JP4666057B2 - 食器設置具およびこの食器設置具を設けた食器洗い機、食器乾燥機 - Google Patents

食器設置具およびこの食器設置具を設けた食器洗い機、食器乾燥機 Download PDF

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Description

本発明は、食器を設置する食器設置具およびこの食器設置具を設けた食器洗い機、食器乾燥機に関するものである。
従来、食器の収納や食器の水切りを行う一般的な食器設置具は、所定の間隔を隔てて設けた複数の係止部によって食器を横倒れ姿勢で係止するものがある(例えば、特許文献1参照)。図44は、上記特許文献1に記載された食器かごの側面図で、碗類、丼、サラダボウルなどの深さのある食器を収納することができるものである。
図44に示すように、丼用保持部101は、丼や丼と同様な形状を呈する大型の汁碗等の丼状の食器102を横倒れ姿勢で保持できるように構成されている。すなわち、丼用保持部101は、横倒れ姿勢にした食器102の口縁部103の下側部分103aを係止部104に係止し、かつ、その横倒れ姿勢の食器102が底部側へ転動しないように、所定の間隔で設けた隣接する係止部104で食器102の側周部を支持するように構成されている。そして、前記複数の係止部104は、間隔を隔てて一列状に並べて設けられており、横倒れ姿勢にした食器102を上方から見たときの口縁部103を同じ方向に向けてセットするように構成したものである。
また、図45に示すように、碗類セットかご105の長手方向の両辺106に、上向きに伸び、かつ、上部で内側に曲がる屈曲部を持った複数個のセットピン107を設け、直径の大きな食器108をセットするときは、その口縁部109を係止する左右のセットピン107をずらして食器108を斜めにセットするようにすることも考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−159206号公報 特開平3−215233号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、係止部104が一列状に並べて設けられているため、食器102がセット可能な方向(上方から見たときの食器の口縁部の向き)は、係止部104が並んでいる限定された一方向にしか食器をセットすることができないものである。
また、上記特許文献2に記載のものでは、直径の大きさが異なる複数種類の食器のセットが可能であるが、上記特許文献1に記載のものと同様に、セットピン107が並んでいる方向に食器の方向が限定される。
一般的に、食器をセットするときは、食器のセットに用いる手が、右手か左手かといった使用者の利き手によって食器セットの容易性が異なる。また、使用者が食器設置具の右側もしくは左側に立っているかといった食器設置具と使用者との位置関係によっても食器セットの容易性が異なる。そのため、手に持った食器がセット方向と異なる場合は、食器の向きを変えるために腕を捩じったり、食器を他方の手に持ち替えるという動作が生じて使い勝手が悪く、使用者の利き腕や食器設置具に対する位置によって、最もセットがし易い向きに食器をセットすることができないという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、食器のセットを容易にして、使い勝手を
よくすることを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器設置具は、横倒れ姿勢で食器の口縁部の下部と係止する係止部材と、前記係止部材を設けた基体とを備え、前記係止部材は、食器の口縁部を収容する収容部と、前記収容部に食器の口縁部を位置させて対向方向を含めない複数方向から係止可能であるとともに、前記複数方向のいずれにおいても対向方向から係止可能な係止部とを有し、前記基体は略平行に配置した第1の基材と直交するように第2の基材を配置し、前記第1の基材と前記第2の基材との交点の複数の中間部で両方の
基材に各々前記係止部材を設けたものである。これにより、食器をセットする方向を気にせず、最もセットがし易い向きに食器をセットすることができるようになり、使い勝手をよくすることができる。さらに、基体及び係止部材を上記の通り配置することで、奥行きが小さく半径が大きい皿など、左右に転がるような安定性の悪い食器をセットする場合は、食器の口縁部を、係止部材ではなく、口縁部の中央に位置する係止部材が設けられた第1の基材と、第1の基材と直交する2つの隣り合う第2の基材2点とで食器の口縁部を係止することができ、左右に転がることなく安定してセットすることができる。また、セットした食器の、第2の基材と係止する2点の間で基体の下に落ち込む部分が、どの基材にも接触しないため、外円部がどのような曲率の食器であっても安定して保持することができる。したがって、食器の種類ごとに個別の異なる係止部材を設ける必要がなくなり、食器を種類に関係なく、食器設置具内でセットしたい箇所にセットすることができ、食器の種類ごとに制約があったセットできる個数を大幅に増やすことができ、食器設置具内を有効に利用することができる。
本発明の食器設置具は、食器を容易に安定してセットでき、使い勝手をよくすることができる。
第1の発明は、横倒れ姿勢で食器の口縁部の下部と係止する係止部材と、前記係止部材を設けた基体とを備え、前記係止部材は、食器の口縁部を収容する収容部と、前記収容部に食器の口縁部を位置させて対向方向を含めない複数方向から係止可能であるとともに、前記複数方向のいずれにおいても対向方向から係止可能な係止部を有し、前記基体は略平行に配置した第1の基材と直交するように第2の基材を配置し、前記第1の基材と前記第2の基材との交点の複数の中間部で両方の基材に各々前記係止部材を設けたことにより、食器を複数の方向にセットすることができ、使い勝手をよくすることができる。したがって、食器の向きをかえるために腕を捩じったり、食器を他方の手に持ち替える無駄な動作をなくして、最も置き易い向きに食器をセットすることができる。さらに、基体及び係止部材を上記の通り配置することで、奥行きが小さく半径が大きい皿など、左右に転がるような安定性の悪い食器をセットする場合は、食器の口縁部を、係止部材ではなく、口縁部の中央に位置する係止部材が設けられた第1の基材と、第1の基材と直交する2つの隣り合う第2の基材2点とで食器の口縁部を係止することができ、左右に転がることなく安定してセットすることができる。また、セットした食器の、第2の基材と係止する2点の間で基体の下に落ち込む部分が、どの基材にも接触しないため、外円部がどのような曲率の食器であっても安定して保持することができる。したがって、食器の種類ごとに個別の異なる係止部材を設ける必要がなくなり、食器を種類に関係なく、食器設置具内でセットしたい箇所にセットすることができ、食器の種類ごとに制約があったセットできる個数を大幅に増やすことができ、食器設置具内を有効に利用することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の基材は、互いに直交する第1の基材と第2の基材の高さを同一に設定したことにより、直交する基材が形成する四角形の対角方向に食器をセットした場合、どの方向にセットした場合も食器の傾斜角度が同一になり、連続して同形状の食器を並べる時に、同じ重なり方でセットすることができるので、同じ手の動きでより簡単にセットすることができる。
第3の発明は、第1の発明の基体は、互いに直交する第1の基材と第2の基材の下側に位置する基材上に配置された係止部材は上側に位置する基材上に設けられた係止部材より高くなるようにしたことにより、1方向に略平行に連続して同形状の食器をセットする場合、食器側周部を係止部材1つで保持する場合と2つで保持する場合が交互になるが、その場合、食器の傾斜角度が極端に不揃いになることなくセットすることができるので、1列にセットされた食器が前後の食器に接触することなくセットすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の食器設置具を備えた食器洗い機であり、食器の形状等により予め設定されているセット場所に拘束されることがなく、任意の場所と方向へ食器をセットすることができる。また、係止した食器の下中央部に基材がないため、食器内部に洗浄水が効率よく流入し、洗浄性能が高い洗浄を行うことができる。
第5の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の食器設置具を備えた食器乾燥機であり、食器の形状等により予め設定されているセット場所に拘束されることがなく、任意の場所と方向へ食器をセットすることができる。また、碗類の糸底の水切りができ、効率よく乾燥させることができる。さらに、係止した食器の下中央部に基材がないため、食器内部に温風が効率よく流入し、乾燥性能が高い乾燥を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図、図2はその断面図、図3は食器を3方向からセットした状態の各々の平面図である。
図1〜図3において、係止部材1は合成樹脂の成型品等からなり、平板状の基体2に取り付けられている。係止部材1は、例えば、碗類等の食器3の口縁部3aを複数方向から係止することが可能な係止部4を有し、水平方向へ放射状に3箇所設けている。係止部材1は、多角柱形状の支持部5で基体2の上に固定されており、基体2と係止部4との間に収容部6を形成している。この収容部6に横倒れ姿勢で食器3の口縁部3aの下部を位置させて係止部4の下面側に係止する。
横倒れ姿勢で係止部4の下面側に係止させた食器3は、基体2の上面でその側周部3bが支持され、係止部4と基体2とで横倒れ姿勢の状態に保持される。食器3は、糸底3c側に重心が位置するように傾けて置かれ、食器3の重みが口縁部3aを介して係止部4の下面側から上方へ作用するようにして、安定した保持が得られるようにしている。
以上のように構成された食器設置具について、以下その動作を説明する。食器設置具に食器3をセットするときは、係止部材1の上方から食器3を基体2の近傍まで近づけ、収容部6に食器3の口縁部3aを収容する。その後、収容部6を中心に食器3の側周部3bが基体2の上面に接するまで食器3の角度θを変え、糸底3c側へ傾けて口縁部3aを係止部4の下面側と接触させて係止し、食器3を安定して保持させる。なお、「角度」とは、食器3を側面からみたときの傾きのことである。
図3のように、水平方向へ3方向に設けた各々の係止部4に対して食器3の口縁部3aを係止することができ、複数方向から食器3をセットすることができる。
なお、本実施の形態では、1点の食器3を1箇所の係止部4に係止させているが、図3
(b)の鎖線で示すように1点の食器3を、同一の係止部材1に設けられた二つの係止部4に係止させるようにしてもよい。この場合は、2箇所の係止部4によって、食器3をより安定して係止することができる。
なお、本実施の形態では、係止部材1に3箇所の係止部4を設けたものであるが、この限りではなく、複数個の係止部4を備えていればよい。
図4は、本実施の形態の他の例を示したもので、係止部4の下面側の先端部に突起7を下方へ突出するように設けたものであり、食器3をより安定して保持することができる。また、係止部4の近傍の基体2の上面に、下方へ円弧状に窪ませた凹部2aを設けてあり、係止部4の先端部の直下が深く、係止部材1を囲むように設けたその外周縁2bは、係止部4の先端部より外方に位置させて浅くなるように傾斜させている。
これにより、食器3の口縁部3aを円弧状の凹部2aに沿って係止部4の下面側に滑り込ませることができるので、食器3のセットが容易になる。なお、この凹部2aは、係止部4の下方に対向させて放射状に形成してもよい。
図5は、本実施の形態の他の例を示したもので、基体2をステンレスなどの金属材料からなる線材によって三角格子状に設けたものであり、開口部2cが形成されるようにしたものである。基体2を三角格子状に設けることにより、食器3は係止部4の下部から放射状に延びる2辺2dで側周部3bが支持され、食器3を安定して保持することができる。そして、基体2に開口部2cが形成されていると、食器洗い機や食器乾燥機の食器設置具として用いた場合、洗浄水や温風が開口部2cをスムーズに通過し、洗浄性能や乾燥性能が向上する。
なお、基体2は、金属材料の線材により網目状や格子状に設けて開口部2cを形成するほか、係止部材1を一体に成形した合成樹脂製の基体に、所定の大きさと間隔で開口部を形成しても良い。
なお、係止部材1は、それ自体またはその表面をゴムなどの摩擦係数の大きい材料や、ワイヤー、ステンレスなどの金属部材で構成することができる。摩擦係数の大きい材料で構成した場合は、食器3を係止部4に係止したときに滑りにくく、係止部4からの不用意な離脱を防止することができる。
なお、収容部6は、基体2と係止部4との間に設けているが、セットする食器の形状によっては、係止部4への係止位置が変化するため、収容部6は、必ずしも係止部4と基体2との間に設ける必要はなく、係止部4の下面側に食器3の口縁部3aが係止可能に収容される収容部6が設けられていればよい。
また、係止部材1に支持部5を設けているが、収容部6を形成するための一実施例であり、係止部4の下面側に食器3の口縁部3aが係止されるように、口縁部3aが収容可能であれば必ずしも必要ではない。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図、図7はその断面図、図8は食器3を6方向からセットした状態の各々の平面図である。本実施の形態において、実施の形態1と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図6〜図8において、係止部材1は平面円形状に形成されており、係止部材1の上部は
円柱、下部は上方より下方の径が小さい平面円形状をしている。基体2は直線状のワイヤーで構成されており、ワイヤーはピッチ(角度)Aが60度で設けられワイヤーの交差する箇所に係止部材1が固定されている。
本実施の形態によれば、係止部材1を平面円形状に設けているため、係止部4はその全周に形成される。したがって、食器3は係止部4に対して口縁部3aを複数方向から係止可能であり、任意の方向から食器3をセットできる。図8に示すように、係止部材1から放射状に延びるワイヤー2の角度Aを60度に設定しているため、(a)〜(f)のように食器を6方向からセットすることができる。係止部4に対して口縁部3aを任意の方向に係止すると、放射状に延びる2辺2dで側周部3bが支持され、食器3を安定して保持することができる。
なお、角度Aは60度のほか複数方向へセットできるものであれば、他の角度に設定可能である。また、図8では1つの係止部材1に対して1つの食器3を係止させているが、1つの係止部材1に対して複数の食器3を係止させても良い。
また、本実施の形態では、係止部材1の上面を平面状に形成しているが、中央部が盛り上がった形状でもよい。この場合は、食器洗い機や水切りかごなどに用いた場合、水や汚れが係止部材1の上面に留まるのを防止することができる。
(実施の形態3)
図9は本発明の実施の形態3の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図、図10はその断面図、図11は食器3を8方向からセットした状態の各々の平面図である。本実施の形態において、実施の形態1および2と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図9〜図11において、係止部材1の上部は直方体に形成され、下部は上方より下方の径が小さい平面円形状をしている。基体2の上面には係止部材1の周囲に球面状の凹部2aを形成している。凹部2aは、下方へ円弧状に窪ませてあり、その外周縁2bが係止部4の先端部より外方に位置させて浅くなるように傾斜させている。
以上のように構成された食器設置具について、以下その動作を説明する。食器設置具に食器3をセットするときは、係止部材1の上方から係止部材1の直方体部分の角、もしくは、辺の近傍を狙って食器3を基体2の近傍まで近づけ、収容部6に食器3の口縁部3aを収容する。その後、食器3の側周部3bが基体2の上面に接触するように糸底3c側へ傾けて食器3を安定して保持させる。
本実施の形態によれば、係止部材1に対して複数方向に食器をセットできるとともに、図11のように食器3は係止部材1の角、もしくは、辺を狙ってセットできるため、(a)〜(h)のように食器を8方向からセットすることができ、食器3のセットを容易にすることができる。
なお、係止部材1は、上部を直方体としているが、三角柱や六角柱といった多角柱でもよい。
(実施の形態4)
図12は本発明の実施の形態4の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図、図13はその断面図である。本実施の形態において、実施の形態1〜3と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図12および図13において、係止部材1は、上面および下面が略球面状に形成されており、下面で食器を係止する。係止部材1の下面が基体2と接続されている。なお、球面状とは表面が滑らかな球面だけではなく、表面に小さな突起や窪みを有したものも含まれる。
本実施の形態によれば、使用者が食器3をセットするときに、誤って係止部材1の上部に食器3の口縁部3aの下端を接触させても、球面状の表面に沿って食器3がその周縁方向へ滑るため、食器3に加わる衝撃を緩和することができ、破損する可能性を低減させることができる。また、食器3が係止部材1の周縁方向へ滑るため、食器3を係止部材1の係止位置へ導くことができる。
また、係止部材1の下面を球面状にしたことにより、食器3に係止部4との接触による傷がつきにくく、係止部4の下方に形成される収容部6の周縁側の空間が大きくでき、食器3のセットおよび取り出しを容易にすることができる。
なお、図14(a)は、係止部材1の他の例を示したもので、球体状にしたものである。食器3をセットするときに食器3が係止部材1に接触しても、球面に沿って食器3の口縁部3aを収容部6へと導き、収容部6への収容を容易にすることができる。
また、図14(b)は、係止部材1を球体としたものの他の例を示したもので、球体の表面に縦方向に複数の凹部1aを設けたものである。この場合は、食器3と係止部材1との間の空間が大きくなり、食器洗い機や食器乾燥機に本食器設置具を用いた場合に、洗浄水が落下しやすくなるとともに、噴射された洗浄水や、乾燥用空気が係止部材1の凹部1aを通り、効率よく食器に接触させることができる。
(実施の形態5)
図15は本発明の実施の形態5の食器設置具の斜視図、図16は食器設置具に形状の異なる複数の食器をセットした状態の平面図、図17〜図24はそれぞれの食器を個別にセットした状態の斜視図とその断面図、図25は食器3を12方向からセットした状態の各々の平面図である。本実施の形態において、実施の形態1〜4と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図15および図16において、合成樹脂製の角材からなる基体2は所定の間隔で複数本設けられ、それぞれの基体2を角材と垂直方向に設けられた角材からなる基体連結部2eで基体2を略平行に連結している。それぞれの基体2には、所定の間隔で複数個の球体から構成される係止部材1、および、その下部に基体2と接続するように設けられた円柱状の支持部5が設けられている。係止部材1および支持部5は基体2に所定の間隔で設けてあり、図16のように平面視で正三角格子状に設けられていることが好ましい。
次に、図17〜図24を用いて大きさおよび形状の異なる食器3について、それぞれ個別に説明する。子供用の茶碗や小鉢といったサイズが小さく深い食器3Aをセットする際は、図17および図18に示すように、係止部材1の上方から係止部材1の近傍を狙って食器3Aを基体2の近傍まで近づけ、収容部6に食器3Aの口縁部3aの下部を収容して1つの係止部4に係止し、食器3Aの糸底3cを隣接した係止部材1で支持させる。食器3Aの大きさや形状によっては側周部3bを支持することもある。この場合は、食器3Aの口縁部3aを1つの係止部材1の係止部4に係止し、糸底3cまたは側周部3bを1つの係止部材1で支持するものである。
また、茶碗や汁碗、丼といった食器3Bをセットする際は、図19および図20に示すように、係止部材1の上方から係止部材1の近傍を狙って食器3Bを基体2の近傍まで近
づけ、食器3Bの口縁部3aを1つの係止部材1に係止し、食器3Bの口縁部3aを係止した係止部材1と隣接する2個の係止部材1で食器3Bの側周部3bを支持する。この場合は、食器3Bの口縁部3aを1つの係止部材1の係止部4に係止し、側周部3bを2つの係止部材1で支持するものである。
また、丸皿のような食器の口縁部が比較的薄い食器3Cをセットする場合は、図21および図22に示すように、係止部材1の上方から2つの係止部材1の間へ食器(丸皿)3Cを基体2の近傍まで近づけ、食器(丸皿)3Cの口縁部3aを2つの係止部材1に係止し、(丸皿)3Cの口縁部3aを係止した係止部材1と隣接する1つの係止部材1で食器(丸皿)3Cの裏面を支持するものである。
また、角皿のような食器の口縁部が比較的薄く、平らな口縁部3aを備えた食器3Dをセットする場合は、図23および図24に示すように、係止部材1の上方から係止部材1の間へ食器(角皿)3Dを基体2の近傍まで近づけ、食器(角皿)3Dの口縁部3aを複数の係止部材1に係止し、食器(角皿)3Dの口縁部3aを係止した係止部材1と隣接する複数の係止部材1で食器(角皿)3Dの裏面を支持するものである。
本実施の形態によれば、種類、大きさおよび形状の様々な食器に最適な状態に安定してセットできるとともに、手に持っている食器の置きやすい任意の方向に向けて容易にセットすることができる。
また、図25は係止部材1の配列の角度Bを60度に設定し正三角格子状に配置したものである。この構成によれば、3つの係止部材1により食器3を3点保持できる箇所を最も多く設けることができる。例えば、1つの係止部材1で食器3の口縁部3aを係止し、隣接する2つの係止部材1で食器3を支持すると、(a)〜(l)の12通りの安定した食器の保持が可能である。そのため、食器セット時の自由度が向上し、使用者の利き手や、立ち位置などによらず、使用者が最もセットしやすい方向に食器をセットすることができる。
なお、本実施の形態では、角材の基体を並列させて配置させているが、基体2を実施の形態1のように正三角格子状に配置しても良い。この場合は、実施の形態1と同様に、格子の両辺に食器が保持されるため、より安定して食器を保持することができる。
また、図25では、係止部材1を正三角格子状に配置しているが、正方形の格子状に配置しても良い。この場合は、食器3を8方向にセットすることができる。
(実施の形態6)
図26は本発明の実施の形態6の食器設置具の斜視図、図27は食器設置具に形状の異なる複数の食器をセットした状態の斜視図である。本実施の形態において、実施の形態1〜5と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図26および図27において、合成樹脂製の角材からなる基体2は所定の間隔で複数本設けられ、それぞれの基体2を角材と垂直方向に設けられた角材からなる基体連結部2eで基体2を略平行に連結している。球体から構成される係止部材1および円柱から構成される支持部5は、所定の間隔C1で基体2に複数個設けられている。そして、基体2は所定の間隔C2で複数個設け、第1のエリアCを構成している。
第2のエリアDは、球体から構成される係止部材1および円柱から構成される支持部5を、第1のエリアCの係止部材1の間隔C1より狭い、所定の間隔D1で基体2に複数個設け、基体2を所定の間隔D2に設定し複数個設けている。
基体2の間隔は、第1のエリアよりも第2のエリアの方が基体2の間隔が狭くなるように、C2>D2に設定している。そして、間隔C1とC2との関係、および間隔D1とD2との関係は、係止部材1が正三角格子状に配置されるように設定されている。
以上のように構成された食器設置具について、以下その動作を説明する。図27に示すように、碗類など深さのある食器をセットする際は、食器3Bを第1のエリアCに設けられてある係止部材1に係止させ、皿類など浅い食器3Cをセットする際は、第2のエリアDに設けられてある係止部材1に係止させる。
本実施の形態によれば、様々な方向にセット保持することができるとともに、食器3の種類に応じて最適なエリアを選択し、食器3を安定してセットすることができる。
なお、係止部材1をエリアに応じて形状や色を変化させてもよい。例えば、第2のエリアDの係止部材1の高さを、第1のエリアCの係止部材1より高くすることによって、皿類をさらに安定して保持することができる。また、エリアによって色分けすることにより、食器のセット場所を視覚的に判別することができ、食器のセットを容易にすることができる。また、エリアに応じて基体2の形状や色を変えても良い。
(実施の形態7)
図28は本発明の実施の形態7の食器設置具の斜視図、図29、図30は食器設置具に形状の異なる複数の食器をセットした状態の平面図とその斜視図、図31は食器設置具に食器をセットした状態で食器正面から見た食器係止箇所を拡大した平面図、図32は食器3を8方向からセットした状態の各々の平面図である。また、図33は本発明の実施の形態5の食器設置具にセットした状態の他の一例の斜視図である。本実施の形態において、実施の形態1〜6と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
まず、図33について説明すると、横倒れ姿勢で食器3の口縁部3aの下部と係止する係止部材1と、前記係止部材1を設けた基体2とを備え、前記係止部材1は、食器の口縁部3aを収容する収容部6と、前記収容部6に食器3の口縁部3aを位置させて複数方向から係止可能な係止部材1を用いて食器をセットする。1つの係止部材1で食器3の口縁部3aを係止する場合、食器3が左右に転がったり、ずれるなど、安定性が悪いという課題があった。この課題は、半径が大きく薄い大皿などで顕著である。
そこで、図28〜図30に示すように、合成樹脂製の角材からなる基体2は、図28に示すように、略平行に複数配置した第1の基材2fと直交するように第2の基材2gを配置し、それぞれ所定の間隔で複数本配置されている。また、直行する基体2の交点の中間部に各々係止部材1、および、その下部に係止部材1と第1の基材2f及び第2の基材2gとを連結するように設けられた円柱状の支持部5が設けられている。第1の基材2fおよび第2の基材2gにおけるそれぞれの配列の間隔は、同一である必要はなく、それぞれの配列の間隔が複数種類になるように形成しても良い。この場合、係止部材1の間隔も自動的に複数に設定されるので、食器の形状にあわせて、食器3の角度が洗浄や乾燥をする際に好ましくなるように調整することができる。具体的には、食器3の口縁部3aが略鉛直方向、若しくは、食器3の内側がわずかに下を向くようにすることで、本実施の形態のかごを食器洗い機に使用する場合に、洗浄ノズルから噴射された水により、汚れが付着している食器3の内側をきれいに洗浄することができる。また、乾燥においても、糸底にたまる水の量を減少させることができ、乾燥性能が向上する。
次に、図31を用いて本実施の形態の食器設置具にセットされた食器3C(丸皿)の状態を説明する。丸皿のような外円部の曲率が大きい食器をセットした際、食器3C(丸皿
)の口縁部3aは、第1の基材2fと、第1の基材2fと直交する第2の基材2gおよび第2の基材2hとの交点8Aおよび8Bの計2箇所で係止され、食器3Cの側周部3bもしくは糸底部3cは第2の基材2gと第2の基材2hに設けられたそれぞれの係止部材1Aおよび1Bで保持されるものとする。このようにしてセットされた食器3Cは、交点8Aと8Bの間に落ち込んだ状態で、第2の基材2fおよび第2の基材2gの2箇所の交点8A及び8Bと食器3の内側とが係止し、2つの係止部材1A及び1Bと食器3の外側とが係止することにより、計4箇所での係止および保持が可能になるため、大皿などの食器も左右に転がることなく安定してセットすることができる。
本実施の形態によれば、セットされた食器は、交点8Aと8Bの間に落ち込んだ状態になるが、交点間に別の基材など障害物がないため、どのような曲率の食器であっても、食器の直径や曲率にあわせて食器が安定してセットできるように食器が交点間に落ち込むため、どのような食器に対しても最適で安定したセットが可能である。
さらに、本実施の形態の食器設置具を食器洗い機や食器洗い乾燥機などに使用する場合、食器3Cの直下に基材などの障害物が何もないため、基材同士の間隔を大きくすることができるので、洗浄水や乾燥用空気が効率よく食器内部に流入し、高い洗浄性能および乾燥性能が得られる。
また、図32に示すように、本実施の形態の食器設置具に食器3をセットする場合、(a)〜(h)のように8方向のセットが可能であり、食器のセットを容易にすることができる。さらに、どの方向からセットしても食器の下部に障害物がないため、食器洗い機や食器乾燥機に設置した場合、効率の良い洗浄性能および乾燥性能を得ることができる。
なお、基材の形状や材質は、上記に記載のものに限定されるものではなく、例えば形状は、丸棒状だったりコップ類などの滑り止めとして小さな突起を設けたものであったり、または、洗浄や乾燥性能を高めるために穴などが空いた形状をしていても良い。材質に関しては、ステンレスやナイロンコーティングした鉄製ワイヤーなどを用いても良い。
(実施の形態8)
図34は本発明の実施の形態8の食器設置具の斜視図、図35は食器設置具に食器をセットした状態の斜視図、図36は食器をセットした状態の側面図である。本実施の形態において、実施の形態1〜7と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図34、図35において、基体2と係止部4と支持部5とを合成樹脂で一体成型し、基体2は、図34に示すように、互いに直交する基材2iおよび2jを有しており、基材2iおよび2jは略水平面に対して同一の高さで配置されている。基材2iおよび2jはそれぞれ所定の間隔で複数本配置されている。また、各交点の中間部に各々係止部材1、および、その下部に基体と接続するように設けられた円柱状の支持部5が設けられている。直交する基材のそれぞれの配列の間隔は、同一である必要はなく、それぞれの配列の間隔が複数種類で設定されていても良い。
次に、図36を用いて本実施の形態の食器設置具にセットされた食器3A(碗類)の状態を説明する。図36は、食器3Aを基体の格子の対角線上にセットした状態の側面図である。食器3は基体2の格子の交点を中心に十字方向に近接する4つの係止部材1に対して、口縁部3aおよび側周部3bのそれぞれで2箇所ずつ係止および保持がされている。
続いて、側周部3bを保持する2つの係止部材1に別の食器3Aの口縁部3aが係止され、口縁部3aを係止する2つの係止部材1が配置されている格子の残り2つの係止部材
1で食器3の側周部3bが保持されている。この際、直交する基体2の高さが同じであり、係止部材1も同じ高さであるので、食器3Aが交点上にセットされても連続して基材の対角線上に同じ角度で食器3Aをセットしていくことができる。これにより、食器設置具内において所定の個数の食器をセットする場合、組み合わせパターンの数が非常に多くなり、いったんセットした食器を入れ替えたり、全食器をセットする際に頭を悩ますことなく容易にセットすることができる。
このような一体成型は合成樹脂材を用いた加工に有効であり、本実施の形態はセット性と生産面の双方で好ましい形態である。
(実施の形態9)
図37は本発明の実施の形態9の食器設置具の斜視図、図38〜図41は、それぞれの食器を直交する基材の下に位置する基材に平行にセットした状態の個別の斜視図とその断面である。本実施の形態において、実施の形態1〜8と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図37において、合成樹脂製の角材からなる基体2は、略平行に配置した第1の基材2iと直交するように第2の基材2jを配置し、それぞれ所定の間隔で複数本配置されている。また、直行する基体2の交点の中間部に各々係止部材1、および、その下部に基体2と係止部材1とを連結するように設けられた円柱状の支持部5が設けられている。第1の基材2iは第2の基材2jより上方に設けられ、第2の基材2jとの交点で上方にくる第1の基材2iに設けられた係止部材1Cは、第2の基材2jに設けられた係止部材1Dよりも高さが低くなるような形状をしている。具体的には、係止部材1Cは球体であるのに対し、係止部材1Dは水平方向より鉛直方向が長い楕円形である。なお、係止部材1の形状は、完全な球体である必要はなく、略水平面に対して横楕円型のものや縦楕円型、さらに表面に凹凸があっても良い。
次に、図38、図39を用いて食器3A(碗類)を基体2の格子の対角線上にセットした場合の状態を説明する。食器3Aの口縁部3aは係止部材1Cと1Dの2つで係止され、側周部3bは係止部材1Eと1Fで保持される。この際、食器の口縁部3aは1Cおよび1Dが設けられた高さの異なる基材2lおよび2jで保持されおり、食器が左右に基材の高低差だけ傾いてセットされる。したがって、側周部3bを保持する係止部材1Eおよび1Fの高さが食器の傾きにあわせて1E>1Fとなるように係止部材1の高さを設定しなければ、側周部3bに2つの係止部材1の両方で支えることができない。片方の係止部材1のみで側周部を保持すると食器の安定性が低くなるが、本実施の形態のように、低い基材に設けられた係止部材1が高くなるように楕円形等に形成することで、4点保持が可能となり食器を安定してセットすることができる。
次に、図40、図41を用いて食器3C(丸皿)を基材2iもしくは2jと略平行になるようにセットする場合について説明する。図40、図41では、一例として、第1の基材2iに向けて第1の基材2iと平行にセットする場合を示している。
この場合、食器3Eの口縁部3aは、係止部材1Cには係止されず、互いに直交する基材の交点8Aと8Bで係止および保持される。また、側周部3bは、第1の基材2iより低い第2の基材2jと基材2kに設けられた係止部材1Dと1Eで保持される。続いて食器3Eの後方にセットされる食器3Fは、口縁部3aを係止部材1Dおよび1Eで係止され、直交する基材の上に位置する第1の基材2lに設けられた係止部材1Fで保持される。
したがって食器3Eと3Fは、口縁部3aにおける保持点の個数と高さが同じであるが
、側周部3bでの保持点の個数と高さが異なる。このため、係止部材1Dと1Eの高さを係止部材1Cおよび1Fより高く設定することで、並べて食器をセットする際に、食器の角度が交互に変わることなく、同じ手の角度で見た目も美しく容易にセットすることができる。また、この本実施の形態の食器設置具を食器洗い機もしくは食器洗い乾燥機に使用する場合、洗浄ノズルから噴射される洗浄水の通過経路が確保されると共に、乾燥の際に空気の通り道を確保することができるので、洗浄性能および乾燥性能を向上させることができる。
なお、食器3Cのセット方向を図に示す基材2jと略平行になるようにセットした場合も同じ効果が得られる。また、図38および図39のセットにおいて、食器の種類を逆にしても同じような効果が得られる。
このように、本実施の形態によれば、互いに直交する基材の段差に関わらず、食器を容易に見た目も美しく揃えてセットすることが可能である。また、一般的にこのような食器設置具を金属材料で加工する場合、合成樹脂のような一体成型ではなく溶接などの手法をとるため、基体に段差が生じる。そのような場合に、本実施の形態を用いれば、セット性の高い食器設置具を得ることができる。
(実施の形態10)
図42は本発明の実施の形態10の食器洗い機の構成図である。本実施の形態において、実施の形態1〜9と同様の部分については同一符号を附し、その詳細な説明は省略する。
図42において、食器洗い機は、前面が開口する箱状の本体20に電源21が接続されている。本体20には、略水平方向に引き出し可能な洗浄槽22と、水道23から洗浄槽22に洗浄水を供給する給水経路24と、洗浄槽22から本体20の外に洗浄水を排水する排水経路25を備えており、給水経路24と排水経路25にはそれぞれ電磁弁からなる給水弁26、排水弁27を備えている。
洗浄水は給水口28から洗浄槽22内に供給され、洗浄槽22の下部に設けられた排水口29から排水を行う。給水弁26および排水弁27は制御手段30によって自動制御される。洗浄槽22の中には、食器3をセットする食器設置具31が着脱自在に設けられている。洗浄槽22は、上面に設けた開口を本体20内に設けた内蓋(図示せず)で開閉自在にしてあり、本体20から引き出すときに開放される。
食器設置具31は、図43に示すように、所定の間隔で設けられたワイヤーからなる直交する基体2と、基体2の上部に設けられた係止部材1とを備え、食器3を横倒れ姿勢で係止する。なお、食器設置具31は、本発明の実施の形態1〜9に記載のいずれを用いてもよく、複数の材質を併せ持ったものでもよい。
洗浄手段は、本実施の形態では洗浄ノズル32と、洗浄ノズル32に洗浄水を供給する循環ポンプ33と、洗浄槽22から循環ポンプ33を経由して洗浄ノズル32に洗浄水を供給する循環経路34とで構成しており、洗浄ノズル32から噴射された洗浄水が食器3に衝突し汚れを洗浄する。なお、洗浄手段は、洗浄ノズル32から洗浄水を噴射する構成に限定されるものではない。
以上のように構成された食器洗い機について動作を説明する。使用時は、本体20から洗浄槽22を水平方向に引き出し、その後、食器3を食器設置具31にセットする。全ての食器3のセットが終了すると、洗浄槽22を本体20に収容し洗浄を開始する。一般的には、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥機能を有する場合は続けて乾燥工程を行う。洗浄終了
後に、再び洗浄槽22を本体20から引き出して食器3を取り出し、食器3を全て取り出した後、洗浄槽22を本体20内に戻す。
以上のように、本発明の食器設置具31を食器洗い機に用いることにより、設定されたセット場所に拘束されることなく、食器3を任意の場所と方向へ自由にセットすることができる。
なお、本発明の食器設置具を食器乾燥機に用いる場合は、食器等の被乾燥物を入れる乾燥室(図示せず)と、この乾燥室に乾燥用空気を送風するファン等の送風手段(図示せず)と、乾燥用空気を除湿および/または加熱する手段(図示せず)を設け、乾燥させる食器を食器設置具31にセットし、乾燥室内で乾燥させる。
以上のように、本発明の食器設置具31を食器乾燥機に用いることにより、設定されたセット場所に拘束されることなく、食器3を任意の場所と方向へ自由にセットすることができる。
なお、本発明の食器設置具は、実施の形態に限定されるものではなく、目的、用途等にあわせて基体2と係止部材1を適宜組み合わせて実施することができる。
本発明の食器設置具は、食器が容易にセットでき、使い勝手をよくすることができるので、食器設置具として有用である。
本発明の実施の形態1の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の断面図 (a)〜(c)同食器設置具に食器をセットした状態の平面図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の例の断面図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の例の平面図 本発明の実施の形態2の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の断面図 (a)〜(f)同食器設置具に食器をセットした状態の平面図 本発明の実施の形態3の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の断面図 (a)〜(h)同食器設置具に食器をセットした状態の平面図 本発明の実施の形態4の食器設置具に食器をセットした状態の斜視図 同食器設置具の断面図 (a)(b)同食器設置具の食器セット時の他の例の斜視図 本発明の実施の形態5の食器設置具の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の平面図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の断面図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の断面図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の断面図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の断面図 (a)〜(l)同食器設置具に食器をセットした状態の平面図 本発明の実施の形態6の食器設置具の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の斜視図 本発明の実施の形態7の食器設置具の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の平面図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の食器正面から見た係止箇所の平面図 (a)〜(h)同食器設置具に食器をセットした状態の平面図 本発明の実施の形態5の食器設置具にセットした状態の他の一例の斜視図 本発明の実施の形態8の食器設置具の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の側面図 本発明の実施の形態9の食器設置具の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の一例の側面図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の斜視図 同食器設置具に食器をセットした状態の他の一例の側面図 本発明の実施の形態10における食器洗い機の構成図 同食器洗い機の食器設置具の斜視図 従来の食器かごの側面図 従来の他の食器かごの平面図
符号の説明
1 係止部材
2 基体
3 食器
3a 口縁部
3b 側周部
4 係止部
6 収容部

Claims (5)

  1. 横倒れ姿勢で食器の口縁部の下部と係止する係止部材と、前記係止部材を設けた基体とを備え、前記係止部材は、食器の口縁部を収容する収容部と、前記収容部に食器の口縁部を位置させて対向方向を含めない複数方向から係止可能であるとともに、前記複数方向のいずれにおいても対向方向から係止可能な係止部を有し、前記基体は略平行に配置した第1の基材と直交するように第2の基材を配置し、前記第1の基材と前記第2の基材との交点の複数の中間部で両方の基材に各々前記係止部材を設けた食器設置具。
  2. 基材は互いに直交する第1の基材と第2の基材の高さを同一に設定した請求項1記載の食器設置具。
  3. 基体は互いに直交する第1の基材と第2の基材の下側に位置する基材上に配置された係止部材は上側に位置する基材上に設けられた係止部材より高くなるようにした請求項1記載の食器設置具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器設置具を備えた食器洗い機。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器設置具を備えた食器乾燥機。
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