JP4667349B2 - 球振分け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機の遊技盤に配設される球振分け装置に係り、特に、遊技球がクルーン体の内周面を転動しながら落下することで任意の排出口に振分けられる球振分け装置に関するものである。
従来より、上端に導入口を有する有底形状のクルーン体を遊技盤の中央部に配設し、導入口に流入した遊技球をクルーン体の内周面に沿って転動させながら下方へ導くことにより、遊技球がクルーン体の底面に設けられた複数の排出口のうちのV入賞口または外れ口に振分けられるようにした球振分け装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような球振分け装置を備えた弾球遊技機によれば、遊技球がクルーン体の内周面をクルクル回りながらV入賞口や外れ口に振分けられる様子を遊技者に見せられるため、遊技の興趣を高めることができる。
特開2005−168581号公報
しかしながら、前述した従来の球振分け装置では、クルーン体の内部容積が常に一定であるため、クルーン体内を転動する遊技球の滞留時間に変化がなく、遊技が単調になりやすいという難点があった。また、遊技盤の取付時にクルーン体が大きく傾いていたり、クルーン体の内周面の表面状態が経年的に変化すると、遊技球の滞留時間が予め設定された基準範囲からズレてしまうことが懸念されるが、このような滞留時間のズレを補正することができなかった。このことは、遊技者に対して遊技条件が同じにならずに不公平であり、遊技場にとっても大きな損失となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、クルーン体内を転動する遊技球の滞留時間を任意に調整することができる球振分け装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、上端に導入口を有する有底形状のクルーン体の底面に複数の排出口が設けられ、前記導入口に投入された遊技球が前記クルーン体の内周面を転動して前記各排出口のいずれか1つから排出される球振分け装置において、前記クルーン体を上部クルーンと下部クルーンとに2分すると共に、前記下部クルーンを前記上部クルーンに対して近接離反させる駆動部と、この駆動部を駆動制御する制御手段とを設ける構成とした。
このように構成された球振分け装置では、モータ等からなる駆動部を制御手段によって駆動制御して下部クルーンを上部クルーンに対して近接離反させると、上部クルーンと下部クルーンとからなるクルーン体の内部容積が変化するため、クルーン体内を転動する遊技球の滞留時間を任意に調整することができる。
上記の構成において、前記制御手段が、前記導入口と前記排出口のそれぞれに設けられたセンサの出力値に基づいて前記クルーン体内を転動する遊技球の滞留時間を算出する演算部と、この演算部で求められた算出値と予め設定された基準値を比較判定する判定部とを有し、前記判定部によって遊技球の滞留時間が基準値を越えていると判定されたときに、前記駆動部が前記クルーン体の内部容積を減ずる方向に前記下部クルーンを駆動制御し、前記判定部によって遊技球の滞留時間が基準値を下回っていると判定されたときに、前記駆動部が前記クルーン体の内部容積を増加する方向に前記下部クルーンを駆動制御するように構成すると、遊技球の滞留時間の均一化が図れるという補正機能を有するため、遊技条件が異なることに起因する不公平さを解消することができる。
また、上記の構成において、閉塞位置から開放位置へ回動することで遊技球を前記導入口へ流入許可する可動片と、遊技球の入賞によって前記可動片を1回開放動作する第1始動入賞口と、遊技球の入賞によって前記可動片を2回開放動作する第2始動入賞口とを備え、遊技球が前記第1始動入賞口と前記第2始動入賞口のいずれに入賞したかに応じて、前記制御手段が前記駆動部を駆動制御して前記クルーン体の内部容積を選択的に増減するように構成すると、遊技球の滞留時間がどの始動入賞口に入賞したかよって変化するため、遊技者にドキドキ感を与えて遊技性を高めることができる。
あるいは、上記の構成において、閉塞位置から開放位置へ回動することで遊技球を前記導入口へ流入許可する可動片と、遊技球の入賞によって前記可動片を1回開放動作する第1始動入賞口と、遊技球の入賞によって前記可動片を2回開放動作する第2始動入賞口とを備え、遊技球が前記第1始動入賞口と前記第2始動入賞口の少なくとも一方に入賞したときに、前記クルーン体の内部容積を決定する抽選が行われ、この抽選結果に基づいて前記制御手段が前記駆動部を駆動制御するように構成すると、遊技球の滞留時間が始動入賞口に入賞後の抽選によって変化するため、遊技が単調になることを防止して遊技者を飽きさせないようにすることができる。
本発明の球振分け装置は、クルーン体を上部クルーンと下部クルーンとに2分すると共に、この下部クルーンを上部クルーンに対して近接離反する駆動部と、この駆動部を駆動制御する制御手段とを設けたので、駆動部を駆動制御するだけでクルーン体の内部容積を簡単に変えることができ、その結果、クルーン体内を転動する遊技球の滞留時間を任意に調整することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る球振分け装置を備えた弾球遊技機の斜視図、図2は該弾球遊技機の遊技盤を示す正面図、図3は前記球振分け装置の構成を示す説明図、図4は該球振分け装置の動作説明図、図5は該球振分け装置を駆動制御する制御手段のブロック図、図6は該制御手段の制御内容を示すフローチャートである。
図1に示すように、弾球遊技機1は、遊技場の島設備に設置される機枠2と、機枠2に回動可能に支持された前面枠3と、前面枠3に収容された後述する遊技盤4と、前面枠3に回動可能に支持されたガラス扉5と、前面枠3の下方に配設された発射ハンドル6等を具備している。
図2に示すように、前記遊技盤4はガイドレール7等で囲まれた遊技領域8を有しており、この遊技領域8に向けて発射ハンドル6から遊技球が発射されるようになっている。遊技領域8の中央部には球振分け装置9が配設されており、この球振分け装置9の上方には一対の可動片10が設けられている。可動片10は図示せぬソレノイドを駆動源として同図の実線で示す閉塞位置と破線で示す開放位置との間を回動可能であり、この可動片10の回動に伴って遊技球が球振分け装置9内へ選択的に流入許可されるようになっている。すなわち、可動片10が閉塞位置にあって球振分け装置9の上方を閉塞している間、遊技球は球振分け装置9内へ流入することが阻止されているが、可動片10が閉塞位置から開放位置まで回動すると、球振分け装置9の上方が一時的に開放されて遊技球の流入が許可される。また、球振分け装置9の下方には一対の第1始動入賞口11と第2始動入賞口12とが設けられており、遊技球が第1始動入賞口11に入賞すると可動片10が1回開放動作し、遊技球が第2始動入賞口12に入賞すると可動片10が2回開放動作する。なお、遊技領域8には第1および第2始動入賞口11,12の他に図示しない一般入賞口が設けられており、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球は遊技領域8の最下端部に設けられたアウト口13から遊技盤4の裏面側に排出されるようになっている。
図3と図4に示すように、前記球振分け装置9は、上下両端を開口した固定側の上部クルーン14と、上端を開口して下端を閉塞した可動側の下部クルーン15と、この下部クルーン15を上部クルーン14に対して近接離反させるモータ16と、このモータ16を駆動制御する後述する制御手段17とを備えている。上部クルーン14と下部クルーン15は有底形状のクルーン体18を構成するものであり、後述するように、このクルーン体18の内部容積は下部クルーン15が上部クルーン14に対して近接離反することによって変化する。
上部クルーン14の上端開口は遊技球の導入口14aとなっており、この導入口14aの近傍には発射口センサ19が設けられている。上部クルーン14と下部クルーン15の内周面は滑らかに連続するような傾斜角に設定されており、導入口14aから上部クルーン14の内部に発射された遊技球は、クルーン体18のすり鉢状の内周面を転動しながら下部クルーン15の底面に向かって落下する。
下部クルーン15の底面には複数の排出口15aが穿設されており、各排出口15aの周囲にはそれぞれ排出センサ20が設けられている。本実施形態例の場合、V入賞口である1つの排出口15aと外れ口である2つの排出口15aとが120度の等間隔を保って計3個配置されているが、排出口15aの個数やレイアウトはこれに限定されず、例えば90度の等間隔を保って配置された計4個の排出口15aのうち、1つをV入賞口で残り3つを外れ口としてもよい。
下部クルーン15の底面中央部にはスクリューシャフト15bが垂設されており、このスクリューシャフト15bは下部クルーン15の下方に配設された受け皿21を貫通して上下方向へ延びている。スクリューシャフト15bにはモータ16の回転軸に固着したピニオン16aが噛合しており、モータ16の回転がピニオン16aとスクリューシャフト15bの噛合を介して下部クルーン15の昇降動作に変換されるようになっている。本実施形態例の場合、モータ16の正方向の回転によって下部クルーン15が上昇し、モータ16の逆方向の回転によって下部クルーン15が下降するようになっているが、モータ16の回転方向と下部クルーン15の昇降方向の関係はこれと反対であってもよい。
受け皿21は下部クルーン15の排出口15aから排出された遊技球を回収するための固定側部材であり、この受け皿21内に回収された遊技球は図示せぬアウト口から遊技盤4の裏面側に排出される。なお、下部クルーン15の底面が受け皿21内に回収された遊技球を噛まないようにするために、下部クルーン15の底面と受け皿21の内底面の間隔は遊技球の直径以上にする必要がある。また、下部クルーン15と受け皿21間に複数個の遊技球が噛まれてしまうのを防止するために、図示せぬ蛇腹状の球噛み防止部材を排出口15aから受け皿21にかけて架設し、この球噛み防止部材を下部クルーン15の昇降動作に伴って伸縮させるようにしてもよい。
図5に示すように、前記制御手段17は、入力部22と、CPU23と、記憶部24と、出力部25とを備えている。入力部22には前述した発射口センサ19と排出センサ20の他に、遊技球が第1始動入賞口11に入賞したことを検知する第1入賞センサ26と、遊技球が第2始動入賞口12に入賞したことを検知する第2入賞センサ27等の各検知信号が入力され、これら信号はCPU23に出力される。CPU23は、記憶部24に格納された各種データやプログラム等にしたがってモータ16の駆動信号を決定し、これを出力部25を介してモータ16に出力する。記憶部24には、遊技球の滞留時間の平均値Pを算出するプログラムや、遊技球の滞留時間の基準値Tを記憶するテーブル、遊技球の滞留時間の平均値Pと基準値Tを比較判定するプログラム、乱数発生器、乱数サンプリング回路、容積決定テーブル等が格納されている。
図6に示すように、本実施形態例の場合、制御手段17は発射口センサ19と排出センサ20の検知信号に基づいてモータ16を駆動制御するようになっている。すなわち、可動片10を通過した任意の遊技球が上部クルーン14と下部クルーン15の内周面を転動して排出口15aから排出されると、CPU23はクルーン体18の入口側に設けられた発射口センサ19と出口側に設けられた排出センサ20の検知信号に基づいて、この遊技球のクルーン体18内での滞留時間を測定した後(S−1)、この測定値を記憶部24に一時的に記憶する。以後、可動片10を通過した遊技球がクルーン体18に流入する度に、当該遊技球のクルーン体18内での滞留時間が測定され、その測定値は記憶部24に累積記憶されていく。そして、一定の期間が経過した後、CPU23は記憶部24に累積記憶された測定値の合計から遊技球の滞留時間の平均値を算出する(S−2)。例えば弾球遊技機1の主電源をオンしてからオフするまでの間を1日とし、この間で測定された遊技球の滞留時間から平均値を算出すると、1日当たりの滞留時間の平均値が算出される。あるいは、弾球遊技機1の主電源のオン/オフを1回とし、これを30回繰り返す間に測定された遊技球の滞留時間から平均値を算出すると、約1ヶ月当たりの滞留時間の平均値が算出される。
このようにして一定期間内における遊技球の滞留時間の平均値Pが算出されると、CPU23は滞留時間の平均値Pが記憶部24に記憶された基準値Tの範囲にあるか否かを判断し(S−3)、平均値Pが基準値Tの範囲内にあると判定された場合、モータ16に対して何ら駆動信号を出力せず、モータ16は停止したままとなる(S−4)。したがって、この場合、上部クルーン14と下部クルーン15とで構成されるクルーン体18の内部容積は変わらない。
また、平均値Pが基準値Tの範囲から外れている場合は、これら平均値Pと基準値Tの大小関係が判定され(S−5)、平均値Pが基準値Tを上回ってると判定された場合、CPU23はその差分に相当する駆動信号を出力してモータ16を正転させ(S−6)、下部クルーン15が所定量だけ上昇した後にモータ16の回転を停止する(S−8)。その結果、クルーン体18の内部容積が図3に示す状態から図4に示すように減少するため、クルーン体18の内周面を転動する遊技球の滞留時間が短くなり、遊技球の滞留時間を基準値Tの範囲内に補正することができる。
一方、滞留時間の平均値Pが基準値Tを下回ってると判定された場合は、その差分に相当する駆動信号を出力してモータ16を逆転させ(S−7)、下部クルーン15が所定量だけ下降した後にモータ16の回転を停止する(S−8)。その結果、クルーン体18の内部容積が図4に示す状態から図3に示すように増加するため、クルーン体18の内周面を転動する遊技球の滞留時間が長くなり、遊技球の滞留時間を基準値Tの範囲内に補正することができる。
このように本実施形態例に係る球振分け装置9では、固定側の上部クルーン14と可動側の下部クルーン15とによってクルーン体18を構成すると共に、制御手段17がモータ16を駆動制御することで下部クルーン15を上部クルーン14に対して近接離反可能としたので、クルーン体18の内部容積を簡単に変えて遊技球の滞留時間を任意に調整することができる。また、制御手段17が、クルーン体18内を転動した遊技球の滞留時間の実測値から平均値Pを算出し、この平均値Pと予め設定された基準値Tとを比較してモータ16を駆動制御するようにしたので、例えば1日当たりの滞留時間の平均値Pを基準値Tと比較し、翌日に主電源をオンしたときにクルーン体18の内部容積を補正すれば、遊技球の滞留時間を常に均一化することができる。このことは、遊技者に対して遊技条件を同じにできるという公平さがあり、遊技場にとっても不公平に起因する損失を解消できるというメリットがある。
図7は前記制御手段17の他の制御内容を示すフローチャートであり、本実施形態例の場合、制御手段17は第1入賞センサ26と第2入賞センサ27の検知信号に基づいてモータ16を駆動制御するようになっている。すなわち、遊技球が第1始動入賞口11または第2始動入賞口12に入賞すると(S−1)、CPU23は第1入賞センサ26と第2入賞センサ27の検知信号に基づいていずれの始動入賞口11,12に入賞したかを判別し(S−2)、その判別結果に応じてモータ16に所望の駆動信号を出力して下部クルーン15を昇降動作する。一例を挙げると、遊技球が第1始動入賞口11に入賞したと判定された場合は、モータ16を正転(S−3)して下部クルーン15を所定量だけ上昇させた後に、モータ16を逆転(S−4)して下部クルーン15を元位置まで下降させるという一連の動作後にモータ16の回転を停止する(S−5)。その結果、クルーン体18の内部容積が一時的に減少してから元の状態に戻るため、遊技球が可動片10を通過して上部クルーン14の導入口14aに流入すると、この遊技球はクルーン体18の内周面を短い滞留時間をもって転動する。一方、遊技球が第2始動入賞口12に入賞したと判定された場合は、モータ16を逆転(S−6)して下部クルーン15を所定量だけ下降させた後、モータ16を正転(S−7)して下部クルーン15を元位置まで上昇させるという一連の動作後にモータ16の回転を停止する(S−5)。その結果、クルーン体18の内部容積が一時的に増加してから元の状態に戻るため、遊技球が可動片10を通過して上部クルーン14の導入口14aに流入すると、この遊技球はクルーン体18の内周面を長い滞留時間をもって転動する。
このように本実施形態例に係る球振分け装置9では、遊技球が第1始動入賞口11と第2始動入賞口12のいずれに入賞したかに応じて、クルーン体18の内部容積を異なる形態で増減させて遊技球の滞留時間に変化を持たせることができるため、遊技者にドキドキ感を与えて遊技性を高めることができる。また、遊技球が第1始動入賞口11と第2始動入賞口12のいずれに入賞したかに応じて、モータ16の駆動時間を変えてクルーン体18の内部容積の変化量に差をつけたり、遊技球が第1始動入賞口11と第2始動入賞口12のいずれか一方に入賞したときだけモータ16を駆動する等、種々のバリエーションに簡単に対応することができる。さらに、制御手段17が第1入賞センサ26と第2入賞センサ27の検知信号に加えて発射口センサ19の検知信号に基づいてモータ16を駆動制御するようにしてもよく、この場合は、遊技球が可動片10を通過して上部クルーン14の導入口14aに流入したときだけ、モータ16を駆動してクルーン体18の内部容積を変えることができる。
図8は前記制御手段17のさらに他の制御内容を示すフローチャートであり、本実施形態例の場合、制御手段17はいずれかの始動入賞口11,12に遊技球が入賞したことを契機に行われる抽選結果に基づいてモータ16を駆動制御するようになっている。すなわち、遊技球が第1始動入賞口11または第2始動入賞口12に入賞すると(S−1)、CPU23は記憶部24に格納された乱数発生器等からクルーン体18の内部容積を決定する抽選を行い(S−2)、抽選に当選した場合(S−3)は、その抽選結果に応じてモータ16に出力する駆動信号を決定し(S−4)、その駆動信号を出力してモータ16を正逆いずれかの方向に回転する(S−5)。この抽選では、乱数サンプリング回路が乱数発生器で更新された乱数値を抽出し、抽出した乱数値を容積決定テーブルと照合する。容積決定テーブルには当選とハズレのいずれかが乱数発生器で発生する全乱数値に割り当てられており、この当選領域にはクルーン体18の内部容積を複数段階に区分する変動容積が割り当てられている。したがって、抽選によって例えば「容積75%」という変動容積が当選すると、CPU23は直前の下部クルーン15の位置に基づいて駆動信号を決定し、この駆動信号によってモータ16を正逆いずれかの方向に回転する。そして、モータ16の回転によって下部クルーン15を所望量だけ昇降動作させた後、モータ16の回転を停止する(S−6)と、クルーン体18の内部容積が直前の状態から75%に変化する。
このように本実施形態例に係る球振分け装置9では、遊技球が第1始動入賞口11と第2始動入賞口12のいずれか一方に入賞したことを契機に行われる抽選によってクルーン体18の内部容積を決定し、この抽選結果に基づいてモータ16を駆動制御して下部クルーン15を昇降動作させるようにしたので、遊技球の滞留時間が始動入賞口に入賞後の抽選によってその都度変化し、遊技が単調になることを防止して遊技者を飽きさせないようにすることができる。また、遊技球が第1始動入賞口11に入賞した場合と第2始動入賞口12に入賞した場合とで、抽選時の当選領域に割り当てられている変動容積に差をつけたり、遊技球が第1始動入賞口11と第2始動入賞口12のいずれか一方に入賞したきだけ抽選を行う等、種々のバリエーションに簡単に対応することができる。
本発明の実施形態例に係る球振分け装置を備えた弾球遊技機の斜視図である。 弾球遊技機の遊技盤を示す正面図である。 球振分け装置の構成を示す説明図である。 球振分け装置の動作説明図である。 球振分け装置を駆動制御する制御手段のブロック図である。 制御手段の制御内容を示すフローチャートである。 制御手段の他の制御内容を示すフローチャートである。 制御手段のさらに他の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 弾球遊技機
8 遊技領域
9 球振分け装置
10 可動片
11 第1始動入賞口
12 第2始動入賞口
14 上部クルーン
14a 導入口
15 下部クルーン
15a 排出口
15b スクリューシャフト
16 モータ(駆動部)
16a ピニオン
17 制御手段
18 クルーン体
19 発射口センサ
20 排出センサ
21 受け皿
22 入力部
23 CPU
24 記憶部
25 出力部

Claims (4)

  1. 上端に導入口を有する有底形状のクルーン体の底面に複数の排出口が設けられ、前記導入口に投入された遊技球が前記クルーン体の内周面を転動して前記各排出口のいずれか1つから排出される球振分け装置において、
    前記クルーン体を上部クルーンと下部クルーンとに2分すると共に、前記下部クルーンを前記上部クルーンに対して近接離反させる駆動部と、この駆動部を駆動制御する制御手段とを設けたことを特徴とする球振分け装置。
  2. 請求項1の記載において、前記制御手段が、前記導入口と前記排出口のそれぞれに設けられたセンサの出力値に基づいて前記クルーン体内を転動する遊技球の滞留時間を算出する演算部と、この演算部で求められた算出値と予め設定された基準値を比較判定する判定部とを有し、前記判定部によって遊技球の滞留時間が基準値を越えていると判定されたときに、前記駆動部が前記クルーン体の内部容積を減ずる方向に前記下部クルーンを駆動制御し、前記判定部によって遊技球の滞留時間が基準値を下回っていると判定されたときに、前記駆動部が前記クルーン体の内部容積を増加する方向に前記下部クルーンを駆動制御することを特徴とする球振分け装置。
  3. 請求項1の記載において、閉塞位置から開放位置へ回動することで遊技球を前記導入口へ流入許可する可動片と、遊技球の入賞によって前記可動片を1回開放動作する第1始動入賞口と、遊技球の入賞によって前記可動片を2回開放動作する第2始動入賞口とを備え、遊技球が前記第1始動入賞口と前記第2始動入賞口のいずれに入賞したかに応じて、前記制御手段が前記駆動部を駆動制御して前記クルーン体の内部容積を選択的に増減することを特徴とする球振分け装置。
  4. 請求項1の記載において、閉塞位置から開放位置へ回動することで遊技球を前記導入口へ流入許可する可動片と、遊技球の入賞によって前記可動片を1回開放動作する第1始動入賞口と、遊技球の入賞によって前記可動片を2回開放動作する第2始動入賞口とを備え、遊技球が前記第1始動入賞口と前記第2始動入賞口の少なくとも一方に入賞したときに、前記クルーン体の内部容積を決定する抽選が行われ、この抽選結果に基づいて前記制御手段が前記駆動部を駆動制御することを特徴とする球振分け装置。
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