JP4670619B2 - 生体情報照合システム - Google Patents
生体情報照合システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4670619B2 JP4670619B2 JP2005352845A JP2005352845A JP4670619B2 JP 4670619 B2 JP4670619 B2 JP 4670619B2 JP 2005352845 A JP2005352845 A JP 2005352845A JP 2005352845 A JP2005352845 A JP 2005352845A JP 4670619 B2 JP4670619 B2 JP 4670619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- information
- biometric information
- management
- biometric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Collating Specific Patterns (AREA)
Description
このような課題を解決するため、例えば、生体情報が指紋パターンの場合、照合する手の指の種別と順番を定めておき、当人が定められた順番で生体情報認識装置に読み込ませる技術はあった。(例えば、特許文献1)
また、特許文献1号における指紋照合装置では、照合する複数の手指の種別と順番が固定的に設定されているため、複数の生体情報を種別毎に事前に登録しておき、登録されている生体情報の中から少なくとも一つをランダムに選択し、ランダムに選択された種別の生体情報の入力を指示する照合方法はあった。(例えば、特許文献2)
生体情報管理サブシステムでは、管理プログラムが、画像の領域を細分化したマトリックスを作成し、作成したマトリックスにおいて細分化した領域の位置をランダムに入れ替えた後、入れ替えた領域の中から細分化した領域をランダムに選定し、選定した領域を対象として中間色を基準として画像の白黒反転処理を行うように指定するマスクパターンを作成し、作成したマスクパターンを、生体情報管理サブシステム及び生体情報照合サブシステムの記憶装置に事前に登録しておく。
まず、利用者が装置を作動させた時点で、生体情報照合サブシステムの認識プログラムは、利用者の生体情報管理番号を生体情報管理サブシステムに送信して、秘匿処理に使用するマスクパターンの選定を依頼する。
静脈の写真そのものではなく、静脈の写真を画像処理して抽出した複数の静脈パターン画像とパターン抽出に用いた写真の撮影角度を一つのグループとして関連づけた多面静脈パターン情報を、個人を特定するための基準情報として、記憶装置に事前に登録しておく。まず、照合処理を行おうとする利用者が、生体情報認識装置を作動させた時点で、生体情報認識装置に備え付けられたカメラが静脈の写真をそれぞれ異なる撮影角度から同時に複数撮影し、撮影した写真と撮影角度を制御装置に送信する。
生体情報管理サブシステムでは、管理プログラムが、画像の領域を細分化したマトリックスを作成し、作成したマトリックスにおいて細分化した領域の位置をランダムに入れ替えた後、入れ替えた領域の中から細分化した領域をランダムに選定し、選定した領域を対象として中間色を基準として画像の白黒反転処理を行うように指定するマスクパターンを作成し、作成したマスクパターンを、生体情報管理サブシステム及び生体情報照合サブシステムの記憶装置に事前に登録しておく。
次に、生体情報管理サブシステムでは、管理プログラムが、生体情報照合サブシステムから受信した生体情報管理番号に合致するマスクパターンテーブルの中からランダムに一つのマスクパターンを選定し、選定したマスクパターンの管理番号と利用者の生体情報管理番号をネットワーク経由で生体情報照合サブシステムに送信して、秘匿処理に使用するマスクパターンを通知する。
次に、生体情報照合サブシステムの制御装置では、認識プログラムが、生体情報認識装置から受信した複数の写真を画像処理して静脈パターンを抽出する。
次に、抽出した静脈パターンに対して、生体情報管理サブシステムから受信したマスクパターン管理番号をキーとして記憶装置から抜き出したマスクパターンを適用して、マトリックス細分化領域の入れ替えと画像の白黒反転処理を行うことにより写真画像を秘匿化し、秘匿化した複数の静脈パターン画像とパターン抽出に用いた写真の撮影角度を一つのグループとして関連づけた多面静脈パターン情報をネットワーク経由で生体情報管理サブシステムに送信する。
以下では、本発明に関わる基本的な考え方について説明する。
本発明では、まず、撮影対象である縦、横、高さを有する静脈を異なる角度から複数のカメラで同時に撮影し、撮影した複数の写真画像と当該写真の撮影角度を一つのグループとして関連づけた多面写真情報を利用している点に特徴がある。
そこで、本発明では、複数のカメラを使用して同時に撮影した写真画像と当該写真の撮影角度を一つのグループとして組み合わせることにより、立体である静脈を多面から構成されている写真情報として把握することにした。
本発明の一実施形態における生体情報認識装置101の使用例を示した断面図である図2を用いて具体的に説明する。
