JP4673468B2 - ディスク装置 - Google Patents

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JP4673468B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルビデオディスク(略称DVD)およびコンパクトディスク(略称CD)などの円板状記録媒体である光ディスクまたは光磁気ディスクなどのディスクの再生または記録のいずれか少なくとも一方を行うディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ディスク装置に挿入されたディスクを、回転駆動されるテーブル上に下降してクランプ手段によって装着し、このようなテーブル上のディスクの装着状態で、ディスクの再生または記録のいずれか一方を行い、ディスクを排出するために、テーブル上に装着されたディスクを排出のために上昇し、このようなクランプ手段およびディスクの下降および上昇のための昇降手段には、ラックと、そのラックに噛合うピニオンとが用いられる。ピニオンの回転駆動によって、そのピニオンに噛合うラックが移動し、これによって前述のクランプ手段およびディスクの下降および上昇の動作が行われる。
【0003】
このような先行技術では、回転駆動されているピニオンに、ラックが移動して噛合う際、ラックがピニオンに接触してピニオンからそのピニオンの半径方向外方に遠去かるように変位する力が作用する。これによってラックとピニオンとの噛合いを確実に達成することができず、前述の昇降動作を確実に行うことができなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ラックとピニオンとの噛合いを確実に達成してクランプ手段とディスクとのテーブル上への下降およびテーブルからの上昇の昇降動作を確実に行うことができるようにしたディスク装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)ディスクを乗載するテーブル508と、
(b)テーブル508を回転駆動する回転駆動源506と、
(c)テーブル上に装着されたディスク509を再生または記録する光ピックアップ511と、
(d)ディスクをテーブルの直上に挿入搬送し、このテーブル直上のディスクを排出搬送するディスク搬送手段673と、
(e)挿入されたディスクをテーブル上に装着するクランプ手段675と、
(f)昇降手段676であって、
(f1)第1移動部材791と、
(f2)ディスク搬送手段によって挿入搬送されるディスクの外周部に当接して第1移動部材791を移動する移動手段835と、
(f3)第1移動部材791に設けられるラック884と、
(f4)固定位置に設けられ、回転駆動されるピニオン885と、
(f5)第2移動部材792であって、
ラック884とピニオン885とが第1移動部材の移動方向796に離脱している状態で、第1移動部材791と相対的に変位が可能であり、
ラックがピニオンに噛合い始める初期状態で、ラックの移動に伴ってラックをピニオン寄りに案内するラック案内傾斜面911を有し、
ラックとピニオンとの噛合い後、第1移動部材791とともに移動する第2移動部材792と、
(f6)第2移動部材に関連して設けられ、第2移動部材の移動によってクランプ手段675を、ディスクがテーブル上に装着されるように下降し、またはディスクの装着が解除されるように上昇するカム機構907とを有する昇降手段676とを含むことを特徴とするディスク装置である。
【0007】
本発明に従えば、DVDまたはCDおよびそのほかの種類のディスクは、ディスク搬送手段によって挿入搬送されてテーブルの直上にもたらされ、昇降手段によってクランプ手段、したがってホルダが下降されることによって、ディスクがテーブル上に乗載され、クランプ部材によって装着される。テーブルが回転駆動源によって回転軸線まわりに回転駆動された状態で、光ピックアップによって、ディスクの再生または記録が行われる。
【0008】
昇降手段676では、ディスク搬送手段673によってディスクが挿入搬送されるとき、そのディスクの外周部に当接して、移動手段835は第1移動部材791を移動し、この第1移動部材に設けられたラック884が、基台などの固定位置に設けられたピニオン885に噛合う。ラックがピニオンに噛合い始める初期状態では、ラックがピニオンから遠去かる方向に力を受け、これによってラックがピニオンから遠去かることを防ぐために、第2移動部材792には、ラック案内傾斜面911が形成される。これによって、回転駆動されているピニオンにラックが確実に噛合いことができる。したがってピニオンの回転動力によって、第1および第2移動部材791,792が移動する。
【0009】
ディスク搬送手段673は、たとえば後述の実施の形態では、搬送ローラ671と摺動片672とによってディスクを挟持して搬送する構成を有し、したがってそのディスクを挿入搬送し、また排出搬送するように、ディスクに作用する力は比較的小さい。したがってこのようなディスクに作用するディスク搬送手段による力を利用してクランプ手段675およびディスクの昇降のための昇降手段676を駆動することは困難である。そこでディスクが挿入搬送されてきたとき、移動手段835の働きによって、第1移動部材791に設けられているラック884を、ピニオン885に噛合わせ、このピニオンからの比較的大きい回転動力を利用して、昇降駆動手段836によるクランプ手段675およびディスクの昇降動作を行わせる。
【0010】
本発明に従えば、上述のようにラックがピニオンに確実に噛合うので、昇降手段によるクランプ手段およびディスクの昇降動作を確実に行わせることができる。ディスクの再生または記録の終了後、ピニオンの逆回転駆動によって第1および第2移動部材が逆方向に移動し、クランプ手段を上昇し、ディスク搬送手段によってディスクが排出搬送される。
【0011】
また本発明は、第2移動部材のラック案内傾斜面911は、ラックとピニオンとが離脱している状態で、ラックの移動方向に沿ってピニオンに近づく形状を有し、
