JP2020071960A - 電池駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで精度よく電池の充電率を判定する技術を提供する。【解決手段】電池駆動装置は、二次電池からの電力に基づき所定の処理を実行する処理手段と、二次電池の閉回路電圧を測定する測定手段と、二次電池の充電制御と、処理手段の制御と、を行う制御手段と、二次電池の内部抵抗値を保持する保持手段と、を備え、制御手段は、測定手段が測定する電圧値と、二次電池を流れる電流値と、内部抵抗値に基づき二次電池の開回路電圧値を判定し、判定した開回路電圧値に基づき二次電池の充電率を判定し、二次電池を定電流充電しているときに測定手段が測定した第1電圧値と、第1電流値と、二次電池の充電を行わず、かつ、処理手段に二次電池から電力を供給しているときに測定手段が測定した第2電圧値と、第2電流値と、に基づき内部抵抗値を更新する。【選択図】図8

Description

本発明は、二次電池で駆動され、かつ、当該二次電池の充電機能を有する電池駆動装置に関する。
二次電池で駆動され、かつ、当該二次電池の充電機能を有する電池駆動装置においては、当該二次電池の充電率(SOC)の推定が行われる。なお、以下の説明においては、二次電池を単に電池と表現する。SOCは、電池駆動装置の利用可能期間をユーザに把握させるために、ユーザにも提示され得る。SOCは、予め求めておいた充電率−開回路電圧(SOC−OCV)特性に基づき、開回路電圧(OCV)を測定することで判定することができる。SOC−OCV特性は、電極材料によって決まり、電池の劣化や温度に対してほとんど変化がないことが知られている。しかしながら、一定期間、装置の動作を停止させ、かつ、装置を駆動する電源とは別の電源が必要なOCVの測定回路を設けることは、装置のコストアップになると共にユーザの利便性を損なう。このため、CCV(閉回路電圧)を測定してOCVを推定する方法が検討されている。特許文献1は、CCVから求めた電圧ベース充電量と、電池の放電電流の積算値から求めた電流ベース充電量(SOC_I)と、に基づきSOCを算出する構成を開示している。
特開2012−247339号公報
しかしながら、電池駆動装置において電池の放電電流を測定すると、電池駆動装置の動作時間に影響を与える。さらに、放電電流の測定回路を設けることは電池駆動装置のコストアップになる。
本発明は、低コストで精度よく電池の充電率を判定する技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、二次電池により駆動される電池駆動装置は、前記二次電池からの電力に基づき所定の処理を実行する処理手段と、前記二次電池の閉回路電圧値を測定する測定手段と、前記二次電池の充電制御と、前記処理手段の制御と、を行う制御手段と、前記二次電池の内部抵抗値を保持する保持手段と、を備え、前記制御手段は、前記測定手段が測定した電圧値と、前記二次電池を流れる電流値と、前記内部抵抗値に基づき前記二次電池の開回路電圧値を判定し、判定した前記開回路電圧値に基づき前記二次電池の充電率を判定し、前記制御手段は、前記二次電池を定電流充電しているときに前記測定手段が測定した第1電圧値と、第1電流値と、前記二次電池の充電を行わず、かつ、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給しているときに前記測定手段が測定した第2電圧値と、第2電流値と、に基づき前記内部抵抗値を更新することを特徴とする。
本発明によると、低コストで精度よく電池の充電率を判定することができる。
一実施形態によるセンサ機器としての電池駆動装置の構成図。 一実施形態によるセンサ部の構成図。 一実施形態による電池部の構成図。 一実施形態による電池駆動装置の動作状態の説明図。 一実施形態による充電率と閉回路電圧及び開回路電圧との関係を示す図。 一実施形態によるモード#3における充電率判定処理のフローチャート。 一実施形態によるモード#3における充電率判定処理においてリストに格納される情報を示す図。 一実施形態によるモード#7における充電率判定処理のフローチャート。 一実施形態による内部抵抗値の判定処理の説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
