JP4687696B2 - 基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおいて、無線端末に送信する音声、データ等の通信情報の送信を制御する技術に関する。
近年の通信分野では、ブロードバンドの普及、ルータ装置等の技術的な進歩、更にはエンドユーザの「通信端末」で大容量のストリーミング映像等を受信したいというニーズの増加に伴い、大容量のデータ、音声通信だけでなく、ユニキャストに比べて少ない通信リソースで、データや音声を同報する技術、つまりマルチキャスト技術に注目が集まっている。マルチキャストとは、一つのパケット又はデータストリームを複数の相手に同時に送信する技術である。サーバとクライアント間に設置されたルータでパケット又はデータストリームを必要数分複製し多数の端末に転送する。一方、ユニキャストは、複数の相手に1対1の形態で複数個のパケット又はデータストリームを送信する技術である。複数の通信端末、ルータ、サーバ等に同一の音声、データを送信する際にマルチキャストを利用すると、複数のパケット又はデータストリームを送信しなければならないユニキャストに比べてネットワーク上を流れるトラフィック量の抑制やアプリケーションサーバの負荷を軽減できる。
無線通信においても、無線帯域の効率化を図るため、1つの音声、データを複数の端末で受信する通信技術の検討が行われている。従来では、無線端末毎に物理チャネルを割当て、無線上にコネクションを確立して通信する1対1のユニキャスト通信であった。この物理チャネルのある特定のチャネルをマルチキャスト用チャネルとして割当てることで、複数の端末に対して同一の音声、データを送信する。1つのデータストリームを複数の端末で受信することで無線帯域の効率化を図っている。端末の電波受信状態は端末と基地局との間の電波伝搬環境により異なる。
ユニキャストでは、端末と基地局又はセクタ間で1対1通信を行っているため、端末毎に電波受信状況が良いときには送信する音声、データのデータレートを高くして、電波伝搬状況が悪いときにはデータレートを低くするなど調整することが可能である。一方、マルチキャストでは、規定されたマルチキャスト用チャネルからある特定のデータレートで送信された音声、データを受信しなければならないため、電波環境が悪く、そのデータレートを受信するのに必要な帯域を確保できず、マルチキャストされたデータを受信できない端末が存在する。端末が、受信した音声、データをデコートできるか否かは、受信した実音声、データとノイズのそれぞれの信号の大きさの比率に依存する。一定のデータレートでマルチキャストされた音声、データをより多くの端末で受信可能とするためにはノイズに対する実音声、データの信号の大きさの比率を大きくしなければならない。
ここで、無線通信技術として、CDMA(Code Division Multiple Access)を用いた場合、従来のユニキャスト通信技術では、電波環境の最も良い基地局(又はセクタ)を選択して通信を行っていたため、選択対象となっていない隣接の基地局またはセクタから送信される電波は同じ周波数の場合全て干渉ノイズとなっていた。ノイズに対する実音声、データの強さの比率を大きくする方法として、隣接する複数の基地局から、同じ周波数を使って同じ音声、データを同じタイミングで送信し、端末でこれら音声、データ信号を合成するという技術が知られている(非特許文献1)。隣接の基地局で同じ音声、データを同じタイミングで送信し、端末では複数の基地局やセクタから送信された信号を合成する方式を用いることで、電波環境の良い基地局(又はセクタ)を選択して通信を行う技術に比べて、ノイズに対する実音声、データの比率が大きくなり、より多くの端末でマルチキャストされたデータの受信が可能となる。基地局(又はセクタ)から音声、データを送信するタイミングは制御情報に含め、基地局から端末に対して一定周期で報知する。
3GPP2(3rd generation partnership project 2) C.S0054 Version0.9
