JP4694005B2 - Aqueous dispersion of crosslinked silicone particles - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は架橋シリコーン粒子の水系分散液に関し、詳しくは、化粧料や塗料等への配合性、および得られる化粧料や塗料等の配合物中での架橋シリコーン粒子の分散性が良好であり、この架橋シリコーン粒子の配合による効果を十分に発揮することができる架橋シリコーン粒子の水系分散液に関する。
【0002】
【従来の技術】
架橋シリコーン粒子、界面活性剤、および水からなる架橋シリコーン粒子の水系分散液は公知であり、例えば、特開昭63−309565号公報や特開平11−140191号公報により提案されており、特開平5−9409号公報には、この水系分散液を水性塗料組成物に添加して、塗膜に艶消し性を付与することや、また、特開平10−139624号公報や特開平10−175816号公報には、この水系分散液を水性化粧料に添加して、化粧料の使用感を向上させることが提案されている。これらの水系分散液において、界面活性剤として、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、あるいはこれらの混合物を用いることが提案されているが、一般には、非イオン性界面活性剤が用いられている。
【0003】
しかし、これらの水系分散液は、化粧料や塗料等への配合性、および得られる化粧料や塗料等の配合物中での架橋シリコーン粒子の分散性が十分満足できるものではなく、この架橋シリコーン粒子の配合による効果を十分に発揮できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは上記の課題を解決するため鋭意検討した結果、架橋シリコーン粒子の水系分散液の界面活性剤において公知である両イオン性界面活性剤として、特に、炭素数11〜17のアルキル基を含有する両イオン性界面活性剤を用いれば、上記の課題を解決できることを見出して本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、化粧料や塗料等への配合性、および得られる化粧料や塗料等の配合物中での架橋シリコーン粒子の分散性が良好であり、この架橋シリコーン粒子の配合による効果を十分に発揮することができる架橋シリコーン粒子の水系分散液を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(A)平均粒径が0.1〜500μmである架橋シリコーン粒子、(B)炭素数11〜17のアルキル基を含有する両イオン性界面活性剤、および(C)水から少なくともなる架橋シリコーン粒子の水系分散液に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の架橋シリコーン粒子の水系分散液を詳細に説明する。
(A)成分の架橋シリコーン粒子は、その平均粒径が0.1〜500μmの範囲内であり、好ましくは0.1〜100μmの範囲内であり、より好ましくは0.1〜50μmの範囲内であり、特に好ましくは0.5〜50μmの範囲内であることを特徴とする。これは、平均粒径が上記範囲の下限未満である架橋シリコーン粒子を調製することが困難であるからであり、一方、平均粒径が上記範囲の上限をこえる架橋シリコーン粒子は化粧料や塗料等への配合性が低下したり、得られる化粧料や塗料等の配合物中での分散性が低下する恐れがあるからである。この架橋シリコーン粒子の形状としては、球状、偏平形状、不定形状が例示され、好ましくは球状である。
【0007】
また、この架橋シリコーン粒子は、この粒子の架橋に関与していないオイルを含有してもよい。このオイルは液状であり、25℃における粘度が100,000mm2/s以下であることが好ましく、さらには50,000mm2/s以下であることが好ましく、特には10,000mm2/s以下であることが好ましい。このオイルとしては、シリコーンオイル、有機オイルが例示され、架橋シリコーン粒子との親和性が優れることから、好ましくはシリコーンオイルである。このシリコーンオイルとしては、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、環状、分岐鎖状等の分子構造を有するシリコーンオイルが挙げられ、具体的には、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、これらのシリコーンオイル中のメチル基の一部を、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル基、または3,3,3−トリフルオロプロピル基等で置換したシリコーンオイル、およびこれらのシリコーンオイルの混合物が挙げられる。
【0008】
また、この有機オイルとしては、例えば、流動パラフィン、イソパラフィン、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、アボガド油、アルモンド油、オリブ油、カカオ油、ホホバ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、スクワラン、パーシック油、ヒマシ油、ミンク油、綿実油、ヤシ油、卵黄油、牛脂、豚脂、ポリプロピレングリコールモノオレート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、イソステアリン酸トリグリセライド、椰子油脂肪酸トリグリセライド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテルが挙げられる。
【0009】
この架橋シリコーン粒子中のオイルの含有量は限定されないが、好ましくは80重量%以下であり、特に好ましくは50重量%以下である。これは、オイルの含有量が上記範囲の上限をこえる架橋シリコーン粒子を調製することが困難なためである。
【0010】
本発明の水系分散液において、(A)成分の含有量は限定されないが、この水系分散液中の25〜80重量%の範囲内であることが好ましい。これは、(A)成分の含有量が上記範囲の下限未満であると、水系分散液の用途が限定される恐れがあるからであり、一方、上記範囲の上限をこえると、水系分散液の取扱作業性が低下して、化粧料や塗料等への配合性が低下する恐れがあるからである。
【0011】
(B)成分の両イオン性界面活性剤は、本発明の水系分散液の化粧料や塗料等への配合性を向上させ、得られる化粧料や塗料等の配合物中での架橋シリコーン粒子の分散性を向上させるための成分である。この両イオン性界面活性剤は炭素数11〜17のアルキル基を含有し、好ましくは、炭素数11〜15のアルキル基を含有することを特徴とする。これは、アルキル基の炭素数が上記範囲の範囲外である、得られる水系分散液の安定性が低下する恐れがあるからである。また、後記する水系分散液の調製方法においても、アルキル基の炭素数が上記範囲の下限以下であると架橋性シリコーン組成物を十分に乳化できなくなる傾向があるからであり、また、上記範囲の上限を超えると、水に対する溶解性が乏しくなり、架橋性シリコーン組成物を十分に乳化できなくなる傾向があるからである。このような両イオン性界面活性剤としては、例えば、ベタイン、スルフォベタイン、サルフェートベタイン、イミダゾリニウムベタイン等のベタイン型;レシチン等のリン脂質型;アミノ酸型;アミンオキサイド型のものが挙げられ、特に、ベタイン型のものが好ましい。このようなベタイン型両イオン性界面活性剤としては、例えば、一般式:
【化1】

Figure 0004694005
で示されるN,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、一般式:
【化2】
Figure 0004694005
で示されるN,N,N−トリアルキル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイン、一般式:
【化3】
Figure 0004694005
で示される脂肪酸アミドプロピルジメチル酢酸ベタイン、一般式:
【化4】
Figure 0004694005
で示される2−アルキル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイが挙げられる。なお、上式中のRは炭素数11〜17のアルキル基であり、好ましくは炭素数11〜15のアルキル基である。また、上式中のR'は炭素数17以下のアルキル基であり、好ましくは炭素数15以下のアルキル基である。また、上式中のR"は炭素数17以下のアルキル基であり、好ましくは炭素数15以下のアルキル基である。また、上式中のnは1以上の整数である。このような両イオン性界面活性剤は、例えば、花王株式会社のアンヒトール(20BS、20N、20AB、24B、55AB、20HD)、三洋化成工業株式会社のレボン(2000L、2000HG、LD−36、101−H)、ビューライト(LCA、LCA−30D、ECA、LCA−H、A−5000、ESS)、日本サーファクタント工業株式会社のAM−301として入手可能である。
【0012】
本発明の水系分散液において、(B)成分の含有量は限定されないが、この水系分散液中の0.001〜20重量%の範囲内であることが好ましく、特には、0.01〜10重量%の範囲内であることが好ましい。これは、(B)成分の含有量が上記範囲の下限未満であると、水系分散液の化粧料や塗料等への配合性が低下したり、得られる化粧料や塗料等の配合物中での架橋シリコーン粒子の分散性が低下する恐れがあるからであり、一方、上記範囲の上限をこえると、水系分散液の用途が限定される恐れがあるからである。
【0013】
(C)成分の水は(A)成分の分散媒であり、純水、イオン交換水等を用いることができる。本発明の水系分散液は、(A)成分、(B)成分、および(C)成分から少なくともなるが、その他任意の成分として、アルコール、水溶性高分子等を含有してもよい。このアルコールとしては、エタノール、イソプロパノール、ターシャリブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールが例示され、この水溶性高分子としては、メチルセルロース誘導体、キサンタンガム、グアガムが例示される。
【0014】
このような本発明の水系分散液を調製する方法は限定されず、例えば、(B)成分、(C)成分、およびその他の成分からなる水溶液中に架橋性シリコーン組成物を乳化状態で架橋する方法が挙げられる。この架橋性シリコーン組成物としては、例えば、ヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物、縮合反応架橋性シリコーン組成物、有機過酸化物架橋性シリコーン組成物、紫外線架橋性シリコーン組成物が挙げられ、特に、ヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物、縮合反応架橋性シリコーン組成物が好ましい。
【0015】
このヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物としては、一分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するオルガノポリシロキサン、および白金系触媒から少なくともなるものが例示される。
【0016】
また、この縮合反応架橋性シリコーン組成物としては、一分子中に少なくとも2個のシラノール基またはケイ素原子に結合するアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を有するオルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子に結合するアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を有するシランもしくはシロキサン、および有機錫化合物、有機チタン化合物等の縮合反応触媒から少なくともなるものが例示される。特に、この縮合反応架橋性シリコーン組成物としては、一分子中に少なくとも2個のシラノール基を有するオルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子に結合するアルコキシ基を有するシランもしくはシロキサン、および縮合反応触媒からなる脱アルコール縮合反応架橋性シリコーン組成物であることが好ましい。
【0017】
本発明の水系分散液を調製する際、架橋性シリコーン組成物中に、この架橋反応に関与しないオイルを含有させてもよい。このオイルとしては上記と同様のものが例示される。
【0018】
本発明の水系分散液を調製する際、架橋性シリコーン組成物の添加量は限定されないが、上記と同様の理由から、本発明の水系分散液の架橋シリコーン粒子の含有量が25〜80重量%の範囲内となる量添加することが好ましい。また、この際、(B)成分、(C)成分、およびその他の成分からなる水溶液中で上記の架橋性シリコーン組成物を一括して添加してもよく、また、架橋のための触媒を除く上記の架橋性シリコーン組成物を添加した後、前記触媒を添加してもよい。触媒を後から添加する場合、この触媒を界面活性剤水溶液中に乳化して添加してもよい。触媒を界面活性剤により乳化する場合、この界面活性剤として、上記(B)成分と同様の両イオン性界面活性剤を用いることが好ましいが、得られる水系分散液中の含有量が少なければ、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、またはカチオン性界面活性剤を用いてもよい。
【0019】
【実施例】
本発明の架橋シリコーン粒子の水系分散液を実施例により詳細に説明する。
なお、粘度は25℃における値である。また、架橋シリコーン粒子の硬度、形状、および平均粒径を次のようにして求めた。
【0020】
[架橋シリコーン粒子の硬度]
縮合反応架橋性シリコーン組成物については、触媒を配合した縮合反応架橋性シリコーン組成物を25℃で約1週間放置することにより架橋させて、厚さ約1mmの架橋シリコーンシートを作成し、このシートのJIS A硬度をウォーレス微小硬度計(H.W.Wallace社製)により測定した。
また、ヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物については、触媒を配合したヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物を100℃のオーブン中で1時間加熱して架橋させて、厚さ6mmの架橋シリコーンシートを作成し、このシートのJIS A硬度をJIS K 6253に規定のタイプAデュロメータにより測定した。
【0021】
[架橋シリコーン粒子の形状]
架橋シリコーン粒子の水系分散液から水を除去して得られた架橋シリコーン粒子の形状を電子顕微鏡により確認した。
【0022】
[架橋シリコーン粒子の平均粒径]
架橋シリコーン粒子の水系分散液をレーザー回折式粒度分布測定装置(株式会社堀場製作所製のLA−500)により測定して、得られたメジアン径(累積分布の50%に相当する粒径、50%粒径)を平均粒径とした。
【0023】
[実施例1]
約20mm2/sの環状ジメチルポリシロキサン混合物を2.5重量%含有する400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体5.2重量部(前記のジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するこの共重合体中のケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、式:
【化5】
Figure 0004694005
で示されるラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール24B)3.8重量部および純水27.2重量部からなる水溶液中に乳化してシリコーン組成物の水性エマルジョンを調製した。
【0024】
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)0.01重量部からなる水溶液中に均一に攪拌して、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水性エマルジョンを調製した。
【0025】
次に、上記シリコーン組成物の水性エマルジョンに上記白金触媒の水性エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この架橋シリコーン粒子の特性を表1に示した。
【0026】
[実施例2]
約20mm2/sの環状ジメチルポリシロキサン混合物を2.5重量%含有する400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体5.2重量部(前記のジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するこの共重合体中のケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、式:
【化6】
Figure 0004694005
で示されるラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール24B)19.2重量部および純水15.8重量部からなる水溶液中に乳化してシリコーン組成物の水性エマルジョンを調製した。
【0027】
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)0.01重量部からなる水溶液中に均一に分散させて、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水性エマルジョンを調製した。
【0028】
次に、上記シリコーン組成物の水性エマルジョンに上記白金触媒の水性エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この架橋シリコーン粒子の特性を表1に示した。
【0029】
[実施例3]
約20mm2/sの環状ジメチルポリシロキサン混合物を2.5重量%含有する400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体5.2重量部(前記のジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するこの共重合体中のケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、式:
【化7】
Figure 0004694005
(式中、RはC1123−が主成分であり、次いで、C1327−からなる混合物である。)
で示されるヤシ油アミドプロピルジメチル酢酸ベタインの30重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール55AB)6.7重量部および純水25.3重量部からなる水溶液中に乳化してシリコーン組成物の水性エマルジョンを調製した。
【0030】
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)0.01重量部からなる水溶液中に均一に分散させて、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水性エマルジョンを調製した。
【0031】
次に、上記シリコーン組成物の水性エマルジョンに上記白金触媒の水性エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応より架橋して架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この架橋シリコーン粒子の特性を表1に示した。
【0032】
[実施例4]
実施例1において、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液の代わりに、式:
【化8】
Figure 0004694005
