JP4661897B2 - ゲートウェイ装置 - Google Patents

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本発明は、所定の宛先を有する電子メールをクライアント装置から受信してメールサーバ装置に転送するゲートウェイ装置に関する。
電子メールは利便性及び迅速性などの長所を有するので、ビジネスなどの現場において、テキストデータ及び画像データなどの電子データは電子メールを用いて送受信されることが多い。電子メールを送受信する際に何らかの障害(電源切断など)により送受信に失敗したとき、その失敗を検出した装置は、電子メールの送信元にエラー通知メールを送る(特許文献1及び2を参照)。
特開2005−173655号公報。 特開平9−116728号公報。
一般に、上述のエラー通知メールの内容(例えば、電子メールを受信するはずであった装置、及びエラー通知メールを送るべき宛先の装置)を決定するために、電子メールのヘッダが参照される。電子メールクライアント(Mail User Agent:MUA)は、電子メールの宛先アドレスを「To」に指定するとともに、オプションで「Cc(Carbon Copy)」及び「Bcc(Blind Carbon Copy)」の少なくとも一方に指定するが、電子メールのヘッダは「To」及び「Cc」のみを含み、「Bcc」を含まない。従って、「To」、「Cc」及び「Bcc」(又は「To」及び「Bcc」)で指定される宛先アドレスを有する電子メールの転送に失敗したことを検出した装置が、その電子メールの送信元にエラー通知メールを送る必要があるとき、「To」及び「Cc」のアドレス宛ての転送が失敗したことは通知されるが、「Bcc」のアドレス宛ての転送も失敗したことについては通知されない。従って、上述のエラー通知メールを送る際に、必要な情報(すなわち「Bcc」)の脱落を防止する必要がある。
さらに、ローカルエリアネットワーク(LAN)内のクライアント装置にセキュリティを提供するために、S/MIME(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)などの暗号化機能を備えたゲートウェイ装置を介してクライアント装置をメールサーバ装置に接続することが好ましい。従って、S/MIME機能を備えながら、上述のエラー通知メールを送る際に必要な情報の脱落が防止されたゲートウェイ装置を提供することが望ましい。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、所定の宛先を有する電子メールをクライアント装置から受信してメールサーバ装置に転送するゲートウェイ装置において、電子メールの転送に失敗したときに、必要な情報を脱落なく含んだエラー通知メールをクライアント装置に送ることができるゲートウェイ装置を提供することにある。
本発明に係るゲートウェイ装置は、少なくとも1つのクライアント装置からの電子メールを受信してメールサーバ装置に転送するように制御する制御手段と、揮発性の第1の記憶手段と、不揮発性の第2の記憶手段とを備え、
上記第1の記憶手段は、上記各クライアント装置にそれぞれ対応する少なくとも1つの受信メールボックスと、上記メールサーバ装置に転送される前の電子メールを格納する送信メールボックスとを含み、
上記制御手段は、
上記受信された電子メールのヘッダに含まれた宛先アドレスの情報と、上記受信された電子メールに含まれずかつ上記電子メールを送受信するプロトコルに係る制御信号で指定される宛先アドレスの情報とを上記第2の記憶手段に格納し、
上記送信メールボックスに格納された転送前の電子メールが失われたとき、上記第2の記憶手段に格納された宛先アドレスの情報を含むエラー通知メールを生成し、上記生成したエラー通知メールを、上記電子メールの送信元のクライアント装置に対応する受信メールボックスに格納することを特徴とする。
上記ゲートウェイ装置において、上記電子メールを送受信するプロトコルに係る制御信号はRCPTコマンドであることを特徴とする。
本発明によれば、所定の宛先を有する電子メールをクライアント装置から受信してメールサーバ装置に転送するゲートウェイ装置において、電子メールの転送に失敗したときに、必要な情報を脱落なく含んだエラー通知メールをクライアント装置に送ることができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態である、S/MIMEを用いて電子メールを送受信する機能を有するS/MIMEゲートウェイ装置20を備えたローカルエリアネットワーク(LAN)システムの構成を示すブロック図である。
