JP4670416B2 - 組み合わせ眼鏡レンズ - Google Patents

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本発明は、補助レンズを基本レンズに着脱自在に装着することができる組み合わせ眼鏡レンズに関する。
従来より、下記の特許文献に示すように、眼鏡フレームの前面にサブレンズをクリップ式や磁力等を利用して着脱自在に装着できる前掛け式眼鏡が知られている。
また、本発明者は、累進屈折力を有する基本レンズとこの基本レンズの設計タイプなどを変換できる屈折力を有する補助レンズからなる組み合わせ眼鏡レンズを提案している。この組み合わせ眼鏡レンズにおいても、基本レンズは眼鏡フレームに装着して用い、補助レンズは基本レンズに着脱自在に装着して用いられる。そのため、組み合わせ眼鏡レンズの補助レンズの着脱機構は従来の前掛け式眼鏡を利用することが考えられる。
特開2003−315751号公報 登録実用新案公報第3054606号
ところが、本発明者が提案した組み合わせ眼鏡レンズにおいては、基本レンズと補助レンズが共に累進的な屈折面を有しているため、実際に使用するときには、相互に正確な位置に重ね合わせないと、所定の光学性能が得られない。また、所定の光学性能を発揮させるため基本レンズと補助レンズとを密着させて使用することが望ましい。
従来の前掛け式眼鏡では、基本レンズと補助レンズをこのような正確な組み合わせ位置でかつ密着させて配置することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、基本レンズに補助レンズを組み合わせの位置精度を確保しながら着脱自在に密着させて装着することができる組み合わせ眼鏡レンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1に、眼鏡フレームに取り付けられる基本レンズとこの基本レンズと組み合わされる補助レンズとからなり、前記基本レンズの前記補助レンズと組み合わされる屈折面の少なくとも2箇所に第1磁着部が埋設され、前記補助レンズの前記基本レンズと組み合わされる屈折面の前記第1磁着部と対応するそれぞれの位置に第2磁着部が埋設され、前記基本レンズに前記補助レンズを前記第1磁着部と前記第2磁着部との間の磁力を介して着脱自在に装着できることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズは、基本レンズと補助レンズそれぞれに磁着部を埋め込み、これらの磁着部同士の磁力で着脱自在にする機構を採用することにより、フレームにレンズを装着するのではなく、基本レンズに補助レンズを直接装着するので、組み合わせ位置精度に優れると共に、互いに密着させることができる。
本発明は、第2に、上記第1の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記第1磁着部と前記第2磁着部のいずれか一方に嵌合凹部が設けられ、他方に前記嵌合凹部に嵌る嵌合凸部が設けられていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
磁着部に設けられた嵌合凹部と嵌合凸部の組み合わせにより、組み合わせ位置精度が確実になると共に、補助レンズが基本レンズから脱落したり位置ずれすることがなくなる。
本発明は、第3に、上記第1又は2の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記基本レンズが、累進屈折力レンズであり、前記補助レンズが、前記基本レンズと組み合わされて合成された屈折力が前記基本レンズが有する累進屈折力と部分的に又は全面にわたって異なるような屈折力を有することを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
本発明者が提案したこのような組み合わせ眼鏡レンズにおいては、良好な組み合わせ位置精度が必要であり、本発明の着脱機構を採用することが有効である。
本発明は、第4に、上記第1〜3いずれかの組み合わせ眼鏡レンズにおいて、前記基本レンズが、眼球側の屈折面に前記累進屈折面を有し、物体側の屈折面が球面又はトーリック面に形成され、前記補助レンズの眼球側の屈折面が前記基本レンズの物体側の屈折面とほぼ同じ球面又はトーリック面に形成されていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズを提供する。
