JP4691071B2 - ページアクション起動装置、ページアクション起動制御方法、および、ページアクション起動制御プログラム - Google Patents

ページアクション起動装置、ページアクション起動制御方法、および、ページアクション起動制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、インターネット上のWebページ等の閲覧を容易にする技術に関するものである。
インターネット上のWebページの閲覧を容易にする技術として、ホットリンクと呼ばれるものがある。これは、Webページ中のテキスト(文字列)部分や画像等の表示要素に何らかのアクションを実行するためのリンクが埋め込まれており、その表示要素の上にマウスポインタを重ねたり、クリックしたりすることで、リンクで特定される所定のアクションを実行するものである。例えば、テキスト中の任意の単語の上にマウスポインタを移動するとその単語の辞書引き結果が近傍に表示されるような機能として一般的に利用されている。
なお、出願人は出願時点までに本発明に関連する公開された先行技術文献を発見することができなかった。よって、先行技術文献情報を開示していない。
上述したホットリンクはWebページを閲覧するユーザに対して有用な付加情報を表示できるため非常に便利なものであるが、次のような問題がある。
(1)テキストを読み進めながらホットリンクを活用しようとする場合、テキストに沿ってマウスポインタを意識的に動かしていかなければならず、操作性が悪い。すなわち、一般にマウスポインタはテキストを読む流れに沿って動かすものではないため、不自然な操作となるためである。
(2)仮にマウスポインタをテキストを読む流れに沿って動かせたとしても、現時点の着目点にマウスポインタを重ねるのが精一杯であり、これから読もうとするテキスト部分のホットリンクを活用することができない。すなわち、付加情報は読もうとした時点で既に表示されていることが望ましいが、一般にマウスポインタは読んでいる文字の位置(着目点)に追随させることとなることから、その時点で付加情報が表示されても遅きに失し、有効に利用されない。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ユーザに不自然なマウス操作を強要することなく、自然にページを読み進める過程でユーザがこれから読もうとしていると予測される視線移動先の表示要素についてのホットリンクを実行させることのできるページアクション起動装置、ページアクション起動制御方法、および、ページアクション起動制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる装置であって、ページの表示要素の表現パターンにより属性タイプを判別する属性タイプ判別手段と、ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段と、取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段と、視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じた所定のアクションを起動する起動手段とを備えるページアクション起動装置を要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のページアクション起動装置において、上記予測手段は、所定期間内の視線位置の移動速度から視線位置の移動先位置を予測するようにすることができる。
また、請求項3に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、上記予測手段は、表示要素の並び方向と直角方向に対する視線位置の変化量が所定値を超える場合には視線位置の予測を中断するようにすることができる。
また、請求項4に記載されるように、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、上記予測手段は、予測した視線位置の移動先位置がページの描画範囲を超えることとなる場合には視線位置の予測を中断するようにすることができる。
また、請求項5に記載されるように、請求項3または4のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、上記予測手段は、予測を中断すると、新たな視線位置情報によって新たな予測を開始するようにすることができる。
また、請求項6に記載されるように、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、視線位置が表示要素から所定量離れ、かつアクションの起動から所定時間経過した場合に、アクションの起動により表示される結果を非表示とする表示終了手段を更に備えようにすることができる。
また、請求項に記載されるように、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、上記属性タイプ判別手段は、表示要素の表現パターンと属性タイプを対応付けた表現・属性テーブルに基づいて属性タイプの判別を行い、上記所定のアクションは、属性タイプとアクションとを対応付けた属性・アクション対応テーブルに基づいたものであるものとすることができる。
また、請求項に記載されるように、ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる装置であって、表示対象ページのデータを取得するページデータ取得手段と、クライアント端末上で動作するプログラムモジュールであって、視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段と、取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段と、視線位置が移動すると予測される表示要素に対応した所定のアクションを起動する起動手段とを組み込んだ表示モジュールを生成する表示モジュール生成手段と、上記表示モジュールを上記クライアント端末に配信する表示モジュール配信手段とを備えるようにすることができる。
