JP4682525B2 - カラー液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラー液晶表示装置に関するものである。
従来から、カラー画像表示装置の液晶ユニットに用いられていたカラーフィルタを不要としたカラー画像表示装置として、図8に示すように、白黒表示用の液晶表示パネル118と、液晶表示パネル118の背面側に設けられ発光色が3原色で切り替わる面光源として機能するカラーバックライトユニット1’とを備え、カラーバックライトユニット1’において電子源110aから放射させる電子線により赤色(R),緑色(G),青色(B)の蛍光体画素115を順次発光させるようにしたカラー液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上述の液晶表示パネル118は、多数の液晶画素119が配列された液晶基板116とガラス基板117とで構成されており、液晶表示パネル118の背面および前面にはそれぞれ偏光パネル120,121が配設されている。
一方、上述のカラーバックライトユニット1’は、一表面上に多数の電子源110aが配列された裏面基板111と、裏面基板111に対向配置され光を透過する前面基板112とを備え、前面基板112には各電子源110aに対応する部位それぞれに蛍光体画素115が形成されている。なお、上記特許文献1では、電子源110aとして、スピント(Spindt)型の電界放射エミッタアレイや、ダイヤモンド薄膜を用いた電子源や、MIM(Metal−Insulator−Metal)型の電子源や、MIS(Metal−Insulator−Semiconductor)型の電子源などを用いることが提案されている。
また、図8に示した構成のカラー画像表示装置は、蛍光体画素115のサイズおよび電子源110aのサイズを液晶表示パネル118の液晶画素119のサイズよりも大きく設定し、カラーバックライトユニット1’と液晶表示パネル118の背面に設けた偏光パネル120との間に光拡散パネル122を配設してある。
特開平11−64820号公報
上記特許文献1に開示されたカラー液晶表示装置では、カラーフィルタが不要であるという利点があるものの、光拡散パネル122のような光学部品をカラーバックライトユニット1’と液晶表示パネル118の背面の偏光パネル120との間に配設することにより、液晶表示パネル118の面内輝度の均一性を高めているので、光拡散パネル122の分だけ部品点数が増加するとともに厚みが大きくなり、しかも、カラーバックライトユニット1’からの光の利用効率が低下してしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、カラー表示のためのカラーフィルタが不要で、光拡散パネルなどの光学部品を用いることなく面内輝度の均一性を高めることができ、部品点数の削減および薄型化を図れるカラー液晶表示装置を提供することにある。
請求項1の発明は、液晶ユニットと、液晶ユニットの背面側に設けられるカラーバックライトユニットとを備え、フィールドシーケンシャル方式で駆動させるカラー液晶表示装置であって、カラーバックライトユニットは、電子線を放射する多数の電子源素子が液晶ユニットの背面に平行な面内で配列されたマトリクス電子源と、マトリクス電子源に対向配置され電子源素子から放射される電子線により励起されて発光する3原色の蛍光物質からなる蛍光体層がマトリクス電子源側に設けられた透明基板とを備え、蛍光体層は、液晶ユニットの1画素毎に、発光色が赤色の蛍光物質からなる赤色蛍光体領域、発光色が緑色の蛍光物質からなる緑色蛍光体領域、発光色が青色の蛍光物質からなる青色蛍光体領域の組が複数組配列され、透明基板は、該透明基板における液晶ユニット側の表面に、拡散透過性を付与する多数の凹凸が形成されてなり、該凹凸のサイズが赤色蛍光体領域、緑色蛍光体領域、青色蛍光体領域のサイズよりも小