以下、電池駆動装置としてセンサ機器101を例にして本発明の第一実施形態について説明する。図1は、本実施形態によるセンサ機器101の構成図である。センサ機器101の元電源接続部102は、USBポートなどの元電源から受けた電力を充電制御部103に供給する。充電制御部103は、電池部104の充電電圧や充電電流を制御する。スイッチ109がオン状態であると、電池部104が出力する電力は、第一コンバータ105に供給される。なお、スイッチ109がオフ状態であると、電池部104が出力する電力の第一コンバータ105への供給は遮断さる。スイッチ109がオン状態であると、第一コンバータ105は、電池部104から受ける電力を、負荷である電源制御部107に供給する。電源制御部107は、不図示の不揮発性メモリ及びCPUを有し、センサ部108及び第二コンバータ106を制御する。電源制御部107により第二コンバータ106がオン状態になると、第二コンバータ106は、電池部104から受ける電力を、負荷であるセンサ部108に供給する。さらに、電源制御部107は、電池部104に含まれる電池201(図3)の電圧値を測定する電圧測定部としても機能する。本実施形態においてセンサ部108は、対象物の色を検知するセンサであるものとする。したがって、本実施形態において、センサ部108及び第二コンバータ106は対象物の測色処理を行う処理部として機能する。なお、本実施形態において充電制御部103及び電源制御部107は、センサ機器101(電池駆動装置)の制御部として機能する。
図2は、センサ部108の構成図である。ユーザがスイッチ109をオン状態にすると、第一コンバータ105が起動し、電源制御部107に電力が供給される。ユーザからセンサ部108の起動が指示されると、電源制御部107は、第二コンバータ106及びセンサ部108を起動し、センサ部108のセンサ制御部307に対して対象物の測色準備指示を行う。なお、ユーザは、センサ機器101の図示しないユーザーインターフェースを使用してセンサ機器101を制御することができる。或いは、ユーザは、センサ機器101と有線又は無線で通信する外部のコンピュータを操作することで、センサ機器101を制御することができる。
測色準備指示を受け取ると、センサ制御部307は、白色LED303を発光させると共に、白色LED303に流れる電流値を検知する。白色LED303が照射する光は、ライトガイド304を介して対象物を照射する。対象物からの反射光は、ライトガイド304を介して回折格子305に入射する。回折格子305は、反射光を波長に応じて分光し、分光した反射光をラインセンサ306に向けて射出する。ラインセンサ306は、複数の画素を有し、各画素には、それぞれ、異なる波長の反射光が入射する。ラインセンサ306は、各画素それぞれの受光量を示す電気信号をセンサ制御部307に出力する。センサ制御部307は、各画素の受光量に基づき白色LED303の発光強度を調整する。白色LED303の発光強度の調整が完了すると、センサ制御部307は、白色LED303の発光を停止して、測色準備完了を電源制御部107に通知する。その後、センサ制御部307は、電源制御部107から測色指示を受けると、調整後の発光強度で白色LED303を発光させる。これにより、ラインセンサ306は、対象物からの反射光を受光し、センサ制御部307に、各波長の反射光量を示す電気信号を出力する。センサ制御部307は、対象物からの各波長の反射光量を示す電気信号に基づき対象物の色を測定し、測定結果を電源制御部107に通知する。
図3は、電池部104の構成図である。元電源接続部102がUSBポート等の元電源に接続されると、充電制御部103は、電池部104のサーミスタ202の両端電圧に基づき、電池201の温度や電池部104とセンサ機器101の接続状態に問題ないことを確認する。次に充電制御部103は、電池201の両極間電圧を測定し、定電流充電を行うか、定電圧充電を行うかを判定し、判定した充電方法で充電を開始する。その後も充電制御部103は、電池201の両極間電圧の監視を続け、充電モードを、定電流充電及び定電圧充電のいずれかに切り替える。
センサ機器101の動作状態は、図4に示す様に放電状態と充電状態の両方で規定される。具体的には、放電状態として、測定状態、待機状態及びその他状態の計3状態があり、充電状態として定電流充電状態、定電圧充電状態、充電無状態の計3状態がある。したがって、センサ機器101は、放電状態と充電状態の組み合わせによりモード#1〜モード#9の計9つの動作状態を有することになる。なお、測定状態とは、電池部104の負荷の総て、つまり、第一コンバータ105、第二コンバータ106、電源制御部107及びセンサ部108が動作している状態である。例えば、センサ部108が測色中である間は測定状態である。待機状態とは、第一コンバータ105及び電源制御部107が動作し、第二コンバータ106及びセンサ部108への電力供給が行われていない状態である。例えば、待機状態において、電源制御部107は、動作クロックを下げ、センサ機器101を低消費電力状態にすることができる。その他状態は、電池部104の負荷の状態が、測定状態にも待機状態にも属さない状態である。定電流充電状態とは、電池201を定電流充電している状態であり、定電圧充電状態とは、電池201を定電圧充電している状態であり、充電無状態とは、電池201の充電を行っていない状態である。以下、センサ機器101の電源状態の表記は図4に示す通りとする。例えば、定電流充電を行いながらセンサ部108による測定を行っていると、動作状態はモード#1となる。
