JP4660796B2 - 回転式手摺装置 - Google Patents

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本発明は、手摺を架設するためのブラケットを配設したシャフトを回転する事により、高さ調整、出幅調整が可能な手摺装置であり、シャフトの端部に球面状のかさ歯車を配することにより連結の自由度を高めた手摺装置に関する。
従来、手摺は壁面にブラケットを取り付けて固定されていたり、土間にパイプ状のものを自立させたりしていた。
設置に際しては、握り部が用途により直径28ミリ〜36ミリ程度、高さは利用者の大腿骨大転子の位置で垂直方向に750ミリ〜800ミリ程度とされているが、こうした基準だけではなく、使用する場所、使用方法、生活習慣や嗜好、身体機能によって最適な高さを調整しなければならない。
また、年数の経過により手摺を必要とする人が入れ替わったり、新たに加わったり、身体機能が変化したりする事で最適な高さが変動する場合もあり、それに対応するため、可動、可倒式の手摺、あるいは複数の利用目的に対応するための多段式手摺の考案は数多くなされている。
可動、可倒式の代表的なものは、特開平7−11749、特開2001−317173、特開2004−244855、特開2001−27026などがある。
特開平7−11749の発明は可倒式の代表的なもので、手摺が不要なときの収納と、手摺使用時の出幅量の調整を簡易な構成で示したものである。
特開2001−317173の発明はレール上で昇降あるいは回転する手摺用のブラケットであり、容易に高さを調整できると共に角度の調整も可能なため、階段などへの対応もできる。
特開2004−244855の発明は上下あるいは左右に伸縮するシリンダ式の腕部を持つ手摺取付部材により、手摺の出幅および高さを自在に調整できるものである。
特開2001−27026の発明は縦手摺と横手摺と止め金具を組合せて自在に高さ調整できるものであり、用途と場所と個人差を選ばない試みであり、組合せによっては多段式の構成も可能で、同時に複数の使用者にも対応できる。
多段式手摺の代表的な発明は特開2003−301580である。
梯子状に構成された、この発明は使用者の姿勢の変化に細かく対応できるものであり、また使用する高さを自由に選べるので複数の使用者が同時に利用でき、さらに梯子状の構成はリハビリなどの用途にも効果が高いと思われる。
特開平7−11749 特開2001−317173 特開2004−244855 特開2001−27026 特開2003−301580
近年、社会が急速に高齢化したことに伴い、家庭内事故の防止やバリアフリー化が注目されるようになり、手摺の役割が重要視されるようになった。
それに伴い、従来は利用者本人の都合より手摺を設置する壁面の取付け強度であるとか設置の簡易さに主眼が置かれていたが、そうした考え方が見直され、水平部分における手摺の最適な高さや、トイレ内に横手摺と縦手摺を組合せて配置する際の便器からの水平垂直距離などに関し、人体のデータに基いた数値が明確に示され、半ば規格化されてきている。
ただ、手摺の使用は、そうした外形的なデータにより一律に規格化できるものではないことも認識されはじめた。
例えば、手指に障害があれば、手摺を掴むのではなく、肘を乗せて体重を支えたり、脇で挟んで使うようになる。
同じ体型であっても身体状況が違えば、最適な高さは変化するのであり、外形的なデータによる規格の一律化は不可能である。
こうした状況をふまえて、従来の技術においては、上記のように個々の利用者の現在の状態に合わせるための調節機能を重視しているが、高さや出幅が決まった場合の固定は工具などを使ってブラケットを締着するなどの方法を取っている。
ある程度、荷重のかかる手摺という装置の性格上、安全性を重視するため、これらの固定方法は、やむを得ないと言えるが、階段などに設置される手摺が昇降によって役割が変る場合、例えば、上る際は通常より高い位置を握り腕力で階段を上がる動作を補助するが、下りる際は通常より少し低い位置で手を滑らせ転倒や落下を防ぐなどという使い方が想定されるとすれば、手摺の高さを固定してしまう方式では対処できない。
この場合、多段式の手摺は有効に作用するが、例えば、利用者が複数である場合などは人数分の需要に対処するため、大掛かりにならざるを得ない。
これは使用者本人あるいは介助者が手摺の高さを調節する作業において、主体となる事を想定していないためであり、また、手摺利用時の多彩な用途が考慮されていないためである。
手摺を要する利用者が複数であったり、利用方法が随時変化するなどの場合、利用者本人または介助者の意思で、利用者に合わせた高さに、その場で、簡易に調節できる機構が必要であり、また、一度調整した手摺を再度調整しなおす場合の容易さを考慮しなければならない。
本発明は手摺の利用者が複数であったり、手摺利用の用途が多彩であっても、利用者あるいは介助者が手摺使用時に最適な高さに自由に設定することが可能で、変更や調整もその場で容易にでき、さらにコーナーが連続する階段の踊り場などでも簡単に連結して設置できることを目的とする。
手摺を架設するためのブラケットを配設したシャフトを回動自在に手摺設置面に配し、シャフトの回転により手摺の出幅調整、高さ調整および利用形態の選択を可能にし、手摺を架設するためのブラケットを配設したシャフトの端部に球面状の摺動部を有する歯車を配し、コーナー部あるいは略円形の踊り場などにおいて自在に連結することが可能な回転式手摺装置。
この発明を実施するための最良の形態を図を参照して詳述する。
図1から図4は請求項1の発明を実施するための形態である。
図1から図4は本発明の取付金具3と軸受具2および回転軸1の構成を示す。
回転軸1に取り付けたブラケット4により手摺5を支持し、回転軸1の回転により、手摺の出幅、高さを無段階に調整する。
回転軸1は本形態においては、回転のための断面円形部とブラケット4を支持固定するための略四角形部8を有するが、これはブラケット4の取り付け部分であり、ブラケット4に略四角形部8と嵌合し摺動するブラケット固定金具9などを設け安定性と安全性の向上を考慮したものである。
また、ブラケット固定金具9は回転軸1の略四角形部8に嵌合し摺動するためブラケット4を配置する際は自在に適切な間隔で配設する事が可能で、配置が決まった後にビスなどで固定するが、複数のブラケット4の設置角度が一定となる効果もある。
本形態では略四角形としたが、これに限るものではなく多角形にすれば同様の効果を得られる。
軸受具2はベアリングあるいはシールなどを施した開口部を有し、嵌入した回転軸1を回動自在に支持する。
また軸受具2は背部に円筒形の回転部6を有し、回転部6を取付金具3に設けた円形の開口部に嵌入する。
該開口部の直径を上回る円形の止具10を回転部6の底部に固着し取付金具3に軸受具2を揺動可能に取り付ける。
該回転部6により、取付金具3に配された軸受具2は揺動可能となり、手摺設置の際、勾配や段差のある場所において角度の微調整が必要となるが、特別な技術や手間を要する事なく容易に対応できる。
取付金具3は軸受具2に嵌入した回転軸1に配されたブラケット4に固着された手摺を使用する際、力のかかる上方部の面積を大きく取り、荷重を分散させる構成とし、上部に2段、下部に1段の固着用開口部を設けてビスあるいはアンカーなどで手摺設置面に固着する。
これは、木部への取付けが容易で安価に仕上がる構成であるが、加わる荷重に対抗できるだけのボルトなどのサイズを算出すれば、コンパクトな構成も可能である。
取付金具3には、図3の断面図に示すように軸受具2の背面に設けた軸受具回転部6が嵌入する開口部と、軸受具回転部6に固着した止具10が回動するための開口部を2段階に有する。
軸受具2と止具10は軸受具回転部6を介して取付金具3を挟み込む構造となり、軸受具2に嵌入した回転軸1を揺動可能に支持する。
この構成により、取付金具3を手摺設置面に配設する際、常に鉛直に設置できる利点があり設置の自由度が向上するとともに安定した強度を保つ事が可能である。
図5から図7で請求項1の発明をコーナー部などで連結する際の請求項2の形態を示す。
取付金具3に揺動可能に取り付けられた軸受具2に嵌入した回転軸1の端部に球面状の摺動部を有するかさ歯車7を固着し、コーナー部などで各回転軸1の端部に固着したかさ歯車7を摺動させる事により、配設された手摺を同時に稼動する。
電磁ロック11は手摺設置面に固定し、回転軸1の角度が決まった際に回転軸1の回動を係止するものであり、回転軸1を駆動中は係止が解除される機構のもの、例えば無励磁式電磁ブレーキなどを使用する。
さらに手摺を勾配のある部分や階段などに設置した際に回転軸1が滑動するのを防ぐ働きも併せ持つ。
図7は階段などに本発明を実施した際の略図であるが、連結部12に球面状の摺動部を有するかさ歯車7を配した事により、階段部分から踊り場への連結の自由度が高まっている事が判る。
また、踊り場などの形状が円形などになっていても、手摺を分割し、連結する事により、本発明は実施可能である。
本発明における、回転軸1を駆動する方法は電気的、機械的あるいは磁気的方法のいずれかに限る必要はなく、回転軸1に回転を与える方法であれば良いので、減速ギアを用いて人力での駆動も可能である。
また、駆動源の設置においても、回転軸1の端部、あるいは連結部などで可能であり、設置の自由度は高い。
また、本実施の形態では回転軸1の係止に電磁ロックを用いているが、これに限るものではなく、機械的係止手段や駆動源による係止、あるいはそれらの併用なども考えられる。
本発明においては、手摺利用中の他者の操作の禁止が必要となるため、手摺部分に接触あるいは圧力センサーなどを配して、手摺利用中の係止手段の解除を禁止する対策をとる必要がある。
また、同時に手摺利用中はランプが点灯するなどの警告機能も効果があると思われる。
発明の効果
本発明においては、手摺の高さを利用者の身体状況あるいは嗜好によりきめ細かく設定する事が可能であり、同時に出幅の調整という機能も有するので、肘をかけたり、脇で挟んで松葉杖の代わりにするなどの自由な使い方が可能となる。
また、身体状況の変動や複数の利用者が存在する場合にも対応できる。
さらに、手摺不使用時には出幅を最小に調整する事により、通路や階段の幅員を広げる事ができる。
本発明の一実施の形態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態を示す断面図である。 本発明の取付金具の形態を示す断面図である。 本発明の取付金具の形態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態を示す平面図である。 本発明の階段設置例である。
符号の説明
1 回転軸
2 軸受具
3 取付金具
4 手摺用ブラケット
5 手摺
6 軸受具回転部
7 球面の摺動部を有するかさ歯車
8 略四角形部
9 ブラケット固定金具
10 止具
11 電磁ロック
12 連結部

Claims (2)

  1. 軸受具と、取付金具と、回転軸と、側視略四角形部と、ブラケットと、手摺とよりなり、 前記軸受具は、一端に回転軸を回転自在に支持する開口部を設け、他端には止具を設けて なる軸受回転部を設け、
    前記取付金具は、内側に軸受回転部及び前記止具を配設可能な空間部と、該空間部と連通 する開口部を表面側に開設し、
    前記回転軸は、一方向に著しく長い円柱棒の一端又は/及び他端にかさ歯車が取り付けら れ、
    側視略四角形部は縦断面中央部に前記回転軸が嵌挿され両端が開口された嵌挿孔が軸方向 に設けられ、
    前記ブラケットは、ブラケット軸心が前記回転軸軸心と90度の角度を有し、前記側視四 角形部から正面下方向に円弧状に膨出して前記側視四角形部に取り付けられ、
    前記手摺は、前記回転軸と平行な位置関係となるように手摺の軸心とブラケットの軸心が 90度の角度を有して前記ブラケットの先端に取り付けられ、
    前記取付金具を壁面に取り付け、前記取付金具の中空部に前記軸受具の軸受回転部及び止 具を配設し、回転軸を前記軸受具の開口部に回動自在に嵌挿し、壁面の角部に於いて一方 の回転軸の回転動を隣り合う他方の回転軸に伝達するために、回転軸の端部に設けられた かさ歯車の歯と隣り合う別の回転軸のかさ歯車の歯を互いに噛合したことを特徴とする回転式手摺装置。
  2. 上記かさ歯車は、刃先面を結ぶ面が曲面状の彎曲面に形成されていることを特徴とする請 求項1に記載の回転式手摺装置。
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