無線通信システムでは、無線端末の電波伝搬環境に応じて端末の電波受信状況が異なるため、より多くの無線端末で基地局(又はセクタ)から任意のデータレートでマルチキャストされた音声、データを受信するための技術が必要である。ここで、送信する音声、データの塊を仮にフローと呼ぶ。CDMA無線通信技術により、データ通信を提供する1xEV-DO(1x Evolusion Data Only)システムではデータ部に誤り訂正符号を付与したECB(Error Control Block)というブロックを生成し、送信するフロー単位に分割して送信している。1xEV-DOシステム上でマルチキャストサービスを行う際には、より多くの端末でフローを受信可能とするため、従来干渉ノイズとなっていた複数の基地局またはセクタからの信号を、同じ時間タイミングで同一の音声、データを送信することで、送信されたフローを端末で合成し復元する機能を配備した。その結果、端末にとっての電波伝搬環境を改善することができる。あるフローが無線上で欠落しても基地局間(又はセクタ間)でフローの送信タイミングにずれが生じないようフローの送受信タイミングは“システム時間 modulo 送信サイクル”というアルゴリズムで規定している。フロー全体の送信サイクルは各フローの送信時間の合計値で規定されているため、フローの追加又は削除により送信サイクルがダイナミックに変化する。送信サイクルが変化すると送受信タイミングが変更されるため、端末では送信中のフローを復元できなくなり、基地局(又はセクタ)から送信したデータ、音声をECB単位で破棄しなければならない。すなわち、従来の技術では、あるフローの追加又は削除によって送信サイクルが変更されるため、フローの追加又は削除の前後で、送信されているフロー全てに影響が及んでしまう。マルチキャストでは、複数の基地局またはセクタ間で同期して同じフローを送信しているため、送信タイミング変更の影響は他の基地局にまで及んでしまう。そのため、どこかの基地局(又はセクタ)でフローの追加又は削除が発生する度に全ユーザの視聴中のコンテンツが一定時間途切れてしまう。
本発明は、無線通信システムにおいて、フローの追加又は削除があっても、無線基地局から送信されるフローを無線端末で確実に復元可能とする通信制御を実現する装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、通信制御装置から制御され、無線端末と通信を行う基地局が、送信サイクル情報を前記無線端末に送信するとともに、決められた所定の送信サイクル内に通信情報を割り当てて前記無線端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、無線端末に送信すべき通信情報を予め決められた一定のサイクルで送信するようにしたので、無線基地局から送信されるフローを無線端末で確実に復元可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用する無線通信システム1の構成を示す図である。無線通信システム1は、複数の無線端末100−i(i=1〜3)と、これら無線端末と接続可能な複数の基地局101−i(i=1〜2)と、これら複数の基地局および通信網103が接続される通信制御装置102とから構成されている。通信網103には、コンテンツ配信サーバ104が接続されている。
ここで、コンテンツ配信サーバ104は、音声、データ等のコンテンツ(通信情報)をパケットの形で無線端末へ配信するサーバである。以下、コンテンツ配信サーバ104から配信される音声、データ等の塊をフローと呼ぶ。
通信制御装置102は、フロー毎にその物理データレート、アプリケーションデータレートを管理しており、この情報から送信時間、送信タイミングを求めて、送信サイクル等の情報とともに基地局101−iに送信する。
基地局101−iは、通信制御装置102から送信されるフローの送信サイクル、送信時間、送信タイミング等の情報を制御情報110に含めて無線端末100−iに報知する。又、基地局101−iは、上記送信サイクル、送信時間、送信タイミング等の制御情報に基づいて、無線端末100−iへのフロー(通信情報)120の送信制御を行う。又、基地局101−iは、図2に示すように、無線端末100−iに送信する音声、データ毎に誤り訂正符合を付与したブロック(200、201、202)を生成し、これを1送信サイクル130で送信するフロー単位に分割し、送信する。フローは、ブロードキャストされて無線端末100−iに送信される。
各無線端末100−iは、複数基地局(101−1、101−2)から送信されるフロー(a、b、・・・、n)(例えば、i=1〜9)のうち、所望のフローを合成し、ブロック単位で復元する。例えば、無線端末100−1は、ブロックA(図2)を受信し、これを復元する。同様に、無線端末100−2、100−3は、各々、ブロックB、Cを受信し、これを復元する。
図3は、コンテンツ配信サーバ104の構成を示すブロック図である。コンテンツ配信サーバ104は、プロセッサ300と、プロセッサ300が実行するプログラム等を格納するメモリ301と、無線端末100−iに配信するためのコンテンツを格納するコンテンツ格納データベース302と、通信網103と接続される入出力インタフェース303とを備えている。
図4は、コンテンツ格納データベース302の構成を示す図である。コンテンツ格納データベース302には、コンテンツを識別するためのフローIDとコンテンツ(映画、音楽等)とが対応付けられて記憶されている。プロセッサ300は、コンテンツ格納データベース302からフローIDと該当コンテンツを読出して、これをパケット化し、入出力インタフェース303を介して通信網103に送信する。
図5は、通信制御装置102の構成を示すブロック図である。通信制御装置102は、基地局101−iと接続される回線インタフェース部500と、通信網103と接続される回線インタフェース部501と、回線インタフェース500、501と接続された呼処理部502と、呼処理部502と接続された装置制御部503とを備えている。
ここで、回線インタフェース部501、502は、各々、基地局101−i、通信網103とパケットの送受信を行う。呼処理部502は、プロセッサ510と、プロセッサ510が実行するプログラム等を格納するメモリ511と、フローの送信レート等を記憶するデータベース512と、フローの送信タイミング等を記憶するフロー管理テーブル513とを備えている。本実施例では、プロセッサ510が、コンテンツ配信サーバ104からのパケットに含まれるフローIDとデータベース512からフローの送信タイミング等を求め、その情報を基地局101−iに送信するように制御するとともにフロー管理テーブル513に登録する。装置制御部503は、通信制御装置102全体を統括的に制御する。尚、回線インタフェース部500は、接続される基地局数に応じて複数備えても良い。
図6は、通信制御装置102に備えるデータベース512の構成を示す図である。データベース512には、フローID601と、基地局101−iが無線端末100−iにフローを送信する際の無線上の物理データレート602と、無線端末100−i上のアプリケーションが要求するデータレート603とが対応付けられて記憶されている。
図7は、通信制御装置102に備えるフロー管理テーブル513の構成を示す図である。
フロー管理テーブル513には、フローを識別するためのフローID701と、送信スロット数702と、送信タイミング703(割当先頭スロット)と、送信サイクル704とが対応付けられて記憶されている。
ここで、送信スロット数702は、フローの長さ(Length)を示し、スロット数で規定している。送信タイミング703は、フローを送信するタイミングを示し、フローをスロットに割り当てる際に、どこから割り当てるかを先頭スロットの位置で規定している。送信サイクル704は、分割された各フローを送信するサイクル(固定値)を示し、スロット数で規定している。この送信サイクル704は、フローの送信レートと遅延の関係から決定し、予めフロー管理テーブル513に設定しておく。
図8は、基地局101−iの構成を示すブロック図である。基地局101−iは、複数のアンテナ800−i(i=1〜3)と、アンテナ800−iの各々に接続された無線アナログ部801−i(i=1〜3)と、これら無線アナログ部810−iと接続されたディジタル信号処理部802と、ディジタル信号処理部802と接続された回線インタフェース部803と、ディジタル信号処理部802および回線インタフェース部803と接続された呼処理部804と、呼処理部804と接続された基地局制御部805とを備えている。回線インタフェース部803は、通信制御装置102とも接続される。
ここで、無線アナログ部801−iは、アンテナ800−iを介して受信した無線端末100−iからのアナログ信号をディジタル信号に変換し、ディジタル信号処理部802に出力する。又、無線アナログ部801−iは、ディジタル信号処理部802から受信したディジタル信号をアナログ信号に変換し、アンテナ800−iを介して無線端末100−iに送信する。ディジタル信号処理部802は、無線アナログ部800−iからの信号の復調や無線端末100−iへの信号の変調を行う。回線インタフェース部803は、通信制御装置102とパケットの送受信を行う。呼処理部804は、プロセッサ810と、プロセッサ810が実行するプログラム等を格納するメモリ811と、無線端末に報知する制御情報を管理する制御情報管理テーブル812とを備えている。又、プロセッサ810は、タイマ820を備えている。このタイマ820は、プロセッサ810が、無線端末100−iから所定の時間フロー視聴要求を受信しない場合に、そのフローの削除要求を基地局制御装置102に送信するために使用される。制御情報管理テーブル812には、通信制御装置102から送信されたフローの送信タイミング等の情報が格納されている。プロセッサ810は、この情報を制御情報として無線端末100−iに送信する。図示していないが、無線端末では、基地局から報知された情報を自端末に備えるメモリに格納する。制御情報の送信周期は、フローの送信サイクルと同期している(式(1))。
1制御情報の送信周期=n(自然数)×(1フローの送信サイクル)(式1)
基地局と通信を行っていない無線端末は、基地局間をハンドオフする場合、メモリに記憶されているハンドオフ前の基地局から報知された情報をハンドオフ後の基地局から報知される情報に更新する。無線端末は、基地局と通信を行っていない際には、自端末のバッテリの消費量を抑えるためSleepモードに遷移している。Sleepモード中は5秒に1回程度しか起動しないため、制御情報の送信周期とフローの送信サイクルが非同期の場合、制御情報を受信してからフローを視聴するまでに最大で1送信サイクル分の遅延が生じる。従って、制御情報の送信周期とフローの送信サイクルを同期化することにより、遅延が発生する問題を回避することができる。
又、プロセッサ810は、このフローの送信タイミング等の情報に基づいて、フローの無線端末100−iへの送信制御を行う。基地局制御部805は、基地局101−i全体を統括的に制御する。
図9は、基地局101−iに備える制御情報管理テーブル812の構成を示す図である。この制御情報管理テーブル812には、通信制御装置102から送信される、フローを識別するためのフローID901と、物理データレート902と、送信スロット数903と、送信タイミング904(割当先頭スロット)と、送信サイクル905とが対応付けられて記憶されている。
ここで、物理データレート902は、フローの送信レートを示す。送信スロット数903は、フローの長さ(Length)を示し、スロット数で規定している。送信タイミング904は、フローを送信するタイミングを示し、フローをスロットに割り当てる際に、どこから割り当てるかを先頭スロットの位置で規定している。送信サイクル905は、分割された各フローを送信するサイクル(固定値)を示し、スロット数で規定している。
図10と図11は、通信制御装置102における、フローを送信するタイミングを求めるフローチャートである。通信制御装置102に備えるフロー管理テーブル513には、予め求めた送信サイクル値を設定しておく。
通信制御装置102内のプロセッサ510は、フローの変更があるか否かを判断する(ステップ1001)。プロセッサ510は、フローの変更があれば、それがフローの削除要求かフローの追加(新規割当て)要求かを判断する(ステップ1002)。プロセッサ510は、フローの削除要求であれば、フロー管理テーブル513から当該フローの情報を削除する(ステップ1003)。又、プロセッサ510は、当該フローの送信停止要求をコンテンツ配信サーバ104に送信する(ステップ1004)。次ぎに、プロセッサ510は、既存フローの送信タイミングを決定し直す(ステップ1005)。この際、プロセッサ510は、空きスロットの有効利用を図るため、必要に応じて空きスロットが送信サイクルの最後に集中するように既存フローの送信タイミングを決定する。すなわち、フローが削除された時間を使用して他の基地局がフローを送信していなければ、フローの前詰め処理を行う。尚、フローが全て削除された場合、または削除されたフローが1送信サイクルの最後のフローである場合には、送信タイミングに変更はない。次に、プロセッサ510は、既存フローの送信タイミングを決定する際、その送信タイミングに変更があれば、フロー管理テーブル513を更新し(ステップ1006)、又、既存フローの情報(フローID、物理データレート、送信スロット数、送信タイミング、送信サイクル)を基地局101−iに送信する(ステップ1007)。
又、ステップ1002において、プロセッサ510は、フローの追加要求であれば、この追加要求に含まれるフローIDに基づいてデータベース512を検索し(ステップ1111)、該当する物理データレートとアプリケーションデータレートから、1送信サイクル内でこのフローを送信するのに必要な送信スロット数を算出する(ステップ1112)。次に、プロセッサ510は、下記(式2)により、1送信サイクル内で当該フローを送信可能か否かを判断する(ステップ1113)。
既存フローの送信スロット数+追加フローの送信スロット数≦送信サイクル(式2)
プロセッサ510は、(式2)により、既存フローの送信スロット数と追加フローの送信スロット数の合計が送信サイクルの値以下であれば、追加フローの送信タイミングを決定し(ステップ1114)、当該フローの情報(フローID、物理データレート、送信スロット数、送信タイミング、送信サイクル)をフロー管理テーブルに追加する(ステップ1115)。尚、フローの追加に必要な条件は、(式2)に示す通り、1送信サイクル内で追加フローを割り当てる余裕があること、かつ追加フローを割り当てる時間帯は基地局間で同期がとれた時間帯でなければならない。又、プロセッサ510は、そのフローの情報を基地局101−iに送信する(ステップ1116)。又、ステップ1113において、既存フローの送信スロット数と追加フローの送信スロット数の合計が送信サイクルの値より大きければ、プロセッサ510は、当該フローの追加を拒否する(ステップ1117)。
図12〜図15は、本発明が適用される無線通信システム1の動作を示すシーケンス図である。尚、説明の便宜上、3[slot]=5[ms](1[slot]≒1.67[ms])とする。フローの送信サイクルは、48[slot]毎とし、通信制御装置102内のフロー管理テーブル513に予め設定しておく。本実施例では、フロー1、2、3に関し、各々、無線端末と基地局との間の無線上の物理データレートと無線端末上のアプリケーションの要求スループットを通信制御装置102内のデータベース512に登録しておく(図6)。
ここで、614.4k[bit/s]は、1024bitを1slotで送信した場合のデータレートであり、307.2k[bit/s]は、1024bitを2[slot]で送信した場合のデータレートであり、76.8k[bit/s]は1024bitを8[slot]で送信した場合のデータレートである。又、説明を簡易にするため、基地局から送信されるデータは、符号化部、オーバヘッド等が付与されていない生データのかたまりであると仮定する。又、初めに、各基地局101−iからフローが全く送信されていない状態とする。
まず、例えば、無線端末100−iは、定期的にフロー1の視聴要求を基地局101−iに送信する(1201)。
基地局101−iは、このフロー1の視聴要求を受信すると、フロー1の割当要求を通信制御装置102に送信する(1202)。
通信制御装置102は、フロー1の割当要求を受信すると、この要求に含まれるフローID(1)に基づいてデータベース512を検索し(1203)、該当する物理データレート(614.4[kbps])とアプリケーションデータレート(150[kbps])から、1送信サイクル(48[slot])内でこのフローを送信するのに最低限必要な送信スロット数(12[slot])を算出する(1204)。次に、通信制御装置102は、上記(式2)により、1送信サイクル(48[slot])内でフロー1を送信可能か否かを判断する。ここでは、(式2)の条件を満たすので、フロー1の送信タイミングを1送信サイクル(48[slot])内の先頭スロットから12スロット分割当てることを決定する(1205)。次に、通信制御装置102は、フローID(1)、送信スロット数(12[slot])、送信タイミング(0[slot])、送信サイクル(48[slot])の各情報をフロー管理テーブルに追加し(1206)(図7)、又、これらの情報と物理データレートの情報(614.4[kbps])を基地局101−iに送信する(1207)。
基地局101−iは、これらの情報を受信すると、制御情報管理テーブル812に追加する(1208)(図9)。次に、基地局101−iは、フロー管理タイマ820を設定し(1301)(図13)、受信した上記情報を制御情報として無線端末100−iに所定の周期で送信する(1302)。次に、各基地局101−iは、上記情報に基づいてコンテンツ配信サーバ104からのフロー1を複数の無線端末100−iにブロードキャストにより送信するためのスケジュールを行い、フロー1を制御情報の送信周期と同期を取って無線端末100−iに送信する(1303)。基地局101−iは、フロー1を12[slot]分送信し、36[slot]分データを送信しない(空き)といった送信を繰り返し行う。
無線端末100−iは、受信した制御情報を元に、複数の基地局101−iから報知されたフローを合成し、復元する。
次に、例えば、無線端末100−iが、フロー2の視聴要求を基地局101−iに送信したとする(1304)。この場合、1202−1208(図12)、1301、1302と同様にして、フロー2が割当てられる。図7に示すように、フロー2を送信するのに最低限必要な送信スロット数は10[slot]、送信タイミング(割当先頭スロット)は12[slot]となる。尚、1送信サイクル内の先頭スロット(0)からフロー1を割当てて送信しているため、フロー1の割当て直後にフロー2を10[slot]割り当てる。基地局101−iから送信されるフローの状態を1350に示す。基地局101−iは、フロー1を12[slot]分送信し、フロー2を10[slot]分送信し、26[slot]分データを送信しない(空き)といった送信を繰り返し行う。
無線端末100−iが、フロー3の視聴要求を送信した場合も、1202−1208(図12)、1301、1302(図13)と同様にして、フロー3が割当てられる。図7に示すように、フロー3を送信するのに最低限必要な送信スロット数は8[slot]、送信タイミング(割当先頭スロット)は22[slot]となる。尚、この場合、無線上の物理データレートが76.8[kbps]でアプリケーションの要求データレートが5[kbps]であるので、計算上、送信スロット数は、最低4[slot]となる。しかし、無線上の物理データレートが76.8[kbps]は、1024[bit]を8[slot]で送信した場合のデータレートと規定されているため、割り当てるslot数は8の倍数である必要がある。よって、最低slot数は4[slot]ではなく、8[slot]となる。又、1送信サイクル内で、先頭スロット(0)からフロー1、2を割当てて送信しているため、フロー2の割当て直後にフロー3を8[slot]割り当てる。基地局101−iから送信されるフローの状態を1450に示す(図14)。基地局101−iは、フロー1を12[slot]分送信し、フロー2を10[slot]分送信し、フロー3を8[slot]分送信し、16[slot]分データを送信しない(空き)といった送信を繰り返し行う。
次に、基地局101−iは、フロー管理タイマ820により設定した時間、無線端末100−iからのフロー1の視聴要求を受信しなかった場合(1501)、自無線基地局がカバーするエリアにフロー1を視聴している無線端末がいなくなったと判断し、通信制御装置102にフロー1の削除要求を送信する(1502)。
通信制御装置102は、フロー1の削除要求を受信すると、他の基地局でフロー1を送信していないことを確認後、フロー管理テーブル513からフロー1の情報を削除する(1503)。又、通信制御装置102は、コンテンツ配信サーバ104にフロー1の送信停止要求を送信する(1504)。次に、通信制御装置102は、既存フロー2、3の送信タイミングを決定し直し(1505)、フロー管理テーブル513を更新する(1506)。ここでは、先頭スロットから割当てていたフロー1がなくなったので、1送信サイクル内でフロー2、3の割当て位置を前詰めされている。又、通信制御装置102は、フロー2、3の情報(フローID、物理データレート、送信スロット数、送信タイミング、送信サイクル)を基地局101−iに送信する(1507)。
基地局101−iは、フロー2、3の情報を受信すると、制御情報管理テーブル512を更新する(1508)。又、フロー2、3の情報を制御情報として無線端末100−iに所定の周期で送信する(1509)。次に、基地局101−iは、上記情報に基づいてコンテンツ配信サーバ104からのフロー2、3を複数の無線端末100−iにブロードキャストにより送信するためのスケジュールを行い、フロー2、3を制御情報の送信周期と同期を取って無線端末100−iに送信する(1510)。
無線端末100−iは、受信した制御情報を元に、複数の基地局101−iから報知されたフローを合成し、復元する。
以上、実施例1について説明したが、実施例1では、送信スロット数、送信タイミング、送信サイクルの各パラメータをスロット数で規定したが(図7、9)、時間で規定しても良い。
又、実施例1ではフロー監視タイマを基地局101−iに備えていたが、通信制御装置102に備えても良い。
又、実施例1では、フローの送信スロット数、送信タイミング等のパラメータを通信制御装置102により求めていたが、各基地局にデータベース512、フロー管理テーブル513を設けて、各基地局がこれらのパラメータを求めるようにしても良い。
上記実施例1、2では、送信サイクルパラメータを設定し、制御を行っていたが、各フローの送信時間を、全て、標準で規定されたデータレート毎の送信時間の最小公倍数値γに固定することで課題を回避することも可能である。
1送信サイクル内のフローの送信時間を標準で規定されたデータレート毎の送信時間の最小公倍数値γに固定することにより標準で規定された全てのデータレートのフローをこの時間に割り当てることが可能となる。γの値はパラメータとし、無線基地局または通信制御装置に設定する。
又、1送信サイクルで何フロー送信するかを最大フロー許容数ηのパラメータとして規定し、同様に設定する。この2つのパラメータにより、フローの送信サイクルは“γ×最大フロー許容数η”となる。
本実施例によれば、フローの追加または削除の前後においても送信サイクルを固定に保つことが可能となり、フローの追加または削除により送信サイクルが変化し他のフローに影響する問題を回避することが可能となる。
図1は、本発明を適用する無線通信システム1の構成を示す図である。 図2には、無線端末100−iに送信する音声、データ毎に誤り訂正符合を付与したブロックを示す図である。 図3は、コンテンツ配信サーバ104の構成を示すブロック図である。 図4は、コンテンツ格納データベース302の構成を示す図である。 図5は、通信制御装置102の構成を示すブロック図である。 図6は、通信制御装置102に備えるデータベース512の構成を示す図である。 図7は、通信制御装置102に備えるフロー管理テーブル513の構成を示す図である。 図8は、基地局101−iの構成を示すブロック図である。 図9は、基地局101−iに備える制御情報管理テーブル812の構成を示す図である。 図10は、通信制御装置102における、フローを送信するタイミングを求めるフローチャートである。 図11は、同じく、通信制御装置102における、フローを送信するタイミングを求めるフローチャートである。 図12は、本発明が適用される無線通信システム1の動作を示すシーケンス図である。 同じく、図13は、本発明が適用される無線通信システム1の動作を示すシーケンス図である。 同じく、図14は、本発明が適用される無線通信システム1の動作を示すシーケンス図である。 同じく、図15は、本発明が適用される無線通信システム1の動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
100−i 無線端末
101−i 基地局
102 通信制御装置
103 通信網
104 コンテンツ配信サーバ
300、510 プロセッサ
301、511 プログラム格納メモリ
302 コンテンツ格納データベース
303 入出力インタフェース
500、501、803 回線インタフェース部
502、804 呼処理部
503 装置制御部
512 データベース
513 フロー管理テーブル
800−i アンテナ
801−i 無線アナログ部
802 ディジタル信号処理部
805 基地局制御部

Claims (8)

  1. 通信制御装置から制御され、無線端末と通信を行う基地局であって、
    前記通信制御装置から通信情報を割り当てるための情報を含む制御情報を受信し、
    固定値として前記通信制御装置に予め記憶された送信サイクルに関する情報を前記無線端末に送信するとともに、
    前記通信制御装置から受信した制御情報に基づいて、前記送信サイクル内に通信情報を割り当てて前記無線端末に送信することを特徴とする基地局。
  2. 前記送信サイクル内に割り当てて送信する通信情報は、前記無線端末から要求した情報であることを特徴とする請求項1の基地局。
  3. 前記通信情報を割り当てるための情報は、通信情報の長さを示す送信スロット数と、通信情報が前記送信サイクル内で割り当てられる区間を表す送信タイミングと、を含むことを特徴とする請求項1又は2の基地局。
  4. 前記無線端末に送信すべき複数の通信情報のいずれかを送信する必要がなくなった場合、前記送信サイクル内において送信不要となった通信情報が割り当てられていた区間の次の区間に割り当てられていた通信情報を、当該送信不要となった通信情報が割り当てられていた区間に前詰めして前記無線端末に送信することを特徴とする請求項1乃至3の基地局。
  5. 通信制御装置から制御され、複数の無線端末と通信を行う基地局であって、
    前記通信制御装置から通信情報を多重化するための情報を含む制御情報を受信し、
    固定値として前記通信制御装置に予め記憶された送信サイクルに関する情報を前記複数の無線端末に送信するとともに、
    前記通信制御装置から受信した制御情報に基づいて、前記送信サイクル内に通信情報を多重化して前記複数の無線端末に送信することを特徴とする基地局。
  6. 前記送信サイクル内に多重化して送信する通信情報は、前記無線端末から要求した情報であることを特徴とする請求項5の基地局。
  7. 前記通信情報を多重化するための情報は、通信情報の長さを示す送信スロット数と、通信情報が前記送信サイクル内で割り当てられる区間を表す送信タイミングと、を含むことを特徴とする請求項5又は6の基地局。
  8. 前記複数の無線端末に送信すべき複数の通信情報のいずれかを送信する必要がなくなった場合、前記送信サイクル内において送信不要となった通信情報が割り当てられていた区間の次の区間に割り当てられていた通信情報を、当該送信不要となった通信情報が割り当てられていた区間に前詰めして前記複数の無線端末に送信することを特徴とする請求項5乃至7の基地局。
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