図5は、SOC−OCV特性、SOC−CCVc特性、SOC−CCVd特性を示している。なお、CCVcとは、充電中の閉回路電圧であり、CCVsとは、放電中の閉回路電圧である。SOC−OCV特性は、電池の劣化によって変化しないため、SOCを推定するためにはOCVを知ることが重要である。しかしながら、OCVを測定することは、上述した様に、センサ機器101のコストを上昇させ、かつ、ユーザの利便性を損なう。そのため、本実施形態では、事前に測定したSOC−OCV特性をルックアップテーブルや関数として電源制御部107に格納しておく。そして、後述する方法でOCVを判定し、判定したOCVとSOC−OCV特性に基づきSOCを判定する。
まず、開回路電圧値であるOCVと、充電中の閉回路電圧値であるCCVcには、以下の式(1)の関係がある。また、OCVと、放電中の閉回路電圧値であるCCVsには、以下の式(2)の関係がある。
OCV=CCVc−Ic×R (1)
OCV=CCVs+Is×R (2)
なお、充電中の閉回路電圧値CCVcとは、充電中、つまり、電池201の正極に向けて電流が流れているときの電池201の両極間電圧である。一方、放電中の閉回路電圧値CCVsとは、放電中、つまり、電池201の正極から電流が流れ出ているときの電池201の両極間電圧である。また、Icは、充電時、電池201の正極に向けて流れている電流の値であり、Isは、放電時、電池201の正極から流れ出る電流の値である。また、Rは、電池201の内部抵抗値である。なお、式(1)及び式(2)において、Ic及びIsは正の値であるが、その電流の方向は互いに逆向きである。ここで、例えば、電池201の正極から電流が流れ出る方向を正とすると、Icは負の値であり、この場合、式(1)及び式(2)は同じとなる。したがって、以下では、Ic及びIsを纏めてIbと表現する。また、CCVc及びCCVsを纏めてCCVと表現する。例えば、電流値が正であると、IbはIsであり、CCVはCCVsとなる。一方、電流値が負であると、IbはIcであり、CCVはCCVcとなる。
本実施形態において、電源制御部107は、電池201の両極間電圧、つまりCCVの測定機能を有する。一方、本実施形態では、電池201からの出力電流や、電池201への入力電流の測定回路は設けない。代わりに、測定状態以外のモード#4〜モード#9については、事前に各モードでのIbの値を測定し、測定したIbの値(所定値)を電源制御部107に格納しておく。例えば、動作状態がモード#4〜モード#9のいずれかであると、電源制御部107は、CCVを測定し、測定したCCVと、動作状態のモードに対応する、固定値であるIbの値に基づき式(1)又は式(2)によりOCVを求める。そして、電源制御部107は、SOC−OCV特性と、求めたOCVに基づきSOCを判定する。モード#4〜モード#9は測定を行っていない状態であるためIbの値の変動は小さく、よって、事前に測定したIbの値により精度よくSOCを判定することができる。
一方、モード#1〜モード#3は、測定状態であり、Ibの値は、センサ部108の白色LED303の発光強度によって大きく異なる。このため、モード#1〜モード#3のそれぞれについては、図1のA点から第一コンバータ105に向けて流れる電流値と、充電制御部103からA点に向けて流れる電流値との差を事前に測定して電流値Id(所定値)として電源制御部107に格納しておく。そして、SOCの判定の際、電源制御部107は、センサ制御部307から白色LED303の光強度補正後の電流値Ieを取得し、電流値Ieに基づき加算値を求める。そして、事前に測定した電流値Idに加算値を加算することでIbの値を求める。具体的には、電源制御部107は、以下の式(3)によりIbを求める。
Ib=Id+Ie×η (3)
ここで、ηは、第二コンバータ106の効率であり、Ie×ηが加算値である。なお、ηは、Ieの関数であり、Ieの値に応じて変化するため、事前にη−Ie特性を測定し、測定したη−Ie特性をルックアップテーブルや関数として電源制御部107に記憶させておく。電源制御部107は、式(3)により求めたIbと測定したCCVとに基づき式(1)又は式(2)によりOCVを求める。そして、電源制御部107は、SOC−OCV特性と、求めたOCVに基づきSOCを判定する。
なお、内部抵抗Rの値が一定であると、上記方法によりSOCを精度良く判定することができる。しかしながら、内部抵抗Rの値は、経時により変化し、かつ、温度特性を持っている。つまり、内部抵抗値は温度により変化する。したがって、精度よくSOCを判定するには、内部抵抗Rの値を判定する必要がある。このため、本実施形態では、モード#3におけるCCV及びIbと、モード#7におけるCCV及びIbから線形回帰によって内部抵抗Rの値を判定する。具体的には、内部抵抗Rを、以下の式(4)で求める。
R=(CCV7−CCV3)/(Ib7+Ib3) (4)
ここで、CCV3及びIb3は、モード#3におけるCCV及びIbであり、CCV7及びIb7は、モード#7におけるCCV及びIbである。
なお、モード#3を使用する理由は、電池201の充電が行われておらず、かつ、Ibの大部分を示す白色LED303に向けて流れる電流値を測定できるため、Ibの推定精度が高いからである。また、モード#7を選択する理由は、センサ機器101の消費電力が最も少ない状態であり、かつ、定電流充電を行っているため、Ibの推定精度が高いからである。電池201の内部抵抗Rは温度により変化するため、式(4)で使用する各値は、同程度の温度で測定されたものを使用する。なお、定電流充電を行う際に電池201に向けて流れる電流値は、その他のときより大きいため、モード#7おける温度変化はモード#3に比べて大きくなる。
このため、本実施形態では、モード#3においてOCVを判定する際、電源制御部107は、CCV3を測定し、かつ、Ib3を式(3)で判定することに加えて、サーミスタ202で電池201の温度も測定する。そして、電源制御部107は、測定した温度とCCV3及びIb3を関連付けてリストに記録しておく。また、モード#7においてOCVを判定する際、電源制御部107は、CCV7を測定することに加えて、サーミスタ202で電池201の温度も測定する。そして、測定した温度と同程度の温度に関連付けられたCCV3及びIb3を使用して式(4)に基づき内部抵抗Rを判定・更新する。
なお、本実施形態において、電源制御部107は、式(4)で判定した内部抵抗Rの値を、そのときのサーミスタ202の測定温度に基づき、所定の基準温度における値に変換する。以下、所定の基準温度における内部抵抗を正規化抵抗Rnomと表記する。正規化抵抗Rnomへの換算は、事前に測定した内部抵抗の温度特性に基づき行う。そして、電源制御部107は、SOCを判定する際には、正規化抵抗Rnomに基づき、そのときのサーミスタ202の測定温度における内部抵抗Rの値を求め、この値を式(1)又は式(2)に用いてOCVを判定する。
以下、各モードにおけるSOCの判定処理について説明する。なお、正規化抵抗Rnomの初期値は、予め電源制御部107に保持させておく。図6は、モード#3におけるSOC判定処理のフローチャートである。電源制御部107は、S10で、式(3)に基づきIbを判定する。電源制御部107は、S11で、CCVを測定し、S12で、サーミスタ202により温度を測定する。続いて、電源制御部107は、記憶している正規化抵抗Rnomの値と内部抵抗の温度特性に基づき、S12で測定した温度における内部抵抗Rの値を判定する。その後、電源制御部107は、S14で、式(1)又は式(2)によりOCVを判定する。続いて、電源制御部107は、S15で、判定したOCVに基づきSOCを判定する。最後に、電源制御部107は、S16で、S10〜S12で測定又は判定したIb、CCV及び温度を関連付けてリストに格納する。図7は、リストの一例を示している。なお、S12で測定した温度と同じデータがリストに存在する場合、電源制御部107は、既にリストに格納されている当該温度のデータを削除し、S10〜S12で求めたデータを新たに追加する。
図8は、モード#7におけるSOC判定処理のフローチャートである。電源制御部107は、S20で、CCVを測定し、S21で、サーミスタ202により温度を測定する。なお、モード#7におけるIbの値は、予め電源制御部107に格納されている。電源制御部107は、S21で測定した温度との差が閾値未満であるデータがリストに存在するかをS22で判定する。リストに存在すると、電源制御部107は、S23で、まず、リストのデータと、S20で測定したCCVと、予め格納されているモード#7におけるIb(Ib7)の値に基づき、式(4)に従い内部抵抗Rを求める。そして、電源制御部107は、記憶している正規化抵抗Rnomを、求めた内部抵抗Rから換算した値に更新する。なお、S21で測定した温度との差が閾値以内である複数のデータがリストに存在する場合、電源制御部107は、S21で測定した温度に最も近い温度のデータを使用する。さらに、S21で測定した温度に最も近い温度のデータが2つ(正側及び負側)あると、電源制御部107は、任意の選択基準で1つを選択して使用する。S23で正規化抵抗Rnomの値を求めると、電源制御部107は、S24で、S23で求めた正規化抵抗Rnomの値と内部抵抗の温度特性に基づき、S21で測定した温度における内部抵抗Rの値を判定する。一方、S22において、S21で測定した温度との差が閾値以内であるデータがリストに存在しないと、電源制御部107は、記憶している正規化抵抗Rnomの値と内部抵抗の温度特性に基づき、S21で測定した温度における内部抵抗Rの値を判定する。その後、電源制御部107は、S25で、式(1)又は式(2)によりOCVを判定する。続いて、電源制御部107は、S26で、判定したOCVに基づきSOCを判定する。
なお、モード#1及びモード#2におけるSOC判定処理は、基本的に図6に示すモード#3におけるフローチャートと同様である。但し、S16は実行しない。また、モード#4〜#6、#8及び#9におけるSOC判定処理は、基本的に図8に示すモード#7におけるフローチャートと同様である。但し、S22及びS23は省略され、S24では、記憶している正規化抵抗Rnomの値と内部抵抗の温度特性に基づき、S21で測定した温度における内部抵抗Rの値を判定する。
以上、本実施形態では、内部抵抗値を更新することで精度良くSOCを判定することができる。また、電池201に流れる電流の測定回路を設けないため、低コストでSOCを判定することができる。
<第二実施形態>
第一実施形態では、モード#3及びモード#7でのCCV及びIbに基づき電池201の内部抵抗Rの値を判定した。しかしながら、モード#7の状態がほとんど起きない場合、内部抵抗Rが更新されず、式(1)又は式(2)で使用する内部抵抗Rの精度が劣化する。よって、SOCの判定精度も劣化し得る。ここで、モード#1におけるIbは、推定精度の高いモード#3におけるIb及びモード#7におけるIbの和にほぼ等しいため、同じく推定精度が高い。したがって、本実施形態では、モード#7に代えてモード#1を使用する。
以上、本実施形態では、モード#7の状態がほとんど起きない場合においても精度よくSOCを判定することができる。なお、モード#4を使用することも可能である。
<第三実施形態>
第一実施形態では、式(4)に基づき内部抵抗Rを判定した。本実施形態は、内部抵抗Rの判定方法が第一実施形態とは異なる。以下、本実施形態における内部抵抗Rの判定方法について説明する。図9(A)は、モード#3における測定開始時の電池201の両極間電圧波形を示している。ここで、ΔVsは、センサ部108による測色開始前後、例えば、白色LED303の発光前と発光後の電池201の両極間電圧差である。電源制御部107は、充電を行っていない状態において、センサ部108による測色を開始する際、つまり、モード#3に遷移した際、測色開始前後の電圧差ΔVsを測定する。また、電源制御部107は、測色開始により第二コンバータ106に流れる電流の変化量ΔIsを以下の式(5)により求める。
ΔIs=Ie×η (5)
そして、電源制御部107は、内部抵抗R3を以下の式(6)で求める。なお、Ie及びηは、式(3)で説明した通りである。電源制御部107は、第二コンバータ106への電力供給の開始後、センサ部108より電流値Ieを取得する。
R3=ΔVs/ΔIs (6)
電源制御部107は、式(6)で求めた内部抵抗R3を、基準温度における値に換算し、これを正規化抵抗R3nomとして記憶する。
図9(B)は、モード#7における充電開始時の電池201の両極間電圧波形を示している。ここで、ΔVcは、第二コンバータ106への電力供給を行っていないときに定電流充電を開始する際、つまり、モード#7に遷移した際の充電開始前後の電池201の両極間電圧差である。電源制御部107は、モード#7となって定電流充電を開始する際、電圧差ΔVcを測定する。そして、電源制御部107は、内部抵抗R7を以下の式(7)で求める。
R7=ΔVc/ΔIc (7)
なお、ΔIcは、定電流充電を開始することにより増加する電流の値、つまり、定電流充電における充電電流値である。充電電流値は、充電制御部103が決定する値であり、電源制御部107は、充電制御部103からΔIcを取得することができる。電源制御部107は、式(7)で求めた内部抵抗R7を、基準温度での値に換算し、これを正規化抵抗R7nomとして記憶する。