で示される2−ウンデシル−1−カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインの25重量%水溶液(三洋化成工業株式会社製のレボン101−H)を用いた以外は実施例1と同様にして架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この分散液を200メッシュ濾過したところ、メッシュオンは架橋シリコーン粒子に対して0.1重量%以下であった。この架橋シリコーン粒子の特性を表1に示した。
【0033】
[比較例1]
実施例1において、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液の代わりに、式:
【化9】
Figure 0004694005
で示されるステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール86B)を用いた以外は実施例1と同様にしたが、シリコーン組成物の架橋の途中でエマルジョンが破壊して皮膜状の架橋シリコーンが得られた。
【0034】
[比較例2]
実施例1において、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液の代わりにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)の26重量%水溶液を用いた以外は実施例1と同様にして架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この水系分散液を200メッシュ濾過したところ、メッシュオンは架橋シリコーン粒子に対して0.1重量%以下であった。この架橋シリコーン粒子の特性を表1に示した。
【0035】
【表1】
Figure 0004694005
【0036】
[実施例5]
分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチルシロキサン単位の繰り返し結合数は平均11である。)84.7重量部、エチルポリシリケート10.5重量部、およびγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン4.8重量部を均一に混合した後、コロイドミルにより、式:
【化10】
Figure 0004694005
(式中、RはC1123−が主成分であり、次いで、C1327−からなる混合物である。)
で示されるヤシ油アミドプロピルジメチル酢酸ベタインの30重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール55AB)7.0重量部および純水23重量部からなる水溶液中に乳化し、さらに純水27重量部で希釈してシリコーン組成物の水性エマルジョンを調製した。
【0037】
また、オクチル酸錫1重量部を、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)0.2重量部および純水8.8重量部からなる水溶液中に均一に分散させて、平均粒径が約1.2μmである錫触媒の水性エマルジョンを調製した。
【0038】
次に、上記シリコーン組成物の水性エマルジョンに上記錫触媒の水性エマルジョンを加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物を脱アルコール縮合反応により架橋して架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この架橋シリコーン粒子の特性を表2に示した。
【0039】
[実施例6]
分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチルシロキサン単位の繰り返し結合数は平均11である。)84.7重量部、エチルポリシリケート10.5重量部、およびγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン4.8重量部を均一に混合した後、コロイドミルにより、式:
【化11】
Figure 0004694005
で示されるラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール24B)4重量部および純水27重量部からなる水溶液中に乳化し、さらに純水68重量部で希釈してシリコーン組成物の水性エマルジョンを調製した。
【0040】
次に、上記シリコーン組成物の水性エマルジョンにオクチル酸錫1重量部を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物を脱アルコール縮合反応により架橋して架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この架橋シリコーン粒子の特性を表2に示した。
【0041】
[比較例3]
実施例において、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液の代わりに、式:
【化12】
Figure 0004694005
で示されるステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液(花王株式会社製のアンヒトール86B)を用いた以外は実施例と同様にしたが、シリコーン組成物の架橋の途中でエマルジョンが破壊して皮膜状の架橋シリコーンが得られた。
【0042】
[比較例4]
実施例において、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインの26重量%水溶液の代わりにポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(HLB=13.1)の26重量%水溶液を用いた以外は実施例と同様にして架橋シリコーン粒子の水系分散液を調製した。この架橋シリコーン粒子の特性を表2に示した。
【0043】
【表2】
Figure 0004694005
【0044】
[応用例1、2、比較応用例1]
化粧料への配合性、および得られる化粧料の安定性を評価するため、市販のシャンプー組成物(株式会社大島椿本舗製のリンスのいらない<植物油>石鹸シャンプー)100重量部に、実施例1、実施例3、または比較例2で調製した架橋シリコーン粒子の水系分散液各々4重量部を配合して50回振とう攪拌することによりシャンプー組成物を調製した。このシャンプー組成物について、付着量、毛髪の感触、泡立ち性、および安定性を次のように評価して、それらの結果を表3に示した。
【0045】
[付着量]
平形2枚羽根翼付きのビーカーに、シャンプー組成物100gおよび水400gからなる水溶液中に毛髪束5gを入れ、回転数100rpmで5分間撹拌した後、シャンプー液を除き、500gの水で回転数100rpmで3分間攪拌する水洗を3回行ない、毛髪より水を除き、ドライヤーで熱風乾燥して重量を測定して、乾燥重量から試験前重量を差し引いた値を付着量とした。
[毛髪の感触]
付着量測定後の毛髪について、外観および触感を評価した。
【0046】
[泡立ち性]
1リットルのビーカーに調製したシャンプー組成物の1%水溶液500mlを入れ、これに人工汚れとしてのラノリン2.5gを配合し、40℃に加温後、平形撹拌翼にて1000rpmで10秒間毎反転撹拌を5分間実施し、撹拌終了後1リットルのメスシリンダーに移して、30秒放置後の泡体積を測定した。
【0047】
[安定性]
シャンプー組成物100gをガラスビンに採取して、45℃の恒温槽に10日間静置した。シャンプー組成物の外観を観察して、分離がない場合を「○」、また分離がある場合を「×」として評価した。
【0048】
【表3】
Figure 0004694005
【0049】
[応用例3、4、比較応用例2]
架橋シリコーン粒子の水系分散液の塗料への配合性、および得られる塗料中で架橋シリコーン粒子の分散性を評価するため、市販の水性ウレタン樹脂塗料(株式会社カンペハピオ製の水性ウレタンワニス透明)または市販の水性アクリル樹脂塗料(株式会社カンペハピオ製ハピオカラー水性つやあり1回塗り空色)10重量部に、実施例5、実施例6、または比較例4で調製した架橋シリコーン粒子の水系分散液各々3重量部を配合し、50回シェイクして水性塗料を調製した。このようにして調製された水性塗料について、親和性、および耐擦傷性を次のように評価して、それらの結果を表4に示した。
【0050】
[塗膜中の架橋シリコーン粒子の親和性]
水性塗料をPETフィルム上に塗布した後、100℃で10分間乾燥して、厚さ約15μmの塗膜を形成した。この塗膜を光学顕微鏡で1000倍に拡大して、塗膜上に飛び出した架橋シリコーン粒子の存在や、塗膜のピンホール(架橋シリコーン粒子が飛び出した穴)の有無を観察して、飛び出した架橋シリコーン粒子やピンホールがない場合を「○」、飛び出した架橋シリコーン粒子やピンホールがある場合を「×」として評価した。
【0051】
[塗膜の耐擦傷性]
水性塗料をPETフィルム上に塗布した後、100℃で10分間乾燥して、厚さ約15μmの塗膜を形成した。この塗膜を爪やPP樹脂性のボールペンのキャップで5回擦った後の塗膜表面の傷を目視により確認して、次のように評価した。
◎:爪やキャップでは塗膜に傷がつかない
○:爪で傷がつかないが、キャップでは傷がつく
△:爪やキャップで塗膜に薄く傷がつく
×:爪で擦ったままの大きな傷がつく
【0052】
【表4】
Figure 0004694005
【0053】
【発明の効果】
本発明の架橋シリコーン粒子の水系分散液は、化粧料や塗料等への配合性、および得られる化粧料や塗料等の配合物中での架橋シリコーン粒子の分散性が良好であり、この架橋シリコーン粒子の配合による効果を十分に発揮することができるという特徴がある。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles, and in particular, has good compoundability in cosmetics and paints, and good dispersibility of the crosslinked silicone particles in the resulting composition such as cosmetics and paints, The present invention relates to an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles capable of sufficiently exhibiting the effect of blending the crosslinked silicone particles.