また、請求項に記載されるように、請求項に記載のページアクション起動装置において、上記表示モジュールは、上記ページに含まれる表示要素の属性タイプを判別する属性タイプ判別手段を更に備え、上記起動手段は、視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じて所定のアクションを起動するようにすることができる。
また、請求項10に記載されるように、請求項に記載のページアクション起動装置において、上記属性タイプ判別手段は、表示要素の表現パターンと属性タイプとを対応付けた表現・属性対応テーブルに基づいて属性タイプの判別を行い、上記表示モジュール生成手段は、属性タイプとアクションとを対応付けた属性・アクション対応テーブルに基づいて表示モジュールを生成するようにすることができる。
また、請求項11に記載されるように、ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる方法であって、ページの表示要素の表現パターンにより属性タイプを判別する工程と、ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する工程と、取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する工程と、視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じた所定のアクションを起動する工程とを備えるページアクション起動制御方法として構成することができる。
また、請求項12に記載されるように、ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させるプログラムであって、コンピュータを、ページの表示要素の表現パターンにより属性タイプを判別する属性タイプ判別手段、ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段、取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段、視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じた所定のアクションを起動する起動手段、として機能させるページアクション起動制御プログラムとして構成することができる。
本発明のページアクション起動装置、ページアクション起動制御方法、および、ページアクション起動制御プログラムにあっては、ユーザの視線情報を利用することで、ユーザに不自然なマウス操作を強要することなく、自然にページを読み進める過程でユーザがこれから読もうとしていると予測される視線移動先の表示要素についてのホットリンクを実行させることができ、Webページ等の閲覧をいっそう容易にすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<システム構成>
図1は本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。なお、サーバ側からクライアント端末側に所定の機能を有する表示モジュールを配信し、この表示モジュールがクライアント端末側で実行されることで所定の動作を行なう場合を例に説明するが、表示モジュールの機能をサーバ側で実行し、クライアント端末側と通信を行いながら所定の動作を行なうようにすることもできる。
図1において、インターネット等のネットワーク2には、閲覧対象となるWebページを配信するWebページ配信サーバ3と、このWebページ配信サーバ3のWebページからホットリンク対応ページを生成して配信するホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4とが接続され、ユーザUの操作するPC(Personal Computer)等のクライアント端末1からネットワーク2を介してアクセスできるようになっている。
クライアント端末1には、ユーザUの顔部(特に眼球部分)を撮影する赤外線カメラ11と、赤外線カメラ11の撮像信号から視線情報を取得する視線情報取得部12と、Webページの閲覧を行う汎用のWebブラウザ16と、画面表示を行うディスプレイ17とが設けられている。赤外線カメラ11およびディスプレイ17は外付けのものであっても、筐体内に一体化されているもののいずれでもよい。視線情報取得部12は外付けのユニットによるものでも、クライアント端末1のCPU(Central Processing Unit)の処理能力を利用するもののいずれでもよい。Webブラウザ16はクライアント端末1のCPU上で動作するソフトウェア(コンピュータプログラム)により実現されるものである。
視線情報取得部12は、赤外線カメラ11の撮像信号に含まれる眼球画像から視線位置を検出する視線検出部13と、検出した視線位置をWebブラウザ16の表示画面上の位置座標に変換する視線位置座標算出部14と、変換した視線位置座標をWebブラウザ16に出力する視線位置座標出力部15とを備えている。なお、視線情報の検出については、例えば、特開平11−282617号公報、特開2005−182247号公報等に詳しい解説がある。
Webブラウザ16はHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルおよびHTMLファイルに組み込まれたJavascript等を実行する機能を有しており、ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4から配信されたHTMLおよびJavascript等で記述された表示モジュールMにより本発明の主な機能を実行する。表示モジュールMの実行時における機能部としては、視線情報取得部12の視線位置座標出力部15から視線位置情報を取得する視線位置座標取得部M−1と、この視線位置座標取得部M−1で取得した視線位置座標を過去の所定期間(例えば1秒)分につき保持する視線位置座標保持部M−2と、この視線位置座標保持部M−2に保持された過去の所定期間分の視線位置座標から次の移動先の視線位置座標を予測する視線予測部M−3と、この視線予測部M−3により予測された次の移動先の視線位置座標および視線位置座標取得部M−1により取得された現在の視線位置座標に基づいてホットリンクによる表示更新を行う表示更新部M−4とを含んでいる。また、表示更新部M−4には、視線位置座標とホットリンクによるアクションとの対応を保持する座標・アクション対応保持部M−5が含まれている。なお、表示モジュールMは、テキスト中の任意の単語の上にマウスポインタを移動するとその単語の辞書引き結果が近傍に表示されるような機能として一般的に利用されているものに、視線位置座標の取得および予測の機能と、これらの視線位置座標をマウスポインタの位置座標に置き換える機能を付加したものである。
