定部32の一方の入力に接続されている。また、スイッチ制御部25と閾値選択回路31との間は、以下のように接続されている。即ち、スイッチ制御部25がスイッチ22をオフからオンに制御するときには、第2の閾値群28を直ちに選択する選択線33で接続されている。また、スイッチ制御部25がスイッチ22をオンからオフに制御するときには、予め定められた時間遅延する遅延回路34を介して第1の閾値群26を選択する選択線35で接続されている。なお、予め定められた時間とは、電池21の電圧変化が過渡期間を脱するに十分な時間であり、本実施の形態では500ミリ秒(以下、msecと記す)としている。
電池残量決定部32の他方の入力には、電池21の出力が接続されている。そして、この電池21の電圧と閾値選択回路31から出力される第1或いは第2の閾値群26,28と比較して、その結果を電池21の残量表示として、電池残量決定部32の出力が接続された表示部30に表示するものである。なお、この電池残量決定部32には、昇圧表示禁止手段40が設けられている。この昇圧表示禁止手段40は、電源が切断されるかACアダプタを用いない限り、一度決定された残量表示は、電池電圧の最高値の方向へは移行表示しないようにするものである。これは、第1、第2の閾値群26,28の切り替えによりあたかも電池21が良化したかのごとくの表示することを禁止するものである。
なお、スイッチ制御部25、閾値選択回路31、遅延回路34、電池残量決定部32、昇圧表示禁止手段40は、マイクロコンピュータ(以下、MPUという)を用いて、ソフトウエアで形成されている。また、図示していないが、このMPUには、電池21から安定化回路を経て電源を供給している。この安定化回路は、保証電圧3.8V以上の電圧36(図2)が入力されると、3.3Vの安定した出力電圧を保障するものである。従って、第2の閾値群28の最低閾値28cは、この安定化回路の出力を保証する入力電圧より高く設定しておくことが重要である。
以下、図3を用いて、昇圧表示禁止手段40を説明する。図3において、ステップ41は電池残量表示装置のパワーオンステップである。なお、これはACアダプタの使用、或いは、蓄電池を使用したときの充電後であっても同様である。このパワーオンのステップ41に続いて、ステップ42では、表示レベルS0〜S3をゼロにセットする。ここで、S0は閾値群26又は28の最低表示レベルを示し、S3は閾値群26又は28の最高表示レベルを意味するものとする。
次に、ステップ43では電池21の出力電圧38を入力するとともに、閾値選択回路31から第1の閾値群26或いは第2の閾値群28が選択されて入力される。そして、ステップ44で表示レベルS0が1であったならば、表示部30に表示27d(電池交換レベル)を表示45させて、ステップ43に戻る。また、ステップ44で表示レベルS0が1でなかったならばステップ46に進む。
ステップ46で表示レベルS1が1であったならば、表示部30に表示27c(最高値から3番目)を表示47させて、ステップ43に戻る。また、ステップ46で表示レベルS1が1でなかったならばステップ48に進む。
ステップ48で表示レベルS2が1であったならば、表示部30に表示27b(最高値から2番目)を表示49させて、ステップ43に戻る。また、ステップ48で表示レベルS2が1でなかったならばステップ50に進む。同様に、ステップ50で表示レベルS3が1であったならば、表示部30に表示27a(最高値レベル)を表示51させて、ステップ43に戻る。また、ステップ50で表示レベルS3が1でなかったならばステップ52に進む。
ステップ52では、電池21の出力電圧38と、閾値26a或いは28a(閾値選択回路31から出力された閾値、以下同様)と比較する。出力電圧38が閾値26a或いは28a(第1閾値)以上であれば、表示レベルS3に1をセット53してステップ43に戻る。また、第1閾値より小さければステップ54に進む。
ステップ54では、電池21の出力電圧38が閾値26a或いは28aと、閾値26b或いは28b(第2閾値)との間か否かを比較する。出力電圧38が第2閾値との間にあれば、表示レベルS2に1をセット55してステップ43に戻る。また、出力電圧38が第2閾値との間になければステップ56に進む。
ステップ56では、電池21の出力電圧38が閾値26b或いは28bと、閾値26c或いは28c(第3閾値)との間か否かを比較する。出力電圧38が第3閾値との間にあれば、表示レベルS1に1をセット57してステップ43に戻る。また、出力電圧38が第3閾値との間になければ、表示レベルS0に1をセット58してステップ43に戻る。
以上のように表示レベルの小さい方を優先して表示するので、電池21の出力電圧38があたかも上昇したかのような誤った表示をすることはない。また、常に電池21の電圧を監視しているので、例えば、瞬時的に何らかの原因で閾値26c或いは28cより低下したとしても、それを表示27dで示すことができる。従って、使用者は、再度(血液凝固時間の測定を)やり直すことなど適切な処置をすることができる。
図4は、スイッチ22をオン・オフしたときの電池21の出力電圧38と第1、第2の閾値群26,28の関係を示す関係図である。図4において、待機状態61の状態からある時刻62aで動作状態63になったとする。即ち、電池21の出力電圧38aは、時刻62aまで、第1の閾値群26の閾値26aと26bとの間にあり、表示部30には表示27b(最高値から2番目)が表示されている。
