JP4667622B2

JP4667622B2 - Transfer mechanism and display device

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Publication number: JP4667622B2
Application number: JP2001062085A
Authority: JP
Inventors: 隆介徳井
Original assignee: Advanex Inc
Current assignee: Advanex Inc
Priority date: 2001-03-06
Filing date: 2001-03-06
Publication date: 2011-04-13
Anticipated expiration: 2021-03-06
Also published as: JP2002268567A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶などからなる表示部を備えるとともに、開閉式の蓋を備えた表示装置に用いられる移送機構と、これを備えた表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、液晶装置の進歩に伴い、電子手帳やノート型パソコンなど、液晶による表示部を備えた表示装置が広く普及している。このような表示装置として例えば電子手帳は、通常、各種のキーを配列した装置本体と、表示部としての液晶画面を備えた蓋とから構成されている。
【０００３】
ところで、このような電子手帳やノート型パソコンなどの表示装置では、持ち運ぶための利便性を図るうえでより小型化が進められており、これに伴って、表示画面のためのスペースやキーを配列するためのスペースが制限されるようになってきている。
また、近年では、このような表示装置は情報端末機としても用いられるなど多機能化が進められており、したがって、増えた機能に対応するスペースを新たに確保する必要に迫られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の表示装置では、小型化などによるスペースの制限をクリアする有効な技術が提供されておらず、もちろん増えた機能に対応する新たなスペースについても、これを確保し得る有効な技術が提供されていないのが現状である。
また、特に電子手帳の場合などでは、これを机などの上に置いて操作を行うとき、その表示部を備えた蓋が、小型化に伴って装置本体からの立ち上がりが少なくなっており、したがって表示部が見づらいといった不満もある。
【０００５】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、蓋や装置本体に有効なスペースを増やすことのできる移送機構と、これを備えてなる表示装置とを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の移送機構では、ヒンジ部によって装置本体に蓋が開閉可能に取り付けられるよう構成され、装置本体あるいは蓋のうちの一方が、ヒンジ部によって他方に連結する外体と、この外体の内側に配置されるとともに、該外体に対して変位可能に取り付けられた内体とを備えた開閉式の表示装置に用いられるものであって、装置本体あるいは蓋のうちの他方の、前記ヒンジ部の回動軸線上からずれた位置に一端側が回動可能に支持された操作バーと、この操作バーの他端側に回動可能に支持され、かつその一端側が前記外体に、他端側が前記内体にそれぞれ回動可能に支持される移送バーとを備え、前記移送バーは、前記操作バーが前記蓋の開閉に伴うヒンジ部の回動によってヒンジ部の回動軸から移送バーとの支持点までの距離を変位させることにより、外体側の一端側と内体側の他端側との相対的な位置関係を変位させるよう構成されてなることを前記課題の解決手段とした。
【０００７】
この移送機構によれば、以下の作用を奏する。
操作バーの一端側がヒンジ部の回動軸線上からずれた位置に支持されていることにより、この操作バーは、蓋の開閉に伴うヒンジ部の回動によってヒンジ部の回動軸から移送バーとの支持点までの距離を変位させるようになる。すると、移送バーは、これに伴って外体側の一端側と内体側の他端側との相対的な位置関係を変位させるので、この変位によって内体が外体上より外れるようにこれらを構成しておけば、内体と外体とを合わせた蓋あるいは装置本体は、その内面側となる有効面積が広くなる。
【０００８】
本発明の表示装置は、外体と内体とのうちの少なくとも一方に表示部を備えるとともに、前記の移送機構を備えたことを前記課題の解決手段とした。
この表示装置によれば、移送機構によって蓋あるいは装置本体の有効面積が広くなることから、小型化に伴って縮小された有効なスペースの拡張が可能となり、これによって多機能化等に対応することが可能になる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図１、図２は本発明の移送機構を備えた表示装置を、電子手帳に適用した場合の第１の実施形態例を示す図であり、これらの図において符号１は電子手帳（表示装置）である。この電子手帳１は、各種の入力キー（図示せず）などを配列する装置本体２と、液晶画面による表示部（図示せず）を有した蓋３とを備えて構成されたもので、ヒンジ部４によって蓋３が装置本体２に開閉可能に取り付けられたものである。
【００１０】
ここで、ヒンジ部４は公知の機構からなるもので、図２に示すように装置本体２側に形成された内円筒部４ａと外円筒部４ｂ、４ｂとの間に、蓋３側に形成された円筒部４ｃ、４ｃがそれぞれ係合し、円筒部４ｃと外円筒部４ｂとの孔（図示せず）内に回動軸４ｄが挿通されるとともに、該回動軸４ｄが前記外円筒部４ｂ、４ｂに固定されたことにより、構成されたものである。
【００１１】
本例においては、図１に示したように蓋３が外体５と内体６とによって形成されている。外体５は、その両側部において前記ヒンジ部４の円筒部４ｃ、４ｃを一体に形成し、これにより蓋３全体を、ヒンジ部４を介して装置本体２に連結させた矩形板状のものである。また、この外体５には、前記ヒンジ部４側に切欠７が形成され、該切欠７内にこれに嵌合する板体８が設けられている。
【００１２】
この板体８は、外体５のヒンジ部４側にて図示しない回動軸によって回動可能に支持されたもので、一方の側部に設けられたトーションバネ（図示せず）によって内面側、すなわち装置本体２側に回動するよう付勢されたものである。なお、この板体８には、後述する内体６に設けられる表示画面とは別の、液晶画面等による予備的な表示部や、装置本体２とは別に設けられるファンクションキー、あるいはスピーカーなどが設けられるようになっている。また、この板体８には、図３（ａ）に示すようにその上端側（ヒンジ部４と反対の側）に、内面側（装置本体２側）に向かう傾斜面からなる支持面８ａが形成されている。
【００１３】
内体６は、図１に示したように外体５の内側に配置されるとともに、該外体５に対して変位可能に取り付けられた矩形板状のもので、外体５と略同形状・同寸法のものであり、液晶画面等による主の表示部（図示せず）をその内面側に有したものである。この内体６には、図３（ａ）に示したようにそのヒンジ部４側（下端側）に、外体５側に向かう傾斜面からなる係合面６ｂが形成されている。この係合面６ｂは、後述するように、前記板体８の支持面８ａに係合するよう構成されたものである。
【００１４】
また、この内体６には、図１、図２に示したようにその上端側（ヒンジ部４の反対の側）の両側部に、それぞれ外体５の側面を覆うカバー１０が形成されており、これらカバー１０には、内体６の側部の長さ方向、すなわち外体５の側部の長さ方向に沿って長孔１１が形成されている。これら長孔１１には、外体５の側面に形成された円柱状の突起１２が係合されており、このような構成によって内体６は、外体５に対して回動可能かつ外体５の側面の長さ方向に移動可能なものとなっている。
【００１５】
これら装置本体２と蓋３との間には、本発明の移送機構の第１の実施形態例となる移送機構１３が設けられている。移送機構１３は、装置本体２の外円筒部４ｂの外側面にその一端側が回動可能に支持された操作バー１４と、この操作バー１４の他端側に回動可能に支持された移送バー１５とを備えて構成されたものである。
【００１６】
操作バー１４は、金属等によって形成された細板状のもので、図２に示したようにその一端側が軸１６ａによって前記ヒンジ部４の回動軸４ｄからずれた位置で外円筒部４ｂに回動可能に支持され、他端側が軸１６ｂによって移送バー１５を回動可能に支持するものである。なお、本例においては、軸１６ａは回動軸４ｄの外側、すなわち図４（ａ）に示すように蓋３を閉めた状態において装置本体２と蓋３とのほぼ中間となる位置でかつ前記カバー１０と反対の側に取り付けられたものとなっている。
【００１７】