一方、Webページ配信サーバ3はHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によるページデータの取得リクエストを受けることにより、該当するページのHTMLファイルをレスポンスとして返す通常のWebサーバ機能を有している。
ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4は、Webページに含まれる可能性のあるテキスト等の表示要素につき表現パターンと属性タイプとの対応を保持する表現・属性対応テーブル41と、属性タイプと対応するアクションの対応を保持する属性・アクション対応テーブル42と、生成された表示モジュールを保管する表示モジュール保管部43とを備えている。
また、ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4は、機能部として、予め定期的にあるいはクライアント端末1からの要求時に、Webページ配信サーバ3からWebページのデータを取得する元Webページデータ取得部44と、取得したWebページのデータを解析し、表現・属性対応テーブル41を用いてWebページに含まれる表示要素の属性タイプを判別する属性タイプ判別部45とを備えている。また、ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4は、属性タイプ判別部45により判別された属性タイプに基づき、属性・アクション対応テーブル42を用いて、表示要素に所定のアクションを対応付けたHTMLおよびJavascript等による表示モジュールを生成し、表示モジュール保管部43に保管する表示モジュール生成部46と、クライアント端末1からの要求に応じて表示モジュール保管部43に保管された表示モジュールをクライアント端末1に配信する表示モジュール配信部47とを備えている。
図2は表現・属性対応テーブル41のデータ構造例を示す図であり、字面上の特徴パターンを示す「表現字面パターン」フィールドと、自然言語解析により得られるテキスト部分(単語、字句、句、文書断片等)の辞書属性の特徴パターンを示す「辞書属性パターン」フィールドと、判別結果となる「属性タイプ」フィールドとを含んでいる。図2では属性タイプとして「日付」「住所」「会社名」「人名」「役職名」を対応付ける場合を例示してあるが、属性タイプはこれらに限られない。なお、図2はテキスト情報の表示要素に対応したものの例であるが、テキスト情報の代わりに、画像情報等について、その内容、タグなどの付加的情報の特徴から属性タイプを対応付けてもよい。
図3は属性・アクション対応テーブル42のデータ構造例を示す図であり、テーブル参照のキーとなる「属性タイプ」フィールドと、適用に当っての属性名・制約等を示す「属性名・制約等」フィールドと、適用の優先順位を示す「優先度」フィールドと、対応するアクションを示す「アクション」フィールドとを含んでいる。図3では、アクションとして「スケジューラを表示」「カレンダーを表示」「地図を表示」「証券コード等の会社情報を表示」「ホームページを表示」「英和辞典を検索」「電話帳を逆引き」「Wikipediaを検索」「紳士録を検索」「知恵袋を検索」「住所・連絡先を表示」を例示しているが、アクションの種類はこれらに限られない。すなわち、Web検索結果の表示や、任意のURLの表示などのほか、ローカルまたはネットワーク上の適当なプログラムの起動や、任意のデータベースの検索等を含むことができる。
<動作>
図4は上記の実施形態の処理例を示すシーケンス図である。
図4において、ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4は、元Webページデータ取得部44により定期的に対象となるWebページ配信サーバ3からWebページのデータを取得する(ステップS101)。
次いで、ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4は、属性タイプ判別部45により、取得したWebページのデータを解析し、表現・属性対応テーブル41を用いてWebページに含まれる表示要素の属性タイプを判別する(ステップS102)。
次いで、ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4は、表示モジュール生成部46により、判別された属性タイプに基づき、属性・アクション対応テーブル42を用いて、表示要素に所定のアクションを対応付けたHTMLおよびJavascript等による表示モジュールを生成し(ステップS103)、表示モジュール保管部43に保管する(ステップS104)。
なお、上記の表示モジュールの生成はクライアント端末1からの要求を待って行うようにしてもよい。
一方、ユーザUがクライアント端末1に対してWebページの閲覧操作を行うと(ステップS111)、クライアント端末1のWebブラウザ16はホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4に対してWebページ取得リクエストを送信する(ステップS112)。
ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ4はWebページ取得リクエストを受信すると、表示モジュール保管部43に保管された該当する表示モジュールMをクライアント端末1に配信する(ステップS113)。
クライアント端末1は表示モジュールMをWebブラウザ16上で実行することで、Webページの表示を行う(ステップS114)。なお、表示モジュールMによるWebページの表示に際しては、Webページ配信サーバ3もしくはその他のサーバからのデータの取得を伴う場合がある(ステップS115)。
クライアント端末1では、赤外線カメラ11および視線情報取得部12によりユーザUの視線を短時間の周期で監視し(ステップS116)、表示モジュールMの視線位置座標取得部M−1は視線情報取得部12から視線情報を逐次に取得し、視線位置座標保持部M−2に格納する(ステップS117)。
表示モジュールMの視線予測部M−3は視線位置座標保持部M−2に時系列的に格納された視線位置座標に基づき視線位置が移動すると予測される位置座標を予測する(ステップS118)。なお、予測の詳細については後述する。
次いで、表示モジュールMの表示更新部M−4は、視線予測部M−3により予測された次の移動先の視線位置座標および視線位置座標取得部M−1により取得された現在の視線位置座標に基づいてホットリンクによる表示更新(ホットリンクの実行による新たな表示もしくは既に表示されている内容の消去)を行う(ステップS119)。なお、ホットリンクによる表示更新に際しては、表示内容(スケジューラ、カレンダー、地図、証券コード等)に応じて他のサーバからのデータの取得を伴う場合がある(ステップS120)。
図5は表示モジュールMの処理例を示すフローチャートである。
図5において、処理を開始すると(ステップS201)、視線位置座標取得部M−1は視線情報取得部12から視線位置座標を逐次に取得し、視線位置座標保持部M−2に格納する(ステップS202)。
次いで、視線予測部M−3は、視線位置座標保持部M−2に保持された所定期間の視線位置座標から最小二乗法等による線形近似を行う(ステップS203)。
次いで、視線予測部M−3は、線形近似を行った座標T(x,y)より、
i+1−y=dy
を算出する(ステップS204)。線形近似に代えて、n次の多項式関数等による近似を行ってもよい。ここで、iは取得時刻順序を表すインデックスであり、xは表示画面の水平方向の座標、yは表示画面の垂直方向の座標である。従って、dyは表示画面の垂直方向に対する所定時間内の移動量を表している。なお、これはWebページ内のテキストが横書きであることを前提としており、縦書きである場合には同様の手法でdxを算出することになる。
次いで、視線予測部M−3は算出したdyが所定の閾値内であるか否か判断し(ステップS205)、閾値内でない場合(ステップS205のNo)はテキストに沿って読んでいないものとして視線位置座標取得(ステップS202)に戻る。
また、視線予測部M−3は、算出したdyが所定の閾値内である場合(ステップS205のYes)、ユーザUがテキストに沿って読んでいるものと判断し、線形近似を行った座標T(x,y)より、
i+1−x=dx
を求め、その平均値を算出する(ステップS206)。なお、これはWebページ内のテキストが横書きであることを前提としており、縦書きである場合には同様の手法でdyの平均値を算出することになる。
次いで、視線予測部M−3は、dxの平均値を視線の移動量とみなした時に次の移動先が描画境界を越えるか否か判断し(ステップS207)、描画境界を越えると判断した場合(ステップS207のYes)、視線は行頭に折り返すことが予想され予測が不可能であるとして視線位置座標取得(ステップS202)に戻る。
また、視線予測部M−3は、次の移動先が描画境界を越えないと判断した場合(ステップS207のNo)、求めたdxの平均値を視線の移動量とみなし、移動量に応じて、最後に取得した視線位置座標の同一線上の視線移動方向側のテキストのホットリンクを実行して結果を表示するとともに、現在の視線位置座標から所定量離れ、かつ所定時間表示したホットリンクの結果を非表示とする(ステップS208)。ホットリンクの結果を一定時間表示し続けることにより、視線の後戻りなどの場合に備えることができる。
なお、ホットリンクの実行により起動されるアクションは優先度(図3の属性・アクション対応テーブル42における「優先度」フィールドに対応)が高い順に行われ、有効な表示内容がない場合は次順位のアクションに移行する。また、ホットリンク上に視線が移動した場合、そのホットリンクを拡大して表示するようにしてもよい。更に、視線による注目位置取得のかわりに、画面上のカーソル位置またはマウスポインタ位置より注目位置を得る手法を代替的に利用することもできる。
図6は視線予測による表示更新の例を示す図であり、WebページPのテキスト部分T1に視線が移動する前に「今日」(属性タイプ:日付)に対応するカレンダーを示すバルーンB1が表示され、テキスト部分T2に視線が移動する前に「六本木○○○」(属性タイプ:建造物名)に対応する住所および連絡先を示すバルーンB2が表示され、テキスト部分T3に視線が移動する前に「株式会社××」(属性タイプ:会社名)に対応する証券情報等の会社情報を示すバルーンB3が表示される様子を示している。
<総括>
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。 表現・属性対応テーブルのデータ構造例を示す図である。 属性・アクション対応テーブルのデータ構造例を示す図である。 実施形態の処理例を示すシーケンス図である。 表示モジュールの処理例を示すフローチャートである。 視線予測による表示更新の例を示す図である。
符号の説明
U ユーザ
1 クライアント端末
11 赤外線カメラ
12 視線情報取得部
13 視線検出部
14 視線位置座標算出部
15 視線位置座標出力部
16 Webブラウザ
17 ディスプレイ
M 表示モジュール
M−1 視線位置座標取得部
M−2 視線位置座標保持部
M−3 視線予測部
M−4 表示更新部
M−5 座標・アクション対応保持部
2 ネットワーク
3 Webページ配信サーバ
4 ホットリンク対応ページ生成・配信サーバ
41 表現・属性対応テーブル
42 属性・アクション対応テーブル
43 表示モジュール保管部
44 元Webページデータ取得部
45 属性タイプ判別部
46 表示モジュール生成部
47 表示モジュール配信部

Claims (12)

  1. ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる装置であって、
    ページの表示要素の表現パターンにより属性タイプを判別する属性タイプ判別手段と、
    ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段と、
    取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段と、
    視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じた所定のアクションを起動する起動手段とを備えたことを特徴とするページアクション起動装置。
  2. 請求項1に記載のページアクション起動装置において、
    上記予測手段は、所定期間内の視線位置の移動速度から視線位置の移動先位置を予測することを特徴とするページアクション起動装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、
    上記予測手段は、表示要素の並び方向と直角方向に対する視線位置の変化量が所定値を超える場合には視線位置の予測を中断することを特徴とするページアクション起動装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、
    上記予測手段は、予測した視線位置の移動先位置がページの描画範囲を超えることとなる場合には視線位置の予測を中断することを特徴とするページアクション起動装置。
  5. 請求項3または4のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、
    上記予測手段は、予測を中断すると、新たな視線位置情報によって新たな予測を開始することを特徴とするページアクション起動装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、
    視線位置が表示要素から所定量離れ、かつアクションの起動から所定時間経過した場合に、アクションの起動により表示される結果を非表示とする表示終了手段を更に備えたことを特徴とするページアクション起動装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のページアクション起動装置において、
    上記属性タイプ判別手段は、表示要素の表現パターンと属性タイプを対応付けた表現・属性テーブルに基づいて属性タイプの判別を行い、
    上記所定のアクションは、属性タイプとアクションとを対応付けた属性・アクション対応テーブルに基づいたものであることを特徴とするページアクション起動装置。
  8. ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる装置であって、
    表示対象ページのデータを取得するページデータ取得手段と、
    クライアント端末上で動作するプログラムモジュールであって、視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段と、取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段と、視線位置が移動すると予測される表示要素に対応した所定のアクションを起動する起動手段とを組み込んだ表示モジュールを生成する表示モジュール生成手段と、
    上記表示モジュールを上記クライアント端末に配信する表示モジュール配信手段とを備えたことを特徴とするページアクション起動装置。
  9. 請求項に記載のページアクション起動装置において、
    上記表示モジュールは、上記ページに含まれる表示要素の属性タイプを判別する属性タイプ判別手段を更に備え、
    上記起動手段は、視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じて所定のアクションを起動することを特徴とするページアクション起動装置。
  10. 請求項に記載のページアクション起動装置において、
    上記属性タイプ判別手段は、表示要素の表現パターンと属性タイプとを対応付けた表現・属性対応テーブルに基づいて属性タイプの判別を行い、
    上記表示モジュール生成手段は、属性タイプとアクションとを対応付けた属性・アクション対応テーブルに基づいて表示モジュールを生成することを特徴とするページアクション起動装置。
  11. ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させる方法であって、
    ページの表示要素の表現パターンにより属性タイプを判別する工程と、
    ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する工程と、
    取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する工程と、
    視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じた所定のアクションを起動する工程とを備えたことを特徴とするページアクション起動制御方法。
  12. ユーザの視線の動きに応じて、ページの表示要素に対応したアクションをページ上に発生させるプログラムであって、
    コンピュータを、
    ページの表示要素の表現パターンにより属性タイプを判別する属性タイプ判別手段、
    ページ上におけるユーザの視線位置情報を取得する視線位置情報取得手段、
    取得した視線位置情報より視線位置の移動先を予測する予測手段、
    視線位置が移動すると予測されるページの表示要素の属性タイプに応じた所定のアクションを起動する起動手段、
    として機能させることを特徴とするページアクション起動制御プログラム。
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JPH07261728A (ja) * 1994-03-23 1995-10-13 Canon Inc 目視制御画像表示装置

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