これにより、基本レンズの物体側の屈折面に補助レンズの眼球側の屈折面を密着させることが可能になる。
以下、本発明の組み合わせ眼鏡レンズの実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズは、眼鏡フレームに取り付けられる基本レンズとこの基本レンズと組み合わされる補助レンズとからなる。基本レンズには、補助レンズと組み合わされる屈折面の少なくとも2箇所に第1磁着部が埋設されている。補助レンズには、基本レンズと組み合わされる屈折面の第1磁着部と対応するそれぞれの位置に第2磁着部が埋設されている。これにより、基本レンズに補助レンズを第1磁着部と第2磁着部との間の磁力を介して着脱自在に装着できるようになっている。
まず、組み合わせ眼鏡レンズを構成する基本レンズと補助レンズについて説明する。基本レンズは、眼鏡フレームに取り付けられて視力の矯正に用いられるもので、単焦点レンズ、累進屈折力レンズ等通常の眼鏡レンズを使用することができる。本発明者が提案している設計タイプを変換することができる組み合わせ眼鏡レンズでは、累進屈折力レンズを用いる。
累進屈折力レンズは、所定の距離、例えば遠方又は中間距離にあるものを見るときに必要な屈折力を有する上方の第1屈折部と、第1屈折部と異なる屈折力を有する、例えば近くを見るときに必要な屈折力を有する下方の第2屈折部と、これらの第1屈折部と第2屈折部の間で連続的に屈折力が変化している中間の累進部とに区分されている累進屈折面を有するレンズである。
累進屈折力レンズには、用途別の設計では、例えば、遠用視野と近用視野の両方をバランスよく配置し、累進帯長を10〜16mm程度にして近方視時の目の回旋がし易いように設計されたいわゆる遠近タイプがある。また、1m前後の中間領域から手元までの視野を重視したいわゆる中近タイプ、特に手元での視野を重視したいわゆる近近タイプとがあり、これらの中近タイプや近近タイプでは中間視での広い視野を実現するために累進帯長が19〜25mm程度と長く設計されている。また、歪曲収差と非点収差の分布の設計では、遠用部と近用部を広くし、狭い累進部に収差を集中させた収差集中型と、遠用部と近用部を狭くし、累進部を広くして中間部における収差を拡散させた収差分散型とに大別することができる。基本レンズとして用いる累進屈折力レンズは何れの設計タイプのものでもよい。
補助レンズは、例えば、サングラスとして用いるために調光や偏光機能を有する屈折力がない単板、近視用の単焦点の基本レンズに老眼用の屈折力を付加する老眼用レンズを例示することができる。また、本発明者が提案している累進屈折力を有する基本レンズの設計タイプなどを変換できる累進的な屈折力を有するレンズを例示することができる。
累進屈折力を有する基本レンズの設計タイプなどを変換できる累進的な屈折力を有する補助レンズは、例えば、遠近タイプの基本レンズと組み合わされた合成の屈折力が中近タイプや近近タイプとなるように変換することができる。また、中近タイプや近近タイプの基本レンズと組み合わされて遠近タイプに変換することができる。また、中近タイプの基本レンズと組み合わされて近近タイプに変換したり、この逆の変換もすることができる。累進屈折力レンズの設計タイプを変換するためには、基本レンズと補助レンズとを合成した屈折力が、加入度数、累進開始点及び累進終了点のいずれか1つ以上において基本レンズが有する屈折力と異なっているように補助レンズの屈折力を設定する。更に、補助レンズは、収差集中型の基本レンズと組み合わされて収差分散型に、あるいは収差分散型の基本レンズと組み合わされて収差集中型へ変換することも可能である。更に、基本レンズの設計タイプを変更せずに遠用部又は近用部の度数を変更する、即ち加入度数だけを変更することができる。
上記累進的な屈折力を有する補助レンズの屈折力は、基本レンズの屈折力と合成した屈折力が変換して得ようとする組み合わせ眼鏡レンズの屈折力となるようにする必要がある。即ち、基本レンズの所定の位置における屈折力と変換して得ようとする組み合わせ眼鏡レンズの基本レンズの所定の位置と対応する位置における屈折力との差とする必要がある。
図5は、設計タイプを変換する例として、遠近タイプの基本レンズと補助レンズとを組み合わせて中近タイプの組み合わせ眼鏡レンズとする場合の基本レンズ、補助レンズ及び組み合わせ眼鏡レンズのそれぞれの主子午線上の屈折力の変化を示すグラフである。横軸の主子午線上の位置の数字がゼロの位置はフィッティングポイントの位置である。縦軸の屈折力の単位はディオプトリー(D)であり、屈折力の変化値を示している。
図5に示す屈折力変化Aを有する遠近タイプの累進屈折力レンズの基本レンズと屈折力変化Bを有する補助レンズとを組み合わせた組み合わせ眼鏡レンズは、合成屈折力変化Cを有する累進帯長が長くフィッティングポイントの位置で中間距離を見るための屈折力になっている中近タイプの累進屈折力レンズとなる。
このような基本レンズと補助レンズの組み合わせは、遠方視を主として使用する外出時には、遠近タイプの基本レンズだけを使用することにより快適な視野が得られる。室内で仕事をするときには基本レンズに補助レンズを装着すると、得られた組み合わせ眼鏡レンズは中近タイプとなり、デスクワークで快適な視野が得られる。
補助レンズは基本レンズの屈折力を補完するだけの機能でよいので、大きな屈折力の変化を持たせる必要がない。補助レンズの屈折力を実現する屈折面の形状は、近似球面形状に対して±0.2mm程度となり、ほぼ一定の厚みの形状となる。そのため、補助レンズを例えば1mm程度の厚さとすることが可能であり、軽量とすることができるため、補助レンズを装着しても装着感を損なうことはない。
基本レンズと補助レンズとを密着させて組み合わせるために、基本レンズの眼球側の屈折面に累進屈折面を設け、物体側の屈折面を球面又はトーリック面とすることが好ましい。一方、補助レンズは、眼球側の屈折面を基本レンズの物体側の屈折面とほぼ同じ曲面の球面又はトーリック面に形成し、物体側の屈折面に基本レンズの屈折力を変更する屈折力を与えるようにすることが好ましい。このような基本レンズを眼球側に、補助レンズを物体側に配置して組み合わせると、基本レンズの物体側の屈折面と補助レンズの眼球側の屈折面とを密着させることができる。
本発明者が提案した設計タイプを変換することができる組み合わせ眼鏡レンズにおいては、基本レンズと補助レンズが共に累進的な屈折面を有しているために、実際に使用するときには、相互に正確な位置に重ね合わせないと、所定の光学性能が得られない。また、狙い通りの光学性能を発揮させるため、基本レンズと補助レンズとを密着させて使用することが望ましい。このため、基本レンズに補助レンズを組み合わせの位置精度を確保しながら着脱自在に密着させることができる本発明の着脱機構を採用することが好ましい。
次に、図面を参照しながら本発明の組み合わせ眼鏡レンズの一実施形態について具体的に説明する。図1は、本発明の組み合わせ眼鏡レンズの一実施形態における磁着部を含む断面構造を示す。図2は、眼鏡フレームに取り付けられた基本レンズの一実施形態を正面側から見た正面図である。図3は、図2に示す基本レンズと組み合わされる補助レンズの一実施形態を正面側から見た正面図である。また、図4は、基本レンズと補助レンズを重ね合わせて使用するときの正面側から見た正面図である。図2〜図4で図示している実施形態では、本発明者が提案している累進屈折力を有する基本レンズとこの基本レンズの設計タイプなどを変換できる屈折力を有する補助レンズからなる組み合わせ眼鏡レンズを示している。図2〜図4では、各レンズの収差分布を模式的に破線で示している。図示しているレンズは、基本レンズが遠近タイプの累進屈折力レンズであり、補助レンズと組み合わされた組み合わせ眼鏡レンズの合成屈折力が中近タイプとなる例で説明している。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズ1は、基本レンズ2の補助レンズ3が装着される屈折面側に第1磁着部4が少なくとも2箇所埋設されている。図1に示す基本レンズ2は累進屈折力レンズであり、眼球側の屈折面22に累進屈折力を与える累進屈折面が設けられ、物体側の屈折面23は球面に形成されている。図2では、左右一対の基本レンズ2が眼鏡フレーム6の左右一対のリム61に取り付けられたときに左右の上端に第1磁着部4がそれぞれ埋設されている形態を示している。第1磁着部4は透明にできないため、できるだけ視野を妨げない位置に設けることが好ましい。