JP4680121B2 - 信号伝送システム - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、基地局と移動局が漏洩同軸ケーブルを用いて信号を送受信する列車無線システムなどに適用される信号伝送システムに関するものである。
例えば、信号の長距離伝送を実現する信号伝送システムでは、基地局と終端装置の間に中継器を複数台設置して、複数台の中継器を基地局に対して並列に接続し、複数台の中継器が基地局から送信された信号を漏洩同軸ケーブルなどの伝送線路に出力するようにしている。
このとき、複数台の中継器に接続される各伝送線路は、見かけ上、基地局と終端装置の間を結ぶように配置されるが、各伝送線路は、相互に縦続接続されておらず、先端が終端されている。
このような信号伝送システムでは、中継器によって信号が遅延し、その遅延量が無視できない事例がある。
例えば、基地局と複数台の中継器が光ファイバで接続され、基地局が同じ信号を複数台の中継器に同時に送信し、複数台の中継器に接続されている漏洩同軸ケーブルが基地局から送信された信号を伝送しながら放射する場合、基地局から送信されて中継器に受信される光信号と、中継器から漏洩同軸ケーブルに出力される電気信号とは、中継器による信号の遅延量の分だけずれを生じる。
各中継器による信号の遅延量が異なる場合、移動局が漏洩同軸ケーブルから放射される信号を受信しながら漏洩同軸ケーブルに沿って移動する状況下で、移動局がある中継器を跨ぐと、受信信号の連続性を失うことがある。
従来の信号伝送システムでは、受信信号の連続性を確保するため、各中継器による信号の遅延量が同じになるように初期調整するようにしている。
例えば、基地局が複数台の中継器に信号を送信して、各中継器により受信されて漏洩同軸ケーブルに出力される信号の遅延量を測定する。
そして、各漏洩同軸ケーブルに出力される信号の遅延量が同値になるように、基地局と中継器間を接続する光ファイバや漏洩同軸ケーブルの線長を微調整する。
これにより、各中継器による信号の遅延量を初期調整することができるが、経年変化や温度変化によって信号の遅延量が変化しても、信号の遅延量を調整することができるようにするために、各中継器に受信機を組み込んで信号の遅延量を測定することができるようにしている信号伝送システムも存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−174428号公報(第8頁から第11頁、図1)
従来の信号伝送システムは以上のように構成されているので、各中継器が基地局から送信される信号を受信する受信機を搭載するようにすれば、信号の遅延量を測定して、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量を調整することができるが、全ての中継器に受信機を搭載する必要があるため、装置規模が大きくなるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、中継器に受信機を搭載することなく、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量を調整することができる信号伝送システムを得ることを目的とする。
この発明に係る信号伝送システムは、複数の中継器の信号遅延量を調整する際、基地局と終端装置の間に縦続接続する中継器を切り替えて、基地局から中継器を経由して終端装置に至る複数の信号経路を形成する信号経路形成手段と、信号経路形成手段により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と信号経路形成手段により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定して、双方の遅延量の遅延差を検出する遅延差検出手段とを設け、遅延差検出手段により検出された遅延差に応じて中継器の信号遅延量を調整するようにしたものである。
この発明によれば、複数の中継器の信号遅延量を調整する際、基地局と終端装置の間に縦続接続する中継器を切り替えて、基地局から中継器を経由して終端装置に至る複数の信号経路を形成する信号経路形成手段と、信号経路形成手段により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と信号経路形成手段により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定して、双方の遅延量の遅延差を検出する遅延差検出手段とを設け、遅延差検出手段により検出された遅延差に応じて中継器の信号遅延量を調整するように構成したので、中継器に受信機を搭載することなく、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量を調整することができる効果がある。
実施の形態1.
図1及び図2はこの発明の実施の形態1による信号伝送システムを示す構成図であり、特に、図1は第1の信号経路が形成されている状態を示し、図2は第2の信号経路が形成されている状態を示している。
図において、基地局1は例えば中継器3nを介して移動局4と信号を送受信するとともに、中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際に信号を送信する。ただし、n=1,2,・・・,Nである。
終端装置2は基地局1から送信された信号を終端する装置である。
中継器31〜3Nは基地局1と終端装置2の間に設置され、基地局1から送信された信号を漏洩同軸ケーブル121〜12N(伝送線路)に出力する装置である。
なお、基地局1と中継器31〜3Nの間は光ファイバ111〜11Nで接続されており、基地局1から中継器31〜3Nに送信される信号は光信号である。
移動局4は漏洩同軸ケーブル121〜12Nに沿って移動しながら、漏洩同軸ケーブル121〜12Nから放射される信号を受信する。
中継器31〜3Nのフォトダイオード21は基地局1から送信された光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換する。
中継器31〜3Nの切替スイッチ22は制御装置32の指示の下、接続先を終端部23又は切替スイッチ24に切り替える。
中継器31〜3Nの終端部23は例えば50Ωの抵抗とグランドから構成され、漏洩同軸ケーブル120〜12N-1を終端している。
中継器31〜3Nの切替スイッチ24は制御装置32の指示の下、接続先をフォトダイオード21又は切替スイッチ22に切り替える。
中継器31〜3Nの増幅器25は電気信号を増幅し、増幅後の電気信号を漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力する。
制御装置32は中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際、中継器31〜3Nの切替スイッチ22,24の接続先を切り替えることにより、基地局1と終端装置2の間に縦続接続する中継器3を切り替えて、基地局1から中継器3を経由して終端装置2に至る複数の信号経路を形成する。
例えば、中継器3nの信号遅延量を調整する場合、中継器3n-1を基地局1と接続し、かつ、中継器3n-1と終端装置2の間に設置されている中継器3を縦続接続して、基地局1から中継器3n-1,3n,3n+1,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る第1の信号経路を形成したのち、中継器3nを基地局1と接続し、かつ、中継器3nと終端装置2の間に設置されている中継器3を縦続接続して、基地局1から中継器3n,3n+1,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る第2の信号経路を形成する。
なお、制御装置32は信号経路形成手段を構成している。
終端装置2の遅延差検出部33は制御装置32により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と制御装置32により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定して、双方の遅延量の遅延差を検出する。なお、遅延差検出部33は遅延差検出手段を構成している。
遅延量補正器341〜34Nは制御装置32の指示の下、遅延差検出部33により検出された遅延差に応じて中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する。
なお、制御装置32及び遅延量補正器341〜34Nから遅延量調整手段が構成されている。
次に動作について説明する。
信号伝送システムを運用するに際して、中継器31〜3Nの信号遅延量が予め調整されており、基地局1から中継器31〜3Nに出力されて、中継器31〜3Nから漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力される信号の遅延量は、基地局1から漏洩同軸ケーブル120に出力される信号の遅延量と同値であるものとする。
信号伝送システムを運用する際、制御装置32は、中継器31〜3Nの切替スイッチ22の接続先を終端部23側に切り替え、中継器31〜3Nの切替スイッチ24の接続先をフォトダイオード21側に切り替える。
これにより、基地局1から送信される光信号(例えば、RF変調波)は、光ファイバ111〜11Nを通じて、中継器31〜3Nのフォトダイオード21に受信される。
中継器31〜3Nのフォトダイオード21は、基地局1から送信された光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換する。ただし、電気信号は、移動局4が受信することが可能な変調信号である。
中継器31〜3Nの増幅器25は、フォトダイオード21が光信号を電気信号に変換すると、その電気信号を増幅し、増幅後の電気信号を漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力する。
漏洩同軸ケーブル121〜12Nは、中継器31〜3Nから出力された電気信号を伝送しながら放射するので、例えば、移動局4が中継器3nと中継器3n+1の間に存在していれば、漏洩同軸ケーブル12nから放射された電気信号を受信する。
これにより、基地局1から送信された信号を移動局4が受信することになるが、信号伝送システムを運用するに先立って、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量の調整を可能にするため、中継器31〜3Nの信号遅延量が調整されている初期状態時のデータ(以下、「初期データ」と称する)を取得する。
具体的には、以下のようにして、初期データを取得する。
制御装置32は、例えば、中継器3nの信号遅延量を調整する際に使用する初期データを取得する場合、中継器31〜3n-1の切替スイッチ24の接続先をフォトダイオード21側に切り替えて、中継器31〜3n-1の切替スイッチ22の接続先を終端部23側に切り替える。
また、制御装置32は、中継器3n〜3Nの切替スイッチ22の接続先を切替スイッチ24側に切り替えて、中継器3n〜3Nの切替スイッチ24の接続先を切替スイッチ22側に切り替える。
これにより、基地局1から中継器3n-1,3n,3n+1,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る第1の信号経路が形成される(図1を参照)。
終端装置2の遅延差検出部33は、制御装置32が第1の信号経路を形成すると、基地局1から第1の信号経路で伝送された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延差検出部33は、基地局1から信号が送信される時刻を認識しており、信号の送信時刻と信号の受信時刻から信号の遅延量を測定する。
次に、制御装置32は、中継器3nの切替スイッチ24の接続先をフォトダイオード21側に切り替えて、中継器3nの切替スイッチ22の接続先を終端部23側に切り替える。
中継器3n以外の中継器3の切替スイッチ22,24の接続先は、第1の信号経路を形成したときと同じ状態を維持する。
これにより、基地局1から中継器3n,3n+1,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る第2の信号経路が形成される(図2を参照)。
終端装置2の遅延差検出部33は、制御装置32が第2の信号経路を形成すると、基地局1から第2の信号経路で伝送された信号の遅延量を測定する。
終端装置2の遅延差検出部33は、制御装置32により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と、制御装置32により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量との遅延差を検出する。
制御装置32は、終端装置2の遅延差検出部33が遅延差を検出すると、その遅延差を中継器3nの信号遅延量を調整する際に使用する初期データとして記憶する。
以下、制御装置32は、中継器3nに係る初期データを取得する場合と同様にして、中継器3n以外の中継器3に係る初期データを取得する。
例えば、中継器3n+2に係る初期データを取得する場合、中継器3n+1,3n+2,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る第1の信号経路と、中継器3n+2,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る第2の信号経路とを形成して、第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と、第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量との遅延差を検出することにより、中継器3n+2に係る初期データを取得する。
その後、信号伝送システムを運用し、経年変化又は温度変化が生じて信号遅延量を補正する必要が生じると、制御装置32は、初期データを取得する場合と同様にして、第1の信号経路と第2の信号経路を形成する。例えば、中継器3nの信号遅延量を調整する場合には、図1に示す第1の信号経路と図2に示す第2の信号経路を形成する。
終端装置2の遅延差検出部33は、制御装置32が図1に示す第1の信号経路を形成すると、基地局1から第1の信号経路で伝送された信号の遅延量を測定する。
また、遅延差検出部33は、制御装置32が図2に示す第2の信号経路を形成すると、基地局1から第2の信号経路で伝送された信号の遅延量を測定する。
終端装置2の遅延差検出部33は、制御装置32により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と、制御装置32により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量との遅延差を検出する。
制御装置32は、終端装置2の遅延差検出部33が遅延差を検出すると、その遅延差と先に記憶している中継器3nに係る初期データを比較し、その遅延差が初期データと一致するように、遅延量補正器34nの補正量を設定する。
遅延量補正器34nは、制御装置32により設定された補正量だけ基地局1から送信された光信号の遅延量を調整する。
以下、制御装置32は、中継器3nに係る遅延差を検出する場合と同様にして、遅延差検出部33が中継器3n以外の中継器3に係る遅延差を検出することにより、全ての中継器3に係る遅延差が初期データと一致するように遅延量補正器34の補正量を設定して、全ての中継器3の信号遅延量を調整する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、中継器3n〜3Nの信号遅延量を調整する際、基地局1と終端装置2の間に縦続接続する中継器3を切り替えて、基地局1から中継器3を経由して終端装置2に至る複数の信号経路を形成する制御装置32と、制御装置32により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と制御装置32により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定して、双方の遅延量の遅延差を検出する遅延差検出部33とを設け、遅延差検出部33により検出された遅延差に応じて中継器3n〜3Nの信号遅延量を調整するように構成したので、中継器3n〜3Nに受信機を搭載することなく、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量を調整することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、終端装置2の遅延差検出部33が基地局1から送信される信号の遅延量を測定するものについて示したが、制御装置32により第1の信号経路と第2の信号経路が形成されたとき、移動局4から送信された信号を漏洩同軸ケーブル12が取り込み、その漏洩同軸ケーブル12と中継部3経由で基地局1に受信される信号の遅延量を測定することにより、上記と同様の方法で、信号の遅延量を調整するようにしてもよい。
また、この実施の形態1では、遅延量補正器341〜34Nが光ファイバ111〜11N上に設置されているものについて示したが、遅延量補正器341〜34Nの設置場所はこれに限るものではなく、例えば、基地局1の内部や中継器31〜3Nの内部に設置されていてもよい。
また、この実施の形態1では、制御装置32が基地局1の外部に設置されているものについて示したが、基地局1の内部に設置されていてもよい。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による信号伝送システムを示す構成図であり、図において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
制御装置35は中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際、中継器31〜3Nの切替スイッチ22,24の接続先を切り替えることにより、基地局1と終端装置2の間に縦続接続する中継器3を切り替えて、基地局1から中継器3を経由して終端装置2に至る信号経路を形成する。
例えば、中継器3nの信号遅延量を調整する場合、中継器3nを基地局1と接続し、かつ、中継器3nと終端装置2の間に設置されている中継器3を縦続接続して、基地局1から中継器3n,3n+1,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る信号経路を形成する。
なお、制御装置35は信号経路形成手段を構成している。
終端装置2の遅延量測定部36は制御装置35により信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定する。なお、遅延量測定部36は遅延量測定手段を構成している。
遅延量補正器371〜37Nは制御装置35の指示の下、遅延量測定部36により測定された遅延量に応じて中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する。
なお、制御装置35及び遅延量補正器371〜37Nから遅延量調整手段が構成されている。
次に動作について説明する。
信号伝送システムの運用時の動作は、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
信号伝送システムを運用するに先立って、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量の調整を可能にするため、中継器31〜3Nの信号遅延量が調整されている初期状態時のデータ(以下、「初期データ」と称する)を取得する。
具体的には、以下のようにして、初期データを取得する。
制御装置35は、例えば、中継器3nの信号遅延量を調整する際に使用する初期データを取得する場合、中継器31〜3nの切替スイッチ24の接続先をフォトダイオード21側に切り替えて、中継器31〜3nの切替スイッチ22の接続先を終端部23側に切り替える。
また、制御装置35は、中継器3n+1〜3Nの切替スイッチ22の接続先を切替スイッチ24側に切り替えて、中継器3n+1〜3Nの切替スイッチ24の接続先を切替スイッチ22側に切り替える。
これにより、基地局1から中継器3n,3n+1,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る信号経路が形成される。
終端装置2の遅延量測定部36は、制御装置35が信号経路を形成すると、基地局1から当該信号経路で伝送された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延量測定部36は、基地局1から信号が送信される時刻を認識しており、信号の送信時刻と信号の受信時刻から信号の遅延量を測定する。
制御装置35は、終端装置2の遅延量測定部36が遅延量を測定すると、その遅延量を中継器3nの信号遅延量を調整する際に使用する初期データとして記憶する。
以下、制御装置35は、中継器3nに係る初期データを取得する場合と同様にして、中継器3n以外の中継器3に係る初期データを取得する。
例えば、中継器3n+2に係る初期データを取得する場合、中継器3n+2,3n+3,・・・,3Nを経由して終端装置2に至る信号経路を形成して、その信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定することにより、中継器3n+2に係る初期データを取得する。
その後、信号伝送システムを運用し、経年変化又は温度変化が生じて信号遅延量を補正する必要が生じると、制御装置35は、初期データを取得する場合と同様にして、信号経路を形成する。例えば、中継器3nの信号遅延量を調整する場合には、図3に示す信号経路を形成する。
終端装置2の遅延量測定部36は、制御装置35が図3に示す信号経路を形成すると、基地局1から当該信号経路で伝送された信号の遅延量を測定する。
制御装置35は、終端装置2の遅延量測定部36が遅延量を測定すると、その遅延量と先に記憶している中継器3nに係る初期データを比較し、その遅延量が初期データと一致するように、遅延量補正器37nの補正量を設定する。
遅延量補正器37nは、制御装置35により設定された補正量だけ基地局1から送信された光信号の遅延量を調整する。
以下、制御装置35は、中継器3nに係る遅延量を測定する場合と同様にして、遅延量測定部36が中継器3n以外の中継器3に係る遅延量を測定することにより、全ての中継器3に係る遅延量が初期データと一致するように遅延量補正器37の補正量を設定して、全ての中継器3の信号遅延量を調整する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、中継器31〜3nの信号遅延量を調整する際、基地局1と終端装置2の間に縦続接続する中継器3を切り替えて、基地局1から中継器3を経由して終端装置2に至る信号経路を形成する制御装置35と、制御装置35により信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定する遅延量測定部36とを設け、遅延量測定部36により測定された遅延量に応じて中継器31〜3nの信号遅延量を調整するように構成したので、中継器3n〜3Nに受信機を搭載することなく、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量を調整することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3による信号伝送システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
基地局1は光信号(例えば、RF変調波)を光ファイバ111〜11Nに出力するとともに、電気信号(移動局4が受信することが可能な変調信号)を漏洩同軸ケーブル120に出力する送信部41と、光ファイバ131〜13Nから光信号を入力するとともに、漏洩同軸ケーブル140から電気信号を入力する受信部42とを備えている。
中継器31〜3Nは基地局1と終端装置2の間に設置され、基地局1から送信された信号を漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力する一方、移動局4から送信されて漏洩同軸ケーブル141〜14Nに取り込まれた信号を基地局1に送信する装置である。
中継器31〜3Nのレーザダイオード26は漏洩同軸ケーブル141〜14Nにより取り込まれた電気信号を光信号に変換し、その光信号を光ファイバ131〜13Nに出力する。
中継器31〜3Nの終端部27は例えば50Ωの抵抗とグランドから構成され、漏洩同軸ケーブル140〜14N-1を終端している。
遅延量測定部43は基地局1の受信部42により受信された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延量測定部43は中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際、移動局4が漏洩同軸ケーブル120〜12N,140〜14Nに沿って移動しながら信号を漏洩同軸ケーブル120〜12Nに出力し、中継器31〜3Nにより中継されて基地局1の受信部42により受信された信号の遅延量を測定する。
また、遅延量測定部43は移動局4により受信された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延量測定部43は中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際、基地局1が漏洩同軸ケーブル120〜12N,140〜14Nに沿って移動する移動局4に信号を送信し、移動局4により受信された信号の遅延量を測定する。なお、遅延量測定部43は遅延量測定手段を構成している。
制御装置44は遅延量測定部43により測定された遅延量に応じて遅延量補正器451〜45N及び遅延量補正器461〜46Nの補正量を設定する。
遅延量補正器451〜45Nは制御装置44により設定された補正量だけ基地局1の送信部41から送信される光信号の遅延量を調整する。
遅延量補正器461〜46Nは制御装置44により設定された補正量だけ基地局1の受信部42に受信される光信号の遅延量を調整する。
なお、制御装置44及び遅延量補正器451〜45N,461〜46Nから遅延量調整手段が構成されている。
次に動作について説明する。
信号伝送システムを運用するに際して、中継器31〜3Nの信号遅延量が予め調整されており、基地局1から中継器31〜3Nに出力されて、中継器31〜3Nから漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力される信号の遅延量は、基地局1から漏洩同軸ケーブル120に出力される信号の遅延量と同値であるものとする。
また、移動局4から送信された信号が漏洩同軸ケーブル141〜14Nに取り込まれ、中継器31〜3Nから光ファイバ131〜13Nに出力される信号の遅延量は、漏洩同軸ケーブル140に取り込まれ、基地局1に出力される信号の遅延量と同値であるものとする。
信号伝送システムの運用に際して、基地局1の送信部41は、光信号(例えば、RF変調波)を光ファイバ111〜11Nに出力する。
これにより、基地局1から送信される光信号は、光ファイバ111〜11Nを通じて、中継器31〜3Nのフォトダイオード21に受信される。
中継器31〜3Nのフォトダイオード21は、基地局1から送信された光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換し、その電気信号を漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力する。
漏洩同軸ケーブル121〜12Nは、中継器31〜3Nから出力された電気信号を伝送しながら放射するので、例えば、移動局4が中継器3nと中継器3n+1の間に存在していれば、漏洩同軸ケーブル12nから放射された電気信号を受信する。
これにより、基地局1から送信された信号を移動局4が受信することになるが、信号伝送システムを運用するに先立って、経年変化や温度変化に伴う信号の遅延量の調整を可能にするため、中継器31〜3Nの信号遅延量が調整されている初期状態時のデータ(以下、「初期データ」と称する)を取得する。
具体的には、以下のようにして、初期データを取得する。
初期データを取得する場合、例えば、移動局2が基地局1から終端装置2に至るまで、移動局2が漏洩同軸ケーブル140〜14Nに沿って移動しながら信号を漏洩同軸ケーブル140〜14Nに出力する。
これにより、例えば、移動局4が中継器3nと中継器3n+1の間に存在していれば、移動局2から送信された電気信号は漏洩同軸ケーブル14nにより取り込まれ、移動局4が中継器3n-1と中継器3nの間に存在していれば、移動局2から送信された電気信号は漏洩同軸ケーブル14n-1により取り込まれる。
漏洩同軸ケーブル141〜14Nにより取り込まれた電気信号は、中継器31〜3Nのレーザダイオード26により受信される。
中継器31〜3Nのレーザダイオード26は、漏洩同軸ケーブル141〜14Nにより取り込まれた電気信号を光信号に変換し、その光信号を光ファイバ131〜13Nに出力する。
基地局1の受信部42は、中継器31〜3Nから出力された光信号を光ファイバ131〜13Nから入力し、また、漏洩同軸ケーブル140により取り込まれた電気信号を入力する。
遅延量測定部43は、基地局1の受信部42により受信された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延量測定部43は、移動局4から信号が送信される時刻を認識しており、信号の送信時刻と信号の受信時刻から信号の遅延量を測定する。
制御装置44は、遅延量測定部43が遅延量を測定すると、その遅延量を中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際に使用する初期データとして記憶する。
その後、信号伝送システムを運用し、経年変化又は温度変化が生じて信号遅延量を補正する必要が生じると、初期データを取得する場合と同様に、例えば、移動局2が基地局1から終端装置2に至るまで、移動局2が漏洩同軸ケーブル140〜14Nに沿って移動しながら信号を漏洩同軸ケーブル140〜14Nに出力する。
これにより、例えば、移動局4が中継器3nと中継器3n+1の間に存在していれば、移動局2から送信された電気信号は漏洩同軸ケーブル14nにより取り込まれ、移動局4が中継器3n-1と中継器3nの間に存在していれば、移動局2から送信された電気信号は漏洩同軸ケーブル14n-1により取り込まれる。
漏洩同軸ケーブル141〜14Nにより取り込まれた電気信号は、中継器31〜3Nのレーザダイオード26により受信される。
中継器31〜3Nのレーザダイオード26は、漏洩同軸ケーブル141〜14Nにより取り込まれた電気信号を光信号に変換し、その光信号を光ファイバ131〜13Nに出力する。
基地局1の受信部42は、中継器31〜3Nから出力された光信号を光ファイバ131〜13Nから入力し、また、漏洩同軸ケーブル140により取り込まれた電気信号を入力する。
遅延量測定部43は、基地局1の受信部42により受信された信号の遅延量を測定する。
制御装置44は、遅延量測定部43が遅延量を測定すると、その遅延量と先に記憶している中継器31〜3Nに係る初期データを比較し、その遅延量が初期データと一致するように、遅延量補正器461〜46Nの補正量を設定する。
即ち、制御装置44は、漏洩同軸ケーブル140により取り込まれて、基地局1の受信部42により受信される電気信号の遅延量と、中継器31〜3Nにより中継されて、基地局1の受信部42により受信される光信号の遅延量とが同値になるように遅延量補正器461〜46Nの補正量を設定する。
遅延量補正器461〜46Nは、制御装置44により設定された補正量だけ基地局1の受信部42により受信される光信号の遅延量を調整する。
ここまでは、基地局1における受信系の信号遅延量を調整するものについて示したが、次に、基地局1における送信系の信号遅延量の調整方法について説明する。
最初に、初期データを取得する。
基地局1の送信部41は、例えば、移動局4が基地局1から終端装置2に至るまでの間、漏洩同軸ケーブル120〜12Nに沿って移動する移動局4に信号を送信する。
即ち、基地局1の送信部41は、電気信号を漏洩同軸ケーブル120に出力し、光信号を光ファイバ111〜11Nに出力する。
これにより、基地局1の送信部41から送信される光信号は、光ファイバ111〜11Nを通じて、中継器31〜3Nのフォトダイオード21に受信される。
中継器31〜3Nのフォトダイオード21は、基地局1から送信された光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換し、その電気信号を漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力する。
漏洩同軸ケーブル120〜12Nは、基地局1又は中継器31〜3Nから出力された電気信号を伝送しながら放射するので、例えば、移動局4が中継器3nと中継器3n+1の間に存在していれば、漏洩同軸ケーブル12nから放射された電気信号を受信する。
移動局4は、漏洩同軸ケーブル12nから放射された電気信号を受信すると、その電気信号の受信時刻を遅延量測定部43に通知する。
受信時刻の通知方法は、特に問うものではないが、例えば、公衆電話回線を利用して、電気信号の受信時刻を遅延量測定部43に通知する。
遅延量測定部43は、移動局4により受信された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延量測定部43は、基地局1から信号が送信される時刻を認識しており、移動局4から信号の受信時刻の通知を受けるので、信号の送信時刻と信号の受信時刻から信号の遅延量を測定する。
制御装置44は、遅延量測定部43が遅延量を測定すると、その遅延量を中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際に使用する初期データとして記憶する。
その後、信号伝送システムを運用し、経年変化又は温度変化が生じて信号遅延量を補正する必要が生じると、初期データを取得する場合と同様に、基地局1の送信部41は、例えば、移動局2が基地局1から終端装置2に至るまでの間、漏洩同軸ケーブル120〜12Nに沿って移動する移動局4に信号を送信する。
即ち、基地局1の送信部41は、電気信号を漏洩同軸ケーブル120に出力し、光信号を光ファイバ111〜11Nに出力する。
これにより、基地局1の送信部41から送信される光信号は、光ファイバ111〜11Nを通じて、中継器31〜3Nのフォトダイオード21に受信される。
中継器31〜3Nのフォトダイオード21は、基地局1から送信された光信号を受信すると、その光信号を電気信号に変換し、その電気信号を漏洩同軸ケーブル121〜12Nに出力する。
漏洩同軸ケーブル120〜12Nは、基地局1又は中継器31〜3Nから出力された電気信号を伝送しながら放射するので、例えば、移動局4が中継器3nと中継器3n+1の間に存在していれば、漏洩同軸ケーブル12nから放射された電気信号を受信する。
移動局4は、漏洩同軸ケーブル12nから放射された電気信号を受信すると、その電気信号の受信時刻を遅延量測定部43に通知する。
遅延量測定部43は、移動局4により受信された信号の遅延量を測定する。
即ち、遅延量測定部43は、基地局1から信号が送信される時刻を認識しており、移動局4から信号の受信時刻の通知を受けるので、信号の送信時刻と信号の受信時刻から信号の遅延量を測定する。
制御装置44は、遅延量測定部43が遅延量を測定すると、その遅延量と先に記憶している中継器31〜3Nに係る初期データを比較し、その遅延量が初期データと一致するように、遅延量補正器451〜45Nの補正量を設定する。
即ち、制御装置44は、漏洩同軸ケーブル120から放射されて、移動局4により受信される電気信号の遅延量と、中継器31〜3Nにより中継されて、移動局4により受信される光信号の遅延量とが同値になるように遅延量補正器451〜45Nの補正量を設定する。
遅延量補正器451〜45Nは、制御装置44により設定された補正量だけ基地局1の送信部41により送信される光信号の遅延量を調整する。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際、移動局4が漏洩同軸ケーブル141〜14Nに沿って移動しながら信号を漏洩同軸ケーブル141〜14Nに出力し、中継器31〜3Nにより中継されて基地局1の受信部42により受信された信号の遅延量を測定する遅延量測定部43を設け、遅延量測定部43により測定された遅延量に応じて中継器31〜3Nの信号遅延量を調整するように構成したので、中継器3n〜3Nに受信機を搭載することなく、経年変化や温度変化に伴う基地局1における受信系の信号遅延量を調整することができる効果を奏する。
また、中継器31〜3Nの信号遅延量を調整する際、基地局1が漏洩同軸ケーブル120〜12Nに沿って移動する移動局4に信号を送信し、移動局4により受信された信号の遅延量を測定する遅延量測定部43を設け、遅延量測定部43により測定された遅延量に応じて中継器31〜3Nの信号遅延量を調整するように構成したので、中継器3n〜3Nに受信機を搭載することなく、経年変化や温度変化に伴う基地局1における送信系の信号遅延量を調整することができる効果を奏する。
この発明の実施の形態1による信号伝送システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による信号伝送システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態2による信号伝送システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態3による信号伝送システムを示す構成図である。
符号の説明
1 基地局、2 終端装置、31〜3N 中継器、4 移動局、111〜11N 光ファイバ、120〜12N 漏洩同軸ケーブル(伝送線路)、131〜13N 光ファイバ、140〜14N 漏洩同軸ケーブル(伝送線路)、21 フォトダイオード、22 切替スイッチ、23 終端部、24 切替スイッチ、25 増幅器、26 レーザダイオード、27 終端部、32 制御装置(信号経路形成手段、遅延量調整手段)、33 遅延差検出部(遅延差検出手段)、341〜34N 遅延量補正器(遅延量調整手段)、35 制御装置(信号経路形成手段、遅延量調整手段)、36 遅延量測定部(遅延量測定手段)、 371〜37N 遅延量補正器(遅延量調整手段)、41 送信部、42 受信部、43 遅延量測定部(遅延量測定手段)、44 制御装置(遅延量調整手段)、451〜45N 遅延量補正器(遅延量調整手段)、461〜46N 遅延量補正器(遅延量調整手段)。

Claims (10)

  1. 信号を送信する基地局と、信号を終端する終端装置と、上記基地局と上記終端装置の間に設置され、上記基地局から送信された信号を伝送線路に出力する複数の中継器とを備えた信号伝送システムにおいて、上記複数の中継器の信号遅延量を調整する際、上記基地局と上記終端装置の間に縦続接続する中継器を切り替えて、上記基地局から中継器を経由して上記終端装置に至る複数の信号経路を形成する信号経路形成手段と、上記信号経路形成手段により第1の信号経路が形成された場合の信号の遅延量と上記信号経路形成手段により第2の信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定して、双方の遅延量の遅延差を検出する遅延差検出手段と、上記遅延差検出手段により検出された遅延差に応じて上記中継器の信号遅延量を調整する遅延量調整手段とを設けたことを特徴とする信号伝送システム。
  2. 信号経路形成手段は、基地局と終端装置の間にN台の中継器が設置されており、遅延量調整手段が上記基地局側からn(n=2,3,・・・,N)番目の中継器の信号遅延量を調整する場合、n−1番目の中継器を上記基地局と接続し、かつ、n−1番目の中継器と上記終端装置の間に設置されている中継器を縦続接続して、上記基地局からn−1,n,n+1,・・・,N番目の中継器を経由して上記終端装置に至る第1の信号経路を形成し、また、n番目の中継器を上記基地局と接続し、かつ、n番目の中継器と上記終端装置の間に設置されている中継器を縦続接続して、上記基地局からn,n+1,・・・,N番目の中継器を経由して上記終端装置に至る第2の信号経路を形成することを特徴とする請求項1記載の信号伝送システム。
  3. 遅延量調整手段は、遅延差検出手段により検出された遅延差が経年変化又は温度変化が生じる前の初期状態の遅延差と同値になるように調整することを特徴とする請求項2記載の信号伝送システム。
  4. 信号を送信する基地局と、信号を終端する終端装置と、上記基地局と上記終端装置の間に設置され、上記基地局から送信された信号を伝送線路に出力する複数の中継器とを備えた信号伝送システムにおいて、上記複数の中継器の信号遅延量を調整する際、上記基地局と上記終端装置の間に縦続接続する中継器を切り替えて、上記基地局から中継器を経由して上記終端装置に至る信号経路を形成する信号経路形成手段と、上記信号経路形成手段により信号経路が形成された場合の信号の遅延量を測定する遅延量測定手段と、上記遅延量測定手段により測定された遅延量に応じて上記中継器の信号遅延量を調整する遅延量調整手段とを設けたことを特徴とする信号伝送システム。
  5. 信号経路形成手段は、基地局と終端装置の間にN台の中継器が設置されており、遅延量調整手段が上記基地局側からn(n=1,2,3,・・・,N)番目の中継器の信号遅延量を調整する場合、n番目の中継器を上記基地局と接続し、かつ、n番目の中継器と上記終端装置の間に設置されている中継器を縦続接続して、上記基地局からn,n+1,・・・,N番目の中継器を経由して上記終端装置に至る信号経路を形成することを特徴とする請求項4記載の信号伝送システム。
  6. 遅延量調整手段は、遅延量測定手段により測定された遅延量が経年変化又は温度変化が生じる前の初期状態の遅延量と同値になるように調整することを特徴とする請求項5記載の信号伝送システム。
  7. 信号経路形成手段は、移動局から中継器を経由して基地局に至る信号経路を形成することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の信号伝送システム。
  8. 移動局と信号を送受信する基地局と、信号を終端する終端装置と、上記基地局と上記終端装置の間に設置され、上記基地局から送信された信号を伝送線路に出力するとともに、上記移動局から伝送線路に出力された信号を上記基地局に送信する複数の中継器とを備えた信号伝送システムにおいて、上記複数の中継器の信号遅延量を調整する際、上記移動局が上記伝送線路に沿って移動しながら信号を上記伝送線路に出力し、上記中継器により中継されて上記基地局により受信された信号の遅延量を測定する遅延量測定手段と、上記遅延量測定手段により測定された遅延量に応じて上記中継器の信号遅延量を調整する遅延量調整手段とを設けたことを特徴とする信号伝送システム。
  9. 移動局と信号を送受信する基地局と、信号を終端する終端装置と、上記基地局と上記終端装置の間に設置され、上記基地局から送信された信号を伝送線路に出力するとともに、上記移動局から伝送線路に出力された信号を上記基地局に送信する複数の中継器とを備えた信号伝送システムにおいて、上記複数の中継器の信号遅延量を調整する際、上記基地局が上記伝送線路に沿って移動する移動局に信号を送信し、上記移動局により受信された信号の遅延量を測定する遅延量測定手段と、上記遅延量測定手段により測定された遅延量に応じて上記中継器の信号遅延量を調整する遅延量調整手段とを設けたことを特徴とする信号伝送システム。
  10. 遅延量調整手段は、遅延量測定手段により測定された遅延量が経年変化又は温度変化が生じる前の初期状態の遅延量と同値になるように調整することを特徴とする請求項8または請求項9記載の信号伝送システム。
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