図2の例では、近赤外線光源102から近赤外線を155度の方向に放射し、315度の位置に設置してあるカメラ103と0度の位置に設置してあるカメラ104を用いて、それぞれ異なる角度から静脈を同時に撮影している。
そして、カメラ103から見た立体としての静脈をA面上に投影された二次元画像として撮影し、カメラ104から見た立体としての静脈をB面上に投影された二次元画像として撮影し、A面上の二次元画像とB面上の二次元画像を設置した二台のカメラの撮影角度差45度で相互に結びつけることによって、多面写真情報として関係づけている。
多面写真情報を使用した場合、生体の偽造を行おうとする者は、静脈立体モデルを作成する必要があるが、複数のカメラで同時に撮影される静脈立体モデルの作成は難しいため、高いセキュリティを保持することができる。
当然のことであるが、透明なフィルムに印刷した二枚の静脈写真を生体情報認識装置に挿入しても、二台のカメラで同時に撮影しているため、立体としての静脈の写真を撮影することはできない。
静脈における生体特徴点とは、静脈分岐点、ある静脈分岐点と他の静脈分岐点の位置関係、特定の静脈線と他の静脈線との相対的な位置関係、静脈の太さ、静脈の屈折点と屈折角度、静脈写真の画像、特異性のある静脈パターン等の総称である。
また、本発明では、処理効率を向上させるために細分化領域を単位として、アドレス変換処理と白黒反転処理を行っているが、画素そのものを移動させても良いし、白黒ではなくカラーを使用する場合には、他の色への変換処理を行ってもよい。
図1において、生体情報照合システムは、生体情報照合サブシステム100と生体情報管理サブシステム200から構成され、生体情報照合サブシステム100と生体情報管理システム200はネットワーク10により接続されている。
生体情報照合サブシステム100は、利用者の生体情報を読み取るための生体情報認識装置101、近赤外線光源102、カメラ103、制御装置105、記憶装置107から構成されている。
生体情報管理サブシステム200は、サーバ201と記憶装置203から構成されている。また、サーバ201の内部では、管理プログラム202が動作するようになっている。また、記憶装置203には、マスクパターンテーブル204、画像マスター205、画像マスター管理データ206、画像管理データ207が格納されるようになっている。また、サーバ201では、秘匿化画像情報110、復元画像情報208が中間ファイルとして使用される。
マスクパターンテーブル108には、管理番号、細分化サイズの幅と高さ、細分化領域1の入替先アドレスと白黒反転区分から始まり、細分化領域nの入替先アドレスと白黒反転区分まで、及び作成年月日が項目として設定されている。また、細分化サイズとは、対象となる全体画像を定義された幅と高さで分割したものであり、この細分化領域を単位として、場所の入れ替え及び白黒反転処理を実施する。また、白黒反転区分が’0’の時は白黒反転を実施せず、白黒反転区分が’1’の時は白黒反転を実施する。また、白黒反転とは、反転処理の対象となる細分化領域において、例えば、256階調で表現されたグレースケールを128階調と129階調に相当する画素はそのままにし、その他の階調に属する画素のグレースケールを反転させる処理であり、この白黒反転処理と細分化領域の入れ替えにより、画像を秘匿化している。また、入替先アドレスとは、細分化した領域の移動先として設定したアドレスである。
また、ファィル名の一桁目には’G’を、ファイル名の二桁目以降には画像管理番号又は画像マスター管理番号をセットして使用する。また、画像管理番号又は画像マスター管理番号の上二桁は西暦年の下二桁とし、三桁目以下の桁数は年間に発生するデータ件数を上回る桁数を設定する。
マスクパターンテーブル204には、管理番号、細分化サイズの幅と高さ、細分化領域1の入替先アドレスと白黒反転区分から、細分化領域nの入替先アドレスと白黒反転区分まで、及び作成年月日が項目として設定されている。
また、画像マスター管理データ206では、画像マスター管理番号が個々のデータをユニークにするキーとなっている。
復元画像情報208は、秘匿化した画像を構成する細分化領域のアドレスを元のアドレスに戻した後、一部の細分化領域に対して白黒反転処理を行って復元した画像である。
また、ファィル名の一桁目には’F’を、ファイル名の二桁目以降には画像マスター管理番号又は画像管理番号をセットして使用する。
図5において、生体情報管理サブシステム200の管理プログラム202は、全体画像をシステム運用管理者が定義した細分化サイズの幅と高さに基づいて分割し、細分化された領域に対して連続した管理番号を付与する(S100)。
次に、生体情報照合サブシステム100では、制御装置105で動作している認識プログラム106が、生体情報管理サブシステム200から二件の画像管理データ207を受信する(S135)。
生体情報管理サブシステム200から受信した二件目の画像管理データ207の「撮影角度」に生体情報認識装置101から受信した二件目の写真の撮影角度をセットし、生体情報管理サブシステム200から受信した画像マスター管理データ206の「画像採取時刻」に生体情報認識装置101から受信した二件目の写真の画像採取時刻をセットして、二件目の画像管理データ207を更新する(S138)。
図6において、静脈パターンを用いて本人確認する場合の動作は以下のとおりとなる
制御装置105では、認識プログラム106が、生体情報認識装置101から受信した一件目の写真を画像処理して静脈パターンを抽出し、抽出した静脈パターンのファイル名称の一部に生体情報管理サブシステム200から受信した一件目の画像マスター管理データ206に含まれている画像マスター管理番号を付与して画像情報109を作成した後、一件目の画像マスター管理データ206の「撮影角度」に生体情報認識装置101から受信した一件目の写真の撮影角度をセットし、一件目の画像マスター管理データ206の「画像採取時刻」に生体情報認識装置101から受信した一件目の写真の画像採取時刻をセットして、生体情報管理サブシステム200から受信した一件目の画像マスター管理データ206を更新する(S117)。
Claims (5)
- 利用者の生体に関する生体情報を用いて本人確認を行う生体情報照合システムにおいて、
前記生体を複数の角度から撮影した複数の生体画像のそれぞれとその撮影角度が対応付けられた多面写真情報である基準情報を予め記憶しておく記憶装置と、
複数の角度のそれぞれから前記生体を撮影した複数の生体画像を受付ける手段と、
前記受付けられた複数の生体画像のそれぞれとその撮影角度を対応付けて多面写真情報を作成する手段と、
記憶された前記基準情報と生成された前記多面写真情報を比較して、前記利用者に対する認証処理を実行する手段とを有することを特徴とする生体情報照合システム。 - 請求項1に記載の生体情報照合システムにおいて、
前記基準情報に含まれる生体画像および受付けられる前記生体情報は、それぞれが所定の撮影角度に設置された複数の撮影装置で、同時に撮影されることを特徴とする生体情報照合システム。 - 請求項1または2のいずれかに記載の生体情報照合システムにおいて、
前記生体は、静脈であることを特徴とする生体情報照合システム。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の生体情報照合システムにおいて、
さらに、前記基準情報に含まれる生体画像および受付けられる前記生体情報それぞれを細分化したマトリックス情報を生成し、作成したマトリックスにおいて細分化した領域の位置をランダムに入れ替える処理を行い、マスク情報を生成する手段を有し、
前記比較する手段は、前記マスク情報同士を比較することを特徴とする生体情報照合システム。 - 請求項4に記載の生体情報照合システムにおいて、
前記マスク情報を生成する手段は、前記マスク情報に対して入れ替えた領域の中から、中間色を基準として画像の白黒反転処理を行う領域をランダムに選定することを特徴とする生体情報照合システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005352845A JP4670619B2 (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 生体情報照合システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005352845A JP4670619B2 (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 生体情報照合システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007151897A JP2007151897A (ja) | 2007-06-21 |
JP4670619B2 true JP4670619B2 (ja) | 2011-04-13 |
Family
ID=38236987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005352845A Active JP4670619B2 (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 生体情報照合システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4670619B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160090047A (ko) | 2015-01-21 | 2016-07-29 | 현대자동차주식회사 | 차량, 차량의 제어 방법 및 차량에 포함되는 동작 인식 장치 |
KR101809916B1 (ko) * | 2017-07-19 | 2018-01-25 | 현대자동차주식회사 | 차량, 차량의 제어 방법 및 차량에 포함되는 동작 인식 장치 |
EP3877885A4 (en) * | 2018-11-07 | 2021-12-08 | Element AI Inc. | REMOVAL OF SENSITIVE DATA FROM DOCUMENTS FOR USE AS TRAINING KITS |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09139932A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-05-27 | At & T Corp | ビデオ・スクランブリング |
JP2004164652A (ja) * | 2003-11-25 | 2004-06-10 | Hitachi Ltd | 個人認証装置 |
-
2005
- 2005-12-07 JP JP2005352845A patent/JP4670619B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09139932A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-05-27 | At & T Corp | ビデオ・スクランブリング |
JP2004164652A (ja) * | 2003-11-25 | 2004-06-10 | Hitachi Ltd | 個人認証装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007151897A (ja) | 2007-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9946865B2 (en) | Document authentication based on expected wear | |
US20190228174A1 (en) | Secure digital fingerprint key object database | |
CN110008813B (zh) | 基于活体检测技术的人脸识别方法和系统 | |
JP7165746B2 (ja) | Id認証方法および装置、電子機器並びに記憶媒体 | |
JP5064563B2 (ja) | イメージパズル型暗号化イメージを用いた暗号化システム | |
CN110073368B (zh) | 用于认证插图的方法 | |
US20060157559A1 (en) | Systems and methods for document verification | |
RU2346395C2 (ru) | Криптографически защищенная идентификация личности | |
JP2003058889A (ja) | 個人識別方法及び個人識別装置 | |
JP2003168084A (ja) | 本人認証システム及び方法 | |
Pinto et al. | Counteracting presentation attacks in face, fingerprint, and iris recognition | |
Grother et al. | Biometric specifications for personal identity verification | |
CN111460435A (zh) | 一种用户注册方法、验证方法和注册装置 | |
Agarwal et al. | Reflective SIFT for improving the detection of copy-move image forgery | |
JPH07311850A (ja) | 識別方法および識別装置 | |
JP4670619B2 (ja) | 生体情報照合システム | |
US20240005691A1 (en) | Validating identification documents | |
KR101748136B1 (ko) | 디지털 이미지를 이용한 인증 방법, 이를 위한 애플리케이션 시스템, 디지털 이미지 판단시스템, 및 인증 시스템 | |
JP5998090B2 (ja) | 画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラム | |
Samal | Minimum resolution for human face detection and identification | |
JP5279007B2 (ja) | 照合システム、照合方法、プログラム及び記録媒体 | |
Partala et al. | Improving robustness of biometric identity determination with digital watermarking | |
Mansfield et al. | Feasibility study on the use of biometrics in an entitlement scheme | |
JP2007156936A (ja) | 生体情報照合システム | |
JP7100774B1 (ja) | 認証システム、認証方法、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110103 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4670619 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128 Year of fee payment: 3 |