JP4666646B2 - 軟判定ビタビ復号装置および方法、復号装置および方法 - Google Patents

軟判定ビタビ復号装置および方法、復号装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、復号技術、具体的には畳み込み符号を用いて符号化された信号を復号する技術に関する。
デジタル通信の分野において、誤り訂正符号として畳み込み符号がよく用いられる。図15は、通常用いられる畳み込み符号器300の一例を示す。畳み込み符号器300は、拘束長さ7、符号化率1/3の畳み込み符号を得るものであり、複数の加算器310と複数の遅延素子320(図中Dにより示されるDフリップフロップ)から構成される。送信データ列InputDは、畳み込み符号器300によって3つの系列の出力信号OutputA、OutputB、OutputCに符号化される。なお、ここでは、畳み込み符号器300は、InputDを3つの系列の出力信号に符号化するが、畳み込み符号器の構成によって出力信号の系列数が3以外の数を有しうる。
図16は、送信データ列InputDと出力信号OutputA、OutputB、OutputCの態様を示す。畳み込み符号器300は1ビットの入力(たとえばd0)に対して、3ビット(たとえばa0、b0、c0)の出力をする。
畳み込み符号が用いられる通信システムにおいて、送信側は符号器で送信データ列を畳み込み符号に変換し、それによって得られた符号系列を変調して伝送路に変調波として送出する。受信側は、伝送路から受信した変調波を復調して図16に示すOutputA、OutputB、OutputCのような符号系列に戻した後さらに復号処理を行う。この復号処理のアルゴリズムの一つとしてビタビアルゴリズムがよく知られている(非特許文献1、非特許文献2)。ビタビアルゴリズムは、受信符号系列と、送信側の符号器で生成された可能性のあるすべての符号系列(以下期待符号系列という)とを比較し、受信した符号系列に最も近い期待符号系列を選択し、これを復号してもとの情報系列を再生する。
ビタビ復号は、受信符号系列と期待符号系列との差分(ブランチメトリック)を求める処理、ACS(Add Compare Select:加算、比較、選択)を繰り返す処理と、最終的にデータを復号するトレースバック処理の3つによって復号を実現する。ここで、一般的にブランチメトリックをハミング距離により求める方式は硬判定方式と呼ばれ、ユークリッド距離により求める方式は軟判定方式と呼ばれる。硬判定方式は、軟判定方式と比べて演算量が少ないため、省電力化が図れるという利点があるが、誤り訂正能力が軟判定方式より低い。したがって、受信器の性能を向上させる視点から、誤り訂正能力の高い軟判定方式の受信器が通常採用される。
近年、PAN(Personal Area Network)として普及が予測されているMB−OFDM(Multi Band−Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式を採用するUWB(Ultra Wide Band)通信方式では、微弱な送信電力で高スループット、高誤り訂正能力が要求されている。また、この通信方式は、モバイル端末への実装も想定されており、高誤り訂正能力とともに、電力の消費を抑制することが要求される。
ところで、前述したように、軟判定方式の受信器は、演算量が高いため必然的に電力消費も大きい。硬判定方式の受信器は、演算量が比較的に低いが誤り訂正能力も比較的に低い。
このジレンマを解消するために、さまざまな試みがなされている。
特許文献1には、軟判定方式を用いながら電力消費を抑制する技術が開示されている。図17はその模式図を示す。畳み込み符号の復号に際し、図16に示す3つの系列のOutputA、OutputB、OutputCのような受信信号は、図17の左側に示す、3つの系列の、軟判定レベルのビット数に応じたビット幅を有するデータに変換される。このデータは、受信信号の振幅を表すデジタル多値データである。特許文献1の技術は、このデジタル多値データを用いてブランチメトリックを求める際に、受信信号の振幅を受信信号の品質の指標として用い、振幅に応じてデジタル多値データのビット幅を変更してからブランチメトリックを求める。ビット幅の変更は、具体的には、振幅が大きいほどビット幅の変更後の有効ビット幅が小さくなるように、デジタル多値データを構成する各系列のビット列を、振幅に応じたnビットだけ下位にシフトし、上位nビットを0に固定する。こうすることによって、図17の左側に示すデジタル多値データは、図17の右側に示すデータに変換されるため、振幅が大きい場合すなわち品質が良い場合に、ブランチメトリックを算出するための演算量を軽減し電力消費を抑制することができる。