さく形成され、マトリクス電子源における各電子源素子は、駆動時に表面電極を下部電極に対して高電位側として電圧を印加することにより下部電極から注入された電子が表面電極へ向かって通過する強電界ドリフト層を有し表面電極を通して電子を放射するものであり、強電界ドリフト層が、多数のナノメータオーダの半導体微結晶と、各半導体微結晶それぞれの表面に形成され半導体微結晶の結晶粒径よりも小さな膜厚の多数の絶縁膜とを有し、マトリクス電子源は、各赤色蛍光体領域および各緑色蛍光体領域および各青色蛍光体領域それぞれに対向する部位に電子源素子が1つずつ設けられ、蛍光体層におけるマトリクス電子源側の表面に、各電子源素子から放射された電子がトンネル可能な膜厚の金属薄膜が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、電子源素子の電子の放出角の広がりが小さく、電子源素子と各蛍光体領域とが1対1で対応しているので、クロストークを防止することができ、マトリクス電子源の多数の電子源素子のうち各赤色蛍光体領域それぞれに対向する電子源素子の群のみを駆動することによりカラーバックライトユニットからは赤色の光が出射され、各緑色蛍光体領域それぞれに対応する電子源素子の群のみを駆動することによりカラーバックライトユニットからは緑色の光が出射され、各青色蛍光体領域それぞれに対向する電子源素子の群のみを駆動することによりカラーバックライトユニットからは青色の光が出射されることとなるから、カラー表示方式として、1フレームのカラー画像を赤色、緑色、青色の3原色のフィールドで構成するフィールド順次方式(フィールドシーケンシャル方式)を採用することでカラー表示のためのカラーフィルタが不要となる。また、液晶ユニットの1画素毎に、発光色が赤色の蛍光物質からなる赤色蛍光体領域、発光色が緑色の蛍光物質からなる緑色蛍光体領域、発光色が青色の蛍光物質からなる青色蛍光体領域の組が複数組配列されているので、光拡散パネルなどの光学部品を用いることなく面内輝度の均一性を高めることができ、部品点数の削減および薄型化を図れる。
この発明においては、特に、前記透明基板における前記液晶ユニット側の表面に、拡散透過性を付与する多数の凹凸を形成している。
そのため、光学部品を追加することなしに、面内輝度の均一性をより高めることができる。
なお、前記透明基板は、前記液晶ユニットにおいて液晶層の厚み方向の両側に設けられる一対のガラス基板のうち背面側のガラス基板により構成することもできる。
の場合は、部品点数の削減による低コスト化および薄型化を図れる。
この発明においては、特に、前記蛍光体層における前記マトリクス電子源側の表面に、前記各電子源素子から放射された電子がトンネル可能な膜厚の金属薄膜が設けられている
そのため、前記電子源素子から放射された電子が前記蛍光体層の表面で帯電することによって前記蛍光体層がダメージを受けるのを防止することができ、前記蛍光体層の劣化による寿命低下を防止できる。また、前記蛍光体層で生じた光のうち前記液晶ユニットとは反対側に放射された光を金属薄膜により前記液晶ユニット側へ反射することができるので、前記カラーバックライトユニットからの光の取り出し効率が向上し、輝度が向上するという利点がある。
請求項1の発明では、カラー表示のためのカラーフィルタが不要で、光拡散パネルなどの光学部品を用いることなく面内輝度の均一性を高めることができ、部品点数の削減および薄型化を図れるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態のカラー液晶表示装置は、図1(a)に示すように、白黒表示用の液晶ユニット3と、液晶ユニット3の背面側に設けられるカラーバックライトユニット1とを備えている。なお、液晶ユニット3は、カラーバックライトユニット1側から入射した光を光量変調することで画像や文字などの表示を行うものである。また、図1(a)では、液晶ユニットの1画素に対応する部分のみを図示してある。
