JP4662227B2 - 容器ヘッド - Google Patents

Description

【０００１】
本発明は、請求項１の前提部分に記載されたような容器ヘッドに関する。
【０００２】
このような、貯蔵容器と係合する、液体のヘアトリートメント剤を頭髪に塗るための中空歯の付いた容器ヘッドは、例えばＵＳ３，１０１，０８６ Ａ１により公知であり、とりわけ、使用者が自分自身で髪の束或いは頭髪全体にヘアトリートメント剤−例えばヘアーカラーリング剤−をできるだけ完全に塗りつけるのに役立つものである。そして中空歯が、ヘアトリートメント剤を流出させながら、髪の毛の間を数回なでつけられる。しかしながら、その後更に、保護された手でもって、ヘアトリートメント剤を頭髪上において更に毛髪全体に塗り拡げる必要があった。
【０００３】
従って本発明の課題は、ヘアトリートメント剤を塗ったあと、それを更に手で拡げることを出来るだけ必要としないか、あるいはヘアトリートメント剤をうまく頭髪上につけることの出来る同種の容器ヘッドを提供することにある。
【０００４】
この課題は、請求項１の特徴部分に記載の構成によって解決される。本発明のさらなる好ましい構成が従属クレームから明らかとなる。
【０００５】
中空歯の間に櫛歯を配置することにより、頭髪上にヘアトリートメント剤をつけ、かつ拡げることが達成される。櫛歯を追加することにより、乾燥した頭髪のもつれが解かれるので、素早く、かつ簡単な塗布が達成される。さらに櫛歯の櫛機能により、頭髪は中空歯からずり落ちない、という効果が得られる。櫛歯は中空歯のおよそ半分の長さを有しており、そのため比較的厚い毛髪の束を中空歯の間に通すことが可能となる。
【０００７】
櫛歯と中空歯を僅かに先細りに形成することにより、ヘッド自体は髪からより容易に分離される。
【０００８】
出口開口は、歯の先端部又は側部に択一的に配置可能である。
【０００９】
可撓性あるように形成された中空歯は、これらが頭の形状に適合するという特長を有している。
【００１０】
本発明は、以下の２つの実施例に基づいてより詳細に説明される。
【００１１】
図１は、ヘアトリートメント剤２（図２）を頭髪に塗る為の容器ヘッド１の第１の実施例を示すものである。上記容器ヘッドは、数本の実質的に長さの等しい内部導管５を備えた中空歯３を、歯の基台部４の上に備えており、少なくとも歯の先端７の部分６には、少なくとも一箇所に、出口開口８が設けられている。櫛歯９は、上記中空歯３の間に配置され、中空歯３の略半分の長さを有しており、中空歯３のように先細りに形成されている。出口開口８は、中空歯３の先端に配置されている。３本の中空歯３と２本の櫛歯９は一列に配置され、出口開口８はこの列によって形成される平面１１内に向けられている。
【００１２】
ヘッド１を破線で表わされた柔軟性のある貯蔵容器１０に係合するため、ヘッド１には内ネジ１２が設けられると共に、貯蔵容器１０にはそれに対応して、外側にネジ筋が付けられた首部１３が設けられる。貯蔵容器１０の壁を手で押すことにより、ヘアトリートメント剤２の塗布が行われるが、このとき、中空歯３は頭髪に対して基本的に下向きに配置される（図２）。少なくとも中空歯３は可撓性あるように形成され、頭の形状に適合し得るようになっている。
【００１３】
図５、７および８には、出口開口８を閉塞するためのカバーキャップ１４の相異なる面が示されている。その機能は図６に示されており、カバーキャップ１４は、少なくとも真ん中の中空歯３とスナップ結合しており、また、下側の側面領域１５を手で押すことによって再度開放することが出来る。
【００１４】
ヘッド１．１の第２の実施例が図９に示されており、中空歯３および櫛歯９は１つの円周上に配置されている。これによりヘッド１．１では頭髪に対する向きを合わせなくて済むため、取扱い上の利点が結果として生じる。
【００１５】
図１０は、図２の容器ヘッドを示す図であるが、出口開口８を中空歯３の側部に備えており、頭皮への直接接触が出来ないようにされている。
【図面の簡単な説明】
【図１】 第１の実施例の容器ヘッドの斜視図である。
【図２】 図１の容器ヘッドの側断面図である。
【図３】 ヘッドの側面図である。
【図４】 ヘッドの平面図である。
【図５】 カバーキャップの側断面図である。
【図６】 図５のカバーキャップのＶＩ−ＶＩ線拡大断面図である。
【図７】 カバーキャップの斜視図である。
【図８】 カバーキャップの平面図である。
【図９】 第２の実施例の容器ヘッドの平面図である。
【図１０】 側面に出口開口を備えた図２の容器ヘッドを示す図である。
【符号の説明】
１ 容器ヘッド
２ ヘアトリートメント剤
３ 中空歯
４ 歯の基台部
５ 内部導管
６ 部分
７ 歯の先端
８ 出口開口
９ 櫛歯
１０ 貯蔵容器
１１ 平面
１２ 内ネジ
１３ 外側にネジ筋が付けられた首部
１４ カバーキャップ
１５ 側面領域
Ｌ 最大長

Claims (6)

1. 液体ヘアトリートメント剤（２）を頭髪に塗る為の容器ヘッド（１）であって、数本の実質的に長さの等しい内部導管（５）を備えた中空歯（３）を、歯の基台部（４）の上に備え、前記中空歯（３）の先端（７）の部分（６）には、少なくとも１つの出口開口（８）が設けられており、前記中空歯（３）の間に櫛歯（９）が配置されているものにおいて、
   前記櫛歯（９）が、前記中空歯（３）の略半分の長さであって、前記先端（７）の前記部分（６）まで到達しない長さを有し、
   前記中空歯（３）と前記櫛歯（９）とが一列に配置され、
   前記出口開口（８）が、前記中空歯（３）の側部に設けられるとともに、前記櫛歯（９）を挟んで隣り合う前記中空歯（３）の方に向けられていることを特徴とする容器ヘッド。
2. 前記櫛歯（９）が、先細りに形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容器ヘッド。
3. 一列に配置された３本の前記中空歯（３）を備え、これらのそれぞれの間に前記櫛歯（９）が配置されていることを特徴とする請求項１に記載の容器ヘッド。
4. 前記容器ヘッド（１）は、外側にネジ筋が付けられた首部（１３）を有する貯蔵容器（１０）と係合するための内ネジ（１２）を備えていることを特徴とする請求項１に記載の容器ヘッド。
5. 前記中空歯（３）は、共通のカバーキャップ（１４）によって閉塞可能に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容器ヘッド。
6. 少なくとも前記中空歯（３）が可撓性あるように形成されていることを特徴とする請求項１に記載の容器ヘッド。

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