第2移動手段にはさらに、ラック案内傾斜面に連なり、ラックをピニオンとは反対側で支持する支持部912が形成されることを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、ディスクの挿入搬送時、移動手段835が第1移動部材791およびラックを移動することによって、静止状態にある第2移動部材792のラック案内傾斜面911に沿ってラックがピニオンに近づいて移動する。これによってラックがピニオンに確実に噛合うことができる。ラックがピニオンに噛合った後、ラックと第1移動部材791と第2移動部材792とは一体的に移動し、このときラックは、第2移動部材に設けられた支持部912で受けられて支持され、ラックとピニオンとの噛合った状態が保たれ、第2移動部材792の移動が安定して確実に行われる。したがって昇降手段によるクランプ手段675およびディスクのテーブル上への下降、装着が確実に行われる。またピニオンの逆回転によって、ピニオンに噛合ったラック、したがって第1および第2移動部材791,792が逆方向に移動し、クランプ手段675の上昇が行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の全体の構成を示す簡略化した平面図である。
ディスク再生装置501において、挿入/排出口502から矢符503で示されるようにDVDであるディスク504が、装置本体505内に挿入される。このディスク504は、装置本体505内で、回転駆動源506によって図1の紙面にほぼ垂直な回転軸線507のまわりに回転駆動されるテーブル508に乗載される。装置本体505内のディスク、たとえばテーブル508に乗載されたディスクは、参照符509で示される。このディスク509は、光ピックアップ511に備えられた対物レンズ512からのレーザ光を用いてそのディスク509の記録層の内容が読出されて再生される。光ピックアップ511は、光ピックアップ移動手段522によって移動方向516の前後に移動することができる。
【0016】
対物レンズ512の光軸は、前記仮想平面内でテーブル508の回転軸線507を通る一直線上にあり、この対物レンズ512の光軸は、図1の紙面に垂直である。さらにこのディスク再生装置501には、ディスク504,509よりも外径が小さいCDであるディスク510が、ディスク504と同様に挿入されて再生されることができる。ディスク504,509は、12cmφの外径を有するDVDまたはCDであってもよい。ディスク510は、8cmφの外径を有するCDであってもよい。
【0017】
図2はディスク再生装置501の挿入/排出口502から見たディスク509がテーブル508直上に間隔をあけて存在するディスク509の上限位置を示す正面図であり、図3はディスク509がテーブル508に装着されて再生される下限位置にある状態を示す正面図である。挿入/排出口502から挿入された再生されるべきディスク509は、挿入方向503に垂直な水平回転軸線を有する搬送ローラ671と、その搬送ローラ671の上方に配置される摺動片672とを含むディスク搬送手段673の働きによってディスク509がテーブル508の直上に、図2に示されるように挿入搬送される。再生後のディスク509が挿入/排出口502から排出搬送されるときもまた、図2と同様に、ディスク509がテーブル508の直上に間隔をあけた上限位置にある。ディスク509は、搬送ローラ671上で摺動片672との間に挟持されて、前述のように挿入/搬送される。ディスク509の再生時には、図3に示されるように搬送ローラ671が、ディスク509の下方に間隔をあけて下降し、摺動片672の下降が制限され、こうしてディスク509はテーブル508に装着される。ディスク搬送手段673の搬送ローラ671と、クランプ手段675とを図2の上限位置に上昇して、テーブル508上のディスク509の装着を解除し、また図3に示されるように搬送ローラ671とクランプ手段675とを図3の下限位置に下降してディスク509をテーブル508上に装着するために、装置本体505の基体519の両側部には、昇降手段676が設けられる。
【0018】
クランプ手段675は基本的に、挿入されたディスク509をテーブル508上に装着するクランプ部材676と、このクランプ部材676を保持するホルダ678と、ホルダ678に取付けられてクランプ部材676をテーブル508に向けて弾発的に押圧するばね部材679とを含む。クランプ手段675のクランプ部材677は、前述の昇降手段675によって、図2の上限位置と図3の下限位置とに昇降変位される。
【0019】
図4は装置本体505の図1における右方から見たディスク509の上限位置を示す図2に対応する簡略化した側面図であり、図5は装置本体505の図1における左方から見た図2に対応する側面図である。図6は、装置本体505の図1における左方から見たディスク509が下限位置にある状態を示す図3に対応する側面図である。挿入されたディスク509は、ディスク搬送手段673によって挿入方向503に挿入搬送され、昇降手段676によってクランプ手段675とともに下降され、テーブル508上に乗載されて装着される。こうしてディスク510がテーブル508に装着された状態で、光ピックアップ511によってディスク509の再生または記録が行われる。テーブル508上のディスク509は、クランプ手段675とともに、昇降手段676によって上昇され、その後、ディスク搬送手段673によって挿入方向503の逆方向である排出方向に、排出搬送される。基体519には、挿入/排出口502とテーブル508との間のディスク504の搬送経路の途中に、ディスク検出手段771が配置される。このディスク検出手段771は、基体519上にピン772,773まわりに角変位可能に設けられた一対のアーム774,775を含む。
【0020】
昇降手段676は、装置本体505の図1における右方における挿入方向503に平行な移動方向(図4〜図6の昇降方向に垂直な方向)に移動可能な第1および第2移動部材791,792を含むとともに、装置本体505の図1における左方における移動部材832とを含む。
【0021】
図7は一方のアーム774の平面図であり、図8はアーム774の図7における下方から見た正面図である。アーム774の一端部には、当接部材776が固定される。アーム774の他端部には、ピン772の軸線にほぼ垂直に細長く形成された長孔778が設けられる。
【0022】
図9は、アーム774の前記他端部に形成された長孔778の拡大した平面図である。この長孔778には、アーム775の凸部779が嵌合する。
【0023】
図10はアーム775の平面図であり、図11はアーム775の図10における下方から見た正面図である。アーム775の一端部には、ディスク504の外周部に当接する当接部材777が固定される。アーム775の他端部には、前述の凸部779が固定される。さらにこのアーム775には、作動片781が設けられる。
【0024】
一方のアーム774は、基体519との間に設けられた引張りばね783によって、これらのアーム774,775が閉じる方向、すなわち当接部材776,777が相互に近接する方向にばね力が与えられる。アーム774,775の閉じる方向の角変位は、基体519に設けられた当接部784,785によって制限される。
【0025】
図12は、ディスク検出手段771の動作を説明するための平面図である。8cmφの小径ディスク510が挿入方向503に挿入されるとき、このディスク510の外周部に、当接部材776,777が当接し、アーム774,775は開方向782に角変位する。これによって基体519に取付けられている2つの検出スイッチSW1,SW2のうち、一方の検出スイッチSW1のオン/オフのスイッチング状態が変化する。これによってディスク510の挿入が検出される。図12では、ディスク510は、当接部材776,777に当接してセンタリングされた状態で、挿入方向503に挿入搬送される。このセンタリングされた状態というのは、ディスク510の中央孔739の軸線と、テーブル508の回転軸線507とが、挿入方向503と平行な縦の一仮想平面内にある状態をいう。
【0026】
図13は、ディスク510が挿入方向503の右方に変位して挿入搬送される状態を示すディスク検出手段771の動作を示す平面図である。ディスク510の外周部は、一方の当接部材777のみに当接し、このとき作動片781は、2つの検出スイッチSW1,SW2のスイッチング状態を変化させる。
【0027】
ディスク510は、比較的小径であり、図13に示される状態においても、テーブル508の直上に到達する前に、そのディスク510の軸線がテーブル508の軸線507と一致してセンタリングが達成されるように、アーム774,775は、挿入方向503の左右に対称に同一角度だけ相互に角変位することができるように構成される。このために、前述の図9に示される長孔778の凸部779の外周面に接触する内周面786,787の形状が、たとえば実験によって設定される。凸部779の外周面は、直円筒状である。
【0028】
図14は、比較的大径のディスク504が挿入搬送されるときにおけるディスク検出手段771の動作を説明するための平面図である。ディスク504が挿入されるとき、その外周部に当接部材776,777が当接し、検出スイッチSW1,SW2のスイッチング状態が変化する。こうして図12〜図14における検出スイッチSW1,SW2のスイッチング状態の論理的な組合せによって、挿入/排出されるディスク504,510の種類を検出することができ、また比較的小径のディスク510が前述の図13に示されるように左右いずれかに変位して挿入されている状態を検出することができる。
【0029】
図15は、昇降手段676に備えられている第2移動部材792を、ディスク509の再生/記録を行わない上限位置である休止状態で保持し、がたつきに起因した騒音を発生することを防ぐための構成を示す分解斜視図である。移動部材792の端部793は、それらの両側部794,795が、移動方向796に沿って先細状に形成される。この移動部材792は、細長い板状である。端部793の先端部797の両先端側部798,799は、移動方向796に平行である。移動部材792の端部793および先端部797は、上下対称に形成される。
【0030】
合成樹脂製保持部材801は、移動部材792の端部793および先端部797を受入れる凹所802を有する。装置本体505の基体519は、ダンパ806を介してハウジング805の底に取付けられる。これによって基体519へのハウジング805からの振動が抑制される。
【0031】
ハウジング805の側壁803と後壁804とに関連して、保持部材801が、固定される。側壁803には、取付け孔807が形成されるとともに、切起し片808,809が形成され、これによって係止部811,812が形成される。後壁804には、取付け孔813が形成される。
【0032】
図16は保持部材801の正面図であり、図17は保持部材801の平面図であり、図18は保持部材801の側面図であり、図19は保持部材801の背面図であり、図20は図16の切断面線XX−XXから見た断面図である。これらの図面を参照して、保持部材801には、移動部材792の図15における最左方の位置で端部793を凹所802で受入れて保持する。保持部材801の凹所802では、端部793に対応して移動方向796に先細状の第1保持用案内傾斜面814,815が形成されるとともに、図15〜図17の上下方向である昇降方向と移動方向796とに垂直な方向(図16および図17の紙面に垂直方向、図18〜図20の上下方向)に、傾斜した第2保持用案内傾斜面816とが形成される。さらに移動部材792の先端部797がぴったりと嵌合して保持するための先端保持部817が、第1および第2保持用案内傾斜面814〜816に連なって形成される。
【0033】
こうして移動部材792が移動方向796に沿って、図15および図16の左方に移動するとき、その端部790端の両側部794,795は、保持部材801の第1保持用案内傾斜面814,815に当接して保持されるとともに、先端部797は、第2保持用案内傾斜面816に沿って変位され、先端部保持部817にぴったりと嵌合して保持される。この移動部材792には、案内長孔818,819(前述の図4も参照)に挿通する案内ピン821,822に、参照部823で示されるEリングが掛合し、移動部材792が基体519から図1の右方に外れて変位することを防ぐ。こうして移動部材792は保持部材801によって、がたつきに起因して騒音が生じることが防がれる。
【0034】