2箇所以上に設けるのは1箇所では補助レンズ3の組み合わせ精度を維持できないからである。組み合わせ精度を良好にするため、第1磁着部4,4間の離間距離をなるべく大きくすることが好ましい。そのため、眼鏡フレームに納められた基本レンズの左右の上端部それぞれに第1磁着部4を配置することが好ましい。第1磁着部4は、図1に示すように、例えば中央に円柱状の嵌合凹部41が設けられた円板形状の磁石で構成され、嵌合凹部41が屈折面23の表面に表れるように、かつ第1磁着部4の表面が基本レンズ2の物体側の屈折面23と面一になるように埋め込まれている。そのため、嵌合凹部41は基本レンズ2の物体側の屈折面23の法線方向に凹んでいる。
累進屈折力レンズの基本レンズ2の物体側の屈折面23には、図2に示すように、フィッティングポイントあるいはフィッティングポイントを定義するための基準となる設計基準点と水平方向を示すためのS字のロゴのアライメント基準マーク24が隠しマークとして2箇所に設けられている。累進屈折力レンズではISOやJISの規定によりアライメント基準マーク24を設けることが義務づけられている。そのアライメント基準マーク24はレンズ上に水平距離で34mm離れて2箇所と決められている。
基本レンズ2は、図2に示すように、眼鏡フレーム6のリム61に嵌め込まれた状態でそのまま通常の眼鏡として視力の矯正に用いられる。基本レンズ2が遠近タイプの累進屈折力レンズの場合、外出するときには基本レンズ2で快適な視野が得られる。
一方、補助レンズ3は、図3に示すように、左右一対で用いられ、基本レンズ2と重ね合わせたときに存在を目立たなくするため、眼鏡フレーム6に取り付けられている基本レンズ2の前面の形状と同じ形状に玉型加工されている。補助レンズ3には、基本レンズ2に設けられている第1磁着部4と対応する位置の2箇所、即ち左右の上端部それぞれに第2磁着部5が埋設されている。図1に示す補助レンズ3は、眼球側の屈折面32が基本レンズ2の物体側の屈折面23と同じ形状の球面に形成され、物体側の屈折面33に基本レンズ2の屈折力を変換できる屈折力が与えられている。第2磁着部5は、薄い補助レンズ3に埋め込むことができるように第1磁着部4と同じ形状の円形の磁性体の金属板で構成されている。第2磁着部5は補助レンズ3の眼球側の屈折面32とほぼ面一となるように埋め込まれている。図1では、補助レンズ3が薄いため、第2磁着部5が補助レンズ4を貫通しているように図示されている。第2磁着部5の中央には第1磁着部4の嵌合凹部41に嵌め合わされる円柱形状の嵌合凸部51が設けられ、嵌合凸部51は補助レンズ3の屈折面32からほぼ法線方向に突出している。
補助レンズ3の眼球側の屈折面32には、基本レンズ2のアライメント基準マーク24と重なる位置にアライメントマーク34が隠しマークとして設けられている。図示しているアライメントマーク34はアライメント基準マーク24を囲むような円形の線となっているが、アライメントマーク34はどのような図形でもよい。アライメントマーク34の中心間の距離は水平距離で34mmである。2つのアライメントマーク34,34の中心を結ぶ線の中点が補助レンズ3のフィッティングポイントあるいはフィッティングポイントを定義するための基準となる設計基準点である。アライメントマーク34は玉型加工の際の基準位置と方向を示す機能を有する。
また、図3に示す左右一対の補助レンズ3,3は、眼鏡フレーム6の左右のリム61を連結するブリッジ62と同じ位置にある連結部材7で連結されている。連結部材7は繊維や可撓性プラスチック製のフィルムなど折曲可能な素材で形成されている。連結部材7は左右の補助レンズ3,3を一体化して保管、管理を便利にするものである。
例えば、室内でデスクワークをするときに、補助レンズ3の第2磁着部5の嵌合凸部51を眼鏡フレーム6に取り付けられている基本レンズ2の第1磁着部4の嵌合凹部41に嵌め込むと、図1に示すように、2箇所の第2磁着部5の嵌合凸部51が2箇所の第1磁着部4の嵌合凹部41に嵌ると共に、第2磁着部5が第1磁着部4に磁着される。また、基本レンズ2の物体側の屈折面23と補助レンズ3の眼球側の屈折面32が密着する。更に、図4に示すように、基本レンズ2の2箇所の第1磁着部4と補助レンズ3の2箇所の第2磁着部5とが嵌合凸部51と嵌合凹部41の嵌め合いにより、補助レンズ3が正確に位置決めされて基本レンズ2に装着される。正確に位置決めして組み合わされたことは、正面側から見て基本レンズ2のアライメント基準マーク24を補助レンズ3のアライメントマーク34で同じ中心位置で囲んでいることを視認することにより容易に確認することができる。基本レンズ2と補助レンズ3とが組み合わせ精度が良好な状態でかつ相互の屈折面が密着して重ね合わされると、基本レンズ2と補助レンズ3とを合成した合成屈折力は、基本レンズ2の遠近タイプから狙い通りの中近タイプへと変換される。
基本レンズ2に補助レンズ3を装着すると、第1磁着部4の嵌合凹部41に第2磁着部5の嵌合凸部51が嵌り込んでおり、しかも、これらの嵌合凹部41と嵌合凸部51が水平方向からやや傾斜しているので、第2磁着部5が第1磁着部4に磁着されていることに加えて補助レンズ3の自重がこれらの嵌合凹部41と嵌合凸部51に加わり、嵌合凸部51が嵌合凹部41にしっかりと保持されるため、補助レンズ3は落下したり位置ずれしたりすることがなく、組み合わせ精度を維持したまま快適に使用することができる。
外出するときに遠近タイプが必要なときは、補助レンズ3を基本レンズ2から離すような力を加えると、第1磁着部4と第2磁着部5の磁着が解除され、補助レンズ3を基本レンズ2から容易に分離することができる。
上記説明では、第1磁着部と第2磁着部を磁石と磁性体の金属として説明しているが、両方とも磁石で構成してもよい。また、それぞれ2箇所に設けた例で図示しているが、3箇所以上に設けてもよい。また、嵌合凸部を補助レンズに設け、嵌合凹部を基本レンズに設けた例で説明しているが、これらを逆にしてもよい。また、第1磁着部と第2磁着部を設ける位置は任意である。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズは、視力の矯正の分野に利用することがでできる。
本発明の組み合わせ眼鏡レンズの断面図。 眼鏡フレームに取り付けられた基本レンズの正面図。 補助レンズの正面図。 基本レンズに補助レンズを重ねた組み合わせ眼鏡レンズの正面図。 基本レンズ、補助レンズ、組み合わせ眼鏡レンズの屈折力変化を示すグラフ。
符号の説明
1:組み合わせ眼鏡レンズ、2:基本レンズ、22:眼球側屈折面、23:物体側屈折面、24:アライメント基準マーク、3:補助レンズ、32:眼球側屈折面、33:物体側屈折面、34:アライメントマーク、4:第1磁着部、41:嵌合凹部、5:第2磁着部、51:嵌合凸部、6:フレーム

Claims (3)

  1. 眼鏡フレームに取り付けられる基本レンズとこの基本レンズと組み合わされる補助レンズとからなり、前記基本レンズの前記補助レンズと組み合わされる屈折面の少なくとも2箇所に第1磁着部が埋設され、前記補助レンズの前記基本レンズと組み合わされる屈折面の前記第1磁着部と対応するそれぞれの位置に第2磁着部が埋設され、前記基本レンズに前記補助レンズを前記第1磁着部と前記第2磁着部との間の磁力を介して着脱自在に装着できる組み合わせ眼鏡レンズであって、
    前記第1磁着部に嵌合凹部が設けられ、前記第2磁着部に前記嵌合凹部に嵌る嵌合凸部が設けられ、
    前記嵌合凹部は前記基本レンズの物体側の屈折面の法線方向に凹んでいることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  2. 請求項1記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記基本レンズが、累進屈折力レンズであり、前記補助レンズが、前記基本レンズと組み合わされて合成された屈折力が前記基本レンズが有する累進屈折力と部分的に又は全面にわたって異なるような屈折力を有することを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
  3. 請求項1又は2記載の組み合わせ眼鏡レンズにおいて、
    前記基本レンズが、眼球側の屈折面に前記累進屈折面を有し、物体側の屈折面が球面又はトーリック面に形成され、
    前記補助レンズの眼球側の屈折面が前記基本レンズの物体側の屈折面とほぼ同じ球面又はトーリック面に形成されていることを特徴とする組み合わせ眼鏡レンズ。
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