時刻62aでスイッチ22がオンとなり、直ちに閾値は第1の閾値群26から第2の閾値群28に切り替わる。このとき切り替えの過渡期間64aにおいて、出力電圧38bは第2の閾値群28の最高値の閾値28aより高い電圧の区間が存在する。しかし、この区間においては、昇圧表示禁止手段40の働きで表示部30には表示27a(最高値レベル)が表示されることはなく、表示27b(最高値から2番目)が表示されたままである。また、この過渡期間64aが終了すれば、出力電圧38cは第2の閾値群28の閾値28aと28bとの間であるので、表示部30へはやはり表示27bが表示される。
また、時刻62bでスイッチ22がオフになったとする。このとき、遅延回路34が働き、この遅延期間65a内においては、閾値選択回路31は働かない。即ち、第2の閾値群28から第1の閾値群26に切り替わることはない。そして、この遅延期間65a内に再びスイッチ22がオンになったとしても、閾値は第2の閾値群28のままである。従って、ここでもやはり出力電圧38dは閾値28aを超えるが、昇圧表示禁止手段40の働きで表示部30には表示27aが表示されることはなく、表示27bが表示されたままである。また、この遅延期間65aが終了すれば、出力電圧38eは第2の閾値群28の閾値28aと28bとの間であるので、表示部30へはやはり表示27bが表示される。
また、時刻62dにおいて、スイッチ22がオンからオフに切り替わったとする。このとき、過渡期間64bを過ぎて、遅延期間65bになると第2の閾値群28から第1の閾値群26に切り替わる。この場合もやはり、出力電圧38fは閾値28aを超える瞬間が存在するが、昇圧表示禁止手段40の働きで表示部30には表示27aが表示されることはなく、表示27bが表示されたままである。また、この遅延期間65bが経過すれば、出力電圧38gは第1の閾値群26の閾値26aと26bとの間であるので、表示部30へはやはり表示27bが表示されたままである。以下、同様の動作である。
以上のように、本実施の形態では、昇圧表示禁止手段40を有しているので、スイッチ22をオフからオンに切り替えた瞬時において、あたかも電池21の出力電圧38が昇圧したかのような誤った表示をすることは無い。また、遅延回路34と昇圧表示禁止手段40を有しているので、スイッチ22をオンからオフに切り替えた瞬時においてもやはり電池21の出力電圧が低下したかのような誤った表示をすることも無い。従って、適切な残量表示が可能となり、使用者に違和感を与えることはない。
また、連続して常に電池21の電圧を監視しているので、例えば、瞬時的に何らかの原因で閾値26c或いは28cより低下したとしても、それを表示27d(電池交換レベル)で表示させることができる。従って、使用者は、再度(血液凝固時間の測定を)やり直すとか適切な処置をとることができる。これは電圧低下により、MPUのリセットが働くが、このリセットされたことを知らないで、例えば実施の形態2で説明する光学測定機で誤った測定結果を出力しないためである。
(実施の形態2)
実施の形態2では、本発明の電池残量表示装置を血液の凝固時間を測定する携帯機器に用いた例である。図5は、血液検査を行なう光学測定機(携帯機器の一例として用いた)70と、検査すべき血液が点着される検査片71の斜視図である。
光学測定機70には、検査片71を挿入して定位置に装着するための検査台73が設けられている。検査片71上には反応部74が設けられており、この反応部74には試料75(図示せず)が塗着されている。この試料75は試薬に血液76が点着されたものであり、光の照射で励起して蛍光を発するものである。この光学測定機70の検査台73に検査片71を載置した際に、反応部74は検査台73に設けられた窓部77の真上に位置するような構成となっている。
また、光学測定機70には測定中に外来光や埃等の侵入を防止する目的で、上面に開閉自在な蓋部78が設けられている。この蓋部78は、閉状態で検査台73を覆い、外来光や埃等の侵入を防止する構成となっている。また、この蓋部78が設けられた側には表示部79(実施の形態1における表示部30に該当する)と、ユーザが操作をするボタン80が設けられている。
図6は、光学測定機70を用いて検査片71に点着された血液76を検査する原理斜視図である。図6において、発光ダイオード81から照射された光は光学フィルタ82を通過する。そして反応部74に塗着された試料75を照射する。この試料75は血液76に試薬が混合されており、光の照射により励起されて蛍光を発する。この励起された蛍光は光学フィルタ83を通過してフォトダイオードで形成された受光器84で受光される。
この受光器84で受光される蛍光量は時間とともに増大する。そして、予め定められた蛍光量になるまでの時間から、凝固し易い血液か、或いは凝固し難い血液かを判定する。この判定結果に基づいて、適切な量の抗凝固剤を処方する。この抗凝固剤の処方は重要である。即ち、抗凝固剤が少なすぎたら血管が詰まってしまうし、多過ぎたら出血が止まらないことになるからである。
