JP4662671B2 - 潅水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は潅水装置に関し、具体的には親水性膜を有する潅水装置に関する。
【0002】
(発明の背景)
ほとんどの場合、植物の栽培には時々水を与える必要がある。しかしながら、この間隔の頻度および散水量は、鉢植え植物や庭園植物への時々の散水から、世界の特に乾燥した地域での商業的農業時のほぼ連続的散水まで非常に多様である。採用されている各種潅水方法は、このような異なる要件を反映したものである。しかしながらほとんどの方法にはなお、労働集約型であったり(例:手作業での庭園植物への散水または農業作物のモニタリング)、水が無駄に使われたり(例:自動で調節されていない農業散水システムまたは大規模家庭用散水システム)、または特に複雑かつ高コストである(例:コンピュータ管理の自動農業システム)という点で重大な欠点がある。さらに、多くの大規模農業システムが地中に埋設されていて、設置前に大がかりな準備が必要であり、保守や漏れの検出、分離および修復が困難である。
【0003】
従って、必要な時のみに水を放出する潅水装置を簡単かつ容易に設置および保守する必要がある。
【0004】
懸濁物または溶解物の通過を制限しながら水を通過させることができる材料が多く知られている。最近確認された材料群の一つは親水性ポリマーである。その材料の膜は、液体の水に対しては不透過性であるが、水蒸気は透過可能であることが知られている(浸透蒸発と称されるプロセス)。親水性膜の前後で蒸気圧勾配があると、蒸気圧が高い方の面から水が吸収され、膜を通過して輸送され、蒸気圧が低い方の面で水蒸気として放出される。放出された水蒸気は直接用いることができるか、あるいは凝縮して液体の水とすることができる。しかしながらいずれの場合も、汚染物が膜の他方の面または(場合により)膜自体に保持されることから、それを(化学的にも微生物学的にも)純粋なものとすることができる。
【0005】
(発明の概要)
親水性膜から形成された少なくとも一つの表面を有する水容器が、その表面を成長媒体の区域と接触させて配置した場合に、成長媒体の区域および周囲区域で特定の水分レベルを維持するよう速度可変で水を放出することが認められた。さらに、この水放出速度は、前記1種または複数親水性膜表面を形成するのに用いられる材料を選択することで制御することが可能である。
【0006】
従って、複数の表面からなる水容器であって、各表面が実質的に親水性膜であるかあらゆる形の水に対して不透過性であり、前記表面の少なくとも一つが実質的に親水性膜であり、前記表面の少なくとも一つが実質的にあらゆる形の水に対して実質的に不透過性である容器を有する潅水装置が提供される。
【0007】
本発明の装置においては好ましくは、各表面は親水性膜であるか、あらゆる形の水に対して不透過性である。
【0008】
(発明の詳細な説明)
潅水とは、植物が植えられている成長媒体区域に、その植物を成長させるだけの水を供給することを意味する。好ましくは十分な量の水を成長媒体に供給して、そこでの植物の成長を至適化する。
【0009】
本発明の装置は、あらゆる形態の潅水、例えば個々の鉢植え植物用に、家庭の庭で、商業的植物苗床で、あるいはあらゆる規模の農業で用いることができる。
【0010】
親水性膜は蒸気圧勾配を横切る水蒸気通過のみを可能とすることから、本発明の装置は、成長媒体の区域に放出される水の量を調節するものである。すなわち、装置より下の成長媒体が充分に水に浸されていれば、輸送は全く起こらないが、成長媒体が乾燥するに連れて、装置から成長媒体への水輸送速度が速くなる。水が装置との接触箇所から離れて拡散するに連れて、より大きい区域の成長媒体が潅水されるようになり、平衡に達するまで、より多くの水が装置から放出される。
【0011】
本発明の文脈において成長媒体とは、植物を栽培するあらゆる固体媒体を意味し、天然土壌または人工調製土壌ならびに植物成長用の他の材料などがあり、例を挙げると、バーミキュライト、パーライト、ピートモス、破砕木生シダ幹、細断もしくは破砕樹皮および破砕ヤシガラがある。
【0012】