保持部材801を、ハウジング805に取付けるために、第2保持用案内傾斜面816には、U字状の透孔824によって弾発的な爪部材825が形成される。この爪部材825は、側壁803の取付け孔807にその合成樹脂の弾発性を利用して嵌め込まれる。
【0035】
保持部材801の一対の凸部826,827は、係止部811,812に係止し、これによって側壁803から離反変位することが阻止される。さらに先端保持部817を形成する凸部828は、後壁804の取付け孔813に嵌まり込み、これによって側壁803からの離反方向の変位が阻止される。保持部材801にはさらに、隆起部829,830が形成され、側壁803に形成された切起し片808,809の対向する内面に弾発的に当接するとともに、凸部828は、取付け孔813の図15における上下の内面に当接する。こうして保持部材801がハウジング805に弾発的に固定される。保持部材801は、たとえばポリカーボネートなどの合成樹脂から成り、射出成形によって製造されることができる。
【0036】
移動部材792の先端部797を凹所802に円滑に案内するために、凹所802の第2保持用案内傾斜面816に連なる傾斜した案内面831が形成される。これによって移動部材792が移動方向796に移動するとき、凹所802に円滑に導かれる。保持部材801は、移動方向796に沿う対称面に関して面対称に形成され、これによって移動部材792および基体519の移動部材792と反対側(図1の左方)に配置されたもう1つの移動部材832に関連して同様に用いることができる。この移動部材832もまた、クランプ手段675の昇降の働きをする昇降手段676の一部を構成し、その端部は、移動部材792と同様に構成される。
【0037】
図21は昇降手段676を構成する移動手段835の平面図であり、図22は移動手段835の底面図である。昇降手段676は、これらの移動手段835のほかに、前述の第1および第2移動部材791,792を含む昇降動作手段836を含む。
【0038】
図23は図21および図22に示される移動手段835の正面図であり、図24は移動手段835の図21における右方から見た右側面図である。この移動手段835は、挿入方向503のテーブル508よりもさらに下流側に配置される。移動手段835の取付け体837には、一対の当接片838,839が取付けられた一対のアーム841,842が、ピン843,844まわりに角変位可能に設けられる。取付け体837は、基体519に固定される。アーム842は、アーム用ばねである引張りばね845によって、各アーム841,842の当接片838,839が近づいて閉じる方向にばね力が与えられる。アーム842の他端部には、ピン844のほぼ半径方向延長上に伸びる長孔846に、アーム841の他端部に形成された凸部847が嵌合し、連動する。長孔846は、ピン844の軸線にほぼ垂直に細長く延びる。本発明の実施の他の形態では、アーム841に長孔846が形成され、アーム842に凸部847が形成されていてもよい。各アーム841,842の一端部と相互の近接方向の変位は、取付け体837に形成された隆起したストッパ848,849によって制限される。
【0039】
図25は当接片838の平面図であり、図26は当接片838の図25における右側面図であり、図27は当接片838の図25の上方から見た背面図である。当接片838は、挿入搬送されるディスク509の外周部に当接する当接部851と、この当接部851に固定される作動部852と、当接部851と作動部852とに固定されるロック部853とを含み、合成樹脂によって一体的に成形される。当接部851の取付け孔854には、アーム841の一端部に固定されたピン855が挿通し、このピン855の軸線まわりに、当接部851が角変位可能である。ロック部853には、ばね受け部856が形成され、ピン855を囲む当接片用ばねであるねじりばね857の一端部の下端が受けられる。ねじりばね857の他端部は、参照符858で示されるように、アーム841に係止される。こうしてねじりばね857の働きによって当接片838は、図25に示される方向859のばね力が与えられる。このばね力の方向859は、作動部852がディスク509に近づく方向である。ねじりばね857のばね力は、引張りばね845のばね力よりも小さい。
【0040】
図28における当接部851よりもテーブル508上に装着されたディスク509bの外周部に対応する離間部891が、ディスク509bから遠去かって形成される。参照符509aは、ディスク509の挿入/排出時の上限位置であり、参照符509bは、ディスク509がテーブル508に装着された状態を示し、この状態は、小径のディスク510に関しても同様である。特に本発明では、離間部891から当接部851に滑らかに連なる逆円錐台状の連続部892が形成される。したがって図28のテーブル508上に装着された状態であるディスク509bが、上昇されるとき、離間部891から連続部892を経て円滑に当接部851に接触するように移動することができる。したがってディスク509bが、離間部891と当接部851との間で、引っかかってしまうおそれがなく、円滑な上昇駆動が行われる。
【0041】
基体519に固定される取付け体837には、ロック部853を案内する第1案内部861が形成される。この第1案内部861は、取付け体837に形成された透孔によって構成される。第1案内部861は、第1ロック部用案内部分862と、この第1ロック部用案内部分862に連なる第2ロック部用案内部分863と、さらに第1ロック部用案内部分862に第2ロック部用案内部分863と反対側で連なる係止部864とを含む。第1ロック部用案内部分862は、ディスク509がテーブル508の直上よりも挿入方向503の上流側にあるとき、ロック部853を、ねじりばね857のばね力に抗してディスク509の外周部から離間した状態で案内する。第2ロック部用案内部分863は、ディスク509がテーブル508の直上にあるとき、ロック部853がねじりばね857のばね力の方向859(図25参照)に係止してロック状態となる。ロック部853が第2ロック部用案内部分863に存在するとき、ねじりばね857の端部は、ロック部853から離れ、したがってそのねじばね857のばね力は、解除される。
【0042】
アーム382と当接片839との組合せは、アーム841と当接片838との組合せと同様であり、これらの各組合せは、挿入方向503を通る図21および図22の紙面に垂直な対称面に関して左右対称に構成され、同一の参照符を付す。
【0043】
図29は、ディスク509が挿入方向503に挿入搬送される状態における移動手段835の動作を説明するための平面図である。昇降動作手段836に備えられる第1移動部材791の駆動片865の側部には、第2案内部866が形成される。この第2案内部866は、第1作動部用案内部分867と、第2作動部用案内部分868とを有する。第1作動部用案内部分867は、ディスク509が図29の仮想線のようにテーブル508の直上にあるとき、ロック部853が第2ロック部用案内部分863に係止するように、作動部852に接触して案内して保持する。この第1作動部用案内部分867は、挿入方向503および移動方向796に平行である。
【0044】
第2作動部用案内部分868は、ディスク509が図29の参照符509cで示されるように、テーブル508の直上よりも挿入方向503の上流側(図29の下方)にあるとき、第1作動部用案内部分867に連なり、ロック部853が第2ロック部用案内部分863から離脱するように作動部852を案内する。この第2作動部用案内部分868は、挿入方向503の上流側(図29の下方)になるにつれてディスク509から離反する方向に傾斜している。
【0045】
アーム841には、特に図22に明瞭に示されるように、ピン869によって、レバー871が角変位可能に設けられる。このレバー871の一端部872は、ディスク509の外周部がテーブル508の挿入方向503よりも上流側で、そのテーブル508の直上付近で当接し、このディスク509のディスク搬送手段673による挿入搬送によって、方向873に角変位駆動される。これによって、レバー871の他端部874に突設された駆動ピン875は、移動部材791の横孔876内で、その移動部材791を移動方向796に図29の下方に移動させて駆動する。移動部材791の駆動片865には、横孔876に連なってディスク509寄りで、挿入方向503の下流側に延びる縦孔877が形成される。
【0046】
図30は、レバー871とその付近の断面図である。このレバー871の前記一端部872は、ディスク509の挿入排出時の上限位置509aと、再生/記録時におけるテーブル508上の装着状態である下限位置509bとに対応して上下に延びる。
【0047】
図31は第1移動部材791の平面図であり、図32はこの第1移動部材791の側面図である。第1移動部材791は、基体519との間に設けられるばね878によって、挿入方向503の下流側に向かうばね力が与えられる。第1移動部材791にはまた、挿入方向503と平行な縦案内孔881とこの縦案内孔881の挿入方向503の下流側の端部に連なる横案内孔882が形成された連動部883を有する。
【0048】
第1作動部材791には、移動方向796に沿う案内長孔895,896が形成される。これらの案内長孔895,896内には、基体519に取付けられた案内ピン821,822がそれぞれ挿通する。これによって第1移動部材791の移動方向796の移動が安定して行われるとともに、ばね878による挿入方向503の上流側の最端位置が、端部897,898によって設定される。
【0049】
図33は、連動部883における縦案内孔881と横案内孔882とを示す図である。この連動部883にはまた、ラック884が固定される。ラック884は、基体519に設けられたピニオン885に、噛合うことができる。
【0050】
図34は、小径のディスク510が挿入されるときにおける昇降手段676の移動手段835の動作を説明するための簡略化した平面図である。ディスク510が挿入方向503に挿入されて挿入搬送され、仮想線の状態からさらに実線で示されるように移動するとき、テーブル508の直上では、その小径のディスク510は、当接片838の当接部851には当接し、作動部852には接触することはない。
【0051】
このディスク510は、レバー871の一端部872を、矢符886のように押圧した状態で、ディスク搬送手段673によって挿入搬送されてゆく。このときレバー841,842は、ピン843,844のまわりに角変位されることはなく、図21に関連して述べたようにストッパ848,849に当接したままであり、またロック部853は、係止部864に係止したままである。
【0052】
レバー871が、ピン869のまわりに図34の時計方向に角変位することによって、そのレバー871の駆動ピン875は、横孔876を、矢符887に移動する。これによってラック884がピニオン885に噛合う動作が行われる。検出スイッチSW1,SW2によってディスク509,510の挿入が検出された後、ピニオン885は常時回転駆動されており、このピニオン885とラック884とが噛合うことによって、第1移動部材791は、ピニオン885の動力によって、矢符887に移動する。
【0053】
この第1移動部材791の矢符887方向の移動によって、昇降動作手段836は、クランプ手段675およびディスク510をテーブル508上に下降してテーブル508上に装着する。駆動ピン875は、第1移動部材791の矢符887方向の移動に伴い、縦孔877内を移動し、その縦孔877の矢符887に沿う上流側の端部888で、レバー871の駆動ピン875をさらに矢符887方向に変位させ、これによってレバー871の一端部872は、仮想線889で示されるように、ディスク510から離間する。
【0054】
図35は、大径のディスク509が挿入されるときにおける移動手段835の動作を説明するための簡略化した平面図である。ディスク509がディスク搬送手段673によって挿入搬送されるとき、先ずディスク509の外周部は、当接片831の作動部852に当接する。この状態は、図25(1)に対応する。ディスク509がさらに挿入されることによって、ディスク509は、当接片838を、ねじりばね857のばね力に抗して図25(1)および図35の反時計方向に角変位する。
【0055】
これによってロック部853は、係止部864から離脱して図25(2)の状態となる。ディスク509の外周部は、当接部851に当接する。
【0056】
図36は、図25(2)の状態からディスク509がさらに挿入方向503に挿入されたときにおける移動手段835の動作を示す図である。ディスク509の外周部は、当接片838の当接部851に当接し、引張りばね845のばね力に抗して押してゆく。これによってアーム841は、ピン843のまわりに図36の反時計方向に角変位する。ロック部853は、第1案内部861の第1ロック部用案内部分862に沿ってねじりばね857のばね力で当接して摺動してゆく。このとき作動部852は、ディスク509の外周部から、図36の参照符d1で示されるように離間している。ディスク509がさらに挿入搬送されることによって、レバー871の一端部872は、ディスク509の外周部によって押されて、ピン869のまわりに図36の時計方向に角変位されることになる。ディスク509が図36のように挿入搬送されているときにおける当接片838の状態は、図25(3)に示されるとおりである。
【0057】
図37は、ディスク509が、図36の状態よりもさらに挿入方向503に挿入搬送された状態を示す移動手段835の簡略化した平面図である。ディスク509がテーブル508の直上に到達したとき、そのディスク509の挿入搬送によって押圧角変位されたレバー871の駆動ピン875は、第1移動部材791の駆動片865に形成された横孔876を矢符887に変位移動させる。これによってラック884がピニオン885に噛合い始める初期状態になる。このとき当接片838のロック部853は、第1案内部861の第2ロック部用案内部分863に到達している。
【0058】
図38は、図37における状態からラック884がピニオン885に噛合うことによって矢符887の方向に移動したときの状態を示す図である。図38(1)に示されるように第1移動部材791が矢符887の移動方向に移動させることによって、当接片838の作動部852は、第2案内部866の第2作動部用案内部材868に当接する。第1移動部材791が、図38(1)の状態から、図38(2)に示されるようにさらに矢符887の方向に、ピニオン885の動力によって移動されるとき、当接片838の作動部852は、第1作動部用案内部分867に当接される。これによってロック部853は、当接部851の軸線まわりに図38(2)の時計方向に角変位される。したがってロック部853は、第1案内部861の第2ロック部用案内部分863に係止される。
【0059】
レバー871の駆動ピン875は、縦孔877内にあり、第1移動部材791が、図38(2)の仮想線894で示される状態で、駆動ピン875は、縦孔877の矢符887に沿う移動方向の最上流端部に当接する。これによってレバー871は、ピン869のまわりに図37の時計方向に角変位され、前記一端部872は、ディスク509の外周部から離間することになる。こうしてクランプ手段675およびディスク509の昇降動作手段836の動作が行われ、ディスク509のテーブル508上への装着が行われる。
【0060】
図39は昇降手段676を構成する昇降動作手段836に備えられる第2移動部材792の平面図であり、図40は第2移動部材792の右側面図である。第2移動部材792は、基体519との間に引張りばね901が介在され、これによって案内長孔818,819の矢符887の最端部には、案内ピン821,822が当接した状態となる。この第2移動部材792には、連動部902が形成され、この連動部902には、案内孔903が形成される。
【0061】
第2移動部材792には、カム孔である昇降駆動孔904が形成されており、この昇降駆動孔904に嵌合するホロアピン905は、クランプ手段675のホルダ678に固定される。したがってピニオン885の回転によって第2移動部材792が矢符887の方向に移動されるとき、昇降駆動孔904は、ホロアピン905を、矢符906のように下降移動し、したがってクランプ手段675およびディスク509は、挿入/排出のための上限位置からディスク509がテーブル508上に装着される下限位置に下降されることになる。ピニオン885の逆回転によって第2移動部材792が矢符887の逆方向に移動されるとき、ホロアピン905は矢符906の逆方向に変位し、下限位置から上限位置に上昇する。こうして昇降駆動孔904とホロアピン905とは、カム機構907を構成する。
【0062】
第2移動部材792には、ラック案内傾斜面911と、このラック案内傾斜面911に連なる支持部912とが形成される。ラック案内傾斜面911は、ラック884の矢符887の移動方向に沿ってピニオン885に近づく形状を有する。支持部912は、ラック884のピニオン885とは反対側の背部913を案内して支持する。
【0063】
図41は、第2駆動部材792の連動部902付近の拡大平面図である。連動部902の案内孔903には、縦孔部908と、後述の連動ピン915の横移動を円滑に行わせる傾斜面909と、横孔910とが、連なって形成される。
【0064】
図42は、第1および第2移動部材791,792とラック884とピニオン885とを示す断面図である。ラック884は、ボルト914によって第1移動部材794に固定される。
【0065】
図43は、第1および第2移動部材791,792が移動することによってラック884とピニオン885とが噛合う動作を説明するための簡略化した平面図である。図43(1)に示されるように、ディスクが挿入されてくる状態において、レバー871の駆動ピン875は、第1移動部材791の駆動片865に形成された横孔876内に存在し、このとき第1移動部材791の連動部883に形成された縦案内孔881と、第2移動部材792の連動部902に形成された縦孔部908とに、連動ピン915が共通に挿通している。この連動ピン915は、基体519にピン916まわりに角変位可能に設けられた連動部材917に立設される。連動部材917には、作動突起918が形成される。基体519には、クランプ完了検出スイッチ919が固定される。このクランプ完了検出スイッチ919が、作動突起918を検出した状態では、クランプ手段675は下限位置にあり、ディスク509は、テーブル508上に装着されている。
【0066】