ここで、光学フィルタ82を通過した光は、光学フィルタ83を通過しない性質のものを用いている。これは、受光器84には、試料75で励起した蛍光のみが到達するようにするためである。具体的には、光学フィルタ82は520nm以下の波長の光を通過させるものであるのに対して、光学フィルタ83は540nm〜575nmの波長の光を通過させるものである。
85は、検査片71の下方に設けられたヒータであり、本発明の大電力を消費する負荷に該当する。このヒータ85は、試料75の温度を人間の体温と略同じ37度Cに保ち、人体での反応と同様の反応をシミュレートするためのものである。
次に、光学測定機70を用いた血液凝固時間測定について説明する。図7において、ステップ86は、メニュー操作待ち状態であり、表示部79(図5)にメニューが表示される。そして、86aでユーザからの要求を待っている。ユーザがボタン80を用いて血液凝固時間測定を選ぶと、ステップ87に移り表示部79に検査片71の挿入を指示し、ステップ88へ移る。そしてこのステップ88では、88aで検査片71の挿入を待つ。検査片71が挿入されるとステップ89に移り、表示部79に「ウオームアップ中」を表示して、ステップ90へ移る。そして、90aで人間の体温に早く近づくようヒータ85(図6)に通電してウオームアップの完了を待つ。
ウオームアップが完了するとステップ91へ移り、サンプル血液76の点着要求の旨を表示する。
ステップ90aのウオームアップ動作は光学測定機70の各種動作のうち最もヒータへの通電頻度が高く、電池の出力電圧の低下も大きい動作である。ウオームアップ動作中の電池の出力電圧が本発明の電池残量表示装置で監視できることで、ステップ91でサンプル血液76の点着を促す前の段階で電池電圧低下を使用者に知らせることが出来る。このため、サンプル血液76の点着後に電池電圧低下による光学測定機70の動作不良により測定が失敗し、サンプル血液76や検査片71を無駄にしてしまうことを防ぐ効果がある。
その後ステップ92に移り、92aで血液76の点着を待つ。血液76が点着されると、ステップ93に移り、表示部79に蓋部78を「閉じる」よう指示する。そして、93aで蓋部78が閉じられることを待つ。蓋部78が閉じられたことを検知すると、ステップ94に移り、表示部79に測定中である旨を表示し、94aの間、血液76の凝固時間を測定する。
血液76の凝固時間の測定が完了するとステップ95に移り、測定結果を表示部79に表示する。その結果、再測定が必要と判定された場合にはステップ87へ戻る。また、測定が正常に終了した場合には、ステップ86に戻る。
(実施の形態3)
実施の形態3は、本発明の電池残量表示装置を携帯電話等の携帯機器に用いた例である。図8は、携帯電話機100のブロック図である。携帯電話機100においても、電力増幅器等は大電力を消費するので、本発明の電池残量表示装置の使用は有効である。
以下、図面に基づいて、携帯電話機100を説明する。図8において、101は約1GHzの電波の受信と送信をするアンテナであり、このアンテナ101はアンテナ切り替え器102の共通端子に接続されている。そして、このアンテナ切り替え器102の一方の端子は受信部103に接続されており、他方の端子は送信部104に接続されている。
即ち、受信部103は、アンテナ切り替え器102の一方の端子に接続されたバンドパスフィルタ105と、このバンドパスフィルタ105の出力に接続された低雑音増幅器106と、この低雑音増幅器106の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には発振器107の出力が接続された混合器108と、この混合器108の出力が接続された中間周波増幅器109と、この中間周波増幅器109の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には制御部110の出力が接続された復調器111と、この復調器111の出力が接続された出力部112とで構成されている。
また、送信部104は、入力部113の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には制御部110の出力が接続された変調器114と、この変調器114の出力が接続された増幅器115と、この増幅器115の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には発振器107の出力が接続された混合器116と、この混合器116の出力に接続された電力増幅器117と、この電力増幅器117の出力とアンテナ切り替え器102の他方の入力との間に接続されたローパスフィルタ118とで構成されている。
以上のように構成された携帯電話機100において、アンテナ101から入力された電波は、混合器108で中間周波数に変換され、次に復調器111で復調されて出力部112のスピーカから音声として出力される。また、この出力部112には表示部も設けられており、この携帯電話機100が使用する電池119の残量も表示されるようになっている。