本発明の文脈において親水性膜とは、液体の水に対しては不透過性であるが、水蒸気は透過可能である(すなわち浸透蒸発によって)膜を意味する。以下、本開示においては膜と総称する親水性の膜またはコーティングは、以下で定義される十分に高い水蒸気透過速度を特徴とすることから、膜を通過した水を、植物潅水などの用途に直接用いることができる。そのような膜は、同一または異なる親水性ポリマー(それに限定されるものではない)などの材料製の1種または複数層を有することができる。膜の水蒸気透過速度が全体で十分に高い限り、その水は、前記のような実際の特定用途での使用に適した速度で供給することができる。本明細書で開示の膜の非多孔性は、細菌およびウィルスのような微生物などの粒子状不純物がそのような膜を通過するのを防止する上で有効である。さらに、本発明に記載の親水性ポリマー製の膜は、溶解した塩の透過をかなり低減または防止することが発見された。従って、所望の量の純水を浸透蒸発によって生産するのに、新鮮な水だけでなく、懸濁または溶解した不純物を含有する水も用いることができることから、本発明の装置によって処理した後の海水や淡海水などの(これらに限定されるものではない)塩水を用いて、土壌を潅水し、植物の成長を維持することができる。
【0013】
水が親水性膜を浸透蒸発する速度はかなりの部分が、それを構成している材料の性質および親水性膜が形成される1種または複数別個または組み合わせたポリマー層の厚さによって決まる。材料、厚さおよび膜の構成を適切に選択することで、水がその親水性膜を浸透蒸発する速度を調節して、潅水対象の植物における特定の水要件に適合させることができる。
【0014】
また、親水性ポリマー製の膜を水が浸透蒸発する速度は、他の要因、特に非水面での含水量によって決まる。従って、本発明の膜に基づく潅水システムは自己制御式であり、必然的に「受動的」性質のものであって、乾燥条件下ではより多くの水を植物に供給し、湿条件下ではそれを少なくすることができる。
【0015】
ある膜が水を透過させる速度を測定する標準的試験は、膜のウエイバー蒸気透過速度(WVTR)を測定するのに用いられる、以前はASTM−96−66−手順BWと称されていたASTM E、96−95−手順BWである。
【0016】
本発明の装置で使用される親水性膜は、親水性ポリマー製である。「親水性ポリマー」とは、国際標準化機構ISO62(米国試験・材料協会(American Society for Testing and Materials)規格ASTM D570と同等のもの)に従って室温で液体の水と接触した場合に、水を吸収するポリマーを意味する。
【0017】
親水性ポリマーは、1種類のポリマーまたは数種類のポリマーの混合物とすることができる。例えば親水性ポリマーとしては、ハイトレル(Hytrel;登録商標)の商品名でデュポン社(E.I. du Pont de Nemours and Company)から販売されているポリマーのような、以下に記載のコポリエーテルエステルエラストマーまたは2種類以上のコポリエーテルエステルエラストマーの混合物、あるいはPEBAXの商品名でエルフ−アトケム社(Elf−Atochem Company, Paris, France)から販売されているポリマーのような、ポリエーテル−ブロック−ポリアミドまたは2種類以上のポリエーテル−ブロックポリアミドの混合物、あるいはポリエーテルウレタンまたはポリエーテルウレタンの混合物、あるいはポリビニルアルコールの単独重合体もしくは共重合体またはポリビニルアルコールの単独重合体もしくは共重合体の混合物を挙げることができる。
【0018】
本発明の装置で使用される膜を製造するのに特に好ましいポリマーは、エステル結合を介してヘッドツーテイル(head−to−tail)で結合した複数の繰り返し長鎖エステル単位および短鎖エステル単位を有するコポリエーテルエステルエラストマーまたは2種類以上のコポリエーテルエステルエラストマーの混合物であって、前記長鎖エステル単位が次式で表され、
【0019】
【化3】
Figure 0004662671
【0020】
前記短鎖エステル単位が次式で表され、
【0021】
【化4】
Figure 0004662671
【0022】
式中、
a)Gが、ポリ(アルキレンオキサイド)グリコールから末端水酸基を脱離させた後に残る数平均分子量が約400〜4000の2価の基であり、
b)Rが、ジカルボン酸からカルボキシル基を脱離させた後に残る分子量300未満の2価の基であり、
c)Dが、ジオールから水酸基を脱離させた後に残る分子量約250未満の2価の基であり、任意選択で
d)前記コポリエーテルエステルが、コポリエーテルエステルの長鎖エステル単位に組み込まれたエチレンオキサイド基を、コポリエーテルエステルの総重量に対して、0〜68重量%含み、
e)前記コポリエーテルエステルが、約25〜80重量%の短鎖エステル単位を含むものである。
【0023】
この好ましいポリマーは、薄いが強い膜、フィルムおよびコーティングとするのに適している。好ましいポリマー、コポリエーテルエステルエラストマーおよびそれの製造方法は当業界では公知であり、例えば3500g/m/24時間のWVTRを有するコポリエーテルエステルエラストマーについては米国特許第4725481号に、あるいは400〜2500g/m/24時間のWVTRを有するコポリエーテルエステルエラストマーについては米国特許第4769273号に開示されている。これら特許はいずれも参照することによって本明細書に併合されるものとする。
【0024】
このポリマーは、酸化防止安定剤、紫外線安定剤、加水分解安定剤、染料または顔料、充填剤、抗微生物試薬などと混合することができる。
【0025】
本発明の文脈では、市販の親水性ポリマー膜の使用が可能である。ただし、23℃および相対湿度50%の空気を3m/sの速度で使用して厚さ25μmのフィルムで測定したWVTRが400g/m/24時間より大きいコポリエーテルエステルエラストマーを用いることがより好ましい。最も好ましいのは、23℃および相対湿度50%の空気を3m/sの速度で使用して厚さ25μmのフィルムで測定したWVTRが3500g/m/24時間より大きい市販のコポリエーテルエステルエラストマーを用いることである。
【0026】
親水性ポリマーは、多くの方法によって、所望の厚さの膜とすることができる。フィルムの形で膜を製造する上で有用かつ確立された方法は、商業的押し出しラインでのポリマーの溶融押し出しによるものである。すなわち、その方法では、融点より高い温度までポリマーを加熱する段階、それを平坦もしくは円環状ダイスを通して押し出す段階、そして、次にローラーシステムを用いてフィルムを鋳造するか、または溶融物からフィルムをブロー成形する段階がある。
【0027】
有用な適宜の支持材料には、水蒸気透過性である網目状、不織もしくは接着加工の紙、ファブリックおよびスクリーンなどがあり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ガラス繊維などの水分に対して安定な有機および無機ポリマーの繊維から形成されるものなどがある。支持材料は、強度を高めると同時に膜を保護するものである。支持材料は、親水性ポリマー膜の片面または両面に配置することができる。片面のみに配置する場合、支持材料は水源と接触した状態とするか、あるいはそれから離れた状態とすることができる。代表的には支持材料は、親水性ポリマー膜によって形成される容器の外側に配置して、膜を物理的損傷および/または光劣化から最も良好に保護するようにする。
【0028】
本発明の装置においては適宜、親水性膜を有する1種または複数各表面に支持材料を設けて、それを物理的損傷から保護することができる。しかしながら、装置を設置したら、その表面が、成長媒体表面との良好な接触が維持される程度の可撓性を保持することが好ましい。
【0029】
本発明の装置において、あらゆる形の水に対して不透過性である材料は、好ましくは、ポリ塩化ビニル、UV光から保護されたポリエチレン、UV光から保護されたポリアミド、あるいはスチール、アルミニウムなどの金属である。
【0030】
本発明の装置において、親水性膜である表面は、好ましくは、使用される成長媒体と接触した表面のみである。本発明の装置を使用する際に成長媒体と接触する全ての表面が親水性膜であることも好ましい。
【0031】
本発明の装置において、あらゆる形の水に対して不透過性である少なくとも一つの表面を含めることで、成長媒体以外への水の放出を低下させるか、なくすことによって、水の浪費を回避することができる。
【0032】
本発明の装置において、あらゆる形の水に対して不透過性である表面は、水を抜いた時に容器が完全に壊れることがないように、ある程度の構造支持を提供することが好ましい。
【0033】
本発明の装置において、あらゆる形の水に対して不透過性である表面は、機械的、生物的、生化学的または紫外線の損傷からの保護を提供することが、好ましい。この保護は、不透過性材料を適切に選択するか、あるいは外部支持もしくは強化構造を加えることで行うことができる。外部支持もしくは強化構造は、木材、金属、多孔質パイプ、テラコッタ、コンクリートまたはPVCフォームなどの適切な物理特性を有する材料製であることができる。