図43(1)においてディスク509の挿入方向503の挿入搬送によって、前述のようにレバー871が角変位され、駆動ピン875が、第1移動部材791の横孔876を、図43(1)の下方に、矢符887で示される方向に、ばね878のばね力に抗して押して移動する。これによって連動ピン915は、図33に明瞭に示されるように、第1移動部材791の連動部883の縦案内孔881内を、矢符921のように移動する。連動ピン915が縦案内孔881内で移動している間、第2移動部材792は静止したままである。
【0067】
第1移動部材791が矢符887の方向に移動することによって、ラック884は、ピニオン885に噛合う動作を開始する図43(2)に示される初期の状態となる。第1移動部材791が矢符887の方向に移動されるとき、ラック884の背部913の端部924は、ラック案内傾斜面911に案内され、そのラック884の端部922に向けて押圧される。したがってラック884の端部922が、ピニオン885と噛合う初期の状態で、ラック884の端部922がピニオン885から図43(2)の右方に変位することはなく、ラック884とピニオン885との噛合いが確実に行われる。
【0068】
ラック884とピニオン885とが噛合った後、第1移動部材791は、矢符887の方向に、ピニオン885の動力によって移動される。このとき連動ピン915は、第2連動部材792の連動部902に形成された図41に関連して前述した傾斜面909から、矢符923で示される方向に移動する。こうして連動ピン915は、連動部883の横案内孔882(図33参照)および連動部902の横孔910を共通に挿通して、図43(3)で示されるように、移動する。こうしてラック884の背部913は、ラック案内傾斜面911に連なる支持部912で受けられて支持され、ラック884がピニオン885から図43(3)の右方に変位することが防がれる。
【0069】
第1および第2移動部材791,792の矢符887の方向に、ピニオン885の動力によって移動するとき、連動ピン915は、連動部材917の矢符925の角変位によって横案内孔882と横孔910とを、前述の矢符923およびその逆方向に移動する。クランプ状態が完了したとき、連動部材917の作動突起918は、クランプ完了検出スイッチ919を動作させる。こうしてクランプ完了が検出されることによって、ピニオン885を駆動するモータが休止される。このピニオン885の駆動開始は、前述の図12〜図14に関連する検出スイッチSW1,SW2によるディスク509,510の検出によって開始される。
【0070】
テーブル508上のディスク509が排出されるにあたっては、モータの逆回転駆動によってピニオン885が逆回転される。したがってラック884ならびに第1および第2移動部材791,792が、矢符887の逆方向に移動し、カム機構907の働きによってクランプ手段675およびディスク509が上昇される。こうして図43(2)および図43(1)に示される各状態を、この順序で辿って、初期の状態に戻る。これによって駆動ピン875は、横孔876によって図43(1)の上方に変位されてレバー871が図36の反時計方向に角変位され、ディスク509を挿入方向503の逆方向である排出方向に押圧変位する。ディスク509は、ディスク搬送手段673によって、搬送ローラ671の挿入時には逆回転によって排出搬送される。
【0071】
上述の昇降動作手段836の動作は、主として大径のディスク509に関連して述べたけれども、小径のディスク510に関連しても、同様な動作が行われる。
【0072】
第1および第2移動部材791,792とは反対側の移動部材832は、第2移動部材792に連動してその第2移動部材792と同様に移動する。この移動部材832にもまた、前述の端部793と同様に構成され、カム機構907が設けられる。さらに当接片839に関連して、第2案内部866と左右対称に形成されたもう1つの第2案内部926が形成される。
【0073】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、ディスクがディスク搬送手段673によって挿入搬送されることによって移動手段835は、第1移動部材791を移動し、この第1移動部材に設けられているラック884が第2移動部材のラック案内傾斜面911に沿ってピニオン885寄りに案内されるので、ラックとピニオンが確実に噛合うことができるようになり、ラックがピニオンの噛合い初期にピニオンから遠去かるように変位することが防がれる。こうして第2移動部材792をピニオンの回転動力によって比較的大きな力で移動し、クランプ手段およびディスクのテーブル上への下降、装着を確実に行うことができるようになる。
【0074】
請求項2の本発明によれば、ラック案内傾斜面によってラックをピニオンに近づけてラックとピニオンとの噛合いを確実にするとともに、その噛合った後には、ラックは第2移動手段792に設けられている支持部912で受けられて支持され、噛合い状態が安定に保たれ、第2移動部材の移動が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す簡略化した平面図である。
【図2】ディスク再生装置501の挿入/排出口502から見たディスク509がテーブル508直上に間隔をあけて存在するディスク509の上限位置を示す正面図である。
【図3】ディスク509がテーブル508に装着されて再生される下限位置にある状態を示す正面図である。
【図4】装置本体505の図1における右方から見たディスク509の上限位置を示す図2に対応する簡略化した側面図である。。
【図5】装置本体505の図1における左方から見た図2に対応する側面図である。
【図6】装置本体505の図1における左方から見たディスク509が下限位置にある状態を示す図3に対応する側面図である。
【図7】一方のアーム774の平面図である。
【図8】アーム774の図7における下方から見た正面図である。
【図9】アーム774の他端部に形成された長孔778の拡大した平面図である。
【図10】アーム775の平面図である。
【図11】アーム775の図10における下方から見た正面図である。
【図12】ディスク検出手段771の動作を説明するための平面図である。
【図13】ディスク510が挿入方向503の右方に変位して挿入搬送される状態を示すディスク検出手段771の動作を示す平面図である。
【図14】比較的大径のディスク504が挿入搬送されるときにおけるディスク検出手段771の動作を説明するための平面図である。
