JP4663466B2 - ヘアードライヤ - Google Patents

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Description

この発明はヘアードライヤに係り、詳しくはヘアードライヤ本体の先端に装着する吐出ノズルの構造に関し、櫛形のアタッチメントにより毛髪の根元及びその付近の皮膚にドライヤの空気が届きやすくしたもので、毛髪の乾燥、セットのための適切な風が供給できるヘアードライヤに関する。
従来、ヘアードライヤ、ヘアーブロッサあるいはハンドドライヤなどのヘアードライヤ類(以下これらをまとめて「へアードライヤ」という)においては、へアードライヤ本体の風の吐出し口に吐き出される熱風を絞って毛髪の乾燥、セットを行えるように吐出ノズルを設けている。しかし、単にノズルの開口面積を変化させて絞るだけでは、整風された熱風を得ることはできても、毛を梳かす場合に一方の手でドライヤを他方の手で櫛を保持して梳かさねばならない。このような点を改善する方法として、より容易に片手で整髪できるようにドライヤの風の吐き出し口に櫛形のアタッチメントを装着したヘヤードライヤが考えられていた。
この種のドライヤとしては、下記特許文献1に示されたものがある。これは、図9に示すように、下端開口部63近傍にドライヤ本体53に装着するための装着部64を有する櫛基部51と、この櫛基部に所定間隔で連接された複数の櫛歯71とを備えたドライヤ装着用櫛において、櫛基部51の内部には、ドライヤ本体からの空気が流れる流路61が形成され、櫛歯71には、流路から櫛歯の先端部に至る貫通孔72が形成され、ドライヤ本体53からの空気が櫛歯71の先端部から長手方向外方に噴出するドライヤ装着用櫛を備えたドライヤが提供されている。
このドライヤ装着用櫛は、櫛歯の先端部から空気を一層勢いよく噴出させるために、貫通孔72の断面積を、流路61側から櫛歯の先端部に向かって連続して小さくしたり、また、ドライヤ本体からの空気を毛に広く当てるために、流路に繋がる複数の孔73を櫛52に設けたりしている。また櫛歯71の先端部から噴出する空気量を均一にするために、貫通孔72の流路側の断面積を、装着部から離れるほど大きくする。さらにまた、ドライヤ本体53からの空気を毛髪の全体に当てるために、櫛歯71の側面や櫛基部51に孔を形成し、ドライヤ本体53からの空気をこの孔から噴出させるようにしている。
このような櫛形アタッチメントによれば、濡れた毛を乾燥させる場合には、櫛で毛を梳かしながら櫛歯71の先端部から噴出される温風により毛髪の根元部を中心に乾燥させることができる。加えて、毛髪の根元付近の皮膚を刺激する、あるいは毛髪の根元や皮膚に付着したゴミや埃、あるいは皮膚から分泌される臭いの元を温風により除去することもできる。
実用新案登録第3091331号公報(図1、段落[0026]〜[0029])
しかしながら、上記特許文献1の吐出ノズルにおいては、櫛の歯には先端に孔を設けているために櫛の歯の先端を皮膚に触れても安全な程度に十分に丸めることができず、頭皮に接触した際に頭皮を傷めるおそれがある。また、櫛の歯は先端まで通じる風の流路を形成する必要があるため太くなり、櫛としては快適とはいえない。一方、櫛の歯を細くすれば先端の開口も小さくなり、吹き出す風に対する抵抗が大きく、ファンの負荷が大きくなって効率が悪くなることに加えて、ヘアードライヤが過熱したり、風の流れに抵抗が生じ風量が減少し、風の温度が過剰に上昇して毛髪や皮膚を傷めたりするおそれがあった。
本願の発明者は、前記の問題点を解決すべく種々検討を行った結果、ヘアードライヤの吐出ノズルに着目し、従来円筒型であった櫛形のアタッチメントの櫛の歯に割り溝を形成することによって通常の櫛の歯に近い形状に成形するとともに吹き出す風に対する抵抗を小さくすることができることから、ファンの負荷が小さくでき、効率が良くなるとともに毛根の刺激効果を向上させることができることを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、櫛の歯の先端を十分に丸めることができ、頭皮を傷めたりするおそれの無い櫛形のアタッチメント付きヘアードライヤを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、吹き出す風に対する抵抗を小さくすることができる流路を構成し、ファンの負荷が小さくでき、効率が良く、毛根の刺激効果に優れたヘアードライヤを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本願の請求項1に係るヘアードライヤの発明は、熱源、ファン及び該ファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体の先端に設けた吐き出し口に櫛形アタッチメントが取り付けられたヘアードライヤにおいて、前記櫛形アタッチメントは、前記吐き出し口の延在方向に設けられた板状の前面基板と、該前面基板から突出した複数本の中空円筒形状を有する櫛の歯と、を備え、前記複数本の櫛の歯の側壁には、その中間部から先端部に亘って、櫛の歯を2つに分割するように割り溝が形成されていると共に前記櫛の歯の先端部は前記割り溝により開口していることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のヘアードライヤにおいて、前記櫛の歯は前記前面基板の中央部分に複数列配置され、前記前面基板の前記櫛の歯の周囲は吹き出し孔で囲まれていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のヘアードライヤにおいて、前記複数の櫛の歯は、前記前面基板に連結した基部から前記先端部に亘って先細に形成されており、前記先端部は丸められていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のヘアードライヤにおいて、前記櫛形アタッチメントは、前記前面基板に連結する基部を備え、該基部が前記吐き出し口に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項4に記載のヘアードライヤにおいて、前記基部は前記前面基板の外周縁に連結する筒状体であり、前記前面基板は前記吐き出し口の開口面積よりも大きな板状体であり、前記基部は前記前面基板に連結する一端部から前記吐き出し口に取り付けられる他端部に向かって縮径されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、ヘアードライヤ本体の先端に設けた吐き出し口に櫛形のアタッチメントを取り付け、櫛形アタッチメントはその櫛の歯がアタッチメントの前面基板から突出した複数の中空円筒形状の歯にこの歯を2つに分割するようにその中間部から先端に至る割り溝が形成されていると共に櫛の歯の先端部は前記割り溝により開口しているものであるので、櫛の歯の先端を十分に丸めることができ、弾力性もよく、頭皮を傷めたりするおそれが無く、かつ風の吹き出しに対する抵抗が少なく、勢いの良い快適な風が得られる。そして、毛髪の根元や頭皮に対して大きな刺激を与え、また毛髪の根元や頭皮に付着したゴミや埃、あるいは頭皮から分泌される臭いの元を除去しやすい櫛形のアタッチメント付きヘアードライヤを提供することができる。
請求項2の発明によれば、櫛形アタッチメントは、櫛の歯がアタッチメントの前面基板の中央部分に複数列配置され、その歯の周囲は吹き出し孔で囲まれているので、吹き出す空気に対する抵抗を小さくすることができ、ファンの負荷が小さくでき、効率が良く、毛根の刺激効果に優れた快適な送風が得られるヘヤ−ドライヤを提供できる。
請求項3の発明によれば、櫛形アタッチメントの櫛の歯は、中空の円筒形状の歯の途中から割り溝で分割された各部分の先端は先細に形成されているので、この歯の先端部及び割り溝から供給される温風等が勢いよく供給されるようになり、毛髪の根元付近の皮膚を刺激したり、あるいは毛髪の根元や皮膚に付着したゴミや埃、あるいは皮膚から分泌される臭いの元を除去したりすることもできるようになる。
請求項4の発明によれば、櫛形アタッチメントは、ヘアードライヤの吐き出し口にその基部が着脱可能に取り付けられるので、櫛の歯の配列の異なる各種のアタッチメントを容易に利用することができる。
請求項5の発明によれば、基部により吐き出し口の開口面積よりも大きな前面基板を有するアタッチメントを取り付けることができるので、吐き出し口からの空気を良好に外部に送り出すことができ、よりファンに負担がかかり難くなる。
以下、図面を参照して、本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのヘアードライヤを例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
図1は本発明の一実施例に係るヘアードライヤの外観斜視図、図2は本発明の一実施例に係るヘアードライヤの概略側断面図、図3は図1のヘアードライヤの本体に取り付けられる櫛形アタッチメントの側面図、図4は櫛形アタッチメントの基部の正面図(a)、上面図(b)、底面図(c)及び側断面図(d)、図5は櫛形アタッチメントの前面基板上面図、図6は前面基板の斜め下方から見た内部を示す斜視図、図7は前面基板の底面図、図8は前面基板の側断面図である。
図1に示すヘアードライヤ1は、熱源、ファン及びファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体11の先端に設けた吹き出し口に櫛形のアタッチメント16を取り付けたものである。ヘヤードライヤ1は、筒型をした本体11と本体の下面の後端部近くに取り付けられたハンドル12を備えている。ハンドル12は、ケース13の下面から突出した保持部を支点にして軸支され、折りたたみ可能に本体11に取り付けられている。ハンドル12には電源スイッチ14が設けてあり、この電源スイッチ14は圧電素子14a等を操作するようになっている。
このヘアードライヤ1のケース13は、図2に示すように、前の部分13aと後の部分13b、後部カバー15及び櫛形のアタッチメント16から構成されている。このケース13の前の部分13aと後の部分13b及び櫛形のアタッチメント16は、ポリカーボネートや耐熱性ABS樹脂等の耐熱性プラスチックスの成型品により構成される。また、前の部分13aは縦断面の輪郭が前方に向けやや先細になった略円筒形である。後の部分13bは短い円筒状で前の部分13aに突き合わせて接合されている。本体11の後端、すなわちケース13の後の部分13bの後端は外気を導入するための複数の孔を設けた吸気口からなる後部カバー15であり、多数の蜂の巣状の孔を備えた金属板が円形ドーム形状をなして取り付けられている。ケース13の前の部分13aの前端開口部は風の吹き出し口となっており、そこに櫛形のアタッチメント16が着脱自在に取り付けられている。
この本体11のケース13の内部には、図2に示したように、熱風発生室17を配置している。すなわち、円筒形に形成された熱風発生室17は、その外壁17aの中に絶縁外筒17bが配置され、熱風発生室17の先端の外部へ熱風を吹き出す位置に吹き出しグリル21が取り付けられ、絶縁外筒17bの内部にニクロム線などの熱源18を、さらに熱源18の後方には風を送るファンモータ19を収納し、その後に送風室20を設け、この送風室20内には、モータ19に連結されたファン20aが配設されている。この送風室20内のファン20aにより、後部カバー15の吸気口から取り込んだ空気を熱風発生室17に送りこむ。
熱風発生室17には複数枚のマイカ放熱板22が、モータ19を収納する絶縁筒23から前部にかけて放射状に等間隔でヘアードライヤ本体11の軸方向に沿って配置して設けられ、この各放熱板22の外縁をつなぐようにニクロム線など(図示せず)が熱源18として巻かれている。モータ19に連結された送風室20内のファン20aの風は、放熱板22の間を前方の櫛形のアタッチメント16に向かって送られる。熱風発生室17の外壁17aは、アルミニウム、亜鉛鍍鋼板、ステンレススチールなどで作られ、基本形体は図2に縦断面で示したように、熱風発生室17の縦方向に対して直角な複数の波形の凹凸を持つように成形されている。なお、熱風発生室17の先端部には、ヘアードライヤ本体11の先端から櫛形のアタッチメント16内に突出するイオン発生のための放電装置が設けられている。
熱風発生室17には放熱板22、熱源18及びモータ19が、送風室20にはファン20a等が組み込まれ、これらは本体11のケース13によって一体とされている。ケース13の前の部分13aにケースの後の部分13bを突合せ接合するとき、前の部分13aの内部に熱源18とモータ19とを前後に配して収納するが、この収納に際しては、あらかじめこれら熱源18及びモータ19に、絶縁外筒17bとアルミニウムやステンレススチールなどのような熱線を反射しやすい光沢や明色性に優れる金属製であって遮熱手段となる熱風発生室の外壁17aをかぶせて、ケースの後の部分13bに送風室20を収め、前の部分13aの後方から熱風発生室17ごと挿入する。
モータ19に連結されたファン20aは、熱風発生室17の後側に配置される送風室20のファン保持筒に嵌め合されている。モータ19は、前端部が熱風発生室17の内部に配置される熱源保持用の形状に形成した絶縁筒23の内部に嵌め合わされている。その絶縁筒23の外周から放射状に張り出した複数の放熱板22の外周に熱源のヒータが巻きつけられている。またヒータの外周は放熱板22同士をつなぐように絶縁筒23に対し同心円状に一体化されたマイカシートのような絶縁外筒17bに囲まれ、絶縁外筒17bが熱風発生室の外壁17aの内面に挿入され嵌め合わされている。
ヘアードライヤ本体11のケース13は、透明又は半透明であったり、不透明であったり、任意の色に着色されていることもあり、また模様が施されることもある。また、熱風発生室17の外壁17aとケース13との間に生じた空間は、そこに確保した空気層による遮熱効果を生む。
次に、櫛形のアタッチメント16について説明する。図3は櫛形のアタッチメントの側面図であり、基部16a、前面基板16b、前面基板から突出する櫛の歯16cを備えている。図4はアタッチメントの基部16aの構造を説明する三面図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は上面図、図4(c)は背面図、図4(d)は側断面図である。
図3と図4に示したように、ケース13の先端に着脱自在に嵌めこまれる櫛形アタッチメント16の基部16aは、その背面は取り付けられる本体ケースの前の部分13aの先端に対応して円形の取付け部を備え、正面は前面基板16bをはめ込む楕円形となるように変形した扁平な円筒形に形成される。櫛形アタッチメント16は、ドライヤ本体11の吐き出し口にその基部16aが着脱可能な取り付け手段16gによって保持される。この取り付け手段16gは、図示のものは吐き出し口に嵌め合わせてねじることにより係合し固定されるようになっているが、ドライヤ本体11にアタッチメントを着脱自在に装着できるものであれば特に限定はなく、従来公知のものを用いることができる。
図5乃至図8は、櫛形アタッチメント16の前面基板16bと櫛の歯16cを示す図である。これらの図に示されているように、前面基板16bから複数の中空の櫛の歯16cが突出しており、この櫛の歯16cは前面基板に連続する中空円筒形状の歯の基部16hを残して、分割するように歯の途中から先端に至る割り溝16eが設けられている。このように先端まで割り溝16eがあって分割された形態のため、櫛の歯16cは弾力性があり、また、割り溝16eで分割された各部分の先端部16fが先細に形成されていて、先端は丸く滑らかに仕上げることができるので、肌をいためることなく、櫛としても、使い心地のよいものが得られる。
櫛形アタッチメント16は、このような櫛の歯16cが前面基板16bの中央部分に所定間隔で複数列(図では3列)配置され、歯16cの周囲にはさまざまな形の風の吹き出し孔16dが形成されている。前面基板16bから突出する複数本の櫛の歯16cの中空円筒部分から吹き出す風は、櫛の歯16cに沿って流れ、櫛の歯の先端部16fから髪の毛の根元に吹き付けられるとともに、割り溝16eから側方向に吹き出し毛髪を乾燥させる。櫛の歯16cの先端には妨害するものがなく風は滑らかに流れる。歯16cの基部周囲に設けた風の吹き出し孔16dもあって、風の吹き出しに対する抵抗は少ないので、ファン20aに対する負荷は比較的小さく、風量の損失は少ない。
櫛の歯16cの本数、立設する間隔および長さについては特に限定されるものではない。しかしながら、本数はあまりに少ないと効果がないので、所望の効果のある数を選べばよい。また立設する間隔は、毛を梳かす作用が得られる範囲において適宜決定すればよい。長さについても、毛髪を梳かす作用を達成する限り特に限定はなく、一種類の長さ、大きさの歯だけでなく二種類以上の長さ大きさの歯を混ぜてもよく、それによって風の流れに変化が与えられる。前面基板16bと櫛の歯16cは、アタッチメント基部16aとは別体に成形した後、アタッチメント基部16aに固着するのが容易であるが、アタッチメント基部16aと一体に成形してもよい。
一実施例の寸法を挙げると、長径が83.40cm、短径が65.04mmである前面基板の中央部に長径に沿って5本1列の歯を設け、これを挟み4本2列、計3列13本の歯を立設し、歯の長さはアタッチメント基部から69.66mm、切り溝の長さは先端から38.23mmの、先端部分を同じ高さに揃えた断面図が図8のような櫛形アタッチメントは、ドライヤの温風の吹き出しも、櫛としての作用も良好であった。
櫛形アタッチメント16の基部16a内には、ドライヤ先端の吐き出し口から櫛の歯基部16hの開口及び櫛の歯周囲の風の吹き出し孔16dに連続する風の流路が形成される。一方、櫛の歯16cには、その途中から先端部に至る割り溝16eが形成され、流路に連通する貫通孔となっている。このような構成の櫛型アタッチメント16においては、ドライヤ本体11から供給された空気は、流路を通り櫛形アタッチメントの前面基板16b側で櫛の歯16c周辺の風の吹き出し孔16dから流出するとともに、前面基板16bに設けた各櫛の歯16cの基部16hの貫通孔を通って、各歯の先端部16fから櫛の歯の長手方向外方に噴出する。
