JP4676584B2 - Hologram laminate and hologram label - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、金券又は証券のような貨幣価値を持つもの、身分証明書、又はクレジットカードのように確認の手段であって、本人であることを証明する必要のあるもの、若しくは、高級腕時計等の高額商品又はそれらの商品用の化粧箱等に、商品が本物である事を証明するためにホログラムラベルを貼り付けたホログラム積層体に関するものである。
本発明は、上記のような用途に適したホログラム貼付用のラベルに関する。
本発明のホログラム積層体およびホログラムラベルは、貼付後に、剥がすと、表面の保護フィルムが剥がれて、ホログラム上に粘着剤が部分的に残存する事により、あるいは他の層が剥がれて、剥離部分において、粘着剤が部分的に残存する事により、又、更に露出したホログラムを剥がすと、ホログラムが伸びてしまい、いずれにせよ、剥がした事が歴然となる特殊な構造を有しているものである。
【0002】
【従来の技術】
ホログラムそのものは、古くから知られた写真技術の産物であり、参照光と物体の情報を含む物体光の2つのレーザー光の干渉により生じた干渉縞を、写真乾板上に露光し、現像して銀塩写真として得ていた。近年、干渉縞を感光性樹脂に露光し、現像することにより、干渉縞を表面の凹凸に置き換えて記録したレリーフホログラムが、樹脂を用いた複製技術により大量複製が可能になり、種々の用途に普及するようになっている。特に、ホログラムは製造が難しいところから、偽造防止策の一つとして、種々の物品に貼り付ける事が行なわれている。
【0003】
一方、ホログラムの中でも体積ホログラムと言われるものがあり、これは干渉縞を感光材料の厚み方向に3次元的に記録したものであるが、ここ最近の感光性樹脂の発達や周辺技術の発達等により、大量生産が可能になってきている。ただこの体積ホログラムは、感光性樹脂で複製したと言っても、樹脂が完全に硬化しているレリーフホログラムに比べれば、機械的強度が小さく、また、種々の用途に適用する際に、ホログラム層への直接の加工が難しい面を持っており、偽造防止策を施す際に、制約的な条件となっている。
【0004】
また、レリーフホログラムと同様に、体積ホログラムにおいても、その製造は、困難であると言っても、真正なホログラムを入手して、貼ってある部位から剥がし、他の物品に貼りつければ、ホログラム自体は真正なものであるため、不正な意図があったかどうかの判定は極めて困難である。
【0005】
そこで、特に後者の、真正なホログラムの貼り替えを防止すべく、種々の技術が提案されて来た。
例えば、特開平10−86565号公報には、表面に透明保護シートが形成されたホログラムが基材に貼付されたものであって、透明保護シートとホログラムとを接着する接着層か、ホログラムと基材とを接着する接着層のいずれかの接着層面内には接着力の分布が設けられ、剥がそうとするとホログラムが破壊されてしまう事により、貼り替え防止を行なう技術が記載されている。
しかしながら、接着力の分布を発生させるために、粘着剤そのものを2種類用いるため、加工が複雑になるだけではなく、タイプの異なる接着剤を使用するときは、屈折率の違いにより、そのような加工を施してある事が外観から分かってしまう恐れがあった。
【0006】
また、特開平10−133552号公報には、同様の層構成を持ち、ただし、保護フィルムと体積ホログラム層との間の粘着剤層の粘着性を、基材と体積ホログラム層との間の粘着剤層の粘着性よりも弱く設定することにより、剥がそうとすると、剥離する方向とは直角法に「剥離線」が発生するため、剥がした事が分かる技術が記載されている。
しかしながら、剥離線は予め所定の位置に形成したものではなく、剥離の過程で発生するものであり、剥離の際の引っ張る方向や力の大きさ等により、発生の状態が異なり、剥離線の発生の確実性に疑問があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、製造する過程そのものには問題がなく、偽造防止効果が生じるプロセスに確実性があり、かつ、偽造防止のための加工を施した形跡が分かりにくい、ホログラム積層体、及びホログラムラベルを提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】
本発明においては、物品にホログラムを貼る際に、保護フィルムと保護フィルムに接する粘着剤との間の接着強度を部分的に異なるものとする事により、保護フィルムを剥がそうとすると、粘着剤の一部がホログラム上に残ってしまい、剥がした事が分かるようにし、また、本発明においては、好ましくは、ホログラムと基材との間の接着強度をホログラムの1%引っ張り強度よりも大きくすることにより、剥がそうとすると伸びてしまい、剥がした事が分かるようにした。
【0009】
第1の発明は、基材上に体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、透明フィルムが第2粘着剤層を介して積層されており、前記基材と前記体積ホログラム層との間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記透明フィルムとの接着強度より大きく、かつ、前記第2粘着剤層は、前記透明フィルムの剥離の際に、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記透明フィルム側に残る第1の部分と、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第2の発明は、第1の発明において、透明フィルムと第2粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する体積ホログラム積層体に関するものである。第3の発明は、第1の発明において、透明フィルムと第2粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する体積ホログラム積層体に関するものである。第4の発明は、第1〜第3いずれかの発明において、体積ホログラム層と基材との間の接着強度が、前記体積ホログラムの1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第5の発明は、下側から、第1粘着剤層、体積ホログラム層、第2粘着剤層、及び透明フィルムがこの順に積層されており、前記第2粘着剤層は、前記透明フィルムの剥離の際に、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記透明フィルム側に残る第1の部分と、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有していることを特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。第6の発明は、第5の発明において、第2粘着剤層と透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する体積ホログラムラベルに関するものである。第7の発明は、第5の発明において、第2粘着剤層と透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する体積ホログラムラベルに関するものである。第8の発明は、第1の発明において、体積ホログラムラベルを基材に貼付した際に、その体積ホログラム層とその基材との間の接着強度が、体積ホログラム層の1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。第9の発明は、第5〜第8いずれかの発明において、第1粘着剤層の下側に、更に剥離性シートが積層されている体積ホログラムラベルに関するものである。第10の発明は、基材上に、下面に第2の粘着剤層を介して第1の透明フィルムが積層された、体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、第2の透明フィルムが第3粘着剤層を介して積層されており、かつ、前記基材と前記第1の透明フィルムとの間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より大きく、かつ、前記第3粘着剤層は、前記第2の透明フィルムの剥離の際に、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記第2の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第11の発明は、第10の発明において、前記第2の透明フィルムと第3粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する体積ホログラム積層体に関するものである。第12の発明は、第10の発明において、前記第2の透明フィルムと第3粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する体積ホログラム積層体に関するものである。第13の発明は、第10〜第12いずれかの発明において、第1の透明フィルムと基材との間の接着強度が、前記体積ホログラムの1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第14の発明は、下側から、第1粘着剤層、第1の透明フィルム、第2粘着剤層、体積ホログラム層、第3の粘着剤層、および第2の透明フィルムがこの順に積層されており、かつ、前記第1の透明フィルムと前記体積ホログラム層との接着強度が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より大きく、かつ、前記第3粘着剤層は、前記第2の透明フィルムの剥離の際に、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記第2の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。第15の発明は、第14の発明において、第3粘着剤層と第2の透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する体積ホログラムラベルに関するものである。第16の発明は、第14の発明において、第3粘着剤層と第2の透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する体積ホログラムラベルに関するものである。第17の発明は、第10の発明において、体積ホログラムラベルを、基材に貼付した際に、当該第1の透明フィルムと基材との間の接着強度が、当該体積ホログラム層の1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。第18の発明は、第14〜第17いずれかの発明において、第1粘着剤層の下側に、更に剥離性シートが積層されている体積ホログラムラベルに関するものである。第19の発明は、基材上に体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、透明フィルムが第2粘着剤層を介して積層されており、前記基材と前記体積ホログラム層との間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記透明フィルムとの接着強度より小さく、かつ、前記第1粘着剤層は、前記体積ホログラム層、前記第2粘着剤層、及び前記透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、前記体積ホログラム層との接着強度が前記基材との接着強度よりも強く前記体積ホログラム層側に残る第1の部分と、前記体積ホログラム層との接着強度が前記基材との接着強度よりも弱く前記基材上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第20の発明は、請求項1記載の体積ホログラム積層体において、当該透明フィルムの剥離の際に、当該第1の部分及び当該第2の部分に加え、さらに、当該第1粘着剤層が、当該透明フィルムとの接着強度が当該体積ホログラム層との接着強度よりも強く当該透明フィルム側に残る部分と、当該透明フィルムとの接着強度が当該体積ホログラム層との接着強度よりも弱く当該ホログラム層上に残る部分をも有しているか、または、請求項19記載の体積ホログラム積層体において、当該体積ホログラム層、当該第2粘着剤層、及び当該透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、当該第1の部分及び当該第2の部分に加え、さらに、当該第2粘着剤層が、当該体積ホログラム層との接着強度が当該透明フィルムとの接着強度よりも強く当該体積ホログラム層側に残る部分と、当該体積ホログラム層との接着強度が当該透明フィルムとの接着強度よりも弱く当該透明フィルム上に残る部分をも有している事を特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第21の発明は、下側から、第1粘着剤層、体積ホログラム層、第2粘着剤層、及び透明フィルムがこの順に積層されており、前記第1粘着剤層は、前記体積ホログラム層の剥離の際に、前記体積ホログラム層との接着強度が強く前記体積ホログラム層側に残る第1の部分と、前記体積ホログラム層との接着強度が弱い第2の部分とを有していることを特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。第22の発明は、基材上に、下面に第2の粘着剤層を介して第1の透明フィルムが積層された、体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、第2の透明フィルムが第3粘着剤層を介して積層されており、かつ、前記基材と前記第1の透明フィルムとの間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より小さく、かつ、前記第1粘着剤層は、前記第1の透明フィルム、前記第2の粘着剤層、前記体積ホログラム層、前記第3粘着剤層及び前記第2の透明フィルムからなる積層体の剥離の際に、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記基材との接着強度よりも強く前記第1の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記基材との接着強度よりも弱く前記基材上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。第23の発明は、下側から、第1粘着剤層、第1の透明フィルム、第2粘着剤層、体積ホログラム層、第3の粘着剤層、および第2の透明フィルムがこの順に積層されており、かつ、前記第1の透明フィルムと前記体積ホログラム層の接着強度が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より小さく、かつ、前記第2粘着剤層は、前記体積ホログラム、前記第3粘着剤層、及び前記第2の透明フィルムからなる積層体の剥離の際に、前記第2の粘着剤層が、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度より強く前記第1の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度より弱く前記体積ホログラム層側に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。請求項24の発明は、基材上に、下面に第2の粘着剤層を介して第1の透明フィルムが積層された、体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、第2の透明フィルムが第3粘着剤層を介して積層されており、第1〜第3の粘着剤層はそれらの上層と下層との接着力乃至は接着強度に差を有しており、かつ、
前記第1粘着剤層において、前記第1の透明フィルム、前記第2粘着剤層、前記体積ホログラム層、前記第3粘着剤層、及び前記第2の透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、前記1の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記基材上に残る第2の部分とを有している場合、または、前記第2粘着剤層において、前記体積ホログラム、前記第3粘着剤層、及び前記第2の透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、前記体積ホログラム層側に残る第1の部分と、前記第1の透明フィルム上に残る第2の部分とを有している場合、または、前記第3粘着剤層において、前記第2の透明フィルムが剥離する際に、前記第2の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している場合、のいずれの場合も、当該粘着剤層以外の粘着剤層において、当該剥離の際に、上層側に残る部分と下層側に残る部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体に関するものである。請求項25の発明は、下側から、第1粘着剤層、第1の透明フィルム、第2粘着剤層、体積ホログラム層、第3粘着剤層、および第2の透明フィルムがこの順に積層されており、前記第2粘着剤層と前記第3粘着剤層は接着強度に差を有しており、かつ、前記接着強度の小さい方の粘着剤層が、その上層側が剥離される際、上層側に残る部分と上層側に残らない部分を有して、さらに、接着強度の大きい、他方の粘着剤層においても、前記他方の粘着剤層の上層側が剥離される際、前記他方の粘着剤層の上層側に残る部分と上層側に残らない部分とを有している事を特徴とする体積ホログラムラベルに関するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の積層体を身分証明書に適用した例を示す平面図で、基材2上に写真3が積層され、写真3上に写真3を封印するためのホログラムシール4が積層された身分証明書1を示す。なお、「ラベル」と「シール」はほとんど同義だが、「シール」は「ラベル」を封印の目的で使用する場合を指す。基材2上には、身分証明書特有の、保持者の氏名、発行所、有効期限、一連番号等の文字5が印刷、又は印字により記載されている。図示はしていないが、これら以外に、基材の一部に、磁気ストライプ、IC又はLSI、インプリント、筆記性層等を有していてもよい。なお、写真3は銀塩タイプのもの、染料の昇華転写によるもの、又は電子写真方式でトナーによって形成されたもの等、いずれであってもよい。
この例では、写真の貼り替えを防止する意味で、写真3の上にホログラムシール4を積層してあるが、ホログラムシール4を積層する位置は、凹凸のあるインプリントの上以外であれば、任意でよい。後述するホログラムが無色透明又は有色透明である場合には、下に文字等の印刷があってもホログラムシール4を積層してよい。
【0011】
図2は、図1に示したもののA−A線断面図であり、基材2上に一部を窪ませて写真3を埋め込んであり、その真上と写真の周辺を覆って、ホログラムシール4が積層されたものを示す。
【0012】
図1及び図2を引用した説明では、基材2は身分証明書用のカードであったが、本発明のホログラム積層体の基材2は、種々のものであり得る。
身分証明書用に類似の物品として、パスポート、クレジットカード等があり、これらの基材が本発明の基材2として利用できる。
本発明は、金券又は証券のような貨幣価値を持つものにも適用できる。
金券類としては、百貨店等で使用する商品券やギフトカードのように、限られた範囲であれば、貨幣代替の価値があるもの、贈答等に使用されるビール券、アイスクリーム券、又はお米券等のように、特定の商品との交換が可能なもの、若しくは、交通機関や遊戯場等で使用するプリペイドカード等がある。
又は、記入により金銭的な価値が発生する小切手、約束手形等があり、又、これらとは性格が異なるが、銀行等の金融機関で使用する通帳等にも適用可能である。
証券類としては、株券、債券、又は保険証券等があり、直ちに金銭に交換できるものではないが、金銭的な価値のあるものである。
携帯可能で、価格の高いもの、例えば、高級腕時計、煙草用ライター等も偽造の対象となりやすい商品であり、本発明の積層体の基材となり得る。腕時計の文字板や裏側、あるいは腕時計の販売時に使用される化粧ケース等が基材となり得る。又、貴金属、絵画等の美術品・骨董品類を評価、鑑定した書類、証明書の類も、その物品の価値を裏付けるものであるので、偽造の対象となりやすく、本発明の積層体の基材となり得る。
更に、録画済ビデオテープ、音楽もしくは映像用コンパクトディスク、コンピュータソフトを収録したCD−ROM、人気ゲームソフトのように、無断複製品が出回ると著作権者や販売元に損害を与えやすいもの等も本発明の積層体の対象となり得る。
また、主にアウトドア用の衣料品であって、通気性や透湿性の機能の優れた上着、雨具等の有名銘柄品、ハンドバッグ等の皮革製品や袋物に多い有名銘柄品、等は高価であるために、安価な偽造品が出回る可能性がある。
これらの各商品、あるいはそれらを包装したものは、いずれも本発明の積層体における基材としての利用が可能である。
【0013】
これらの対象となる基材2を大別すると、その一つは、金銭的な価値があるもの、
又は販売価格が高いもの等、経済的価値の高いものであるために偽造の対象となりやすいものである。又、他の一つは、直接の経済的価値はあまり無いが、不正に、ある身分や資格を手に入れるものがある。身分証明書、パスポート、又はクレジットカード等のIDカードが該当する。
【0014】
上記した基材2の素材としては、IDカードであれば、塩化ビニル樹脂が、従来、主流であるが、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、又はポリエチレンテレフタレート樹脂、またはトリアセチルセルロース樹脂等も使用できる。
基材2の素材としてはこの他、紙、合成紙、ゴム、布、木や竹等の木質基材、金属、又はセラミック等が使用でき、それらの素材を加工して得られる商品であってもよい。
基材2の形状は、その物品によって、シート状、平板状、2次曲面を有するもの、3次元曲面を持つもの等、様々である。
【0015】
図3(a)は、基材2上にホログラムラベル4を積層した積層体1を詳しく描いたものであり、図3(b)は、そのために使用するラベル10を詳しく描いたものである。
図3(a)に示すように、本発明の積層体1は、基材2上にホログラム層7が第1粘着剤層6を介して積層されており、ホログラム層7上に透明フィルム8が第2粘着剤層9を介して積層されたものである。また、図3(b)に示すものはそのためのラベル10で、上の4つの層は積層体1におけるのと同じであり、最下層に剥離性シート11が積層した点のみ相違している。
【0016】
ホログラム層7のホログラムは、体積ホログラムと呼ばれるものである。以下、ホログラム若しくはホログラムラベルとの記載は、すべて、体積ホログラム若しくは体積ホログラムラベルを意味する。体積ホログラムは、物体光と参照光との干渉光を、干渉縞の間隔よりも十分に厚い感光材料に記録したもので、干渉縞の3次元構造が、そのまま記録されたものである。この体積ホログラムを形成するには、支持体フィルム上に体積ホログラム形成用材料を積層したものに対し、直接、物体光と参照光との干渉光を記録するか、あるいは、体積ホログラムの原版を密着露光することにより複製して得るものであり、工業的には、後者の方法による。
【0017】
以下に、体積ホログラムを形成するための材料、形成法を詳しく述べる。
体積ホログラム形成用材料を塗布する対象の支持体フィルムとしては、厚さ1μm〜1mm、好ましくは10μm〜100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、アクリルフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、セルロースアセテートブチレートフィルム等を用いる。支持体フィルムとしては、透明性が高く、平滑性が高いフィルムを使用する事が望ましい。
【0018】
一般に、ホログラム形成用材料としては、銀塩材料、重クロム酸ゼラチン乳剤、光重合性樹脂、光架橋性樹脂等の公知の体積ホログラム記録材料が挙げられるが、本発明の体積ホログラムにあっては、生産の効率上、マトリックスポリマー、光重合可能な化合物、光重合開始剤及び増感色素とからなる乾式の体積位相型ホログラム記録用途の感光性材料を体積ホログラム形成用材料として使用する事が好ましい。
【0019】
バインダー樹脂であるマトリックス・ポリマーとしては、ポリメタクリル酸エステル又はその部分加水分解物、ポリ酢酸ビニル又はその加水分解物、ポリビニルアルコールまたはその部分アセタール化物、トリアセチルセルロース、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、シリコーンゴム、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、ポリクロロプレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ−N−ビニルカルバゾールまたはその誘導体、ポリ−N−ビニルピロリドン又はその誘導体、スチレンと無水マレイン酸の共重合体またはその半エステル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリルアミド、アクリルニトリル、エチレン、プロピレン、塩化ビニル、酢酸ビニル等の共重合可能なモノマー群の少なくとも1つを重合成分とする共重合体等、またはそれらの混合物が用いられる。好ましくはポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリクロロプレン、ポリビニルアルコール、又はポリビニルアルコールの部分アセタール化物であるホリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等、またはそれらの混合物が挙げられる。
【0020】
記録されたホログラムの安定化工程として加熱によるモノマー移動の工程があるが、そのためにはこれらのマトリックス・ポリマーは、好ましくはガラス転移温度が比較的低く、モノマー移動を容易にするものであることが必要である。
【0021】
光重合可能な化合物としては、後述するような1分子中に少なくとも1個のエチレン性不飽和結合を有する光重合、光架橋可能なモノマー、オリゴマー、プレポリマー、及び、それらの混合物が挙げられ、例えば、不飽和カルボン酸、及びその塩、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド結合物が挙げられる。
【0022】
不飽和カルボン酸のモノマーの具体例としてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸、及びそれらのハロゲン置換不飽和カルボン酸、例えば、塩素化不飽和カルボン酸、臭素化不飽和カルボン酸、フッ素化不飽和カルボン酸等が挙げられる。不飽和カルボン酸の塩としては前述のナトリウム塩及びカリウム塩等がある。
【0023】
また、脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例としては、アクリル酸エステルとして、エチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、テトラメチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリメチロールエタントリアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテトラアクリレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソルビトールヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレートオリゴマー、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチルメタクリレート、フェノールエトキシレートモノアクリレート、2−(p−クロロフェノキシ)エチルアクリレート、p−クロロフェニルアクリレート、フェニルアクリレート、2−フェニルエチルアクリレート、ビスフェノールAの(2−アクリルオキシエチル)エーテル、エトキシ化されたビスフェノールAジアクリレート、2−(1−ナフチルオキシ)エチルアクリレート、o−ビフェニルアクリレートなどがある。
【0024】
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例のうち、メタクリル酸エステルとしては、テトラメチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペンタエリスリトールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビトールテトラメタクリレート、ビス−〔p−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジメチルメタン、ビス−〔p−(アクリルオキシエトキシフェニル〕ジメチルメタン、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシフェニル)プロパン、メタクリル酸−2−ナフチル等がある。
【0025】
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例のうち、イタコン酸エステルとしては、エチレングリコールジイタコネート、プロピレングリコールジイタコネート、1,3−ブタンジオールジイタコネート、1,4−ブタンジオールジイタコネート、テトラメチレングリコールジイタコネート、ペンタエタスリトールジイタコネート、ソルビトールテトライタコネート等がある。
【0026】
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例のうち、クロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジクロトネート、テトラメチレングリコールジクロトネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、ソルビトールテトラクロトネート等がある。
【0027】
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例のうち、イソクロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロトネート等がある。
【0028】
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例のうち、マレイン酸エステルとしては、エチレングリコールジマレエート、トリエチレングリコールジマレエート、ペンタエリスリトールジマレエート、ソルビトールテトラマレエート等がある。
【0029】
ハロゲン化不飽和カルボン酸としては、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルアクリレート、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルアクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート、1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート、メタクリル酸−2,4,6−トリブロモフェニル、ジブロモネオペンチルジメタクリレート、(商品名;NKエステルDBN、新中村化学工業(株)製)、ジブロモプロピルアクリレート(商品名;NKエステルA−DBP、新中村化学工業(株)製)、ジブロモプロピルメタクリレート(商品名;NKエステルDBP、新中村化学工業(株)製)、メタクリル酸クロライド、メタクリル酸−2,4,6−トリクロロフェニル、p−クロロスチレン、メチル−2−クロロアクリレート、エチル−2−クロロアクリレート、n−ブチル−2−クロロアクリレート、トリブロモフェールアクリレート、テトラブロモフェノールアクリレート等が挙げられる。
【0030】
また、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミドのモノマーの具体例としては、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミト、1,6−ヘキサメチレンビスアクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビスメタクリルアミド、ジエチレントリアミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアクリルアミド、キシリレンビスメタクリルアミド、N−フェニルメタクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等が挙げられる。
【0031】
その他の例としては、特公昭48−41708号公報に記載された一分子に2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物、一般式CH2 =C(R)COOCH2 (R’)OH(式中R、R’は水素あるいはメチル基を表す。)で示される水酸基を有するビニルモノマーを付加させた一分子中に2個以上の重合性ビニル基を含有するビニルウレタン化合物等が挙げられる。
【0032】
また特開昭51−37193号公報に記載されたウレタンアクリレート類、特開昭48−64183号公報、特公昭49−43191号公報、特公昭52−30490号公報にそれぞれ記載されているようなポリエステルアクリレート類、エポキシ基と(メタ)アクリル酸等の多官能性のアクリレートろメタクリレートを挙げることができる。
【0033】
さらに、日本接着協会誌Vol.20、No.7、300〜308頁に光硬化性モノマー及びオリゴマーとして、紹介されているものも、使用することができる。
【0034】
その他、リンを含むモノマーとしては、モノ(アクリロイロキシエチル)アシッドフォスフェート(商品名;ライトエステルPA、共栄社油脂化学工業(株)製)、モノ(2−メタクリロイロキシエチル)アシッドフォスフェート(商品名;ライトエステルPM、共栄社油脂化学工業(株)製)が挙げられ、またエポキシアクリレート系である商品名;リポキシVR−60(昭和高分子(株)製、商品名(リポキシVR−90(昭和高分子(株)製)等が挙げられる。
【0035】
また、商品名;NKエステルM−230G(新中村化学工業(株)製)、商品名;NKエステル23G(新中村化学工業(株)製)も挙げられる。
【0036】
更に、下記の構造を有するトリアクリレート類
【0037】
【化1】

Figure 0004676584
【0038】
(商品名;アロニックスM−315、東亜合成化学工業(株)製)、下記の構造を有するトリアクリレート類
【0039】
【化2】
Figure 0004676584
【0040】
(商品名;アロニックスM−325、東亜合成化学工業(株)製)、また、2,2’−ビス(4−アクリロキシ・ジエトキシフェニルプロパン(商品名;NKエステルA−BPE−4)、テトラメチロールメタンテトラアクリレート(新中村化学工業(株)製、商品名;NKエステルA−TMMT)等が挙げられる。
【0041】
次に、開始剤系における光重合開始剤としては、1,3−ジ(t−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラキス(t−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン、N−フェニルグリシン、2,4,6−トリス(トリクロロメチル)s−トリアジン、3−フェニル−5−イソオキサゾロン、2−メルカプトベンズイミダゾール、また、イミダゾール二量体類等が例示される。
光重合開始剤は、記録されたホログラムの安定化の観点から、ホログラム記録後に分解処理されるのが好ましい。例えば、有機過酸化物系にあっては、紫外線照射することにより、容易に分解されるので好ましい。
【0042】
増感色素としては、350〜600nmに吸収光を有するチオピリリウム塩系色素、メロシアニン系色素、キノリン系色素、スチリルキノリン系色素、ケトクマリン系色素、チオキサンテン系色素、キサンテン系色素、オキソノール系色素、シアニン染料、ローダミン染料、チオピリリウム塩系色素、ピリリウムイオン系色素、ジフェニルヨードニウムイオン系色素等が例示される。なお、350nm以下、または600nm以上の波長領域に吸収光を有する増感色素があってもい。
【0043】
上記した、マトリックスポリマー、光重合可能な化合物、光重合開始剤及び増感色素とからなる、体積ホログラム形成用材料の配合比は次のとおりである。
光重合可能な化合物はバインダー樹脂100重量部に対して10重量部〜1000重量部、好ましくは10重量部〜100重量部の割合で使用される。
光重合開始剤はバインダー樹脂100重量部に対して1重量部〜10重量部、好ましくは5重量部〜10重量部の割合で使用される。
増感色素はバインダー樹脂100重量部に対して0.01重量部〜1重量部、好ましくは0.01重量部〜0.5重量部の割合で使用される。
【0044】
その他、体積ホログラム形成用材料の成分としては、例えば、可塑剤、グリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール及び各種の非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤が挙げられる。
【0045】
体積ホログラム形成用材料は、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、テトラヒドロフラン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、酢酸エチル、1,4−ジオキサン、1,2−ジクロロエタン、ジクロルメタン、クロロホルム、メタノール、エタノール、イソプロパノール等、またはそれらの混合溶剤を使用し、固形分15%〜25%程度の塗布液とされる。なお、このような塗布液として、例えば、デュポン社製のオムニデックス352、706として市販されているものを使用してもよい。
これらの塗布液を使用し、支持体フィルムが枚葉(1枚毎のシート)の状態で塗布するのであれば、バーコート、スピンコート、又はディッピング等により、支持体フィルムがロール状の長尺の状態で塗布するのであれば、グラビアコート、ロールコート、ダイコート、又はコンマコート等により塗布を行なって、いずれも塗布を行なった後、塗布液に合わせた乾燥ないし、硬化の手段を用いて固化させる。このようにして得られる体積ホログラム形成用材料の厚みは、0.1μm〜50μm、好ましくは5μm〜20μmである。
【0046】
支持体フィルム上に塗布して得られる体積ホログラム形成用材料の上には、ホログラム情報を露光するまでの間、保護フィルムを貼っておいてもよい。
保護フィルムとしては厚さ1μm〜1mm、好ましくは10μm〜100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、アクリルフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、セルロースアセテートブチレートフィルム等の透明性が高く、平滑性が高い樹脂フィルムをゴムローラー等で貼り合わせるとよい。
あるいは、透明樹脂フィルムを貼る替わりに、トリアセチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート等のフィルム形成性のある材料を溶解した塗料をスピンコート等により塗布する事により保護フィルムを形成してもよい。
【0047】
支持体フィルム上の体積ホログラム形成用材料は、保護フィルムが貼ってある場合には、そのまま、又は保護フィルムを剥がしてから、支持体フィルム側から、直接、2光束のレーザー光、例えばアルゴンレーザー(波長514.5nm)、クリプトンレーザー(波長647nm)等を使用して干渉縞を記録するか、物体光と参照光との干渉光を記録するか、あるいは、保護フィルムを剥がしてから、体積ホログラム形成用材料に直接、体積ホログラムの原版を密着し、体積ホログラム形成用材料の支持体フィルム側からアルゴンレーザー(波長514.5nm)を入射し、原版からの反射光と入射した光の干渉縞を記録し、体積ホログラムの情報を与える。
【0048】
その後、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光源から、0.1〜10,000mJ/cm2 、好ましくは、10〜1,000mJ/cm2 の紫外線照射により光重合開始剤を分解する工程、及び加熱処理、例えば、120℃で120分の加熱により、光重合可能な化合物を拡散移動させる工程を順次経て、安定な体積ホログラムとする。
【0049】
本発明のホログラム積層体においては、上記のような、体積ホログラムを形成するための材料、形成法により得られるホログラム層7が第1粘着剤層6を介して基材2上に積層され、その上に、透明フィルム8が第2粘着剤層9を介して積層されている。
【0050】
次に、透明フィルム8について説明する。透明フィルム8は、ホログラム積層体もしくはホログラムラベルの最上層か、あるいは、ホログラム層7の下面を被覆するものである。
透明フィルム8は、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリフッ化エチレン系フィルム、ポリフッ化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、エチレン−ビニルアルコールフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリアミドフィルム、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム等が例示され、透明フィルム8の厚みとしては、2μm〜200μm、好ましくは、10μm〜50μmである。
【0051】
透明フィルム8には、特にホログラム積層体もしくはホログラムラベルの最上層に適用されるときは、表面の保護機能を高める目的で、必要に応じて、ハードコート処理が施されていてもよい。
ハードコート処理は、例えばシリコーン系、含フッ素シリコーン系、メラミンアルキッド系、ウレタン−アクリレート系(紫外線硬化型)等をディッピング法、スプレー法、ロールコート法等により、膜厚1μm〜50μmになるよう塗布するとよい。
透明フィルム8上、又は、上記のようなハードコート処理面には、離型処理が施されていてもよい。離型処理は、フッ素系離型剤、シリコーン系離型剤、ステアリン酸系離型剤、ワックス系離型剤等をディッピング法、スプレー法、ロールコート法等により塗布するとよい。
なお、透明フィルム8は、特にホログラム層7の下面にあるときは、着色されたものであってもよい。
【0052】
図3に示す例では、第1粘着剤層6はホログラム層7を基材2上に、第2粘着剤層9は透明フィルム8をホログラム層7上に積層するためのものである。
ここで第1粘着剤層6による、基材2とホログラム層7との間の接着強度S1は、第2粘着剤層9によるホログラム層7と透明フィルム8との間の接着強度S2よりも大きく、好ましくは100gf/2.5cm以上大きく設定してあり、本発明のホログラム積層体1からホログラムラベル4を剥がそうとすると、まず、透明フィルム8が剥がれるように作られている。
【0053】
また、第2粘着剤層9と透明フィルム8とが接着するに際して、その接着強度が十分でない部分を設定してあり、透明フィルム8が剥がれる際に、第2粘着剤層9の粘着剤の一部がホログラム層7上に残り、その他は透明フィルム8と共に除去されるように作られている。
【0054】
第1粘着剤層6、及び第2粘着剤層9、さらに後述する第3粘着剤層9’を構成する粘着剤としては、例えば、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリコーン樹脂等が例示され、また、α−シアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、シリコーン系等の接着剤等が挙げられる。
【0055】
第1粘着剤層6を構成する粘着剤としては、上記以外に、ヒートシール剤である、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共重合体樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル及びその共重合体樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、又はフェノール樹脂が挙げられる。
あるいは、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー)、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマー)等の熱可塑性エラストマー、又は反応ホットメルト性樹脂等を使用してもよい。
第1粘着剤層6、第2粘着剤層9、および第3粘着剤層9’は、上記したような材料を使用し、膜厚4μm〜20μmになるよう形成するとよい。
【0056】
粘着剤を適用して接着する際には、幾つかの方法があり、その1つに、接着面のいずれか又は両側に塗布しておき、必要に応じて乾燥させた後、両者を圧着する方法がある。圧着の際に、必要に応じ、加熱してもよい。
あるいは、セパレーターと称する、表面が剥離性のシートの剥離性面に粘着剤を塗布しておき、いずれかの接着面に圧着し、圧着後にセパレーターを剥離し、剥離により露出した粘着剤面に他の接着面を圧着する方法がある。セパレーターに粘着剤を塗布してすぐに適用する場合には、セパレーターは1枚でよいが、2枚のセパレーターの間に粘着剤層を挟んだものを作り、まず、一方のセパレーターを剥がして接着させ、その後、他方のセパレーターを剥がして接着させる「両面テープ」を使用するような方法もあり、適宜に使い分けるとよい。
【0057】
図3に示す例で、第1粘着剤層6による、基材2とホログラム層7との間の接着強度S1を、第2粘着剤層9によるホログラム層7と透明フィルム8との間の接着強度S2よりも大きくなるよう設定するには、使用する粘着剤を変えて接着力の異なる粘着剤をそれぞれに使用するか、接着強度の異なる粘着剤を混合して使用し、その際の混合比の異なる2種の混合接着剤を使用して、適当な接着強度差が生じるようにするか、又は、主成分となる粘着剤は共通としておき、イソシアネート系架橋剤のような架橋剤、タッキファイヤー樹脂の添加量を変えることにより、接着強度の大小を付ける等のいずれの方法によってもよい。
第1〜第3の粘着剤層の接着強度を変えるのも同様に行なう。
【0058】
また、第2粘着剤層9と透明フィルム8との接着については、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定しておく。
図5、及び図6を引用しながら説明すると、透明フィルム8の第2粘着剤層9と接する側の表面に、剥離性を与えるような塗料、例えば、透明フィルム8に対して接着性のあるバインダー樹脂を主成分とする塗料中に、ワックス、シリコーン等の剥離性を与える物質を添加したものをパターン状に塗布又は印刷して剥離性パターン12を形成し、剥離性パターン12上において、第2粘着剤層9が十分接着しないようにする方法により行なう。
これとは逆に、両者の接着強度を高めるプライマーの役割を果たす物質を含む塗料を用いて、パターン状に塗布又は印刷して、塗布部分において、第2粘着剤層9を十分接着させる方法により行なうか、粘着剤を架橋させる成分を透明フィルム8側にパターン状に塗布又は印刷しておく方法でも行なえる。
いずれの場合もパターンとしては点状、縞状、格子状、記号状、その他の模様状、あるいは文字状に設ける事ができ、文字状に設ける場合には、「使用済」、「無効」、「開封済」、英文字の「VOID」(=無効の意味)等の、剥がした事が分かるような文言で設けておくのがよい。
なお,粘着剤層は、顔料または染料等の着色剤により任意に着色してあってもよい。
【0059】
あるいは又、紫外線や電子線等の電離放射線をパターン状に照射し、架橋を部分的に行なわせる方法によってもよい。
なお、接着強度を部分的に強める場合には、透明フィルム8全体が接着している接着強度が下層の第1粘着剤層6によって接着している接着強度よりも下回っているかどうかを確認し、透明フィルム8を剥がそうとして、ホログラム層7が剥がれないよう留意する。
上記のような接着強度の制御は、第2粘着剤層9とホログラム層7との間で行なう事もできる。また、第2粘着剤層9とホログラム層7との間、並びに透明フィルム8と第2粘着剤層9との両方の接着力の大小により、接着強度の制御を行なう事もできる。
ただ、体積ホログラムからなるホログラム層7が、それほど強靱ではなく、引っ張られると伸びやすい、幾分柔らかいものである事から、接着強度の制御は、透明保護フィルム8と第2粘着剤層9との間で行なう方がよい。
【0060】
第2粘着剤層9と透明フィルム8との接着に際して、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定する際には、その設定により接着強度が十分な部分と十分でない部分とに区分されて、パターン12が視認できると、不正な目的で剥がそうとする者が警戒を強めるため、屈折率の相違等により、視認性が生じないよう留意する。
【0061】
ホログラム層7と透明フィルム8との間に、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定しておく事により、透明フィルム8を剥がすときには、部分的に剥離性を与えた場合を想定すると、図6に示すように、パターン12上においては、第2粘着剤層9を構成する粘着剤の接着強度が相対的に弱いために、パターン12の表面又は近傍で剥離が生じ、その結果、パターン12上には、ごく僅かの粘着剤が付着して剥がれるが、対応するホログラム層7上の位置では、粘着剤が大部分除去されないで残る。また、パターン12以外の部分では、通常の接着力で接着しているために、パターン12上にくらべ、より多量の粘着剤が透明フィルム8と共に除去されるので、パターン12の有無により、粘着剤の除去される程度に差が生じる。
【0062】
図6では、パターン12のない部分では粘着剤のすべてが透明フィルムと共に除去されるように描いてあるが、このようになるのは、第2粘着剤層9と透明フィルムとの間の接着強度が、第2粘着剤層9とホログラム層7との間の接着強度よりも十分大きい場合である。ホログラム層7が架橋硬化したものである場合には、第2粘着剤層9とホログラム層7との接着強度は上がりにくいので、図6に近い剥離の状態になる。
【0063】
図6に示すように、透明フィルム8を剥がした場合には、剥離性パターン12に対応して第2粘着剤層9が透明フィルム8寄りの層間で剥がれて、剥がれた面はどちらの側においても粗面となるため、ホログラム層7の表面、及び透明フィルムの剥離面に白っぽい視認性のあるパターンが生じ、透明フィルム8を剥がした事が分かり、元に戻そうとしても、一旦生じた粗面は丁寧に貼り直しても解消しないので、ホログラムラベルを剥離して他に移し替えることが防止できる。
【0064】
なお、パターン12に応じた白っぽい部分は、透明フィルム8を剥がそうとする際に目立って生じるが、下層のホログラム層ごと剥離を試みる場合にも、透明保護フィルム8とホログラム層7との間で剥離させる意図がないにもかかわらず、白濁が生じ、この場合にも、ホログラムラベルを剥離して他に移し替えることが防止できる。
恐らく、このようなシート状態のものを剥がそうとして引っ張ると、シートを90°以上に折り曲げる事になるので、折り曲げられた箇所では、第2粘着剤層9が圧縮されて、逃げ場を探し、透明フィルムが剥がれる方向に膨らむため、透明フィルム8が全体は貼られたままでありながら、接着強度の弱い箇所で、剥がれるためと考えられる。
【0065】
本発明のホログラム積層体1には、透明フィルム8と第2粘着剤層9との間に、偽造防止策が講じてあるが、透明フィルム8を剥がした後、ホログラム層7に残留する粘着剤を拭い去って、ホログラム層7を他の物品に貼ろうとする者が居たとしても、ホログラム層7と第1粘着剤層6とを以下のような一定な関係とする事により、不正な意図を阻むことができる。
【0066】
先に述べたように、体積ホログラムからなるホログラム層7は、それほど強靱ではなく、引っ張られると伸びやすい、幾分柔らかいものであるので、この事を利用する。具体的には、ホログラム層7と基材2との接着強度をホログラム層7の1%引っ張り強度(ホログラム層7を1%伸ばすのに要した引っ張りの力)以上に設定し、ホログラム層7を剥がそうとすると、ホログラム層7が伸びるようにしておく。
ホログラムラベルの縦横の大きさが仮に2cmであるとすると、1%伸びたとしても0.2mmなので、精密な測定をしない限り、肉眼では大きさの変化としては認めにくいが、体積ホログラムは、言わば厚み方向に干渉縞が幾つか存在するため、伸ばされると、干渉縞の間隔が狭くなり、ホログラム全体の色が青色側にシフトし、伸びた事が色彩の変化として視認されて、剥がした事が分かる。
【0067】
ホログラム層7の色彩の変化は、溶剤によっても生じる。透明フィルム8を剥離した後に、残留する粘着剤を溶剤で拭い去ろうとすると、溶剤がホログラム層7中に浸透して、ホログラム層7を膨潤させるので、干渉縞の間隔が広くなる結果、ホログラム全体の色が赤色側にシフトし、伸びが色彩の変化として視認されて、先の場合と同様、剥がした事が分かる。
このように、体積ホログラム7は、それ自身に偽造防止策となり得る性質を内蔵している。
ただ、同様な伸び縮みによる変色は、レリーフホログラムにおいても、一般に流通しているような固いものとせず、伸びやすい程度に架橋密度を制御してやれば実現できる。この場合、引っ張っても膨潤しても、干渉縞の間隔が広くなるので、ホログラム層の色相が赤色側にシフトする。
【0068】
剥離性シート11は、粘着ラベルの分野では、省く事もあり、積層することもあるもので、透明保護フィルム8の上の面が剥離性であれば、図3(b)の符号10で示すホログラムシールと同様な構造のホログラムラベルを重ねるか、巻き取る事により、支障なく、保管ができる。
ただ、本発明のホログラムラベルは、貼る物品や用途にもよるが、概して小さいものであり、剥離性シート11を積層して、図4の形態としておき、数枚〜数十枚のラベルをまとめて1枚のシートとして作成し、剥離性シート11以外の各層を所定の外形になるように、通称、「半抜き」と呼ばれる打ち抜き加工を施しておくと、必要の都度、剥離性シートからホログラムラベルを剥がせるので、使用しやすい。
ホログラムラベルを機械貼りする場合には、剥離性シートを付けたまま、ホログラムラベルのみを「半抜き」し、連続した剥離性シートを利用して巻き取り、ロール状とした方が使用しやすい。
【0069】
剥離性シートとしては、合成樹脂ラミネート紙、合成紙、合成樹脂フィルムを離型処理したもの、例えばPETフィルム表面をフッ素系離型剤、シリコーン系離型剤、ステアリン酸系離型剤、ワックス系離型剤等により離型処理したものを使用するとよい。
【0070】
ホログラムラベル10の剥離性シート11以外の各層については、ホログラム積層体の各層について説明して内容と同じであるので省略し、図3に示した例のホログラムラベル10の製造法について次に説明する。
ホログラムラベル10を製造するには、それに先立って、基材2を準備する一方、支持体フィルム上にホログラム形成用材料と保護フィルムを積層したもの、及び、作成したホログラム層7を基材2上に貼るための粘着剤をその両面にセパレーターを貼った両面テープ状に作成したもの、とを準備し、又、透明保護フィルム8に例えば剥離性パターンを形成した後に粘着剤を適用し、セパレーターを積層し、粘着シートを作成しておく。
【0071】
まず、ホログラム形成材料の保護フィルムを剥がした後、支持体フィルム側から露光し、ホログラムを記録し、続いて紫外線照射、及び加熱処理を行なって、ホログラムを作成する。
ホログラム作成後、保護フィルムが貼ってあった跡に、両面テープの形態に作成した粘着剤を適用して、ホログラム層7を貼り付けるための粘着ラベルを作成する。両面テープのもう一方のセパレーターはそのままにしておく。
次に支持体フィルムを剥がして、ホログラム層7を露出させ、露出面に透明フィルムをセパレーターを剥がして貼りつける。ここまでで、上から、透明フィルム8、第2粘着剤層9、ホログラム層7、第1粘着剤層6、及びセパレーターが積層されたラベルが得られる。
最後に、第1粘着剤層の下のセパレーターを剥がして、基材に貼り付ける。
以上のプロセスにより本発明のホログラムラベルおよび本発明のホログラム積層体が得られる。
【0072】
今までの説明では、図3(a)および(b)に示すものを中心に説明し、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定するのを、最上層の透明フィルム8とその下にあるホログラム層7との間の第2粘着剤層9に対して行なったが、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定することは、ほかの部位に形成した粘着材層に適用してもよい。
例えば、図3(a)および(b)に示すものであっても、第1粘着剤層6に、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定してもよい。この場合、第2粘着剤層が上下の層を接着している強度よりも第1粘着剤層が上下の層を接着している強度を小さくしておき、基材2に貼ったホログラムラベル4を剥がそうとすると、第1粘着剤層6の位置で剥離するよう構成してもよい。
【0073】
図4(a)および(b)に示すものは、図3(a)および(b)に示すものにくらべてさらに複雑であるが、丁度、ホログラム層7の下面に粘着剤層9’を介して透明フィルム8’を積層した3層構造のもので、図3(a)および(b)におけるホログラム層7を置き換えたものに相当する。
この場合、粘着剤層が3箇所あるので、粘着剤層6に、接着強度が十分な部分と十分でない部分を設定するのを、任意のいずれかの粘着剤層に対して行ったり、いずれか2箇所の粘着剤層に対して行ったり、または、3箇所すべての粘着剤層に行なってもよい。また、図4(a)および(b)に示すようなホログラム積層体もしくはホログラムラベルにおいては、3つの粘着剤層のうち、最も下の層である粘着剤層6を顔料もしくは染料等の着色剤で着色した粘着剤で構成してあってもよい。
各粘着剤層が上下の層を接着している強度は、全てが同じであると、剥離の部位が決まらないので、最も剥がしたい箇所の接着強度を最も低く設定し、以降、剥離を先にさせたい部位の接着強度を、次に低いものとし、最後に剥離する箇所を最も強い接着強度とするとよい。
【0074】
【実施例】
(実施例1)
基材として、クレジットカード大の顔写真付きの身分証明書を準備し、顔写真を封印するため、写真上にホログラムシールを貼る事とした。
ホログラムを形成するための材料として、厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、感光性樹脂組成物(オムニデックス706)を、20μm塗布し、更に厚み50μmのポリ塩化ビニルフィルムを貼り付け、ホログラム形成用の積層体Aを作成した。
次に、第1粘着剤として、下記の組成のものを使用した。
【0075】
【表1】
Figure 0004676584
【0076】
シリコーンセパレーター(東京セロファン(株)製、SP−PET05、厚み50μm)上に、「表1」の組成の第1粘着剤をコンマコーターを用いて、乾燥時の塗膜厚みが12μmになるように塗布した。別に、ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、ルミラーT−60、厚み50μmを用意し、シリコーンをアクリル樹脂系バインダー100重量部に対し、8%添加したものを用いて、グラビア印刷により、所定の文字の印刷を行なったものを、先に第1粘着剤を塗布した上に、印刷した側が内面になるようにして貼り合わせ、積層体Bを得た。
【0077】
次に、第2粘着剤として、下記の組成のものを使用した。
【0078】
【表2】
Figure 0004676584
【0079】
積層体Bにおけるのと同様なシリコーンセパレーター(東京セロファン(株)製、SP−PET05、厚み50μm)を準備し、「表2」の組成の第2粘着剤を、コンマコーターを用いて、乾燥時の塗膜厚みが25μmになるように塗布した後、別のシリコーンセパレーター(東京セロファン(株)製、SP−PET02、厚み50μm、このシリコーンセパレーターの方が、品番SP−PET05のシリコーンセパレーターよりも剥離するときに大きい力を要する。)を、貼り合わせ、積層体Cを得た。この積層体Cは、ホログラム層を基材2に貼る際に使用するものである。
【0080】
まず、積層体Aのポリ塩化ビニルフィルムを剥がした後、感光性樹脂組成物の面を露出させ、そこに体積ホログラム原版(リップマンホログラムを有する。)を密着させ、ポリエチレンテレフタレートフィルム側から、波長が488nmのアルゴンレーザーを使用して露光し、リップマンホログラムを形成し、露光後、600mJ/cm2 の紫外線を照射した。
【0081】
ホログラム層のポリエチレンテレフタレートフィルムが付着していない側に、積層体Cのシリコーンセパレーター(東京セロファン(株)製、SP−PET05、厚み50μmの方)を剥がして、両者を貼り合わせた。
これにより、ポリエチレンテレフタレートフィルム/ホログラム層/第2粘着剤/シリコーンセパレーター(記号「/」は両側の層が積層されている事を示す)の構成のものが得られた。
続いて、ホログラム層上のポリエチレンテレフタレートフィルムを剥がし、その跡に、積層体Bからシリコーンセパレーターを剥がしたものを貼る事により、印刷されたポリエチレンテレフタレートフィルム/第1粘着剤/ホログラム層/第2粘着剤/シリコーンセパレーターからなるホログラムシールを得て、更に、140℃で15分間の加熱処理を行なった。
【0082】
得られたホログラムシールからシリコーンセパレーターを剥がし、身分証明書の写真の上に貼り付け、一晩室温にて放置した。
この身分証明書に貼ったホログラムシールは、一晩放置後も外観の変化は見られず、透明フィルムに施された文字の印刷も表面からは見えなかった。
貼り付けられたホログラムシールを写真上から剥がそうとしたところ、透明保護フィルムであるポリエチレンテレフタレートフィルムが剥がれて、ホログラム層は写真上に残り、しかも、ホログラム層上に粘着剤が文字状に残り、透明フィルム側にも同様に粘着剤が文字状に残った。この段階で、透明フィルムを元に戻そうとしたが、生じた文字は消えず、剥がした跡が残った。
更に、写真上に残ったホログラム層を剥がそうとしたところ、ホログラムが伸びて緑色に変色してしまい、再使用が不可能になった。
【0083】
(実施例2)
実施例1と同様な操作により、積層体Aを作成し、また、実施例1の「表2」の粘着剤2を第1粘着剤として用いた以外は、実施例1と同様な操作により積層体Bを得た。この積層体Bは、ホログラム層を基材に貼る際に使用するものである。
次に第2粘着剤として実施例1の「表2」のものを使用し、その他は実施例1における積層体Cの製造と同様な操作により、積層体Dを得た。
【0084】
準備した積層体Aを用いて、ホログラム露光および紫外線照射を行なった後、ホログラム層のポリエチレンテレフタレートの無い側に、積層体Cからシリコーンセパレータを剥がしたものを積層して、印刷されたポリエチレンテレフタレートフィルム/第2粘着剤層/ホログラム層/第3粘着剤層/シリコーンセパレーターからなるホログラムシールを得た。
【0085】
さらに、上記のホログラムシールの、第3粘着剤層上のシリコーンセパレータを剥がし、剥がした跡に積層体Bを貼り合わせ、印刷されたポリエチレンテレフタレートフィルム/第2粘着剤層/ホログラム層/第3粘着剤層/ポリエチレンテレフタレートフィルム/第1粘着剤層/シリコーンセパレーターからなるホログラムシールを得た。
【0086】
得られたホログラムシールからシリコーンセパレーターを剥がし、身分証明書の写真の上に貼り付け、一晩室温にて放置した。
この身分証明書に貼ったホログラムシールは、一晩放置後も外観の変化は見られず、透明フィルムに施された文字の印刷も表面からは見えなかった。
貼り付けられたホログラムシールを写真上から剥がそうとすると、第1粘着剤層とポリエチレンテレフタレートフィルム間に文字が浮き出し、一旦はがしたものをもとの場所に貼ろうとしたところ、浮き出して見えるようになった文字が消えず、剥がされたことが明白であった。
【0087】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、物品に貼ってあるホログラムラベルを剥がそうとすると、表面の透明保護フィルムが分離して剥がれてしまい、しかも、透明保護フィルムが貼ってあった粘着剤が、透明保護フィルムと下層のホログラム層に分かれて残るため、剥がした事が明瞭になり、しかも、元に戻そうとしても戻らないため、不正な意図でホログラムラベルを剥がして、他に貼り替えて真正な状態を装うことが防止できる。請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、透明保護フィルムを剥がす際に、粘着剤が部分的に透明保護フィルム側に付着しない効果が助長される。請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、透明保護フィルムを剥がす際に、粘着剤が部分的に透明保護フィルム側に付着する効果が助長される。請求項4の発明によれば、請求項1〜3いずれかの発明の効果に加えて、ホログラム層を剥がそうとすると、ホログラム層が伸びてしまい、干渉縞の間隔が狭くなるために、ホログラム層が変色し、剥がした事が明瞭で、真正なものとは色彩も異なったものになるため、万一、透明保護フィルムの変化がクリアできた場合でも、ホログラム層を不正な意図で再使用する事を阻止できる。
請求項5の発明によれば、物品に貼った後、剥がそうとすると、表面の透明保護フィルムが分離して剥がれてしまい、しかも、透明保護フィルムが貼ってあった粘着剤が、透明保護フィルムと下層のホログラム層に分かれて残るため、剥がした事が明瞭になり、しかも、元に戻そうとしても戻らないため、不正な意図で他に貼り替えて真正な状態を装うことが防止できるホログラムの貼られた積層体を、種々の物品を対象として、容易に製造できる。請求項6の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、透明保護フィルムを剥がす際に、粘着剤が部分的に透明保護フィルム側に付着しない効果が助長された積層体を、容易に製造できる。請求項7の発明によれば、請求項5の発明の効果に加え、透明保護フィルムを剥がす際に、粘着剤が部分的に透明保護フィルム側に付着する効果が助長された積層体を、容易に製造できる。請求項8の発明によれば、ホログラム層を剥がそうとすると、ホログラム層が伸びてしまい、干渉縞の間隔が狭くなるために、ホログラム層が変色し、剥がした事が明瞭で、真正なものとは色彩も異なったものになるため、万一、透明保護フィルムの変化がクリアできた場合でも、ホログラム層を不正な意図で再使用する事を阻止できる積層体を、容易に製造できる。請求項9の発明によれば、請求項5〜8いずれかの発明の効果に加えて、剥離性シートが付加されているので、ホログラムラベルの取り扱いに便利である。
請求項10の発明によれば、物品に貼ってあるホログラムラベルを剥がそうとすると、表面の透明保護フィルムが分離して剥がれ、しかもそのときに、貼ってあった粘着剤が、透明保護フィルムと下層のホログラム層に分かれて残るため、剥がした事が明瞭になり、しかも、元に戻そうとしても戻らないため、不正な意図でホログラムラベルを剥がして、他に貼り替えて真正な状態を装うことが防止できる。請求項11の発明によれば、請求項10の発明の効果に加えて、透明保護フィルムを剥がす際に、粘着剤が部分的に透明保護フィルム側に付着しない効果が助長される。請求項12の発明によれば、請求項10の発明の効果に加えて、透明保護フィルムホログラムを剥がす際に、粘着剤が部分的に透明保護フィルム側に付着する効果が助長される。請求項13の発明によれば、請求項10〜12いずれかの発明の効果に加えて、ホログラム層を剥がそうとすると、ホログラム層が伸びてしまい、干渉縞の間隔が狭くなるために、ホログラム層が変色し、剥がした事が明瞭で、真正なものとは色彩も異なったものになるため、ホログラム層を不正な意図で再使用する事を阻止できる。
請求項14の発明によれば、物品に貼った後、剥がそうとすると、表面の透明保護フィルムが分離して剥がれてしまい、しかも、透明保護フィルムが貼ってあった粘着剤が、透明保護フィルムと下層のホログラム層に分かれて残るため、剥がした事が明瞭になり、しかも、元に戻そうとしても戻らないため、不正な意図で他に貼り替えて真正な状態を装うことが防止できるホログラムの貼られた積層体を、種々の物品を対象として、容易に製造できる。請求項15の発明によれば、請求項14の発明の効果に加えて、ホログラムを剥がす際に、粘着剤が部分的にホログラム側に付着しない効果が助長される。請求項16の発明によれば、請求項14の発明の効果に加えて、ホログラムを剥がす際に、粘着剤が部分的にホログラム側に付着する効果が助長される。請求項17の発明によれば、ホログラム層を剥がそうとすると、ホログラム層が伸びてしまい、干渉縞の間隔が狭くなるために、ホログラム層が変色し、剥がした事が明瞭で、真正なものとは色彩も異なったものになるため、ホログラム層を不正な意図で再使用する事を阻止できる。請求項18の発明によれば、請求項14〜17いずれかの発明の効果に加えて、剥離性シートが付加されているので、ホログラムラベルの取り扱いに便利である。
請求項19の発明によれば、被着体からホログラムごと剥がれ、しかもそのときに、貼ってあった粘着剤が、透明保護フィルムと下層のホログラム層に分かれて残るため、剥がした事が明瞭になり、しかも、元に戻そうとしても戻らないため、不正な意図でホログラムラベルを剥がして、他に貼り替えて真正な状態を装うことが防止できる。
請求項20の発明によれば、いずれかの粘着剤層にて剥がす際に、剥がれる粘着剤層以外の粘着剤層においても、上層および下層に分離して剥がれるよう構成できるので、用途に合わせて、不正な剥離を防止することができる。
請求項21の発明によれば、ホログラムごと剥がれて、しかも剥がした痕跡が残るホログラムラベルを提供できる。
請求項22の発明によれば、ホログラムの下面が透明フィルムにより保護されており、ホログラムごと剥がれて、しかも剥がした痕跡が残るホログラム積層体を提供できる。
請求項23の発明によれば、ホログラムの下面が透明フィルムにより保護されており、ホログラムごと剥がれて、しかも剥がした痕跡が残るホログラムラベルを提供できる。
請求項24の発明によれば、3つの粘着剤層を任意に設定した順で剥がすことができ、しかも、いずれを剥がしても、剥がした痕跡が残るホログラム積層体を提供できる。
請求項25の発明によれば、つの粘着剤層を任意に設定した順で剥がすことができ、しかも、いずれを剥がしても、剥がした痕跡が残るホログラムラベルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】身分証明書に適用した本発明のホログラム積層体(体積ホログラム積層体)の平面図である。
【図2】図1の身分証明書のA−A線断面図である。
【図3】ホログラム積層体(体積ホログラム積層体)およびラベル(体積ホログラムラベル)の断面図である。
【図4】別のホログラム積層体(体積ホログラム積層体)およびラベル(体積ホログラムラベル)の断面図である。
【図5】透明保護フィルムの部分剥離のための構造を示す図である。
【図6】透明保護フィルムの剥離の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 身分証明書
2 基材
3 写真
4 ホログラムシール(体積ホログラムシール)
5 文字
6 第1粘着剤層
7 ホログラム層(体積ホログラム層)
8 透明保護フィルム
9 第2粘着剤層
10 ホログラムラベル(体積ホログラムラベル)
11 剥離性シート
12 パターン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is, for example, a means of confirmation such as a thing having a monetary value such as a cash voucher or a security, an identification card or a credit card, which needs to prove the identity, or a high-grade The present invention relates to a hologram laminate in which a hologram label is attached to a high-priced product such as a wristwatch or a cosmetic box for the product in order to prove that the product is genuine.
The present invention relates to a label for attaching a hologram suitable for the above-described use.
When the hologram laminate and hologram label of the present invention are peeled off after being applied, the protective film on the surface is peeled off, and the adhesive remains partially on the hologram, or other layers are peeled off, If the adhesive remains partially, or if the exposed hologram is peeled off, the hologram expands, and in any case, it has a special structure in which the peeling is obvious.
[0002]
[Prior art]
The hologram itself is a product of photographic technology that has been known for a long time, and the interference fringes generated by the interference of two laser beams of object light including information on the reference light and object are exposed and developed on a photographic plate. It was obtained as a silver salt photograph. In recent years, by exposing and developing interference fringes on a photosensitive resin and developing them, relief holograms recorded by replacing the interference fringes with surface irregularities can be duplicated in large quantities by resin-based duplication technology, for various applications It is becoming popular. In particular, since holograms are difficult to manufacture, affixing to various articles is one of the measures for preventing forgery.
[0003]
On the other hand, some holograms are called volume holograms, which are interference fringes recorded three-dimensionally in the thickness direction of the photosensitive material. Recent developments in photosensitive resins, peripheral technologies, etc. As a result, mass production has become possible. However, even though this volume hologram is replicated with a photosensitive resin, it has a lower mechanical strength than a relief hologram in which the resin is completely cured, and when applied to various uses, the hologram layer It is difficult to process directly on the surface, and it is a restrictive condition when taking measures to prevent counterfeiting.
[0004]
Similarly to relief holograms, volume holograms can be difficult to manufacture, but if you get a genuine hologram, peel it off the part you are pasting, and stick it to another article, the hologram itself Since it is genuine, it is extremely difficult to determine whether there was an unauthorized intention.
[0005]
Therefore, various techniques have been proposed in order to prevent the latter, in particular, from replacing the genuine hologram.
For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 10-86565, a hologram having a transparent protective sheet formed on its surface is affixed to a substrate, and an adhesive layer that bonds the transparent protective sheet and the hologram or a hologram and a base A technique is described in which a distribution of adhesive force is provided in the adhesive layer surface of any one of the adhesive layers that adhere to the material, and the hologram is destroyed when it is peeled off, thereby preventing reattachment.
However, in order to generate the distribution of adhesive force, two types of pressure-sensitive adhesives themselves are used, which not only complicates the processing, but also when using different types of adhesives, due to the difference in refractive index, There was a risk that the appearance could be understood from the appearance.
[0006]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-133552 has a similar layer configuration, except that the adhesive property of the adhesive layer between the protective film and the volume hologram layer is the same as that between the substrate and the volume hologram layer. By setting the adhesive layer to be weaker than the adhesiveness of the agent layer, when peeling is attempted, a “peeling line” is generated in a direction perpendicular to the direction of peeling, and thus a technique for knowing that the peeling has occurred is described.
However, the peeling line is not formed at a predetermined position in advance, but is generated in the process of peeling, and the state of occurrence differs depending on the pulling direction and the magnitude of force at the time of peeling. There was a doubt about the certainty.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the present invention, there is no problem in the manufacturing process itself, there is a certainty in the process in which the forgery prevention effect is produced, and the hologram laminated body, and the hologram label, in which the traces subjected to the processing for preventing forgery are difficult to understand It is a problem to provide.
[0008]
[Means for solving the problems]
In the present invention, when a hologram is pasted on an article, the adhesive strength between the protective film and the pressure-sensitive adhesive in contact with the protective film is partially different. A part of the hologram remains on the hologram so that it can be seen that it has been peeled off. In the present invention, it is preferable that the adhesive strength between the hologram and the substrate is larger than the 1% tensile strength of the hologram. Therefore, when I tried to peel it, it extended and I understood that it was peeled off.
[0009]
In the first invention, a volume hologram layer is laminated on a base material via a first pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film is laminated on the volume hologram layer via a second pressure-sensitive adhesive layer, The adhesive force between the substrate and the volume hologram layer is greater than the adhesive strength between the volume hologram layer and the transparent film, and the second pressure-sensitive adhesive layer is The adhesive strength between the transparent film and the first portion remaining on the transparent film side is stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer and the adhesive strength with the volume hologram layer is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer. The present invention relates to a volume hologram laminate having a second portion remaining on the volume hologram layer. A second invention relates to the volume hologram laminate according to the first invention, wherein the transparent hologram film and the second pressure-sensitive adhesive layer partially have a layer that weakens the adhesive strength between the two layers. . 3rd invention is related with the volume hologram laminated body which has a layer which strengthens the adhesive strength of the said both layers partially between both layers of a transparent film and a 2nd adhesive layer in 1st invention. . A fourth invention is the volume hologram laminate according to any one of the first to third inventions, wherein the adhesive strength between the volume hologram layer and the substrate is larger than 1% tensile strength of the volume hologram. It is about. In a fifth aspect of the invention, a first pressure-sensitive adhesive layer, a volume hologram layer, a second pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film are laminated in this order from the lower side, and the second pressure-sensitive adhesive layer is peeled off from the transparent film. In this case, the adhesive strength between the transparent film and the first portion remaining on the transparent film side is stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer and the adhesive strength with the volume hologram layer. And a second portion remaining on the volume hologram layer that is weaker than the intensity. A sixth invention relates to the volume hologram label according to the fifth invention, wherein a part of the second pressure-sensitive adhesive layer and the transparent film has a layer partially weakening the adhesive strength between the two layers. A seventh invention relates to the volume hologram label according to the fifth invention, wherein a part of the second pressure-sensitive adhesive layer and the transparent film is partially provided with a layer for enhancing the adhesive strength between the two layers. In an eighth aspect based on the first aspect, the adhesive strength between the volume hologram layer and the substrate is larger than the 1% tensile strength of the volume hologram layer when the volume hologram label is attached to the substrate. The present invention relates to a volume hologram label. A ninth invention relates to any one of the fifth to eighth inventions, wherein the peelable sheet is further laminated on the lower side of the first pressure-sensitive adhesive layer. According to a tenth aspect of the present invention, the volume hologram layer is formed by laminating a first transparent film on a lower surface via a second pressure-sensitive adhesive layer, and the volume hologram layer is laminated via a first pressure-sensitive adhesive layer. On the layer, a second transparent film is laminated via a third pressure-sensitive adhesive layer, and the adhesive force between the substrate and the first transparent film is the volume hologram layer and the The adhesive strength with the second transparent film is larger than the adhesive strength with the second transparent film, and the third pressure-sensitive adhesive layer has an adhesive strength with the second transparent film when the second transparent film is peeled off. The adhesive strength between the first portion which is stronger than the adhesive strength of the second transparent film and the second transparent film is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the volume hologram layer. Characterized by having a second part That relates to a volume hologram laminate. An eleventh invention is the volume hologram laminate according to the tenth invention, wherein the volume hologram laminate partially has a layer that weakens the adhesive strength between the two layers between the second transparent film and the third pressure-sensitive adhesive layer. It is about. A twelfth aspect of the present invention is the volume hologram laminate according to the tenth aspect, wherein the volume hologram laminate partly includes a layer between the two layers of the second transparent film and the third pressure-sensitive adhesive layer to enhance the adhesive strength between the two layers. It is about. A thirteenth aspect of the present invention is the volume hologram according to any one of the tenth to twelfth aspects, wherein the adhesive strength between the first transparent film and the substrate is greater than the 1% tensile strength of the volume hologram. The present invention relates to a laminate. In the fourteenth aspect, the first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film are laminated in this order from the bottom. And the adhesive strength between the first transparent film and the volume hologram layer is greater than the adhesive strength between the volume hologram layer and the second transparent film, and the third pressure-sensitive adhesive layer is When peeling off the second transparent film, the first portion that has a stronger adhesive strength with the second transparent film than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the second transparent film side, and The present invention relates to a volume hologram label characterized in that it has a second portion whose adhesive strength with a second transparent film is weaker than that with the volume hologram layer and remains on the volume hologram layer. . A fifteenth aspect of the present invention relates to the volume hologram label according to the fourteenth aspect of the present invention, wherein a part of the third pressure-sensitive adhesive layer and the second transparent film has a layer that weakens the adhesive strength between the two layers. It is. A sixteenth aspect of the present invention relates to the volume hologram label according to the fourteenth aspect of the present invention, wherein a part of the third pressure-sensitive adhesive layer and the second transparent film is partially provided with a layer for enhancing the adhesive strength between the two layers. It is. In a tenth aspect based on the tenth aspect, the adhesive strength between the first transparent film and the substrate is pulled by 1% of the volume hologram layer when the volume hologram label is attached to the substrate. The present invention relates to a volume hologram label characterized by being larger than the strength. An eighteenth invention relates to the volume hologram label according to any one of the fourteenth to seventeenth inventions, wherein a peelable sheet is further laminated below the first pressure-sensitive adhesive layer. In a nineteenth aspect of the invention, a volume hologram layer is laminated on a base material via a first pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film is laminated on the volume hologram layer via a second pressure-sensitive adhesive layer, The adhesive force between the substrate and the volume hologram layer is smaller than the adhesive strength between the volume hologram layer and the transparent film, and the first pressure-sensitive adhesive layer includes the volume hologram layer and the second pressure-sensitive adhesive. A first portion remaining on the volume hologram layer side, the adhesive strength with the volume hologram layer being stronger than the adhesive strength with the base material when the laminate composed of the layer and the transparent film is peeled off, and the volume The present invention relates to a volume hologram laminate characterized by having a second portion whose adhesion strength with a hologram layer is weaker than the adhesion strength with the base material and remains on the base material. According to a twentieth aspect of the invention, in the volume hologram laminate according to claim 1, in addition to the first part and the second part, the first pressure-sensitive adhesive layer further comprises The hologram layer in which the adhesive strength with the transparent film is stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the transparent film side, and the adhesive strength with the transparent film is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer In the volume hologram laminate according to claim 19, when the laminate composed of the volume hologram layer, the second pressure-sensitive adhesive layer, and the transparent film is peeled off, also having a portion remaining on the top. In addition to the first part and the second part, The second pressure-sensitive adhesive layer is The adhesive strength with the volume hologram layer is Transparent film The adhesive strength between the volume hologram layer and the portion remaining on the volume hologram layer side stronger than the adhesive strength with Transparent film And weaker than the adhesive strength Transparent film The present invention relates to a volume hologram laminate characterized by having a portion remaining on the top. In a twenty-first aspect, a first pressure-sensitive adhesive layer, a volume hologram layer, a second pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film are laminated in this order from the lower side, and the first pressure-sensitive adhesive layer is formed of the volume hologram layer. When peeling, it has a first portion that remains strong on the volume hologram layer side and a second portion that has a weak adhesive strength with the volume hologram layer, and a second portion that has a low adhesion strength with the volume hologram layer. The present invention relates to a featured volume hologram label. In a twenty-second aspect of the invention, a volume hologram layer is laminated on a base material via a first pressure-sensitive adhesive layer, and a volume hologram layer is laminated on the lower surface via a second pressure-sensitive adhesive layer. On the layer, a second transparent film is laminated via a third pressure-sensitive adhesive layer, and the adhesive force between the substrate and the first transparent film is the volume hologram layer and the Less than the adhesive strength with the second transparent film, and the first pressure-sensitive adhesive layer includes the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the A first portion remaining on the first transparent film side when the laminate made of the second transparent film is peeled off, the adhesive strength with the first transparent film being stronger than the adhesive strength with the substrate; The adhesion strength with the first transparent film is adhesion with the substrate. It relates to a volume hologram laminate, characterized in that a second portion that remains on the weaker the base than in degrees. In the twenty-third aspect, from the bottom, the first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film are laminated in this order. And the adhesive strength between the first transparent film and the volume hologram layer is smaller than the adhesive strength between the volume hologram layer and the second transparent film, and the second pressure-sensitive adhesive layer is When the laminate composed of the volume hologram, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film is peeled off, the second pressure-sensitive adhesive layer has an adhesive strength with the first transparent film that is the volume hologram. The first portion remaining on the first transparent film side which is stronger than the adhesive strength with the layer and the adhesive strength between the first transparent film and the first transparent film are weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer and remain on the volume hologram layer side The second part and Relates volume hologram label, characterized in that it has. In the invention of claim 24, the volume hologram layer is laminated on the base material via the first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film being laminated on the lower surface via the second pressure-sensitive adhesive layer, and the volume On the hologram layer, a second transparent film is laminated via a third pressure-sensitive adhesive layer, and the first to third pressure-sensitive adhesive layers have a difference in adhesive strength or adhesive strength between the upper layer and the lower layer. And
In the first pressure-sensitive adhesive layer, when the laminate composed of the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film is peeled off. The above First 1 having a first part remaining on the transparent film side and a second part remaining on the substrate, or in the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram and the third pressure-sensitive adhesive A first portion remaining on the volume hologram layer side and a second portion remaining on the first transparent film when the layer and the laminate composed of the second transparent film are peeled off Or in the third pressure-sensitive adhesive layer, when the second transparent film is peeled off, a first portion remaining on the second transparent film side and a second portion remaining on the volume hologram layer In any case, the pressure-sensitive adhesive layer other than the pressure-sensitive adhesive layer has a portion remaining on the upper layer side and a portion remaining on the lower layer side in the peeling. The present invention relates to a volume hologram laminate characterized by the following. In the invention of claim 25, the first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film are laminated in this order from the lower side. The second pressure-sensitive adhesive layer and the third pressure-sensitive adhesive layer have a difference in adhesive strength, and the pressure-sensitive adhesive layer having the smaller adhesive strength is When the upper layer side is peeled off, it remains on the upper layer side Part and Does not remain on the upper layer Having a part, further In the other adhesive layer with high adhesive strength, When the upper layer side of the other pressure-sensitive adhesive layer is peeled off, the other pressure-sensitive adhesive layer The present invention relates to a volume hologram label characterized by having a portion remaining on the upper layer side and a portion not remaining on the upper layer side.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a plan view showing an example in which the laminate of the present invention is applied to an identification card. A photograph 3 is laminated on a base material 2 and a hologram seal 4 for sealing the photograph 3 is laminated on the photograph 3. ID card 1 is shown. “Label” and “seal” are almost synonymous, but “seal” refers to the case where “label” is used for sealing purposes. On the base material 2, characters 5 such as the name of the holder, the issuing place, the expiration date, and the serial number, which are unique to the identification card, are printed or printed. Although not shown, in addition to these, a part of the substrate may have a magnetic stripe, IC or LSI, imprint, writable layer, or the like. The photograph 3 may be any of a silver salt type, a dye sublimation transfer, or an electrophotographic method formed with toner.
In this example, the hologram sticker 4 is laminated on the photograph 3 in order to prevent the re-attachment of the photograph. However, if the position where the hologram sticker 4 is laminated is not on the uneven imprint, Optional. When a hologram to be described later is colorless and transparent or colored and transparent, the hologram seal 4 may be laminated even if characters or the like are printed below.
[0011]
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 1, in which a portion of the substrate 2 is recessed and a photograph 3 is embedded. 4 shows a laminated layer.
[0012]
In the description with reference to FIG. 1 and FIG. 2, the base material 2 is a card for identification, but the base material 2 of the hologram laminate of the present invention can be various.
There are passports, credit cards and the like as similar articles for identification, and these base materials can be used as the base material 2 of the present invention.
The present invention can also be applied to those having a monetary value such as a cash voucher or a security.
As for the vouchers, such as gift certificates and gift cards used in department stores, etc., they are worthy of money substitution within a limited range, beer tickets used for gifts, ice cream tickets, or gift cards. There are cards that can be exchanged for specific products, such as rice tickets, or prepaid cards that are used in transportation or playgrounds.
Or, there are checks, promissory notes, etc. that generate monetary value by entry, and although they are different in character, they can also be applied to bankbooks used by financial institutions such as banks.
Securities include stock certificates, bonds, insurance policies, and the like, which are not immediately exchangeable for money, but have a monetary value.
Portable and high-priced items such as luxury wristwatches and cigarette lighters are also products that are easily forged, and can be used as a base material for the laminate of the present invention. The dial or the back of the wristwatch or a decorative case used when the wristwatch is sold can be used as the base material. In addition, since documents and certificates that evaluate and appraise fine arts and antiques such as precious metals and paintings also support the value of the article, they are easily subject to counterfeiting, and the base material of the laminate of the present invention Can be.
In addition, recorded videotapes, compact discs for music or video, CD-ROMs containing computer software, popular game software, etc. that are prone to damage to copyright holders and distributors when unauthorized copies are available. It can be an object of the laminate of the present invention.
In addition, it is mainly for outdoor clothing, such as outerwear with excellent breathability and moisture permeability, famous brands such as rain gear, leather brands such as handbags and famous brands such as bags, etc. are expensive. For this reason, there is a possibility that cheap counterfeit products will be available.
Each of these commodities, or those in which they are packaged, can be used as a base material in the laminate of the present invention.
[0013]
When these target base materials 2 are roughly classified, one of them is a monetary value,
Or it is easy to be counterfeited because of its high economic value such as high selling price. Another is that there is little direct economic value, but there are those that illegally obtain certain status and qualifications. An ID card such as an ID card, passport, or credit card is applicable.
[0014]
As the material of the base material 2 described above, if it is an ID card, a vinyl chloride resin has conventionally been the mainstream, but a polyolefin resin such as a polyethylene resin or a polypropylene resin, an acrylic resin, a polycarbonate resin, or a polyethylene terephthalate resin, or A triacetyl cellulose resin or the like can also be used.
In addition to this, as the material of the base material 2, paper, synthetic paper, rubber, cloth, woody base materials such as wood and bamboo, metal, ceramics, etc. can be used, and products obtained by processing those materials. Also good.
The shape of the substrate 2 varies depending on the article, such as a sheet shape, a flat plate shape, a shape having a quadric surface, and a shape having a three-dimensional surface.
[0015]
FIG. 3A shows the laminate 1 in which the hologram label 4 is laminated on the base material 2 in detail, and FIG. 3B shows the label 10 used for that in detail.
As shown in FIG. 3 (a), in the laminate 1 of the present invention, a hologram layer 7 is laminated on a substrate 2 via a first pressure-sensitive adhesive layer 6, and a transparent film 8 is formed on the hologram layer 7. It is laminated via the second pressure-sensitive adhesive layer 9. Moreover, what is shown in FIG.3 (b) is the label 10 for that, and the upper four layers are the same as in the laminated body 1, and only the point that the peelable sheet 11 laminated | stacked on the lowest layer is different.
[0016]
Hologram of hologram layer 7 Is What is called a volume hologram It is. Hereinafter, the description of hologram or hologram label means all volume holograms or volume hologram labels. . The volume hologram is obtained by recording the interference light between the object light and the reference light on a photosensitive material sufficiently thicker than the interval between the interference fringes, and the three-dimensional structure of the interference fringes is recorded as it is. In order to form this volume hologram, the interference light between the object beam and the reference beam is directly recorded on the laminate of the volume hologram forming material on the support film, or the volume hologram original plate is closely attached. It is obtained by duplication by exposure and is industrially based on the latter method.
[0017]
Hereinafter, materials for forming the volume hologram and the forming method will be described in detail.
As a support film to be coated with a volume hologram forming material, a polyethylene terephthalate film, a polyethylene film, a polypropylene film, a polyvinyl chloride film, an acrylic film, a triacetyl cellulose film having a thickness of 1 μm to 1 mm, preferably 10 μm to 100 μm. A cellulose acetate butyrate film or the like is used. As the support film, it is desirable to use a film having high transparency and high smoothness.
[0018]
In general, examples of the hologram forming material include known volume hologram recording materials such as silver salt materials, dichromated gelatin emulsions, photopolymerizable resins, and photocrosslinkable resins. In view of production efficiency, it is preferable to use a photosensitive material for dry volume phase hologram recording as a volume hologram forming material comprising a matrix polymer, a photopolymerizable compound, a photopolymerization initiator, and a sensitizing dye. .
[0019]
As the matrix polymer which is a binder resin, polymethacrylic acid ester or a partially hydrolyzed product thereof, polyvinyl acetate or a hydrolyzed product thereof, polyvinyl alcohol or a partially acetalized product thereof, triacetyl cellulose, polyisoprene, polybutadiene, polychloroprene, Silicone rubber, polystyrene, polyvinyl butyral, polychloroprene, polyvinyl chloride, chlorinated polyethylene, chlorinated polypropylene, poly-N-vinyl carbazole or derivatives thereof, poly-N-vinyl pyrrolidone or derivatives thereof, styrene and maleic anhydride Polymer or its half ester, acrylic acid, acrylic ester, methacrylic acid, methacrylic ester, acrylamide, acrylonitrile, ethylene, propylene, vinyl chloride, Copolymers and at least one polymerizable component copolymerizable monomers group vinyl acid, or mixtures thereof are used. Preferably, polyisoprene, polybutadiene, polychloroprene, polyvinyl alcohol, or polyvinyl acetal, which is a partially acetalized product of polyvinyl alcohol, polyvinyl butyral, polyvinyl acetate, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, etc., or a mixture thereof. .
[0020]
As a process for stabilizing the recorded hologram, there is a process of monomer transfer by heating. For this purpose, these matrix polymers preferably have a relatively low glass transition temperature and facilitate monomer transfer. is necessary.
[0021]
Examples of the photopolymerizable compound include photopolymerization having at least one ethylenically unsaturated bond in one molecule as described later, photocrosslinkable monomers, oligomers, prepolymers, and mixtures thereof. Examples thereof include unsaturated carboxylic acids and salts thereof, esters of unsaturated carboxylic acids and aliphatic polyhydric alcohol compounds, and amide bonds of unsaturated carboxylic acids and aliphatic polyvalent amine compounds.
[0022]
Specific examples of unsaturated carboxylic acid monomers include acrylic acid, methacrylic acid, itaconic acid, crotonic acid, isocrotonic acid, maleic acid, and their halogen-substituted unsaturated carboxylic acids such as chlorinated unsaturated carboxylic acids, brominated Examples thereof include unsaturated carboxylic acids and fluorinated unsaturated carboxylic acids. Examples of the salt of the unsaturated carboxylic acid include the aforementioned sodium salt and potassium salt.
[0023]
Specific examples of the ester monomer of the aliphatic polyhydric alcohol compound and the unsaturated carboxylic acid include acrylic acid esters such as ethylene glycol diacrylate, triethylene glycol diacrylate, 1,3-butanediol diacrylate, tetra Methylene glycol diacrylate, propylene glycol diacrylate, neopentyl glycol diacrylate, trimethylolpropane triacrylate, trimethylolpropane tri (acryloyloxypropyl) ether, trimethylolethane triacrylate, 1,4-cyclohexanediol diacrylate, tetra Ethylene glycol diacrylate, pentaerythritol diacrylate, pentaerythritol triacrylate, pentaerythritol Traacrylate, dipentaerythritol diacrylate, dipentaerythritol triacrylate, dipentaerythritol tetraacrylate, dipentaerythritol hexaacrylate, sorbitol triacrylate, sorbitol tetraacrylate, sorbitol pentaacrylate, sorbitol hexaacrylate, tri (acryloyloxyethyl) isocyania Nurate, polyester acrylate oligomer, 2-phenoxyethyl acrylate, 2-phenoxyethyl methacrylate, phenol ethoxylate monoacrylate, 2- (p-chlorophenoxy) ethyl acrylate, p-chlorophenyl acrylate, phenyl acrylate, 2-phenylethyl acrylate, bisphenol A's (2-A Lil oxyethyl) ether, ethoxylated bisphenol A diacrylate, 2- (1-naphthyloxy) ethyl acrylate, and the like o- biphenyl acrylate.
[0024]
Among specific examples of esters of aliphatic polyhydric alcohol compounds and unsaturated carboxylic acids, methacrylic acid esters include tetramethylene glycol dimethacrylate, triethylene glycol dimethacrylate, neopentyl glycol dimethacrylate, trimethylol propane tri Methacrylate, trimethylolethane trimethacrylate, ethylene glycol dimethacrylate, 1,3-butanediol dimethacrylate, hexanediol dimethacrylate, pentaerythritol dimethacrylate, pentaerythritol trimethacrylate, dipentaerythritol dimethacrylate, dipentaerythritol hexamethacrylate, sorbitol Trimethacrylate, sorbitol tetramethacrylate, bis- [p- 3-methacryloxy-2-hydroxypropoxy) phenyl] dimethylmethane, bis- [p- (acryloxyethoxyphenyl) dimethylmethane, 2,2-bis (4-methacryloyloxyphenyl) propane, methacrylic acid-2-naphthyl, etc. There is.
[0025]
Among specific examples of the monomer of an ester of an aliphatic polyhydric alcohol compound and an unsaturated carboxylic acid, as itaconic acid ester, ethylene glycol diitaconate, propylene glycol diitaconate, 1,3-butanediol diitaconate, Examples include 1,4-butanediol diitaconate, tetramethylene glycol diitaconate, pentaethristol diitaconate, sorbitol tetritaconate, and the like.
[0026]
Among specific examples of esters of aliphatic polyhydric alcohol compounds and unsaturated carboxylic acids, crotonic acid esters include ethylene glycol dicrotonate, tetramethylene glycol dicrotonate, pentaerythritol dicrotonate, and sorbitol tetracroto. There are nates.
[0027]
Among specific examples of monomers of esters of aliphatic polyhydric alcohol compounds and unsaturated carboxylic acids, isocrotonic acid esters include ethylene glycol diisocrotonate, pentaerythritol diisocrotonate, and sorbitol tetraisocrotonate. .
[0028]
Among specific examples of monomers of esters of aliphatic polyhydric alcohol compounds and unsaturated carboxylic acids, maleic esters include ethylene glycol dimaleate, triethylene glycol dimaleate, pentaerythritol dimaleate, and sorbitol tetramaleate. Eight etc.
[0029]
Examples of the halogenated unsaturated carboxylic acid include 2,2,3,3-tetrafluoropropyl acrylate, 1H, 1H, 2H, 2H-heptadecafluorodecyl acrylate, 2,2,3,3-tetrafluoropropyl methacrylate, 1H , 1H, 2H, 2H-heptadecafluorodecyl methacrylate, -2,4,6-tribromophenyl methacrylate, dibromoneopentyl dimethacrylate, (trade name: NK ester DBN, manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd.), Dibromopropyl acrylate (trade name: NK ester A-DBP, manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd.), dibromopropyl methacrylate (trade name: NK ester DBP, manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd.), methacrylic acid chloride, methacrylic acid -2,4,6-trichlorophenyl, p-chlorostyrene Emissions, methyl 2-chloro acrylate, ethyl-2-chloro acrylate, n- butyl-2-chloro acrylate, tribromo fail acrylate, tetrabromo phenol acrylate.
[0030]
Specific examples of amide monomers of unsaturated carboxylic acid and aliphatic polyvalent amine compound include methylene bisacrylamide, methylene bismethacrylamide, 1,6-hexamethylene bisacrylamide, 1,6-hexamethylene bismethacrylic. Examples include amide, diethylenetriamine trisacrylamide, xylylene bisacrylamide, xylylene bismethacrylamide, N-phenylmethacrylamide, diacetone acrylamide, and the like.
[0031]
Other examples include polyisocyanate compounds having two or more isocyanate groups per molecule described in Japanese Patent Publication No. 48-41708, general formula CH 2 = C (R) COOCH 2 (R ′) Vinyl urethane containing two or more polymerizable vinyl groups in one molecule to which a vinyl monomer having a hydroxyl group represented by OH (wherein R and R ′ represent hydrogen or a methyl group) is added. Compounds and the like.
[0032]
Also, urethane acrylates described in JP-A-51-37193, polyesters described in JP-A-48-64183, JP-B-49-43191, and JP-B-52-30490, respectively. Mention may be made of polyfunctional acrylates such as acrylates, epoxy groups and (meth) acrylic acid.
[0033]
Furthermore, the Japan Adhesion Association Vol. 20, no. 7, pages 300 to 308, those introduced as photocurable monomers and oligomers can also be used.
[0034]
In addition, as a monomer containing phosphorus, mono (acryloyloxyethyl) acid phosphate (trade name; Light Ester PA, manufactured by Kyoeisha Oil Chemical Co., Ltd.), mono (2-methacryloyloxyethyl) acid phosphate ( Product name; Light Ester PM, manufactured by Kyoeisha Yushi Chemical Co., Ltd.), and a product name that is epoxy acrylate type; Lipoxy VR-60 (Showa High Polymer Co., Ltd., product name (Lipoxy VR-90 ( Showa Polymer Co., Ltd.).
[0035]
Moreover, brand name; NK ester M-230G (made by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd.), brand name; NK ester 23G (made by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd.) are also mentioned.
[0036]
Furthermore, triacrylates having the following structure
[0037]
[Chemical 1]
Figure 0004676584
[0038]
(Trade name; Aronix M-315, manufactured by Toa Gosei Chemical Co., Ltd.), triacrylates having the following structure
[0039]
[Chemical 2]
Figure 0004676584
[0040]
(Trade name: Aronix M-325, manufactured by Toa Gosei Chemical Co., Ltd.), 2,2′-bis (4-acryloxy-diethoxyphenylpropane (trade name; NK ester A-BPE-4), tetra And methylol methane tetraacrylate (manufactured by Shin-Nakamura Chemical Co., Ltd., trade name: NK ester A-TMMT).
[0041]
Next, as the photopolymerization initiator in the initiator system, 1,3-di (t-butyldioxycarbonyl) benzophenone, 3,3 ′, 4,4′-tetrakis (t-butyldioxycarbonyl) benzophenone, Examples thereof include N-phenylglycine, 2,4,6-tris (trichloromethyl) s-triazine, 3-phenyl-5-isoxazolone, 2-mercaptobenzimidazole, and imidazole dimers.
The photopolymerization initiator is preferably decomposed after hologram recording from the viewpoint of stabilization of the recorded hologram. For example, organic peroxides are preferable because they are easily decomposed by irradiation with ultraviolet rays.
[0042]
Sensitizing dyes include thiopyrylium salt dyes having absorption light at 350 to 600 nm, merocyanine dyes, quinoline dyes, styrylquinoline dyes, ketocoumarin dyes, thioxanthene dyes, xanthene dyes, oxonol dyes, cyanine Examples include dyes, rhodamine dyes, thiopyrylium salt dyes, pyrylium ion dyes, and diphenyliodonium ion dyes. There may be a sensitizing dye having absorbed light in a wavelength region of 350 nm or less or 600 nm or more.
[0043]
The blending ratio of the above-described volume hologram forming material comprising the matrix polymer, the photopolymerizable compound, the photopolymerization initiator, and the sensitizing dye is as follows.
The photopolymerizable compound is used in a proportion of 10 to 1000 parts by weight, preferably 10 to 100 parts by weight, based on 100 parts by weight of the binder resin.
The photopolymerization initiator is used in a proportion of 1 to 10 parts by weight, preferably 5 to 10 parts by weight, based on 100 parts by weight of the binder resin.
The sensitizing dye is used in a proportion of 0.01 to 1 part by weight, preferably 0.01 to 0.5 part by weight, based on 100 parts by weight of the binder resin.
[0044]
Other components of the volume hologram forming material include, for example, plasticizers, glycerin, diethylene glycol, triethylene glycol and various nonionic surfactants, cationic surfactants, and anionic surfactants. .
[0045]
Volume hologram forming materials are acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, cyclohexanone, benzene, toluene, xylene, chlorobenzene, tetrahydrofuran, methyl cellosolve, ethyl cellosolve, methyl cellosolve acetate, ethyl cellosolve acetate, ethyl acetate, 1,4-dioxane 1,2-dichloroethane, dichloromethane, chloroform, methanol, ethanol, isopropanol, etc., or a mixed solvent thereof is used as a coating solution having a solid content of about 15% to 25%. In addition, as such a coating liquid, you may use what is marketed as the Omnidex 352,706 made from DuPont, for example.
If these coating liquids are used and the support film is applied in the state of a single sheet (each sheet), the support film is a roll-like long film by bar coating, spin coating, dipping or the like. If it is applied in such a state, it is applied by gravure coating, roll coating, die coating, comma coating, etc., and after applying all, it is solidified by means of drying or curing according to the coating solution Let The volume hologram forming material thus obtained has a thickness of 0.1 μm to 50 μm, preferably 5 μm to 20 μm.
[0046]
On the volume hologram forming material obtained by coating on the support film, a protective film may be pasted until the hologram information is exposed.
The protective film has a high transparency such as polyethylene terephthalate film, polyethylene film, polypropylene film, polyvinyl chloride film, acrylic film, triacetyl cellulose film, cellulose acetate butyrate film having a thickness of 1 μm to 1 mm, preferably 10 μm to 100 μm. A resin film having high smoothness may be bonded with a rubber roller or the like.
Or you may form a protective film by apply | coating the coating material which melt | dissolved film-forming materials, such as a triacetyl cellulose, polyvinyl alcohol, and polymethylmethacrylate by spin coat etc. instead of sticking a transparent resin film.
[0047]
The volume hologram forming material on the support film, when a protective film is applied, is directly or after peeling off the protective film, directly from the support film side, a two-beam laser beam such as an argon laser ( Volume hologram formation after recording interference fringes using wavelength 514.5 nm), krypton laser (wavelength 647 nm), recording interference light of object light and reference light, or removing protective film The volume hologram master is in direct contact with the material, and an argon laser (wavelength 514.5 nm) is incident from the support film side of the volume hologram forming material, and the reflected light from the master and the interference fringes of the incident light are recorded. And volume hologram information is given.
[0048]
Then, from a light source such as an ultra-high pressure mercury lamp, a high-pressure mercury lamp, a carbon arc, a xenon arc, a metal halide lamp, 0.1 to 10,000 mJ / cm 2 , Preferably 10 to 1,000 mJ / cm 2 The step of decomposing the photopolymerization initiator by UV irradiation and the step of diffusing and moving the photopolymerizable compound by heating treatment, for example, heating at 120 ° C. for 120 minutes, are sequentially made into a stable volume hologram.
[0049]
In the hologram laminate of the present invention, the material for forming a volume hologram as described above, the hologram layer 7 obtained by the forming method is laminated on the base material 2 via the first pressure-sensitive adhesive layer 6, On top, the transparent film 8 is laminated via the second pressure-sensitive adhesive layer 9.
[0050]
Next, the transparent film 8 will be described. The transparent film 8 covers the uppermost layer of the hologram laminate or hologram label, or covers the lower surface of the hologram layer 7.
The transparent film 8 is a polyethylene film, a polypropylene film, a polyvinyl fluoride film, a polyvinylidene fluoride film, a polyvinyl chloride film, a polyvinylidene chloride film, an ethylene-vinyl alcohol film, a polyvinyl alcohol film, a polymethyl methacrylate film, a polyether sulfone. Examples include films, polyether ether ketone films, polyamide films, tetrafluoroethylene-perfluoroalkyl vinyl ether copolymer films, polyester films such as polyethylene terephthalate films, polyimide films, etc. The thickness of the transparent film 8 is 2 μm to 200 μm. The thickness is preferably 10 μm to 50 μm.
[0051]
The transparent film 8 may be subjected to a hard coat treatment as needed for the purpose of enhancing the surface protection function, particularly when applied to the uppermost layer of the hologram laminate or hologram label.
For hard coat treatment, for example, silicone-based, fluorine-containing silicone-based, melamine alkyd-based, urethane-acrylate-based (ultraviolet curing type), etc. are applied to a film thickness of 1 μm to 50 μm by dipping, spraying, roll coating, etc. Good.
A release treatment may be performed on the transparent film 8 or the hard coat treatment surface as described above. For the release treatment, a fluorine-type release agent, a silicone-type release agent, a stearic acid-type release agent, a wax-type release agent, or the like may be applied by a dipping method, a spray method, a roll coating method, or the like.
The transparent film 8 may be colored, particularly when it is on the lower surface of the hologram layer 7.
[0052]
In the example shown in FIG. 3, the first pressure-sensitive adhesive layer 6 is for laminating the hologram layer 7 on the substrate 2, and the second pressure-sensitive adhesive layer 9 is for laminating the transparent film 8 on the hologram layer 7.
Here, the adhesive strength S1 between the substrate 2 and the hologram layer 7 due to the first pressure-sensitive adhesive layer 6 is larger than the adhesive strength S2 between the hologram layer 7 and the transparent film 8 due to the second pressure-sensitive adhesive layer 9. Preferably, it is set to be larger than 100 gf / 2.5 cm. When the hologram label 4 is to be peeled off from the hologram laminate 1 of the present invention, the transparent film 8 is first peeled off.
[0053]
Further, when the second pressure-sensitive adhesive layer 9 and the transparent film 8 are bonded, a portion where the adhesive strength is not sufficient is set, and when the transparent film 8 is peeled off, one of the pressure-sensitive adhesives of the second pressure-sensitive adhesive layer 9 is set. Part is made to remain on the hologram layer 7 and the others are removed together with the transparent film 8.
[0054]
Examples of the pressure-sensitive adhesive constituting the first pressure-sensitive adhesive layer 6 and the second pressure-sensitive adhesive layer 9 and the third pressure-sensitive adhesive layer 9 ′ described later include, for example, an acrylic resin, an acrylate resin, or a copolymer thereof. Styrene-butadiene copolymer, natural rubber, casein, gelatin, rosin ester, terpene resin, phenolic resin, styrene resin, coumarone indene resin, polyvinyl ether, silicone resin, etc., and α-cyanoacrylate , Silicone-based, maleimide-based, styrene-based, polyolefin-based, resorcinol-based, polyvinyl ether-based, silicone-based adhesives, and the like.
[0055]
In addition to the above, the pressure-sensitive adhesive constituting the first pressure-sensitive adhesive layer 6 is a heat sealant, for example, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, polyamide resin, polyester resin, polyethylene resin, ethylene-isobutyl acrylate copolymer Examples include coalesced resins, butyral resins, polyvinyl acetate and its copolymer resins, cellulose derivatives, polymethyl methacrylate resins, polyvinyl ether resins, polyurethane resins, polycarbonate resins, polypropylene resins, epoxy resins, or phenol resins.
Alternatively, a thermoplastic elastomer such as SBS (styrene-butadiene-styrene block copolymer), SIS (styrene-isoprene-styrene block copolymer), SEBS (styrene-ethylene-butylene-styrene block copolymer), or a reactive hot melt resin is used. May be used.
The first pressure-sensitive adhesive layer 6, the second pressure-sensitive adhesive layer 9, and the third pressure-sensitive adhesive layer 9 ′ may be formed using the materials described above so as to have a film thickness of 4 μm to 20 μm.
[0056]
There are several methods for applying adhesives and bonding them. One of them is applied to either or both sides of the adhesive surface, dried as necessary, and then crimped together. There is a way. You may heat as needed in the case of crimping | bonding.
Alternatively, a pressure-sensitive adhesive is applied to the peelable surface of the sheet, which is called a separator, and the surface is peeled off. The pressure-sensitive adhesive is pressure-bonded to any adhesive surface, and the separator is peeled off after pressure bonding. There is a method of crimping the adhesive surface. When applying a pressure-sensitive adhesive to a separator and applying it immediately, a single separator may be used, but a separator with a pressure-sensitive adhesive layer sandwiched between two separators is created, and then one of the separators is peeled off and bonded. Then, there is a method of using a “double-sided tape” in which the other separator is peeled off and bonded, and these may be used appropriately.
[0057]
In the example shown in FIG. 3, the adhesive strength S <b> 1 between the base material 2 and the hologram layer 7 by the first pressure-sensitive adhesive layer 6 is the adhesion between the hologram layer 7 and the transparent film 8 by the second pressure-sensitive adhesive layer 9. To set the strength to be greater than S2, use different pressure-sensitive adhesives and use different pressure-sensitive adhesives, or mix and use pressure-sensitive adhesives with different adhesive strengths. Adhesive strength difference is generated by using two kinds of mixed adhesives with different viscosity, or the pressure sensitive adhesive as a main component is made common, and a crosslinking agent such as an isocyanate-based crosslinking agent, tackifier By changing the amount of resin added, any method may be used such as adding or decreasing the adhesive strength.
The adhesive strength of the first to third pressure-sensitive adhesive layers is similarly changed.
[0058]
Moreover, about adhesion | attachment with the 2nd adhesive layer 9 and the transparent film 8, the part with sufficient adhesive strength and the part which is not enough are set.
Explaining with reference to FIG. 5 and FIG. 6, the surface of the transparent film 8 on the side in contact with the second pressure-sensitive adhesive layer 9 has an adhesive property to the paint, for example, the transparent film 8. A paint having a binder resin as a main component and a substance having a peelability such as wax or silicone added thereto is applied or printed in a pattern to form the peelable pattern 12. On the peelable pattern 12, (2) Performed by a method in which the pressure-sensitive adhesive layer 9 is not sufficiently adhered.
On the contrary, by applying or printing in a pattern using a paint containing a substance that serves as a primer that increases the adhesive strength between the two, the second pressure-sensitive adhesive layer 9 is sufficiently adhered to the applied portion. Alternatively, it may be carried out by a method of applying or printing a component for crosslinking the pressure-sensitive adhesive in a pattern on the transparent film 8 side.
In any case, the pattern can be provided in the form of dots, stripes, lattices, symbols, other patterns, or letters. It is desirable to provide words that can be seen to be peeled off, such as “opened” and English “VOID” (= invalid meaning).
The pressure-sensitive adhesive layer may be arbitrarily colored with a colorant such as a pigment or a dye.
[0059]
Alternatively, a method may be employed in which ionizing radiation such as ultraviolet rays or electron beams is irradiated in a pattern to cause partial crosslinking.
In the case where the adhesive strength is partially increased, it is confirmed whether or not the adhesive strength to which the entire transparent film 8 is bonded is lower than the adhesive strength to which the lower first adhesive layer 6 is bonded, Care is taken that the hologram layer 7 is not peeled off while trying to peel off the transparent film 8.
The adhesive strength control as described above can also be performed between the second pressure-sensitive adhesive layer 9 and the hologram layer 7. Also, the adhesive strength can be controlled by the magnitude of the adhesive strength between the second pressure-sensitive adhesive layer 9 and the hologram layer 7 and between the transparent film 8 and the second pressure-sensitive adhesive layer 9.
However, since the hologram layer 7 made of a volume hologram is not so tough and is easy to stretch when pulled, it is somewhat soft. Therefore, the adhesive strength is controlled between the transparent protective film 8 and the second pressure-sensitive adhesive layer 9. It is better to do it between.
[0060]
When the second adhesive layer 9 and the transparent film 8 are bonded to each other, when a portion having sufficient adhesive strength and a portion having insufficient adhesive strength are set, the setting is divided into a portion having sufficient adhesive strength and a portion having insufficient adhesive strength. If the pattern 12 can be visually recognized, a person who tries to peel off the pattern 12 for an illegal purpose will increase the vigilance. Therefore, attention should be paid not to cause visibility due to a difference in refractive index.
[0061]
When the transparent film 8 is peeled off by setting a portion with sufficient adhesive strength and a portion with insufficient adhesive strength between the hologram layer 7 and the transparent film 8, assuming a case where partial peelability is given. As shown in FIG. 6, on the pattern 12, since the adhesive strength of the pressure-sensitive adhesive constituting the second pressure-sensitive adhesive layer 9 is relatively weak, peeling occurs on or near the surface of the pattern 12, and as a result, the pattern A very small amount of the adhesive adheres to and peels off on the surface 12, but the adhesive remains largely unremoved at the corresponding position on the hologram layer 7. In addition, since the adhesive other than the pattern 12 is bonded with a normal adhesive force, a larger amount of the adhesive is removed together with the transparent film 8 than on the pattern 12. There is a difference in the degree of removal.
[0062]
In FIG. 6, the part without the pattern 12 is drawn so that all of the pressure-sensitive adhesive is removed together with the transparent film. This is because the adhesive strength between the second pressure-sensitive adhesive layer 9 and the transparent film is shown. However, it is a case where it is sufficiently larger than the adhesive strength between the 2nd adhesive layer 9 and the hologram layer 7. FIG. In the case where the hologram layer 7 is cross-linked and cured, the adhesive strength between the second pressure-sensitive adhesive layer 9 and the hologram layer 7 is difficult to increase, so that the peeled state is close to that in FIG.
[0063]
As shown in FIG. 6, when the transparent film 8 is peeled off, the second pressure-sensitive adhesive layer 9 is peeled between the layers near the transparent film 8 corresponding to the peelable pattern 12, and the peeled surface is on which side. Since the surface of the hologram layer 7 and the peeled surface of the transparent film have a whitish visible pattern, it can be seen that the transparent film 8 has been peeled off. Since the surface does not disappear even if it is carefully applied, it is possible to prevent the hologram label from being peeled off and transferred to another.
[0064]
Note that whitish portions corresponding to the pattern 12 are conspicuous when the transparent film 8 is peeled off, but also when the lower hologram layer is attempted to be peeled off, between the transparent protective film 8 and the hologram layer 7. Although there is no intention to peel off, white turbidity occurs, and in this case as well, it is possible to prevent the hologram label from being peeled off and transferred to another.
Perhaps, when pulling to peel off such a sheet, the sheet will be bent at 90 ° or more, so the second adhesive layer 9 is compressed in the bent part, looking for a escape place, transparent Since the film swells in the peeling direction, it is considered that the transparent film 8 is peeled off at a portion where the adhesive strength is weak while the whole is still stuck.
[0065]
In the hologram laminate 1 of the present invention, forgery prevention measures are taken between the transparent film 8 and the second pressure-sensitive adhesive layer 9, but the pressure-sensitive adhesive remaining on the hologram layer 7 after the transparent film 8 is peeled off. Even if there is a person who wants to wipe off the hologram layer 7 and put it on another article, the intent of improper intention is to make the hologram layer 7 and the first pressure-sensitive adhesive layer 6 have the following fixed relationship. Can be blocked.
[0066]
As described above, the hologram layer 7 made of a volume hologram is not so strong and is easy to stretch when pulled, and is somewhat soft, so this is utilized. Specifically, the adhesive strength between the hologram layer 7 and the substrate 2 is set to be equal to or higher than the 1% tensile strength of the hologram layer 7 (the tensile force required to stretch the hologram layer 7 by 1%). If it is to be peeled off, the hologram layer 7 is stretched.
If the height and width of the hologram label is 2 cm, it is 0.2 mm even if it is extended by 1%. Therefore, unless it is precisely measured, it is difficult to recognize the change in size with the naked eye. Since there are several interference fringes in the thickness direction, when they are stretched, the spacing between the interference fringes narrows, the color of the entire hologram shifts to the blue side, and the extension is visually recognized as a color change and peeled off. I understand.
[0067]
The change in the color of the hologram layer 7 is also caused by the solvent. After the transparent film 8 is peeled off, if the remaining adhesive is wiped off with the solvent, the solvent penetrates into the hologram layer 7 and swells the hologram layer 7, resulting in a wide interval between the interference fringes. As a result, the entire hologram The color of is shifted to the red side, and the elongation is visually recognized as a change in color.
As described above, the volume hologram 7 incorporates a property that can be a forgery prevention measure.
However, similar discoloration due to stretching / shrinking can be realized by controlling the crosslinking density to such an extent that the relief hologram does not become hard as in general, and is easily stretched. In this case, even if it is pulled or swollen, the interval between the interference fringes is widened, so that the hue of the hologram layer is shifted to the red side.
[0068]
In the field of pressure-sensitive adhesive labels, the peelable sheet 11 may be omitted and may be laminated. If the upper surface of the transparent protective film 8 is peelable, it is indicated by reference numeral 10 in FIG. By stacking or winding up a hologram label having the same structure as the hologram seal, it can be stored without hindrance.
However, the hologram label of the present invention is generally small, depending on the article to be pasted and the application, but is laminated with the peelable sheet 11 to form the form shown in FIG. 4 and collect several to several tens of labels. When a punching process called “half punching” is performed so that each layer other than the peelable sheet 11 has a predetermined outer shape, the hologram is removed from the peelable sheet whenever necessary. Easy to use because the label can be peeled off.
When the hologram label is mechanically attached, it is easier to use a roll-like form by “half-cutting” only the hologram label with the peelable sheet attached and winding it using a continuous peelable sheet.
[0069]
As the release sheet, synthetic resin-laminated paper, synthetic paper, a product obtained by releasing a synthetic resin film, for example, PET film surface is a fluorine-based release agent, silicone-based release agent, stearic acid-based release agent, wax-based It is good to use what was mold-released by the mold release agent etc.
[0070]
Since the layers other than the peelable sheet 11 of the hologram label 10 are the same as the contents of the hologram laminate, the description thereof will be omitted, and a method for manufacturing the hologram label 10 of the example shown in FIG. .
In order to manufacture the hologram label 10, the base material 2 is prepared prior to that, while the hologram forming material and the protective film laminated on the support film and the created hologram layer 7 are formed on the base material 2. A double-sided tape with a separator on both sides of the pressure-sensitive adhesive to be applied to the surface of the transparent protective film 8 is prepared. Laminate to create an adhesive sheet.
[0071]
First, after peeling off the protective film of the hologram forming material, exposure is performed from the support film side to record the hologram, followed by ultraviolet irradiation and heat treatment to produce a hologram.
After creating the hologram, the adhesive label created in the form of a double-sided tape is applied to the trace where the protective film was stuck to create an adhesive label for attaching the hologram layer 7. Leave the other separator of the double-sided tape as it is.
Next, the support film is peeled off to expose the hologram layer 7, and the transparent film is peeled off and attached to the exposed surface. Heretofore, a label in which the transparent film 8, the second pressure-sensitive adhesive layer 9, the hologram layer 7, the first pressure-sensitive adhesive layer 6, and the separator are laminated is obtained from above.
Finally, the separator under the first pressure-sensitive adhesive layer is peeled off and attached to the substrate.
By the above process, the hologram label of the present invention and the hologram laminate of the present invention are obtained.
[0072]
In the description so far, the description will focus on what is shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), and a portion having sufficient adhesive strength and a portion having insufficient adhesive strength are set on the uppermost transparent film 8 and below. Although it performed on the 2nd adhesive layer 9 between a certain hologram layer 7, setting the part with sufficient adhesive strength and the part which is not enough applies to the adhesive material layer formed in the other site | part. Also good.
For example, even if it is what is shown in Drawing 3 (a) and (b), a part with sufficient adhesive strength and a part with insufficient adhesive strength may be set up in the 1st adhesive layer 6. In this case, the strength of the first pressure-sensitive adhesive layer bonding the upper and lower layers is made smaller than the strength of the second pressure-sensitive adhesive layer bonding the upper and lower layers, and the hologram label 4 affixed to the substrate 2 is used. If it is going to peel off, you may comprise so that it may peel in the position of the 1st adhesive layer 6. FIG.
[0073]
4 (a) and 4 (b) are more complicated than those shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), but the adhesive layer 9 ′ is interposed just under the hologram layer 7. This corresponds to a three-layer structure in which a transparent film 8 ′ is laminated, in which the hologram layer 7 in FIGS. 3A and 3B is replaced.
In this case, since there are three pressure-sensitive adhesive layers, the adhesive layer 6 may be set with respect to any one of the pressure-sensitive adhesive layers by setting a portion with sufficient adhesive strength and a portion with insufficient adhesive strength. You may carry out with respect to an adhesive layer of two places, or you may carry out to all the adhesive layers of three places. Further, in the hologram laminate or hologram label as shown in FIGS. 4A and 4B, the adhesive layer 6 which is the lowest layer among the three adhesive layers is used as a colorant such as a pigment or a dye. You may comprise with the adhesive colored by.
The strength of each adhesive layer bonding the upper and lower layers is the same, because the part of peeling is not determined, so the adhesive strength of the part to be peeled off is set to the lowest, and then the peeling is performed first. It is preferable that the adhesive strength of the part to be made is the next lowest, and the last peeled part is the strongest adhesive strength.
[0074]
【Example】
Example 1
As a base material, a credit card-sized ID card with a face photo was prepared, and a hologram sticker was put on the photo to seal the face photo.
As a material for forming a hologram, a photosensitive resin composition (Omunidex 706) is applied to a polyethylene terephthalate film having a thickness of 50 μm to a thickness of 20 μm, and a polyvinyl chloride film having a thickness of 50 μm is further applied to form a hologram. A laminate A was prepared.
Next, the first pressure-sensitive adhesive having the following composition was used.
[0075]
[Table 1]
Figure 0004676584
[0076]
On the silicone separator (Tokyo Cellophane Co., Ltd., SP-PET05, thickness 50 μm), using a comma coater, the first pressure-sensitive adhesive having the composition of “Table 1” is adjusted to a coating thickness of 12 μm. Applied. Separately, polyethylene terephthalate film (manufactured by Toray Industries, Inc., Lumirror T-60, thickness 50 μm is prepared, and by adding 8% of silicone to 100 parts by weight of acrylic resin binder, gravure printing, The material on which the characters were printed was first applied with the first pressure-sensitive adhesive, and bonded so that the printed side was the inner surface, to obtain a laminate B.
[0077]
Next, the 2nd adhesive of the following composition was used.
[0078]
[Table 2]
Figure 0004676584
[0079]
The same silicone separator as in the laminate B (Tokyo Cellophane Co., Ltd., SP-PET05, thickness 50 μm) is prepared, and the second adhesive having the composition of “Table 2” is dried using a comma coater. After coating so that the thickness of the coating film becomes 25 μm, another silicone separator (manufactured by Tokyo Cellophane Co., Ltd., SP-PET02, thickness 50 μm, this silicone separator is peeled off than the silicone separator of product number SP-PET05. A large force is required when the laminated body C is laminated. This laminate C is used when a hologram layer is stuck on the substrate 2.
[0080]
First, after peeling off the polyvinyl chloride film of the laminate A, the surface of the photosensitive resin composition is exposed, a volume hologram master (having a Lippmann hologram) is adhered thereto, and the wavelength is from the polyethylene terephthalate film side. Exposure using a 488 nm argon laser to form a Lippmann hologram; after exposure, 600 mJ / cm 2 The ultraviolet rays were irradiated.
[0081]
The silicone separator of the laminate C (manufactured by Tokyo Cellophane Co., Ltd., SP-PET05, thickness 50 μm) was peeled off on the side of the hologram layer where the polyethylene terephthalate film was not attached, and both were bonded together.
Thereby, the thing of the structure of a polyethylene terephthalate film / hologram layer / second adhesive / silicone separator (symbol “/” indicates that both layers are laminated) was obtained.
Subsequently, the polyethylene terephthalate film on the hologram layer is peeled off, and the printed polyethylene terephthalate film / first pressure-sensitive adhesive / hologram layer / second pressure-sensitive adhesive is applied to the trace by pasting the laminate B from which the silicone separator has been peeled off. A hologram seal made of an agent / silicone separator was obtained, and a heat treatment was further performed at 140 ° C. for 15 minutes.
[0082]
The silicone separator was peeled off from the obtained hologram sticker, pasted on a photo of the identification card, and left overnight at room temperature.
The hologram sticker affixed to this ID card showed no change in appearance even after being left overnight, and the letters printed on the transparent film could not be seen from the surface.
When trying to peel off the attached hologram sticker from the photo, the polyethylene terephthalate film, which is a transparent protective film, is peeled off, the hologram layer remains on the photo, and the adhesive remains on the hologram layer in the form of letters, Similarly, the adhesive remained in a letter form on the transparent film side. At this stage, an attempt was made to restore the transparent film, but the resulting characters did not disappear, leaving a trace of peeling.
Further, when an attempt was made to peel off the hologram layer remaining on the photograph, the hologram stretched and turned green, making it impossible to reuse.
[0083]
(Example 2)
A laminate A was prepared by the same operation as in Example 1, and the laminate was prepared by the same operation as in Example 1 except that the adhesive 2 of “Table 2” in Example 1 was used as the first adhesive. Body B was obtained. This laminated body B is used when a hologram layer is stuck on a substrate.
Next, the thing of "Table 2" of Example 1 was used as a 2nd adhesive, and the laminated body D was obtained by operation similar to manufacture of the laminated body C in Example 1 otherwise.
[0084]
Using the prepared laminate A, hologram exposure and ultraviolet irradiation were performed, and then a polyethylene terephthalate film in which a silicone separator was peeled off from the laminate C was laminated on the hologram layer-free side of the polyethylene terephthalate. A hologram seal consisting of / second adhesive layer / hologram layer / third adhesive layer / silicone separator was obtained.
[0085]
Further, the silicone separator on the third pressure-sensitive adhesive layer of the hologram seal is peeled off, and the laminate B is bonded to the peeled trace, and the printed polyethylene terephthalate film / second pressure-sensitive adhesive layer / hologram layer / third pressure-sensitive adhesive A hologram seal consisting of an agent layer / polyethylene terephthalate film / first adhesive layer / silicone separator was obtained.
[0086]
The silicone separator was peeled off from the obtained hologram sticker, pasted on a photo of the identification card, and left overnight at room temperature.
The hologram sticker affixed to this ID card showed no change in appearance even after being left overnight, and the letters printed on the transparent film could not be seen from the surface.
If you try to peel off the attached hologram sticker from the photo, the letters will appear between the first adhesive layer and the polyethylene terephthalate film. It was clear that the characters that became, did not disappear and were removed.
[0087]
【The invention's effect】
According to the invention of claim 1, when the hologram label attached to the article is to be peeled off, the transparent protective film on the surface is separated and peeled off, and the adhesive on which the transparent protective film is attached is transparent. Since the protective film and the lower hologram layer remain separated, it becomes clear that it has been peeled off, and it will not return even if it tries to return to its original state. It is possible to prevent impersonating the state. According to the invention of claim 2, in addition to the effect of the invention of claim 1, when peeling the transparent protective film, the effect that the pressure-sensitive adhesive does not partially adhere to the transparent protective film side is promoted. According to invention of Claim 3, in addition to the effect of invention of Claim 1, when peeling a transparent protective film, the effect that an adhesive adheres partially to the transparent protective film side is promoted. According to the invention of claim 4, in addition to the effect of the invention of any one of claims 1 to 3, when trying to peel off the hologram layer, the hologram layer expands and the interval between the interference fringes becomes narrow. The layer is discolored, it is clear that it has been peeled off, and the color will be different from the authentic one, so even if the change of the transparent protective film can be cleared, the hologram layer can be reused for illegal purposes Can be prevented.
According to the invention of claim 5, if it is applied to an article and then peeled off, the transparent protective film on the surface is separated and peeled off, and the adhesive on which the transparent protective film has been applied is the transparent protective film. Because it remains divided into the lower hologram layer, it becomes clear that it has been peeled off, and it does not return even if it tries to return it to the original, so that it can be prevented from impersonating another by improperly attaching it to a hologram Can be easily manufactured for various articles. According to the invention of claim 6, in addition to the effect of the invention of claim 5, when peeling off the transparent protective film, the laminate in which the effect that the adhesive does not partially adhere to the transparent protective film side is facilitated, Can be manufactured. According to the invention of claim 7, in addition to the effect of the invention of claim 5, when the transparent protective film is peeled off, the laminated body in which the effect that the adhesive partially adheres to the transparent protective film side is facilitated, Can be manufactured. According to the invention of claim 8, when the hologram layer is peeled off, the hologram layer is stretched and the interval between the interference fringes is narrowed, so that the hologram layer is discolored and is clearly peeled off and is genuine. Therefore, even if the change of the transparent protective film can be cleared, a laminate that can prevent the hologram layer from being reused for an unauthorized purpose can be easily manufactured. According to the ninth aspect of the invention, in addition to the effects of any of the fifth to eighth aspects, the peelable sheet is added, which is convenient for handling the hologram label.
According to the invention of claim 10, when the hologram label stuck on the article is to be peeled off, the transparent protective film on the surface is separated and peeled off. Because it remains divided into the lower hologram layer, it becomes clear that it has been peeled off, and it will not return even if it tries to return to its original state. Can be prevented. According to the invention of claim 11, in addition to the effect of the invention of claim 10, the effect that the pressure-sensitive adhesive does not partially adhere to the transparent protective film side is promoted when the transparent protective film is peeled off. According to the invention of claim 12, in addition to the effect of the invention of claim 10, the effect that the adhesive partially adheres to the transparent protective film side is promoted when the transparent protective film hologram is peeled off. According to the invention of claim 13, in addition to the effects of the invention of any of claims 10 to 12, when the hologram layer is peeled off, the hologram layer expands and the interval between the interference fringes becomes narrow. It is clear that the layer has changed color and has been peeled off, and since the color is different from the authentic one, it is possible to prevent the hologram layer from being reused for unauthorized purposes.
According to the fourteenth aspect of the present invention, if the transparent protective film on the surface is separated and peeled off after being attached to the article, the adhesive having the transparent protective film attached thereto is removed. Because it remains divided into the lower hologram layer, it becomes clear that it has been peeled off, and it does not return even if it tries to return it to the original, so that it can be prevented from impersonating another by improperly attaching it to a hologram Can be easily manufactured for various articles. According to the fifteenth aspect of the invention, in addition to the effect of the fourteenth aspect of the invention, the effect that the adhesive does not partially adhere to the hologram side is promoted when the hologram is peeled off. According to the invention of claim 16, in addition to the effect of the invention of claim 14, the effect that the adhesive partially adheres to the hologram side is promoted when the hologram is peeled off. According to the invention of claim 17, when the hologram layer is peeled off, the hologram layer is stretched and the interval between the interference fringes is narrowed, so that the hologram layer is discolored and is clearly peeled off and is genuine. Therefore, the hologram layer can be prevented from being reused for illegal purposes. According to the invention of claim 18, in addition to the effect of any one of claims 14 to 17, since the peelable sheet is added, it is convenient for handling the hologram label.
According to the invention of claim 19, the hologram is peeled off from the adherend, and at that time, the adhesive that has been stuck is separated into the transparent protective film and the lower hologram layer, so that it is clearly removed. In addition, since it does not return even if it tries to return to its original state, it is possible to prevent the hologram label from being peeled off with an unauthorized intention and pasted to another to pretend to be in an authentic state.
According to the twentieth aspect of the present invention, the adhesive layer other than the adhesive layer to be peeled can be separated and separated into the upper layer and the lower layer when peeling off by any of the pressure-sensitive adhesive layers. Unauthorized peeling can be prevented.
According to the twenty-first aspect of the present invention, it is possible to provide a hologram label that is peeled off along with the hologram and that leaves a trace of peeling.
According to the invention of claim 22, it is possible to provide a hologram laminate in which the lower surface of the hologram is protected by the transparent film, and the hologram is peeled off together with the traces removed.
According to the invention of claim 23, it is possible to provide a hologram label in which the lower surface of the hologram is protected by the transparent film, and the hologram is peeled off and the traces removed are left.
According to the invention of claim 24, it is possible to provide a hologram laminate in which the three pressure-sensitive adhesive layers can be peeled in an arbitrarily set order, and the peeled trace remains even if any of them is peeled off.
According to the invention of claim 25, 2 The two pressure-sensitive adhesive layers can be peeled in an arbitrarily set order, and a hologram label can be provided in which the peeled trace remains even if any of the pressure-sensitive adhesive layers is peeled off.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a hologram laminate (volume hologram laminate) of the present invention applied to an identification card.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the identification card of FIG. 1 taken along line AA.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a hologram laminate (volume hologram laminate) and a label (volume hologram label).
FIG. 4 is a cross-sectional view of another hologram laminate (volume hologram laminate) and a label (volume hologram label).
FIG. 5 is a view showing a structure for partial peeling of a transparent protective film.
FIG. 6 is a diagram showing a peeled state of a transparent protective film.
[Explanation of symbols]
1 ID card
2 Base material
3 Photos
4 Hologram seal (volume hologram seal)
5 characters
6 First adhesive layer
7 Hologram layer (volume hologram layer)
8 Transparent protective film
9 Second adhesive layer
10 Hologram label (volume hologram label)
11 Release sheet
12 patterns

Claims (25)

基材上に体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、透明フィルムが第2粘着剤層を介して積層されており、前記基材と前記体積ホログラム層との間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記透明フィルムとの接着強度より大きく、かつ、前記第2粘着剤層は、前記透明フィルムの剥離の際に、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記透明フィルム側に残る第1の部分と、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも弱く前記ホログラム層上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体。  A volume hologram layer is laminated on a base material via a first pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film is laminated on the volume hologram layer via a second pressure-sensitive adhesive layer. The base material and the volume hologram The adhesive strength between the transparent film and the volume hologram layer is greater than the adhesive strength between the transparent film and the second pressure-sensitive adhesive layer has an adhesive strength with the transparent film when the transparent film is peeled off. Is stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the hologram layer because the adhesive strength with the transparent film is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer. A volume hologram laminate, characterized by having two portions. 前記透明フィルムと前記第2粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する請求項1記載の体積ホログラム積層体。  2. The volume hologram laminate according to claim 1, further comprising a layer that weakens an adhesive strength between the two layers between the transparent film and the second pressure-sensitive adhesive layer. 前記透明フィルムと前記第2粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する請求項1記載の体積ホログラム積層体。  2. The volume hologram laminate according to claim 1, wherein a part of the transparent film and the second pressure-sensitive adhesive layer is partially provided with a layer for enhancing the adhesive strength between the two layers. 前記体積ホログラム層と前記基材との間の接着強度が、前記体積ホログラム層の1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の体積ホログラム積層体。  The volume hologram laminate according to any one of claims 1 to 3, wherein an adhesive strength between the volume hologram layer and the substrate is larger than a 1% tensile strength of the volume hologram layer. 下側から、第1粘着剤層、体積ホログラム層、第2粘着剤層、及び透明フィルムがこの順に積層されており、前記第2粘着剤層は、前記透明フィルムの剥離の際に、前記透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記透明フィルム側に残る第1の部分と、前記透明フィルムとの前記接着強度が前記体積ホログラム層との前記接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有していることを特徴とする体積ホログラムラベル。  From the lower side, a first pressure-sensitive adhesive layer, a volume hologram layer, a second pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film are laminated in this order, and the second pressure-sensitive adhesive layer is transparent when the transparent film is peeled off. The adhesive strength between the transparent film and the first portion remaining on the transparent film side is stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer and the adhesive strength with the volume hologram layer is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer And a second portion remaining on the volume hologram layer. 前記第2粘着剤層と前記透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の前記接着強度を弱める層を部分的に有する請求項5記載の体積ホログラムラベル。  The volume hologram label according to claim 5, further comprising a layer that weakens the adhesive strength between the two layers between the second pressure-sensitive adhesive layer and the transparent film. 前記第2粘着剤層と前記透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の前記接着強度を強める層を部分的に有する請求項5記載の体積ホログラムラベル。  The volume hologram label according to claim 5, further comprising a layer between the second pressure-sensitive adhesive layer and the transparent film, the layer strengthening the adhesive strength between the two layers. 請求項1記載の体積ホログラム積層体に用いる、下側から、当該第1粘着剤層、当該体積ホログラム層、当該第2粘着剤層、及び当該透明フィルムがこの順に積層される、ホログラムラベルにおいて、当該体積ホログラム層と当該基材との間の接着強度が、前記体積ホログラム層の1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする体積ホログラムラベル。  In the hologram label according to claim 1, wherein the first pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the second pressure-sensitive adhesive layer, and the transparent film are laminated in this order from the lower side. A volume hologram label, wherein an adhesive strength between the volume hologram layer and the substrate is larger than 1% tensile strength of the volume hologram layer. 前記第1粘着剤層の下側に、更に剥離性シートが積層されている請求項5〜8いずれか記載の体積ホログラムラベル。  The volume hologram label according to any one of claims 5 to 8, wherein a peelable sheet is further laminated below the first pressure-sensitive adhesive layer. 基材上に、下面に第2の粘着剤層を介して第1の透明フィルムが積層された、体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、第2の透明フィルムが第3粘着剤層を介して積層されており、かつ、前記基材と前記第1の透明フィルムとの間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より大きく、かつ、前記第3粘着剤層は、前記第2の透明フィルムの剥離の際に、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記第2の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記ホログラム層との接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体。  On the base material, a volume hologram layer having a first transparent film laminated on the lower surface via a second pressure-sensitive adhesive layer is laminated via a first pressure-sensitive adhesive layer. 2 transparent films are laminated via a third pressure-sensitive adhesive layer, and the adhesive force between the substrate and the first transparent film is such that the volume hologram layer and the second transparent film are And the third pressure-sensitive adhesive layer has an adhesive strength with the second transparent film stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer when the second transparent film is peeled off. A first portion remaining on the second transparent film side, and a second portion having an adhesive strength with the second transparent film that is weaker than an adhesive strength with the hologram layer and remaining on the volume hologram layer. Volume hologram product characterized by Body. 前記第2の透明フィルムと前記第3粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する請求項10記載の体積ホログラム積層体。  The volume hologram laminate according to claim 10, further comprising a layer that weakens the adhesive strength between the two layers between the second transparent film and the third pressure-sensitive adhesive layer. 前記第2の透明フィルムと前記第3粘着剤層との両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する請求項10記載の体積ホログラム積層体。  11. The volume hologram laminate according to claim 10, wherein a layer for enhancing the adhesive strength between the two layers is partially provided between both the second transparent film and the third pressure-sensitive adhesive layer. 前記第1の透明フィルムと前記基材との間の接着強度が、前記体積ホログラムの1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする請求項10〜12いずれか記載の体積ホログラム積層体。  The volume hologram laminate according to any one of claims 10 to 12, wherein an adhesive strength between the first transparent film and the substrate is larger than a 1% tensile strength of the volume hologram. 下側から、第1粘着剤層、第1の透明フィルム、第2粘着剤層、体積ホログラム層、第3の粘着剤層、および第2の透明フィルムがこの順に積層されており、かつ、前記第1の透明フィルムと前記体積ホログラム層との接着強度が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より大きく、かつ、前記第3粘着剤層は、前記第2の透明フィルムの剥離の際に、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも強く前記第2の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第2の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度よりも弱く前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラムラベル。  From the lower side, the first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film are laminated in this order, and the above The adhesive strength between the first transparent film and the volume hologram layer is larger than the adhesive strength between the volume hologram layer and the second transparent film, and the third pressure-sensitive adhesive layer is the second transparent film. A first portion remaining on the second transparent film side, the adhesive strength with the second transparent film being stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer, and the second transparent film, The volume hologram label has a second portion that is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the volume hologram layer. 前記第3粘着剤層と前記第2の透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の接着強度を弱める層を部分的に有する請求項14記載の体積ホログラムラベル。  The volume hologram label according to claim 14, further comprising a layer that weakens the adhesive strength between the layers between the third pressure-sensitive adhesive layer and the second transparent film. 前記第3粘着剤層と前記第2の透明フィルムとの両層の間に、前記両層間の接着強度を強める層を部分的に有する請求項14記載の体積ホログラムラベル。  The volume hologram label according to claim 14, further comprising a layer between the layers of the third pressure-sensitive adhesive layer and the second transparent film, the layer strengthening the adhesive strength between the layers. 請求項10記載の体積ホログラム積層体に用いる、下側から、当該第1粘着剤層、当該第1の透明フィルム、当該第2粘着剤層、当該体積ホログラム層、当該第3の粘着剤層、および当該第2の透明フィルムがこの順に積層される、ホログラムラベルにおいて、
当該第1の透明フィルムと当該基材との間の接着強度が、当該体積ホログラム層の1%引っ張り強度より大きいことを特徴とする体積ホログラムラベル。
The first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, which are used in the volume hologram laminate according to claim 10 from the lower side. And in the hologram label, the second transparent film is laminated in this order,
The volume hologram label characterized by the adhesive strength between the said 1st transparent film and the said base material being larger than the 1% tensile strength of the said volume hologram layer.
前記第1粘着剤層の下側に、更に剥離性シートが積層されている請求項14〜17いずれか記載の体積ホログラムラベル。  The volume hologram label according to any one of claims 14 to 17, wherein a peelable sheet is further laminated below the first pressure-sensitive adhesive layer. 基材上に体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、透明フィルムが第2粘着剤層を介して積層されており、前記基材と前記体積ホログラム層との間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記透明フィルムとの接着強度より小さく、かつ、前記第1粘着剤層は、前記体積ホログラム層、前記第2粘着剤層、及び前記透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、前記体積ホログラム層との接着強度が前記基材との接着強度よりも強く前記体積ホログラム層側に残る第1の部分と、前記体積ホログラム層との接着強度が前記基材との接着強度よりも弱く前記基材上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体。  A volume hologram layer is laminated on a base material via a first pressure-sensitive adhesive layer, and a transparent film is laminated on the volume hologram layer via a second pressure-sensitive adhesive layer. The base material and the volume hologram The adhesive strength between the layers is smaller than the adhesive strength between the volume hologram layer and the transparent film, and the first pressure-sensitive adhesive layer includes the volume hologram layer, the second pressure-sensitive adhesive layer, and the transparent film. When the laminate made of is peeled off, the adhesive strength between the volume hologram layer and the first portion whose adhesive strength with the volume hologram layer is stronger than the adhesive strength with the substrate and remains on the volume hologram layer side And a second portion remaining on the base material that is weaker than the adhesive strength with the base material. 請求項1記載の体積ホログラム積層体において、当該透明フィルムの剥離の際に、当該第1の部分及び当該第2の部分に加え、さらに、当該第1粘着剤層が、当該透明フィルムとの接着強度が当該体積ホログラム層との接着強度よりも強く当該透明フィルム側に残る部分と、当該透明フィルムとの接着強度が当該体積ホログラム層との接着強度よりも弱く当該ホログラム層上に残る部分をも有しているか、
または、請求項19記載の体積ホログラム積層体において、当該体積ホログラム層、当該第2粘着剤層、及び当該透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、当該第1の部分及び当該第2の部分に加え、さらに、当該第2粘着剤層が、当該体積ホログラム層との接着強度が当該透明フィルムとの接着強度よりも強く当該体積ホログラム層側に残る部分と、当該体積ホログラム層との接着強度が当該透明フィルムとの接着強度よりも弱く当該透明フィルム上に残る部分をも有している事を特徴とする体積ホログラム積層体。
2. The volume hologram laminate according to claim 1, wherein the first pressure-sensitive adhesive layer is bonded to the transparent film in addition to the first part and the second part when the transparent film is peeled off. A portion whose strength is stronger than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the transparent film side, and a portion whose adhesive strength with the transparent film is weaker than the adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the hologram layer. Have
Alternatively, in the volume hologram laminate according to claim 19, when the laminate composed of the volume hologram layer, the second pressure-sensitive adhesive layer, and the transparent film peels, the first portion and the second portion. In addition, the second pressure-sensitive adhesive layer has an adhesive strength between the volume hologram layer and a portion where the adhesive strength with the volume hologram layer is stronger than the adhesive strength with the transparent film and remains on the volume hologram layer side. The volume hologram laminate is characterized by having a portion that is weaker than the adhesive strength with the transparent film and remains on the transparent film .
下側から、第1粘着剤層、体積ホログラム層、第2粘着剤層、及び透明フィルムがこの順に積層されており、前記第1粘着剤層は、前記体積ホログラム層の剥離の際に、前記体積ホログラム層との接着強度が強く前記体積ホログラム層側に残る第1の部分と、前記体積ホログラム層との接着強度が弱い第2の部分とを有していることを特徴とする体積ホログラムラベル。  From the lower side, the first pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the second pressure-sensitive adhesive layer, and the transparent film are laminated in this order, and the first pressure-sensitive adhesive layer is separated when the volume hologram layer is peeled off. A volume hologram label comprising a first portion having a high adhesive strength with the volume hologram layer and remaining on the volume hologram layer side, and a second portion having a low adhesive strength with the volume hologram layer. . 基材上に、下面に第2の粘着剤層を介して第1の透明フィルムが積層された、体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、第2の透明フィルムが第3粘着剤層を介して積層されており、かつ、前記基材と前記第1の透明フィルムとの間の接着力が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より小さく、かつ、前記第1粘着剤層は、前記第1の透明フィルム、前記第2の粘着剤層、前記体積ホログラム層、前記第3粘着剤層及び前記第2の透明フィルムからなる積層体の剥離の際に、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記基材との接着強度よりも強く前記第1の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記基材との接着強度よりも弱く前記基材上に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体。  On the base material, a volume hologram layer having a first transparent film laminated on the lower surface via a second pressure-sensitive adhesive layer is laminated via a first pressure-sensitive adhesive layer. 2 transparent films are laminated via a third pressure-sensitive adhesive layer, and the adhesive force between the substrate and the first transparent film is such that the volume hologram layer and the second transparent film are And the first pressure-sensitive adhesive layer includes the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film. A first portion of the first transparent film having an adhesive strength with the first transparent film that is stronger than an adhesive strength with the substrate and remaining on the first transparent film side when the laminate is peeled off; Before the adhesive strength with the film is weaker than the adhesive strength with the substrate The volume hologram laminate, characterized in that and a second portion that remains on the substrate. 下側から、第1粘着剤層、第1の透明フィルム、第2粘着剤層、体積ホログラム層、第3の粘着剤層、および第2の透明フィルムがこの順に積層されており、かつ、前記第1の透明フィルムと前記体積ホログラム層の接着強度が、前記体積ホログラム層と前記第2の透明フィルムとの接着強度より小さく、かつ、前記第2粘着剤層は、前記体積ホログラム、前記第3粘着剤層、及び前記第2の透明フィルムからなる積層体の剥離の際に、前記第2の粘着剤層が、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度より強く前記第1の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記第1の透明フィルムとの接着強度が前記体積ホログラム層との接着強度より弱く前記体積ホログラム層側に残る第2の部分とを有している事を特徴とする体積ホログラムラベル。  From the lower side, the first pressure-sensitive adhesive layer, the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film are laminated in this order, and the above The adhesive strength between the first transparent film and the volume hologram layer is smaller than the adhesive strength between the volume hologram layer and the second transparent film, and the second pressure-sensitive adhesive layer includes the volume hologram, the third When peeling the laminate composed of the pressure-sensitive adhesive layer and the second transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer has an adhesive strength with the first transparent film that is greater than the adhesive strength with the volume hologram layer. A first portion that strongly remains on the first transparent film side, and a second portion that has an adhesive strength with the first transparent film that is weaker than an adhesive strength with the volume hologram layer and remains on the volume hologram layer side. Have Volume hologram label to the symptoms. 基材上に、下面に第2の粘着剤層を介して第1の透明フィルムが積層された、体積ホログラム層が第1粘着剤層を介して積層され、前記体積ホログラム層上には、第2の透明フィルムが第3粘着剤層を介して積層されており、第1〜第3の粘着剤層はそれらの上層と下層との接着力乃至は接着強度に差を有しており、かつ、
前記第1粘着剤層において、
前記第1の透明フィルム、前記第2粘着剤層、前記体積ホログラム層、前記第3粘着剤層、及び前記第2の透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、前記1の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記基材上に残る第2の部分とを有している場合、または、
前記第2粘着剤層において、
前記体積ホログラム、前記第3粘着剤層、及び前記第2の透明フィルムからなる積層体が剥離する際に、前記体積ホログラム層側に残る第1の部分と、前記第1の透明フィルム上に残る第2の部分とを有している場合、または、
前記第3粘着剤層において、前記第2の透明フィルムが剥離する際に、前記第2の透明フィルム側に残る第1の部分と、前記体積ホログラム層上に残る第2の部分とを有している場合、のいずれの場合も、
当該粘着剤層以外の粘着剤層において、当該剥離の際に、上層側に残る部分と下層側に残る部分とを有している事を特徴とする体積ホログラム積層体。
On the base material, a volume hologram layer having a first transparent film laminated on the lower surface via a second pressure-sensitive adhesive layer is laminated via a first pressure-sensitive adhesive layer. 2 transparent films are laminated via the third pressure-sensitive adhesive layer, the first to third pressure-sensitive adhesive layers have a difference in adhesive strength or adhesive strength between the upper layer and the lower layer, and ,
In the first pressure-sensitive adhesive layer,
When the laminate comprising the first transparent film, the second pressure-sensitive adhesive layer, the volume hologram layer, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film peels, the first transparent film side A first portion remaining on the substrate and a second portion remaining on the substrate, or
In the second pressure-sensitive adhesive layer,
When the laminate composed of the volume hologram, the third pressure-sensitive adhesive layer, and the second transparent film is peeled off, the first portion remaining on the volume hologram layer side and the first transparent film remain on the first transparent film. Having a second part, or
The third pressure-sensitive adhesive layer has a first part remaining on the second transparent film side and a second part remaining on the volume hologram layer when the second transparent film is peeled off. In any case,
A volume hologram laminate having a portion remaining on the upper layer side and a portion remaining on the lower layer side in the pressure-sensitive adhesive layer other than the pressure-sensitive adhesive layer.
下側から、第1粘着剤層、第1の透明フィルム、第2粘着剤層、体積ホログラム層、第3粘着剤層、および第2の透明フィルムがこの順に積層されており、前記第2粘着剤層と前記第3粘着剤層は接着強度に差を有しており、かつ、
前記接着強度の小さい方の粘着剤層が、その上層側が剥離される際、上層側に残る部分と上層側に残らない部分を有して、さらに、接着強度の大きい、他方の粘着剤層においても、
前記他方の粘着剤層の上層側が剥離される際、
前記他方の粘着剤層の上層側に残る部分と上層側に残らない部分とを有している事を特徴とする体積ホログラムラベル。
From the lower side, a first pressure-sensitive adhesive layer, a first transparent film, a second pressure-sensitive adhesive layer, a volume hologram layer, a third pressure-sensitive adhesive layer, and a second transparent film are laminated in this order, and the second pressure-sensitive adhesive layer The adhesive layer and the third pressure-sensitive adhesive layer have a difference in adhesive strength, and
The smaller of the adhesive layer of the adhesive strength, when the upper layer side is peeled off, has a portion which does not remain in the portion and an upper side remaining in the upper layer side, further, a large adhesion strength, on the other pressure-sensitive adhesive layer Also,
When the upper layer side of the other pressure-sensitive adhesive layer is peeled off,
A volume hologram label comprising a portion remaining on the upper layer side of the other pressure-sensitive adhesive layer and a portion not remaining on the upper layer side.
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