JP4657999B2 - 光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法 - Google Patents

光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の光信号の経路を切り替える光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法に関する。
一般に、光ネットワークシステムでは、複数の光信号の経路を切り替えるために光クロスコネクト装置が用いられる。光クロスコネクト装置は、複数の光信号入力部と光信号出力部との間に配置されるスイッチ部において、任意の入力線と出力線を一意に接続し、また要求に応じて接続組み合わせの変更を可能とする構成である(特許文献1)。このような光クロスコネクト装置に用いられるスイッチ部には、構成の簡易さ、コストおよび信頼性の観点から、光信号を電気信号に変換せずに光信号のまま切り替えを行う光スイッチが用いられることが多い。
図4は、波長多重光伝送システムに用いられる光クロスコネクト装置の構成例を示す。図4において、波長多重光伝送路1〜m(mは2以上の整数)からそれぞれ波長多重光信号S1〜Smが入力され、波長分波器101−1〜101−mでそれぞれ波長λ1〜λn(nは2以上の整数)の光信号に分波して光スイッチモジュール100の各入力ポートに入力される。光スイッチモジュール100は、スイッチ制御回路(図示せず)の制御によりn×m本の光信号をクロスコネクトし、波長λ1〜λnごとにm組の各出力ポートに出力する。光スイッチモジュール100の出力ポートから出力される波長λ1〜λnごとにm組の光信号は、出力側の波長多重光伝送路1〜mにそれぞれ対応する波長合波器102−1〜102−mで合波され、各波長多重光伝送路1〜mにそれぞれ波長多重光信号S1〜Smとして出力される。
ここで、波長合波器102で波長多重する場合には、各光信号の波長が互いに異なっている必要があるが、一般に各波長多重光伝送路の波長多重光信号に用いられる波長は、それぞれλ1〜λnというように同じ場合が多い。そのため、各波長合波器102に対応する光スイッチモジュール100のn個の出力ポートには同じ波長の光信号がクロスコネクトされる場合もある。このような場合には、図5に示すように、各波長合波器102に対応する光スイッチモジュール100のn個の出力ポートの一部または全部に波長変換器103を備え、波長競合が起こった場合にはどちらかの波長を変換してから波長合波器102に入力し、波長多重する構成がある。なお、波長変換器103を入力ポート側に挿入する構成もある。
図6は、光スイッチモジュール100の第1の構成例を示す。図6において、光スイッチモジュール100は、複数(図4の例ではn×m本)の光ファイバを2次元に配置した入力光ファイバアレイ3aと出力光ファイバアレイ3bを対向させた構成である。入力光ファイバアレイ3aの各光ファイバの角度と出力光ファイバアレイ3bの各光ファイバの角度を機械的可変機構によって変化させ、接続すべき光ファイバ間で双方の角度を光結合損失が小さくなるように調整して光ビームを空間伝搬させる。
図7は、光スイッチモジュール100の第2の構成例を示す。図7において、光スイッチモジュール100は、複数(図4の例ではn×m個)のコリメータを2次元に配置したコリメータアレイ1a,1bと、複数(同n×m個)のミラーを2次元に配置したMEMS(Micro Electric Mechanical System) ミラーアレイ2を組み合わせた構成である。なお、入力ポート群を形成するコリメータアレイ1aには、各コリメータに対応させて複数(同n×m本)の光ファイバを2次元に配置した入力光ファイバアレイが接続される。出力ポート群を形成するコリメータアレイ1bには、各コリメータに対応させて複数(同n×m本)の光ファイバを2次元に配置した出力光ファイバアレイが接続される。
MEMSミラーアレイ2の各ミラーはMEMS技術によりその角度が制御され、各ミラーの反射角度によって任意の入出力ポート間の接続(光パスの切り替え)が可能になっている。図7の例は、入力ポート10に対向するMEMSミラーアレイ2のミラー21の角度制御により、光パスを出力ポート11から出力ポート12に切り替える状況を示している。
図8は、光スイッチモジュール100の第3の構成例を示す。図8において、光スイッチモジュール100は、複数(図4の例ではn×m個)のコリメータを2次元に配置したコリメータアレイ1a,1bと、複数(同n×m個)のミラーを2次元に配置したMEMSミラーアレイ2a,2bを組み合わせた構成である。入力ポート群を形成するコリメータアレイ1aには、各コリメータに対応させて複数(同n×m本)の光ファイバを2次元に配置した入力光ファイバアレイが接続される。出力ポート群を形成するコリメータアレイ1bには、各コリメータに対応させて複数(同n×m本)の光ファイバを2次元に配置した出力光ファイバアレイが接続される。
MEMSミラーアレイ2a,2bの各ミラーはMEMS技術によりその角度が制御され、反射させる各ミラーの組み合わせによって任意の入出力ポート間の接続(光パスの切り替え)が可能になっている。図8(1) の例は、入力ポートに対向するMEMSミラーアレイ2aのミラーa1を角度制御し、MEMSミラーアレイ2bで反射させるミラーをミラーb1からミラーb2に切り替えることにより、光パスを出力ポート11から出力ポート12に切り替える状況を示している。なお、本構成例は、2つのMEMSミラーアレイ2a,2bを用い、MEMSミラーアレイ2bのミラーb1と出力ポート11が対向し、ミラーb2と出力ポート12が対向するので、入力ポートおよび出力ポートに対する光ビームの入射角を0にできる点が第1の構成例および第2の構成例に対するメリットである。
同様に、図8(2) に示すように、光パスを出力ポート11から出力ポート13に切り替えることも可能であるが、この場合にMEMSミラーアレイ2bの端面の光ビームの軌跡がミラーb1からミラーb2を通過してミラーb3に移動すると、ミラーb1,b3とは独立に角度制御されているミラーb2で反射した光ビームが出力ポート12や他の出力ポート14などにクロストークとなることがある。このように、隣接しない出力ポートに切り替える場合(例えば11から13)には、他の出力ポートに対するクロストークに注意する必要がある。
なお、図では光ビームを線として表しているが、光ビームは所定の広がり(例えばガウス分布)をもっており、例えばミラーb2で反射した光ビームの中心部は出力ポート14に結合しても、光ビームの中心部から離れた裾野部分が出力ポート12に結合する状況が考えられる。この場合、ミラーb2から出力ポート12に結合する光量は小さくても、入射角が0であるので大きなクロストークとなる。したがって、光パス切り替えによる光ビームの軌跡がミラーb1からミラーb3に移動する際に、それに隣接するミラーb2を通過しない方が好ましい。
一般に、空間光学系によって構成された図6〜図8に示す光スイッチモジュールでは、入出力ポート間のクロストークが非常に低い値とされているが、これは光パス切り替え時を除いた静的クロストークを意味している。上記のように、光パス切り替え時に光ビームが他の出力ポートに出力される現象(図8(2) のミラーb2で反射した光ビームが出力ポート14や出力ポート12に結合)は動的クロストークと呼ばれ、時間的には光パス切り替え時の一瞬であっても静的クロストークに比べて非常に大きな値を示し、光信号品質の劣化を招く要因になっていた(非特許文献1)。
図9は、光スイッチモジュールのクロストーク特性の測定結果を示す。10ms以上の経過後には−60dB以上の静的クロストークレベルになっているが、動的クロストークにより瞬間的には−40dB程度の最大クロストークが生ずることがわかる。
特開平06−292246号公報 Electronics Letters, Vol.39, No.8, pp.678-679, 2003
ところで、光スイッチモジュールにおけるクロストークには、被クロストーク信号とクロストーク信号の波長が同じであるイントラクロストークと、互いの波長が異なるインタークロストークがある。イントラクロストークの場合には、クロストーク電力比をx、クロストーク信号数をNとしたときに、光信号電力ペナルティは、
−10log(1−2N√x)
で与えられる。一方、インタークロストークによる光信号電力ペナルティは、
−5log(1−2Nx)
で与えられる。
図10は、クロストークと光信号電力ペナルティの関係を示す。イントラクロストークとインタークロストークについて、それぞれ雑音が信号電力に依存する場合(実線)と依存しない場合(破線)で示す。光信号電力ペナルティは、波長が同じである場合に生ずるイントラクロストークの影響が大きいことがわかる。