移送バー１５は、図１、図２に示したように操作バー１４に比べ短い棒状のもので、その中央部にて前述したように操作バー１４に回動可能に支持されたものである。また、この移送バー１５は、その一端側が軸１７ａによって外体５に回動可能に支持され、他端側が軸１７ｂによって内体６に回動可能に支持されたものである。なお、外体５のヒンジ部４側の両側には切欠５ａ、５ａが、また内体６のヒンジ部４側の両側には切欠６ａ、６ａがそれぞれ形成されており、移送バー１５はこれら切欠５ａ、６ａ内に納められることにより、蓋３の側方に突出することなく、蓋３内に納められるようになっている。
【００１８】
次に、このような構成からなる移送機構１３の動作について説明する。
非使用時においては、図３（ａ）、図４（ａ）に示すように蓋３を閉めておくことにより、内体６は外体５の内面側にてこれから外にずれることなく、該外体５と一体となって装置本体２を覆うようになっている。
【００１９】
また、使用に際しては、まず、図３（ｂ）、図４（ｂ）に示すように、蓋３の上端側（ヒンジ部４と反対の側）を上に開く。すると、蓋３を開くことによって蓋３がヒンジ部４の回動軸４ｄを軸として回動する。このとき、操作バー１４はその一端側がヒンジ部４の回動軸４ｄからずれた位置で支持されていることにより、蓋３を開くに伴い、ヒンジ部４の回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の、移送バー１５との支持点となる軸１６ｂまでの距離が変位する。すなわち、本例では操作バー１４の一端側が、ヒンジ部４の回動軸４ｄの外側にて支持されていることから、前記した、ヒンジ部４の回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸１６ｂまでの距離は、図３（ａ）〜（ｄ）、図４（ａ）〜（ｄ）に示すように蓋３が開くに連れて長くなる。
【００２０】
このとき、移送バー１５の一端側は、軸１７ａによって外体５に回動可能に支持されているものの、外体５はヒンジ部４の回動軸４ｄに直接連結していることから、外体５に取り付けられた軸１７ａは蓋３の開閉に関係なく回動軸４ｄとの間の距離を一定に保つようになっている。一方、移送バー１５の他端側は、軸１７ｂによって内体６に回動可能に支持されており、またこの移送バー１５は操作バー１４の他端側に回動可能に支持されており、さらに内体６は外体５に対して回動可能かつ移動可能となっている。したがって、これらのことから、前述した蓋３の開閉に伴う回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸１６ｂまでの距離の変位は、内体６の外体５に対する相対的な位置の変位となって現れるのである。
【００２１】
すなわち、図４（ａ）の蓋３が閉じた状態から図４（ｂ）のように蓋３を開くと、前記の回動軸４ｄから軸１６ｂまでの距離の変位によって移送バー１５はその一端側の軸１７ａを回動軸として蓋３の開き方向に回動する。すると、この移送バー１５の回動に伴い、内体６はそのカバー１０の長孔１１内に外体５の突起１２を相対的に移動させることにより、外体５に対してそのヒンジ部４側を内側（装置本体２側）に回動させつつ、外体５の上端側（ヒンジ部４と反対の側）にせり上がるように変位（移動）する。また、このとき、外体５の板体８は、図３（ｂ）に示すように内体６が内側に回動して外体５から離間し、これにより外体５と内体６との間に隙間ができることから、トーションバネの付勢力によってその上端側（ヒンジ部４と反対の側）が内側（内体６側）に倒れる（回動する）。
【００２２】
そして、図３（ｃ）、図４（ｃ）に示すようにさらに蓋３を開くと、操作バー１４による移送バー１５の回動が進められ、これによって内体６の外体５に対する変位、すなわち外体５に対するヒンジ部４側の回動と、外体５の上端側へのせり上がりがより大きくなる。また、このとき、外体５の板体８の、内体６側への倒れも大きくなる。
【００２３】
さらに、図３（ｄ）、図４（ｄ）に示すようにヒンジ部４の回動限界まで蓋３を開くと、操作バー１４による移送バー１５の回動がさらに進められる。このとき、移送バー１５は軸１７ａを中心とする回動が進んで外体５に略直交する状態（図３（ｃ）、図４（ｃ））から平行に近い状態に移行することにより、内体６は外体５に対して近接する方向に回動し、ついには外体５に当接するようになる。一方、外体５の上端側へのせり上がりは最大となり、これによって内体６の内面と外体５の露出した内面とを合わせた有効な面積も最大となる。
【００２４】
また、このとき、外体５の板体８は、その上端部の支持面８ａが内体６の係合面６ｂに当接してこれに係合することにより、トーションバネの付勢力による内側への倒れが停止させられる。
【００２５】
また、このような蓋３を開いた状態からこれを再度閉じると、移送機構１３は先の蓋３を開いた場合と逆に動作し、内体６をヒンジ部４側に引き戻して図３（ａ）、図４（ａ）に示した状態に戻す。このとき、内体６のヒンジ部４側への移動に伴い、板体８も元の切欠７内へと戻される。
【００２６】
このような構成からなる移送機構１３とこれを備えた電子手帳１にあっては、蓋３の開閉に伴うヒンジ部４の回動によってヒンジ部４の回動軸４ｄから軸１６ｂまでの距離が変位することにより、移送バー１５が外体５側の一端側と内体６側の他端側との相対的な位置関係を変位させるので、内体６を外体５より上側に外れさせ、これにより内体６と外体５とを合わせた蓋３の内面側となる有効面積を広くすることができる。したがって、小型化に伴って縮小された有効なスペースを拡張することができ、これにより多機能化等に対応することも可能になる。
【００２７】
また、この電子手帳１では、これを机などの上に置いて蓋３を開いて操作を行うとき、表示部を有した内体６が外体５の上側にせり上がっていることにより、表示部が見易くなり、これにより操作性の向上が図られたものとなる。
【００２８】
図５（ａ）、（ｂ）、図６（ａ）、（ｂ）、図７（ａ）〜（ｃ）は本発明の移送機構を備えた電子手帳（表示装置）の第２の実施形態例を示す図であり、これらの図において符号２０は電子手帳（表示装置）、２１は移送機構である。この電子手帳２０が図３（ａ）〜（ｄ）に示した電子手帳１と主に異なるところは、内体２２が外体２３に対して滑動可能に取り付けられ、その移送機構２１が、外体２３に対して内体２２を回動させることなく、外体２３の側面の長さ方向に移動（滑動）させるようにした点である。
【００２９】
すなわち、この電子手帳２０においては、内体２２の両側面に該側面の長さ方向に沿って溝２４が形成されており、一方外体２３には、その両側部に内体２２を覆うカバー部２３ａが形成され、このカバー部２３ａに内体２２の溝２４に移動可能に係合する凸部（図示せず）が形成されている。このような構成によって内体２２は、外体２３に対して回動することなく、外体２３の側面の長さ方向に沿って移動、すなわち滑動可能なものとなっている。
【００３０】
移送機構２１を構成する移送バー２５は、図６（ａ）、（ｂ）に示すように軸１７ａによって外体２３に回動可能に軸支されたもので、この軸支された一端側には図６（ｂ）に示すように延出部２６が形成されている。この延出部２６は、外体２３の側面から浮いた状態で一端側から他端側に向けて延出したものであり、移送バー２５は、該延出部２６において操作バー１４の他端側に回動可能に軸支されたものとなっている。すなわち、移送バー２５にはその延出部２６に軸部２６ａが一体に形成されており、この軸部２６ａが操作バー２５の他端側に形成された孔（図示せず）に回動可能に挿通され、さらに該軸部２６ａにワッシャ２１６ｃが取り付けられることにより、移送バー２５は操作バー１４の他端側に回動可能に軸支された構造となっているのである。
【００３１】
また、移送バー２５には、その他端側から一端側にかけて延びる長孔２７が形成されており、この長孔２７内には、内体２２に取り付けられた係合軸２８が回動可能かつ移動可能に係合せしめられるいる。このような構成によって移送バー２５は、その他端側が内体２２に対し回動可能かつ移動可能に取り付けられたものとなっている。なお、操作バー１４と移送バー２５とを連結する軸１６ｂは、図６（ｂ）に示したように延出部２６に取り付けられていることから、長孔２７内を移動する係合軸２８とは互いに干渉し合わないようになっている。
【００３２】
このような構成からなる移送機構２１の動作について説明する。
非使用時においては、図５（ａ）に示すように蓋３を閉めておくことにより、内体２２は外体２３の内面側にてこれから外にずれることなく、該外体２３と一体となって装置本体２を覆うようになっている。
【００３３】
また、使用に際しては、まず、図５（ｂ）に示すように、蓋３の上端側（ヒンジ部４と反対の側）を上に開く。すると、蓋３を開くことによって蓋３がヒンジ部４の回動軸４ｄを軸として回動する。このとき、操作バー１４はその一端側がヒンジ部４の回動軸４ｄからずれた位置で支持されていることにより、蓋３を開くに伴い、先の例と同様にヒンジ部４の回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸１６ｂまでの距離が変位する。すなわち、本例においても、ヒンジ部４の回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸１６ｂまでの距離は、図５（ｂ）、図７（ａ）〜（ｃ）に示すように蓋３が開くに連れて長くなるのである。