【図15】昇降手段676に備えられている第2移動部材792を、ディスク509の再生/記録を行わない休止状態で保持し、がたつきに起因した騒音を発生することを防ぐための構成を示す分解斜視図である。
【図16】保持部材801の正面図である。
【図17】保持部材801の平面図である。
【図18】保持部材801の側面図である。
【図19】保持部材801の背面図である。
【図20】図16の切断面線XX−XXから見た断面図である。
【図21】昇降手段676を構成する移動手段835の平面図である。
【図22】移動手段835の底面図である。
【図23】図21および図22に示される移動手段835の正面図である。
【図24】移動手段835の図21における右方から見た右側面図である。
【図25】当接片838の平面図である。
【図26】当接片838の図25における右側面図である。
【図27】当接片838の図25の上方から見た背面図である。
【図28】当接片838の当接部851付近の断面図である。
【図29】ディスク509が挿入方向503に挿入搬送される状態における移動手段835の動作を説明するための平面図である。
【図30】レバー871とその付近の断面図である。
【図31】第1移動部材791の平面図である。
【図32】第1移動部材791の側面図である。
【図33】連動部883における縦案内孔881と横案内孔882とを示す図である。
【図34】小径のディスク510が挿入されるときにおける昇降手段676の移動手段835の動作を説明するための簡略化した平面図である。
【図35】大径のディスク509が挿入されるときにおける移動手段835の動作を説明するための簡略化した平面図である。
【図36】図25(2)の状態からディスク509がさらに挿入方向503に挿入されたときにおける移動手段835の動作を示す図である。
【図37】ディスク509が、図36の状態よりもさらに挿入方向503に挿入搬送された状態を示す移動手段835の簡略化した平面図である。
【図38】図37における状態からラック884がピニオン885に噛合うことによって矢符887の方向に移動したときの状態を示す図である。
【図39】昇降手段676を構成する昇降動作手段836に備えられる第2移動部材792の平面図である。
【図40】第2移動部材792の右側面図である。
【図41】第2駆動部材792の連動部902付近の拡大平面図である。
【図42】第1および第2移動部材791,792とラック884とピニオン885とを示す断面図である。
【図43】第1および第2移動部材791,792が移動することによってラック884とピニオン885とが噛合う動作を説明するための簡略化した平面図である。
【符号の説明】
501 DVD再生装置
502 挿入排出口
503 挿入方向
505 装置本体
508 テーブル
509,510 ディスク
511 光ピックアップ
519 基体
673 ディスク搬送手段
675 クランプ手段
771 ディスク検出手段
774,775 アーム
776,777 当接部材
791 第1移動部材
792 第2移動部材
793 端部
797 先端部
798,799 先端側部
801 保持部材
805 ハウジング
806 ダンパ
814,815 第1保持用案内傾斜面
816 第2保持用案内傾斜面
817 先端保持部
832 移動部材
835 移動手段
836 昇降動作手段
838,839 当接片
841,842 アーム
845 引張りばね
846 長孔
847 凸部
851 当接部
852 作動部
853 ロック部
857 ねじりばね
861 第1案内部
862 第1ロック部用案内部分
863 第2ロック部用案内部分
864 係止部
866 第2案内部
867 第1作動部用案内部分
868 第2作動部用案内部分
871 レバー
872 一端部
874 他端部
884 ラック
885 ピニオン
891 離間部
892 連続部
902 連動部
907,833 カム機構
926 第2案内部
SW1,SW2 検出スイッチ

Claims (2)

  1. (a)ディスクを乗載するテーブル508と、
    (b)テーブル508を回転駆動する回転駆動源506と、
    (c)テーブル上に装着されたディスク509を再生または記録する光ピックアップ511と、
    (d)ディスクをテーブルの直上に挿入搬送し、このテーブル直上のディスクを排出搬送するディスク搬送手段673と、
    (e)挿入されたディスクをテーブル上に装着するクランプ手段675と、
    (f)昇降手段676であって、
    (f1)第1移動部材791と、
    (f2)ディスク搬送手段によって挿入搬送されるディスクの外周部に当接して第1移動部材791を移動する移動手段835と、
    (f3)第1移動部材791に設けられるラック884と、
    (f4)固定位置に設けられ、回転駆動されるピニオン885と、
    (f5)第2移動部材792であって、
    ラック884とピニオン885とが第1移動部材の移動方向796に離脱している状態で、第1移動部材791と相対的に変位が可能であり、
    ラックがピニオンに噛合い始める初期状態で、ラックの移動に伴ってラックをピニオン寄りに案内するラック案内傾斜面911を有し、
    ラックとピニオンとの噛合い後、第1移動部材791とともに移動する第2移動部材792と、
    (f6)第2移動部材に関連して設けられ、第2移動部材の移動によってクランプ手段675を、ディスクがテーブル上に装着されるように下降し、またはディスクの装着が解除されるように上昇するカム機構907とを有する昇降手段676とを含むことを特徴とするディスク装置。
  2. 第2移動部材のラック案内傾斜面911は、ラックとピニオンとが離脱している状態で、ラックの移動方向に沿ってピニオンに近づく形状を有し、
    第2移動手段にはさらに、ラック案内傾斜面に連なり、ラックをピニオンとは反対側で支持する支持部912が形成されることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
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