JP4668644B2 - 薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物 - Google Patents

薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物 Download PDF

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本発明は、作物への薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物に関する。
農薬による農作物に対する薬害および皮膚刺激性は、農薬に含まれる原体に由来するものや製剤型、施用法あるいは農薬製剤中に含有される界面活性剤、溶剤に起因する要因が挙げられる。その中で製剤型や施用法、界面活性剤に起因する農作物への薬害および皮膚刺激性についてはいくつかの論文が出され、シンポジウムなどでの発表もなされている。例えば製剤型の薬害への影響については、乳剤は水和剤より一般に薬害が大きく現れる傾向にあるとの報告がなされている(非特許文献1)。また殺虫剤、殺菌剤、除草剤、植物調節剤などを含有する農薬有効成分を液状の製剤型で使用する場合、例えば乳剤は、農薬有効成分を溶解又は混合する有機溶剤と更に乳化剤としての界面活性剤を添加することにより、水稀釈時の乳化性に優れた農薬乳剤組成物が製造されてきた。しかしながら乳剤は、使用する有機溶剤の種類や配合割合が多い事や乳化剤としての界面活性剤により、臭気、危険性、その他安全上の問題があり、その選択は容易ではない。また、溶剤の配合割合が通常最も多い一般的な乳剤の溶剤としては、キシロール、ソルベッソ、メチルナフタレン、アルキルベンゼン、フェニルキシリルエタンなどの芳香族溶剤;ヘキサノール、オクタノールなどのアルコール類;流動パラフィン、マシン油、ポリブテンなどのパラフィン系溶剤などが使用されている。しかし、これらの多くは薬害や皮膚への刺激性が強く問題になる場合が多い。
また、乳剤、水性乳剤(EW)、液剤、水性懸濁剤(フロアブル)などの液状農薬組成物は使用の簡便さから一般に好まれる剤型であり、そのため安価で作物への薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物が望まれ、数多く検討されている。
農薬による薬害軽減の方法としては、農薬有効成分の溶出制御による方法や薬害軽減剤の添加による方法などが知られている。例えばジフェニルエーテル系除草剤をにかわ・ゼラチン皮膜に含浸させ農薬成分を徐放化することで稲に対する薬害を軽減させる方法(特許文献1)や、雪腐れ病防除用として使用されるPCPに薬害軽減剤として炭酸ソーダ、吸水性高分子を添加する方法(特許文献2)、特定の界面活性剤を農薬製剤に配合する方法(特許文献3)などが知られている。
例えば乳剤の場合、薬害軽減のため、リン脂質を添加する方法(特許文献4)、ジベレリン類を添加する方法(特許文献5)、特定の引火点を有するパラフィン系、ナフテン系、芳香族系、ポリブテン系の混合溶剤や、1−フェニル1−キシリルエタンを配合する方法(特許文献6)などが知られている。
また、皮膚刺激性の軽減のためには、フッ素・ポリエーテル共変性シリコーンを皮膚保護剤に添加する方法(特許文献7)、疎水基にシリコーンユニット、親水基にベタインおよびアミノ酸ユニットを含む両性界面活性剤を添加する方法(特許文献8)、疎水基にシリコーンユニット、親水基に第4級アンモニウムユニットを含むカチオン性界面活性剤を添加する方法(特許文献9)、特定の第4級アンモニウム塩を添加する方法(特許文献10)、第4級アンモニウム塩と特定の溶剤を含有する方法(特許文献11)、アシル基を含有する界面活性剤を添加する方法(特許文献12)などが公知の方法である。
しかし、これらはいずれも、薬害軽減において十分な効果を示しておらず、更には、薬害軽減および皮膚刺激性軽減を同時に満足することは、極めて困難であった。
これらの理由から、作物への薬害およびヒトへの皮膚刺激性が軽減された農薬組成物、特に乳剤、水性乳剤(EW)、液剤、水性懸濁剤(フロアブル)などの液状剤型の農薬組成物の開発が求められていた。
特開昭50−121426号公報 特開昭58−43902号公報 特開2003−146801号公報 特開平6−234608号公報 特開平8−217611号公報 特開2000−355503号公報 特開平8−59447号公報 特開平8−259993号公報 特開平8−257391号公報 特開2000−178104号公報 特開平9−59109号公報 特開2002−167313号公報 第2回果樹病害虫防除に関するシンポジウム(1987年)
本発明は、薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の目的を達成するために、液状農薬組成物に配合する有機溶剤について鋭意研究を行なった結果、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンから選ばれる1種または2種以上を溶剤として使用することにより、作物への薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、農薬有効成分、ならびにプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンから選ばれる1種または2種以上の溶剤を含有することを特徴とする、薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物に関する。
本発明の液状農薬組成物は、上記の特定の溶剤を含有することにより、薬害および皮膚刺激性が著しく軽減されているという効果を有する。
本発明の組成物は、農薬有効成分、ならびにプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンから選ばれる1種または2種以上の溶剤を含有することを特徴とする、液状農薬組成物である。ここで、液状農薬組成物とは、液状の組成物であれば任意の農薬剤型のものであるが、具体的には乳剤、水性乳剤(EW)、液剤、水性懸濁剤(フロアブル)を挙げることができる。
本発明の液状農薬組成物は、溶剤としてプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンから選ばれる1種または2種以上、好ましくはプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、およびトリアセチルグリセリンの1種または2種を含有する。
上述の溶剤プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンとしては、一般に入手可能な試薬または工業品のいずれも使用することができる。例えば、具体的には、プロピレングリコールの試薬(商品名と同じ:和光純薬工業(株)製)または工業品(商品名と同じ:ゴードー溶剤(株)製)、ヘキシレングリコールの工業品(商品名と同じ:三井化学(株)製)、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの工業品(ソルフィット:クラレ(株)製)、ヤシ脂肪酸メチルの工業品(エキセパールMC:花王(株)製)、マレイン酸ジブチルの工業品(DBM:黒金化成(株)製)、二塩基酸エステルの工業品(アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチルおよびコハク酸ジメチルの混合物である二塩基酸エステルの工業品(DBE:デュポン(株)製))、トリアセチルグリセリンの試薬(トリアセチン:ナカライテスク(株)製)、アセトフェノンの試薬(商品名と同じ:ナカライテスク(株)製)、2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンの工業品(CHCH:関東電化(株)製)などを用いることができる。
これらの溶剤は、2種以上を組み合わせて配合することもできる。組み合わせる例としては、例えばプロピレングリコールとヘキシレングリコールの組み合わせ;プロピレングリコールと3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの組み合わせ;およびヘキシレングリコールと3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールの組み合わせを挙げることができる。
これらの溶剤の配合量は、乳剤や液剤の農薬組成物中、例えば0.5〜99.5重量部、好ましくは10〜95重量部、更に好ましくは20〜80重量部である。また水性懸濁製剤(フロアブル)や水性乳剤(EW)の場合、上記の溶剤の配合量は、水性懸濁製剤中では例えば0.5〜80重量部、好ましくは1〜50重量部、更に好ましくは2〜40重量部である。
本発明の液状農薬組成物には、農薬有効成分として、殺虫剤、殺菌剤、除草剤または植物調節剤などいずれの農薬有効成分をも配合することができる。農薬有効成分としては、常温で固体、半固体または液状のいずれのものでも使用することができる。例えば殺虫剤、殺菌剤または除草剤のように、全く対象の異なる2種以上の配合も可能である。
農薬有効成分の配合割合は、液状農薬組成物が製剤可能な量であれば特に制限されず、その配合量は、製剤中に例えば0.01〜90重量部であり、好ましくは0.1〜60重量部、さらに好ましくは0.2〜50重量部の範囲である。農薬有効成分を以下に具体的に例示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
殺虫活性成分としては、例えば、ミルベメクチン、レピメクチン、シラフルオフェン、シクロプロトリン、エトフェンプロックス、イソキサチオン、エチルチオメトン、イミダクロプリド、ニテンピラム、アセタミプリド、フェンバレレート、フェンプロパトリン、ペルメトリン、トラロメトリン、インドキサカルブ、フルバリネート、フェニトロチオン、ダイアジノン、DDVP、オルトラン、MEP、アディオン、クロフェンテジン、キナルホス、DEP、クロマフェノジド、クロルフルアズロン、ブプロフェジン、テブフェンピラド、ハルフェンプロックス、テブフェノジド、チアメトキサム、ビフェナゼート、カズサホス、シアゾファミド、フィプロニル、エマメクチンベンゾエート、クロルフェナピルなどが挙げられる。
殺菌活性成分としては、例えば、シメコナゾール、ヒドロキシイソオキサゾール、テクロフタラム、ジクロメジン、ピロキロン、ジラム、チウラム、キャプタン、TPN、フサライド、トリクロホスメチル、ホセチル、チオファネートメチル、ベノミル、カルベンタゾール、チアベンタゾール、ジエトフェンカルブ、イプロジオン、ビンクロゾリン、プロシミドン、フルオルイミド、オキシカルボキシン、メプロニル、フルトラニル、ペンシクロン、メタラキシル、オキサジキシル、トリアジメホン、ヘキサコナゾール、トリホリン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA、PCNB、ダゾメット、トリアジン、プロベナゾール、イソプロチオラン、トリシクラゾール、テトラコナゾール、トリクラミド、オキソリニック酸、ジメトモルフ、シモキサニル、カルプロパミド、イソプロチオラン、イプロベンホス、フィプロニル、MON−240などが挙げられる。
除草活性成分としては、例えば、ベンスルフロンメチル、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、エトキシスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、ジメピペレート、メフェナセット、プレチラクロール、モリネート、ピリブチカルブ、テニルクロール、エスプロカルブ、ブタミホス、ブロモブチド、ダイムロン、カフェンストロール、シハロホップブチル、ベンゾフェナップ、ピラゾレート、ピラゾキシフェン、ベンフレセート、ベンチオカーブ、シメトリン、ジメタメトリン、ペントキサゾン、エドベンザニド、ジチオピル、ブタクロール、オキサジアルギル、ナプロアニリド、シンメチリン、2,4−Dおよびそのアルキルエステルならびにその塩、MCPB、オキサジクロメホン、フェントラザミド、インダノファン、クミルロン、アニロホス、ビフェノックス、ピペロホス、キノクラミン、ピリミノバックメチル、クロメプロップ、ピラクロニルおよびベンタゾンなどが挙げられる。
植物調節剤成分としては、例えば、マレイン酸ヒドラジドおよびその塩、アブシジン酸、イネベンフィド、パクロブトラゾール、ウニコナゾール、トリアペンテノールまたはサイコセルなどが挙げられる。
本発明の液状農薬組成物には、上記の配合成分に加えて、必要に応じて界面活性剤を配合することができる。界面活性剤としては、通常、農薬の製剤に使用されるものであれば特に限定はなく、例えば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤を用いることができ、好ましくはノニオン界面活性剤やアニオン界面活性剤の1種または2種以上、更に好ましくはノニオン界面活性剤の1種または2種以上を混合して使用することができる。例えば、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレンオレイルエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エステルなどのノニオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸および燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸および燐酸塩およびアルキルアミン塩などのアニオン界面活性剤;第1〜第3級脂肪アミン塩、塩化アルキルアンモニウム塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩などのカチオン界面活性剤があげられ、更には例えばアニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤のコンパウンド型界面活性剤も含まれる。これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。その配合量は、通常、液状農薬組成物中に例えば0.1〜70重量部、好ましくは0.5〜50重量部、さらに好ましくは1〜40重量部である。
本発明の液状農薬組成物においては、農薬有効成分、溶剤、および界面活性剤の配合の組み合わせの例としては、農薬有効成分がレピメクチンであり、溶剤がヘキシレングリコールであり、界面活性剤がノニオン界面活性剤である例を挙げることができる。
本発明の液状農薬組成物は、農薬有効成分、ならびにプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンから選ばれる1種または2種以上の溶剤、そして必要に応じて配合する上記の界面活性剤の他に、さらに必要により上記以外の溶剤、添加剤などを含有することができる。以下にその例を示すが、これらに限定されるものではない。
上記以外の溶剤としては、例えば、キシロール、テトラメチルベンゼンなどのアルキルベンゼン;メチルナフタレンなどのアルキルナフタレン;ジフェニルエタン、ジキシリルエタン、フェニルキシリルエタンなどの芳香族炭化水素溶媒;ラウリン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、カプリン酸メチル、オレイン酸メチル、オレイン酸イソブチル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イソアミル、酪酸エチル、酪酸ブチル、酪酸イソアミル、イソ吉草酸イソアミル、乳酸アミル、リノール酸メチル、リノレン酸メチルなどの非芳香族エステル溶媒;大豆油、コーンオイル、菜種油、亜麻仁油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、胡麻油などの植物油;脂肪族炭化水素溶媒;2−エチルヘキサノールなどのアルコール溶媒;シクロヘキサノンなどのケトン溶媒などを、本発明の目的に影響を与えない範囲内の種類および配合割合で配合することができる。
添加剤としては、例えば、農薬有効成分の安定性改善の為のpH調整剤として、乳酸、塩酸、リン酸、クエン酸ナトリウム、クエン酸、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、フタル酸、フタル酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、コハク酸、ホウ酸ナトリウム、N−エチルモルホリンなどを、農薬組成物全体に対する配合割合0.01〜10重量部、好ましくは0.05〜5重量部で配合することができる。酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンなどを、配合割合0.001〜1重量部、好ましくは0.005〜0.5重量部で;紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノンなどを、配合割合0.001〜1重量部、好ましくは0.005〜0.5重量部で;消泡剤としては、アセチレングリコール系消泡剤、シリコーン系消泡剤、フッ素系消泡剤、脂肪酸系消泡剤などを、配合割合0.001〜5重量部、好ましくは0.01〜2重量部で;また防菌剤としては、ベンゾチアゾール誘導体、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、p−オキシ安息香酸ブチル、グルタルアルデヒド、チアゾロン、BNPK(2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール)などを、配合割合0.01〜5重量部、好ましくは0.05〜2重量部で添加することができる。さらに、着色剤、結晶析出防止剤、増粘剤、分散剤などの補助剤もそれぞれ必要に応じて添加してもよいが、補助剤はここに例示したものに限定されるものではない。
本発明の液状農薬組成物は、公知の方法を用いて製造することができる。例えば乳剤、液剤、水性乳剤(EW)の場合、農薬有効成分と上記の溶剤、そして必要に応じて界面活性剤その他の配合成分および/または水を混合し、溶解させる方法で製造することができる。また水性懸濁製剤(フロアブル)の場合、農薬有効成分、上記の溶剤、そして必要に応じて界面活性剤、消泡剤を水に添加して混合懸濁させたのち、下記のような湿式粉砕機を用いて、所定の粒度まで湿式粉砕する。次いで、予め増粘剤、凍結防止剤、防菌剤、その他補助成分を水に加えて混合し、分散・溶解したものを加えて均一化することにより本発明の水性懸濁製剤を得ることができる。
湿式粉砕機としては、例えば、アトライター(三井鉱山(株))などのアトリションミル、ダイノミル(シンマルエンタープライゼス(株))、サンドグラインダー(アイメックス(株))、アペックスミル(寿工業(株))、スーパーアペックスミル(寿工業(株))、ダイヤモンドファインミル(三菱重工(株))、コボールミル(神鋼パンテック(株))、ドライスヴェルケパールミル(日本アイリッヒ(株))などのビーズミル、コロイドミル(特殊機化工業(株))、ウエットアトマイザー((株)ダルトン)などのハンマーミルを用いることができる。
有効成分を粉砕するに際しては、湿式粉砕に限らず、農薬有効成分を、必要があれば、鉱物質担体やその他の助剤類と共に混合し、乾式粉砕機を用いて、所定の粒度まで粉砕することも可能である。得られた粉砕物は、界面活性剤、消泡剤、増粘剤、凍結防止剤、防菌剤、その他の補助剤と共に水中に加えて懸濁分散させて、混合・均一化し、さらに慣用のpH調整剤にて組成物のpHを安定な領域に調整することにより本発明の液状農薬組成物を得ることができる。
乾式粉砕機としては、例えば、SK−ジェット・オー・マイザー((株)セイシン企業)、シングルトラック・ジェットミル((株)セイシン企業)などのジェットミル、ACMパルペライザー(ホソカワミクロン(株))、サンプルミル((株)ダルトン)などのハンマーミル、ピンミル、ボールミル、ターボミルなどを用いることができる。
さらに、農薬有効成分の粉砕には、これらの各機種による粉砕を適宜組み合わせることができる。例えば、予めコロイドミルやウエットアトマイザーなどの湿式粉砕機で予備粉砕した後、ビーズミルで微粉砕したり、あるいは、予め湿式粉砕した活性成分を界面活性剤や消泡剤と共に水中に懸濁分散させ、これをさらに上記の湿式粉砕機を用いて微粉砕することも可能である。またアトライターのようなバッチ式の粉砕機で予備粉砕した後、連続式ビーズミルで微粉砕することも可能である。粉砕の程度は、湿式・乾式のいずれによる場合も、農薬有効成分の大部分が10μm以下、好ましくは0.1〜5μmの重量中位径になるように粉砕する。農薬有効成分の粒度は、レーザー回折/光散乱式粒度測定機(LA−700、(株)堀場製作所製)により測定することができる。
本発明の液状農薬組成物は、通常、茎葉処理剤、種子処理剤または直接散布剤として用いることができる。茎葉処理に用いる場合、有効成分の種類や含有量にもよるが、一般に100〜5000倍程度に水で希釈した液状農薬組成物の希釈液を茎葉散布する。また、10〜1000倍程度に水で希釈した液状農薬組成物の希釈液をヘリコプターで空中散布してもよい。種子処理に用いる場合、10〜100倍程度に水で希釈した本発明の液状農薬組成物の薬液中に種子を浸漬処理したり、2〜100倍程度に水で希釈した本発明の液状農薬組成物の薬液を種子に吹き付け処理するなどして用いることができる。また、直接散布に用いる場合、液状農薬組成物を内栓に穴の空いた100〜1000mLのプラボトルなどに入れ、稀釈せずにそのまま振り込み処理などして用いることができるが、これらに限定されるものではない。また、本発明の液状農薬組成物の施用量、施用時期は、配合する農薬有効成分に応じて適宜決定することができる。
以下に実施例、試験例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT(ジブチルヒドロキシトルエン:吉冨ファインケミカル(株)製)0.10部、シアソルブUV531(2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン:白石カルシウム(株)製)0.20部、TP−6618(ポリオキシエチレンオレイルエステル:日本乳化剤(株)製)20.00部、乳酸(ナカライテスク(株)製)0.20部およびエキセパールMC(ヤシ脂肪酸メチル:花王(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例2〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、ニューコール2609(ポリオキシエチレントリスチレン化フェニルエーテル:日本乳化剤(株)製)20.00部、乳酸0.20部およびDBE(二塩基酸エステル:デュポン(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例3〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 20.00部、乳酸0.20部およびソルフィット(3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール:クラレ(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例4〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、ニューコール2609 20.00部、乳酸0.20部およびトリアセチン(トリアセチルグリセリン:大八化学(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例5〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 20.00部、乳酸0.20部およびプロピレングリコール(プロピレングリコール:ゴードー溶剤(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例6〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 20.00部、乳酸 0.20部およびヘキシレングリコール(ヘキシレングリコール:三井化学(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例7〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、ニューコール2609 20.00部、乳酸0.20部およびDBM(マレイン酸ジブチル:黒金化成(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例8〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 20.00部、乳酸0.20部およびCHCH(2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノン:関東電化(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例9〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、ニューコール2609 20.00部、乳酸0.20部およびアセトフェノン(ナカライテスク(株)製)78.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例10〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 20.00部、SILWET FZ−2122(シリコン:日本ユニカー(株)製)1.50部、乳酸0.20部およびヘキシレングリコール76.82部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例11〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 20.00部、アグリゾールA−520(アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤のコンパウンド型:花王(株)製)3.00部、乳酸0.20部およびヘキシレングリコール75.32部を全量混合溶解し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の乳剤を得た。
〔実施例12〕
ディスロールAQ3(アクリル酸エステル共重合物:日本乳化剤(株)製)20.00部、プロピレングリコール20.00部、プロクセルGXL(ベンゾチアゾール誘導体の30%ジプロピレングリコール溶液:アビシア(株)製)0.10部および水34.90部の混合液を撹拌しながら、レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、TP−6618 5.00部、乳酸0.05部およびヘキシレングリコール18.47部の混合溶液を徐々に滴下混合し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の水性乳剤(EW)を得た。
〔実施例13〕
レピメクチン原体1.18部、ヨシノックスBHT0.10部、シアソルブUV531 0.20部、パールレックスNP(リグニンスルホン酸塩:日本製紙(株)製)0.20部、KP−1436(ポリオキシエチレンアルキルフェノールリン酸エステル塩:花王(株)製)0.05部、KM−68−1F(シリコーン:信越化学(株)製)0.01部、乳酸0.02部および水8.24部を混合後、0.1NSアトライター(スチールボール1.8kg、スラリー300g仕込、300rpm:三井鉱山(株)製)で3時間粉砕しレピメクチンスラリーを得た。レピメクチンスラリー10.00部、パールレックスNP0.30部、クニピアF(精製ベントナイト:クニミネ工業(株)製)の5%水分散液20.00部、プロピレングリコール30.00部、プロクセルGXL0.20部、乳酸0.20部および水39.30部を全量混合し、レピメクチン1.1%を含有する、本発明の水性懸濁製剤(フロアブル)を得た。
〔実施例14〕
イソオキサゾール湿品原体32.51部、プロピレングリコール20.00部、ソルフィット47.49部を全量混合溶解し、イソオキサゾール30.4%を含有する、本発明の液剤を得た。
〔比較例〕
〔比較例1〕
実施例1のエキセパールMCをソルベッソ100(芳香族炭化水素:エクソンモービル化学(株)製)に変更した以外は、実施例1と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例2〕
実施例2のDBEをメチルナフタレン(メチルナフタレン:ナカライテスク(株)製)に変更した以外は、実施例2と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例3〕
実施例3のソルフィットをn−メチル−2−ピロリドン(n−メチル−2−ピロリドン:クラレ(株)製)に変更した以外は、実施例3と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例4〕
実施例4のトリアセチンをn−オクチルピロリドン(n−オクチルピロリドン:ナカライテスク(株)製)に変更した以外は、実施例4と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例5〕
実施例5のプロピレングリコールをn−オクタノール(n−オクタノール:ナカライテスク(株)製)に変更した以外は、実施例5と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例6〕
実施例6のヘキシレングリコールをシクロヘキサノン(シクロヘキサノン:宇部興産(株)製)に変更した以外は、実施例6と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例7〕
実施例7のDBMをn−ヘキサノール(n−ヘキサノール:ナカライテスク(株)製)に変更した以外は、実施例7と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例8〕
実施例8のCHCHをテトラリン(テトラヒドロナフタリン:ナカライテスク(株)製)に変更した以外は、実施例8と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例9〕
実施例9のアセトフェノンをカクタスソルベントP200(芳香族炭化水素:ジャパンエナジー(株)製)に変更した以外は、実施例9と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例10〕
実施例10のヘキシレングリコールをメチルナフタレン50部とn−メチル−2−ピロリドン26.82部に変更した以外は、実施例10と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例11〕
実施例11のヘキシレングリコールをメチルナフタレン50部とn−メチル−2−ピロリドン25.32部に変更した以外は、実施例11と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する乳剤を得た。
〔比較例12〕
実施例12のプロピレングリコールおよびヘキシレングリコールをシクロヘキサノン(シクロヘキサノン:関東電化(株)製)に変更した以外は、実施例11と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する水性乳剤(EW)を得た。
〔比較例13〕
実施例13のプロピレングリコールをn−オクチルピロリドンに変更した以外は、実施例12と全く同様にして、レピメクチン1.1%を含有する水性懸濁製剤(フロアブル)を得た。
〔比較例14〕
実施例14のプロピレングリコールおよびソルフィットをn−メチル−2−ピロリドンに変更した以外は、実施例13と全く同様にして、イソオキサゾール30.4%を含有する液剤を得た。
〔試験例〕
〔試験例1〕ウサギに対する皮膚刺激性試験
(供試動物)
北山ラベス(株)生産の日本白色種ウサギ(SPF,KBL−JW,3kg)を購入し、30×50×50(H)cmのステンレス製ブラケットケージに個体別に収容し、室温23±2℃,湿度50〜65%、人工照明(14時間 明、10時間 暗)下で、1週間以上馴化したのち、試験に供した。飼料は、オリエンタル酵母工業(株)製ウサギモルモット用固型飼料(RC−4)を、1日あたり約100g与えた他、自動給水器により市水を自由に飲水させた。
(試験方法)
試験開始3日前に、ウサギの背部全面の被毛を、小型動物用電気バリカン(0.5mm刃)で刈毛し、試験当日皮膚状態の良好な動物を1群につき3頭使用し、1頭あたり10検体を貼付した。薬液処理時、ウサギは専用固定器に収容したのち、2×1.5cm(3cm)に裁断されたガーゼパッチに検体をそれぞれ0.25mLずつ含浸させ、ウサギの背面片側に5個所、両側に貼布、スリーエム社製サージカルテープで固定、4時間そのまま放置した。所定時間経過後は、直ちにパッチを取り除き、皮膚に残った検体をガーゼなどで軽く清拭したのち、さらに1時間後の観察時まで固定を続けた。
(皮膚刺激性の観察)
農水省の指針に従い、パッチ除去1,24,48,72時間後に、Draizeの皮膚刺激性の評価基準に準じて刺激性を評価した。また痂皮の形成が観察された皮膚については、7日後と14日後にも観察し痂皮の治癒状態から皮膚損傷の可逆性の有無を調べた。
(皮膚刺激性の評価基準)
Figure 0004668644
(皮膚刺激度と評価)
1,24,48,72時間後の平均評点を求め、(A)(B)の評点を合計し、下記より皮膚刺激性を評価した。結果を表1に示した。
Figure 0004668644
Figure 0004668644
〔試験例2〕薬害試験
(供試作物) ハクサイ(品種 無双)
生育状況 散布時本葉第5〜6葉期(播種後約3週間)
(薬液濃度) x500 x250
(試験方法) ハクサイ/培土ラストロウェアーに薬液10mL/ポット(滴り落ちる程度)を散布し、1週間温室内*で保存後、葉縁部の褐変を観察することにより薬害の程度を調査した。結果を表2に示した。*:温度 21〜29℃
(薬害評価) −:薬害なし
±:僅かに薬害が認められるが実用上問題無い程度
+:はっきりとした薬害が認められ実用上問題あり
++:かなり強い薬害が認められ実用上問題あり
Figure 0004668644

Figure 0004668644
本発明により、作物への薬害および皮膚刺激性が軽減された液状農薬組成物が提供される。

Claims (6)

  1. レピメクチン、ならびにヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、トリアセチルグリセリン、アセトフェノン、および2−(1−シクロヘキセニル)シクロヘキサノンから選ばれる1種または2種以上の溶剤を含有することを特徴とする、液状農薬組成物。
  2. 溶剤が、ヘキシレングリコール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、ヤシ脂肪酸メチル、マレイン酸ジブチル、二塩基酸エステル、およびトリアセチルグリセリンから選ばれる1種または2種以上の溶剤であることを特徴とする、請求項1記載の液状農薬組成物。
  3. 更に界面活性剤を含有することを特徴とする、請求項1または2記載の液状農薬組成物。
  4. 界面活性剤が、ノニオン界面活性剤およびアニオン界面活性剤から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、請求項3記載の液状農薬組成物。
  5. 界面活性剤が、ノニオン界面活性剤であることを特徴とする、請求項記載の液状農薬組成物。
  6. 溶剤がヘキシレングリコールであり、界面活性剤がノニオン界面活性剤である、請求項乃至記載の液状農薬組成物。
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