特許文献2には、硬判定方式と軟判定方式を受信信号の品質に応じて選択的に用いる技術を開示している。この技術は、受信信号の品質が良いときに硬判定方式を用いて復号し、品質良くないときに軟判定方式を用いて復号する。こうすることによって、受信信号の品質が良いときに、演算量を軽減し電力消費を抑制することができる。
この2つの技術とも、受信信号の品質に応じて演算量の調整をしている。受信信号の品質の評価を適切に行わないと、電力消費の抑制ができなかったり、受信信号の誤り訂正を十分にできなかったりしかねないので、受信信号の品質を適切に評価することが要求される。
特開2003−249806号公報 特開2006−086761号公報 "The Viterbi Algorithm",Forney,G.D,Jr,proceedings of IEEE,vol.61,issue3, pp268−278 "畳み込み符号とViterbi復号",八嶋 弘幸,トリケップス
しかしながら、特許文献2には、受信信号の品質の評価方法について具体的な開示が無い。
また、特許文献1の技術は、受信信号の振幅が大きいときには品質が良いとし、振幅が小さいときには品質が良くないとして、振幅を受信信号の品質の指標に用いる。品質の優劣に関わらず受信信号の振幅が変動的であるので、この方法は必ずしも適切とはいえない。
また、特許文献1の技術は、デジタル多値データの各系列に対して、それのビット列をシフトすることによってビット幅を狭め演算量を軽減しているので、ビット列をシフトする回路を追加する必要がある。シフト回路も電力を消費するため、演算量の軽減によって得られる電力消費の抑制効果が弱まってしまう。
さらに、特許文献2の技術は、2つの異なる方式の復号器を設ける必要があるため、実装面積が大きくなる。特にモバイル端末の場合において不利である。
本発明の一つの態様は、軟判定ビタビ復号方法である。この軟判定ビタビ方法は、畳み込み符号であって、複数の系列を有する受信信号を復号する際に、受信信号の品質を評価し、この品質が所定のレベルより低いときに受信信号の振幅を表すデジタル多値データからブランチメトリックを算出する一方、品質が所定のレベル以上であるときにデジタル多値データに対して系列単位の間引きをしてからブランチメトリックを算出する。
本発明の別の態様は、復号方法である。この方法は、畳み込み符号であって、複数の系列を有する受信信号を復号する際に、受信信号の振幅の大きさの標準偏差を算出し、該標準偏差を基に受信信号の品質を評価する。そして、受信信号の品質に応じて、復号のための演算量が異なる複数の復号工程のうちの1つを選択的に用いて復号を行う。
なお、上記2つの方法を装置、システムに置き換えたものも、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる復号技術によれば、畳み込み符号で符号化された受信信号を復号する際に、誤り訂正能力を維持しながら確実に電力消費を抑制すること、あるいは実装面積を増大せずに電力消費を抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるビタビ復号器100の構成を示す。ビタビ復号器100は軟判定方式のビタビ復号器であり、受信信号の振幅を表すデジタル多値データS1を用いてブランチメトリック算出用のデータを得るブランチメトリック算出用データ取得部20と、デジタル多値データS1を用いて受信信号の品質を評価するとともに、評価の結果に基づいて制御信号Mを生成してブランチメトリック算出用データ取得部20に供する評価制御部30と、ブランチメトリック算出用データ取得部20により得られたブランチメトリック算出用データS2を用いて復号し、復号データを得る復号実行部90を有する。復号実行部90は、ブランチメトリック算出部52と、閾値判定正規化指示部54と、ACS演算部56と、パスメトリック保持部58と、尤最ステート判定部62と、サバイバルパスメモリ64と、トレースバック制御部66と、後入れ先出しメモリ(Last In First Out Memory:LIFO)68を有する。デジタル多値データS1は、畳み込み符号化された送信データ列の変調波の復調後に、デジタル変換を行うことによって得られたものである。なお、ここで例として、デジタル多値データS1は、図16に示すような3系列(PutputA、OutputB、OutputC)を有する受信信号から変換して得たものであり、図8の左部に示すようにa系列、b系列、c系列の3系列を有し、各系列は軟判定レベルに応じたビット幅例えば3ビットを有する。