【００３４】
このとき、移送バー２５の一端側は、軸１７ａによって外体２３に回動可能に支持されているものの、外体２３はヒンジ部４の回動軸４ｄに直接連結していることから、外体２３に取り付けられた軸１７ａは、先の例と同様に蓋３の開閉に関係なく回動軸４ｄとの間の距離を一定に保つようになっている。一方、移送バー２５の他端側は、その長孔２７と係合軸２８との係合によって内体２２に対し回動可能かつ移動可能なものとなっており、さらに内体２２は外体２３に対して回動することなく滑動可能となっている。したがって、これらのことから、前述した蓋３の開閉に伴う回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸１６ｂまでの距離の変位は、内体２２の外体２３に対する相対的な位置の変位となって現れるのである。
【００３５】
すなわち、図５（ａ）の蓋３が閉じた状態から図５（ｂ）のように蓋３を開くと、前記の回動軸４ｄから軸１６ｂまでの距離は長くなり、さらに図５（ｂ）から図７（ａ）〜（ｃ）に示すように蓋３が開くに連れ、この距離は一層長くなる。このことから、蓋３が開いて回動軸４ｄから操作バー１４の軸１６ｂまでの距離が長くなるに連れ、操作バー１４は移送バー２５をヒンジ部４側からその反対側に変位（移動）させるように動作し、これにより移送バー２５は、その他端側である内体２２側を変位（回動）させるようになる。
【００３６】
すなわち、外体２３は回動軸４ｄに直接連結していることにより、前記したように回動軸４ｄから該外体２３に取り付けられた軸１７ａまでの距離が変化せず、一方、内体２２は、その係合軸２８が移送バー２５の長孔２７に回動可能かつ移動可能になっており、さらに外体２３に対してその側面の長さ方向に滑動可能（移動可能）になっていることにより、外体２３に対して滑動し、移送バー２５の変位（回動）を許容するようになっているからである。
【００３７】
そして、図７（ｃ）に示すようにヒンジ部４の回動限界まで蓋３を開くと、操作バー１４による移送バー２５の回動がさらに進められ、これにより内体２２の外体２３に対する滑動、すなわちこれの上端側へのせり上がりが最大となり、これによって内体２２の内面と外体２３の露出した内面とを合わせた有効な面積も最大となる。
【００３８】
また、このような蓋３を開いた状態からこれを再度閉じると、移送機構２１は先の蓋３を開いた場合と逆に動作し、内体２２をヒンジ部４側に引き戻して図５（ａ）に示した状態に戻す。
【００３９】
このような構成からなる移送機構２１とこれを備えた電子手帳２０にあっても、蓋３の開閉に伴うヒンジ部４の回動によってヒンジ部４の回動軸４ｄから軸１６ｂまでの距離が変位することにより、移送バー２５が外体２３側の一端側と内体２２側の他端側との相対的な位置関係を変位させるので、内体２２を外体２３より上側に滑動させ、これにより内体２２と外体２３とを合わせた蓋３の内面側となる有効面積を広くすることができる。したがって、小型化に伴って縮小された有効なスペースを拡張することができ、これにより多機能化等に対応することも可能になる。
【００４０】
また、この電子手帳２０では、これを机などの上に置いて蓋３を開いて操作を行うとき、表示部を有した内体２２が外体２３の上側にせり上がっていることにより、表示部が見易くなり、これにより操作性の向上が図られたものとなる。
また、この電子手帳２０では、内体２２が外体２３に対して滑動するようになっていることから、内体２２の滑動の際、これと外体２３との間が開くことがなく、したがってこれらの間の配線などが露出することがないため、ここに化粧カバー等を設ける必要がなくなる。
【００４１】
図８（ａ）、（ｂ）、図９（ａ）〜（ｃ）は本発明の移送機構およびこれを備えた電子手帳（表示装置）の第３の実施形態例を示す図であり、これらの図において符号３０は電子手帳（表示装置）、３１は移送機構である。この電子手帳３０が図３（ａ）〜（ｄ）に示した電子手帳１と主に異なるところは、内体３２が外体３３に対して滑動可能に取り付けられ、その移送機構が、外体２３に対して内体２２を回動させることなく、外体２３の側面の長さ方向に移動（滑動）させるようにした点である。
【００４２】
すなわち、この電子手帳３０においても、図５（ａ）に示した例と同様に、内体３２の両側面に該側面の長さ方向に沿って溝３４が形成されており、一方外体３３には、その両側部に内体３２を覆うカバー部３３ａが形成され、このカバー部３３ａに内体３２の溝３４に移動可能に係合する凸部（図示せず）が形成されている。このような構成によって内体３２は、外体３３に対して回動することなく、外体３３の側面の長さ方向に沿って移動、すなわち滑動可能なものとなっている。
【００４３】
また、操作バー１４は、その他端側において移送バー３５の一端側を軸３６ａによって支持するようになっており、この軸３６ａは、外体３３側面の凹部３３ｂに形成された溝３７に移動可能に係合している。これによって操作バー１４の他端側の軸３６ａは、外体３３の側面の長さ方向に沿って移動可能となっている。移送バー３５には、その他端側に長孔３８が形成されている。この長孔３８には内体３２に取り付けられた係合軸３６ｂが回動可能かつ移動可能に係合されており、これによって移送バー３５の他端側は、内体３２に対し移動可能かつ回動可能に支持されたものとなっている。
【００４４】
また、移送バー３５の一端側には、その先端部に歯車状のピニオン部３９が形成されている。このピニオン部３９は、外体３３の側面において、その凹部３３ｂとの境界部となる段差部３３ｃに形成されたギア状のラック部４０に歯合可能に形成配置されたものである。すなわち、このラック部４０は、外体３３側面の溝３７の側方に形成されたもので、後述するように蓋３を開くことによって操作バー１４の他端側が移送バー３５の一端側を伴って溝３７を移動することにより、移動した移送バー３５のピニオン部３９と歯合するように構成されたものである。
【００４５】
このような構成からなる移送機構３１の動作について説明する。
非使用時においては、図８（ａ）に示すように蓋３を閉めておくことにより、内体３２は外体３３の内面側にてこれから外にずれることなく、該外体２３と一体となって装置本体２を覆うようになっている。また、このとき、操作バー１４の他端側と移送バー３５の一端側は、軸３６ａによって外体３３の溝３７の一方の側（ヒンジ部４側）に位置せしめられている。
【００４６】
使用に際しては、まず、図８（ｂ）に示すように、蓋３の上端側（ヒンジ部４と反対の側）を上に開く。すると、蓋３を開くことによって蓋３がヒンジ部４の回動軸４ｄを軸として回動する。このとき、操作バー１４はその一端側がヒンジ部４の回動軸４ｄからずれた位置で支持されていることにより、蓋３を開くに伴い、先の例と同様にヒンジ部４の回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸３６ａまでの距離が変位する。
【００４７】
すなわち、本例においても、ヒンジ部４の回動軸４ｄから操作バー１４の他端側の軸３６ａまでの距離は、図８（ａ）、（ｂ）、図９（ａ）〜（ｃ）に示すように蓋３が開くに連れて長くなるのである。一方、外体３３は回動軸４ｄに直接連結していることにより、回動軸４ｄから該外体３３の各点、例えば溝３７の各点までの距離は変化しない。したがって、これらの構成から、回動軸４ｄから操作バー１４の軸３６ａまでの距離が蓋３の開きにより長くなるに連れ、軸３６ａは溝３７内をヒンジ部４側からその反対側に変位（移動）するようになる。
このとき、軸３６ａは移送バー３５の一端側をも回動可能に連結していることにより、移送バー３５は軸３６ａを中心に回動するものとなる。
【００４８】
そして、図９（ｂ）に示すようにさらに蓋３を開くと、操作バー１４による移送バー３５の一端側の移動が進められ、これによって該移送バー３５のピニオン部３９が図１０（ａ）に示すようにラック部４０に歯合する。
さらに、図９（ｃ）に示すようにヒンジ部４の回動限界まで蓋３を開くと、操作バー３５の一端側の移動がさらに進められることにより、軸３６ａは溝３７の他方の側（ヒンジ部４と反対の側）にまで変位する。
【００４９】
このとき、移送バー３５は、図１０（ｂ）に示すようにそのピニオン部３９とラック部４０との間の歯合が進むことにより、ピニオン部３９を形成した一端部を軸として回動し、これによりその他端側をヒンジ部４と反対の側に回動する。すると、移送バー３５の他端側は、長孔３８内に係合軸３６ｂが係合していることにより内体３２に対し移動可能かつ回動可能に支持されており、また内体３２は外体３３に対して回動することなく滑動（移動）のみ可能となっていることから、移送バー３５はその回動によって内体３２をせり上げ、これにより内体３２の内面と外体３３の露出した内面とを合わせた有効な面積を最大にするようになる。
【００５０】
また、このような蓋３を開いた状態からこれを再度閉じると、移送機構３１は先の蓋３を開いた場合と逆に動作し、内体３２をヒンジ部４側に引き戻して図８（ａ）に示した状態に戻す。
【００５１】