また、電源制御部107は、R3nom及びR7nomの少なくとも1つを更新すると、R0nomを以下の式(8)で更新する。
R0nom=(R3nom+R7nom)/2 (8)
例えば、OCVを判定する際、総てのモードにおいてR0nomを使用する構成とすることができる。また、OCVの判定の際、モード#3、#6、#9ではR3nomを使用し、その他のモードでは、R7nomを使用する構成とすることもできる。
以上、本実施形態でも、内部抵抗値を判定することで、精度良くSOCを判定することができる。また、電池201に流れる電流の測定回路を設けないため、低コストでSOCを判定することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
106:第二コンバータ、108:センサ部、107:電源制御部、103:充電制御部

Claims (16)

  1. 二次電池により駆動される電池駆動装置であって、
    前記二次電池からの電力に基づき所定の処理を実行する処理手段と、
    前記二次電池の閉回路電圧値を測定する測定手段と、
    前記二次電池の充電制御と、前記処理手段の制御と、を行う制御手段と、
    前記二次電池の内部抵抗値を保持する保持手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記測定手段が測定した電圧値と、前記二次電池の電流値と、前記内部抵抗値に基づき前記二次電池の開回路電圧値を判定し、判定した前記開回路電圧値に基づき前記二次電池の充電率を判定し、
    前記制御手段は、前記二次電池を定電流充電しているときに前記測定手段が測定した第1電圧値と、第1電流値と、前記二次電池の充電を行わず、かつ、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給しているときに前記測定手段が測定した第2電圧値と、第2電流値と、に基づき前記内部抵抗値を更新することを特徴とする電池駆動装置。
  2. 前記第1電圧値は、前記二次電池を定電流充電し、かつ、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給していないときに前記測定手段が測定した電圧値であることを特徴とする請求項1に記載の電池駆動装置。
  3. 前記第1電流値は、固定値であることを特徴とする請求項2に記載の電池駆動装置。
  4. 前記第1電圧値は、前記二次電池を定電流充電し、かつ、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給しているときに前記測定手段が測定した電圧値であることを特徴とする請求項1に記載の電池駆動装置。
  5. 前記第1電流値は、第1所定値に前記処理手段から通知される電流値に基づく加算値を加えた値であることを特徴とする請求項4に記載の電池駆動装置。
  6. 前記第2電流値は、第2所定値に前記処理手段から通知される電流値に基づく加算値を加えた値であることを特徴とする請求項5に記載の電池駆動装置。
  7. 前記加算値は、前記処理手段から通知される電流値に前記処理手段の効率を乗じた値であることを特徴とする請求項5又は6に記載の電池駆動装置。
  8. 前記制御手段は、前記二次電池の充電を行わず、かつ、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給しているときに前記二次電池の第1温度を測定し、前記第1温度に関連付けて前記第2電圧値及び前記第2電流値をリストに記録し、
    前記制御手段は、前記二次電池を定電流充電しているときに前記二次電池の第2温度を測定し、前記リストに記録された第1温度のうち、前記第2温度との差が所定値より小さい第1温度に関連付けられた前記第2電圧値及び前記第2電流値を使用して前記内部抵抗値を更新することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電池駆動装置。
  9. 二次電池により駆動される電池駆動装置であって、
    前記二次電池からの電力に基づき所定の処理を実行する処理手段と、
    前記二次電池の閉回路電圧値を測定する測定手段と、