図2は、評価制御部30の構成を示す。評価制御部30は、デジタル多値データS1を用いて受信信号の標準偏差σを算出する標準偏差算出部31と、標準偏差算出部31が算出した標準偏差σに応じて制御信号Mを生成してブランチメトリック算出用データ取得部20に出力する制御信号出力部38を備える。
受信信号の品質は、ビット当たりの信号と雑音の比(Eb/No、Eb:Energy per bit、No:Spectral Noise Density)により表すことができる。このEb/Noが大きいほど受信信号の品質が良いと言える。
一般に、畳み込み符号化された受信信号(復調後)は、図3に示すようなヒストグラムになっている。このような受信信号の振幅の大さの標準偏差σを算出してEb/Noと比較すると図4に示す関係が得られる。図4から分かるように、受信信号の振幅の大きさの標準偏差σが大きいほどEb/Noが小さくなりすなわち受信信号の品質が悪い。
本実施の形態のビタビ復号器100において、このような関係に着目して受信信号の標準偏差σを用いて受信信号の品質を評価する。ここで、ビタビ復号器100の標準偏差算出部31は品質評価部として機能する。
受信信号の標準偏差σは、下記の式(1)により表すことができる。
Figure 0004666646
式(1)を変形すると、標準偏差σは下記の式(2)により表すことができる。
Figure 0004666646
標準偏差算出部31は、上記式(2)に基づいて標準偏差σを求めるものであり、図5は、その構成を示す。
図5に示すように、標準偏差算出部31は、デジタル多値データS1に対して絶対値を取る絶対値取得部32と、式(2)右辺の括弧内の左部分を算出する回路(乗算器33aと、加算器33bと、遅延素子D−FF33cから構成された、図中上部の点線により囲まれた回路。以下第1の回路という)と、式(2)右辺の括弧内の右部分を算出する回路(加算器34aと、遅延素子D−FF34bと、乗算器34cと、乗算器34dから構成された、図中下部の点線により囲まれた回路。以下第2の回路という)と、第1の回路の出力から第2の回路の出力を減算する減算器33dと、第2の回路および後述する乗算器36に供する係数(1/n)(n:サンプル数)を供する係数発生器35と、減算器33dの出力に対して、係数発生器35からの係数を乗算して標準偏差σを得る乗算器36を備える。
標準偏差算出部31は、このようにして得た標準偏差σを制御信号出力部38に出力する。
制御信号出力部38は、予め設定された閾値と、標準偏差算出部31から出力された標準偏差σとを比較して、比較結果に応じた制御信号Mを生成してブランチメトリック算出用データ取得部20に出力する。具体的に、標準偏差σが閾値より大きいときすなわち受信信号の品質が良くないときには、デジタル多値データS1を間引きせずにそのままブランチメトリック算出用データS2として出力する制御信号を出力する一方、標準偏差σが閾値以下であるときすなわち受信信号の品質が良好であるときには、デジタル多値データS1の3系列のうちの所定の系列を間引きする制御信号を出力する。
制御信号Mの詳細を説明する前にブランチメトリック算出用データ取得部20の構成を説明する。
図6は、ブランチメトリック算出用データ取得部20を示す。本実施の形態のビタビ復号器100において、例として、デジタル多値データS1は、その各系列のビット幅に対応して系列毎3ビットずつのパラレル伝送でブランチメトリック算出用データ取得部20に入力される。
図6に示すように、ブランチメトリック算出用データ取得部20は、3つの論理積ゲート22、論理積ゲート24、論理積ゲート26を備える。ブランチメトリック算出用データ取得部20によって、入力IN2、IN1、IN0は、制御信号Mとそれぞれ論理積演算され、出力OUT2、OUT1、OUT0となる。
図7は、ブランチメトリック算出用データ取得部20の作用を示す。図示のように、制御信号Mが0であるとき、ブランチメトリック算出用データ取得部20に入力されたデータはそのまま出力される。一方、制御信号Mが1であるとき、ブランチメトリック算出用データ取得部20に入力されたデータは0化されて出力される。
制御信号出力部38は、標準偏差σが閾値より大きいときすなわち受信信号の品質が良くないときには、デジタル多値データS1を間引きせずにそのままブランチメトリック算出用データS2として出力するための制御信号0を出力する。一方、標準偏差σが閾値以下であるときすなわち受信信号の品質が良好であるときには、制御信号出力部38は、デジタル多値データS1の3系列のうちの所定の系列例えばb系列を間引きするように、a系列とb系列のデータに対しては0である信号を、b系列のデータに対しては1であるマスク信号をブランチメトリック算出用データ取得部20に出力する。これによってaまたはc系列のデータたとえば(a0(1),a0(2)、a0(3))、(c0(1),c0(2)、c0(3))はブランチメトリック算出用データ取得部20からそのまま出力され、b系列のデータたとえば(b0(1),b0(2)、b0(3))は(0,0,0)になって出力される。
図8の右側は、b系列に対する間引きが実行された際に、ブランチメトリック算出用データ取得部20により、図8の左側に示すデジタル多値データS1から得られたブランチメトリック算出用データS2を示す。図示のように、ブランチメトリック算出用データS2は、デジタル多値データS1からb系列のデータが間引きされ、デジタル多値データS1よりビット数が減少されている。
ブランチメトリック算出用データ取得部20は、ブランチメトリック算出用データS2を復号実行部90に出力し、ブランチメトリック算出部52によるブランチメトリックの算出に供する。
復号実行部90におけるブランチメトリック算出部52は、ブランチメトリック算出用データ取得部20から供されるブランチメトリック算出用データS2を用いてブランチメトリックを算出してACS演算部56に供する。ACS演算部56は、パスメトリックを算出してパスメトリック保持部58とサバイバルパスメモリ64に出力する。閾値判定正規化指示部54は、パスメトリック保持部58に正規化指示をし、それに応じて閾値判定正規化指示部54は、パスメトリックを正規化して保持する。
尤最ステート判定部62と、トレースバック制御部66と、サバイバルパスメモリ64と、LIFO68とは、ACS演算部56により得られたパスメトリックと、パスメトリック保持部58からの正規化されたパスメトリックとを用いて復号データを得る。
本実施の形態において、復号実行部90は、ブランチメトリック算出部52を算出する際に、デジタル多値データS1の代わりにブランチメトリック算出用データ取得部20により得られたブランチメトリック算出用データS2を用いる点を除いて、従来知られている軟判定ビタビ復号装置と同じ動作をするので、ここで詳細な説明を省き、以上の概要のみを説明する。
本実施の形態のビタビ復号器100によれば、軟判定ビタビ復号する際に、受信信号の品質が良くないときに受信信号の振幅を表すデジタル多値データS1をそのままブランチメトリック算出用データS2として用いる一方、受信信号の品質が良好であるときにデジタル多値データS1を間引きしてビット数を減らしてからブランチメトリックの算出に用いる。こうすることによって、受信信号の品質が良好なときすなわち高い誤り訂正能力が必要とされないときには消費電力を抑制することができるとともに、受信信号の品質が良くないときすなわち高い誤り訂正能力が必要とされるときには高い誤り訂正能力を維持することができる。
また、本実施の形態のビタビ復号器100において、受信信号の品質に関わらずブランチメトリック算出用データS2に対して軟判定ビタビ復号を行うようにしているので、軟判定ビタビ復号を実行する復号実行部90のみを実装すればよいので、小さな実装面積で電力消費の抑制を図ることができる。
また、本実施の形態のビタビ復号器100において、受信信号の振幅の大きさの標準偏差σと受信信号の品質間の関係に着目し、受信信号の振幅の大きさの標準偏差σを取得して受信信号の品質を評価しているので、適切な評価ができる。
本実施の形態において、受信信号の振幅の大きさの標準偏差σが閾値より大きいときときには、デジタル多値データS1を間引きせずにそのままブランチメトリック算出に用いる一方、標準偏差σが閾値以下であるときには、デジタル多値データS1の3系列のうちの1系列を間引きしてブランチメトリックの算出に用いる。ここでデジタル多値データS1を間引きするか否かを決めるための閾値について考える。
図9は、MB−OFDMで用いられる拘束長7、符号化率1/3の畳み込み符号に対して間引きせずに復号した場合のBER(ビット誤り率:ビットエラー数と総伝送ビット数の比)特性と、本実施の形態のビタビ復号器100のようにデジタル多値データS1を1系列間引きして復号した場合のBER特性を示す。図中横軸はEb/Noであり、縦軸はBERである。なお、図中BER=1.0e−5付近の点線は、MB−OFDMで規定されているBER特性のスペックである。