[0002]
[Prior art]
Aqueous dispersions of crosslinked silicone particles comprising crosslinked silicone particles, a surfactant, and water are known, and have been proposed, for example, in JP-A 63-309565 and JP-A 11-140191. In JP-A-5-9409, this aqueous dispersion is added to an aqueous coating composition to give matting properties to the coating film, and JP-A-10-139624 and JP-A-10-175816. In the gazette, it is proposed that this aqueous dispersion is added to an aqueous cosmetic to improve the feeling of use of the cosmetic. In these aqueous dispersions, it has been proposed to use a nonionic surfactant, an anionic surfactant, a cationic surfactant, an amphoteric surfactant, or a mixture thereof as the surfactant. However, in general, a nonionic surfactant is used.
[0003]
However, these water-based dispersions are not satisfactory in terms of blendability in cosmetics and paints, and dispersibility of the crosslinked silicone particles in the resulting cosmetic and paint blends. There was a problem that the effects of the blending of the particles could not be fully exhibited.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the inventors of the present invention are particularly well-known as zwitterionic surfactants in surfactants of aqueous dispersions of crosslinked silicone particles, in particular, alkyl groups having 11 to 17 carbon atoms. It has been found that the above-mentioned problems can be solved by using a zwitterionic surfactant containing, thereby reaching the present invention.
That is, the object of the present invention is that the compounding property in cosmetics and paints, and the dispersibility of the crosslinked silicone particles in the resulting composition such as cosmetics and paints are good. An object of the present invention is to provide an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles that can sufficiently exert its effect.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention comprises (A) a crosslinked silicone particle having an average particle diameter of 0.1 to 500 μm, (B) an amphoteric surfactant containing an alkyl group having 11 to 17 carbon atoms, and (C) at least from water. The present invention relates to an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The aqueous dispersion of the crosslinked silicone particles of the present invention will be described in detail.
The crosslinked silicone particles of component (A) have an average particle size in the range of 0.1 to 500 μm, preferably in the range of 0.1 to 100 μm, more preferably in the range of 0.1 to 50 μm. And particularly preferably within the range of 0.5 to 50 μm. This is because it is difficult to prepare crosslinked silicone particles having an average particle size less than the lower limit of the above range, whereas crosslinked silicone particles having an average particle size exceeding the upper limit of the above range are cosmetics, paints, etc. This is because there is a possibility that the compoundability in the composition may be deteriorated or the dispersibility in the obtained composition such as a cosmetic or paint may be decreased. Examples of the shape of the crosslinked silicone particles include a spherical shape, a flat shape, and an indefinite shape, and preferably a spherical shape.
[0007]
Further, the crosslinked silicone particles may contain an oil that is not involved in crosslinking of the particles. This oil is liquid and has a viscosity of 100,000 mm at 25 ° C. 2 / S or less, more preferably 50,000 mm 2 / S or less, particularly 10,000 mm 2 / S or less is preferable. Examples of this oil include silicone oil and organic oil, and silicone oil is preferred because of its excellent affinity with crosslinked silicone particles. Examples of the silicone oil include a silicone oil having a molecular structure such as a linear chain, a partially branched linear chain, a cyclic chain, a branched chain, and the like, and specifically, a trimethylsiloxy group blocked at both molecular chain terminals. Dimethylpolysiloxane, cyclic dimethylpolysiloxane, a part of methyl groups in these silicone oils, alkyl groups such as ethyl group, propyl group, butyl group, phenyl group, 3,3,3-trifluoropropyl group, etc. And a mixture of these silicone oils.