また、入力部113のマイクロフォンに入力された音声は、変調器114で変調される。そしてこの変調された信号は、混合器116で搬送波に変換され、この搬送波は電力増幅器117で電力増幅されて、アンテナ101から電波として放射される。このとき送信波は大出力が必要であり、そのために、電力増幅器117は大電力を必要とする。従って、この携帯電話機100において、本発明の電池残量表示装置を用いると、例え、大電力を消費する電力増幅器117を使用しても、送信する度に電池残量があたかも増加したかのような表示をすることはなく、違和感のない電池の残量表示をすることができる。
本発明にかかる電池残量表示装置は、適切な電池の残量表示が可能であり、切り替えの瞬時においても使用者に違和感を与えることはないので、携帯機器等の電池残量表示装置等として有用である。
本発明の実施の形態1おける電池残量表示装置のブロック図 同、閾値と残量表示図 同、昇圧表示禁止手段のフローチャート 同、電池の出力電圧と閾値との関係図 同、実施の形態2における電池残量表示装置を用いた光学測定機の斜視図 同、原理斜視図 同、血液凝固時間測定フロー図 同、実施の形態3における携帯電話機のブロック図 従来の電池残量表示装置のブロック図 同、電池の出力電圧と閾値との関係図
符号の説明
21 電池
22 スイッチ
23 ヒータ
24 入力端子
25 スイッチ制御部
26 第1の閾値群
28 第2の閾値群
30 表示部
31 閾値選択回路
32 電池残量決定部
34 遅延回路
40 昇圧表示禁止手段

Claims (4)

  1. 内部抵抗を有する電池と、この電池の出力がスイッチを介して接続されるとともに電力を消費する負荷と、前記スイッチのオン・オフ指令が入力される入力端子と、この入力端子に接続されるとともに前記スイッチのオン・オフを制御するスイッチ制御部と、複数の閾値が格納された第1の閾値群と、この第1の閾値群より低い値の複数の閾値が格納された第2の閾値群と、この第1、第2の閾値群の出力が夫々接続されるとともに、前記スイッチ制御部の出力に基づいて前記第1、第2の閾値群のいずれか一方を選択する閾値選択回路と、この閾値選択回路の出力と前記電池の出力電圧とを比較して前記電池の残量を決定する電池残量決定部と、この電池残量決定部の出力に接続された表示部とを備え、前記スイッチをオンからオフに切り替えるときには前記第2の閾値群を選択する旨の選択信号を前記スイッチ制御部から前記電池電圧が安定する時間遅延する遅延回路を介して前記閾値選択回路へ出力し、前記スイッチをオフからオンに切り替えるときには前記第1の閾値群を選択する旨の選択信号を前記スイッチ制御部から前記閾値選択回路へ直ちに出力するとともに、前記電池残量決定部には前記表示部へ前記電池の昇圧表示を禁止する昇圧表示禁止手段が設けられた電池残量表示装置。
  2. 第2の閾値群は、負荷に電流が流れた場合の電圧降下分だけ低い電圧値が格納された請求項1に記載の電池残量表示装置。
  3. 請求項1に記載の電池残量表示装置を用いて血液凝固時間を測定する携帯機器。
  4. 請求項1に記載の電池残量表示装置を用いて無線送受信時の電池残量を表示する携帯機器。
JP2005228203A 2005-08-05 2005-08-05 電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器 Expired - Fee Related JP4696766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228203A JP4696766B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005228203A JP4696766B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007040938A JP2007040938A (ja) 2007-02-15
JP4696766B2 true JP4696766B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=37799038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005228203A Expired - Fee Related JP4696766B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4696766B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5181536B2 (ja) * 2007-05-30 2013-04-10 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 無線装置
JP2011160106A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Maspro Denkoh Corp レベルチェッカーおよびプログラム
JP5435112B2 (ja) * 2012-12-03 2014-03-05 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 無線装置
CN103941194B (zh) * 2014-04-28 2016-08-03 广西卓能新能源科技有限公司 智能锂离子电池电量显示方法及装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09304490A (ja) * 1996-05-09 1997-11-28 Honda Motor Co Ltd 電池の残容量推定方法
JP2002228731A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Seiko Epson Corp 電子機器
JP2005010075A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Seiko Epson Corp 電池の残量検出装置及び検出方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09304490A (ja) * 1996-05-09 1997-11-28 Honda Motor Co Ltd 電池の残容量推定方法
JP2002228731A (ja) * 2001-02-02 2002-08-14 Seiko Epson Corp 電子機器
JP2005010075A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Seiko Epson Corp 電池の残量検出装置及び検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007040938A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4696766B2 (ja) 電池残量表示装置とこれを用いた携帯機器
JP4435788B2 (ja) 無線充電のための方法及びシステム
US6380711B2 (en) Battery recharging device and method and an automatic battery detection system and method therefor
US7577267B2 (en) Hearing aid and hearing aid system
TWI465730B (zh) 具有改良記錄功能之數位多用儀錶
US6191551B1 (en) Automatic battery detection system and method for detecting a rechargeable battery with low remaining charge
JPH07128338A (ja) 簡易血糖計におけるデータ管理方法及び該データ管理方法を使用する簡易血糖計
US20110315564A1 (en) Hand-held test meter with deep power conservation mode
CN104132971A (zh) 分析物仪测试条检测
JP2005073434A (ja) 充電器
US9404794B2 (en) Ambient light compensation circuit for analyte measurement systems
RU2700978C1 (ru) Портативное комплексное измерительное устройство для измерения нескольких видов биометрической информации и способ измерения
JP2000261975A (ja) 電池で動作する装置の動作モード制御方法および動作モード制御装置並びに動作モード制御処理プログラムを記録した記録媒体
CN112433177A (zh) 一种电池管理控制器漏电流检测设备及漏电流检测方法
KR100752400B1 (ko) 알코올농도 검출기능이 구비된 차량용 항법장치
KR20140015338A (ko) 직접 또는 발생된 신호 인가를 통한 최대 절전 모드를 갖는 전자기기 장치 및 그러한 전자기기 장치의 이용 방법
JP2008232664A (ja) 血液成分の測定方法
US6222712B1 (en) Device having processor means and having undervoltage detection means
US20150162146A1 (en) Biological information measurement device
CN107064436B (zh) 微机电系统传感器的气体检测方法、传感器及存储介质
JP2020071960A (ja) 電池駆動装置
JP2006071355A (ja) 自動滴定装置
KR100523143B1 (ko) 배터리 충전 제어 기능을 가진 이동통신 단말기 및 충전방법
JP3894175B2 (ja) 充電器
JP2013205206A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080804

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110214

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees