JP4676374B2 - 位置算出システム - Google Patents

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Description

本発明は、位置測定対象の位置を複数の位置検出装置を使用して算出する位置算出システムに関する。
従来、無線タグ、PHS、圧力センサなどを用いた様々な位置検出装置を応用した位置算出システムが提案されている。これら位置検出装置を利用した位置算出システムは、無線タグリーダまでの無線到達範囲、PHS基地局への電波到達範囲、圧力センサの敷設範囲があるため、位置を基にしたサービスの提供範囲には限界がある。
そこで、従来より、これら位置検出装置によって検出されるユーザの位置を相互に利用することにより、位置に基づくサービスの提供範囲を拡大することができる位置算出システムが開発されている(非特許文献1、非特許文献2参照。)。
従来の位置算出システムは、大きく分けてPHS基地局やタグリーダ等のように、環境に計測器を固定してユーザを検出する方式(以下、「固定型計測方式」という。)と、移動ロボットにカメラなどを取り付けて、移動しながらユーザの位置を検出する方式(以下、「移動型計測方式」という。)とがあるが、これら手法は、位置算出システム自体が移動すること自体を想定していない。また、ユーザの位置検出が同時刻に複数あった場合の記述方式について言及しているものの、それらを使用して高い位置精度を算出することはできない。
斉藤、戸部、植原、砂原、"位置表現を考慮したシームレスな位置情報取得のためのプラットフォームの提案と実装"、プログラミング・シンポジウム報告書、VOL.46th, PAGE. 95-106, 2005
小西、柴崎、"位置情報取得のための統合プラットフォームに関する基礎的研究"、情報処理学会研究報告、VOL.2004, No4 (UBI-3), PAGE. 77-84, 2004
ユーザの位置情報を相互利用するためには、1. 基準座標系でユーザの位置情報を記述して相互利用する方式(以下、「基準座標系方式」という。)と、2. 位置検出装置間の相対位置姿勢を算出し座標変換することで、ユーザの位置を相互利用する方法(以下、「相対位置姿勢方式」という。)とが考えられている。
基準座標系方式の場合、固定型計測方式に対しては、基準座標系に対するキャリブレーションを一旦行えばよい。しかし、移動型計測方式に対しては、位置検出装置自体の位置が逐次変わるため、基準座標系で記述することは困難である。
相対位置姿勢方式の場合、位置検出装置が相互に計測しながら、ユーザ位置計測を行うと仮定すれば、移動型計測方式においても都合が良い。しかし、移動計測方式では他の位置計測装置との相対位置姿勢が逐次変わるため、相対位置姿勢の値の信頼度はキャリブレーションで行うに比べて低いという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、固定型の位置検出装置と移動型の位置検出装置とが混在する場合であっても、ある位置検出装置で検出されたユーザの位置情報を最も信頼性が高く自己の座標系で表現することのできる位置算出システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の発明によれば、位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおいて、各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信する手段と、前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定する手段と、前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定する手段と、前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする経路であって、前記決定された総合信頼度に基づくコストに基づいて、前記始点ノードから終了ノードまでの最小のコストを有する位置検出装置をノードとした経路を決定する手段と、前記決定された位置検出装置の識別情報に関連付けられた位置検出対象の位置ベクトル情報を、前記決定された経路に含まれる位置検出装置の識別情報に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトル情報に変換する手段とを具備することを特徴とする位置算出システム、である。
本発明の第2の発明によれば、位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおいて、各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信する手段と、前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定する手段と、前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定する手段と、前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする複数の経路を決定し、前記決定された総合信頼度に基づくコスト及び決定された総合信頼度に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記決定された複数の各経路毎に、コスト及び前記起点ノードである位置検出装置の座標系における前記位置検出対象の位置ベクトル情報を算出する手段と、前記算出された各経路のコスト及び位置ベクトル情報に基づいて、最終的な前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトルを算出する手段とを具備することを特徴とする位置算出システム、である。
本発明によれば、固定型の位置検出装置と移動型の位置検出装置とが混在する場合であっても、ある位置検出装置で検出されたユーザの位置情報を最も信頼性が高く自己の座標系で表現することのできる位置算出システムを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る位置算出システムについて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る位置算出システムを説明するための図である。
同図に示すように、ネットワーク1には検出対象であるユーザ3を検出するための固体型位置検出装置2−1、2−2、移動型位置検出装置2−3、2−4、本発明の実施の形態に係る位置算出処理を行なう位置算出サーバ11及び記憶装置12が接続されている。
固定型位置検出装置2−1は、壁に固定されたICカードリーダ2−1−1及びマーカ2−1−2を有しており、ユーザ3がICカード3−2をかざすことにより、ユーザの位置及びユーザ名を検出する。マーカ2−1−2は、他の検出装置によって自装置を検出させるために使用されるマークである。
固定型位置検出装置2−2は、壁に固定された複数のカメラ2−2−1で他の位置検出装置のマーカを検出し、その位置姿勢を検出する。
移動型位置検出装置2−3は、移動可能であり、マーカ2−3−1、無線タグリーダ2−3−2及び距離センサ2−3−3を具備している。マーカ2−3−1は、他の検出装置によって自装置を検出させるために使用されるマークである。無線タグリーダ2−3−2は、ユーザ3の無線タグ3−1の識別情報を検知することによりユーザを検知する。距離センサ2−3−3は、ユーザ3の位置姿勢を検知する。
移動型位置検出装置2−4は、移動可能であり、カメラ2−4−1、無線タグリーダ2−4−2及び距離センサ2−4−3を具備している。カメラ2−4−1は、カメラ視野内の他の検出装置のマーカの位置姿勢を検知し、移動型位置検出装置2−4により他のマーカの位置姿勢が算出される。無線タグリーダ2−4−2は、ユーザ3の無線タグ3−1の識別情報を検知することによりユーザを検知する。距離センサ2−4−3は、ユーザ3の位置姿勢を検知する。
次に、各位置検出装置の関係について説明する。
固定型位置検出装置2−1と固定型位置検出装置2−2との相対位置姿勢は手動によるキャリブレーションによって決定されている。固定型位置検出装置2−2は、カメラ2−2−1の視野内にマーカ2−3−1が存在する場合、移動型位置検出装置2−3の相対位置姿勢を算出する。移動型位置検出装置4は、カメラ2−4−1の視野内にマーカ2−1−2が存在する場合、固定型位置検出装置2−1のマーカ2−1−2が存在する場合、固定型位置検出装置2−1の相対位置姿勢を算出する。
本実施の形態においては、ある位置検出装置で検出されたユーザの位置を、別の位置の検出装置の座標系で算出するが、このときの座標変換手順は複数あり、もっとも誤差の小さい位置ベクトルを求めるものである。
記憶装置12は、本発明の実施の形態に係る位置算出処理を行なう位置算出プログラム12−1、各位置検出装置2−1〜2−4から送られてくるデータを格納数ためのデータベース12−2を具備している。データベース12−2は、位置テーブル13、ユーザテーブル14及び信頼度テーブル15を具備している。
図2は、位置テーブルを示す図である。
同図に示すように、位置テーブルは、検出時刻、検出した位置検出装置名、検出された位置検出装置名、相対位置姿勢マトリクス、自己速度、検出手段、検出対象速度、信頼度、計測精度及び総合信頼度が互いに関連付けられている。
例えば、時刻10:00に位置検出装置2−1が位置検出装置2−2を検出し、その位置検出装置2−1から位置検出装置2−2への相対位置を示す相対位置姿勢マトリクスは12であり、自己速度は0、検出手段はキャリブレーション、検出対象である位置検出装置の速度0、信頼度100、計測精度100及び総合信頼度10000である。
なお、本実施の形態では、時、分までの精度の時刻を用いているが、秒やミリ秒など、時刻精度を上げて実施してもよい。時刻精度を上げることで対象物の検出精度が向上することは言うまでもない。
なお、信頼度は、後述する図4に示す信頼度テーブルによって定められるものであり、計測精度は検出した位置検出装置固有の値であり、総合信頼度は信頼度に計測精度を乗じたものである。
また、時刻10:05に位置検出装置2−4が位置検出装置2−1を検出し、その位置検出装置2−4から位置検出装置2−1への相対位置を示す相対位置姿勢マトリクスは41であり、自己速度は−3、検出手段はカメラ、検出対象である位置検出装置の速度−20、信頼度25、計測精度100及び総合信頼度2500である。
図3は、ユーザテーブルを示す図である。
同図に示すように、ユーザテーブルは、検出時刻、ユーザ名、ユーザ位置ベクトル、検出した位置検出装置、自己速度、検出手段及び検出対象速度が互いに関連付けられている。
例えば、時刻10:00にユーザAが検出され、ユーザ位置ベクトルは1p、検出した位置検出装置2−1、自己速度0、検出手段はキャリブレーション、検出対象であるユーザAの速度0である。
また、時刻10:05にユーザAが検出され、ユーザ位置ベクトルは3p、検出した位置検出装置2−3、自己速度0、検出手段はカメラ、検出対象であるユーザAの速度0である。
図4は、信頼度テーブルを示す図である。
同図に示すように、信頼度テーブルは、自己速度、検出手段及び信頼度が互いに関連付けられている。例えば、自己速度0で、検出手段がキャリブレーションの場合には信頼度100、検出対象速度は0であり、自己速度が0より大きく検出手段がカメラの場合には信頼度は25である。
次に、本発明の実施の形態に係るデータベースへのデータの登録方法について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、検出可能な他の位置検出装置との位置情報が各位置検出装置によって算出され(S1)、検出されたユーザのユーザ情報が算出される(S2)。S1における位置情報には、図2の位置テーブルにおいて定義された検出時刻、検出した位置検出装置名、検出された位置検出装置名、相対位置姿勢マトリクスij、自己速度、検出手段、計測精度及び検出対象速度が含まれる。また、S2におけるユーザ情報には、図3のユーザテーブルにおいて定義された検出時刻、ユーザ名、ユーザ位置ベクトル、検出した位置検出装置名、自己速度、検出手段及び検出対象速度が含まれる。
その後、S1、S2において各位置検出装置において算出された位置情報及びユーザ情報がそれおぞれデータベース12−2の位置テーブル13及びユーザテーブル14に格納される(S3)。そして、信頼度及び計測精度が図2の位置テーブル13に格納された後、総合信頼度が算出され(S4)、位置テーブル13に格納される(S4)。なお、上述のように信頼度は、位置情報にしたがって図4の信頼度テーブルに基づいて定められ、計測精度は検出した位置検出装置固有の値である。
このようにして、各位置検出装置2−1〜2−4にて算出された位置データ及びユーザデータが、データベース12−2の位置テーブル13及びユーザテーブル14に格納される。
図7は、相対位置マトリクスの関係を説明するための図であり、図8は位置検出装置によって決定される計測精度の一例を説明するための図である。図8においては、移動型位置検出装置2−4のカメラ2−4−1による計測例について説明している。同図に示すように、中心付近での計測精度は高いため、中心付近で対象物を計測した場合には計測精度を100とし、周辺付近で対象物を計測した場合には計測精度を50としている
次に、最小コストに基づく座標変換手順によりユーザ位置の算出を行なう方法について、図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、位置検出装置から検索条件を位置算出サーバ11に送信する(S11)。ここでは、位置検出装置2−1が、時刻10:06におけるユーザAの位置ベクトルを位置検出装置名2−1の座標系で要求した場合を例にとり説明する。
この場合の検索条件には、ユーザ名、要求時刻及び位置検出装置が含まれる。ここでは、検索条件として、ユーザ名:ユーザA、要求時刻:10:06、位置検出装置名:位置検出装置名2−1が位置算出サーバ11に送信される。
位置算出サーバ11は、位置検出装置から検索条件を受信すると、検索条件に含まれる要求時刻及びユーザの識別情報に基づいて、要求時刻に最も近い時刻のユーザの位置ベクトルと、当該時刻においてユーザを検出した位置検出装置名をユーザテーブルから検索する(S12)。
図9は、検索条件として、{ユーザ名:ユーザA、要求時刻:10:06、位置検出装置名:位置検出装置名2−1}が入力された場合の、要求時刻10:06近傍のユーザテーブルからの検索結果を示す図である。
次に、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を検索する(S13)。ここでは、S12において検索された位置検出装置以外の総合信頼度が検索される。図10は、要求時刻10:06に最も近い時刻の位置テーブルからの検索結果を示す図である。
次に、S13において検索された各位置検出装置をノードとし、位置検出装置間の総合信頼度からコストを求めてグラフを作成する(S14)。
なお、コストは、下記の式により求められる。
コスト = 1.0/Cinit×Exp{-(t-tsense)|検出対象速度−自己速度|} … (1)
ここで、Cinitは、総合信頼度であり、tsenseは検出時刻を示す。図11は、総合信頼度から求められたコストを利用して作成されたグラフを示す図である。
次に、S11において位置検出装置から送信され、位置算出サーバ11によって受信された検索条件に含まれる位置検出装置を開始ノード、S12において検索された要求時刻に最も近い時刻の位置検出装置を終了ノードとして、コストが最小な経路を経路探索手法で決定する(S15)。
ここでは、一般的な動的計画法を用いて最適経路を算出する。なお、他の経路検索手法を用いても良いことは言うまでもない。本実施の形態においては、開始ノード=位置検出装置(ノード)2−1、終了ノード=位置検出装置(ノード)2−3であるため、経路の評価関数を式(2)とし、これが最小となるp1,p2,p3を決定する。
G(p1,p2,p3)=g1(p1,p2)+g2(p2,p3) … (2)
ただし、p1∈{ノード2−1},p2∈{ノード2−2,ノード2−4},p3∈{ノード2−3}、g1はp1からp2の経路のコスト、g2はp2からp3のコストである。本実施の形態においては、各経路のコストは、図11に示すように算出されることから、コストが最小な経路はノード2−1→ノード2−2→ノード2−3の経路となる。
次に、S15において決定されたコストが最小な経路を座標変換順としてユーザの位置ベクトルを変換する(S16)。本実施の形態においては、ノード2−1→ノード2−2→ノード2−3であるので、座標変換順は、図12に示すように、固定型位置検出装置2−1の座標系→移動型位置検出装置2−2の座標系→移動型位置検出装置2−3の順で変換する。よって、時刻10:06におけるユーザAの位置ベクトルはpは、式(3)となる。
p(10:06)=(10:06)(10:06)p(10:06)
…(3)
次に、要求の行なわれた位置検出装置へ、S16において算出された要求の行なわれた位置検出装置における座標系の位置ベクトルを返信する(S17)。
したがって、本発明の実施の形態に係る位置算出システムによれば、固定のみならず移動可能な位置検出装置において検出されたユーザの位置情報を、経路の総合信頼度を基に算出されたコストを使用して最適な経路を選択し、この選択された経路にしたがって座標変換を行なうことにより、他の位置検出装置における座標系の位置情報として表わすことができる。また、移動可能な位置検出装置を使用することにより、位置算出システムを広範囲で使用することができる。
(他の実施の形態)
上述の実施の形態においては、コストが最小となる経路を選択して、この選択された経路にしたがって座標変換を行なうことにより、ユーザの位置情報を他の位置検出装置における座標系の位置情報として表わす手法について説明した。
本実施の形態においては、各経路の総合信頼度から求められるコストを重み付けに使用することにより、ユーザの位置情報を他の位置検出装置における座標系の位置情報として表わす手法について説明する。
ここでは、データベースへの登録及び登録されたデータ、位置検出装置2−1が、時刻10:06におけるユーザAの位置ベクトルを位置検出装置名2−1の座標系で要求した場合を例にとる点については、上述の実施の形態と同様とする。
各経路の総合信頼度から求められるコストを重み付けに使用することにより、ユーザの位置情報を他の位置検出装置における座標系の位置情報として算出する手法について、図13のフローチャートを参照して説明する。
S21〜S24の処理については、図6のフローチャートのS11〜S14の処理と同様である。すなわち、まず、位置検出装置から検索条件を位置算出サーバ11に送信する(S21)。ここでは、位置検出装置2−1が、時刻10:06におけるユーザAの位置ベクトルを位置検出装置名2−1の座標系で要求した場合を例にとり説明する。
この場合の検索条件には、ユーザ名、要求時刻及び位置検出装置が含まれる。ここでは、検索条件として、ユーザ名:ユーザA、要求時刻:10:06、位置検出装置名:位置検出装置名2−1が位置算出サーバ11に送信される。
位置算出サーバ11は、位置検出装置から検索条件を受信すると、検索条件に含まれる要求時刻に最も近い時刻のユーザの位置と位置検出装置名をユーザテーブルから検索する(S22)。
図9は、検索条件として、{ユーザ名:ユーザA、要求時刻:10:06、位置検出装置名:位置検出装置名2−1}が入力された場合の、要求時刻10:06近傍のユーザテーブルからの検索結果を示す図である。
次に、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を検索する(S23)。ここでは、S12において検索された位置検出装置以外の総合信頼度が検索される。図10は、要求時刻10:06に最も近い時刻の位置テーブルからの検索結果を示す図である。
次に、S23において検索された各位置検出装置をノードとし、位置検出装置間の総合信頼度からコストを求めてグラフを作成する(S24)。
なお、コストは、下記の式により求められる。
コスト = 1.0/Cinit×Exp{-(t-tsense)|検出対象速度−自己速度|} … (4)
ここで、Cinitは、総合信頼度であり、tsenseは検出時刻を示す。図11は、総合信頼度から求められたコストを利用して作成されたグラフを示す図である。
次に、S21において位置検出装置から送信され、位置算出サーバ11によって受信された検索条件に含まれる位置検出装置を開始ノード、S22において検索された要求時刻に最も近い時刻の位置検出装置を終了ノードとして、各経路でのコストと各経路にしたがって座標変換することにより得られるユーザの位置ベクトルを算出する(S25)。
図14は、各位置検出装置間のコストを示す図である。図14に示した例においては、各経路におけるコスト及び位置ベクトルは、以下のようになる。
位置検出装置2−1 → 位置検出装置2−2 → 位置検出装置2−3におけるコストと位置ベクトル
位置ベクトルp(10:06)1,2,3(10:06)(10:06)p(10:06)
経路コストW1,2,3=0.00000008(=0.0001×0.0008)
位置検出装置2−1 → 位置検出装置2−4 → 位置検出装置2−3におけるコストと位置ベクトル
位置ベクトルp(10:06)1,4,34 -1(10:06)4(10:06)p(10:06)
経路コストW1,4,3=401.7(=9661×0.0416)
次に、S25において算出された各経路のコストと位置ベクトルとからユーザの位置ベクトルを算出する(S26)。
本実施の形態においては、位置検出装置2−1から要求された位置検出装置2−1の座標系における時刻10:06でのユーザの位置ベクトルpは下記で算出される。
p(10:06) = (1.0/ΣWi,j,k −1)×(ΣWi,j,k×pi,j,k
…(5)
ここで、i,j,kはパスの経路を示している。
本実施の形態においては、
p(10:06)
= (1.0/ΣWi,j,k −1)×(ΣWi,j,k×pi,j,k
= {1/((1/W1,2,3)+(1/W1,4,3))}
×{(1/W1,2,3)p1,2,3+(1/W1,4,3)p1,4,3
= 0.9999999998×p(10:06)
+0.0000000002×p(10:06)
次に、要求の行なわれた位置検出装置へ、S16において算出された要求の行なわれた位置検出装置における座標系の位置ベクトルを返信する(S27)。
したがって、本発明の実施の形態に係る位置算出システムによれば、固定のみならず移動可能な位置検出装置において検出されたユーザの位置情報を、各経路の総合信頼度を基に算出されたコストを重み付けに利用して、ユーザの位置情報を算出することにより、他の位置検出装置における座標系の位置情報として表わすことができる。また、移動可能な位置検出装置を使用することにより、位置算出システムを広範囲で使用することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
本発明の実施の形態に係る位置算出システムを説明するための図である。 位置テーブルを示す図である。 ユーザテーブルを示す図である。 信頼度テーブルを示す図である。 データベースへのデータの登録方法について説明するためのフローチャートである。 最小コストに基づく座標変換手順によりユーザ位置の算出を行なう方法について説明するためのフローチャートである。 相対位置マトリクスの関係を説明するための図である。 位置検出装置によって決定される計測精度の一例を説明するための図である。 検索条件として、{ユーザ名:ユーザA、要求時刻:10:06、位置検出装置名:位置検出装置名2−1}が入力された場合の、要求時刻10:06近傍のユーザテーブルからの検索結果を示す図である。 要求時刻10:06に最も近い時刻の位置テーブルからの検索結果を示す図である。 各経路のコストを説明するための図である。 座標変換順を説明するための図である。 各経路のコストから求められる総合信頼度を重み付けに使用することにより、ユーザの位置情報を算出する方法を説明するためのフローチャートである。 各位置検出装置間のコストを示す図である。
符号の説明
1…バス、2−1〜2−4…位置検出装置、2−1−1…ICカードリーダ、2−1−2…マーカ、2−2−1…カメラ、2−3−1…マーカ、2−3−2…無線タグリーダ、2−3−3…距離センサ、2−4−1…カメラ、2−4−2…無線タグ、2−4−3…距離センサ、3−1…無線タグ、3−2…ICカード、12…記憶装置、12−1…位置算出プログラム、12−2…データベース、13…位置テーブル、14…ユーザテーブル、15…信頼度テーブル。

Claims (10)

  1. 位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおいて、
    各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、
    前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、
    前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、
    位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信する手段と、
    前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定する手段と、
    前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定する手段と、
    前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする経路であって、前記決定された総合信頼度に基づくコストに基づいて、前記始点ノードから終了ノードまでの最小のコストを有する位置検出装置をノードとした経路を決定する手段と、
    前記決定された位置検出装置の識別情報に関連付けられた位置検出対象の位置ベクトル情報を、前記決定された経路に含まれる位置検出装置の識別情報に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトル情報に変換する手段と
    を具備することを特徴とする位置算出システム。
  2. 位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおいて、
    各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、
    前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、
    前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、
    位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信する手段と、
    前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定する手段と、
    前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定する手段と、
    前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする複数の経路を決定し、前記決定された総合信頼度に基づくコスト及び決定された総合信頼度に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記決定された複数の各経路毎に、コスト及び前記起点ノードである位置検出装置の座標系における前記位置検出対象の位置ベクトル情報を算出する手段と、
    前記算出された各経路のコスト及び位置ベクトル情報に基づいて、最終的な前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトルを算出する手段と
    を具備することを特徴とする位置算出システム。
  3. 前記総合信頼度は、位置検出装置の位置検出手段の種別及び位置検出装置の速度によって定義される信頼度と、位置検出装置の検出手段の計測精度とに基づいて算出されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の位置算出システム。
  4. 前記コストは、前記総合信頼度、位置検出対象の速度と位置検出対象を検出した位置検出装置の速度との相対速度及び要求時刻と位置検出対象の検出時刻との相対時刻に基づいて算出されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の位置算出システム。
  5. 位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおける位置算出方法において、
    前記位置算出システムは、各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、
    前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、
    前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、
    前記位置算出システムにおける位置算出方法は、
    位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信し、
    前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定し、
    前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定し、
    前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする経路であって、前記決定された総合信頼度に基づくコストに基づいて、前記始点ノードから終了ノードまでの最小のコストを有する位置検出装置をノードとした経路を決定し、
    前記決定された位置検出装置の識別情報に関連付けられた位置検出対象の位置ベクトル情報を、前記決定された経路に含まれる位置検出装置の識別情報に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトル情報に変換することを特徴とする位置算出方法。
  6. 位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおける位置算出方法において、
    前記位置算出システムは、各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、
    前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、
    前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、
    前記位置算出システムにおける位置算出方法は、
    位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信し、
    前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定し、
    前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定し、
    前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする複数の経路を決定し、前記決定された総合信頼度に基づくコスト及び決定された総合信頼度に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記決定された複数の各経路毎に、コスト及び前記起点ノードである位置検出装置の座標系における前記位置検出対象の位置ベクトル情報を算出し、
    前記算出された各経路のコスト及び位置ベクトル情報に基づいて、最終的な前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトルを算出することを特徴とする位置算出方法。
  7. 前記総合信頼度は、位置検出装置の位置検出手段の種別及び位置検出装置の速度によって定義される信頼度と、位置検出装置の検出手段の計測精度とに基づいて算出されることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の位置算出方法。
  8. 前記コストは、前記総合信頼度、位置検出対象の速度と位置検出対象を検出した位置検出装置の速度との相対速度及び要求時刻と位置検出対象の検出時刻との相対時刻に基づいて算出されることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の位置算出方法。
  9. 位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおいて使用される位置算出プログラムにおいて、
    前記位置算出システムは、各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、
    前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、
    前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、
    前記位置算出プログラムは、前記位置算出システムに、
    位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信させ、
    前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索させ、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定させ、
    前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定させ、
    前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとて、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする経路であって、前記決定された総合信頼度に基づくコストに基づいて、前記始点ノードから終了ノードまでの最小のコストを有する位置検出装置をノードとした経路を決定させ、
    前記決定された位置検出装置の識別情報に関連付けられた位置検出対象の位置ベクトル情報を、前記決定された経路に含まれる位置検出装置の識別情報に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトル情報に変換させることを特徴とする位置算出プログラム。
  10. 位置検出対象及び他の位置検出装置の位置情報を検出する固定型及び移動型の位置検出装置を含み、他の位置検出装置において検出された位置検出対象の位置情報を位置検出が要求された位置検出装置の座標系で算出する位置算出システムにおいて使用される位置算出プログラムにおいて、
    前記位置算出システムは、各位置検出装置にて検出された他の位置検出装置の位置情報及び位置検出対象の位置情報を記憶するデータベースを具備し、
    前記他の位置検出装置の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出を行なった位置検出装置の識別情報、検出された他の位置検出装置の識別情報、前記位置情報を検出した位置検出装置における座標から検出された他の位置検出装置における座標への座標変換の関係を示すマトリクス情報及び位置検出を行った位置検出装置の信頼度を示す総合信頼度を含み、
    前記位置検出対象の位置情報は、互いに関連付けられた検出時刻、位置検出対象の識別情報、位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報及び位置検出対象を検出した位置検出装置の座標系における位置検出対象の位置ベクトル情報を含み、
    前記位置算出プログラムは、前記位置算出システムに、
    位置検出対象の識別情報、要求時刻及び位置検出要求を行う位置検出装置の識別情報を受信させ、
    前記受信した位置検出対象の識別情報及び要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報を決定させ、
    前記受信した要求時刻を条件として、前記データベースを検索して、要求時刻に最も近い時刻で位置検出対象を検出した位置検出装置の識別情報以外であって、要求時刻に最も近い時刻の各位置検出装置の総合信頼度を決定させ、
    前記決定された位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を起点ノードとして、前記位置検出要求を行なう位置検出装置の識別情報によって示される位置検出装置を終了ノードとする複数の経路を決定させ、前記決定された総合信頼度に基づくコスト及び決定された総合信頼度に関連付けられたマトリクス情報に基づいて、前記決定された複数の各経路毎に、コスト及び前記起点ノードである位置検出装置の座標系における前記位置検出対象の位置ベクトル情報を算出させ、
    前記算出された各経路のコスト及び位置ベクトル情報に基づいて、最終的な前記位置検出要求を行なう位置検出装置の座標系における位置ベクトルを算出させることを特徴とする位置算出方法。
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