[0008]
Examples of the organic oil include liquid paraffin, isoparaffin, hexyl laurate, isopropyl myristate, myristyl myristate, cetyl myristate, 2-octyldodecyl myristate, isopropyl palmitate, 2-ethylhexyl palmitate, and stearic acid. Butyl, decyl oleate, 2-octyldodecyl oleate, myristyl lactate, cetyl lactate, lanolin acetate, stearyl alcohol, cetostearyl alcohol, oleyl alcohol, avocado oil, almond oil, olive oil, cacao oil, jojoba oil, sesame oil, sa Flower oil, soybean oil, camellia oil, squalane, persic oil, castor oil, mink oil, cottonseed oil, palm oil, egg yolk oil, beef tallow, lard, polypropylene glycol monooleate, neopentylglyco -2-ethylhexanoate, isostearic acid triglyceride, coconut oil fatty acid triglyceride, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxypropylene cetyl ether.
[0009]
The content of oil in the crosslinked silicone particles is not limited, but is preferably 80% by weight or less, and particularly preferably 50% by weight or less. This is because it is difficult to prepare crosslinked silicone particles in which the oil content exceeds the upper limit of the above range.
[0010]
In the aqueous dispersion of the present invention, the content of the component (A) is not limited, but is preferably in the range of 25 to 80% by weight in the aqueous dispersion. This is because if the content of the component (A) is less than the lower limit of the above range, the use of the aqueous dispersion may be limited. On the other hand, if the upper limit of the above range is exceeded, This is because the handling workability is lowered, and there is a possibility that the compounding property in cosmetics or paints may be lowered.
[0011]
Component (B), the zwitterionic surfactant, improves the compounding property of the aqueous dispersion of the present invention into cosmetics, paints, etc., and the crosslinked silicone particles in the resulting cosmetics, paints, etc. It is a component for improving dispersibility. This amphoteric surfactant contains an alkyl group having 11 to 17 carbon atoms, and preferably contains an alkyl group having 11 to 15 carbon atoms. This is because the stability of the resulting aqueous dispersion in which the number of carbon atoms of the alkyl group is outside the above range may be reduced. Also in the method for preparing an aqueous dispersion described later, if the number of carbon atoms of the alkyl group is below the lower limit of the above range, the crosslinkable silicone composition tends to be insufficiently emulsified. If the upper limit is exceeded, the solubility in water tends to be poor, and the crosslinkable silicone composition tends not to be sufficiently emulsified. Examples of such amphoteric surfactants include betaine types such as betaine, sulfobetaine, sulfate betaine, and imidazolinium betaine; phospholipid types such as lecithin; amino acid types; and amine oxide types. In particular, a betaine type is preferable. Examples of such betaine-type zwitterionic surfactants include:
[Chemical 1]
Figure 0004694005
N, N-dimethyl-N-alkyl-N-carboxymethylammonium betaine represented by the general formula:
[Chemical 2]
Figure 0004694005
N, N, N-trialkyl-N-sulfoalkylene ammonium betaine represented by the general formula:
[Chemical 3]
Figure 0004694005
Fatty acid amidopropyldimethylacetic acid betaine represented by the general formula:
[Formula 4]
Figure 0004694005
And 2-alkyl-1-carboxymethyl-1-hydroxyethylimidazolinium betai. In addition, R in the above formula is an alkyl group having 11 to 17 carbon atoms, and preferably an alkyl group having 11 to 15 carbon atoms. R ′ in the above formula is an alkyl group having 17 or less carbon atoms, preferably an alkyl group having 15 or less carbon atoms. R ″ in the above formula is an alkyl group having 17 or less carbon atoms, preferably an alkyl group having 15 or less carbon atoms. In the above formula, n is an integer of 1 or more. Examples of the ionic surfactant include Amhitor (20BS, 20N, 20AB, 24B, 55AB, 20HD) of Kao Corporation, Levon (2000L, 2000HG, LD-36, 101-H) of Sanyo Chemical Industries, Ltd., View Light (LCA, LCA-30D, ECA, LCA-H, A-5000, ESS), available as AM-301 of Nippon Surfactant Kogyo Co., Ltd.
[0012]
In the aqueous dispersion of the present invention, the content of the component (B) is not limited, but is preferably in the range of 0.001 to 20% by weight in the aqueous dispersion, and particularly 0.01 to 10%. It is preferable to be in the range of% by weight. This is because, when the content of the component (B) is less than the lower limit of the above range, the compounding property of the aqueous dispersion into cosmetics or paints is reduced, or in the obtained cosmetics or paints This is because the dispersibility of the crosslinked silicone particles may be lowered, and if the upper limit of the above range is exceeded, the use of the aqueous dispersion may be limited.
[0013]
The water of component (C) is a dispersion medium for component (A), and pure water, ion-exchanged water, or the like can be used. The aqueous dispersion of the present invention comprises at least a component (A), a component (B), and a component (C), but may contain alcohol, a water-soluble polymer, etc. as other optional components. Examples of the alcohol include ethanol, isopropanol, tertiary butanol, ethylene glycol, propylene glycol, and diethylene glycol. Examples of the water-soluble polymer include methyl cellulose derivatives, xanthan gum, and guar gum.
[0014]
The method for preparing such an aqueous dispersion of the present invention is not limited. For example, the crosslinkable silicone composition is crosslinked in an emulsified state in an aqueous solution comprising the component (B), the component (C), and other components. A method is mentioned. Examples of the crosslinkable silicone composition include hydrosilylation reaction crosslinkable silicone compositions, condensation reaction crosslinkable silicone compositions, organic peroxide crosslinkable silicone compositions, and ultraviolet crosslinkable silicone compositions. Hydrosilylation reaction crosslinkable silicone compositions and condensation reaction crosslinkable silicone compositions are preferred.
[0015]
The hydrosilylation reaction-crosslinking silicone composition includes an organopolysiloxane having at least two alkenyl groups in one molecule, an organopolysiloxane having at least two silicon-bonded hydrogen atoms in one molecule, and a platinum-based composition. What consists of a catalyst at least is illustrated.
[0016]
In addition, this condensation reaction crosslinkable silicone composition includes at least two silanol groups or organopolysiloxanes having hydrolyzable groups such as alkoxy groups, oxime groups, acetoxy groups, and aminoxy groups bonded to silicon atoms in one molecule. Condensation reaction of siloxanes, silanes or siloxanes having hydrolyzable groups such as alkoxy groups, oxime groups, acetoxy groups, aminoxy groups bonded to at least three silicon atoms in one molecule, and organic tin compounds, organic titanium compounds, etc. What consists of a catalyst at least is illustrated. In particular, the condensation reaction crosslinkable silicone composition includes an organopolysiloxane having at least two silanol groups in one molecule, a silane or siloxane having an alkoxy group bonded to at least three silicon atoms in one molecule, And a dealcoholization condensation reaction crosslinkable silicone composition comprising a condensation reaction catalyst.