【0034】
本発明の簡単な装置は、互いに縁部でつながり、封止してバッグを形成するまでに水を充填した親水性膜シートおよび不透過性可撓性材料シートを有することができる。そのような装置は、親水性膜であって、例えば土壌と接触して一定の含水量を維持する表面から水を放出する。
【0035】
本発明の装置の他の簡単なものには、親水性膜を有する第1の接地表面およびあらゆる形の水の通過に対して不透過性である材料を含む上側表面を有する管またはパイプなどがある。そのような管またはパイプは2個以上の部品で製造することができるか、あるいはあらゆる形の水に対して不透過性である材料で1部を覆われた親水性膜の単一の(例:押し出し成形された)パイプまたは管として製造することができる。
【0036】
本発明の装置は、さらに、特に乾燥した地域の土を潅水するための、あるいは大量の水を必要とする植物の成長のための広いシートの形とすることもできる。そのようなシートは好ましくは、親水性膜である下側表面およびあらゆる形の水に対して不透過性である上側表面からなり、その両面が縁部で封止されていて(構造全体で一定間隔であっても良い)、容器または水容器列を形成している。さらにこれらの構造は、構造内に間隙を有することで、植物がそこから上の方へ成長できるようにすることが好ましい。
【0037】
本発明の装置の親水性膜の水透過速度は、水温による影響を受ける場合があり、必要に応じて適宜に、あらゆる形の水に対して不透過性の表面の色を選択して、日光によって加熱されると、水の移動速度が速まるようにすることで、その効果を利用することができる。別法として、この効果を低減するすることが好ましい場合には、これらの表面を反射材料製とすることができる。
【0038】
好ましくは、本発明の装置は再充填式であるか、あるいは永久的に水の入ったものである。それは、例えば、水を注ぐことができるようにする簡単なバルブを設けることで、あるいは定期的に作動するか、または水が放出されると本発明の装置中にのみ水が抜き取られていくことで一定の貯水量を維持することができるだけの低圧である水源に永久的につなぐことにより行うことができる。
【0039】
使用に際して、本発明の装置は単に、潅水が必要な区域に定期的に設置し、時々モニタリングして、十分な水レベルを維持することができる。別法として、少なくとも半永久的使用の場合、多くの本発明の装置を互いにつないで、単一の水源につながったネットワークを形成することができる。その連結構造は不浸透性であることができるか、あるいはそれ自体が本発明の装置として機能することができる。
【0040】
本発明の装置は好ましくは、使用される成長媒体の表面に設置されることから、モニタリングおよび保守/修理が特に容易である。それはさらに、農業機械によって容易に回避することができるか、あるいはそのような機械を使用する前に撤去することができる。しかしながら、本発明の装置は、部分的または完全に埋設させることができ、その場合には、親水性膜である少なくとも一つの表面が主根成長領域方向に向かっていること、すなわち、本発明の装置が浅く埋設される場合は下方に、あるいはそれが正常根成長より下の深さに埋設される場合は上方に向かうことが好ましい。
【0041】
汚染物(化学的、物理的および微生物的汚染物のいずれも)は親水性膜を通過しないことから、本発明の装置で使用される水はどのような品質のものであっても良い。しかしながら、装置を定期的に補充する場合(または永久的水源につなぐ場合)、本発明の装置を時々パージして、装置が偶発的に破損したら成長媒体に害を与えると考えられる汚染物が蓄積しないようにすることが好ましい。
【0042】
本発明のさらに別の態様では、生物分解性材料を含む下層および親水性膜を有する上層を有し、その下層および上層がその縁部で互いに封止されていることで中空洞部を形成しており、その洞部に種子または幼苗が入っている発根容器が提供される。
【0043】
使用に際して、本発明の前記別の態様の容器は、成長媒体の区域に設置し、降雨または人工的散水に曝されるようにする。その水は親水性膜を透過し、種子を発芽させ、幼苗を成長させる。発芽種子および幼苗の根は、生物分解性層を貫通し、成長媒体に進入する。
【0044】
本発明の前記別の態様の容器では、好ましくは、親水性膜が光分解性であることで、種子が発芽し始めたら劣化するようにする。
【0045】
本発明の前記別の態様の容器では、好ましくは、前記洞部にも、上記のいずれかの材料から選択することができ、中に種子および/または幼苗が配分されている成長媒体が入っている。
【0046】
好ましくは、本発明の前記態様の容器はいかなる大きさのものであっても良い。しかしながら、それは比較的小さいものとするか(例:10cm×10cm以下)、あるいは別個のセルに分割して入れることで、そのようなセルのシートを用いることができるようにするか、または個々のセルをカットし、別個に配置できるようにすることが好ましい。
【0047】
本発明の前記別の態様の容器では好ましくは、前記上側表面が、窪みなどの水の捕集および保持の手段を有する。
【0048】
本発明の前記別の態様の容器の上側親水性膜表面は、適宜に光分解性となるように選択されるか、あるいは別の成分を含有して光分解性を与えるようにした上記のいずれかの親水性ポリマーから製造することができる。生物分解性の下側表面は、例えば紙、綿その他の植物繊維製の網目状または不織のファブリックのような、必要な程度の強度を有するが、植物の根が貫通可能な生物分解性材料を含むことができる。
【0049】
本発明の前記別の態様の容器は、種子または幼苗の植え付けを簡素化することができ、種子が吹き飛ばされたり、大雨で流出したり、傾斜した土壌を転がり落ちるのを防止するものである。
【0050】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態の例について説明する。
【0051】
図について説明すると、図1には、植物12が成長している天然土壌11の区域上に設置された潅水装置10の第1の実施形態が示してある。装置10は、水透過性支持層15(紙)に結合した厚さ約75μmのコポリエーテルエステルエラストマーの押出フィルム製親水性膜14の層である第1の表面13を有する。装置10は、厚さ約1mmのポリ塩化ビニル製である第2の表面16を有する。使用の際には、装置10にバルブから(不図示)水17を充填し、その装置を地面11に、第1の表面13が地面に接触するように設置する。水蒸気が親水性膜14および支持表面15を通過し、地面11に吸収される。水17が接触箇所から外の方へ拡散するに連れて、地面11の相対的含水量によって制御される速度で、装置10から追加の水17が放出される。装置10は、必要に応じてバルブから再充填される。
【0052】
図2は、上側から見た潅水装置18の別の実施形態を示したものである。この装置は、ポリ塩化ビニル製のホース19のネットワークによって互いにつながった、図1に示した一連の装置10を有する。このネットワークは、装置10のシステムに必要に応じて給水できるようにする水源20(不図示)につながっている。この装置18を用いて、農地全体または商業的温室などの大面積を潅水することができる。
【0053】
図3は、発根容器30の一実施形態を示す図である。この容器には、紙である生物分解性下側層31ならびに厚さ約75μmのコポリエーテルエステルのフィルム製の親水性膜である上側層32があり、それらが一連のチャンバ33を囲い込んでいる。上側層32と下側層31は縁部および各チャンバ33間で封止されている。各チャンバ33は、成長媒体34(天然土壌)および草の種子を取り囲んでいる。上側層32は、窪み35および流路36を提供して、容器30上に落ちる水を保持および分配するような形状となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の潅水装置の第1の実施形態の概略図である。
【図2】 上方から見た本発明の潅水装置の別の実施形態の概略図である。
【図3】 本発明の別の態様の実施形態の概略図である。

Claims (11)

  1. 成長媒体側の表面と成長媒体側と反対側の表面とを有する水容器を備える潅水装置であって、前記成長媒体側の表面の少なくとも一部の表面が親水性膜であり、前記成長媒体側と反対側の表面の少なくとも一部の表面が液体および蒸気の形態の水に対して不透過性であり、前記親水性膜が、コポリエーテルエステルエラストマー、ポリエーテルウレタン、ポリビニルアルコールの単独重合体もしくは共重合体またはそれらの混合物から選択されるポリマーを含むことを特徴とする潅水装置。
  2. 親水性膜である少なくとも一部の表面、親水性膜の片面または両面に配置された支持材料が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の潅水装置。
  3. 液体および蒸気の形態の水に対して不透過性である少なくとも一部の表面が、機械的、生物的、生化学的または紫外線の損傷からの保護を提供するための材料、または、外部支持もしくは強化構造を備えることを特徴とする前記請求項1から2のいずれかに記載の潅水装置。
  4. 前記装置に水を充填する手段を有することを特徴とする前記請求項1から3のいずれかに記載の潅水装置。
  5. 前記親水性膜が、エステル結合を介してヘッドツーテイルで結合した複数の繰り返し長鎖エステル単位および短鎖エステル単位を有する1種または複数のコポリエーテルエステルエラストマーであって、前記長鎖エステル単位が次式で表され、
    Figure 0004662671
    前記短鎖エステル単位が次式で表され;
    Figure 0004662671
    式中、 Gが、ポリ(アルキレンオキサイド)グリコールから末端水酸基を脱離させた後に残る数平均分子量が約400〜4000の2価の基であり、 Rが、ジカルボン酸からカルボキシル基を脱離させた後に残る分子量300未満の2価の基であり、 Dが、ジオールから水酸基を脱離させた後に残る分子量約250未満の2価の基であり、前記コポリエーテルエステルが、約25〜80重量%の短鎖エステル単位を含むことを特徴とする請求項4に記載の潅水装置。
  6. 前記親水性膜が、エステル結合を介してヘッドツーテイルで結合した複数の繰り返し長鎖エステル単位および短鎖エステル単位を有する1種または複数のコポリエーテルエステルエラストマーであって、前記長鎖エステル単位が次式で表され、
    Figure 0004662671
    前記短鎖エステル単位が次式で表され;
    Figure 0004662671
    式中、 Gが、ポリ(アルキレンオキサイド)グリコールから末端水酸基を脱離させた後に残る数平均分子量が約400〜4000の2価の基であり、 Rが、ジカルボン酸からカルボキシル基を脱離させた後に残る分子量300未満の2価の基であり、 Dが、ジオールから水酸基を脱離させた後に残る分子量約250未満の2価の基であり、 前記コポリエーテルエステルが、前記コポリエーテルエステルの長鎖エステル単位に組み込まれたエチレンオキサイド基を、コポリエーテルエステルの総重量に対して、68重量%以下含み、 前記コポリエーテルエステルが、約25〜80重量%の短鎖エステル単位を含むことを特徴とする請求項4に記載の潅水装置。
  7. 成長媒体に水を供給する方法であって、
    水容器を画定する、コポリエーテルエステルエラストマー、ポリエーテルウレタン、ポリビニルアルコールの単独重合体もしくは共重合体またはそれらの混合物から選択されるポリマーを含む親水性膜を含む少なくとも一部の表面、および、液体および蒸気の形態の水に対して不透過性である物質を含む少なくとも一部の表面を含む装置を提供する工程、
    該装置の該容器に水を供給する工程、
    該装置を成長媒体に近接配置して該親水性膜を含む少なくとも一部の表面を成長媒体側に配置する工程、および
    該装置から該親水性膜を含む少なくとも一部の表面を通じて該成長媒体へ水を透過する工程、
    を含むことを特徴とする成長媒体に水を供給する方法。
  8. 前記親水性膜を含む少なくとも一部の表面が、さらに、親水性膜の片面または両面に配置された少なくとも一つの支持材料を含むことを特徴とする前記請求項7に記載の方法。
  9. 前記配置する工程が、該装置を成長媒体の表面上に配置して該親水性膜を含む少なくとも一部の表面を成長媒体側に配置することにより、水が該装置から該親水性膜を含む少なくとも一部の表面を通じて該成長媒体へ透過することを特徴とする前記請求項7に記載の方法。
  10. 前記配置する工程が、該装置を成長媒体中に部分的または完全に埋めて該親水性膜を含む少なくとも一部の表面を成長媒体側に配置する
    ことにより、水が該装置から該親水性膜を含む少なくとも一部の表面を通じて該成長媒体へ透過することを特徴とする前記請求項7に記載の方法。
  11. 前記親水性膜が、非多孔質であることを特徴とする前記請求項7に記載の方法。
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