JP4687235B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラーLCD等の映像表示装置に係り、詳しくはガンマ補正等を調整する機能を装備する映像表示装置に関するものである。
カラーLCDでは、工場出荷前に、ガンマ補正及びホワイトバランス等の調整が行われる。それらの調整値は、カラーLCDごとにばらつきがあるので、各カラーLCDは、個々に、ガンマ補正及びホワイトバランス等を調整される必要がある。
図11〜図13は従来の各カラーLCDをその調整作業装置と共に示す図である。なお、図13の調整作業装置は特許文献1に開示されているものである。また、図11〜図13の各カラーLCDの各素子について、本発明の最良の形態の項で後述するカラーLCD10の素子と同一のものは、カラーLCD10の素子に付けている符号と同一の符号を付すとともに、それらの説明は省略し、主要点について説明する。
図11のカラーLCD100に対するガンマ補正等の調整作業では、信号発生器108及び調整用治具110が必要になる。作業者105は、信号発生器108及びカラーLCD100の所定の端子同士を接続し、信号発生器108からのR(赤),G(緑),B(青),SYNC(同期)の各信号がガンマ補正・ホワイトバランス調整部22の対応入力端子へ入力されるようにする。作業者105は、また、カラーLCD100の治具接続I/F101と調整用治具110のオシロスコープ111とを接続し、治具接続I/F101を介してオシロスコープ111へVR,VG,VB,VCOMを入力させる。
作業者105は、オシロスコープ111の表示を見ながら、カラーLCD100のボリューム抵抗102を手動操作する。ボリューム抵抗102は、液晶用映像信号処理IC12のレジスタ値を調整するものであり、ガンマ補正・ホワイトバランス調整部22は、R,G,Bの信号について、レジスタ値に基づきガンマ補正等の補正を行い、それらの補正後の信号としてのVR,VG,VBを出力する。こうして、作業者105は、オシロスコープ111の測定値等が適正値になるように、ボリューム抵抗102を操作し、適正値になりしだい、ボリューム抵抗102の操作を終了する。
図12のカラーLCD120では、調整用治具124は、オシロスコープ111の他に、調整器125を含む。一方、カラーLCD120は、治具接続I/F101の他に、治具接続I/F121を備えている。作業者105は、オシロスコープ111をカラーLCD120の治具接続I/F101へ接続するとともに、調整器125を治具接続I/F121へ接続する。作業者105は、オシロスコープ111の波形を見ながら、調整器125を手動操作する。調整器125の操作量は治具接続I/F121を介してシステムマイコン13へ送られ、システムマイコン13では、調整器125の操作量に対応するデータを液晶用映像信号処理IC12へ送って、液晶用映像信号処理IC12のレジスタ値を調整する。こうして、作業者105は、オシロスコープ111の測定値等が適正値になるように、調整器125を操作し、適正値になりしだい、調整器125の操作を終了する。
図13のカラーLCD130では、調整用治具135は、輝度計136、汎用マイコン137、及びI/F138,139を備えている。作業者は、調整用治具135のI/F139とシステムマイコン13とをケーブルで接続する。作業者は、信号発生器108からR,G,Bを1個ずつ出力させ(特許文献1の図1)、各々の場合の輝度を輝度計136により測定させる。輝度計136により測定された輝度データはI/F138を介して汎用マイコン137へ送られる。汎用マイコン137は、輝度計136からの輝度データが所望値となるように、制御信号をI/F139を介してシステムマイコン13へ送る。システムマイコン13は、汎用マイコン137からの入力信号に対応するデータを液晶用映像信号処理IC12へ送り、液晶用映像信号処理IC12のレジスタ値を調整する。汎用マイコン137は、調整処理中の色の映像信号について、輝度計136により測定された輝度データが適正値になると、該映像信号の調整処理を終了する。
特開平5−64037号公報
カラーLCD100(図11),120(図12),130(図13)におけるガンマ補正等の調整作業では、作業者は、信号発生器108及び調整用治具110,124,135をカラーLCDに外付けする必要があり、外付け作業に手間と時間がかかる。また、カラーLCD100,120の調整作業では、オシロスコープ111のばらつきに因る測定値のばらつきや、作業者の読取り値のばらつきが生じ、これが調整精度の低下原因となっている。カラーLCD130(図13)の調整作業では、輝度計136のばらつきによる輝度計136の測定データのばらつきがあるとともに、作業者は、汎用マイコン137が各色についての調整処理を終了するごとに、信号発生器108の出力色を切り替える手間がかかる。
本発明の目的は、調整作業の能率化及び調整時間の短縮を図るとともに、調整値の精度を向上できる映像表示装置を提供することである。
本発明の映像表示装置は、原映像信号を入力されて該原映像信号を補正情報に基づき補正した補正映像信号を生成する映像信号補正部、及び補正映像信号に基づく映像画面を表示する映像表示部、を有している。そして、本発明の映像表示装置は、さらに、補正情報調整期間に、補正情報調整用の原映像信号を映像信号補正部に供給する調整用映像信号供給部、補正情報調整用の原映像信号に対して映像信号補正部が出力した補正映像信号の値が適正値となるように補正情報を調整する補正情報調整部、及び補正映像信号の値が適正値となった時の補正情報の復元情報を記憶する復元情報記憶部、を有している。
本発明によれば、作業者は映像表示装置の調整作業に当たり、調整用治具や信号発生器を映像表示装置へ一々接続したり、色ごとに信号発生器の出力補正情報の色を切り替えたりする手間を省略できる。また、輝度計やオシロスコープのばらつきによる測定値の誤差を排除して、調整精度を改善できる。
図1はカラーLCD10のハードウェア構成図である。カラーLCD10は、OSD・グラフィック表示用IC11、液晶用映像信号処理IC12、システムマイコン13、TFT型LCD14、不揮発性メモリ15、タイミングコントローラ16、及び同期分離IC17を有している。液晶用映像信号処理IC12は、ガンマ補正・ホワイトバランス調整部22及びVCOMアンプ23を有している。ガンマ補正・ホワイトバランス調整部22は、OSD・グラフィック表示用IC11からR,G,Bの各信号を入力され、それらを対応のレジスタ(図示せず)の値に基づき補正したVR,VG,VBをTFT型LCD14へ出力する。VCOMアンプ23は、タイミングコントローラ16からのVCOM_INを増幅して、VCOMを生成する。TFT型LCD14は、VR,VG,VB,VCOMに基づき、各画面を生成して、表示する。不揮発性メモリ15は、EEPROMと呼ばれているものである。
システムマイコン13は、A/D変換器26、比較部27及びROM28を備え、A/D変換器26は、ガンマ補正・ホワイトバランス調整部22が出力しているアナログ形式のVR,VG,VB,VCOMの信号をA/D(アナログからデジタルへ)変換する。比較部27は、R,G,B別に、VR,VG,VBと、それらの適正値としてROM28から読み出した値とを比較し、両者が一致するように、液晶用映像信号処理IC12の複数個のレジスタ(図示せず)の値を変更する。この結果、ガンマ補正・ホワイトバランス調整部22におけるR−VR,G−VG,B−VB特性が適切なガンマ補正及びホワイトバランス等を反映するものに調整される。システムマイコン13は、また、VR,VG,VBと、それらの適正値としてROM28から読み出した値とが一致した時の液晶用映像信号処理IC12の複数個のレジスタの値を復元する復元情報を不揮発性メモリ15に記憶する。
タイミングコントローラ16はPLL30を有し、PLL30は、水平方向及び垂直方向の同期信号としてのHSY,VSYをOSD・グラフィック表示用IC11へ送る。OSD・グラフィック表示用IC11は、HSY,VSYに基づきR,G,Bの水平走査及び垂直走査を制御する。同期分離IC17は、水平方向及び垂直方向の同期分離信号としてのHD,VDをシステムマイコン13及びPLL30へ送る。
カラーLCD10は、それを購入したユーザの下では、次のように作動する。カラーLCD10の電源が入になると、システムマイコン13は、不揮発性メモリ15から復元情報を読み出して、該復元情報に基づき液晶用映像信号処理IC12のレジスタに補正情報を復元する。こうして、各レジスタに復元された補正情報は、該カラーLCD10について工場調整時に、比較部27におけるVR,VG,VBとそれらの適正値としてROM28から読み出した値とが一致した時の補正情報に一致する。液晶用映像信号処理IC12は、復元されたレジスタ値に基づき、図示外から例えばDVD等の再生信号として液晶用映像信号処理IC12へ入力される信号R,G,Bを補正し、これにより、適切なガンマ補正、ホワイトバランス調整、及びVCOM調整が行われた信号VR,VG,VB,VCOMを出力する。TFT型LCD14は、これら信号VR,VG,VB,VCOMを入力され、画面を生成、表示する。なお、該液晶用映像信号処理IC12は、信号R,G,Bとは別のカラー信号としてのコンポジット信号も入力可能になっている。
図2は液晶用映像信号処理IC12の補正特性調整期間のTFT型LCD14における画像パターンを示している。なお、図2では、本発明に係る画像パターン例(上半部)と共に、従来の画像パターン例(下半部)も示している。本発明に係る画像パターン例は、ライン(水平方向走査線)20〜163の範囲のみ示しており、その他のライン範囲の画像パターンは任意でよい。従来の画像パターン例では、水平方向へ8分割され(1〜60、61〜120、・・・、421〜480。数字は水平方向のドット番号。)、各水平方向分割範囲は、黒から白までの輝度レベルを8段階に分けて、各段階の輝度レベルを表示している。
これに対して、本発明に係る画像パターン例では、ライン20〜163の垂直方向範囲を8分割し(20〜37、38〜55、・・・、146〜163)、各垂直方向分割範囲は、黒から白までの輝度レベルを8段階に分けて、各段階の輝度レベルを表示している。1stepの輝度は黒に対応し、8stepの輝度は白に対応する。各ライン番号のラインは、緑、赤、青のラインを統合したラインである。
図3は液晶用映像信号処理IC12の補正特性調整期間のカラーLCD10(図1)の各信号の時間変化を示している。なお、図3はNTSC方式に対応している。また、VCOM−INは図1におけるタイミングコントローラ16からのVCOMアンプ23の入力信号のことである。垂直水平タイミングにおける時間軸方向(横軸方向)の数字1,10,20,30,40,・・・はライン番号に対応している。水平表示期間に示しているように、サンプリング可能期間は、各ラインの水平方向中央範囲の30.0μsecに設定している。TFT型LCD14は交流駆動であるので、VCOM_INは、基準レベル(2.5V)に対して奇数ラインと偶数ラインとで反転する。絶対値としての|基準レベル−VCOM_IN|がTFT型LCD14における各ラインの輝度に対応し、絶対値が小さい程、黒から白に近づく。
下記(i1)〜(i8)は調整項目と調整波形との関係を示している。液晶用映像信号処理IC12の補正特性に関して調整項目は8個、存在する。
(i1)RGB_AMPLITUDE:VG
(i2)BRIGHT:VG
(i3)GAMMA1:VG
(i4)GAMMA2:VG
(i5)CONT−RGB2:VG
(i6)SUB−BRIGHT R:VR
(i7)SUB−BRIGHT B:VB
(i8)COM AMPLITUDE:VCOM
自動調整用プログラムはシステムマイコン13のROM28に格納されており、作業者が自動調整開始ボタン(図示せず)を押下するのに伴い、システムマイコン13は、該自動調整用プログラムを実行する。該自動調整用プログラムの実行中、システムマイコン13は、補正対象の補正情報ごとに、A/D変換器26におけるAD変換のために選択するアナログ信号の種類(VR,VG,VB,VCOM)及びライン番号を切り替える。(i1)〜(i5)の処理では、VGが選択され、(i6)及び(i7)の処理では、それぞれVR,VBが選択される。
図4はγカーブを示している。γカーブは、例えばBRIGHT、GAMMA1、GAMMA2及びCONT−RGB2の4個の因子から決定される。BRIGHTは主にγカーブの黒レベル側の特性を決める。CONT−RGB2(CONTRAST)は主にγカーブの白レベル側の特性を決める。GAMM1は、γカーブの黒レベル側の変曲点を決める。GAMMA2は、γカーブの白レベル側の変曲点を決める。
RGB_AMPLITUDE(RGB振幅調整)の調整方法について説明する。図5はRGB_AMPLITUDEの調整方法の説明図である。RGB_AMPLITUDEの調整は、2step(図2参照)のVGの電圧値をサンプリングし、該電圧値を最適値に合わせることを内容とする。具体的には、次のS501〜S506の手順を順番に実施する。なお、2step(図2の第1列参照)目の正負判定(V_COMが基準レベルの2.5Vより高いか低いかによりそれぞれ正及び負と判定する。)は41H、サンプリングは42〜51Hで行う。