[0017]
When preparing the aqueous dispersion of the present invention, the crosslinkable silicone composition may contain an oil that does not participate in the crosslinking reaction. Examples of this oil are the same as described above.
[0018]
When preparing the aqueous dispersion of the present invention, the addition amount of the crosslinkable silicone composition is not limited, but for the same reason as described above, the content of the crosslinked silicone particles of the aqueous dispersion of the present invention is 25 to 80% by weight. It is preferable to add an amount that falls within the range of At this time, the crosslinkable silicone composition may be added all at once in an aqueous solution comprising the component (B), the component (C), and other components, and the catalyst for crosslinking is excluded. The catalyst may be added after adding the crosslinkable silicone composition. When the catalyst is added later, this catalyst may be added after emulsification in an aqueous surfactant solution. When emulsifying the catalyst with a surfactant, it is preferable to use the same amphoteric surfactant as the component (B) as the surfactant, but if the content in the resulting aqueous dispersion is small, Nonionic surfactants, anionic surfactants, or cationic surfactants may be used.
[0019]
【Example】
The aqueous dispersion of the crosslinked silicone particles of the present invention will be described in detail with reference to examples.
The viscosity is a value at 25 ° C. Further, the hardness, shape, and average particle size of the crosslinked silicone particles were determined as follows.
[0020]
[Hardness of crosslinked silicone particles]
Regarding the condensation reaction crosslinkable silicone composition, the condensation reaction crosslinkable silicone composition blended with the catalyst is left to stand at 25 ° C. for about one week to form a crosslinked silicone sheet having a thickness of about 1 mm. The JIS A hardness was measured with a Wallace microhardness meter (manufactured by HW Wallace).
Moreover, about the hydrosilylation reaction crosslinkable silicone composition, the hydrosilylation reaction crosslinkable silicone composition which mix | blended the catalyst was heated in 100 degreeC oven for 1 hour, and was crosslinked, and the crosslinked silicone sheet of thickness 6mm was created. The JIS A hardness of this sheet was measured with a type A durometer as defined in JIS K 6253.
[0021]
[Shape of crosslinked silicone particles]
The shape of the crosslinked silicone particles obtained by removing water from the aqueous dispersion of the crosslinked silicone particles was confirmed by an electron microscope.
[0022]
[Average particle size of crosslinked silicone particles]
An aqueous dispersion of crosslinked silicone particles was measured with a laser diffraction particle size distribution analyzer (LA-500 manufactured by Horiba, Ltd.), and the resulting median diameter (particle diameter corresponding to 50% of cumulative distribution, 50%). Particle size) was defined as the average particle size.
[0023]
[Example 1]
About 20mm 2 400 mm containing 2.5% by weight of a cyclic dimethylpolysiloxane mixture of / s 2 / S molecular chain both ends dimethylvinylsiloxy group-blocked dimethylpolysiloxane 94.8 parts by weight and 50 mm 2 / S molecular chain terminal trimethylsiloxy group-blocked dimethylsiloxane / methylhydrogensiloxane copolymer 5.2 parts by weight (moles of silicon-bonded hydrogen atoms in the copolymer with respect to vinyl groups in the dimethylpolysiloxane) Ratio) is uniformly mixed) and then colloid milled to the formula:
[Chemical formula 5]
Figure 0004694005
An aqueous emulsion of a silicone composition is emulsified in an aqueous solution comprising 3.8 parts by weight of an aqueous solution of lauryldimethylaminoacetate betaine represented by the formula (Amphithol 24B manufactured by Kao Corporation) and 3.8 parts by weight and 27.2 parts by weight of pure water. Prepared.
[0024]
Further, 1 part by weight of a mixed solution of 1,3-divinyltetramethyldisiloxane of platinum and 1,3-divinyltetramethyldisiloxane complex and isopropyl alcohol was added to 27 parts by weight of ion-exchanged water and polyoxyethylene nonylphenyl ether (HLB). = 13.1) An aqueous emulsion of platinum catalyst having an average particle size of 0.3 µm was prepared by uniformly stirring in an aqueous solution consisting of 0.01 parts by weight.
[0025]
Next, an aqueous emulsion of the platinum catalyst (amount in which platinum metal is 5 ppm by weight with respect to the silicone composition) is added to the aqueous emulsion of the silicone composition and stirred uniformly, and then allowed to stand for 1 day. Thus, the silicone composition was crosslinked by a hydrosilylation reaction to prepare an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 1.
[0026]
[Example 2]
About 20mm 2 400 mm containing 2.5% by weight of a cyclic dimethylpolysiloxane mixture of / s 2 / S molecular chain both ends dimethylvinylsiloxy group-blocked dimethylpolysiloxane 94.8 parts by weight and 50 mm 2 / S molecular chain terminal trimethylsiloxy group-blocked dimethylsiloxane / methylhydrogensiloxane copolymer 5.2 parts by weight (moles of silicon-bonded hydrogen atoms in the copolymer with respect to vinyl groups in the dimethylpolysiloxane) Ratio) is uniformly mixed) and then colloid milled to the formula:
[Chemical 6]
Figure 0004694005
An aqueous emulsion of a silicone composition was emulsified in an aqueous solution consisting of 19.2 parts by weight of a lauryldimethylaminoacetic acid betaine solution (Amphithol 24B manufactured by Kao Corporation) and 15.8 parts by weight of pure water. Prepared.
[0027]
Further, 1 part by weight of a mixed solution of 1,3-divinyltetramethyldisiloxane of platinum and 1,3-divinyltetramethyldisiloxane complex and isopropyl alcohol was added to 27 parts by weight of ion-exchanged water and polyoxyethylene nonylphenyl ether (HLB). = 13.1) An aqueous emulsion of a platinum catalyst having an average particle size of 0.3 µm was prepared by uniformly dispersing in an aqueous solution of 0.01 parts by weight.
[0028]
Next, an aqueous emulsion of the platinum catalyst (amount in which platinum metal is 5 ppm by weight with respect to the silicone composition) is added to the aqueous emulsion of the silicone composition and stirred uniformly, and then allowed to stand for 1 day. Thus, the silicone composition was crosslinked by a hydrosilylation reaction to prepare an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 1.
[0029]
[Example 3]
About 20mm 2 400 mm containing 2.5% by weight of a cyclic dimethylpolysiloxane mixture of / s 2 / S molecular chain both ends dimethylvinylsiloxy group-blocked dimethylpolysiloxane 94.8 parts by weight and 50 mm 2 / S molecular chain terminal trimethylsiloxy group-capped dimethylsiloxane / methylhydrogensiloxane copolymer 5.2 parts by weight (moles of silicon-bonded hydrogen atoms in the copolymer with respect to vinyl groups in the dimethylpolysiloxane) Ratio) is uniformly mixed) and then colloid milled to the formula:
[Chemical 7]
Figure 0004694005
(Where R is C 11 H twenty three -Is the main component, then C 13 H 27 A mixture of )
An aqueous solution of a silicone composition emulsified in an aqueous solution consisting of 6.7 parts by weight of a coconut oil amidopropyldimethylacetate betaine represented by formula (Amphithol 55AB manufactured by Kao Corporation) and 25.3 parts by weight of pure water An emulsion was prepared.
[0030]
Further, 1 part by weight of a mixed solution of 1,3-divinyltetramethyldisiloxane of platinum and 1,3-divinyltetramethyldisiloxane complex and isopropyl alcohol was added to 27 parts by weight of ion-exchanged water and polyoxyethylene nonylphenyl ether (HLB). = 13.1) An aqueous emulsion of a platinum catalyst having an average particle size of 0.3 µm was prepared by uniformly dispersing in an aqueous solution of 0.01 parts by weight.
[0031]
Next, an aqueous emulsion of the platinum catalyst (amount in which platinum metal is 5 ppm by weight with respect to the silicone composition) is added to the aqueous emulsion of the silicone composition and stirred uniformly, and then allowed to stand for 1 day. Then, the silicone composition was crosslinked by hydrosilylation reaction to prepare an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 1.
[0032]
[Example 4]
In Example 1, instead of a 26 wt% aqueous solution of lauryldimethylaminoacetic acid betaine, the formula:
[Chemical 8]
Figure 0004694005
In the same manner as in Example 1 except that a 25% by weight aqueous solution of 2-undecyl-1-carboxymethyl-1-hydroxyethylimidazolinium betaine represented by (Levon 101-H manufactured by Sanyo Chemical Industries, Ltd.) was used. An aqueous dispersion of crosslinked silicone particles was prepared. When this dispersion was filtered through 200 meshes, the mesh-on content was 0.1% by weight or less based on the crosslinked silicone particles. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 1.
[0033]
[Comparative Example 1]
In Example 1, instead of a 26 wt% aqueous solution of lauryldimethylaminoacetic acid betaine, the formula:
[Chemical 9]
Figure 0004694005
In the same manner as in Example 1 except that a 26% by weight aqueous solution of stearyldimethylaminoacetic acid betaine (Ahtoal 86B manufactured by Kao Corporation) shown in FIG. A cross-linked silicone was obtained.
[0034]
[Comparative Example 2]
In Example 1, a crosslinked silicone was used in the same manner as in Example 1 except that a 26% by weight aqueous solution of polyoxyethylene nonylphenyl ether (HLB = 13.1) was used instead of the 26% by weight aqueous solution of lauryldimethylaminoacetic acid betaine. An aqueous dispersion of particles was prepared. When this aqueous dispersion was filtered through 200 mesh, the mesh-on was 0.1% by weight or less based on the crosslinked silicone particles. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 1.
[0035]
[Table 1]
Figure 0004694005
[0036]
[Example 5]
Dimethylpolysiloxane blocked with silanol groups at both ends of the molecular chain (the number of repeating bonds of dimethylsiloxane units is 11 on average) 84.7 parts by weight, 10.5 parts by weight of ethyl polysilicate, and γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane After uniformly mixing 4.8 parts by weight, the formula:
Embedded image
Figure 0004694005
(Where R is C 11 H twenty three -Is the main component, then C 13 H 27 A mixture of )
Emulsified in an aqueous solution consisting of 7.0 parts by weight of amidopropyl dimethylacetate betaine coconut oil (Amphitol 55AB manufactured by Kao Corporation) and 23 parts by weight of pure water, and 27 parts by weight of pure water. An aqueous emulsion of the silicone composition was prepared by dilution.
[0037]
Further, 1 part by weight of tin octylate is uniformly dispersed in an aqueous solution consisting of 0.2 part by weight of polyoxyethylene nonylphenyl ether (HLB = 13.1) and 8.8 parts by weight of pure water to obtain an average particle diameter. An aqueous emulsion of tin catalyst was prepared with a ˜1.2 μm.
[0038]
Next, the aqueous tin emulsion is added to the aqueous emulsion of the silicone composition and stirred uniformly, and then allowed to stand for 1 day to crosslink the silicone composition by a dealcoholization condensation reaction to form an aqueous system of crosslinked silicone particles. A dispersion was prepared. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 2.
[0039]
[Example 6]
Dimethylpolysiloxane blocked with silanol groups at both ends of the molecular chain (the number of repeating bonds of dimethylsiloxane units is 11 on average) 84.7 parts by weight, 10.5 parts by weight of ethyl polysilicate, and γ-methacryloxypropyltrimethoxysilane 4 After 8 parts by weight are uniformly mixed, the formula:
Embedded image
Figure 0004694005
Emulsified in an aqueous solution consisting of 4 parts by weight of a lauryl dimethylaminoacetate betaine solution (Amphithol 24B manufactured by Kao Corporation) and 27 parts by weight of pure water, and further diluted with 68 parts by weight of pure water to form silicone. An aqueous emulsion of the composition was prepared.
[0040]
Next, 1 part by weight of tin octylate is added to the aqueous emulsion of the silicone composition, and the mixture is stirred uniformly, and then allowed to stand for one day to crosslink the silicone composition by a dealcoholization condensation reaction to form an aqueous system of crosslinked silicone particles. A dispersion was prepared. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 2.
[0041]
[Comparative Example 3]
Example 6 In place of a 26% by weight aqueous solution of lauryldimethylaminoacetic acid betaine in the formula:
Embedded image
Figure 0004694005
Example 1 except that a 26% by weight aqueous solution of stearyldimethylaminoacetic acid betaine represented by the formula (Amphitol 86B manufactured by Kao Corporation) was used 6 The emulsion was broken during the crosslinking of the silicone composition, and a film-like crosslinked silicone was obtained.
[0042]
[Comparative Example 4]
Example 6 In Example 1, except that a 26 wt% aqueous solution of polyoxyethylene nonylphenyl ether (HLB = 13.1) was used instead of the 26 wt% aqueous solution of lauryldimethylaminoacetic acid betaine. 6 In the same manner, an aqueous dispersion of crosslinked silicone particles was prepared. The properties of the crosslinked silicone particles are shown in Table 2.
[0043]
[Table 2]
Figure 0004694005
[0044]
[Application Examples 1 and 2 and Comparative Application Example 1]
In order to evaluate the blendability into cosmetics and the stability of the resulting cosmetics, Example 1 was added to 100 parts by weight of a commercially available shampoo composition (Oshima Tsuji Honpo Co., Ltd. <vegetable oil> soap shampoo). A shampoo composition was prepared by blending 4 parts by weight of each of the aqueous dispersions of crosslinked silicone particles prepared in Example 3 or Comparative Example 2 and stirring 50 times. About this shampoo composition, the amount of adhesion, the feel of hair, foaming property, and stability were evaluated as follows, and the results are shown in Table 3.
[0045]
[Amount of deposition]
In a beaker with two flat blades, 5 g of hair bundle is put in an aqueous solution consisting of 100 g of shampoo composition and 400 g of water, stirred for 5 minutes at 100 rpm, the shampoo solution is removed, and 100 rpm with 500 g of water. After washing with water for 3 minutes, water was removed from the hair, dried with hot air using a dryer, and the weight was measured. The value obtained by subtracting the pre-test weight from the dry weight was defined as the adhesion amount.
[Hair feel]
The appearance and tactile sensation of the hair after the adhesion amount measurement were evaluated.
[0046]
[Foamability]
Put 500 ml of 1% aqueous solution of shampoo composition prepared in a 1 liter beaker, mix 2.5 g of lanolin as artificial soil, heat to 40 ° C, and invert every 10 seconds at 1000 rpm with a flat stirring blade. Stirring was carried out for 5 minutes, and after completion of stirring, the mixture was transferred to a 1 liter graduated cylinder, and the foam volume after standing for 30 seconds was measured.
[0047]
[Stability]
100 g of the shampoo composition was collected in a glass bottle and allowed to stand in a 45 ° C. constant temperature bath for 10 days. When the appearance of the shampoo composition was observed, the case where there was no separation was evaluated as “◯”, and the case where there was separation was evaluated as “x”.
[0048]
[Table 3]
Figure 0004694005
[0049]
[Application Examples 3 and 4 and Comparative Application Example 2]
Commercial water-based urethane resin paint (transparent water-based urethane varnish manufactured by Campehapio Co., Ltd.) or commercially available to evaluate the compatibility of the crosslinked silicone particles in the paint and the dispersibility of the crosslinked silicone particles in the resulting paint. 3 parts by weight of each of the aqueous dispersions of crosslinked silicone particles prepared in Example 5, Example 6, or Comparative Example 4 in 10 parts by weight And was shaken 50 times to prepare an aqueous paint. The aqueous coating material thus prepared was evaluated for affinity and scratch resistance as follows, and the results are shown in Table 4.
[0050]
[Affinity of crosslinked silicone particles in coating film]
An aqueous paint was applied on a PET film and then dried at 100 ° C. for 10 minutes to form a coating film having a thickness of about 15 μm. This coating film was magnified 1000 times with an optical microscope, and the presence of cross-linked silicone particles popping out on the coating film and the presence or absence of pinholes (holes where cross-linking silicone particles popped out) on the coating film popped out. The case where there was no crosslinked silicone particle or pinhole was evaluated as “◯”, and the case where there was a protruding crosslinked silicone particle or pinhole was evaluated as “x”.
[0051]
[Abrasion resistance of coating film]
An aqueous paint was applied on a PET film and then dried at 100 ° C. for 10 minutes to form a coating film having a thickness of about 15 μm. The scratches on the coating film surface after rubbing the coating film 5 times with nails or a PP resin ballpoint pen cap were visually confirmed and evaluated as follows.
A: Nail or cap does not scratch the coating
○: Nail is not scratched, but cap is scratched
Δ: The film is thinly scratched with nails and caps
×: A large scratch is left as it is rubbed with a nail
[0052]
[Table 4]
Figure 0004694005
[0053]
【The invention's effect】
The aqueous dispersion of the crosslinked silicone particles of the present invention has good blendability in cosmetics and paints, and good dispersibility of the crosslinked silicone particles in the resulting cosmetic and paint blends. There exists the characteristic that the effect by the mixing | blending of particle | grains can fully be exhibited.

Claims (6)

(A)平均粒径が0.1〜500μmである架橋シリコーン粒子、(B)炭素数11〜17のアルキル基を含有する両イオン性界面活性剤、および(C)水から少なくともなる架橋シリコーン粒子の水系分散液。(A) Cross-linked silicone particles having an average particle size of 0.1 to 500 μm, (B) a zwitterionic surfactant containing an alkyl group having 11 to 17 carbon atoms, and (C) a cross-linked silicone particle comprising at least water Aqueous dispersion. (B)成分がベタイン型両イオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項1記載の架橋シリコーン粒子の水系分散液。The aqueous dispersion of crosslinked silicone particles according to claim 1, wherein the component (B) is a betaine-type zwitterionic surfactant. (A)成分が、(B)成分および(C)成分から少なくともなる水溶液中に分散させた架橋性シリコーン組成物を架橋したものであることを特徴とする、請求項1記載の架橋シリコーン粒子の水系分散液。The crosslinked silicone particle according to claim 1, wherein the component (A) is a crosslinked silicone composition dispersed in an aqueous solution comprising at least the component (B) and the component (C). Aqueous dispersion. 架橋性シリコーン組成物がヒドロシリル化反応架橋性のものであることを特徴とする、請求項3記載の架橋シリコーン粒子の水系分散液。The aqueous dispersion of crosslinked silicone particles according to claim 3, wherein the crosslinkable silicone composition is hydrosilylation-crosslinkable. 架橋性シリコーン組成物が縮合反応架橋性のものであることを特徴とする、請求項3記載の架橋シリコーン粒子の水系分散液。4. The aqueous dispersion of crosslinked silicone particles according to claim 3, wherein the crosslinkable silicone composition is of a condensation reaction crosslinking property. 縮合反応架橋性シリコーン組成物が脱アルコール縮合反応架橋性のものであることを特徴とする、請求項5記載の架橋シリコーン粒子の水系分散液。6. The aqueous dispersion of crosslinked silicone particles according to claim 5, wherein the condensation reaction crosslinking silicone composition is a dealcoholization condensation reaction crosslinking compound.
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