この実施形態に係るLANシステムは、複数N台のクライアントパーソナルコンピュータ30−1〜30−N(以下、総称して符号30を付す。)と、S/MIMEゲートウェイ装置20と、ルータ装置60と、インターネット90に接続されたメールサーバ装置40とがLAN70を介して接続されて構成されてなる。図2から図4はそれぞれ、図1のクライアントパーソナルコンピュータ30、S/MIMEゲートウェイ装置20及びメールサーバ装置40の構成を示すブロック図である。本実施形態において、各クライアントパーソナルコンピュータ30が電子メールを送受信するとき、各クライアントパーソナルコンピュータ30はS/MIMEゲートウェイ装置20と通信し、S/MIMEゲートウェイ装置20はルータ装置60を介してメールサーバ装置40と通信する。以下の説明では、ルータ装置60に特に言及していない場合であっても、S/MIMEゲートウェイ装置20はルータ装置60を介してメールサーバ装置40と通信している。各クライアントパーソナルコンピュータ30は、平文電子メールを送受信する機能しか持たないが、以下詳述するように、S/MIMEゲートウェイ装置20を介してメールサーバ装置40と通信することにより、S/MIMEによる暗号化、復号化、署名、署名検証などの機能を利用することができる。
次に、図2を参照して、クライアントパーソナルコンピュータ30の構成を説明する。
図2において、クライアントパーソナルコンピュータ30は、一般的なパーソナルコンピュータである外部端末装置であって、平文電子メール、画像データ及び文字データの生成、記録、格納、送信及び受信などの処理を実行する。クライアントパーソナルコンピュータ30は、主制御部101と、ROM(Read Only Memory)106と、RAM(Random Access Memory)107と、ハードディスクドライブ108と、表示部104と、操作部105と、LANインターフェース112とを備えて構成され、これらの構成要素はバス113を介して互いに接続されている。
主制御部101は具体的にはCPU(Central Processing Unit)であり、種々のソフトウェアの機能を実行し、他の構成要素を制御する。ROM106は、当該クライアントパーソナルコンピュータ30の動作に必要な、主制御部101によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM107は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)などで構成され、主制御部101のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、ハードディスクドライブ108は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムを予め格納する。特に、ハードディスクドライブ108は、電子メールの作成及びS/MIMEゲートウェイ装置20を介する電子メールの送受信を行うための公知の制御プログラムである、クライアントパーソナルコンピュータ30の電子メール送受信用のプログラムを格納する。表示部104は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)又はCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの表示装置であり、当該クライアントパーソナルコンピュータ30の動作状態、送信すべき電子メール、及び受信された電子メールなどを表示する。操作部105は、文字データの入力、及び電子メールを受信するための指示コマンドなどの入力を受けるキーボード等である。さらに、LANインターフェース112は、LAN70に接続され、LAN70からの信号及びデータを受信する一方、LAN70に対して信号及びデータを送信して信号変換及びプロトコル変換などのLAN通信に係るインターフェース処理を実行する。
クライアントパーソナルコンピュータ30は、作成された平文電子メールをS/MIMEゲートウェイ装置20に送信する。公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)によれば、電子メールの送信元になるクライアントパーソナルコンピュータ30は、当該電子メールを送信するとき、「To」及び「Cc」で指定される宛先アドレスを電子メールのヘッダに挿入するとともに、同じ宛先アドレスを所定の制御信号、すなわちRCPTコマンドにより指定する。送信する電子メールが「Bcc」で指定される宛先アドレスを有する場合には、送信元になるクライアントパーソナルコンピュータ30は、その宛先アドレスを電子メールのヘッダに挿入することなく、RCPTコマンドのみによって指定する。また、クライアントパーソナルコンピュータ30は、電子メールの受信を要求するメール受信要求コマンドを、S/MIMEゲートウェイ装置20に送信し、これに応答してS/MIMEゲートウェイ装置20から配信される平文電子メールを受信する。なお、メール受信要求コマンドは、電子メール送受信用のプログラムによって所定の時間間隔毎に発生されるか、又は、あるいはクライアントパーソナルコンピュータ30のユーザによって操作部105を介して入力される電子メール受信を指示する所定の指示コマンドに従って発生される。
次に、図3を参照して、S/MIMEゲートウェイ装置20の構成を説明する。
S/MIMEゲートウェイ装置20は、クライアントパーソナルコンピュータ30から受信した電子メールを宛先に転送する機能と、メールサーバ装置40からクライアントパーソナルコンピュータ30宛の電子メールを一時的に受信して、宛先のクライアントパーソナルコンピュータ30に配信する機能とを有する。さらに、S/MIMEゲートウェイ装置20は、電子メールの転送に失敗したときに、その電子メールの送信元にエラー通知メールを送る機能を有する。S/MIMEゲートウェイ装置20は、主制御部1と、送信メール情報格納メモリ5と、ROM6と、RAM7と、CF(COMPACTFLASH:登録商標)メモリ9と、LANインターフェース12とを備えて構成され、これらの構成要素はバス13を介して互いに接続されている。
主制御部1は具体的にはCPUであり、後述する種々のソフトウェアの機能を実行し、他の構成要素を制御する。送信メール情報格納メモリ5は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの不揮発性メモリであり、クライアントパーソナルコンピュータ30から受信した電子メールのヘッダの情報と、当該電子メールに係るRCPTコマンドで指定される宛先アドレスの情報とを格納する。ROM6は、当該S/MIMEゲートウェイ装置20の動作に必要な、主制御部1によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM7は、主制御部1のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。特に、RAM7上の記憶領域には、複数N個の受信メールボックス8−1〜8−N(以下、総称して符号8Aを付す。)と、送信メールボックス8Bとが構成される。受信メールボックス8−1〜8−Nのそれぞれは、クライアントパーソナルコンピュータ30−1〜30−Nに対応し、それぞれ例えば約20MBのサイズを有する。各受信メールボックス8−1〜8−Nは、メールサーバ装置40から受信した暗号化電子メールに対して復号化処理及び署名検証処理を行った後の平文電子メールを、クライアントパーソナルコンピュータ30−1〜30−N毎に格納する。さらに、各受信メールボックス8−1〜8−Nは、S/MIMEゲートウェイ装置20の主制御部1によってエラー通知メールが生成されたときに、生成されたエラー通知メールをクライアントパーソナルコンピュータ30−1〜30−N毎に格納する。送信メールボックス8Bは、各クライアントパーソナルコンピュータ30から受信した平文電子メールに対して暗号化処理及び署名処理を行った後の暗号化電子メールを、メールサーバ装置40に送信するまで格納する。RAM7は、例えばSRAM、DRAM、SDRAM等で構成され、従って、停電、装置の移動等のために電源が遮断された場合にはそのデータの内容が失われる。さらに、CFメモリ9は、種々のデータ及びプログラムを予め格納し、本実施形態では、少なくとも、S/MIMEゲートウェイ装置20の電子メール転送処理(図5)のプログラムを含む。CFメモリ9に代えて、不揮発性の他の記憶媒体を用いてもよい。また、LANインターフェース12は、LAN70に接続され、LAN70からの信号及びデータを受信する一方、LAN70に対して信号及びデータを送信して信号変換及びプロトコル変換などのLAN通信に係るインターフェース処理を実行する。
S/MIMEゲートウェイ装置20は、クライアントパーソナルコンピュータ30から受信した電子メールを宛先に転送するとき、各クライアントパーソナルコンピュータ30から受信された平文電子メールを、S/MIMEに従ってソフトウェアにより電子署名処理及び暗号化処理して暗号化電子メールを生成し、生成された暗号化電子メールをメールサーバ装置40に転送するまで一時的に送信メールボックス8Bに格納する。暗号化電子メールをメールサーバ装置40に転送する前に電源切断などの何らかの障害によりその電子メールが失われたとき、S/MIMEゲートウェイ装置20はエラー通知メールを生成し、生成されたエラー通知メールを、その電子メールの送信元のクライアントパーソナルコンピュータ30に対応する受信メールボックス8に格納する。一方、S/MIMEゲートウェイ装置20は、メールサーバ装置40からクライアントパーソナルコンピュータ30宛の電子メールを一時的に受信して、宛先のクライアントパーソナルコンピュータ30に配信するとき、まず、各クライアントパーソナルコンピュータ30宛てのすべての電子メールを送信するようにメールサーバ装置40に要求する。この要求は、例えば所定の時間間隔で定期的に実行するように設定される。次いで、S/MIMEゲートウェイ装置20は、この要求に応答してメールサーバ装置40から受信された電子署名付き暗号化電子メールに対して、S/MIMEに従ってソフトウェアにより電子署名検証処理及び復号化処理を実行して平文電子メールに変換した後、この平文電子メールを、宛先のクライアントパーソナルコンピュータ30に対応する受信メールボックス8に格納する。さらに、S/MIMEゲートウェイ装置20は、各クライアントパーソナルコンピュータ30からメール受信要求コマンドを受信したとき、受信メールボックス8−1〜8−N又は共通メールボックス8Aに格納した電子メール又はエラー通知メールを、メール受信要求コマンドの送信元のクライアントパーソナルコンピュータ30に配信する。言い換えると、S/MIMEゲートウェイ装置20は、各クライアントパーソナルコンピュータ30に対するSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ装置及びPOP3(Post Office Protocol Ver.3)サーバ装置として機能するとともに、メールサーバ装置40に対するSMTPクライアント装置及びPOP3クライアント装置として機能する。
次に、図4を参照して、メールサーバ装置40の構成を説明する。
図4において、メールサーバ装置40は、一般的なメールサーバ装置であって、電子メールの送受信処理を実行する。メールサーバ装置40は、主制御部401と、ROM406と、RAM407と、ハードディスクドライブ408と、表示部404と、操作部405と、LAN70に接続されたLANインターフェース412と、インターネット90に接続されたもう1つのインターフェース414とを備えて構成され、これらの構成要素はバス413を介して互いに接続されている。
主制御部401は具体的にはCPUで構成され、種々のソフトウェアの機能を実行し、他の構成要素を制御する。ROM406は、当該メールサーバ装置40の動作に必要な、主制御部401によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。RAM407は、主制御部401のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶し、特に、RAM407上の記憶領域には、各クライアントパーソナルコンピュータ30宛ての電子メールを格納するためのメールボックス402が構成される。RAM407は、例えばSRAM、DRAM、SDRAM等で構成される。さらに、ハードディスクドライブ408は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、実行するアプリケーションプログラムを予め格納する。特に、ハードディスクドライブ408は、S/MIMEゲートウェイ装置20との間で電子署名付き暗号化電子メールの送受信を行うための公知の制御プログラムである、メールサーバ装置40の電子メール送受信用のプログラムを格納する。表示部404は、液晶表示装置(LCD)又はCRTディスプレイなどの表示装置であり、メールサーバ装置40の動作状態の表示を行う。操作部405は、文字データの入力、及び電子メールを受信するための指示コマンドなどの入力を受けるキーボード等である。また、LANインターフェース412は、LAN70からの信号及びデータを受信する一方、LAN70に対して信号及びデータを送信して信号変換及びプロトコル変換などのLAN通信に係るインターフェース処理を実行する。さらに、インターフェース414は、インターネット90からの信号及びデータを受信する一方、インターネット90に対して信号及びデータを送信して信号変換及びプロトコル変換などのインターネット通信に係るインターフェース処理を実行する。
メールサーバ装置40は、S/MIMEゲートウェイ装置20からの電子署名付き暗号化電子メールを、インターネット90を介して送信先のメールサーバ装置(図示しない。)に送信する。また、メールサーバ装置40は、送信元のメールサーバ装置(図示しない。)からの電子署名付き暗号化電子メールをメールボックス402に格納する。さらに、メールサーバ装置40は、S/MIMEゲートウェイ装置40から要求されたとき、各クライアントパーソナルコンピュータ30宛てのすべての電子メールを、S/MIMEゲートウェイ装置40に送信する。
次に、図5を参照して、図3のS/MIMEゲートウェイ装置20の主制御部1によって実行される電子メール転送処理について説明する。
図5のステップS1において、主制御部1は、クライアントパーソナルコンピュータ30の1つから電子メールを受信し、ステップS2において、受信した電子メールのヘッダを送信メール情報格納メモリ5に格納する。次いでステップS3において、主制御部1は、RCPTコマンドで指定されている宛先と、電子メールのヘッダに挿入されている宛先とを比較し、RCPTコマンドの宛先のうちで、ヘッダに含まれていないもの(すなわち「Bcc」の宛先アドレス)が存在するか否かを判断し、YESのときはステップS4に進み、NOのときはステップS5に進む。ステップS4において、主制御部1は、ヘッダに含まれていないRCPTコマンドの宛先を、Bccのアドレスとして送信メール情報格納メモリ5に格納し、ステップS5に進む。ステップS5において、主制御部1は、電子メールの暗号化及び署名処理を実行し、暗号化電子メールを送信メールボックス8に格納する。主制御部1は所定の時間間隔でメールサーバ装置40との間で電子メールを送受信する。ステップS6において、主制御部1は、ステップS5で格納した電子メールの送信が完了したか否かを判断し、YESのときは処理を終了し、NOのときはステップS7に進む。ステップS7において、主制御部1は、電源切断などの何らかの障害が発生した場合、S/MIMEゲートウェイ装置20が再起動した後で、送信メールボックス8内の電子メールが消失したか否かを判断し、YESのときはステップS8に進み、NOのときはステップS6に戻る。ステップS8において、主制御部1は、To,Cc,Bccなどの情報を含むエラー通知メールを生成し、ステップS9において、エラー通知メールを受信メールボックス8A内のユーザメールボックスに格納する。受信メールボックス8Aに格納されたエラー通知メールは、クライアントパーソナルコンピュータ30からメール受信要求コマンドが受信されたときに、メール受信要求コマンドの送信元のクライアントパーソナルコンピュータ30に配信される。
以上説明したように、本実施形態のS/MIMEゲートウェイ装置20は、特に、少なくとも1つのクライアントパーソナルコンピュータ30からの電子メールを受信してメールサーバ装置40に転送するように制御する主制御部1と、揮発性のRAM7と、不揮発性の送信メール情報格納メモリ5とを備え、RAM7は、各クライアントパーソナルコンピュータ30にそれぞれ対応する少なくとも1つの受信メールボックス8Aと、メールサーバ装置40に転送される前の電子メールを格納する送信メールボックス8Bとを含む。主制御部1は、受信された電子メールのヘッダに含まれた宛先アドレスの情報と、受信された電子メールに含まれずかつ電子メールに係るRCPTコマンドで指定される宛先アドレスの情報とを送信メール情報格納メモリ5に格納し、送信メールボックス8Bに格納された転送前の電子メールが失われたとき、送信メール情報格納メモリ5に格納された宛先アドレスの情報を含むエラー通知メールを生成し、生成したエラー通知メールを、電子メールの送信元のクライアントパーソナルコンピュータ30に対応する受信メールボックス8Aに格納する。これにより、S/MIMEゲートウェイ装置20は、所定の宛先を有する電子メールをクライアントパーソナルコンピュータ30から受信してメールサーバ装置40に転送するときに、電子メールの転送に失敗した場合、必要な情報を脱落なく含んだエラー通知メールをクライアントパーソナルコンピュータ30に送ることができる。
なお、以上説明した実施形態では、S/MIMEゲートウェイ装置20とルータ装置60とを別個の装置として図示したが、これらの装置は一体化されて構成されてもよい。説明した実施形態において、S/MIMEゲートウェイ装置20は、S/MIMEに従って、クライアントパーソナルコンピュータ30からの各電子メールに対して暗号化処理及び電子署名処理を行うとともに、メールサーバ装置40からの各電子メールに対して復号化処理及び電子署名検証処理を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、S/MIMEゲートウェイ装置20は、上記暗号化処理及び復号化処理を行い、上記電子署名処理及び電子署名検証処理を行わないように構成されてもよい。また、S/MIMEゲートウェイ装置20に代えて、PGP(Pretty Good Privacy)/MIMEに従って、クライアントパーソナルコンピュータ30からの各電子メールに対して暗号化処理及び電子署名処理を行う一方、メールサーバ装置40からの各電子メールに対して復号化処理及び電子署名検証処理を行うゲートウェイ装置であってもよい。
以上詳述したように、本発明に係るゲートウェイ装置によれば、所定の宛先を有する電子メールをクライアント装置から受信してメールサーバ装置に転送するゲートウェイ装置において、電子メールの転送に失敗したときに、必要な情報を脱落なく含んだエラー通知メールをクライアント装置に送ることができる。
本発明の実施形態であるS/MIMEを用いて電子メールを送受信する機能を有するS/MIMEゲートウェイ装置20を備えたLANシステムの構成を示すブロック図である。 図1のクライアントパーソナルコンピュータ30の構成を示すブロック図である。 図1のS/MIMEゲートウェイ装置20の構成を示すブロック図である。 図1のメールサーバ装置40の構成を示すブロック図である。 図3のS/MIMEゲートウェイ装置20の主制御部1によって実行される電子メール転送処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…主制御部、
5…送信メール情報格納メモリ、
6…ROM、
7…RAM、
8A,8−1〜8−N…受信メールボックス、
8B…送信メールボックス、
9…CFメモリ、
12…LANインターフェース、
13…バス、
20…S/MIMEゲートウェイ装置、
30,30−1〜30−N…クライアントパーソナルコンピュータ、
40…メールサーバ装置、
60…ルータ装置、
70…ローカルエリアネットワーク(LAN)、
90…インターネット。

Claims (2)

  1. 少なくとも1つのクライアント装置からの電子メールを受信してメールサーバ装置に転送するように制御する制御手段と、揮発性の第1の記憶手段と、不揮発性の第2の記憶手段とを備えたゲートウェイ装置において、
    上記第1の記憶手段は、上記各クライアント装置にそれぞれ対応する少なくとも1つの受信メールボックスと、上記メールサーバ装置に転送される前の電子メールを格納する送信メールボックスとを含み、
    上記制御手段は、
    上記受信された電子メールのヘッダに含まれた宛先アドレスの情報と、上記受信された電子メールに含まれずかつ上記電子メールを送受信するプロトコルに係る制御信号で指定される宛先アドレスの情報とを上記第2の記憶手段に格納し、
    上記送信メールボックスに格納された転送前の電子メールが失われたとき、上記第2の記憶手段に格納された宛先アドレスの情報を含むエラー通知メールを生成し、上記生成したエラー通知メールを、上記電子メールの送信元のクライアント装置に対応する受信メールボックスに格納することを特徴とするゲートウェイ装置。
  2. 上記電子メールを送受信するプロトコルに係る制御信号はRCPTコマンドであることを特徴とする請求項1記載のゲートウェイ装置。
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