カラーバックライトユニット1は、電子線を放射する多数の電子源素子10aがマトリクス状に配列されたマトリクス電子源10と、マトリクス電子源10に対向配置される平板状のガラス基板からなる透明基板20とを備えている。ここにおいて、マトリクス電子源10は、平板状のガラス基板からなる絶縁性基板11の一表面(図1(a)の上面)上に多数の電子源素子10aがマトリクス状に配列されている(つまり、多数の電子源素子10aがそれぞれマトリクスの格子点に配設されている)。言い換えれば、マトリクス電子源10は、多数の電子源素子10aが液晶ユニット3の背面に平行な面内で配列されている。なお、本実施形態では、マトリクス電子源10において電子源素子10aを形成する基板としてガラス基板からなる絶縁性基板11を採用しているが、セラミック基板からなる絶縁性基板やシリコン基板のような半導体基板を用いてもよい。ただし、カラーバックライトユニット1と液晶ユニット3との相性(熱的物性など)を考えると、ガラス基板を用いることが好ましい。
カラーバックライトユニット1は、絶縁性基板11がリヤプレートを兼ねるとともに、透明基板20がフェースプレートを構成しており、絶縁性基板11と透明基板20との間に枠状のフレーム(図示せず)を介在させて絶縁性基板11と透明基板20とで囲まれる空間を真空に保つように構成されている。ここに、フレームは、絶縁性基板11と透明基板20との間の距離を保つ機能を有し、絶縁性基板11および透明基板20それぞれに、フリットガラスやエポキシ系の真空用接着剤などにより接着されている。また、フレームの材料としては、ガラスやセラミックなどを採用してもよいし、表面をほうろうなどにより絶縁処理した金属板を採用してもよい。なお、絶縁性基板11および透明基板20の厚み寸法は、大気圧に耐える強度を確保できるように設定する必要があり、カラーバックライトユニット1の平面サイズに応じて、数百μm〜数mmの範囲で適宜設定すればよいが、図3に示すように、マトリクス電子源10と透明基板20との間に複数の補強用のスペーサ23を適当な間隔で配列しておけば、絶縁性基板11や透明基板20の厚みを薄くすることが可能となる。なお、スペーサ23の形状は、球状、円柱状、角柱状、十字状、高さ寸法と幅(厚さ)寸法との比が大きな薄板状など種々の形状から適宜選択することができる。また、スペーサ23の材料としては、例えばガラスやセラミックなどを採用すればよいが、電子源素子10aから放射された電子による帯電を防止する観点から、若干の導電性を付与することが好ましく、導電性を付与する目安としては、抵抗率が10〜1014Ωcm程度となるようにすればよい。この場合、スペーサ23全体に導電性を付与してもよいし、スペーサ23の表面だけに付与するようにしてもよい。
また、カラーバックライトユニット1は、透明基板20におけるマトリクス電子源10側の表面に透明な導電膜(例えば、ITO膜)よりなるアノード電極22が形成され、アノード電極22におけるマトリクス電子源10との対向面には、電子源素子10aから放射される電子線により励起されて発光する3原色の蛍光物質からなる蛍光体層21が形成されている。ここにおいて、蛍光体層21は、液晶ユニット3の1画素毎に、発光色が赤色(R)の蛍光物質からなる赤色蛍光体領域21r、発光色が緑色(G)の蛍光物質からなる緑色蛍光体領域、発光色が青色(B)の蛍光物質からなる青色蛍光体領域の組が複数組配列されている。図1(a)では左から右へ赤色蛍光体領域21r、緑色蛍光体領域21g、青色蛍光体領域21b、赤色蛍光体領域21r、緑色蛍光体領域21g、青色蛍光体領域21b、…の順に配列されている。
一方、マトリクス電子源10は、各蛍光体領域21r,21g,21bそれぞれに対向する部位それぞれに電子源素子10aが設けられており、各蛍光体領域21r,21g,21bには、対向する電子源素子10aから放射されアノード電極22に印加された電圧によって加速された高エネルギの電子が衝突するようになっている(図1(a)中の矢印Aは、電子源素子10aから放射された電子線を示している)。なお、ここに、アノード電極22に印加された電圧とは、アノード電極22と電子源素子10aの表面電極17との間にアノード電極22を高電位側として印加される電圧を意味しており、数百V〜数10kV程度であるが、蛍光体層21に用いる蛍光物質の種類や、マトリクス電子源10と透明基板20との間の空間の圧力などを考慮して適宜設定すればよい。また、マトリクス電子源10と蛍光体層21との間の間隔は、マトリクス電子源10と透明基板20との間の空間の圧力、アノード電極22と表面電極17との間に印加する電圧の大きさなどに応じて例えば0.5mm〜20mm程度の範囲内で適宜設定すればよい。
以下、マトリクス電子源10の電子源素子10aについて説明する。
電子源素子10aは、図1(b)に示すように、絶縁性基板11の上記一表面側に形成された導電性層(例えば、金属膜)よりなる下部電極12と、下部電極12上に形成されたノンドープ多結晶シリコン層13と、ノンドープ多結晶シリコン層13上に形成された強電界ドリフト層16と、強電界ドリフト層16上に形成された単層構造ないし多層構造の金属薄膜からなる表面電極17とで構成されている。ここに、表面電極17の厚さは10nm〜15nm程度に設定されている。なお、本実施形態では、強電界ドリフト層16と下部電極12との間にノンドープ多結晶シリコン層13を介在させてあるが、ノンドープ多結晶シリコン層13を介在させずに下部電極12上に強電界ドリフト層16を形成した構成を採用してもよい。
強電界ドリフト層16は、後述のナノ結晶化プロセスおよび酸化プロセスを行うことにより形成されており、図1(c)に示すように、少なくとも、下部電極12の表面側に列設された柱状の多結晶シリコンのグレイン(半導体結晶)51と、グレイン51の表面に形成された薄いシリコン酸化膜52と、グレイン51間に介在する多数のナノメータオーダのシリコン微結晶(半導体微結晶)63と、各シリコン微結晶63の表面に形成され当該シリコン微結晶63の結晶粒径よりも小さな膜厚の酸化膜である多数のシリコン酸化膜(絶縁膜)64とから構成されると考えられる。ここに、各グレイン51は、下部電極12の厚み方向に延びている(つまり、絶縁性基板11の厚み方向に延びている)。
上述の電子源素子10aから電子を放射させるには、図1(b)に示すように、表面電極17が下部電極12に対して高電位側となるように表面電極17と下部電極12との間に直流電圧Vpsを印加するとともに、アノード電極22が表面電極17に対して高電位側となるようにアノード電極22と表面電極17との間に直流電圧Vcを印加する。各直流電圧Vps,Vcを適宜に設定すれば、下部電極12から注入された電子が強電界ドリフト層16をドリフトし表面電極17を通して放出される(図1(b)中の一点鎖線は表面電極17を通して放出された電子eの流れを示す)。なお、強電界ドリフト層16の表面に到達した電子はホットエレクトロンであると考えられ、表面電極17を容易にトンネルし真空中に放出される。
本実施形態の電子源素子10aでは、表面電極17と下部電極12との間に流れる電流をダイオード電流Ipsと呼び、アノード電極22と表面電極17との間に流れる電流をエミッション電流(放出電子電流)Ieと呼ぶことにすれば(図1(b)参照)、ダイオード電流Ipsに対するエミッション電流Ieの比率(=Ie/Ips)が大きいほど電子放出効率(=(Ie/Ips)×100〔%〕)が高いことになる。ここに、本実施形態における電子源素子10aでは、表面電極17と下部電極12との間に印加する直流電圧Vpsを10〜20V程度の低電圧としても電子を放出させることができる。また、本実施形態の電子源素子10aは、電子放出特性の真空度依存性が小さく且つ電子放出時にポッピング現象が発生せず安定して電子を高い電子放出効率で放出することができるという特徴を有しており、絶縁性基板11と透明基板20と上記フレームとで囲まれた空間の真空度を高真空にする必要がなく、製造が容易になる。なお、上記空間の真空度は1Pa以下に保てばよいが、蛍光体層21および電子源素子10aの信頼性や放電などを考えると、10−2Pa以下に保つことが好ましい。
また、本実施形態における電子源素子10aは、放射される電子線の広がり角が小さく、スピント型の電子源素子、MIM型の電子源、MIS型の電子源などに比べて電子の直進性が優れているので、隣り合う電子源素子10aに対応した蛍光体領域(例えば、赤色蛍光体領域21rに対応する電子源素子10aから隣りの電子源素子10aに対向する緑色蛍光体領域21g)へ電子が到達する所謂クロストークを防止することができる。
本実施形態における電子源素子10aの基本構成は周知であり、次のようなモデルで電子放出が起こると考えられる。すなわち、表面電極17と下部電極12との間に表面電極17を高電位側として電圧を印加することにより、下部電極12から強電界ドリフト層16へ電子eが注入される。一方、強電界ドリフト層16に印加された電界の大部分はシリコン酸化膜64にかかるから、注入された電子eはシリコン酸化膜64にかかっている強電界により加速され、強電界ドリフト層16におけるグレイン51の間の領域を表面に向かって図1(c)中の矢印の向き(図1(c)における上向き)へドリフトし、表面電極17をトンネルし放出される。しかして、強電界ドリフト層16では下部電極12から注入された電子がシリコン微結晶63でほとんど散乱されることなくシリコン酸化膜64にかかっている電界で加速されてドリフトし、表面電極17を通して放出され(弾道型電子放出現象)、強電界ドリフト層16で発生した熱がグレイン51を通して放熱されるから、電子放出時にポッピング現象が発生せず、安定して電子を放出することができる。ここに、強電界ドリフト層16の表面に到達した電子はホットエレクトロンであると考えられ、表面電極17を容易にトンネルし放出される。
上述の強電界ドリフト層16の形成方法について説明する。
強電界ドリフト層16の形成にあたっては、まず、絶縁性基板11上に形成した下部電極12上にノンドープの多結晶シリコン層を例えばLPCVD法などにより形成した後、上述のナノ結晶化プロセスを行うことにより、多結晶シリコンの多数のグレイン51(図1(c)参照)と多数のシリコン微結晶63(図1(c)参照)とが混在する複合ナノ結晶層(以下、第1の複合ナノ結晶層と称す)を強電界ドリフト層16の形成予定部位に形成する。ここにおいて、ナノ結晶化プロセスでは、55wt%のフッ化水素水溶液とエタノールとを略1:1で混合した混合液よりなる電解液を用い、下部電極12を陽極とし、電解液中において多結晶シリコン層に白金電極よりなる陰極を対向配置して、500Wのタングステンランプからなる光源により多結晶シリコン層の主表面に光照射を行いながら、電源から陽極と陰極との間に定電流(例えば、電流密度が12mA/cmの電流)を所定時間(例えば、10秒)だけ流すことによって、多結晶シリコンのグレイン51およびシリコン微結晶63を含む第1の複合ナノ結晶層を形成する。
ナノ結晶化プロセスが終了した後に、上述の酸化プロセスを行うことで第1の複合ナノ結晶層を電気化学的に酸化することによって、図1(c)のような構成の複合ナノ結晶層(以下、第2の複合ナノ結晶層と称す)からなる強電界ドリフト層16を形成する。酸化プロセスでは、エチレングリコールからなる有機溶媒中に0.04mol/lの硝酸カリウムからなる溶質を溶かした溶液よりなる電解液を用い、下部電極12を陽極とし、電解液中において第1の複合ナノ結晶層に白金電極よりなる陰極を対向配置して、下部電極12を陽極とし、電源から陽極と陰極との間に定電流(例えば、電流密度が0.1mA/cmの電流)を流し陽極と陰極との間の電圧が20Vだけ上昇するまで第1の複合ナノ結晶層を電気化学的に酸化することによって、上述のグレイン51、シリコン微結晶63、各シリコン酸化膜52,64を含む第2の複合ナノ結晶層からなる強電界ドリフト層16を形成するようになっている。なお、本実施形態では、上述のナノ結晶化プロセスを行うことによって形成される第1の複合ナノ結晶層においてグレイン51、シリコン微結晶63以外の領域はアモルファスシリコンからなるアモルファス領域となっており、強電界ドリフト層16においてグレイン51、シリコン微結晶63、各シリコン酸化膜52,64以外の領域がアモルファスシリコン若しくは一部が酸化したアモルファスシリコンからなるアモルファス領域65となっているが、ナノ結晶化プロセスの条件によってはアモルファス領域65が孔となり、このような場合の第1の複合ナノ結晶層は多孔質多結晶シリコン層とみなすことができる。
なお、上述の強電界ドリフト層16では、シリコン酸化膜64が絶縁膜を構成しており絶縁膜の形成に酸化プロセスを採用しているが、酸化プロセスの代わりに窒化プロセスないし酸窒化プロセスを採用してもよく、窒化プロセスを採用した場合には各シリコン酸化膜52,64がいずれもシリコン窒化膜となり、酸窒化プロセスを採用した場合には各シリコン酸化膜52,64がいずれもシリコン酸窒化膜となる。
ところで、図示していないが、本実施形態では、下部電極12を図1(a)の左右方向に延長した形とし、表面電極17を下部電極12に直交する方向に延長した形として形成されており、下部電極12と表面電極17との交差する部位が、各電子源素子10aになっている。したがって、図示しない駆動回路によって適宜の下部電極12と表面電極17との組を選択し、選択した下部電極12に対して選択した表面電極17が高電位側になるような電圧を印加すれば、下部電極12と表面電極17との交差する部位である電子源素子10aから電子線が放射される。ここにおいて、下部電極12は絶縁性基板11の上記一表面に表面が揃うように埋め込んで形成してもよいし、絶縁性基板11の上記一表面上にノンドープの多結晶シリコン層を形成した後に当該多結晶シリコン層の一部にn形不純物を高濃度ドープすることにより形成してもよい(つまり、下部電極12をn形多結晶シリコン層により構成してもよい)。なお、表面電極17を下部電極12に直交する方向に延長した形とする代わりに低抵抗のバス電極を下部電極12に直交する方向に延長して下部電極12に直交する方向に並設された表面電極17を電気的に接続するようにしてもよい。
以上説明した電子源素子10aが配列されたマトリクス電子源10を備えたカラーバックライトユニット1では、各電子源素子10aの電子の放出角の広がりが小さく、各電子源素子10aと各蛍光体領域21r,21g,21bとが1対1で対応しているので、クロストークを防止することができる。
ここに、本実施形態におけるカラーバックライトユニット1では、マトリクス電子源10の多数の電子源素子10aのうち図2の左上のように各赤色蛍光体領域21rそれぞれに対向する電子源素子10aの群のみを駆動することにより透明基板20を通して赤色の光が出射され、図2の右上のように各緑色蛍光体領域21gそれぞれに対応する電子源素子10aの群のみを駆動することにより透明基板20を通して緑色の光が出射され、図2の中央下のように各青色蛍光体領域21bそれぞれに対向する電子源素子10aの群のみを駆動することにより透明基板20を通して青色の光が出射されることとなる。
しかして、本実施形態のカラー画像表示装置では、カラー表示方式として、1フレームのカラー画像を赤色、緑色、青色の3原色のフィールドで構成するフィールド順次方式(フィールドシーケンシャル方式)を採用することでカラー表示のためのカラーフィルタが不要となるとともに、動画表示の性能を向上させることができる。また、液晶ユニット3の1画素毎に、赤色蛍光体領域21rと緑色蛍光体領域21gと青色蛍光体領域21bとの組が複数組配列されているので、図8に示した従来構成において必要であった光拡散パネル122などの光学部品を用いることなく面内輝度の均一性を高めることができ、部品点数の削減および薄型化を図れる。
(実施形態2)
本実施形態のカラー液晶表示装置の基本構成は図1に示した実施形態1と略同じであって、図4(a),(b)に示すように、透明基板20における液晶ユニット3側の表面に、拡散透過性を付与する多数の微細な凹凸を形成してある点が相違する。なお、微細な凹凸のサイズは各蛍光体領域21r,21g,21bのサイズよりも十分小さく、各蛍光体領域21,21g,21bからの光を拡散透過するようようになっている。他の構成は実施形態1と同様であるから図示および説明を省略する。
しかして、本実施形態では、光学部品を追加することなしに、面内輝度の均一性を実施形態1よりも更に高めることができる。
(実施形態3)
本実施形態のカラー液晶表示装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図5に示すように、透明基板20は、液晶ユニット3において液晶層31の厚み方向の両側に設けられる一対のガラスセル(ガラス基板)32,33のうち背面側のガラスセル33により構成されている点に特徴がある。ここに、液晶ユニット3は、液晶層31の前面のガラスセル32の前面側に視野拡大フィルムと偏光フィルムと反射防止フィルムとからなる光学機能部35が設けられ、液晶層31と、液晶層31の背面側のガラスセル33との間に、偏光フィルムと視野拡大フィルムとからなる光学機能部34が設けられている。なお、図5に示した液晶ユニット3における光学機能部35,34の構成は例えば刊行物1(内田龍男、内池平樹 監修、「フラットパネルディスプレイ大辞典」、初版、株式会社工業調査会、2001年12月25日、p.186)に開示されているように周知なので詳細な説明は省略する。他の構成は実施形態1と同様であるから図示および説明を省略する。
しかして、本実施形態では、上記刊行物1に開示されているように通常は液晶ユニットにおけるバックライトユニット側の表面側に設けられている視野拡大フィルムおよび偏光フィルム(つまり、光学機能部34)を、カラーバックライトユニット1側のガラスセル33と液晶層31との間に介在させ、ガラスセル33をカラーバックライトユニット1の透明基板20と兼ねるようにしてあるので、部品点数の削減による低コスト化および薄型化を図れる。
(実施形態4)
本実施形態のカラー液晶表示装置の基本構成は実施形態1と略同じであって、図6に示すように、蛍光体層21におけるマトリクス電子源10側の表面に、各電子源素子10aから放射された電子がトンネル可能な膜厚の金属薄膜(例えば、アルミニウム薄膜など)からなるアノード電極22を設けている点が相違する。要するに、実施形態1では透明基板20と蛍光体層21との間にITO膜のような透明な導電膜からなるアノード電極22を設けていたのに対し、本実施形態では、透明基板21に蛍光体層21を積層し蛍光体層21におけるマトリクス電子源10側の表面に金属薄膜からなるアノード電極22を設けている点が相違する。上記金属薄膜の材料はアルミニウムに限定するものではなく、他の金属材料でもよい。なお、上記金属薄膜の材料としてアルミニウムを採用する場合には、蛍光体層21の表面上に蒸着法などの成膜ダメージの比較的小さな成膜方法によって成膜すればよい。また、上記金属薄膜の膜厚は数十nm〜数百nm程度の範囲内で適宜設定すればよい。他の構成は実施形態1と同様であるから図示および説明を省略する。
しかして、本実施形態では、電子源素子10aから放射された電子が蛍光体層21の表面で帯電することによって蛍光体層21がダメージを受けるのを防止することができ、蛍光体層21の劣化による寿命低下を防止できる。
また、蛍光体層21で生じた光のうち液晶ユニット3とは反対側に放射された光をアノード電極22により液晶ユニット3側へ反射することができるので、カラーバックライトユニット1からの光の取り出し効率が向上し、輝度が向上するという利点がある。また、液晶ユニット3前面側から入射した外部光をアノード電極22によって液晶ユニット3側へ反射して液晶ユニット3外部へ放出することが可能となるので、液晶ユニット3の外部光を利用した反射型液晶にも対応できるというメリットがある。なお、図7は液晶ユニット3での光の進行方向を説明するための図であって、同図中の矢印P1は蛍光体層21から液晶ユニット3側へ放射された光を示し、同図中の矢印P2は蛍光体層21から液晶ユニット3とは反対側(つまり、カラーバックライトユニット1側)へ放射された光を示し、同図中の矢印P3は蛍光体層21から液晶ユニット3とは反対側へ放射されてアノード電極22で反射された光を示し、同図中の矢印P4は液晶ユニット3の外部から液晶ユニット3へ入射した光を示し、同図中の矢印P5は液晶ユニット3の外部から液晶ユニット3へ入射してアノード電極22で反射された光を示している。
実施形態1を示し、(a)は要部概略構成図、(b)は電子源素子の基本動作説明図、(c)は電子源素子の要部説明図である。 同上の動作説明図である。 同上の他の構成例の要部概略構成図である。 実施形態2を示し、(a)は要部概略構成図、(b)は(a)の要部Cの拡大図である。 実施形態3を示す要部概略構成図である。 実施形態4を示す要部概略構成図である。 同上の動作説明図である。 従来例を示す概略分解斜視図である。
符号の説明
1 カラーバックライトユニット
3 液晶ユニット
10 マトリクス電子源
10a 電子源素子
11 絶縁性基板
12 下部電極
13 ノンドープ多結晶シリコン層
16 強電界ドリフト層
17 表面電極
20 透明基板
21 蛍光体層
21r 赤色蛍光体領域
21g 緑色蛍光体領域
21b 青色蛍光体領域
22 アノード電極
51 グレイン
52 シリコン酸化膜
63 シリコン微結晶
64 シリコン酸化膜

Claims (1)

  1. 液晶ユニットと、液晶ユニットの背面側に設けられるカラーバックライトユニットとを備え、フィールドシーケンシャル方式で駆動させるカラー液晶表示装置であって、
    ラーバックライトユニットは、電子線を放射する多数の電子源素子が液晶ユニットの背面に平行な面内で配列されたマトリクス電子源と、マトリクス電子源に対向配置され電子源素子から放射される電子線により励起されて発光する3原色の蛍光物質からなる蛍光体層がマトリクス電子源側に設けられた透明基板とを備え、蛍光体層は、液晶ユニットの1画素毎に、発光色が赤色の蛍光物質からなる赤色蛍光体領域、発光色が緑色の蛍光物質からなる緑色蛍光体領域、発光色が青色の蛍光物質からなる青色蛍光体領域の組が複数組配列され、透明基板は、該透明基板における液晶ユニット側の表面に、拡散透過性を付与する多数の凹凸が形成されてなり、該凹凸のサイズが赤色蛍光体領域、緑色蛍光体領域、青色蛍光体領域のサイズよりも小さく形成され、マトリクス電子源における各電子源素子は、駆動時に表面電極を下部電極に対して高電位側として電圧を印加することにより下部電極から注入された電子が表面電極へ向かって通過する強電界ドリフト層を有し表面電極を通して電子を放射するものであり、強電界ドリフト層が、多数のナノメータオーダの半導体微結晶と、各半導体微結晶それぞれの表面に形成され半導体微結晶の結晶粒径よりも小さな膜厚の多数の絶縁膜とを有し、マトリクス電子源は、各赤色蛍光体領域および各緑色蛍光体領域および各青色蛍光体領域それぞれに対向する部位に電子源素子が1つずつ設けられ、蛍光体層におけるマトリクス電子源側の表面に、各電子源素子から放射された電子がトンネル可能な膜厚の金属薄膜が設けられていることを特徴とするカラー液晶表示装置
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