受信信号の品質は、送信器と受信器間の距離に依存する。図10は、伝送距離と受信信号のEb/No間の関係を示す。図示のように、送信器と受信器間の距離が大きいほど、Eb/Noが小さくなりすなわち受信信号の品質が低下する。なお、MB−OFDMのスペックは、106.7Mbpsの伝送レートに対して10mの伝送距離が規定されている。
図9に示すように、BER=1.0e−5付近において、本実施の形態のビタビ復号器100の場合は、間引きしないビタビ復号器より約2dB劣化する。一般的な二乗則ベースの伝播則で考えると、MB−OFDMのBER特性のスペックから逸脱しないために、ビタビ復号器100を用いる場合の最大伝播距離は、間引きしないビタビ復号器の最大伝播距離の10(−2/20)すなわち約0.8倍となる。本実施の形態のビタビ復号器100は、106.7Mbpsの伝送レートに対して伝送距離が8m(マージンを見込んでも5m)以内であれば、MB−OFDMのBER特性のスペックを逸脱せずに電力の消費を抑制することができる。
この点に着目して、本実施の形態のビタビ復号器100に対して、間引きするかしないかを決めるための閾値を送信器との距離に応じて設定することが好ましい。具体的には、復号時に間引き処理をしてもMB−OFDMのBER特性から逸脱しない伝播距離(上述した8mまたはマージンを見込んだ距離)外であれば、制御信号出力部38から、常に間引き処理をしない制御信号Mを出力するように閾値を設定する一方、間引き処理をしてもMB−OFDMのBER特性から逸脱しない伝播距離以内であれば、受信信号の品質に応じて間引き処理が施されるように閾値を設定する。こうすることによって、スペックが要求するBER特性を満たしながらも電力の消費を抑制することができる。
本実施の形態のビタビ復号器100において、デジタル多値データS1を系列単位に間引きすることによってビット数を軽減しているので、ビット数を軽減する処理は、デジタル多値データS1と制御信号Mとの論理積演算のみで実現することができる。そのため、ブランチメトリック算出用データ取得部20を小規模な単純回路で構成することができ、デジタル多値データS1のビット数を減少させるための消費電力を抑制することができる。
ここで特許文献1の技術によりデジタル多値データのビット数を減少させるための回路について考える。特許文献1の技術は、デジタル多値データの各系列に対してビットシフトをすることによってビット数の減少を図る。図18は、2系列のデジタル多値データに対してこのようなビットシフトをする回路の構成例を示す。図18に示すシフタ150は、3ビットのビット幅を有する1系列の入力データ(INT2,INT1,INT0)に対してビットのシフトをするものであり、図19に示す機能を実現する。図19に示すように、シフト指示(Q1,Q0)が(0,0)のとき、シフタ150は入力データに対してシフトせずにそのまま出力する。一方、シフト指示(Q1,Q0)が(0,1)のときは、入力データ(INT2,INT1,INT0)を1ビット下位にシフトすることによって(0,INT2,INT1)にし、シフト指示(Q1,Q0)が(1,1)のときは、入力データを2ビット下位にシフトすることによって(0,0,INT2)にする。
図18から分かるように、このようなシフト動作を実現するために、9個の論理積ゲート151と3つの論理和ゲート153が必要である。これに対して、図1に示す実施の形態におけるブランチメトリック算出用データ取得部20は、同じ軟判定レベルのデジタル多値データS1のビット数を減少させるために3つの論理積ゲートのみ用いるため、ビット数の減少に費やす電力は、シフタ150のおおよそ(3/12)である。
以上の比較は、軟判定レベルのビット数を3ビットとした場合の例である。軟判定レベルのビット数が増えると、図18に示すような構成のシフタに必要な論理積ゲート及び論理和ゲートがさらに増え、図6に示すような構成のブランチメトリック算出用データ取得部との消費電力の差がさらに大きくなる。
本実施の形態において、例として、デジタル多値データS1が3ビットずつすなわち1系列ずつブランチメトリック算出用データ取得部20に入力され、ブランチメトリック算出用データ取得部20は3つの論理積ゲートを備える構成である。ブランチメトリック算出用データ取得部20に入力されるデータと制御信号Mとの論理積演算によって、間引き系列のデータが0化されることができれば、デジタル多値データS1がブランチメトリック算出用データ取得部20に入力される態様、ブランチメトリック算出用データ取得部20に備えられた論理積ゲートの数など、ここの例示に限定されることがない。