S501:VD(図3の垂直水平タイミング参照)パルス前縁より、HDパルスを2step目の41Hの正負判定までカウントする。
S502:41H目のVCOM_INパルスが、2.5Vより上か下かを確認する。
S503−1(41H目のVCOM_INが2.5V以下の場合):42,44,46,48,50の計5個のHでは、VGの電圧値bを5回サンプリングし、また、43,45,47,49,51の計5個のHでは、VGの電圧値aを5回サンプリングする。
S503−2(41H目のVCOM_INが2.5V以上の場合):42,44,46,48,50の計5個のHでは、LCD_Gの電圧値aを5回サンプリングし、また、43,45,47,49,51の計5個のHでは、LCD_Gの電圧値bを5回サンプリングする。なお、サンプリングを行うタイミングは、Hの前縁より、35.0μsec±15とする)
S504:サンプリングした電圧値a,bのデータ(5回)は、最大値,最小値を除き、平均する。
S505:平均電圧値b−平均電圧値aで、LCD_Gの振幅を算出する。
S506:RGB AMPLITUDEのレジスタ値を調整して、S505の値を最適値に合わせる(レジスタ値の調整により、最適値が得られたか否かは、今回のフィールドに対して次のフィールドにおけるS505により判明する。)。
BRIGHT,GAMMA1,GAMMA2,CONT−RGBRGB_AMPLITUDE(ガンマ補正)の調整方法について説明する。図6はBRIGHT,GAMMA1,GAMMA2,CONT−RGBRGB_AMPLITUDEの調整方法の説明図である。これらの調整は、3step目の電圧値をサンプリングし、該電圧値を最適値に合わせることを内容とする。具体的には、次のS521〜S526の手順を順番に実施する。なお、3step目の正負判定は、59H、サンプリングは60〜69Hで行う。
S521:VDパルス前縁より、HDパルスを3step目の59Hまでの正負判定をカウントする。
S522:59H目のVCOM_INパルスが、2.5Vより上か下かを確認する。
S523−1(59H目のVCOM_INが2.5V以下の場合):61,63,65,67,69の計5個のHでは、VGの電圧値cを5回サンプリングする。
S523−2(59H目のVCOM_INが2.5V以上の場合):60,62,64,66,68の計5個のHでは、VGの電圧値cを5回サンプリングする。なお、サンプリングを行うタイミングは、Hの前縁より、35.0μsec±15とする。
S524:サンプリングした電圧値cのデータ(5回)は、最大値,最小値を除き平均する。
S525:平均電圧値c−平均電圧値aで、LCD_Gの振幅を算出する。
S526:BRIGHT,GAMMA1等のレジスタ値を調整して、S525での値を最適値に合わせる(レジスタ値の調整により、最適値が得られたか否かは、今回のフィールドに対して次のフィールドにおけるS525により判明する。)。
SUB−BRIGHT R及びSUB−BRIGHT B(ホワイトバランス)の調整方法について説明する。図7はSUB−BRIGHT R及びSUB−BRIGHT Bの調整方法の説明図である。これらの調整は、8step目でSUB−BRIGHT Rの電圧値をサンプリングし、最適値に合わせることを内容とする。具体的には、次のS531〜S536の手順を順番に実施する。なお、8step目の正負判定は149H、サンプリングは150〜159Hで行う。
S531:VD_INパルス前縁より、HD_INパルスを8step目の149Hまでの正負判定をカウントする。
S532:149H目のVCOM_INパルスが、2.5Vより上か下かを確認する。
S533−1(149H目のVCOM_INが2.5V以下の場合):151,153,155,157,159の計5個のHでは、LCD_Gの電圧値dを5回サンプリングする。
S533−2(149H目のVCOM_INが2.5V以上の場合):150,152,154,156,158の計5個のHでは、LCD_Gの電圧値dを5回サンプリングする。なお、サンプリングを行うタイミングは、Hの前縁より、35.0μsec±15とする。
S534:サンプリングした電圧値dのデータ(5回)は、最大値,最小値を除き平均する。
S535:平均電圧値d+Vsbrで、SUB−BRIGHT Rの最適値を算出する。
S536:SUB−BRIGHT Rの設定を調整して、S535での値を最適値に合わせる(レジスタ値の調整により、最適値が得られたか否かは、今回のフィールドに対して次のフィールドにおけるS535により判明する。)。
VCOM_IN(VCOM振幅)の調整方法について説明する。図8はVCOM_INの調整方法の説明図である。VCOM_INの調整は、VCOM_INの電圧値をサンプリングし、最適値に合わせることを内容とする。具体的には、次のS551〜S555の手順を順番に実施する。なお、2step目の正負判定は41H、サンプリングは42〜50Hで行う。
S551:VD_INパルス前縁より、HD_INパルスを2step目の正負判定41Hまでカウントする。
S552:41H目のVCOM_INパルスが、2.5Vより上か下かを確認する。
S553−1(41H目のVCOM_INが2.5V以下の場合):42,44,46,48,50の計5個のHでは、VCOM_INの電圧値eを5回サンプリングし、43,45,47,49,51の計5個のHでは、VCOM_INの電圧値fを5回サンプリングする。
S553−2(41H目のVCOM_INが2.5V以上の場合):42,44,46,48,50の計5個のHでは、LCD_Gの電圧値fを5回サンプリングし、43,45,47,49,51の計5個のHでは、LCD_Gの電圧値eを5回サンプリングする。サンプリングを行うタイミングは、Hの前縁より、35.0μsec±15とする。
S554:サンプリングした電圧値f,eのデータ(5回)は、最大値,最小値を除き平均する。
S555:平均電圧値e−平均電圧値fで、VCOM_INの振幅を算出する。
S556:COM AMPLITUDEの設定を調整して、S555での値を調整値に合わせる(調整値に合わせられたか否かは、今回のフィールドに対して次のフィールドにおけるS555により判明する。)。
図9はガンマ補正等自動調整方法40のフローチャートである。工場において、カラーLCD10の組立作業後、調整作業者は、カラーLCD10の電源をオンにするとともに、カラーLCD10の自動調整開始ボタン(図示せず)を押す(S401)。これに伴い、TFT型LCD14には、図2に示す調整用映像が表示される(S402)。S403では、最適値がシステムマイコン13のROM28から読み出される。S404では、システムマイコン13は、液晶用映像信号処理IC12のレジスタ値を変更する。S405では、ガンマ補正・ホワイトバランス調整部22が、OSD・グラフィック表示用IC11からの信号G(緑)をレジスタ値に基づき補正した信号VGを生成し、VGは液晶用映像信号処理IC12からTFT型LCD14へ出力される。S405では、また、システムマイコン13がVGをサンプリングする。S406では、最適値としての調整値とサンプリングデータとを比較し、S407では、両者が一致するか否かを判定する。S407の判定が否であれば、S404へ戻り、正であれば、S407へ進む。こうして、サンプリングデータが最適値になると、レジスタ値の変更を終了して、S407においてレジスタ値を不揮発メモリに格納する。
図10は映像表示装置60のブロック図である。映像表示装置60は、映像信号補正部61、映像表示部62、調整用映像信号供給部63、補正情報調整部64及び復元情報記憶部65を有している。映像表示装置60の具体例は前述のカラーLCD10(図1)である。同様に、映像信号補正部61及び映像表示部62の具体例は前述の液晶用映像信号処理IC12及びTFT型LCD14であり、調整用映像信号供給部63の具体例は前述のOSD・グラフィック表示用IC11であり、補正情報調整部64の具体例は前述のシステムマイコン13であり、復元情報記憶部65の具体例は前述の不揮発性メモリ15である。カラーLCD10では、補正情報は液晶用映像信号処理IC12内のレジスタ(図示せず)のデータであり、復元情報は不揮発性メモリ15における所定アドレスのデータである。
映像信号補正部61は、原映像信号を入力されて該原映像信号を補正情報に基づき補正した補正映像信号を生成する。映像表示部62は、補正映像信号に基づく映像画面を表示する。調整用映像信号供給部63は、補正情報調整期間に、補正情報調整用の原映像信号を映像信号補正部に供給する。補正情報調整部64は、補正情報調整用の原映像信号に対して映像信号補正部が出力した補正映像信号の値が適正値となるように補正情報を調整する。復元情報記憶部65は、補正映像信号の値が適正値となった時の補正情報の復元情報を記憶する。
映像表示装置60は、LCD(液晶ディスプレイ)に限定されず、エレクトロルミネッセンスやプラズマディスプレイであってもよい。映像表示装置60は、また、カラーの映像表示装置に限定されず、モノクロの映像表示装置であってもよい。映像表示装置60は、特に、カーナビゲーション用のものを含む。
復元情報記憶部65は、不揮発性型であり、映像表示装置60の電源が切になっても、復元情報等の記憶データを保持できる。これに対し、補正情報は、典型的にはレジスタに記憶され、レジスタのデータは、映像表示装置60の電源が切になると、消失してしまう。復元情報を不揮発性型メモリに記憶させることにより、レジスタの消失した補正情報を、復元情報を使って、適宜、復元できる。
補正情報の調整は、例えば映像表示装置60の工場出荷前に、行われる。補正情報の調整は、調整作業者が、例えば、映像表示装置60の所定の操作部材(図示せず)を操作することにより、開始される。なお、映像表示装置60を購入したユーザも、適宜、該操作部材を操作して、補正情報の調整を行えるようになっていてもよい。
映像表示装置60がカラーの映像表示装置である場合、補正映像信号は、色ごとに存在するので、補正情報調整部64は、調整する補正情報によっては、対応の色の補正映像信号が適正値と比較されるように、補正映像信号を選択する必要がある。補正情報調整部64は、また、調整対象の補正情報ごとに、対応の輝度の補正映像信号を選択する必要がある。
こうして、調整作業者は、映像表示装置60へ調整用治具や信号発生器を接続したり、オシロスコープや輝度計の測定値を目視で読み込んだり、信号発生器の出力補正情報記憶部の色を切り替えたりする手間を省略して、映像表示装置の補正情報の調整を行うことができる。また、オシロスコープや輝度計のばらつきに因る測定誤差を排除して、調整精度を向上することができる。
映像表示装置60の構成をさらに具体的に説明する。
補正情報とは、RGBの振幅、ガンマ補正、ホワイトバランス、及び/又はVCOMの振幅に係る補正情報である。補正情報が、RGBの振幅、ガンマ補正、ホワイトバランス、及びVCOMの振幅に係る補正情報の全部を含む場合には、補正情報調整部64は、RGBの振幅、ガンマ補正、ホワイトバランス、及びVCOMの振幅の順番に補正情報の調整を行う。
調整用映像信号供給部63として、OSD用又はグラフィック用の映像信号を出力する映像信号出力部が利用される。映像信号出力部の一例はOSD・グラフィック表示用IC11(図1)である。このようなOSD・グラフィック表示用IC11は、一般的な映像表示装置60に装備済みであるので、調整用の原映像信号としてい特別の調整用映像信号供給部を映像表示装置60に追加する必要を排除できる。
調整用の原映像信号の生成期間では、映像表示部62の映像画面において、上下方向へ連続する複数個の水平走査ラインを1個のライン群として、1個の映像画面について複数個のライン群を設定し、各ライン群には、それぞれ異なる輝度レベルを割り当てている。補正情報調整用の補正映像信号における各ライン群の水平走査ラインは、該ライン群に割り当てられている輝度レベルを維持するものとなっている。調整用の原映像信号の生成期間における映像表示部62の映像画面の一例は図2のもの(ライン20〜163)である。これにより、各水平走査ラインに、十分なサンプリング可能期間が確保され、補正映像信号について、支障のないサンプリングが行なわれる。
映像信号補正部61及び補正情報調整部64はそれぞれ別体の第1及び第2の半導体チップに含まれる。復元情報記憶部65は、第1及び第2の半導体チップとは別体の不揮発性メモリである。補正情報は、第1の半導体チップ内のレジスタのデータとして存在する。補正情報調整64は、ユーザにおける映像表示装置60の使用時には、不揮発性メモリの復元情報に基づき、レジスタに補正情報を復元する。
映像表示装置60における第1及び第2の半導体チップの一例は、カラーLCD10では、それぞれ液晶用映像信号処理IC12及びシステムマイコン13である。映像表示装置60における不揮発性メモリの一例は、カラーLCD10では、不揮発性メモリ15である。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されず、要旨の範囲内で種々の形態により実施可能であることは言うまでもない。
カラーLCDのハードウェア構成図である。 液晶用映像信号処理ICの補正特性調整期間のTFT型LCDにおける画像パターンを示す図である。 液晶用映像信号処理ICの補正特性調整期間のカラーLCD(図1)の各信号の時間変化を示す図である。 γカーブを示す図である。 RGB_AMPLITUDEの調整方法の説明図である。 BRIGHT,GAMMA,GAMMA2,CONT−RGBRGB_AMPLITUDEの調整方法の説明図である。 SUB−BRIGHT R及びSUB−BRIGHT Bの調整方法の説明図である。
VCOM_INの調整方法の説明図である。 ガンマ補正等自動調整方法のフローチャートである。 映像表示装置のブロック図である。 第1の従来例におけるカラーLCDをその調整作業装置と共に示す図である。 第2の従来例におけるカラーLCDをその調整作業装置と共に示す図である。 第3の従来例におけるカラーLCDをその調整作業装置と共に示す図である。
符号の説明
60:映像表示装置、61;映像信号補正部、62:映像表示部、63:調整用映像信号供給部、64:補正情報調整部、65:復元情報記憶部。

Claims (6)

  1. 原映像信号を入力されて前記原映像信号を補正情報に基づき補正した補正映像信号を生成する映像信号補正部、及び
    前記補正映像信号に基づく映像画面を表示する映像表示部、
    を有している映像表示装置において、
    補正情報調整用の原映像信号として画像パターンを生成し、前記画像パターンは、黒の輝度領域と、白の輝度領域と、黒と白との間の中間諧調の輝度領域とを別々の垂直範囲に割り当てられ、補正情報調整期間に、前記画像パターンを前記映像信号補正部に供給する調整用映像信号供給部、
    前記画像パターンに対して、黒の輝度領域では前記映像信号補正部が出力した補正映像信号のRGB振幅が適正値となるように、白の輝度領域では前記映像信号補正部が出力した補正映像信号のホワイトバランスが適正値となるように、また、中間諧調の輝度領域では前記映像信号補正部が出力した補正映像信号のガンマ補正が適正値となるように、RGBの振幅、ホワイトバランス、及びガンマ補正についての各補正情報を調整する補正情報調整部、及び
    前記補正映像信号のRGBの振幅、ホワイトバランス、及びガンマ補正についての各値が適正値となった時の補正情報の復元情報を記憶する復元情報記憶部、
    を有していることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記適正値はROMに記憶されたものであり、
    前記補正情報の復元情報は前記復元情報記憶部としての不揮発性メモリに記憶されていることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 前記補正情報調整部は、RGBの振幅、ガンマ補正、ホワイトバランスの順番に補正情報の調整を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の映像表示装置。
  4. 前記補正情報として、VCOMの振幅に係る補正情報を含み、
    前記補正情報調整部は、ホワイトバランスの補正情報の調整の後にVCOMの補正情報の調整を行うことを特徴とする請求項3記載の映像表示装置。
  5. 前記調整用映像信号供給部は、OSD用又はグラフィック用の映像信号を出力する映像信号出力部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の映像表示装置。
  6. 前記映像信号補正部及び前記補正情報調整部はそれぞれ別体の第1及び第2の半導体チップに含まれ、
    前記復元情報記憶部は、前記第1及び前記第2の半導体チップとは別体の不揮発性メモリであり、
    前記補正情報は、前記第1の半導体チップ内のレジスタのデータとして存在し、
    前記補正情報調整部は、ユーザにおける前記映像表示装置の使用時には、前記不揮発性メモリの前記復元情報に基づき、前記レジスタに補正情報を復元することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の映像表示装置。
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