JP4688304B2 - チエンガイド部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願発明は、チエン動力伝達装置に用いられるチエンガイド、チエンテンショナ等の剛性が高く、耐久性に優れたチエンガイド部材に関するものである。
【0002】
【従来技術】
4ストロ−クサイクル内燃機関の動弁系に用いられるチエン動力伝達装置において、チエンの緩みを除去するためのチエンテンショナや、スプロッケトからのチエンの外れを防止するためのチエンガイドに、或る程度の曲げ剛性や曲げ強度が要求されるとともに、チエンに摺接するチエン摺接部材に、耐磨耗性に富み、摩擦抵抗の低いことが求められている。
【0003】
このような要求を満たすものとして、従来では、第2818795号特許があり、該特許の明細書に記載のように、チエンガイド部材は、機械的強度の高い本体部と、耐磨耗性の高い摺接部分とよりなり、これら両部分は、チエン回送方向に沿って重ね合わされ、その重ね合わせ部分は、断面が末広がりに形成された蟻ほぞと、これに係合しうる蟻溝とからなるドブテ−ル結合構造に構成されていた。
【0004】
【解決しようとする課題】
前述したドブテ−ル結合構造のチエンガイド部材では、結合部における強度・剛性が低下し、結合強度・剛性の面から結合部分の厚さが必然的に厚くなってしまい、チエンガイド部材全体が大型化し、コストダウンと軽量化が困難であった。
【0005】
また、摺接部分を補剛・補強する本体部は、合成樹脂製であって、それ程剛性・強度が高くないため、前記摺接部分が厚くなってしまい、該摺接部分がチエン荷重により変形し、磨耗、特に該摺接部分の偏磨耗が発生する惧れがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】
本出願発明は、このような難点を克服したチエンガイド部材の改良に係り、請求項1記載の発明は、動力伝達チエンに接し、該動力伝達チエンを安定して回送させるチエンガイド部材において、該チエンガイド部材は、弓状に湾曲したチエン摺接部と、該チエン摺接部の摺接面側と反対側に設けられ且つ前記チエン摺接部と別部材である本体部と、該チエン摺接部および本体部の間であり且つ前記チエン摺接部と本体部との合わせ面の幅方向中央部に埋設され該チエン摺接部および本体部よりも高い剛性を有する介装部を備え、該介装部は、前記チエン摺接部を挟んで、前記動力伝達チエンのチエン摺接部への当接部に対向して設けられ、前記介装部には、複数の貫通孔が形成され、前記チエン摺接部と前記本体介装部の両側面に段状に当接し、前記チエン摺接部と前記本体部は前記貫通孔及び前記介装部の両側方で溶接融合されることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1記載の発明は、前述したように該チエンガイド部材は、弓状に湾曲したチエン摺部と、該チエン摺接部の摺接面側と反対側に設けられ且つ前記チエン摺接部と別部材である本体部と、該チエン摺接部および本体部の間に介装され該チエン摺接部および本体部よりも高い剛性を有する介装部を備え、該介装部は、前記チエン摺接部を挟んで、前記動力伝達チエンのチエン摺接部への当接部に対向して設けられるため、前記合成樹脂のみで構成されるチエンガイド部材よりも剛性が増大し、チエン荷重による変形が抑制されるとともに、前記チエンガイド部材の偏磨耗が抑制され、しかも前記チエンガイド部材の小型軽量化と、コストダウンと、耐久性向上とが可能となる。
さらに、チエン摺接部と本体部とは、介装部の左右両側方と、介装部の小孔内とで、相互に直接的に溶融接合されているため、チエン摺接部と本体部と介装部とは一体的に結合され、破損しにくい。
しかも、チエン摺接部と本体部とは、介装部の両側面に段状に当接しているため、チエン摺接部と本体部との幅方向の位置決めがなされて、チエン摺接部、本体部両者間の幅方向剪断力にチエンガイド部材は充分に負担することができる。
また、前記チエン摺接部と本体部との合わせ面には前記介装部により段部が形成されて、該チエン摺接部と本体部との幅方向位置決めが可能となり、位置決めのための剛性低下や大型化が避けられる。
さらにまた、前記摺接部分および本体部が前記介装部に確固に接合されるとともに、該摺接部分と本体部とが溶融接合により一体的に結合され、チエンガイド部材全体の剛性と強度とが大幅に増大する。
【0008】
また、請求項2記載のように発明を構成することにより、前記チエンガイド部材を構成する合成樹脂製チエン摺動部分と、合成樹脂製本体部とが、低摩擦・高耐磨耗性と、高剛性・高強度とをそれぞれ保持して高性能のチエンガイド部材が得られる。
【0009】
そして、前記チエン摺接部に隣接して配置された高剛性の介装部により、該チエン摺接部のチエン接触面における変形が著しく抑制され、該チエン摺接部の薄肉化が可能となり、高価な低摩擦・高耐磨耗性合成樹脂が節減され、この面でのコストダウンが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本出願請求項1ないし請求項2および請求項4ないし請求項5記載の発明を適用した図1ないし図7に図示の一実施形態について説明する。
【0015】
図1に図示されるように、4ストロ−クサイクルの内燃機関の動弁系において、時計方向に回転するクランク軸1と一体のドライブスプロケット2と、カム軸3と一体のドリブンスプロケット4とに、無端状のチエン5が架渡され、チエン5の緩み側(図1で左側)に、チエン5の緩みを除去するためのチエンテンショナ6が配設されるとともに、チエン5の緊張側にチエンガイド7が配設されている。
【0016】
また、チエンテンショナ6では、図1に図示されるように、本発明の適用対象のチエンガイド部材10の上端10aが、内燃機関本体に支持された枢軸8を中心に左右へ揺動可能に枢着され、チエン5に接し該チエン5を安定して回送させるチエンガイド部材10の下部10bにリフタ9が設けられており、チエン5が緩んでリフタ9によりチエンガイド部材10が枢軸8を中心にして反時計方向へ揺動し、チエン5の緩みが除去された後、チエン5が緊張した場合に、そのリフタ9の押付け保持力により、チエンガイド部材10はその位置に固定されて、チエン5の緩みが発生しないようになっている。
【0017】
前記チエン5は、図3乃至図6に示されるように、サイレントチエンと称せられる種類のチエンで、リンクプレ−ト11、12と、シュ−ライナ13とピン14とガイド板15とよりなり、リンクプレ−ト11は、図示されないスプロケットの歯と噛合う2対の噛合歯11aが左右対象に位置して上下に対称的に突出し、該2対の噛合歯11aの左右中央部分がくびれた形状に形成され、該上下対をなした噛合歯11aの中央にピン14を挿入するためのピン孔11bが設けられ、3枚1組のリンクプレ−ト11の内、1枚のリンクプレ−ト11は薄く、他の2枚のリンクプレ−ト11は厚く形成されており、また、リンクプレ−ト12もリンクプレ−ト11と全く同一形状で同一寸法(厚みは薄いリンクプレ−ト11と同じ厚さである)に形成されている。
【0018】
さらに、シュ−ライナ13は、図4に図示されるように、リンクプレ−ト11およびリンクプレ−ト12と同様に上下,左右対称の形状に形成され、その中央にピン14を挿入することができる左右に細長い長孔13aが形成され、この長孔13aの長さ(ピン間隔)Lは、リンクプレ−ト11およびリンクプレ−ト12に形成されたピン孔11a、12aの間隔Dと同一またはこれよりも僅かに長く設定され、シュ−ライナ13の高さHは、リンクプレ−ト11およびリンクプレ−ト12の高さhよりも僅かに高く設定されている。
【0019】
そして、チエン5は、図6に図示されるように、4枚のリンクプレ−ト12の間に3枚1組のリンクプレ−ト11が厚,薄,厚の順に装入され、最外側のシュ−ライナ13の外側にガイド板15が添接され、このリンクプレ−ト11、リンクプレ−ト12のピン孔11b、12bとシュ−ライナ13の長孔13aとガイド板15の孔15aとにピン14が貫通され、該ピン14の両端はガイド板15にかしめ付けされることによって、構成されている。