このようなドライヤによれば、例えば濡れた毛髪を乾燥させる場合には、櫛で毛髪を梳かしながら櫛の歯の先端部から噴出される温風により毛髪の根元部を中心に乾燥させることができる。加えて、毛髪の根元付近の皮膚を刺激したり、あるいは毛髪の根元や皮膚に付着したゴミや埃、あるいは皮膚から分泌される臭いの元を除去したりすることもできる。なお、毛髪の根元や頭部の皮膚に対して刺激を与え、また毛髪の根元や皮膚に付着したゴミや埃または皮膚から分泌される臭いを除去するためには、ドライヤ本体11からの空気供給量を増加させ、あるいは櫛の歯の先端部16fから噴出する空気速度を速くすればよく、このためには、櫛の歯に形成する貫通孔の断面積を櫛の歯の先端部に向かって連続的に小さくすればよい。なお、ドライヤ本体11から供給される空気には、温風、冷風のみならずマイナスイオンやスチームを含むものであってもよい。
このように櫛の歯16cが、風の吹き出し方向と同軸方向に配列されていてかつその割り溝16eによって空気の流れを妨げることが少ないので、ファン20aに与える負荷が少なくてすむ。櫛の歯16cによって熱風発生室17からの風に整流効果が得られ、櫛の歯16cから吹き出す風に勢いを与えることができるので、快適な風が得られ、弾力ある櫛の歯で梳かしながら毛髪の乾燥やセットが容易に行える使いやすいヘヤ−ドライヤを提供できる。
櫛形のアタッチメント16の成形加工は、透明あるいは不透明な耐熱性プラスチックスの成形により形成するので、その製造は容易である。耐熱性プラスチックスの場合は、材質としては特に限定はないが、従来公知の材料を用いることができる。このような材料としては、例えばポリカーボネートや耐熱性ABS樹脂等の耐熱性プラスチックスがあり、それらの成型品により櫛形のアタッチメント16を構成することができる。
以上には、電熱式のヘアードライヤを例として説明したが、本発明の櫛形アタッチメントはヘアードライヤの構造や熱源の形式を限定するものではない。すなわち電熱式に限らず、他の加熱方式のヘアードライヤにも適用できるものである。
図1は本発明の一実施例に係るヘアードライヤの外観斜視図、 図2は本発明の一実施例に係るヘアードライヤの概略側断面図、 図3は図1のヘアードライヤの本体に取り付けられる櫛形アタッチメントの側面図、 図4は櫛形アタッチメントの基部の正面図(a)、上面図(b)、底面図(c)及び側断面図(d)、 図5は櫛形アタッチメントの前面基板上面図、 図6は前面基板の斜め下方から見た内部を示す斜視図、 図7は前面基板の底面図、 図8は前面基板の側断面図、 図9は従来のヘアードライヤの断面図。
符号の説明
1 ヘアードライヤ
11 ドライヤ本体
12 ハンドル
13 ケース
14 電源スイッチ
15 後部カバー
16 櫛形アタッチメント
16a 基部
16b 前面基板
16c 櫛の歯
16d 吹き出し孔
16e 割り溝
16f 歯の先端部
16g 取り付け手段
16h 歯の基部
17 熱風発生室
18 熱源
19 ファンモータ
20 送風室
20a ファン
21 吹き出しグリル
22 放熱板
23 絶縁筒

Claims (5)

  1. 熱源、ファン及び該ファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体の先端に設けた吐き出し口に櫛形アタッチメントが取り付けられたヘアードライヤにおいて、
    前記櫛形アタッチメントは、前記吐き出し口の延在方向に設けられた板状の前面基板と、該前面基板から突出した複数本の中空円筒形状を有する櫛の歯と、を備え、
    前記複数本の櫛の歯の側壁には、その中間部から先端部に亘って、櫛の歯を2つに分割するように割り溝が形成されていると共に前記櫛の歯の先端部は前記割り溝により開口していることを特徴とするヘアードライヤ。
  2. 前記櫛の歯は前記前面基板の中央部分に複数列配置され、前記前面基板の前記櫛の歯の周囲は吹き出し孔で囲まれていることを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤ。
  3. 前記複数の櫛の歯は、前記前面基板に連結した基部から前記先端部に亘って先細に形成されており、前記先端部は丸められていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアードライヤ。
  4. 前記櫛形アタッチメントは、前記前面基板に連結する基部を備え、該基部が前記吐き出し口に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  5. 前記基部は前記前面基板の外周縁に連結する筒状体であり、前記前面基板は前記吐き出し口の開口面積よりも大きな板状体であり、前記基部は前記前面基板に連結する一端部から前記吐き出し口に取り付けられる他端部に向かって縮径されていることを特徴とする請求項4に記載のヘアードライヤ。
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