このような構成からなる移送機構３１とこれを備えた電子手帳３０にあっても、蓋３の開閉に伴うヒンジ部４の回動によってヒンジ部４の回動軸４ｄから軸３６ａまでの距離が変位することにより、移送バー３５が外体３３側の一端側と内体３２側の他端側との相対的な位置関係を変位させるので、内体３２を外体３３より上側に滑動させ、これにより内体３２と外体３３とを合わせた蓋３の内面側となる有効面積を広くすることができる。したがって、小型化に伴って縮小された有効なスペースを拡張することができ、これにより多機能化等に対応することも可能になる。
【００５２】
また、この電子手帳３０では、これを机などの上に置いて蓋３を開いて操作を行うとき、表示部を有した内体３２が外体３３の上側にせり上がっていることにより、表示部が見易くなり、これにより操作性の向上が図られたものとなる。
また、この電子手帳３０では、内体３２が外体３３に対して滑動するようになっていることから、内体３２の滑動の際、これと外体３３との間が開くことがなく、したがってこれらの間の配線などが露出することがないため、ここに化粧カバー等を設ける必要がなくなる。
【００５３】
なお、前記第２、第３の実施形態例においても、その外体２３（３３）に板体８を設け、内体２２（３２）のせり上がり（変位）に連れて板体８が内側に回動するように構成してもよい。
【００５４】
また、前記実施形態例では、本発明の表示装置を電子手帳に適用した場合の例について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、ノート型パソコンやモバイラー、電話、ファクシミリ、さらにはＰＤＡ（パーソナルデータアシスタント）など、表示部を備えた各種の開閉式表示装置に適用可能である。また、表示部に関しても、液晶画面に限定されることなく、プラズマディスプレイや有機ＥＬ素子による表示部を備えたものとしてもよい。
【００５５】
また、前記実施形態例では、蓋側を内体と外体とから構成したが、蓋側と装置本体側とを逆にし、装置本体側を内体と外体とから構成してもよい。
また、移送機構を構成する操作バーや移送バーについては、これらを覆うカバーを設けることにより、表示装置の外からはこれら移送機構の構成要素が見えないようにするのが、意匠性等の点で望ましい。
【００５６】
また、内体と外体との連結については、第１の実施形態例に示したようなカバー１０に形成した長孔１１と突起１２との係合や、第２の実施形態例、第３の実施形態例に示したような溝２４（３４）と凸部との係合など、種々の構成が採用可能である。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の移送機構は、操作バーの一端側をヒンジ部の回動軸線上からずれた位置に支持させたことにより、蓋の開閉に伴うヒンジ部の回動によってヒンジ部の回動軸から操作バーによる移送バーの支持点までの距離が変位するようにし、これにより移送バーが外体側の一端側と内体側の他端側との相対的な位置関係を変位させるようにしたものであるから、内体を外体より上側に変位させることにより、内体と外体とを合わせた蓋の内面側となる有効面積を広くすることができる。
【００５８】
したがって、このような移送機構を備えてなる本発明の表示装置は、小型化に伴って縮小された有効なスペースを拡張することができ、これにより多機能化等に対応することができる。
また、特にこの表示装置を電子手帳等の主に机などの上に置いて使用するタイプのものに適用し、また蓋側を内体と外体とから構成するとともに、表示部を内体に設ければ、蓋を開いて操作を行うとき、表示部を有した内体が外体の上側にせり上がることにより、表示部が見易くなり、これにより操作性の向上が図られたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の表示装置を電子手帳に適用した場合の、第１の実施形態例の概略構成を示す図であり、蓋を閉じた状態を示す斜視図である。
【図２】図１に示した電子手帳の、蓋を開いた状態を示す斜視図である。
【図３】（ａ）〜（ｄ）は、図１に示した電子手帳の、蓋を閉じた状態から開いた状態までの動作を説明するための側断面図である。
【図４】（ａ）〜（ｄ）は、図１に示した電子手帳の、蓋を閉じた状態から開いた状態までの動作を説明するための側面図である。
【図５】（ａ）、（ｂ）は、本発明の表示装置を電子手帳に適用した場合の、第２の実施形態例の概略構成を示す図であり、蓋を閉じた状態から開いた状態までの動作を説明するための側面図である。
【図６】（ａ）は図５（ａ）の要部拡大図、（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ線矢視断面図である。
【図７】（ａ）〜（ｃ）は、図５（ａ）、（ｂ）に示した第２の実施形態例の、さらに蓋を開いたときの動作を説明するための側面図である。
【図８】（ａ）、（ｂ）は、本発明の表示装置を電子手帳に適用した場合の、第３の実施形態例の概略構成を示す図であり、蓋を閉じた状態から開いた状態までの動作を説明するための側面図である。
【図９】（ａ）〜（ｃ）は、図８（ａ）、（ｂ）に示した第３の実施形態例の、さらに蓋を開いたときの動作を説明するための側面図である。
【図１０】（ａ）は図９（ｂ）の要部拡大図、（ｂ）は図９（ｃ）の要部拡大図である。
【符号の説明】
１、２０、３０…電子手帳（表示装置）、２…装置本体、３…蓋、４…ヒンジ部、４ｂ…回動軸、５、２３、３３…外体、６、２２、３２…内体、７…切欠、８…板体、１３、２１、３１…移送機構、１４…操作バー、１５、２５、３５…移送バー、２７…長孔、２８…係合軸、３６ｂ…係合軸、３８…長孔、３９…ピニオン部、４０…ラック部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transfer mechanism used for a display device including a display unit made of liquid crystal or the like and having an openable lid, and a display device including the transfer mechanism.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the advancement of liquid crystal devices, display devices having a liquid crystal display unit, such as electronic notebooks and notebook personal computers, have become widespread. As such a display device, for example, an electronic notebook is usually composed of a device main body in which various keys are arranged and a lid having a liquid crystal screen as a display unit.
[0003]
By the way, display devices such as electronic notebooks and notebook personal computers have been further miniaturized for convenience of carrying them, and accordingly, spaces and keys for display screens are arranged. The space to do so has become limited.
In recent years, such a display device has been multi-functionalized such as being used as an information terminal. Therefore, it is necessary to newly secure a space corresponding to the increased functions.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the display device described above does not provide an effective technology for clearing space limitations due to downsizing and the like, and of course there is an effective technology that can secure this for a new space corresponding to the increased functions. It is currently not provided.
In addition, especially in the case of electronic notebooks, when this is placed on a desk or the like and operated, the lid provided with the display unit is less likely to rise from the main body of the device as the size is reduced. There is also dissatisfaction that it is difficult to see the display.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a transfer mechanism capable of increasing an effective space in a lid and an apparatus main body, and a display device including the transfer mechanism. It is in.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the transfer mechanism of the present invention, the lid is attached to the apparatus main body by the hinge part so that the lid can be opened and closed, and one of the apparatus main body and the lid is connected to the other by the hinge part, and the inside of the outer body And the hinge part on the other of the main body or the lid, which is used in an openable / closable display device having an inner body detachably attached to the outer body The operation bar is supported at one end side so as to be rotatable at a position shifted from the rotation axis of the control bar, and is supported at the other end side of the operation bar so as to be rotatable. A transfer bar that is rotatably supported by the inner body, and the transfer bar is connected to the transfer bar from the rotation shaft of the hinge part by the rotation of the hinge part when the operation bar is opened and closed. Displace the distance to the support point The Rukoto, to become configured so as to displace the relative positional relationship between the other end of the one end side and the inner side of the outer side and the solutions of the problems.
[0007]
According to this transfer mechanism, the following effects are exhibited.
Since one end side of the operation bar is supported at a position shifted from the rotation axis of the hinge part, the operation bar is moved from the rotation axis of the hinge part to the transfer bar by the rotation of the hinge part when the lid is opened and closed. The distance to the support point is displaced. As a result, the transfer bar displaces the relative positional relationship between one end side on the outer body side and the other end side on the inner body side, so that the inner body is removed from the outer body by this displacement. If this is done, the effective area on the inner surface side of the lid or the apparatus main body combining the inner body and the outer body is widened.
[0008]
The display device according to the present invention includes the display unit on at least one of the outer body and the inner body, and the above-described transfer mechanism.
According to this display device, since the effective area of the lid or the device main body is widened by the transfer mechanism, it is possible to expand the effective space reduced with the miniaturization, thereby responding to multi-functionality and the like. Is possible.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
FIG. 1 and FIG. 2 are diagrams showing a first embodiment when a display device having a transfer mechanism of the present invention is applied to an electronic notebook. In these drawings, reference numeral 1 denotes an electronic notebook (display device). It is. The electronic notebook 1 includes a device main body 2 for arranging various input keys (not shown) and the like, and a lid 3 having a display unit (not shown) using a liquid crystal screen. The lid 3 is attached to the apparatus main body 2 by the part 4 so as to be openable and closable.
[0010]
Here, the hinge part 4 has a known mechanism, and is formed on the lid 3 side between the inner cylindrical part 4a and the outer cylindrical parts 4b and 4b formed on the apparatus body 2 side as shown in FIG. The cylindrical portions 4c and 4c engaged with each other are engaged, and a rotating shaft 4d is inserted into a hole (not shown) between the cylindrical portion 4c and the outer cylindrical portion 4b, and the rotating shaft 4d is connected to the outer cylinder. It is configured by being fixed to the parts 4b and 4b.
[0011]
In this example, the lid 3 is formed by the outer body 5 and the inner body 6 as shown in FIG. The outer body 5 has a rectangular plate-like shape in which the cylindrical portions 4c and 4c of the hinge portion 4 are integrally formed on both sides thereof, whereby the entire lid 3 is connected to the apparatus main body 2 via the hinge portion 4. It is. Further, the outer body 5 is provided with a notch 7 on the hinge part 4 side, and a plate body 8 fitted in the notch 7 is provided.
[0012]
The plate body 8 is rotatably supported by a rotation shaft (not shown) on the hinge portion 4 side of the outer body 5, and an inner surface side by a torsion spring (not shown) provided on one side portion. That is, it is urged to rotate toward the apparatus main body 2 side. The plate 8 is provided with a preliminary display unit using a liquid crystal screen or the like, which is different from a display screen provided in the inner body 6 to be described later, a function key provided separately from the apparatus body 2 or a speaker. It is designed to be provided. Further, as shown in FIG. 3A, the plate body 8 has a support surface 8a formed of an inclined surface directed toward the inner surface side (device main body 2 side) on the upper end side (the side opposite to the hinge portion 4). Is formed.
[0013]
The inner body 6 is disposed inside the outer body 5 as shown in FIG. 1 and has a rectangular plate shape that is detachably attached to the outer body 5 and has substantially the same shape as the outer body 5. -It is the thing of the same dimension, and has the main display part (not shown) by a liquid crystal screen etc. in the inner surface side. As shown in FIG. 3A, the inner body 6 has an engaging surface 6b formed on the hinge portion 4 side (lower end side), which is an inclined surface facing the outer body 5 side. As will be described later, the engagement surface 6b is configured to engage with the support surface 8a of the plate body 8.
[0014]
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, the inner body 6 is formed with a cover 10 that covers the side surface of the outer body 5 on both sides of the upper end side (the side opposite to the hinge portion 4). In these covers 10, long holes 11 are formed along the length direction of the side portion of the inner body 6, that is, the length direction of the side portion of the outer body 5. A cylindrical projection 12 formed on the side surface of the outer body 5 is engaged with the long holes 11, and the inner body 6 can be rotated with respect to the outer body 5 by such a configuration. 5 is movable in the length direction of the side surface.
[0015]
Between these apparatus main bodies 2 and the lid | cover 3, the transfer mechanism 13 used as the 1st Embodiment of the transfer mechanism of this invention is provided. The transfer mechanism 13 includes an operation bar 14 whose one end is rotatably supported on the outer surface of the outer cylindrical portion 4 b of the apparatus body 2, and a transfer bar which is rotatably supported on the other end of the operation bar 14. 15.
[0016]
The operation bar 14 is a thin plate formed of metal or the like, and as shown in FIG. 2, one end of the operation bar 14 is displaced from the rotating shaft 4d of the hinge portion 4 by the shaft 16a to the outer cylindrical portion 4b. The transfer bar 15 is rotatably supported at the other end side by a shaft 16b. In this example, the shaft 16a is located outside the rotation shaft 4d, that is, at a position that is substantially in the middle between the apparatus main body 2 and the lid 3 when the lid 3 is closed as shown in FIG. It is attached to the side opposite to the cover 10.
[0017]
As shown in FIGS. 1 and 2, the transfer bar 15 has a bar shape shorter than that of the operation bar 14, and is supported by the operation bar 14 so as to be rotatable at the center thereof as described above. The transfer bar 15 has one end side rotatably supported by the outer body 5 by a shaft 17a and the other end side rotatably supported by the inner body 6 by a shaft 17b. In addition, notches 5a and 5a are formed on both sides of the outer body 5 on the hinge part 4 side, and notches 6a and 6a are formed on both sides of the inner body 6 on the hinge part 4 side. By being accommodated in 5a, 6a, it can be accommodated in the lid 3 without protruding to the side of the lid 3.
[0018]
Next, operation | movement of the transfer mechanism 13 which consists of such a structure is demonstrated.
When not in use, by closing the lid 3 as shown in FIGS. 3 (a) and 4 (a), the inner body 6 does not deviate from the outside on the inner surface side of the outer body 5. The device body 2 is covered integrally with the outer body 5.
[0019]
In use, first, as shown in FIGS. 3B and 4B, the upper end side (the side opposite to the hinge portion 4) of the lid 3 is opened upward. Then, by opening the lid 3, the lid 3 rotates about the rotation shaft 4 d of the hinge portion 4. At this time, one end side of the operation bar 14 is supported at a position shifted from the rotation shaft 4d of the hinge portion 4, so that the operation bar 14 is moved from the rotation shaft 4d of the hinge portion 4 to the operation bar 14 as the lid 3 is opened. The distance to the shaft 16b, which is the support point with the transfer bar 15, on the other end side is displaced. That is, in this example, since one end side of the operation bar 14 is supported outside the rotation shaft 4d of the hinge portion 4, the other end side of the operation bar 14 from the rotation shaft 4d of the hinge portion 4 described above. As shown in FIGS. 3A to 3D and FIGS. 4A to 4D, the distance to the shaft 16b increases as the lid 3 opens.
[0020]
At this time, although one end side of the transfer bar 15 is rotatably supported by the outer body 5 by the shaft 17a, the outer body 5 is directly connected to the rotating shaft 4d of the hinge portion 4, so that The shaft 17a attached to the body 5 is kept at a constant distance from the rotating shaft 4d regardless of whether the lid 3 is opened or closed. On the other hand, the other end side of the transfer bar 15 is rotatably supported on the inner body 6 by the shaft 17b, and the transfer bar 15 is rotatably supported on the other end side of the operation bar 14, Further, the inner body 6 is rotatable and movable with respect to the outer body 5. Therefore, the displacement of the distance from the rotation shaft 4d to the shaft 16b on the other end side of the operation bar 14 accompanying the opening / closing of the lid 3 described above is relative to the outer body 5 of the inner body 6. It appears as a displacement.
[0021]
That is, when the lid 3 is opened as shown in FIG. 4B from the state in which the lid 3 in FIG. 4A is closed, the transfer bar 15 has one end thereof due to the displacement of the distance from the rotating shaft 4d to the shaft 16b. It rotates in the opening direction of the lid 3 with the side shaft 17a as a rotation axis. Then, as the transfer bar 15 rotates, the inner body 6 relatively moves the projection 12 of the outer body 5 into the elongated hole 11 of the cover 10, thereby the hinge 4 of the outer body 5. It is displaced (moved) so as to rise to the upper end side (the side opposite to the hinge part 4) of the outer body 5 while rotating the side inward (apparatus body 2 side). At this time, the plate 8 of the outer body 5 is separated from the outer body 5 by turning the inner body 6 inward as shown in FIG. Therefore, the upper end side (the side opposite to the hinge portion 4) falls to the inner side (inner body 6 side) (rotates) by the urging force of the torsion spring.
[0022]
When the lid 3 is further opened as shown in FIGS. 3 (c) and 4 (c), the operation bar 14 rotates the transfer bar 15, whereby the displacement of the inner body 6 relative to the outer body 5 is increased. That is, the rotation of the hinge part 4 side with respect to the outer body 5 and the upward movement of the outer body 5 toward the upper end side are further increased. At this time, the plate body 8 of the outer body 5 is also greatly tilted toward the inner body 6.
[0023]
Further, as shown in FIGS. 3D and 4D, when the lid 3 is opened to the rotation limit of the hinge part 4, the rotation of the transfer bar 15 by the operation bar 14 is further advanced. At this time, the transfer bar 15 is rotated about the shaft 17a and is moved from a state substantially orthogonal to the outer body 5 (FIG. 3C, FIG. 4C) to a state close to parallel. The inner body 6 rotates in a direction approaching the outer body 5 and finally comes into contact with the outer body 5. On the other hand, the rise of the outer body 5 toward the upper end side is maximized, and thereby the effective area of the inner surface of the inner body 6 and the exposed inner surface of the outer body 5 is also maximized.
[0024]
At this time, the plate body 8 of the outer body 5 is inwardly moved by the biasing force of the torsion spring by the support surface 8a at the upper end contacting and engaging with the engagement surface 6b of the inner body 6. Will be stopped.
[0025]
Further, when the lid 3 is closed again from the opened state, the transfer mechanism 13 operates in the reverse manner to the case where the previous lid 3 is opened, and the inner body 6 is pulled back to the hinge portion 4 side, and FIG. a) Return to the state shown in FIG. At this time, as the inner body 6 moves toward the hinge portion 4, the plate body 8 is also returned to the original notch 7.
[0026]
In the transfer mechanism 13 having such a configuration and the electronic notebook 1 having the transfer mechanism 13, the distance from the rotation shaft 4 d to the shaft 16 b of the hinge portion 4 is increased by the rotation of the hinge portion 4 when the lid 3 is opened and closed. By displacing, the transfer bar 15 displaces the relative positional relationship between one end side on the outer body 5 side and the other end side on the inner body 6 side, so that the inner body 6 is disengaged above the outer body 5, Thereby, the effective area which becomes the inner surface side of the lid | cover 3 which united the inner body 6 and the outer body 5 can be enlarged. Therefore, the effective space reduced with the miniaturization can be expanded, and thus, it becomes possible to cope with multi-functions and the like.
[0027]
Moreover, in this electronic notebook 1, when this is placed on a desk or the like and the lid 3 is opened and the operation is performed, the inner body 6 having the display unit is raised above the outer body 5, thereby displaying This makes it easier to see the portion, which improves operability.
[0028]
FIGS. 5A, 5B, 6A, 6B, and 7A to 7C show a second embodiment of the electronic notebook (display device) provided with the transfer mechanism of the present invention. It is a figure which shows an example, In these figures, the code | symbol 20 is an electronic notebook (display apparatus), 21 is a transfer mechanism. The electronic notebook 20 is mainly different from the electronic notebook 1 shown in FIGS. 3A to 3D in that the inner body 22 is slidably attached to the outer body 23, and its transfer mechanism 21 This is the point that the inner body 22 is moved (slided) in the length direction of the side surface of the outer body 23 without rotating the inner body 22 with respect to the body 23.
[0029]
That is, in the electronic notebook 20, grooves 24 are formed on both side surfaces of the inner body 22 along the length direction of the side surface, and the outer body 23 is a cover that covers the inner body 22 on both sides thereof. A portion 23a is formed, and a convex portion (not shown) that engages with the groove 24 of the inner body 22 is formed on the cover portion 23a. With such a configuration, the inner body 22 can move, that is, slide along the length direction of the side surface of the outer body 23 without rotating with respect to the outer body 23.
[0030]
As shown in FIGS. 6 (a) and 6 (b), the transfer bar 25 constituting the transfer mechanism 21 is pivotally supported on the outer body 23 by a shaft 17a. As shown in FIG. 6B, an extending portion 26 is formed. The extension part 26 is extended from one end side to the other end side in a state of floating from the side surface of the outer body 23, and the transfer bar 25 is connected to the other end of the operation bar 14 at the extension part 26. It is pivotally supported on the side. That is, the transfer bar 25 has a shaft portion 26a formed integrally with the extending portion 26, and the shaft portion 26a can be rotated in a hole (not shown) formed on the other end side of the operation bar 25. Further, the washer 216c is attached to the shaft portion 26a, so that the transfer bar 25 is pivotally supported on the other end side of the operation bar 14.
[0031]
In addition, a long hole 27 extending from the other end side to the one end side is formed in the transfer bar 25, and an engagement shaft 28 attached to the inner body 22 is rotatable and movable in the long hole 27. Engaged as possible. With this configuration, the other end of the transfer bar 25 is attached to the inner body 22 so as to be rotatable and movable. The shaft 16b that connects the operation bar 14 and the transfer bar 25 is attached to the extending portion 26 as shown in FIG. 6B, and therefore the engagement shaft 28 that moves in the long hole 27. And do not interfere with each other.
[0032]
The operation of the transfer mechanism 21 having such a configuration will be described.
When not in use, by closing the lid 3 as shown in FIG. 5 (a), the inner body 22 is integrated with the outer body 23 without being displaced outwardly on the inner surface side of the outer body 23. Thus, the apparatus main body 2 is covered.
[0033]
In use, first, as shown in FIG. 5B, the upper end side (the side opposite to the hinge portion 4) of the lid 3 is opened upward. Then, by opening the lid 3, the lid 3 rotates about the rotation shaft 4 d of the hinge portion 4. At this time, one end side of the operation bar 14 is supported at a position deviated from the rotation shaft 4d of the hinge portion 4, so that when the lid 3 is opened, the rotation shaft of the hinge portion 4 is similar to the previous example. The distance from 4d to the shaft 16b on the other end side of the operation bar 14 is displaced. That is, also in this example, the distance from the rotating shaft 4d of the hinge portion 4 to the shaft 16b on the other end side of the operation bar 14 is as shown in FIGS. 5B and 7A to 7C. As the lid 3 opens, it becomes longer.
[0034]
At this time, although one end side of the transfer bar 25 is rotatably supported by the outer body 23 by the shaft 17a, the outer body 23 is directly connected to the rotating shaft 4d of the hinge portion 4, so The shaft 17a attached to the body 23 maintains a constant distance from the rotating shaft 4d regardless of whether the lid 3 is opened or closed, as in the previous example. On the other hand, the other end side of the transfer bar 25 is rotatable and movable with respect to the inner body 22 by the engagement of the elongated hole 27 and the engagement shaft 28. 23 can be slid without rotating. Therefore, the displacement of the distance from the rotation shaft 4d to the shaft 16b on the other end side of the operation bar 14 associated with the opening / closing of the lid 3 described above is relative to the outer body 23 of the inner body 22. It appears as a displacement.
[0035]
That is, when the lid 3 of FIG. 5A is closed and the lid 3 is opened as shown in FIG. 5B, the distance from the rotating shaft 4d to the shaft 16b becomes longer, and FIG. As shown in FIGS. 7A to 7C, the distance becomes longer as the lid 3 is opened. Therefore, as the distance between the pivot 3d and the shaft 16b of the operation bar 14 increases as the lid 3 opens, the operation bar 14 displaces (moves) the transfer bar 25 from the hinge 4 side to the opposite side. As a result, the transfer bar 25 is displaced (rotated) on the inner body 22 side, which is the other end side.
[0036]
That is, since the outer body 23 is directly connected to the rotating shaft 4d, the distance from the rotating shaft 4d to the shaft 17a attached to the outer body 23 does not change as described above. 22, the engagement shaft 28 is rotatable and movable in the long hole 27 of the transfer bar 25, and is slidable (movable) in the length direction of the side surface with respect to the outer body 23. This is because it slides with respect to the outer body 23 to allow displacement (rotation) of the transfer bar 25.
[0037]
Then, as shown in FIG. 7C, when the lid 3 is opened to the rotation limit of the hinge portion 4, the rotation of the transfer bar 25 by the operation bar 14 is further advanced, thereby the inner body 22 relative to the outer body 23. The maximum amount of sliding, that is, the upward movement of the inner body 22 to the upper end side is maximized, and the effective area of the inner surface of the inner body 22 and the exposed inner surface of the outer body 23 is also maximized.
[0038]
Further, when the lid 3 is closed again from the opened state, the transfer mechanism 21 operates in the reverse direction to the case where the previous lid 3 is opened, and the inner body 22 is pulled back to the hinge portion 4 side, and FIG. Return to the state shown in a).
[0039]
Even in the transfer mechanism 21 having such a configuration and the electronic notebook 20 having the same, the distance from the rotating shaft 4d to the shaft 16b of the hinge portion 4 is increased by the rotation of the hinge portion 4 when the lid 3 is opened and closed. By displacing, the transfer bar 25 displaces the relative positional relationship between one end side on the outer body 23 side and the other end side on the inner body 22 side, so that the inner body 22 is slid above the outer body 23, Thereby, the effective area which becomes the inner surface side of the lid | cover 3 which united the inner body 22 and the outer body 23 can be enlarged. Therefore, the effective space reduced with the miniaturization can be expanded, and thus, it becomes possible to cope with multi-functions and the like.
[0040]
In the electronic notebook 20, when the operation is performed with the lid 3 being opened on the desk or the like, the inner body 22 having the display unit is raised above the outer body 23, thereby displaying the display. This makes it easier to see the portion, which improves operability.
Moreover, in this electronic notebook 20, since the inner body 22 is slid with respect to the outer body 23, when the inner body 22 is slid, there is no opening between this and the outer body 23. Accordingly, since the wiring between them is not exposed, it is not necessary to provide a decorative cover or the like here.
[0041]
FIGS. 8A, 8B and 9A to 9C are views showing a third embodiment of the transfer mechanism of the present invention and an electronic notebook (display device) provided with the transfer mechanism. In the figure, reference numeral 30 is an electronic notebook (display device), and 31 is a transfer mechanism. The electronic notebook 30 is mainly different from the electronic notebook 1 shown in FIGS. 3A to 3D in that an inner body 32 is slidably attached to an outer body 33, and its transfer mechanism is an outer body. This is that the inner body 22 is moved (slid) in the length direction of the side surface of the outer body 23 without rotating the inner body 22 with respect to 23.
[0042]
That is, also in this electronic notebook 30, as in the example shown in FIG. 5A, grooves 34 are formed on both side surfaces of the inner body 32 along the length direction of the side surface, while the outer body 33. The cover part 33a which covers the inner body 32 is formed on both sides thereof, and a convex part (not shown) which is movably engaged with the groove 34 of the inner body 32 is formed on the cover part 33a. With such a configuration, the inner body 32 can move, that is, slide along the length direction of the side surface of the outer body 33 without rotating with respect to the outer body 33.
[0043]
Further, the operation bar 14 is configured so that one end side of the transfer bar 35 is supported by a shaft 36a on the other end side, and this shaft 36a is movable in a groove 37 formed in the concave portion 33b on the side surface of the outer body 33. Is engaged. As a result, the shaft 36 a on the other end side of the operation bar 14 is movable along the length direction of the side surface of the outer body 33. The transfer bar 35 is formed with a long hole 38 on the other end side. An engagement shaft 36b attached to the inner body 32 is rotatably and movably engaged with the elongated hole 38, whereby the other end side of the transfer bar 35 is movable with respect to the inner body 32. It is supported so as to be rotatable.
[0044]
Further, a gear-like pinion portion 39 is formed at one end side of the transfer bar 35 at the tip end portion thereof. The pinion portion 39 is formed and arranged on the side surface of the outer body 33 so as to be able to mesh with a gear-shaped rack portion 40 formed in a stepped portion 33c serving as a boundary portion with the concave portion 33b. That is, the rack portion 40 is formed on the side of the groove 37 on the side surface of the outer body 33, and the other end side of the operation bar 14 is accompanied by one end side of the transfer bar 35 by opening the lid 3 as will be described later. By moving the groove 37, the pinion portion 39 of the moved transfer bar 35 is engaged.
[0045]
The operation of the transfer mechanism 31 having such a configuration will be described.
When not in use, by closing the lid 3 as shown in FIG. 8 (a), the inner body 32 is integrated with the outer body 23 without being displaced outwardly on the inner surface side of the outer body 33. Thus, the apparatus main body 2 is covered. At this time, the other end side of the operation bar 14 and one end side of the transfer bar 35 are positioned on one side (the hinge part 4 side) of the groove 37 of the outer body 33 by the shaft 36a.
[0046]
In use, first, as shown in FIG. 8B, the upper end side (the side opposite to the hinge portion 4) of the lid 3 is opened upward. Then, by opening the lid 3, the lid 3 rotates about the rotation shaft 4 d of the hinge portion 4. At this time, one end side of the operation bar 14 is supported at a position deviated from the rotation shaft 4d of the hinge portion 4, so that when the lid 3 is opened, the rotation shaft of the hinge portion 4 is similar to the previous example. The distance from 4d to the shaft 36a on the other end side of the operation bar 14 is displaced.
[0047]
That is, also in this example, the distance from the rotating shaft 4d of the hinge part 4 to the shaft 36a on the other end side of the operation bar 14 is as shown in FIGS. 8 (a), 8 (b), 9 (a) to 9 (c). As shown in FIG. 4, the length of the lid 3 increases as the lid 3 opens. On the other hand, since the outer body 33 is directly connected to the rotating shaft 4d, the distance from the rotating shaft 4d to each point of the outer body 33, for example, each point of the groove 37 does not change. Therefore, from these configurations, as the distance from the rotating shaft 4d to the shaft 36a of the operation bar 14 becomes longer due to the opening of the lid 3, the shaft 36a is displaced in the groove 37 from the hinge portion 4 side to the opposite side ( Move).
At this time, the shaft 36a is rotatably connected to one end side of the transfer bar 35, so that the transfer bar 35 rotates about the shaft 36a.
[0048]
Then, when the lid 3 is further opened as shown in FIG. 9B, the movement of one end of the transfer bar 35 by the operation bar 14 is advanced, whereby the pinion portion 39 of the transfer bar 35 is moved to FIG. 10A. As shown in FIG.
Furthermore, as shown in FIG. 9C, when the lid 3 is opened to the rotation limit of the hinge portion 4, the movement of one end side of the operation bar 35 is further advanced, so that the shaft 36a is connected to the other side of the groove 37 ( Displace to the side opposite to the hinge part 4).
[0049]
At this time, as shown in FIG. 10B, the transfer bar 35 rotates about the one end part where the pinion part 39 is formed as the engagement between the pinion part 39 and the rack part 40 advances. Thus, the other end side is rotated to the side opposite to the hinge portion 4. Then, the other end side of the transfer bar 35 is supported so as to be movable and rotatable with respect to the inner body 32 by engaging the engagement shaft 36b in the elongated hole 38. Since only sliding (moving) is possible without rotating with respect to the outer body 33, the transfer bar 35 raises the inner body 32 by the rotation, whereby the inner surface of the inner body 32 and the outer body 33 are moved. The effective area combined with the exposed inner surface is maximized.
[0050]
Further, when the lid 3 is closed again from the opened state, the transfer mechanism 31 operates in the reverse manner to the case where the previous lid 3 is opened, and the inner body 32 is pulled back to the hinge portion 4 side, and FIG. Return to the state shown in a).
[0051]
Even in the transfer mechanism 31 having such a configuration and the electronic notebook 30 having the transfer mechanism 31, the distance from the pivot shaft 4d to the shaft 36a of the hinge portion 4 due to the pivot of the hinge portion 4 when the lid 3 is opened and closed. By displacing, the transfer bar 35 displaces the relative positional relationship between one end side on the outer body 33 side and the other end side on the inner body 32 side, so that the inner body 32 is slid above the outer body 33, Thereby, the effective area which becomes the inner surface side of the lid | cover 3 which united the inner body 32 and the outer body 33 can be enlarged. Therefore, the effective space reduced with the miniaturization can be expanded, and thus, it becomes possible to cope with multi-functions and the like.
[0052]
In the electronic notebook 30, when the operation is performed with the cover 3 opened and the lid 3 opened, the inner body 32 having the display unit is raised above the outer body 33, thereby displaying the display. This makes it easier to see the portion, which improves operability.
In the electronic notebook 30, the inner body 32 is slid with respect to the outer body 33. Therefore, when the inner body 32 is slid, there is no opening between the inner body 32 and the outer body 33. Accordingly, since the wiring between them is not exposed, it is not necessary to provide a decorative cover or the like here.
[0053]
In the second and third embodiments, the plate body 8 is provided on the outer body 23 (33), and the plate body 8 is moved inward as the inner body 22 (32) rises (displaces). You may comprise so that it may rotate.
[0054]
In the above-described embodiment, an example in which the display device of the present invention is applied to an electronic notebook has been described. However, the present invention is not limited to this, and a notebook personal computer, mobile phone, telephone, facsimile, The present invention can be applied to various openable display devices having a display unit such as a PDA (Personal Data Assistant). Further, the display unit is not limited to the liquid crystal screen, and may include a display unit using a plasma display or an organic EL element.
[0055]
In the above embodiment, the lid side is composed of an inner body and an outer body. However, the lid side and the apparatus main body side may be reversed, and the apparatus main body side may be composed of an inner body and an outer body.
In addition, with respect to the operation bar and transfer bar constituting the transfer mechanism, by providing a cover that covers them, it is possible to prevent the components of the transfer mechanism from being seen from the outside of the display device. Is desirable.
[0056]
As for the connection between the inner body and the outer body, the engagement between the long hole 11 and the protrusion 12 formed in the cover 10 as shown in the first embodiment, the second embodiment, the third Various configurations such as the engagement between the groove 24 (34) and the convex portion as shown in the embodiment can be adopted.
[0057]
【The invention's effect】
As described above, the transfer mechanism of the present invention supports the one end side of the operation bar at a position shifted from the rotation axis of the hinge portion, so that the hinge portion is rotated by the rotation of the hinge portion when the lid is opened and closed. The distance from the pivot shaft to the support point of the transfer bar by the operation bar is displaced, and thereby the transfer bar displaces the relative positional relationship between the one end side on the outer body side and the other end side on the inner body side. Therefore, by displacing the inner body above the outer body, the effective area on the inner surface side of the lid that combines the inner body and the outer body can be widened.
[0058]
Therefore, the display device of the present invention having such a transfer mechanism can expand an effective space reduced as a result of downsizing, and thus can cope with multi-functions and the like.
In particular, this display device is applied to a type that is used mainly on a desk such as an electronic notebook, and the lid side is composed of an inner body and an outer body, and the display section is an inner body. If it is provided, when the operation is performed with the lid open, the inner part having the display part rises above the outer body, so that the display part is easy to see, thereby improving the operability. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a first embodiment when a display device of the present invention is applied to an electronic notebook, and is a perspective view showing a state in which a lid is closed.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the lid of the electronic notebook shown in FIG. 1 is opened.
FIGS. 3A to 3D are side sectional views for explaining the operation of the electronic notebook shown in FIG. 1 from a closed state to an opened state.
FIGS. 4A to 4D are side views for explaining the operation of the electronic notebook shown in FIG. 1 from a closed state to an opened state.
FIGS. 5A and 5B are diagrams showing a schematic configuration of a second embodiment when the display device of the present invention is applied to an electronic notebook, and the lid is opened from a closed state. It is a side view for demonstrating the operation | movement to a state.
6A is an enlarged view of a main part of FIG. 5A, and FIG. 6B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIGS. 7A to 7C are side views for explaining the operation of the second embodiment shown in FIGS. 5A and 5B when the lid is further opened. FIGS. .
FIGS. 8A and 8B are diagrams showing a schematic configuration of a third embodiment when the display device of the present invention is applied to an electronic notebook, which is opened from a closed state; It is a side view for demonstrating the operation | movement to a state.
FIGS. 9A to 9C are side views for explaining the operation of the third embodiment shown in FIGS. 8A and 8B when the lid is further opened. FIGS. .
10A is an enlarged view of a main part of FIG. 9B, and FIG. 10B is an enlarged view of a main part of FIG. 9C.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1, 20, 30 ... Electronic notebook (display apparatus), 2 ... Apparatus main body, 3 ... Cover, 4 ... Hinge part, 4b ... Rotating shaft 5, 23, 33 ... Outer body, 6, 22, 32 ... Inner body , 7 ... Notch, 8 ... Plate body, 13, 21, 31 ... Transfer mechanism, 14 ... Operation bar, 15, 25, 35 ... Transfer bar, 27 ... Long hole, 28 ... Engagement shaft, 36b ... Engagement shaft, 38 ... long hole, 39 ... pinion part, 40 ... rack part

Claims

The lid is configured to be openable and closable attached to the apparatus main body by the hinge part, and one of the apparatus main body and the lid is disposed inside the outer body connected to the other by the hinge part, and the A transfer mechanism used in an openable / closable display device having an inner body detachably attached to an outer body,
One of the apparatus main body and the lid, an operation bar whose one end is rotatably supported at a position shifted from the rotation axis of the hinge part, and the other end of the operation bar is rotatably supported. And one end side of the outer body and the other end side of the inner body are rotatably supported.
The transfer bar displaces the distance from the rotation axis of the hinge part to the support point with the transfer bar by the rotation of the hinge part when the operation bar opens and closes the lid. A transfer mechanism configured to displace a relative positional relationship with the other end of the body side.

The inner body is attached to be rotatable and movable with respect to the outer body,
The transfer bar is pivotally supported on the other end side of the operation bar at the center thereof, and one end side thereof is pivotally supported on the outer body and the other end side is pivotally supported on the inner body. The transfer mechanism according to claim 1, wherein

The inner body is slidably attached to the outer body,
The transfer bar is pivotally supported on the other end side of the operation bar and is engaged by an engagement shaft that is rotatably and movably engaged in a long hole extending from the other end side to the one end side. The transfer mechanism according to claim 1, wherein the transfer mechanism is supported by a body, and one end side thereof is rotatably supported by the outer body.

The inner body is slidably attached to the outer body,
The other end side of the operation bar is rotatably supported by one end side of the transfer bar, and is engaged with an elongated hole formed on the outer body so as to extend from the hinge part side to the opposite side. The outer body is supported so as to be rotatable and movable,
The transfer bar is supported on the inner body by an engagement shaft that is rotatably and movably engaged in a long hole extending from the other end side to the one end side, and is formed on the outer body on one end side. The transfer mechanism according to claim 1, wherein a pinion portion that can mesh with the rack portion is formed.

The lid is configured to be openable and closable attached to the apparatus main body by the hinge part, and one of the apparatus main body and the lid is disposed inside the outer body connected to the other by the hinge part, and the An openable display device comprising an inner body detachably attached to an outer body,
A display device comprising a display unit on at least one of the outer body and the inner body and the transfer mechanism according to claim 1.

The outer body is provided with a notch on the hinge part side, and a plate body fitted to the notch is provided in the notch, and the plate body is rotatably supported on the hinge part side of the outer body. The display device according to claim 5, wherein: