JP4668899B2 - 屈折型x線エレメント - Google Patents

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Description

本発明は、一部が除去された材料を備えたタイプのX線ビームを屈折させるのに適した屈折型エレメントに関する。本発明はまた、屈折型エレメントを備えたレンズに関する。
同じ発明者及び同じ出願人による、X線のための屈折構造に関する国際公報は、詳細には低Z材料の部材を備えたレンズに関している。低Z材料は、X線源から放出されるX線を受け取るようになされた第1の端部、及び第1の端部で受け取ったX線が出現する第2の端部を有している。この低Z材料は、さらに、第1の端部と第2の端部の間に配置された、実質的に三角形の形で形成された複数の溝を備えている。この複数の溝は、第1の端部で受け取ったX線が低Z材料の部材及び複数の溝を通過して第2の端部から出現し、焦線に向かって屈折するように配向されている。
複数プリズム・レンズ(MPL)若しくは別名鋸歯屈折レンズの開口は、たとえばWO 0112345に記載されているように、レンズ材料中におけるビームの吸収によって制限されている。レンズの強度透過関数は、
Figure 0004668899

で与えられる平方自乗平均(rms)幅のガウス関数である。上式でFは焦点距離、δは屈折率の実数部の減少分、lは減衰長である。また、この開口は、可能強度利得及び回折限界解像度を制限している。焦点距離を除き、開口は、材料特性のみの関数であり、したがって真に物理的に制限されている。可能な最も原子番号の小さい材料を選択すると、この物理的な制限が最大化される。これまでのところ、様々な重合体、ダイヤモンド、ベリリウム、ケイ素及びリチウムがレンズ材料として使用されている。当然、材料の選択も、利用可能な製造方法によって制限されており、さらにはコストの問題によって制限されている。
レンズの集束パワーは、出力波の位相シフト(phase-shift)の関数である。円筒波(=位相シフト)が生成されると、波は線集束に収束することになる。規則的なMPLでは、レンズ開口の大部分で波の位相が2π(即ち360°)をはるかに超えてシフトする。つまり、光線は、
2π=λ/δ (2)
で与えられる2π位相シフト長より分厚い材料の厚さを通過することができる。この長さは、硬X線の場合、10〜100μm程度である。λは波長である。
本発明の好ましい実施例の主な目的は、上で言及した限界を克服することである。
したがって、本発明の好ましい実施例と上記の国際公報との間の主な相違は、材料を少なくすることによって特性を改善することである。
したがって、MPLの吸収が少なくなる。レンズ開口及び強度利得が著しく増加し、また、回折限界解像度が改善される。したがって波の位相が不変であり、集束特性が変化することはない。
そのために、本発明の好ましい実施例によれば、屈折型X線エレメントが提供される。X線を屈折させるのに適したこの屈折型エレメントは、光線源から放出される光線を受け取るようになされた第1の端部と、第1の端部で受け取った光線が出現する第2の端部とを有する低Z材料のボディを備えている。この屈折型エレメントは、実質的に全く同じプリズムを積み重ねた複数の列を備えている。プリズムは、2πの倍数の位相シフト長(Lπ )の倍数に相当する材料を除去することによって製造されている。このエレメントの強度透過率は、
T(y)=exp(−X(y)/l)=exp(−k|y|l)
であることが好ましい。X(y)はエレメントを通る光線の総経路長、lは減衰長、kは定数、yは光軸までの距離である。実効開口は、
Figure 0004668899

で定義される。上式でFは焦点距離、δは屈折率の実数部の減少分、lは減衰長、Θはプリズムの辺角である。開口増加係数(AIF)は、
Figure 0004668899

で定義される。上式でσabsはMPL開口の平方自乗平均幅、L2πは2π位相シフト長、Θはプリズムの辺角である。
このエレメントは、ケイ素若しくはダイヤモンドのうちの1つ又は複数からなっていることが最も好ましい。
好ましい実施例によれば、入射する光線に対するエレメントの一方の端部の偏差長(y)によって焦点距離が制御されている。
また、本発明は、光線源から放出される光線を受け取るようになされた第1の端部と、第1の端部で受け取った光線が屈折する第2の端部とを有する低Z材料を備えたボディを備えた、X線に適したレンズに関している。このレンズは、2つの部分を備えており、各々の部分は、それぞれ実質的に全く同じプリズムを積み重ねた複数の列を有しており、互いに一定の角度で配置されている。プリズムは、2πの倍数の位相シフト長(Lπ )の倍数に相当する材料を除去することによって製造されている。複数の列は互いに変位している。一実施例では、前記複数の列が互いに回転している。この複数の列は、直列に配置することも可能である。
また、本発明は、少なくともX線源と、検出器アセンブリとを備え、さらに、上で言及した特徴を有する屈折型エレメントを備えたX線装置に関している。
また、本発明は、少なくともX線源と、検出器アセンブリとを備え、さらに、上で言及した特徴を有するレンズを備えたX線装置に関している。
また、本発明により、上で言及した特徴を有するエレメントを製造するための方法が提供される。この方法には、プリズム・パターンを備えたエレメントを提供するステップと、組み立てるべきプリズムを前記エレメントに提供するために、前記エレメントの一部を除去するステップが含まれている。プリズム・パターンは、リソグラフィ・パターニングによって提供されることが好ましい。この除去は、後続する、ケイ素中へのマクロエッチングによって達成される。
また、本発明により、複数プリズム・レンズ内における吸収を少なくするための方法が提供される。この方法には、2πの倍数の位相シフトをもたらす材料のみを除去するステップが含まれている。
以下、本発明について、添付の図面を参照して、何ら制限されることのない方法で説明する。
基本的な着想は、L2πの倍数に相当する材料、好ましくは低Z材料でできた材料を除去することである。したがって、2πの倍数の位相シフトをもたらす材料のみを除去することによってMPLの吸収が低減されるが、吸収が著しく低減されるため、延いては開口が大きくなる。これは、フレネル・レンズの概念に類似しているが、提案されているレンズは、依然として平らな表面のみを備えた構造からなっていることに留意されたい。また、レンズとビーム方向の間の角度(α)を変更することによって、依然として機械的に焦点距離を変更することができる。
最初に、図1aに略図で示す、幅が2π位相シフト長(b)のプリズム10を通るチャネル11が構築された構造について考察する。続いて、レンズの内部が階段状プロファイルを有するまで、幅が2π位相シフト長の倍数(m.b.)のチャネル11bが構築される。
より優れた方法は、図2に示すように、中空プリズム20を一列の全く同じ微小プリズム21の中に詰め込むことである。図2は、本発明の第1の態様による屈折型エレメントの好ましい実施例を示したものである。
図3は、本発明の第2の態様によるレンズ30を示したもので、図2に示す屈折型エレメント20を2つ備えている。このレンズは、屈折型エレメントの一方の端部でエッジとエッジを合わせ、もう一方の端部ではエッジとエッジを間隔を隔てて配置することによって形成されており、したがって実質的に三角形のレンズを形成している。一方のゲーブルに入射した光線35a、つまり屈折型エレメントのエッジとエッジが合わさった端部に入射した光線35aは、間隔を隔てたエッジで屈折し、且つ、集束して光線35bになる。焦点距離は、yによって制御されることが好ましい。
以下の定義及び幾何学的関係は、図2に示す屈折型エレメント20に関して有効である。
Figure 0004668899

上式でΘは三角形プリズムの辺と辺の間の角度、hは三角形プリズムの高さ、bは三角形プリズムの底辺の幅、yは列の傾斜の高さ、yは列の高さ、Mは高さ方向のプリズム数、Lは列の長さ、Nは長さ方向のプリズム数、αは列の傾斜角である。
投影レンズ・プロファイルの計算
位相状態は、
b=nL2π=nλ/δ (4)
nは整数であり、以下ではn=1が仮定されている。δは屈折率の実数部の減少分、λは波長である。
横方向の位置yにおける第1の列の材料の厚さは、
x(y)=mod(2y/tanθ、b) (5)
である。mod()は割算後の余りである。
次の列は、距離δy=bα(αは小さい)だけ変位しており、i番目(0から始まる)の列の変位は、i・δyである。入射する光軸と平行の光線は、i番目の列の材料の、
Figure 0004668899