また、本実施の形態において、間引き系列に対して1であるマスク信号を用い、各論理積ゲートでは、制御信号Mのビットを反転してから論理積演算に用いるようにしているが、制御信号Mとデジタル多値データS1との論理積演算によって間引き系列を0化にすることができ、他の系列をそのまま出力することができれば、必ずしもこの構成に限定されることがない。例えば、図11に示すような、制御信号Mを反転しない論理積ゲート22a、24a、26aを備えたブランチメトリック算出用データ取得部20aを用いてもよい。この場合、図12に示すように、制御信号Maとして、間引き系列に対しては0、間引き系列以外の系列に対しては1を用いるようにすれば、図6および図7に示すブランチメトリック算出用データ取得部20と制御信号Mとの組合せと同じ機能をなすことができる。
また、本実施の形態は、3系列を有するデジタル多値データS1に対して1系列を間引きする例であるが、本発明は、3以外の系列数のデジタル多値データに対しても適用することができ、間引きする系列も1系列に限定されることがない。たとえば、4系列のデジタル多値データに適用し、1系列や、2系列を間引きするようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、受信信号の品質を所定のレベル以上か所定のレベルより低いかの2段階のみに分けているが、品質のレベルを2より大きい複数の段階に分けるようにしてもよい。その場合、品質のレベルが高いほど間引きする系列を増やすようにしてもよい。
図13は、本発明の他の実施の形態にかかるビタビ復号器120を示す。なお、ビタビ復号器120に対して、ビタビ復号器100と同じ機能を担う要素については同じ符号を付与し、それらの詳細な説明を省略する。
ビタビ復号器120も軟判定方式のビタビ復号器である、受信信号の振幅を表すデデジタル多値データS1を用いてブランチメトリック算出用のデータを得るブランチメトリック算出用データ取得部20と、デジタル多値データS1を用いて受信信号の品質を評価するとともに、評価の結果に基づいて制御信号Mを生成してブランチメトリック算出用データ取得部20に供する評価制御部110と、ブランチメトリック算出用データ取得部20により得られたブランチメトリック算出用データS2を用いて復号し、復号データを得る復号実行部90を有する。復号実行部90は、ブランチメトリック算出部52と、閾値判定正規化指示部54と、ACS演算部56と、パスメトリック保持部58と、尤最ステート判定部62と、サバイバルパスメモリ64と、トレースバック制御部66と、後入れ先出しメモリ(Last In First Out Memory:LIFO)68を有する。
図14は、評価制御部110を示す。評価制御部110は、標準偏差算出部111と、制御信号出力部112と、評価期間制御部115を備える。制御信号出力部112には、保持回路113が設けられている。
評価期間制御部115は、評価期間たとえばビタビ復号の開始時を起点とする所定の長さの期間においてのみ標準偏差算出部111を動作させる。これはたとえば図示しない時間カウンタによって実現する。評価期間制御部115は、評価期間の終了時に標準偏差算出部111の動作を停止させるとともに、制御信号出力部112に対して保持回路113を動作させる指示を出力する。
標準偏差算出部111は、評価期間において標準偏差σを算出して制御信号出力部112に出力し、評価期間の終了にともなって動作が停止させられる。
制御信号出力部112の保持回路113は、評価期間制御部115からの指示に応じて、標準偏差算出部111が動作停止直前に出力されてきた標準偏差σを保持する。
制御信号出力部112は、評価期間においては標準偏差算出部111から出力された標準偏差σに応じた制御信号Mを復号実行部90に出力し、評価期間終了後においては保持回路113に保持された標準偏差σに応じた制御信号Mを復号実行部90に出力する。
制御信号Mは、ビタビ復号器100における制御信号出力部38から出力される制御信号と同じである。
この実施の形態のビタビ復号器120は、図1に示すビタビ復号器100と同じ効果を発揮することができると共に、デジタル多値データS1のビット数を減少させるための処理に費やす電力をさらに抑制することができる。
通常、受信信号の品質は送信器と受信器の位置関係によって決まるものであり、携帯電話機などのような移動体通信でない限り通信中に回線状況すなわち受信信号の品質が劇的に変化することはごく稀である。本実施の形態のビタビ復号器120は、この点に着目してなされたものであり、ビタビ復号開始時からの所定の期間においてのみ、品質評価部として機能する標準偏差算出部111を動作させ、その後、保持回路113により受信信号の品質評価結果を保持し、それに応じた制御信号を出力する。こうすることによって、評価期間後において標準偏差算出部111による電力消費をカットすることにできる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、さまざまな変更、増減を加えてもよい。これらの変更、増減が加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上述した2つの実施の形態において、品質評価部として機能する標準偏差算出部31および標準偏差算出部111は、標準偏差σそのものを受信信号の品質として出力し、制御信号出力部38と制御信号出力部112において標準偏差σと閾値の比較をしている。標準偏差を算出する機能に加え、標準偏差と閾値とを比較してその比較結果(標準偏差が閾値より大きいか閾値以下か)を品質として出力する機能を備えるように品質評価部を構成するようにしてもよい。この場合、制御信号出力部は、品質評価部からの比較結果に応じて制御信号を生成して出力すればよい。さらに、ビタビ復号器120における保持回路は、標準偏差σの代わりに比較結果を保持するため、より単純に構成可能である。
また、上述した2つの実施の形態のビタビ復号器は、受信信号の振幅の大きさの標準偏差σを基に品質の評価をしているが、特許文献1に記載された品質の評価方法など従来知られている他の品質評価方法を用いてもよい。この場合において、デジタル多値データを系列単位に間引きすることによって単純な回路構成でビット数を軽減しているので、特許文献1に記載のビットシフト手法より電力の消費を抑制することができる。
また、上述した2つの実施の形態のビタビ復号器は、受信信号の品質に応じてデジタル多値データをそのまま、あるいは系列単位に間引きしてから軟判定ビタビ復号しているが、受信信号の振幅の標準偏差σを用いて受信信号の品質を評価し、その評価結果に応じて演算量の異なる方式の復号工程を選択的に実行するようにしてもよい。たとえば、品質が良いときには、硬判定ビタビ復号のような誤り訂正能力が軟判定ビタビ復号のそれほど高くないが演算量が少ない復号工程で復号する一方、品質が良くないときには軟判定ビタビ復号のような誤り訂正能力が高い復号工程で復号するようにしてもよい。この場合、標準偏差σを基に品質の評価をしているので、適切な評価により、復号時に電力消費量と誤り訂正能力のバランスを正確にとることができる。なお、選択的に用いられるこれらの復号工程の種類はビタビ復号に限定されることがなく、ここでいう誤り訂正能力の高さおよび演算量の多さは、これらの復号工程間で比較した場合の相対的なものである。
本発明の実施の形態にかかるビタビ復号器の構成を示すブロック図である。 図1に示すビタビ復号器における評価制御部の構成を示すブロック図である。 受信信号の振幅のヒストグラムである。 受信信号の振幅の大きさの標準偏差とEb/Noの関係を示す図である。 図2に示す評価制御部における標準偏差算出部の構成を示すブロック図である。 図1に示すビタビ復号器におけるブランチメトリック算出用データ取得部の構成を示すブロック図である。 図6に示すブランチメトリック算出用データ取得部の動作を説明するための図である(その1)。 図6に示すブランチメトリック算出用データ取得部の動作を説明するための図である(その2)。 図1に示すビタビ復号器のBER特性を説明するための図である。 受信器と送信器間の距離と、受信信号のEb/Noとの関係を示す図である。 図1に示すビタビ復号器に適用可能な他のブランチメトリック算出用データ取得部の構成を示すブロック図である。 図11に示すブランチメトリック算出用データ取得部の動作を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかるビタビ復号器の構成を示すブロック図である。 図1に示すビタビ復号器における評価制御部の構成を示すブロック図である。 畳み込み符号器の例を示すブロック図である。 図15に示す畳み込み符号器の入力データと出力データの態様を示す図である。 従来技術によるビットシフトの処理を示す図である。 従来技術によるビットシフトの処理を実現する回路の構成例を示す図である。 図18に示す回路の作用を説明するための図である。
符号の説明
20 ブランチメトリック算出用データ取得部、 22 論理積ゲート、
24 論理積ゲート、 26 論理積ゲート、
30 評価制御部、 31 標準偏差算出部、
32 絶対値取得部、 38 制御信号出力部、
52 ブランチメトリック算出部、 54 閾値判定正規化指示部、
56 ACS演算部、 58 パスメトリック保持部、
62 尤最ステート判定部、 64 サバイバルパスメモリ、
66 トレースバック制御部、 68 LIFO、
90 復号実行部、 100 ビタビ復号器、
110 評価制御部、 111 標準偏差算出部、
112 制御信号出力部、 113 保持回路、
115 評価期間制御部、 120 ビタビ復号器、
150 シフタ、 151 論理積ゲート、
152 インバータ、 153 論理和ゲート、
300 畳み込み符号器、 310 加算器、
320 遅延素子。

Claims (9)

  1. 畳み込み符号であって、複数の系列を有する受信信号を復号する軟判定ビタビ復号方法において、
    前記受信信号の品質を評価し、
    前記品質が所定のレベルより低いときに前記受信信号の振幅を表すデジタル多値データからブランチメトリックを算出し、
    前記品質が所定のレベル以上であるときに前記デジタル多値データに対して系列単位の間引きをしてからブランチメトリックを算出することを特徴とする軟判定ビタビ復号方法。
  2. 前記間引きの対象となる間引き系列に対してマスク信号を生成し、
    該マスク信号と、前記デジタル多値データのうちの前記間引き系列に対して論理積演算を行うことによって前記間引きを行うことを特徴とする請求項1に記載の軟判定ビタビ復号方法。
  3. 前記受信信号の振幅の大きさの標準偏差を算出し、該標準偏差を基に前記受信信号の品質を評価することを特徴とする請求項1または2に記載の軟判定ビタビ復号方法。
  4. 前記畳み込み符号の送信器と、復号が行われる受信器との距離に応じて前記所定のレベルの値を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の復号方法。
  5. 畳み込み符号であって、複数の系列を有する受信信号を復号する軟判定ビタビ復号装置において、
    前記受信信号の品質を評価する品質評価部と、
    該品質評価部により評価された前記品質が所定のレベルより低いときに前記受信信号の振幅を表すデジタル多値データを間引きしない指示を出力し、前記品質が前記所定のレベル以上であるときに前記デジタル多値データを間引きする指示を出力する制御信号出力部と、
    該制御信号出力部からの指示に従って前記デジタル多値データをブランチメトリック算出用データとして出力するか、前記デジタル多値データに対して系列単位の間引きをしてブランチメトリック算出用データを得て出力するブランチメトリック算出用データ取得部とを備えることを特徴とする軟判定ビタビ復号装置。
  6. 前記制御信号出力部は、間引きする指示として、前記間引き対象となる間引き系列に対してマスク信号を出力し、
    前記ブランチメトリック算出用データ取得部は、前記制御信号出力部からの前記マスク信号と前記間引き系列に対して論理積演算を行うことによって前記ブランチメトリック算出用データを取得することを特徴とする請求項5に記載の軟判定ビタビ復号装置。
  7. 前記品質評価部は、前記受信信号の振幅の大きさの標準偏差を算出し、該標準偏差を基に前記受信信号の品質を評価することを特徴とする請求項5または6に記載の軟判定ビタビ復号装置。
  8. 所定の評価期間においてのみ前記品質評価部を動作させる評価期間制御部と、
    前記品質評価部の停止直前の評価結果を保持する保持回路とをさらに備え、
    前記制御信号出力部は、前記品質評価部の動作停止後において、前記保持回路に保持された前記評価結果に基づいて制御信号を出力することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の軟判定ビタビ復号装置。
  9. 前記所定のレベルの値は、畳み込み符号の送信器との距離に応じて設定されたものであることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の軟判定ビタビ復号装置。
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