    前記二次電池の充電制御と、前記処理手段の制御と、を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記処理手段に前記二次電池から電力を供給していないときに前記二次電池の定電流充電を開始すると、前記定電流充電の開始前後において前記二次電池に流れる電流の第1変化量と、前記定電流充電の開始前後において前記測定手段が測定した電圧の第2変化量と、に基づき前記二次電池の内部抵抗値を判定し、
    前記二次電池を充電している間において前記二次電池の充電率を判定する場合、前記測定手段が測定した電圧値と、前記二次電池の電流値と、前記内部抵抗値に基づき前記二次電池の開回路電圧値を判定し、前記開回路電圧値に基づき前記二次電池の充電率を判定することを特徴とする電池駆動装置。
  10. 二次電池により駆動される電池駆動装置であって、
    前記二次電池からの電力に基づき所定の処理を実行する処理手段と、
    前記二次電池の閉回路電圧値を測定する測定手段と、
    前記二次電池の充電制御と、前記処理手段の制御と、を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記二次電池の充電を行っていないときに前記二次電池から前記処理手段への電力供給を開始すると、前記処理手段への電力供給の開始前後において前記二次電池に流れる電流の第3変化量と、前記処理手段への電力供給の開始前後において前記測定手段が測定した電圧の第4変化量と、に基づき前記二次電池の内部抵抗値を判定し、
    前記二次電池を充電していない間において前記二次電池の充電率を判定する場合、前記測定手段が測定した電圧値と、前記二次電池の電流値と、前記内部抵抗値に基づき前記二次電池の開回路電圧値を判定し、前記開回路電圧値に基づき前記二次電池の充電率を判定することを特徴とする電池駆動装置。
  11. 二次電池により駆動される電池駆動装置であって、
    前記二次電池からの電力に基づき所定の処理を実行する処理手段と、
    前記二次電池の閉回路電圧値を測定する測定手段と、
    前記二次電池の充電制御と、前記処理手段の制御と、を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記処理手段に前記二次電池から電力を供給していないときに前記二次電池の定電流充電を開始すると、前記定電流充電の開始前後において前記二次電池に流れる電流の第1変化量と、前記定電流充電の開始前後において前記測定手段が測定した電圧の第2変化量と、に基づき第1抵抗値を判定し、前記二次電池の充電を行っていないときに前記二次電池から前記処理手段への電力供給を開始すると、前記処理手段への電力供給の開始前後において前記二次電池に流れる電流の第3変化量と、前記処理手段への電力供給の開始前後において前記測定手段が測定した電圧の第4変化量と、に基づき第2抵抗値を判定し、前記第1抵抗値と前記第2抵抗値に基づき前記二次電池の内部抵抗値を判定し、
    前記二次電池の充電率を判定する場合、前記測定手段が測定した電圧値と、前記二次電池の電流値と、前記内部抵抗値に基づき前記二次電池の開回路電圧値を判定し、前記開回路電圧値に基づき前記二次電池の充電率を判定することを特徴とする電池駆動装置。
  12. 前記第1変化量は、前記定電流充電における充電電流値であることを特徴とする請求項9又は11に記載の電池駆動装置。
  13. 前記第3変化量は、前記処理手段への電力供給の開始後に前記処理手段から通知される電流値に基づく値であることを特徴とする請求項10又は11に記載の電池駆動装置。
  14. 前記制御手段は、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給していないときには、前記二次電池の電流値として所定の値を使用して前記開回路電圧値を判定し、前記処理手段に前記二次電池から電力を供給しているときには、所定の値に前記処理手段から通知される電流値に基づく加算値を加えた値を前記二次電池の電流値として使用して前記開回路電圧値を判定することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の電池駆動装置。
  15. 前記処理手段は、発光手段を含むセンサ手段を有し、
    前記処理手段から通知される電流値は、前記発光手段を発光させるために前記発光手段に流す電流値であることを特徴とする請求項5、6、13及び14のいずれか1項に記載の電池駆動装置。
  16. 前記所定の処理は測色処理であることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の電池駆動装置。
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