ここで、図4に示す光クロスコネクト装置の光スイッチモジュール100の入力ポートにおいて、波長多重光伝送路1〜mから入力し波長分波器101−1〜101−mでそれぞれ分波される波長λ1〜λnの光信号と、各入力ポートの波長の割り当ては一般に任意であり、スイッチ制御回路で入力する波長多重光伝送路1〜mと波長λ1〜λnと入力ポートの対応がとれていればよい。したがって、光スイッチモジュール100の入力ポートにおいて、例えば波長分波器101−1で分波される波長λ1の光信号の入力ポートと、波長分波器101−2で分波される波長λ1の光信号の入力ポートが隣接することがある。
同様に、出力側の波長多重光伝送路1〜mに対応する波長合波器102−1〜102−mでそれぞれ合波される波長λ1〜λnの光信号と、各出力ポートの波長の割り当ても一般に任意であり、スイッチ制御回路で出力する波長多重光伝送路1〜mと波長λ1〜λnと出力ポートの対応がとれていればよい。したがって、光スイッチモジュール100の出力ポートにおいて、例えば波長分波器102−1で合波される波長λ1の光信号の出力ポートと、波長合波器102−2で合波される波長λ1の光信号の出力ポートが隣接することがある。
また、図5に示す波長変換器103を有する光クロスコネクト装置でも、光スイッチモジュール100の入力ポートにおいて、同様に同一波長の光信号の入力ポートが隣接することがある。さらに、光スイッチモジュール100の波長多重光伝送路1〜mに対応する各n個の出力ポートには、同一波長の光信号がクロスコネクトされることがあり、それらの出力ポートが隣接することもある。
ここで、光スイッチモジュール100の入力ポートおよび出力ポートにおいて、クロストーク電力はクロストークを与えるポートとクロストークを受けるポートの距離と入射角によって決定されるので、特に同一波長の光信号が隣接すると、イントラクロストークの影響を大きく受けるとともに、さらに動的クロストークの影響も大きくなる。
本発明は、光スイッチモジュールにおける動的クロストークおよびイントラクロストークの影響を考慮し、光パス間のクロストークによる信号品質劣化を低減することができる光クロスコネクト装置および光クロスコネクト制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、複数m×nの入力ポートおよび複数m×nの出力ポートを有する光スイッチモジュールを備え、複数m本の波長多重光伝送路から入力する波長多重光信号(波長λ1〜λn:nは2以上の整数)をそれぞれ各波長の光信号に分波して各入力ポートに入力し、クロスコネクト接続により各出力ポートから出力される各波長の光信号を複数m本の波長多重光伝送路に対応してそれぞれ合波し、波長多重光信号(波長λ1〜λn)として各波長多重光伝送路に出力する光クロスコネクト装置において、光スイッチモジュールの入力ポートおよび出力ポートを各波長多重光伝送路ごとにm個の領域に分割し、そのm個の領域の同一波長に対応する入力ポートの間隔および出力ポートの間隔が波長ごとに隣接せずかつ均一になるように規則性をもって配置される構成である。
第2の発明は、複数m×nの入力ポートおよび複数m×nの出力ポートを有する光スイッチモジュールを備え、複数m本の波長多重光伝送路から入力する波長多重光信号(波長λ1〜λn:nは2以上の整数)をそれぞれ各波長の光信号に分波して各入力ポートに入力し、クロスコネクト接続により各出力ポートから出力される各波長の光信号を複数m本の波長多重光伝送路に対応してそれぞれ合波し、波長多重光信号(波長λ1〜λn)として各波長多重光伝送路に出力する光クロスコネクト装置において、光スイッチモジュールの入出力ポートを各波長多重光伝送路ごとにm個の領域に分割し、そのm個の領域でそれぞれ波長λ1〜λnに対応する入力ポートが、波長ごとに隣接せずかつ均一の間隔になるように規則性をもって配置される構成であり、光スイッチモジュールの出力ポートに波長変換を行う波長変換器が接続され、各波長多重光伝送路に対応する領域のn個の出力ポートに同一波長がクロスコネクトされる場合に、その同一波長の出力ポートに少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるようにクロスコネクト制御を行う構成である。
また、光スイッチモジュールは、入力ポートから入力した光ビームをミラーで反射させ、ミラーの角度制御により任意の出力ポートに出力する構成であり、ミラーは、MEMS技術により基板上に形成された複数の微小ミラーによって形成される反射角度可変のミラーアレイの微小ミラーであり、微小ミラーへの電圧印加によりその反射角度を変化させる構成としてもよい。
第3の発明は、複数m×nの入力ポートおよび複数m×nの出力ポートを有する光スイッチモジュールを備え、複数m本の波長多重光伝送路から入力する波長多重光信号(波長λ1〜λn:nは2以上の整数)をそれぞれ各波長の光信号に分波して各入力ポートに入力し、クロスコネクト接続により各出力ポートから出力される各波長の光信号を複数m本の波長多重光伝送路に対応してそれぞれ合波し、波長多重光信号(波長λ1〜λn)として各波長多重光伝送路に出力する光クロスコネクト制御方法において、光スイッチモジュールの入出力ポートを各波長多重光伝送路ごとにm個の領域に分割し、そのm個の領域でそれぞれ波長λ1〜λnに対応する入力ポートが、波長ごとに隣接せずかつ均一の間隔になるように規則性をもって配置され、光スイッチモジュールの出力ポートに波長変換を行う波長変換器が接続され、各波長多重光伝送路に対応する領域のn個の出力ポートに同一波長がクロスコネクトされる場合に、その同一波長の出力ポートに少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるようにクロスコネクト制御を行う。
本発明は、光スイッチモジュールの入出力ポートにおいて、同一波長間で少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるので、同一波長の光信号同士のクロストーク、すなわちイントラクロストークが小さくなり、それに起因する光信号劣化を抑制することができる。また、同一波長が割り当てられる入力ポート間および出力ポート間に所定の間隔が設けられるので、隣接または極めて近接している場合に比べて動的クロストークの影響を緩和することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態における光スイッチモジュールの入出力ポートの波長割り当て例を示す。ここに示す例および以下に示す例は、図6に示す入力光ファイバアレイ3aおよび出力光ファイバアレイ3bの断面、あるいは図7および図8に示すコリメータアレイ1a,1bに収容される入力光ファイバアレイおよび出力光ファイバアレイの断面に相当する。
ここでは、光クロスコネクト装置に接続される波長多重光伝送路の数m(入力方路数、出力方路数)を4とし、それぞれ入出力する波長多重光信号の波長数nを64とする。このとき、光スイッチモジュールの入力ポート数および出力ポート数はそれぞれ 256となる。
本実施形態では、光スイッチモジュールの入出力ポートを各方路ごとに4つの領域(2×2)に分割し、各方路に対応する領域の中で波長λ1〜λ64に対応する入出力ポートが波長ごとに同一の位置になるように割り当てる。例えば方路1に対応する領域で、第1列にλ1〜λ8、第2列にλ9〜λ16、…、第8列にλ57〜λ64を順番に配列させた場合には、他の方路2,3,4においても同様に配列させる。これにより、各方路間の同一波長同士の光ビームは、正方形配置をとる光ファイバアレイの一辺の長さをDとすると、すべての波長における同一波長間隔としてD/2以上を確保することができる。
ここで重要なことは、ランダムな波長割り当てを行った場合には、ある波長における間隔がD/2を超えるように配置すると、他の波長における間隔がD/2未満になり、クロストークの影響が波長に依存してばらつきが生じることになる。それに対して、本実施形態の構成では、同一波長間の間隔の最小値がD/2になるので、波長ごとのクロストークのばらつきがないことが大きな特徴である。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態における光スイッチモジュールの入出力ポートの波長割り当て例を示す。
ここでは、光クロスコネクト装置に接続される波長多重光伝送路の数m(入力方路数、出力方路数)を8とし、それぞれ入出力する波長多重光信号の波長数nを32とする。このとき、光スイッチモジュールの入力ポート数および出力ポート数はそれぞれ 256となる。
本実施形態では、光スイッチモジュールの入出力ポートを各方路ごとに8つの領域(4×2)に分割し、各方路に対応する領域の中で波長λ1〜λ32に対応する入出力ポートが波長ごとに同一の位置になるように割り当てる。例えば方路1に対応する領域で、第1列にλ1〜λ4、第2列にλ5〜λ8、…、第8列にλ29〜λ32を順番に配列させた場合には、他の方路2〜8においても同様に配列させる。これにより、各方路間の同一波長同士の光ビームは、正方形配置をとる光ファイバアレイの一辺の長さをDとすると、すべての波長における同一波長間隔として最低でもD/4を確保することができる。本実施形態においても、波長ごとのクロストークの影響にばらつきがない。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態における光スイッチモジュールの入出力ポートの波長割り当て例を示す。
ここでは、光クロスコネクト装置に接続される波長多重光伝送路の数m(入力方路数、出力方路数)を5とし、それぞれ入出力する波長多重光信号の波長数nを54とする。このとき、光スイッチモジュールの入力ポート数および出力ポート数はそれぞれ 270となる。
本実施形態では、光スイッチモジュールの入出力ポートを各方路ごとに5つの領域に分割する。なお、方路1〜3に対応する領域は6×9、方路4〜5に対応する領域は9×6とする。方路1〜3に対応する領域の中で波長λ1〜λ54に対応する入出力ポートが波長ごとに同一の位置になるように割り当てる。例えば方路1に対応する領域で、第1列にλ1〜λ6、第2列にλ7〜λ12、…、第9列にλ49〜λ54を順番に配列させた場合には、他の方路2,3においても同様に配列させる。また、方路4,5に対応する領域の中で波長λ1〜λ54に対応する入出力ポートが波長ごとに同一の位置になるように割り当てる。例えば方路4に対応する領域で、第1列にλ1〜λ9、第2列にλ10〜λ18、…、第6列にλ46〜λ54を順番に配列させた場合には、他の方路5においても同様に配列させる。これにより、各方路間の同一波長同士の光ビームは、正方形配置をとる光ファイバアレイの一辺の長さをDとすると、方路1〜2間、方路2〜3間の同一波長間隔が方路1〜4間などに比べて狭くなるが、すべての波長における同一波長間隔としてD/3以上を確保することができる。
本例は、図1の例に対して、すべての波長における同一波長間隔が同一条件にはならないが、方路1〜5における同一波長間隔の最小値がD/3として確保されている。すなわち、本実施形態の構成は波長によるばらつきはゼロではないが、ランダム配置に比べて最小の同一波長間隔が確保されることによってばらつきが小さくなっている。
(第4の実施形態)
第1の実施形態〜第3の実施形態は、図4に示す光クロスコネクト装置を想定し、光スイッチモジュール100の波長多重光伝送路1〜mに対応する各n個の出力ポートにクロスコネクトされる波長はλ1〜λnですべて異なる場合に対応している。
一方、図5に示す光クロスコネクト装置は、入力ポート側は第1〜第3の実施形態と同様であるが、出力ポート側で波長変換を可能にしているので、光スイッチモジュール100の波長多重光伝送路1〜mに対応する各n個の出力ポート内で、出力ポートと波長の関係は一意ではなく、また出力される波長が同一になる場合がある。この場合には、その同一波長の出力ポートに少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるようにクロスコネクト制御を行うようにする。図5に示す例では、波長多重光伝送路1に対応するn個の出力ポートに波長λ1の光信号が2つ出力され、波長多重光伝送路2に対応するn個の出力ポートに波長λ1の光信号が1つ出力されているが、これらの出力ポートが隣接しないように制御するようにすればよい。
第1の実施形態における光スイッチモジュールの入出力ポートの波長割り当て例を示す図。 第2の実施形態における光スイッチモジュールの入出力ポートの波長割り当て例を示す図。 第3の実施形態における光スイッチモジュールの入出力ポートの波長割り当て例を示す図。 波長多重光伝送システムに用いられる光クロスコネクト装置の構成例を示す図。 波長多重光伝送システムに用いられる光クロスコネクト装置の構成例を示す図。 光スイッチモジュール100の第1の構成例を示す図。 光スイッチモジュール100の第2の構成例を示す図。 光スイッチモジュール100の第3の構成例を示す図。 光スイッチモジュールのクロストーク特性の測定結果を示す図。 クロストークと光信号電力ペナルティの関係を示す図。
符号の説明
1〜m 波長多重光伝送路
1a,1b コリメータアレイ
2,2a,2b MEMSミラーアレイ
3a 入力光ファイバアレイ
3b 光光ファイバアレイ
10 入力ポート
11〜14 出力ポート
100 光スイッチモジュール
101 波長分波器
102 波長合波器
103 波長変換器

Claims (4)

  1. 複数m×nの入力ポートおよび複数m×nの出力ポートを有する光スイッチモジュールを備え、複数m本の波長多重光伝送路から入力する波長多重光信号(波長λ1〜λn:nは2以上の整数)をそれぞれ各波長の光信号に分波して各入力ポートに入力し、クロスコネクト接続により各出力ポートから出力される各波長の光信号を複数m本の波長多重光伝送路に対応してそれぞれ合波し、波長多重光信号(波長λ1〜λn)として各波長多重光伝送路に出力する光クロスコネクト装置において、
    前記光スイッチモジュールの入力ポートおよび出力ポートを各波長多重光伝送路ごとにm個の領域に分割し、そのm個の領域の同一波長に対応する入力ポートの間隔および出力ポートの間隔が波長ごとに隣接せずかつ均一になるように規則性をもって配置される構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  2. 複数m×nの入力ポートおよび複数m×nの出力ポートを有する光スイッチモジュールを備え、複数m本の波長多重光伝送路から入力する波長多重光信号(波長λ1〜λn:nは2以上の整数)をそれぞれ各波長の光信号に分波して各入力ポートに入力し、クロスコネクト接続により各出力ポートから出力される各波長の光信号を複数m本の波長多重光伝送路に対応してそれぞれ合波し、波長多重光信号(波長λ1〜λn)として各波長多重光伝送路に出力する光クロスコネクト装置において、
    前記光スイッチモジュールの入出力ポートを各波長多重光伝送路ごとにm個の領域に分割し、そのm個の領域でそれぞれ波長λ1〜λnに対応する入力ポートが、波長ごとに隣接せずかつ均一の間隔になるように規則性をもって配置される構成であり、
    前記光スイッチモジュールの出力ポートに波長変換を行う波長変換器が接続され、各波長多重光伝送路に対応する領域のn個の出力ポートに同一波長がクロスコネクトされる場合に、その同一波長の出力ポートに少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるようにクロスコネクト制御を行う構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光クロスコネクト装置において、
    前記光スイッチモジュールは、入力ポートから入力した光ビームをミラーで反射させ、ミラーの角度制御により任意の出力ポートに出力する構成であり、
    前記ミラーは、MEMS技術により基板上に形成された複数の微小ミラーによって形成される反射角度可変のミラーアレイの微小ミラーであり、微小ミラーへの電圧印加によりその反射角度を変化させる構成である
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  4. 複数m×nの入力ポートおよび複数m×nの出力ポートを有する光スイッチモジュールを備え、複数m本の波長多重光伝送路から入力する波長多重光信号(波長λ1〜λn:nは2以上の整数)をそれぞれ各波長の光信号に分波して各入力ポートに入力し、クロスコネクト接続により各出力ポートから出力される各波長の光信号を複数m本の波長多重光伝送路に対応してそれぞれ合波し、波長多重光信号(波長λ1〜λn)として各波長多重光伝送路に出力する光クロスコネクト制御方法において、
    前記光スイッチモジュールの入出力ポートを各波長多重光伝送路ごとにm個の領域に分割し、そのm個の領域でそれぞれ波長λ1〜λnに対応する入力ポートが、波長ごとに隣接せずかつ均一の間隔になるように規則性をもって配置され、
    前記光スイッチモジュールの出力ポートに波長変換を行う波長変換器が接続され、各波長多重光伝送路に対応する領域のn個の出力ポートに同一波長がクロスコネクトされる場合に、その同一波長の出力ポートに少なくとも隣接しない所定の間隔が確保されるようにクロスコネクト制御を行う
    ことを特徴とする光クロスコネクト制御方法。
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