【0020】
次に、図2および図7に図示されるように、チエン5に接し、該チエン5を安定して回送させるチエンガイド部材10は、チエン回送面に沿い弓状に弯曲した耐磨耗性と自己潤滑性とに富んだ熱可塑性合成樹脂、具体的にはナイロンよりなるチエン摺接部16と、該チエン摺接部16の摺接面側と反対側に一体に溶融接合される強化繊維でもって強化された強度・剛性の高い熱可塑性合成樹脂、具体的には請求項2記載のように、前記チエン摺接部16のナイロンとは異なる種数のナイロンよりなる本体部17と、該チエン摺接部16および本体部17の弓状の合わせ面に介装されたアルミニウム合金製の介装部18とよりなり、該介装部18は前記チエン摺接部16および本体部17を構成する合成樹脂よりも高い剛性を有し、これらチエン摺接部16本体部17は射出成形されて、該チエン摺接部16と本体部17とは溶融接合され、該チエン摺接部16の摺接面側には、前記チエン5を案内保持するガイド溝16aが形成されている。
【0021】
また、本体部17には、介装部18に隣接して中空部17aが存在し、本体部17の射出成形時にブロ−ホ−ル17bより空気が注入されて、該中空部17aは、形成されるようになっている。
【0022】
さらに、板状の介装部18では、チエン摺接部16本体部17よりも幅が狭く、該介装部18には、多数の貫通孔たる小孔18aが不規則に形成され、介装部18の両側方部と、該小孔18a内にて、該介装部18は、請求項4記載の如く、前記チエン摺接部16と本体部17との合わせ面の幅方向中央部に埋接されるように、チエン摺接部16の合成樹脂と本体部17の合成樹脂とが一体に溶融接合されている。
【0023】
さらにまた、図7に図示されるように、チエン摺接部16のガイド溝16aの幅方向中央で長手方向所定個所に、上方から、チエン摺接部16、介装部18、本体部17を貫通して中空部17aに連通するオイル供給孔19が形成されている。
【0024】
しかも、介装部18の外表面および小孔18aの内周面には、チエン摺接部16および本体部17の熱可塑合成樹脂との接着性を高める下記のような表面処理が施されている。
【0025】
すなわち、アルミニウム合金製介装部18の表面に重クロム酸ソ−ダ等による前処理を施した後、エポキシ系樹脂接着剤をその表面に塗布し、この接着剤が乾燥してから、エポキシおよびナイロン共に接着し易いレゾルシノ−ル系樹脂接着剤を塗布することによって、表面処理が行なわれる。
【0026】
介装部18が鋼製の場合には、重クロム酸ソ−ダ処理の代りに燐酸亜鉛皮膜処理を行なう。
【0027】
図1ないし図7に図示の実施形態は、前述したように構成されているので、以下に述べるような効果が奏せられる。
【0028】
チエンガイド部材10におけるチエン摺接部16のガイド溝16aの底面に接触するチエン5のシュ−ライナ13は、チエン摺接部16を介して剛性の高い介装部18に相対して位置しているため、チエン5は安定して確固とチエンガイド部材10に支持されうる。
【0029】
また、上下対をなしたリンクプレ−ト11、リンクプレ−ト12の上下噛合歯11a、12aの先端は、シュ−ライナ13の上下面より内側に位置して突出していないため、上下噛合歯11a、12aの先端がチエン摺接部16のガイド溝16aの底面に接触する惧れがなく、チエン摺接部16のガイド溝16aの底面の磨耗が最小限に抑制される。
【0030】
さらに、チエン摺接部16のガイド溝16aの底面と介装部18の上面(図7にて)との間のチエン摺接部16の厚さが薄く、かつチエン摺接部16のガイド溝16aの隣接部は介装部18でもって高い剛性で介装部18に保持されているため、チエン摺接部16のガイド溝16a隣接部の変形が著しく制限され、チエン摺接部16のガイド溝16aの底面の偏磨耗が未然に阻止され、しかもチエン摺接部16の高価な合成樹脂量の削減でコストダウンが推進される。
【0031】
さらにまた、チエンガイド部材10は、強度・剛性の高い板状のアルミニウム合金製の介装部18でもって補強されているため、チエン摺接部16、本体部17の合成樹脂量は大幅に減少して、チエンガイド部材10の小型,軽量化が可能となる。
【0032】
また、チエン摺接部16と本体部17とは、介装部18の左右両側方と、介装部18の小孔18a内とで、相互に直接的に溶融接合されているため、チエン摺接部16と本体部17と介装部18とは一体的に結合され、破損しにくい。
【0033】
さらに、介装部18の外表面と小孔18aの内周面とには、接着性を高めるための表面処理が施されているので、チエン摺接部16および本体部17は介装部18に強固に接着される。
【0034】
さらにまた、自己潤滑性・高耐磨耗性のチエン摺接部16と、高強度・高剛性で安価な本体部17と本体部17よりさらに強度・剛性の高い介装部18とでチエンガイド部材10は合理的に構成されているため、安価で高性能のチエンガイド部材10が得られる。
【0035】
しかも、チエン摺接部16と本体部17とは、介装部18の両側面に段状に当接しているため、チエン摺接部16と本体部17との幅方向の位置決めがなされて、チエン摺接部16、本体部17両者間の幅方向剪断力にチエンガイド部材10は充分に負担することができる。
【0036】
また、本体部17の中空部17aを図示されないシリンダブロックのオイル通路に接続すれば、中空部17a内に流入した潤滑油はオイル供給孔19を介してチエン摺接部16のガイド溝16a内に導かれ、該ガイド溝16aとシュ−ライナ13の下端面との摺接部に潤滑油が供給されて、チエン5が充分に潤滑状態に保持され、該ガイド溝16aとチエン5の接触部の磨耗が大幅に軽減される。
【0037】
図1ないし図7に図示された、第1実施形態のチエンガイド部材10では、自己潤滑性と耐磨耗に富んだ合成樹脂でチエン摺接部16を構成するとともに強度・剛性の高い合成樹脂で本体部17を構成し、該チエン摺接部16本体部17の合わせ面に介装部18を埋設していたが、図8に図示するように、チエン摺接部16、本体部17を同一組成の合成樹脂層合成樹脂層21でチエンガイド部材20を構成してもよく、この第2実施形態では、簡単な加工工程でもって介装部18を合成樹脂層合成樹脂層21内に隙間なく一体的に埋設することができる。
【0038】
21aはガイド溝であり、、また、21bは中空部であり、図8に図示の第2実施形態のチエンガイド部材20における各構成部分について、図1ないし図7に図示の第1実施形態のチエンガイド部材10と同一構成部分には、該チエンガイド部材10の同一構成部分の符号と同一の符号が付されており、以下の実施形態でも同様である。
【0039】
また、図1ないし図7に図示の第1実施形態では、板状の介装部18に多数の小孔18aを形成したが、チエン摺接部16および本体部17を構成する合成樹脂に対する接着性を増大させるための被膜処理を板状の介装部23の表面に施しておれば、図9に図示のように、小孔のない板状の介装部23をチエン摺接部16と本体部17との間に介装してチエンガイド部材22を構成してもよく、この第3実施形態では、介装部23の表面に形成された被膜による接着力と、チエンガイド部材22の左右両側部におけるチエン摺接部16と本体部17との溶融接合と、チエンガイド部材22の基端部と先端部とにおける介装部23の存在しない個所のチエン摺接部16および本体部17の溶融接合とにより、チエン摺接部16と本体部17と介装部23とは一体的に結合される。
【0040】
さらに、図10に図示するように、チエン摺接部16および本体部17を構成する合成樹脂に対する接着力が強固な被膜を介装部25に施せば、該介装部25の幅をチエン摺接部16および本体部17の幅と同一にして該介装部25をチエン摺接部16の幅方向全幅に亘り延長し、請求項3記載の発明を具体化したチエンガイド部材24を構成してもよく、このような第4実施形態では、介装部25がチエンガイド部材24中に介装されているか否かを目視により誤りなく容易に確認することができる。
【0041】
さらにまた、図11および図12に図示するように、第4実施形態のチエンガイド部材24における介装部25の両側部を平面形で凹凸形状、すなわち、所定間隔毎に切り欠いてもよく、この場合には、チエン摺接部16と本体部17とはチエンガイド部材26の両側部における介装部材27の切り欠き部27aにて、相互に直接溶融接合することが可能となり、この第5実施形態では、視認性を確保しながら、チエンガイド部材26におけるチエン摺接部16と本体部17との相互溶融接合力がチエンガイド部材26の両側部で確保される。
【0042】
しかも、図13に図示するように、介装部材29にプレス加工等の機械加工を施すことにより、蟻ほぞ30を本体部17に向って突出形成してもよく、この第6実施形態では、この蟻ほぞ30により、チエン摺接部16と本体部17とは介装部材29を介して一体的に結合される。
【0043】
この場合、蟻ほぞ等を設けても介装部材により、チエンガイド部材の剛性が高まるので、蟻ほぞの高さや、蟻溝の深さを極力小さくできて、チエンガイド部材の大型化を抑制できる。
【0044】
前述した実施形態では、用いられる樹脂は熱可塑性であったが、熱硬化性樹脂でもよい。
【0045】
また、チエン5は上下両側に噛合歯が形成されたサイレントチエンであったが、一般的なチエンでも、勿論適用可能である。
【0046】
介装部材は、アルミニウム合金製や鋼製に限らず、チエンガイド部材を構成する合成樹脂よりも剛性の高い部材であれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明のチエンガイド部材を備えた動力伝達系の概略図である。
【図2】図1に図示された第1実施形態のチエンガイド部材の側面図である。
【図3】チエンのリンクプレ−トの側面図である。
【図4】チエンのシュ−ライナの側面図である。
【図5】チエンの一部側面図である。
【図6】チエンの一部平面図である。
【図7】図2に図示のチエンガイド部材の横断面図である。
【図8】第2実施形態のチエンガイド部材の横断面図である。
【図9】第3実施形態のチエンガイド部材の横断面図である。
【図10】第4実施形態のチエンガイド部材の横断面図である。
【図11】第5実施形態の介装部材の平面図である。
【図12】第5実施形態の横断面図である。
【図13】第6実施形態の横断面図である。
【符号の説明】
1…クランク軸、2…ドライブスプロケット、3…カム軸、
4…ドリブンスプロケット、5…チエン、6…チエンテンショナ、
7…チエンガイド、8…枢軸、9…リフタ、
10、20、22、24、26、28…チエンガイド部材、11、12…リンクプレ−ト、
13…シュ−ライナ、14…ピン、15…ガイド板、16…チエン摺接部、
17…本体部、18、23、25、27、29…介装部、19…オイル供給孔、
21…合成樹脂層、30…蟻ほぞ。

Claims (2)

  1. 動力伝達チエンに接し、該動力伝達チエンを安定して回送させるチエンガイド部材において、
    該チエンガイド部材は、弓状に湾曲したチエン摺接部と、該チエン摺接部の摺接面側と反対側に設けられ且つ前記チエン摺接部と別部材の本体部と、該チエン摺接部および本体部の間であり且つ前記チエン摺接部と本体部との合わせ面の幅方向中央部に埋設され該チエン摺接部および本体部よりも高い剛性を有する介装部を備え、
    該介装部は、前記チエン摺接部を挟んで、前記動力伝達チエンのチエン摺接部への当接部に対向して設けられ、
    前記介装部には、複数の貫通孔が形成され、
    前記チエン摺接部と前記本体部は前記介装部の両側面に段状に当接し、
    前記チエン摺接部と前記本体部は前記貫通孔及び前記介装部の両側方で溶接融合されることを特徴とするチエンガイド部材。
  2. 前記チエンガイド部材を構成する合成樹脂は、前記チエン摺接部と本体部とで異なる種類の合成樹脂とよりなり、該チエン摺接部と本体部との合わせ面に前記介装部が配設されたことを特徴とする請求項1記載のチエンガイド部材。
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