JP4672378B2 - 洗浄機構を備えた水質観測装置 - Google Patents

洗浄機構を備えた水質観測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4672378B2
JP4672378B2 JP2005004895A JP2005004895A JP4672378B2 JP 4672378 B2 JP4672378 B2 JP 4672378B2 JP 2005004895 A JP2005004895 A JP 2005004895A JP 2005004895 A JP2005004895 A JP 2005004895A JP 4672378 B2 JP4672378 B2 JP 4672378B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water quality
brush
probe
quality observation
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005004895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006194659A (ja
Inventor
将 金子
克博 堀
高志 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd filed Critical Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Priority to JP2005004895A priority Critical patent/JP4672378B2/ja
Publication of JP2006194659A publication Critical patent/JP2006194659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4672378B2 publication Critical patent/JP4672378B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Measuring Cells (AREA)

Description

本発明は、検出測定ユニットを水中に埋没して使用される水質観測装置であって、長期間水中に設置されていても正確な水質観測結果を得られる水質観測装置に関するものである。
近年、海や河川において、環境保全や養殖漁場の環境維持、または環境変化に対応する必要性が高まってきている。そのため、水中に水質観測装置を設置して、長期的に水質をモニタリングすることも多い。例えば特許文献1には、水中に浮遊させておく水質改善のための水処理装置が開示されている。この水処理装置は、水質観測装置が併設されている例が示されている。かかる水質観測装置で問題となるのが、プローブの検出面の汚れである。
特に夏期は、生物の繁殖が盛んなため、プローブの検出面に生物が付着し、水質観測装置の検出測定値に悪影響を及ぼしてしまう。そのため、プローブの検出面の洗浄等、メンテナンスを頻繁に行わなければならない。しかし設置場所の状況や、天候の影響などにより、思うようにメンテナンスを行えない場合も多い。
その問題を解決するために、プローブの検出面のクリーニング機構が開発されている。非特許文献1には、ワイパー方式のクリーニング機構が示されている。この方式は、ワイパー(板状のゴム)をセンサ表面に押し付け、それを揺動運動させて、センサ表面の汚れを取り除いてから計測するので、精度良い値を得られる。しかし、この方式だとセンサ表面の形状は平面あるいは曲面に限定されてしまう上、ワイパーを駆動させるのに大きな力が必要なため消費電力が大きくなり、装置自体も大型になってしまう欠点があった。また、ワイパーとセンサ表面に、硬い異物を挟み込んでしまった場合には、センサ表面を傷つける恐れがあった。
特開2002−186957号公報 漁場環境研究会 「閉鎖性水域における自動観測ブイによる漁場環境の速報と予報」P.10〜11 社団法人日本水産資源保護協会出版 平成16年6月号
水質観測装置では、プローブの検出面が清浄であることが検出測定値の正確性、再現性を高めるために必要である。特に検出測定ユニットを水中に長期間埋没して使用される水質観測装置にあっては、検出面の汚れの付着は著しいものである。そこで、本発明は、これらの問題点を改善するために、プローブの検出面を洗浄する機構を備えた水質観測装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された発明に係る水質観測装置は、検出測定ユニットを水中に埋没して設置する水質観測装置において、プローブの検出面を擦過するブラシによる洗浄機構を有しており、該検出測定ユニット及び該洗浄機構が、水中に対して開口しているスリーブに挿入されて各々固定されていることを特徴とする。
請求項2に記載された発明に係る水質観測装置は、該検出測定ユニット及び該洗浄機構が、該スリーブに挿入されて各々ボルトにより締結固定されており、該スリーブに挿入される深さを変えることで、該プローブの検出面と擦過毛の先端部との接触の距離を調整可能であることを特徴とする。
請求項に記載された発明に係る水質観測装置の該ブラシは、擦過毛の先端部がプローブの検出面に接触する回転体ブラシであって、該回転体ブラシの回転軌跡中に、ブラシ毛の欠落部分を有することを特徴とする。
請求項4に記載された発明に係る水質観測装置の該ブラシは、該回転体ブラシの回転軌跡中の半円部分にだけ該擦過毛が植設され、他の半円部分が該擦過毛の欠落部分になっていることを特徴とする。
請求項に記載された発明に係る水質観測装置は、該回転ブラシが駆動制御回路を介して回転駆動源に連結していることを特徴とする。
請求項に記載された発明に係る水質観測装置は、該回転ブラシが、気密ハウジングの回転駆動源のモーターに磁気カップリングで連結されていることを特徴とする。
請求項に記された発明に係る水質観測装置は、該プローブが、光学式センサであることを特徴とする。
本発明の水質観測装置は、プローブの検出面を洗浄できるから、長期間水中に埋没していてプローブの検出面が汚れても清浄にできるため、検出測定が正確になり、再現性のあるものとなる。プローブ表面にブラシを押し当てて回転させ、擦過し汚れを除去するため、検出面の形状は平面・曲面に限らず、凹凸面にも利用可能である。また異物が挟み込まれて検出面を傷つけたり、絡み込んで回転が停止することもない。
さらに回転ブラシと、気密ハウジングのモーターは磁気カップリングで連結しているため、モーターやその配線を完全に水分から遮断でき、錆やショートによる故障を防止できる。また磁気カップリング採用したことで、モーターに一定以上の負荷が掛かることはなく、そのため消費電力を低く抑えることができ、小型化もできる。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は本発明を適用する実施形態である水質観測装置を示す斜視図である。この装置は、検出測定ユニット1および洗浄機構ユニット3にケーブル7で連結された制御ユニット5で構成され、制御ユニット5は水上の図示外のブイ等に設置されている。
検出測定ユニット1には、プローブの検出面10に光電センサが配置され、その検出測定値の処理回路が組み込まれている。洗浄機構ユニット3の回転ブラシ12は磁気カップリングを介してハウジング15内の駆動モーターに連結している。
洗浄機構ユニット3は、図2の断面図に詳細を示すとおり、ハウジング15にハウジングキャップ14がねじ込まれてOリングにより気密が保たれた内部に組み込まれている。駆動モーター13は、磁気カップリング軸16に直結している。ハウジングキャップ14の外側には、円筒状の磁石18が埋め込まれているブラシ台キャップ17が回転自在に被せられている。
検出測定ユニット1、および洗浄機構ユニット3のハウジング15は、水中に対して開口しているスリーブ20に挿入されて各々ボルトにより締結されており、スリーブ20に挿入する深さを変えることで、プローブの検出面10と、回転ブラシ12の毛先との接触の距離を微調節できるようになっている。
制御ユニット5は、バッテリ電源と、制御回路を含み、検出測定ユニット1に電力供給し、また洗浄機構ユニット3の駆動モーター13にプログラムにしたがって電力を供給する。検出測定値は制御ユニット5に蓄積され、定期的にインターネットのEメールでパソコンや携帯電話に配信する。
制御ユニット5の制御回路には、検出測定ユニット1のプローブが検出測定するタイミングのプログラムを備えている。検出測の定時間になると、まず洗浄機構ユニット3を作動させプローブの検出面10をブラシ12で擦過し、検出面10に付着した異物を清浄し、洗浄機構ユニット3の作動を停止させる。そして、プローブが動作して検出測定を行う。このとき検出面10にはブラシ毛12の先端が接しているがブラシ毛が疎な部分は水に面しているので検出の支障にならない。
図3の正面図に示すように、ブラシ台キャップ17の正面形状は円形であるが、その半円部分だけにブラシ毛12が植設され、ブラシ毛の欠落部分からプローブの検出面10(鎖線示参照)が水中に面している構成でもよい。この場合、検出面10は、ブラシ12のブラシ毛の欠落部分を通じて検出測定ができる。
本発明を適用する水質観測装置の一実施形態を示す斜視図である。
本発明を適用する水質観測装置に組み込まれる洗浄機構ユニットの一実施形態を示す断面図である。
洗浄機構ユニットのブラシ形状の一実施例を示す正面図である。
符号の説明
1は検出測定ユニット、3は洗浄機構ユニット、5は制御ユニット、7はケーブル、10はプローブの検出面、12はブラシ、13は駆動モーター、14はハウジングキャップ、15はハウジング、16は磁気カップリング軸、17はブラシ台キャップ、18は磁石、20はスリーブである。