で与えられる厚さを通過することになり、総経路長は、
Figure 0004668899

である。
jが整数であり、且つ、0≦t≦1であるy=(j+t)δyとすると、
Figure 0004668899

である。
小規模変化
第1項は、複数プリズム・レンズでは良く知られている項である。y=−δy/2に頂点を有する放物線からの偏差は、
Figure 0004668899

である。
一定の位相シフトは無視することができ、すべての妥当な値に対して、線分に対するrms偏差、
Figure 0004668899

が計算される。放物線近似により、
Figure 0004668899

が得られる。焦点距離は、
Figure 0004668899

である。
式(10)の第2項は、波の位相を変化させることができない(±m・2π以外に)ため、この第2項が集束に対して影響することは一切ない。
大規模プロファイル
b=y・2δy/tanθにγを導入してこの項を考察する。
Figure 0004668899
したがって、
Figure 0004668899

であり、また、b=Lπ =λ/δであるため、
Figure 0004668899

である。整数にするためには、γをγ−1に置換しなければならないが、ほとんどの場合、γは比較的大きいため、生じる誤差は極めて小さい。
透過率及び利得
強度透過率は、
T(y)=exp(−X(y)/l)=exp(−k|y|l) (18)
であり、実効開口は、
Figure 0004668899

である。
複数プリズム・レンズの場合、
Figure 0004668899

である。
開口増加係数(AIF)は、
Figure 0004668899

であり、或いは場合によっては、
Figure 0004668899

でより分かり易く表現される。
たとえばダイヤモンドなどの材料を使用する場合、20keV、F=0.2mにおけるAIFは、AIF=4.5/tanθである。
材料とエネルギーは互いに依存している。
・コンプトン散乱を無視することができるよう、低エネルギーを仮定すると、
Figure 0004668899

である。
・光吸収を無視することができるよう、高エネルギーを仮定すると、
Figure 0004668899

である。ρは密度であり、Z=原子番号である。
したがって興味深い結果が、
・材料の密度がMPLには無関係の役割を果たしていること。
・MPLの場合より原子番号に対する依存性が強いこと。
・最適エネルギーが存在しないこと。低エネルギーの場合、開口(利得)がプラトーに到達すること。
であることは明らかである。
これらの要因が相俟って、ダイヤモンドをたとえば20keVにおけるケイ素(Si)より15倍良好にしている。MPLの場合、この比率は3未満である。
図4は、比較のために、吸収の少ないレンズと通常のMPLのレンズ透過率を示したものである。レンズ材料としてSiが使用されており、40keVにおいてF=83cmである。tanΘは、図の左側から右側へかけて、0.2、0.5及び1に変化しており、それぞれ5.1、2.5及び1.4のAIFを与えている。
図5は、比較のために、吸収の少ないレンズと通常のMPLのレンズ透過率を示したものである。レンズはダイヤモンドでできており、20keVにおいてF=27cmである。tanΘは、図の左側から右側へかけて、0.2、0.5及び1に変化しており、それぞれ11.3、7.9及び5.0のAIFを与えている。
次に、y=1の特殊な場合について調査する。y=1は、隣接する列が正確にプリズム1個分だけシフトし、X(y)t=0=0を与えていることを意味している。図6a及び6bに示すレンズを参照されたい。図6aは、実際のレンズを示したものであり、図6bは、光線投影プロファイルを示したものである。
上で引き出された表現式から、
Figure 0004668899

であることが分かる。
rms位相誤差は、
Figure 0004668899

であり、強度減少係数(IRF)は、
IRF=exp(−σΦ )=exp(−π30)=0.72 (26)
である。
したがって、完全な放物面レンズと比較すると、28%だけ強度が減少する。
2α=tanθを使用すると、
Figure 0004668899

が与えられる。
このエネルギー・レジームにおいては、ρ及びEをそれぞれg/cm及びkeVで表す場合、
δ=2・10−4ρE−2 (28)
を取ることが、どちらかと言えば良好な近似である。λ=12.4Å/Eを使用すると、
Figure 0004668899

が得られる。
たとえば15keV、F=2.1m・tanθのダイヤモンドの場合、tanθ=1/4とすると、F=13cmである。したがって、妥当なθの値で目標とする焦点距離を得ることができる。
この特殊なケースの場合、プロファイルは、
X(j、t)=t(j+1)L2π (30)
で与えられ、透過率は、
T(j、t)=exp(−t(j+1)L2π/l) (31)
である。
t全体で平均すると、
Figure 0004668899

が与えられる。
レンズ開口全体で合計すると、実効開口、
Figure 0004668899

が与えられる。
したがって「無限」開口を備えたレンズが提供されるが、j:sが大きい場合、この総数が増加する速度が極めて遅いため、このレンズは実際にはそれほど重要ではない。
ここでj=q・l/Lπ の変数を変更する。
Figure 0004668899

を取ることが良好な近似である。当然、D(y)→y、y→0である。
図7は、無次元パラメータqで記述された物理レンズ開口を関数とした透過率及び平均透過率を示したものである。これは、y=1の特殊な場合にのみ有効である。
以下ではq=10が仮定されている。Fに対するDの依存性を調べるためには、q=10がより有効であると思われる。いくつかの代数を経て、
Figure 0004668899

が得られる。
ここで、利得は(F<<s)であり、したがって、
Figure 0004668899

である。
本発明による屈折型エレメント及びレンズは、様々な方法で製造することができる。好ましい実施例によれば、標準のリソグラフィ・パターニング及び後続するケイ素中へのマクロエッチングによってこれらの構造を形成することができる。次に、これらのレンズをモールドとして使用してダイヤモンドを化学気相成長させることができる。最良の性能を得るためには、角度θは、化学気相成長プロセスが許容する限り小さくしなければならない。
本発明の好ましい実施例によるレンズは、図8に極めて簡単な略図で示す、X線源、レンズ80(屈折型エレメントの組合せ)及び検出器アセンブリ87を備えたX線装置86に使用することができる。当然、このX線装置は、複数の屈折型エレメント即ちレンズのアレイを備えることができ、また、レンズは、光線経路内の異なる位置に配置することができる。検出器アセンブリは、フィルム、半導体検出器、気体検出器などのいずれであっても良い。
上で説明したすべての計算は、1つのレンズの片方即ち屈折型エレメントのみを使用する場合に有効である。当然、MPLの場合、両方を使用して開口及び強度を2倍にすることができる。これらのレンズは、一方向にのみ集束する。一方のレンズが光軸の周りにたとえば90°回転する場合、2つのレンズを使用して点焦点を形成することができる。図9は、互いに直列に変位して配置された2つの屈折型エレメント90a及び90bを示したものである。エレメント90aは、光線95を水平方向に集束させるためのものであり、一方、エレメント90bは、垂直方向に集束させるようになされている。
本発明は、上で説明した実施例に何ら限定されず、特許請求の範囲の各請求項の範囲を逸脱することなく、多くの方法で変更することが可能である。また、上で説明した構造及び方法は、アプリケーション、機能ユニット、必要性及び要求事項等に応じて様々な方法で実施することができる。
本発明の一実施例によるエレメントの疎幾何学の略横断面図である。 本発明の好ましい一実施例による屈折型エレメントの密幾何学の略側面図である。 本発明の好ましい一実施例によるレンズ・エレメントの略側面図である。 本発明の一例示的実施例によるレンズ透過率を示すグラフである。 本発明の一例示的実施例による他のレンズ透過率を示すグラフである。 吸収が最少化されたMPLの特殊な事例を示す図である。 吸収が最少化されたMPLの特殊な事例を示す他の図である。 本発明の特殊な事例における物理レンズ開口を関数とした透過率及び平均透過率を示すグラフである。 本発明によるレンズを使用したX線装置を示す極めて簡単な正面図である。 本発明の一実施例による、直列に配置された2つの屈折型エレメントを示す極めて簡単な斜視図である。

Claims (18)

  1. 光線源から放出される光線を受け取るようになされた第1の端部と、前記第1の端部で受け取った前記光線が出現する第2の端部とを有する原子番号の小さい材料のボディを備えた、X線を屈折させるのに適した屈折型エレメント(10、20)であって、
    前記屈折型エレメントが、同じプリズム(21)を積み重ねた複数の列を備えたことを特徴とする屈折型エレメント。
  2. 前記プリズムが、第1のプリズム形のボディから材料を除去することによって製造され、前記除去は、2πの倍数の位相シフト長(L2π)の倍数に相当する幅を有するチャネルをもたらすことを特徴とする請求項1に記載のエレメント。
  3. 前記エレメントの強度透過率が、X(y)が前記エレメントを通る光線の総経路長であり、lが減衰長であり、kが定数であり、yが光軸までの距離である、
    T(y)=exp(−X(y)/l)=exp(−k|y|l)
    である、前記請求項のいずれかに記載のエレメント。
  4. 実効開口が、Fが焦点距離であり、δが屈折率の実数部の減少分であり、lが減衰長であり、Θが前記プリズムの辺角である、
    Figure 0004668899
    で定義される、前記請求項のいずれかに記載のエレメント。
  5. 開口増加係数(AIF)が、σabsが複数プリズム・レンズ(MPL)開口の平方自乗平均幅であり、L2πが2π位相シフト長であり、Θが前記プリズムの辺角である、
    Figure 0004668899
    で定義される、前記請求項のいずれかに記載のエレメント。
  6. ケイ素若しくはダイヤモンドのうちの1つ又は複数からなる、前記請求項のいずれかに記載のエレメント。
  7. 入射する光線に対する前記エレメントの一方の端部の偏差長(y)によって焦点距離が制御される、前記請求項のいずれかに記載のエレメント。
  8. 光線源から放出される光線を受け取るようになされた第1の端部と、前記第1の端部で受け取った前記光線が屈折する第2の端部とを有する原子番号の小さい材料を備えたボディを備えた、X線に適したレンズ(30)であって、
    前記レンズが2つの部分を備え、各々の部分がそれぞれ同じプリズム(21)を積み重ねた複数の列を備え、且つ、互いに一定の角度で配置されていることを特徴とするレンズ。
  9. 前記プリズムが、第1のプリズム形のボディから材料を除去することによって製造され、前記除去は、2πの倍数の位相シフト長(L2π)の倍数に相当する幅を有するチャネルをもたらすことを特徴とする請求項8に記載のレンズ。
  10. 前記複数の列が互いに変位している、請求項8に記載のレンズ。
  11. 前記複数の列が互いに回転している、請求項10に記載のレンズ。
  12. 前記複数の列が直列に配置された、請求項10に記載のレンズ。
  13. 少なくともX線源(87)と、検出器アセンブリ(88)とを備え、さらに、請求項1から7までのいずれかに記載の屈折型エレメントを備えたX線装置(86)。
  14. 少なくとも1つのX線源(87)と、検出器アセンブリ(88)とを備え、さらに、請求項8から12までのいずれかに記載のレンズ(30)を備えたX線装置(86)。
  15. 請求項1から7までのいずれかに記載の屈折型エレメントを製造するための方法であって、より小さいサイズのプリズムを提供するために、プリズム形のボディから一部を除去するステップと、より小さいサイズの前記プリズムが前記エレメントを構築するために一列に組み立てられるステップとを含む方法。
  16. より小さいサイズの前記プリズムが、リソグラフィ・パターニングによって提供される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記除去が、ケイ素中へのマクロエッチングによって達成される、請求項15に記載の方法。
  18. ダイヤモンドを化学気相成長させるために前記エレメントをモールドとして使用するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
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