JP4665901B2 - Cervical traction device - Google Patents
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Description
この発明は、頚椎損傷、外傷性頚部症候群などに用いられる頭頚部を固定、介達牽引する頚椎牽引装置に関するものである。 The present invention relates to a cervical traction device that fixes and leads the head and neck used for cervical spine injury, traumatic cervical syndrome, and the like.
従来の頚椎の介達牽引に用いられる頚椎牽引装具20(例えば特許文献1参照)は、図7に示したように、牽引機21、椅子22等と組み合わされて頚椎牽引装置23を構成する。
A conventional cervical traction device 20 (see, for example, Patent Document 1) used for traction of the cervical spine is combined with a
この従来の頚椎牽引装具20は、前方支持部分を下顎オトガイ部、後方支持部分を後頭結節に支持部分を求めているが、下顎には開口反射、下顎張反射、歯根膜咬筋反射および閉口反射といった下顎反射があり、牽引時の圧力によって、頚椎周囲筋に安静状態を得られにくい。
In this conventional
特に、咬合不正から頭頚部周囲筋に疼痛を訴える被験者は、顎関節にも問題を抱えていることがほとんどであり、下顎に支持部分を求めることによる顎関節への圧迫は、顎関節症を悪化させる誘因となっていた。 In particular, subjects who complain of pain in the muscles around the head and neck due to malocclusion often have problems with the temporomandibular joint. It was an incentive to make it worse.
また、頚椎牽引方向はやや前上方からの牽引が最も有効とされており、さらに頚椎の牽引によってもたらされる、関節拘縮の矯正、神経根圧迫の緩和等には、周 辺筋肉を安静にする必要があるが、従来の頚椎牽引装置の椅子22には背もたれ部などがなく、頚椎牽引方向を特定しにくいうえ、前記周辺筋肉を安静にする機 能も有していなかった。
そこでこの発明は、下顎骨を圧迫することなく頚椎牽引を行うことが可能な頚椎牽引装置を提供することを課題とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a cervical traction device that can perform cervical traction without compressing the mandible.
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。 In order to solve the above problems, the present invention takes the following technical means.
この発明の頚椎牽引装置3は、腰掛けた姿勢の被験者の頭部に装着されるベルト1を有する頚椎牽引装具2と、被験者が腰掛ける椅子9を備えた頚椎牽引装置であって、前記ベルト1は、両端が被験者より高い位置で支持され、被験者の一側の側頭部から頸椎後面部そして他側の側頭部に当たるように架け渡されることにより、被験者の頚椎後面部付近から両側頭部を挟み込んで装着されるようにしており、前記椅子9は、前後方向の傾斜角度及び上下方向の挺出度を変更可能なヘッドレスト部12を有するものとしている。
The
前記ベルト1は被験者の両側のベルト1の中間に略台形状のリング24をそれぞれ介在させたものとし、リング24は、互いに平行な2辺のうち長い方の辺24aが前側に位置し、短い方の辺24bが後側に位置しており、前記両辺24a,24bの上端間の上辺24cにリング24で分断されたベルト1の上部分の下端部が取り付けられ、前記両辺24a,24bの下端間の下辺24cにベルト1の下部分の上端部が取り付けられ、被験者の両側のベルト1の上部分が下部分より後側に折れ曲がるようにしたものとすることができる。
The
さらに、ベルト1に後頭支持帯部27を設けたものとし、後頭支持帯部27は、左右の側頭骨支持部27a,27bと中央の後頭骨支持部27cを一体にしたもので、被験者の両側のベルト1の各端部は、左右の側頭骨支持部27a,27bに回動可能に取り付けられているものとすることができる。
Further, it is assumed that the
椅子9は、被験者の姿勢を後方傾斜させるものとすることができる。
この発明の頚椎牽引装置3は、上述のような構成を有しており、被験者に不快感が少なく、頭頚部周囲筋の安静状態が得られやすい。
The
また、頚椎牽引装具2の被験者の両側のベルト1の中間のリング24により、使用時においてベルト1に被験者の前方及び内方(被験者の両側の ベルトの間隔が狭まる方向)への力が働き、ベルト1の被験者の頭部からの離脱防止機能が増すようにすることができる。さらに、ベルト1に後頭支持帯部27 を設けることにより、頚椎牽引装具2の安定感や使用感が優れたものとなる。
In addition, the
また、この発明の頚椎牽引装置3は、背凭れ部11を後方傾斜させることにより、被験者の頭頚部周囲筋は安静な状態となり、さらに、ヘッドレスト部12に よって被験者の頭部を所望な位置にすることにより、牽引時、休止時いかなるときも頭頚部周囲筋をリラックスした状態にすることができる。
Further, the
以下、この発明の実施の好適な形態を、図面を参照して説明する。 Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1はこの発明の頚椎牽引装置3全体の使用状態の説明図、図2は頚椎牽引装具2の使用状態の説明図である。この頚椎牽引装置3は、頚椎牽引装具2、牽引機4、支柱5、ガイドローラー6、ワイヤ7、フック8、椅子9を備えたものとしている。
FIG. 1 is an explanatory view of the entire
頚椎牽引装具2は、腰掛けた姿勢又は適宜の角度で立った姿勢の被験者の頭部に装着されるベルト1を有する頚椎牽引装具2であって、前記ベルト1は被験者の頚椎後面部付近から両側頭部を挟み込んで前上方に抜けるようにして装着されるようにしている。
The
頚椎牽引装具2はベルト1と長さ調節部材10からなる。ベルト1は、適宜の素材からなる平ベルトとしている。長さ調節部材10は金属製のリングとしている。
The
前記ベルト1が当たる、被験者の両側頭部から前上方の部分を前方支持部分とし、頚椎後面部付近を後方支持部分とする。ベルト1の前方支持部分に当たる箇所 には、その内側にマットレス素材として使用されているような弾力性のある部材(図示せず)を添えたものとすることにより、耳介の前面に高さが確保され、耳 介を押しつぶすことなく、被験者にとって快適な頚椎牽引を行うことができる。
A front upper part from both heads of the subject to which the
頚椎牽引装具2は、両側のベルト1を通過させた長さ調節部材10を上下に移動させることによってベルト1の長さを調節する機能を有しており、被験者の頭部 の大きさに自在に合わせることができる。ベルト1の表面は凹凸を有する粗面構造となっており、長さ調節部材10を固定させることを可能にしている。
The
この頚椎牽引装具2による頚椎の牽引方向は、鉛直方向(Y)に対して任意の角度(θ1)だけ後方に傾斜するようにしている。牽引機4の支柱5に設置される横腕の先端部に設けられたガイドローラー6から前方のフック8、頚椎牽引装具2は、前記牽引方向に沿って一直線に並ぶようになっている。
The pulling direction of the cervical vertebra by the cervical
頚椎牽引装具2は、ベルト1が被験者の前記の部位を通過し、被験者に不快感を与えることなく牽引が行われるようにするため、ベルト1が適度な柔軟性を有す るものとすることが望ましい。また、ベルト1の幅径は、狭すぎると牽引力の集中による不快感により頭頸部周囲筋の安静状態が得られず、広すぎると上位頚椎 の伸展作用の自由度を阻害されるので、これらの問題が生じないように適度な幅径とすることが望ましい。
The
頚椎牽引装具2のベルト1によって後頭骨後面に所定の方向から適度な力が加わると上位頚椎連結部が伸展し、頭蓋は前屈されようとするが、頭部前面に囲堯されたベルト1は、頬骨弓と前頭骨から、反対に頭蓋を後屈する作用が加わるため頚椎牽引装具2の離脱が防止される。
When an appropriate force is applied to the back of the occipital bone from a predetermined direction by the
なお、頚椎牽引装具2の材質は皮革や布などを使用できるが、例えば、合成樹脂のような適度の軟性と幅を持たせることによって、この発明の要旨を逸脱しない 範囲において種々変形実施可能である。また、頚椎牽引装具2の頭部への締め付けのために長さ調節部材10として金属製のリングを使用したが、例えばホック によって同様の効果を得ることは可能であり、この構成に限定されない。そして、頚椎牽引装具2の頭頚部設置位置は基準位置として詳細に記したが、多少の誤 差は同様の効果を得られ、これに限らない。
The material of the
また、頚椎牽引装具2の長さ調節部材10は、図3に示したように、適宜長さの1本の棒の両端にリングを配した形状のものとすることもできる。この場合、頭部を両側から挟むベルト1間の間隔が拡がり、耳介への違和感を取り除くことができる。
Further, as shown in FIG. 3, the
牽引機4は、モーターによって駆動されるようにしており、ワイヤ7を巻き取ることにより、フック8を介して頚椎牽引装具2を牽引する。頚椎牽引装具2を牽引する角度は、ガイドローラー6の位置を変更することにより適宜設定可能である。
The
椅子9は、背凭れ部11、ヘッドレスト部12、アームレスト部13、座部14より構成されており、鉛直方向(Y)に対して与えられた頚椎牽引装具2の所定の角度(θ1)より大きな角度(θ2)をあらかじめその背凭れ部11に与え、後方傾斜させることによって、頚椎牽引装具2による頚椎牽引方向と被験者の頭部の位置関係を規定し、頚椎牽引装具2と被験者の後頭結節下部の間に摩擦力を生じさせる。
The
頚椎牽引装具2の支持部分を後頭結節下部のみに求めると、十分な固定が得られず、頚椎牽引装具2の脱離が生じる可能性があるが、椅子9を可撓性のあるマット材を採用したものとすることによって、頚椎牽引装具2の頭蓋上方への脱離を防止することができる。
If the supporting part of the
この実施形態では、背凭れ部11は、コスト面を配慮して所定の角度(θ2)に後方傾斜させた状態に固定しているが、リクライニング手段によって角度調整ができるようにし、リクライニング角度に対応した最適な角度で頚椎牽引方向を調整することにより、頚椎牽引治療をより快適なものにすることも可能である。
In this embodiment, the
ヘッドレスト部12は、連結機構15を介して背凭れ部11の上方に設けられている。連結機構15は、上部支持棒16、下部支持棒17、上部ヒンジ18及び 下部ヒンジ19からなり、上部ヒンジ18はヘッドレスト部12の裏側と上部支持棒16の上端部との間に配され、下部ヒンジ19は上部支持棒16の下端部と 下部支持棒17の上端部との間に配されており、ヘッドレスト部12の上下延出度を変更、調節可能としている。さらに、下部ヒンジ19は回転調節機能が設け られており、ヘッドレスト部12をあらゆる症状、体格の被験者に対応できるように構成されている。
The
一方、ヘッドレスト部12の上部ヒンジ18は、自在に後方傾斜させその屈曲角度を変更、調節する機能を備えることによって、頚椎の伸展作用を阻害することなく、常時、頭頚部周囲筋が安静状態を確保できるように構成されている。
On the other hand, the
アームレスト部13は、頚椎牽引時の違和感に対する緊急回避と牽引方向に対する左右平衡状態の維持を可能にする。また、アームレスト部13に回転式開閉機能を設けることによって、着座、脱座を容易にすることも可能である。
The
さらに、上部ヒンジ18にてヘッドレスト部12を自在に後方傾斜させる手段として、上述の説明では、2つのヒンジを取り付けたものとし、頭頸部周囲筋の安 静状態を得られるようにしているが、3つのヒンジを取り付けることによっても、同様の効果を得ることも可能であり、ヘッドレスト部12の構造はこれに限ら ない。
Furthermore, as a means for freely tilting the
なお、椅子9は、歯科医院における治療用椅子、美容院における理美容椅子等、その他この発明の要旨を逸脱しない範囲において種々代用実施可能である。
It should be noted that the
また、頚椎症を併発した下顎偏位症患者における咬合治療の補助的な治療としてこの頚椎牽引装置3を用いることができる。すなわち、下顎の偏位が原因で頚椎 が彎曲していると思われる被験者には、咬合治療とともに、頚椎牽引療法を施術することによって、頑強な頚椎彎曲を是正することが可能である。従来の頚椎牽 引装置では、前述の通り、咬合治療において最も重要な顎関節を圧迫していることに問題があったが、この発明の頚椎牽引装置3によればそのような問題はな い。しかも、椅子9は歯科医院における治療用椅子とすることができるので、咬合治療と頚椎牽引療法の双方に利用可能であり、特に歯科医院において極めて有 効に利用することができる。
In addition, the cervical
さらに、椅子9の座部14の下に牽引機4や頚椎牽引装具2等を内蔵させられるようにしたスペースを設け、ここに不使用時にコンパクトにできるようにすることも可能である。
Furthermore, it is also possible to provide a space in which the
次に、この頚椎牽引装置3の使用時における被験者の状態について説明する。
Next, the state of the subject when using the
図1、図2に 示したように、頚椎牽引装具2のベルト1を被験者の頭部に装着するとき、その頭頚部設置位置は最後方である上位頚椎後面部付近で、ベルト1はここを横断 し、頭部の左右にそれぞれ延びるベルト1は、両側後頭骨乳頭部後面通過後、両側耳介の下部を通し、両側頬骨弓を挟み込むようにして前上方へ抜ける。そし て、左右にそれぞれ延びるベルト1は一箇所に向かい長さ調節部材10を通過し、ワイヤ7の先端のフック8に連結する。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, when the
図4(a)〜(d)は、頚椎牽引装具2による頸椎牽引方向の鉛直方向(Y)に対する角度(θ1)の違いによる頭位の変化を表した模式図である。
FIGS. 4A to 4D are schematic diagrams showing changes in head position due to a difference in angle (θ 1 ) with respect to the vertical direction (Y) of the cervical vertebra pulling direction by the cervical
図4 (a)は、頚椎牽引装具2に牽引力を加えてない休止状態であり、ヘッドレスト部12を上下、前後に調整することにより、被験者の頭頚部周囲筋の安静状態を確保することができる。
FIG. 4 (a) shows a resting state in which no traction force is applied to the
図4(b)は、理想的な牽引方向よりも前方から牽引された場合で、頭位は後屈し、被験者の上位頚椎後面に不快感が生じ、不適切である。 FIG. 4 (b) shows a case where the head is pulled from the front rather than the ideal pulling direction, the head position is bent backward, and the subject's upper cervical vertebra is uncomfortable and is inappropriate.
図4(c)は、理想的に牽引された場合で、頚椎の長軸と同方向に牽引される。 FIG. 4 (c) shows an ideal case where it is pulled in the same direction as the long axis of the cervical vertebra.
図4(d)は、理想的な牽引方向よりも後方から牽引された場合で、頭位は前屈し、耳介への不快感生じ、不適切である。 FIG. 4 (d) shows a case where the head is pulled backward from the ideal pulling direction, and the head position bends forward, causing discomfort to the auricle, which is inappropriate.
椅子9の背凭れ部11にあらかじめ付与された所定の角度(θ2)は、軸椎以下の頚椎長軸とほぼ同様な角度であり、前記頸椎牽引方向の角度(θ1)を調節することによって、頚椎関節の伸長に不快感を与えることなく椎間板を牽引することを可能にしている。
The predetermined angle (θ 2 ) given in advance to the
図5(a)〜(c)は、頚椎牽引装具2の長さの違いによっておこる、頭位の変化を表した模式図である。
FIGS. 5A to 5C are schematic diagrams showing changes in the head position caused by the difference in the length of the
図5(a)は頚椎牽引装具2が理想的な頚椎牽引装具2の長さよりも短い場合で、頭位は後屈し上位頚椎後面に不快感が生じ、不適切である。
FIG. 5 (a) shows a case where the
図5(b)は頚椎牽引装具2が理想的な長さの場合で、頭位は回転せず、頚椎長軸とほぼ同方向に牽引される。
FIG. 5B shows the case where the cervical
図5(c)は頚椎牽引装具2が理想的な頚椎牽引装具2の長さよりも長い場合で、頭位は前屈し、耳介への不快感が生じ、不適切である。
FIG. 5 (c) shows that the
頚椎牽引装具2は、長さを適切に調整することにより、被験者の頭位を調節し所望する快適な牽引を可能にする。
The cervical
図6(a)〜(c)は、椅子9のヘッドレスト部12の高さの違いによる耳介および上位頚椎への影響を表した模式図である。
FIGS. 6A to 6C are schematic diagrams showing the influence on the auricle and the upper cervical vertebra due to the difference in the height of the
図6(a)はヘッドレスト部12が高すぎた場合で、頚椎牽引装具2による不快感が耳介に生じ、不適切である。
FIG. 6A shows a case where the
図6(b)はヘッドレスト部12が理想的な高さのときである。
FIG. 6B shows the case where the
図6(c)はヘッドレスト部12が低すぎたときで、頚椎の過後彎の状態が生じ、頚椎後面にある神経根症状を悪化させる可能性があり、特に注意しなければならない。
FIG. 6 (c) shows that when the
つまり、ヘッドレスト部12の高さによらず第2頚椎以下は同方向であるが、ヘッドレスト部12の高さによって後頭骨環椎関節の屈曲度が変化する。
That is, the second cervical vertebra and the following vertebrae are in the same direction regardless of the height of the
頚椎牽引装具2は、主に一本のベルト1と長さ調節部材10によって構成されており、長さ調節部材10を上下動させ、頚椎牽引装具2の牽引方向と 長さを任意に設定することによって、前後支持部分への圧力を分配させ、被験者のあらゆる症状、頭部の大きさに対応できるので、操作性がよく簡便に使用する ことができる。
The
この頚椎牽引装具2は、以上のように構成されており、頚椎牽引装具2の支持部分を下顎に求めず、主に後頭骨結節下縁部に求めているために不快感は少なく、 頭頚部周囲筋の安静状態が得られやすい。そのために、頚椎牽引による効果は大きくなる。したがって、従来の頚椎牽引装具を使用する場合より弱い荷重をかけ るほうが望ましい。牽引力が強すぎたり、前後支持部分への圧力の分配を誤ると前後支持部分に痛みを生じる。特に、耳介への圧迫は痛みを伴いやすいので細心 の注意を払わなければならない。
This
さらに、頚椎牽引装具2の後方支持部分は、後頭骨直下筋群に相当する部位でもあり、適度の圧迫、弛緩はマッサージ効果を生む。
Further, the posterior support portion of the
また、前記頚椎牽引装置3は、椅子9の背凭れ部11の後方傾斜した所定の角度(θ2)によって、被験者の頭頚部周囲筋が安静な状態となり、さらに、ヘッドレスト部12によって被験者の頭部を所望な位置にすることにより、牽引時、休止時いかなるときも頭頚部周囲筋はリラックスした状態となる。また、頚椎牽引装具2の所定の角度(θ1)と背凭れ部11に与えられた所定の角度(θ2)の差異によって、頸椎の牽引方向を施術者が特定することは、より確実で効果的な頚椎牽引を可能とする。
Further, the
図8は、頚椎牽引装具2をさらに改良したものである。この頚椎牽引装具2は、図9に示したような、左右の辺の長さが異なる略台形状のリング24を、被験者の両側のベルト1の中間にそれぞれ介在させたものとしている。
FIG. 8 shows a further improvement of the
前記リング24は、左右の辺24a,24bが平行で、この辺24a,24bの長さの相違により、上辺24cと下辺24dが傾斜を有しテーパー状になってい る。リング24は、被験者の各側のベルト1に対し、上辺24cが後方に向かって下がり、下辺24dが後方に向かって上がるように取り付けられている。リン グ24を取り付けるベルト1の中間の上下の各端部は折り返されて、それぞれ内側にリング24の上辺24cと下辺24dの挿入部25が形成されるようにし て、縫製、接着、金具26等により固定されている。リング24の上辺24cと下辺24dは、それぞれ前記挿入部25において回動可能になっている。
In the
図1〜図3に 表れているように、上位頚椎後面部付近から左右にそれぞれ延びるベルト1は、頭部を挟み込み、前上方へ抜け、そして、フック8に連結しており、被験者の正 面からみると、上方に狭まるテーパー状となるが、被験者の両側のベルト1の中間にリング24を設けたことにより、ベルト1に被験者の頭部の前方及び内方 (頭部の両側のベルト1の間隔が狭まる方向)へ向かおうとする力が働き、ベルト1の被験者の頭部からの離脱防止機能が増すようになっている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
また、この頚椎牽引装具2には、ベルト1に、図10に 示したような後頭支持帯部27を設けたものとしている。後頭支持帯部27は、左右の側頭骨支持部27a,27bと中央の後頭骨支持部27cを一体にしたも ので、被験者の両側のベルト1の各端部は、左右の側頭骨支持部27a,27bに金具28により回動可能に取り付けられている。
In addition, the
側頭骨支持部27a,27bは幅がベルト1より大きく、後頭骨支持部27cは幅がベルト1と同じ程度で、側頭骨支持部27a,27bの面積が大きくなっており、被験者によくフィットするため、より頚椎牽引装具2の安定感や使用感が優れたものとなる。
The temporal
なお、頚椎牽引装具2は、前記リング24と後頭支持帯部27のいずれかを設けない構成とすることができる。また、この頚椎牽引装具2は、長さ調節部材10や、その他の構成部材との組み合わせを適宜自由に行うことができる。
In addition, the cervical
1 ベルト
2 頚椎牽引装具
3 頚椎牽引装置
9 椅子
12 ヘッドレスト部
24 リング
24c 上辺
24d 下辺
27 後頭支持帯部
27a,27b 側頭骨支持部
27c 後頭骨支持部
1
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