Claims (7)

  1. 検出測定ユニットを水中に埋没して設置する水質観測装置において、プローブの検出面を擦過するブラシによる洗浄機構を有しており、
    該検出測定ユニット及び該洗浄機構が、水中に対して開口しているスリーブに挿入されて各々固定されていることを特徴とする水質観測装置。
  2. 該検出測定ユニット及び該洗浄機構が、該スリーブに挿入されて各々ボルトにより締結固定されており、該スリーブに挿入される深さを変えることで、該プローブの検出面と擦過毛の先端部との接触の距離を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の水質観測装置。
  3. 該ブラシは、擦過毛の先端部がプローブの検出面に接触する回転体ブラシであって、該回転体ブラシの回転軌跡中に、擦過毛の欠落部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載の水質観測装置。
  4. 該回転体ブラシの回転軌跡中の半円部分にだけ該擦過毛が植設され、他の半円部分が該擦過毛の欠落部分になっていることを特徴とする請求項3に記載の水質観測装置。
  5. 該回転ブラシが駆動制御回路を介して回転駆動源に連結していることを特徴とする請求項3または4に記載の水質観測装置。
  6. 該回転ブラシが、気密ハウジングの回転駆動源のモーターに磁気カップリングで連結されていることを特徴とする請求項3または4に記載の水質観測装置。
  7. 該プローブが、光学式センサであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5またはに記載の水質観測装置。
JP2005004895A 2005-01-12 2005-01-12 洗浄機構を備えた水質観測装置 Expired - Fee Related JP4672378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004895A JP4672378B2 (ja) 2005-01-12 2005-01-12 洗浄機構を備えた水質観測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005004895A JP4672378B2 (ja) 2005-01-12 2005-01-12 洗浄機構を備えた水質観測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006194659A JP2006194659A (ja) 2006-07-27
JP4672378B2 true JP4672378B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=36800867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005004895A Expired - Fee Related JP4672378B2 (ja) 2005-01-12 2005-01-12 洗浄機構を備えた水質観測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4672378B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105234106A (zh) * 2015-08-27 2016-01-13 中国水产科学研究院淡水渔业研究中心 一种动密封结构溶解氧传感器自动洗刷装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101464501B1 (ko) * 2013-12-18 2014-12-04 길주형 수질측정센서의 세정장치
CN105057241B (zh) * 2015-08-11 2017-07-21 中国水产科学研究院淡水渔业研究中心 一种用于溶解氧传感器的自动清洗装置
CN105057248B (zh) * 2015-08-27 2017-12-22 中国水产科学研究院淡水渔业研究中心 一种用于溶解氧传感器的自动洗刷装置
CN108414717A (zh) * 2018-04-24 2018-08-17 国弘环保仪器(昆山)有限公司 极性切换实现水质探头自动清洗的装置
CN108592970A (zh) * 2018-04-28 2018-09-28 山东大学 一种组合式防生物附着系统及其制备方法
CN109540795B (zh) * 2018-11-23 2024-02-13 国家海洋局第二海洋研究所 一种用于光学传感器探头的保护和清洗装置
CN109724936A (zh) * 2019-02-21 2019-05-07 福州普贝斯智能科技有限公司 一种水质光谱分析仪
CN115184236B (zh) * 2022-07-08 2023-10-20 北京雅森博科科学仪器有限公司 便于测定的在线摩尔浓度渗透压仪
CN115615889B (zh) * 2022-12-20 2023-03-10 天宇利水信息技术成都有限公司 一种缆道式泥沙监测设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142141A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Meidensha Corp 水質計測器
JP2000162205A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Mitsubishi Electric Corp 浸漬形水質計器用センサホルダ、浸漬形水質計器用洗浄部材、及びこれらを用いた浸漬形水質計器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142141A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Meidensha Corp 水質計測器
JP2000162205A (ja) * 1998-11-25 2000-06-16 Mitsubishi Electric Corp 浸漬形水質計器用センサホルダ、浸漬形水質計器用洗浄部材、及びこれらを用いた浸漬形水質計器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105234106A (zh) * 2015-08-27 2016-01-13 中国水产科学研究院淡水渔业研究中心 一种动密封结构溶解氧传感器自动洗刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006194659A (ja) 2006-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4672378B2 (ja) 洗浄機構を備えた水質観測装置
JP3954031B2 (ja) 水質センサを浄化するためのワイパ/ブラシ装置
US9061736B2 (en) Hull robot for autonomously detecting cleanliness of a hull
CN208495061U (zh) 一种带有自清洗功能的水质传感器
KR101464501B1 (ko) 수질측정센서의 세정장치
US5889209A (en) Method and apparatus for preventing biofouling of aquatic sensors
US20080289652A1 (en) Substrate Cleaning Apparatus and Method for Determining Timing of Replacement of Cleaning Member
KR20140026380A (ko) 전류측정식 센서 시스템
ATE467827T1 (de) Schnittstellenmodulvorrichtung für eine elektrische maschine zur lebensdauerberechnung eines lagers
WO2014043411A1 (en) Hull robot for autonomously detecting cleanliness of a hull
KR20140128765A (ko) 자가발전 및 자가세정 수단이 구비된 수질 측정용 센서장치
US8459862B2 (en) Stirring device, microbe testing device, and microbe testing method
KR101883396B1 (ko) 수질 측정 센서 장치
US6111249A (en) Submergible optical sensor housing with protective shutter and methods of operation and manufacture
KR20170019692A (ko) 수중 음향 센서 및 염분 센서의 부착생물 제거 장치
CN105499178A (zh) 传感器水下测头自动清洗装置
CN201429593Y (zh) 自洁式水质传感器装置
JP2009109448A (ja) ダブルフロート式水位計
JP2000111544A (ja) 水中で使用するセンサー・モジュールの洗浄装置
JP2009168694A (ja) 塩素計
CN213180128U (zh) 一种具有防生物附着功能的温盐深传感器
CN208399490U (zh) 多合一水质传感器超声波清洗装置及水源测试器
CN220105011U (zh) 一种水质检验用的数据采样传感器
KR20160129236A (ko) 브러시 테스트 장치
KR100767222B1 (ko) 수질분석장치용 전극세정연마장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees