JP4657342B2 - 無線通信におけるマルチホップリレー用のスケジューリング方法及びシステム - Google Patents

無線通信におけるマルチホップリレー用のスケジューリング方法及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信におけるマルチホップリレー用のスケジューリング方法及びシステムに関するものである。特に、本発明は無線マルチホップ通信システムにおける中継局の群分け(グループ分け)に関するものである。
最新の及び将来の移動通信システムは、高速、高リンク品質又は高安全性の伝送を達成するように設計される。これらのシステムは、通信の種々のニーズ、サービス又はプロトコルにも対応しうる。有効なリソーススケジュール又はアロケーション方法は、異なる位置の異なるユーザに対する種々のサービス品質(QoS)の条件を満足する必要がある。例えば、セル境界又は無線伝送の境界に位置するユーザのリンク品質が悪くなるおそれがあるとともに、激しいシャドーイング効果のあるセルにおけるユーザのリンク品質も悪くなるおそれがある。有効なリソーススケジュール又はアロケーション無しには、リンク品質が悪くなることにより、ユーザが高速データ伝送を行えなくなるおそれがある。
上述した問題を解決する一方法は、基地局の密度を高めるか、又は激しいシャドーイング効果のある或いはリンク品質の悪いエリアに多くの基地局を配置する方法である。この方法によれば、費用を高める、すなわち、追加の装置又はハードウェアが必要となるおそれがある。他の方法としては、基地局の伝送出力を高めてリンク品質を改善する方法があるが、この方法によると、伝送費用又は信号干渉、或いはこれらの双方を高めるおそれがある。
更に他の方法としては、セルのQoS、配備費用、送信電力及びサービスエリアのような要素を考慮した場合に、あるアプリケーションにおける問題の幾つかを解決しうるマルチホップリレー用のセル構造を構成しうる。中継局をセル内に配置することにより、情報を基地局からユーザ又は移動局に中継するようにしうる。あるアプリケーションでは、中継局を使用することにより、他の例に比べて、セルのサービスエリア、ユーザの処理能力、システム能力又はこれらの任意の組み合わせを改善しうる。例えば、中継局を、シャドーイング効果が激しいエリア、セル境界付近のエリア、基地局があまり作用しえないエリア又はリンク品質があまり望ましくないエリアに配備しうる。従って、中継局は、リンク品質を改善することによりこれらのエリアに良好に作用し、基地局の有効なサービスエリアを拡張することができる。
品質がそれほど望ましくない単一のリンクを、品質がより良好な複数のリンクに分割し、各リンクの伝送速度がより速くなるようにしうる。しかし、マルチホップ伝送の場合、同じデータが複数回重複されて無線中継されるおそれがある為、データ伝送の追加のホップに対する追加の無線リソースが必要となる。適切なスケジュール機構がないと、シングルホップシステムに比べて多くの無線リソースが使用されるおそれがある。
マルチホップ通信システムでは、1つのセル中に1つの基地局と数個の中継局とを配置しうる。無線リソースを有効に利用し、スペクトル効率を改善するには、干渉レベルが許容しうる場合に、複数のサービング局が同時に動作しうるようにする。許容しうる干渉には、例えば、
(1)同じセル内で同時に伝送しているサービング局(基地局及び中継局の双方又は何れか一方)間の潜在的な干渉、又は
(2)これらの伝送している局から他のセルへの干渉、又は
これらの双方(1)及び(2)
を含めることができる。
マルチホップリレー通信システムに対する利点を得るには、基地局及び中継局の伝送用のスケジュール機構が必要となる。無線通信システムの性能を改善する一例として、マンハッタンのような環境に中継局を配置する方法が、WINNER(Wireless world INitiative NEw Radio:欧州での次世代移動通信の無線伝送技術に関する研究フォーラム)のプログラムで提案された。マンハッタンのような環境とは、1区画の幅が約200メートル(m)で、街路幅員が約30mであるグリッド環境である。図1は、マンハッタンのような環境の下で、単一セル内に1つの基地局205と複数の中継局201〜204とを配置したレイアウトを示す線図である。この図1を参照するに、基地局205と中継局201〜204とを単一セル内に配置しうる。基地局205及び中継局201〜204は無指向性アンテナを介してユーザと通信しうる。しかし、中継局201〜204は基地局205のサービスエリア206の外部にある為、中継局201〜204の各々は、基地局205と通信するために、この基地局205に指向する追加の指向性アンテナを必要とする。この条件が中継局のハードウェア価格を高める。
図2は、単一セル内の図1に示す第1のレイアウトに適用しうるフレーム構造の伝送スケジュールを示す線図である。この図2を参照するに、フレームS301は2つのサブフレームS302及びS303に分割しうる。第1のサブフレームS302は更に、5つの時間帯S304〜S308に分割しうる。基地局305は、最初の4つの時間帯S304〜S307中、4つの中継局301〜304のためにそれぞれ作用する。5番目の時間帯S308中は、基地局305は、この基地局305と直接通信しうるエリア306内のユーザのために作用しうる。第2のサブフレームS303は、2つの時間帯S309及びS310に分割でき、環境の空間的隔離特性により、第1の時間帯S309中、中継局301及び302が2つのエリア307及び308内の対応するユーザのためにそれぞれ作用し、第2の時間帯S310中、中継局303及び304が2つのエリア309及び310内の対応するユーザのためにそれぞれ作用するようにしうる。
図3は、図1に示すマンハッタンのような環境において、基地局405及び415と中継局401〜404及び411〜414とをマルチセル構造に配置したレイアウトを示す線図である。この図3を参照するに、単一セルAのサービスエリア406と単一セルBのサービスエリア416とはスタガード状に配置されている。更に、図3における基地局405及び415は単一セルA及び単一セルBにおける基地局の位置を表わす。中継局401〜404は単一セルAに属し、中継局411〜414は単一セルBに属する。
図4は、マンハッタンのような環境におけるマルチセル構造内の図3に示すレイアウトに適用しうるフレーム構造に対する伝送スケジュールを示す線図である。この図4を参照するに、隣接セル間の伝送フレームの配置を用いて、フレームS501におけるサブフレームS502及びS503の動作順序を変えるか又は調整して、セル間の干渉を低減させることができる。これらの中継局は基地局のサービスエリアを拡張しうる。しかし、基地局のサービスエリアの境界におけるユーザのリンク品質の改善は全く行なわれないか、又は制限されるおそれがある。更に、全ての基地局がフレーム伝送の期間内に空き時間を有するおそれがある。基地局は、帰路回路網に接続されて有効データを伝送する唯一のサービング局である為、この設計における基地局の伝送効率はあまり望ましいものではない。
図5は、マンハッタンのような環境における無指向性アンテナを有する1つの基地局605及び4つの中継局601〜604の第2のレイアウトを示す線図である。この図5を参照するに、基地局605及び中継局601〜604は全て、無指向性アンテナを用いることによりユーザと通信しうる。中継局601〜604は基地局605のサービスエリア606内に配置されている為、中継局601〜604の各々は基地局605と通信するのに追加の指向性アンテナを必要としない。この設計によれば、セル境界におけるユーザのリンク品質を改善しうる。
図6は、マンハッタンのような環境において全てのサービング局が無指向性アンテナを具える図5に示す第2のレイアウトに適用しうるフレーム構造に対する伝送スケジュールを示す線図である。この図6を参照するに、基地局705は、最初の4つの時間帯S701〜S704中順次に、4つの中継局701〜704のためにそれぞれ作用しうるとともに、これと同時に基地局705は、基地局705に直接接続されたユーザのために作用しうる。中継局701及び703は、時間帯S705中それぞれ対応するユーザのために作用しうる。その後、中継局702及び704は、次の時間帯S706中それぞれ対応するユーザのために作用しうる。このレイアウトは、セル境界におけるユーザのリンク品質を改善しうる。しかし、単一セル内での完全な伝送には、少なくとも6つの段階を必要とする。マルチセル構造を考慮する場合には、無指向性アンテナを用いる為、激しいセル間干渉を回避するのに少なくとも2のリユースファクタを必要とし、これにより全システム容量を減少させるおそれがある。
基地局と中継局とのレイアウトが異なる場合、基地局と中継局との全てにより、フレーム構造中に依然として空き時間を生ぜしめるおそれがある。従って、伝送効率が不所望なものとなる。従って、他の実施又はアプリケーションを提供しうる無線通信システムにおけるマルチホップリレー用のシステム又は方法が必要となる。本発明によれば、上述した1つ以上の問題点を解決しうるようにする。
本発明の代表的な一例によれば、少なくとも1つの中継局を介して少なくとも1つのユーザデバイスと通信するように構成した少なくとも1つの基地局を有する無線通信システムを提供する。基地局は、信号通信用のアンテナと、トランシーバデバイスと、通信制御デバイスとを有する。トランシーバデバイスは、少なくとも1つの基地局から第1の群の無線通信信号を受信して中継するように構成された第1の群の中継局、及び少なくとも1つの基地局から第2の群の無線通信信号を受信して中継するように構成された第2の群の中継局と通信するように構成されている。通信制御デバイスは、
(1)少なくとも1つのアンテナの信号送信電力及び
(2)少なくとも1つのアンテナの信号通信タイミング
のうちの少なくとも一方を制御するように構成されている。この通信制御デバイスは、アンテナのサービス期間を複数の段階に分割し、第1の段階で第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号と無関係に、ユーザデバイス及び基地局の双方又はいずれか一方と信号通信しうるようにも構成する。
他の代表的な例では、第1の群の無線通信信号を受信して中継するように構成した第1の群の中継局と、第2の群の無線通信信号を受信して中継するように構成した第2の群の中継局と、これら第1の群の中継局及び第2の群の中継局と通信するように構成した少なくとも1つの基地局とを有する無線通信システムを提供する。第1の群及び第2の群の中継局は、少なくとも、同じセル内の中継局間の潜在的な干渉と、少なくとも1つのコチャネル(同一チャネル)セル内の他のサービング局からの潜在的な干渉とに基づいて群分けされている。基地局は、信号通信用のアンテナと、通信制御デバイスとを有し、この通信制御デバイスは、
(1)少なくとも1つのアンテナの信号送信電力及び
(2)少なくとも1つのアンテナの信号通信タイミング
のうちの少なくとも一方を制御するように構成されている。この通信制御デバイスは更に、アンテナのサービス期間を少なくとも2つの段階に分割し、第1の段階で第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号と無関係に、信号通信しうるように構成する。
更に他の代表的な例では、無線通信方法を提供する。この方法は、
少なくとも1つの基地局から無線通信信号を受信して中継するように構成した複数の中継局との通信を確立する工程と、
少なくとも幾つかの中継局間の少なくとも潜在的な干渉に基づいて中継局を第1及び第2の群に分割する工程と、
前記少なくとも1つの基地局の少なくとも1つのアンテナのサービス期間を複数の段階に分割する工程と、
(1)前記少なくとも1つの基地局の少なくとも1つのアンテナの信号送信電力及び(2)前記少なくとも1つのアンテナの信号通信タイミングのうちの少なくとも一方を制御して、第1の段階で第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号と無関係に、信号通信しうるようにする工程と
を有する。第1の群の中継局は、前記少なくとも1つの基地局からの第1の群の無線通信信号を受信して中継するように構成するとともに、第2の群の中継局は、前記少なくとも1つの基地局から第2の群の無線通信信号を受信して中継するように構成する。幾つかの代表的な例では、第1の群の中継局及び第2の群の中継局が、第1の群の中継局のサービスエリア及び第2の群の中継局のサービスエリアにおいて部分的な重なりを有するようにしうる。
開示する実施例は、基地局及び中継局の双方又はいずれか一方のレイアウトに適用しうる。説明の簡便上のために、以下の実施例はマンハッタンのような環境につき説明する。これらの実施例は、以下に説明するのと同じ又は類似の概念に応じて、如何なる他の環境においても実行しうる。マンハッタンのような環境又はある他の環境においては、干渉レベルは、周囲のビルディングのシャドーイング効果により生ぜしめられるような空間的隔離により弱められ、従って、これに応じて、中継局の群分けを改正することができる。
図7は、開示するある実施例に応じたマンハッタンのような環境における1つの基地局805及び複数の中継局801〜804のレイアウトを示す線図である。この図7を参照するに、一実施例では、1つのマイクロセルが690・690m2 をカバーでき、基地局805は交差路に配置しうる。4つの中継局801、802、803及び804は、基地局805の外側に位置するある交差点に、例えば、基地局805が配置されている個所の直ぐ外側の4つの交差点に配置しうる。一例として、中継局801〜804は、基地局805の見通し線(LOS)である道路と、基地局805の非見通し線(NLOS)である他の道路との交差点に配置しうる。
一実施例では、基地局805は、
(1)4方向の道路上又はその付近のユーザ及び
(2)中継局801〜804
の双方又はいずれか一方に、データを伝送するために、4つの指向性アンテナか、又は4セクターアンテナを用いることができる。中継局801〜804は、基地局805のNLOS内(すなわち、LOS外)にいるユーザにデータを伝送するために、2つの指向性アンテナ又は2セクターアンテナを用いることができる。基地局805及び中継局801〜804は、セルサービスエリア811内の全てのユーザのために作用しうる。一実施例では、基地局805のLOS内のユーザが、基地局805に対するシングルホップリンクを有し、基地局805のLOS外のユーザが、中継局801〜804のような1つ以上の中継局を介する基地局805に対するマルチホップリンクを確立するようにしうる。
図8は、開示するある実施例に応じた無線マルチホップリレー通信システムに対するスケジューリング方法を示す代表的な流れ図である。この図8を参照するに、ステップS101において基地局805及び中継局801〜804を起動した後、ステップS102において、中継局801〜804の1つ以上が他の中継局及び基地局からの干渉レベルを測定しうる。ある実施例では、中継局及び基地局から送信されるデータ信号又は基準信号を観測又は処理することにより、干渉レベル又は潜在的な干渉レベルが得られるようにしうる。データ信号又は基準信号には、プリアンブルインデックスを有するプリアンブルを含め、このプリアンブルを用いて無線マルチホップリレー通信システムの信号強度を測定するか又はこのプリアンブルにこの信号強度を含めるようにしうる。或いはまた、潜在的な干渉レベルは、信号電力対(干渉+雑音)電力の比(SINR)、キャリア信号対干渉雑音比(CINR)及びデータ信号又は基準信号の受信信号強度インジケータ(RSSI)のようなファクタを観測又は決定することにより測定しうる。
ステップS103では、中継局801〜804が測定結果を基地局805に折り返し報告しうる。次に、基地局805は中継局801〜804を測定結果に基づいて群分けしうる。基地局805は、互いに影響し合うおそれのある、又はあるしきい値を潜在的に超えるおそれのある干渉を有する中継局を異なる群に分けることができる。例えば、中継局801及び803を群Aに入れ、中継局802及び804を群Bに入れることができる。その結果、ある群内の局の幾つか又は全てが同時に信号を送信している場合に、これらの局が互いに干渉するおそれを少なくしうる。他の実施例では、中継局801〜804のうちの1つの伝送目標が1つの他の中継局であり、目標となった中継局が同時にデータを送受信しえない場合には、これら2つの中継局は、互いに異なる群に入れることができる。更に、群の個数は伝送スケジュールにおける段階数に関連し、従って、通信システムの利用効率に影響を及ぼしうる為、ある実施例では、群の個数を可能な限り少なく保つようにする。
ステップS104では、中継局801〜804が群分けされた後に基地局805がこれら中継局に対し伝送スケジュールを配列しうる。一実施例では、群の個数を伝送スケジュールに対するサービス期間における段階数としうる。次に、ステップS105において、基地局805と、中継局801〜804と、ユーザとが互いに通信を開始しうる。
図9Aは、開示するある実施例に応じた無線通信システムを示す代表的な機能線図である。この図9Aを参照するに、無線通信システムには、中継局の2つ以上の群と、1つ以上の基地局とを含めることができ、例えば、第1の群(Group 1)における中継局921(RS1)及び922(RS2)と、第2の群(Group 2)における中継局923(RS3)及び924(RS4)と、基地局920とを含めることができる。中継局の第1の群(Group 1)は第1の群の無線通信信号を受信して中継するように構成でき、中継局の第2の群(Group 2)は第2の群の無線通信信号を受信して中継するように構成できる。第1の群及び第2の群における中継局は、同じセル内の局間の潜在的な干渉や、同じコチャネルを用いるサービング局のような同じセル内の他のサービング局からの潜在的な干渉のような1つ以上の事項に基づいて群分けすることができる。無線通信システムにおける基地局、例えば、基地局920には、信号通信用の1つ以上のアンテナ、例えば、アンテナ920Aと、このアンテナ920Aと直接的に又は間接的に結合しうる通信制御デバイス、例えば、通信制御デバイス920Cとを含めることができる。基地局920は、群1の中継局及び群2の中継局と通信するように構成でき、通信制御デバイス920Cは、1つ以上のアンテナ920Aの信号送信電力及び1つ以上のアンテナ920Aの信号通信タイミングのような1つ以上の伝送制御パラメータを制御するように構成する。
ある実施例では、通信制御デバイス920Cは、1つ以上のアンテナのサービス期間を2つ以上の段階に分割するように構成することができ、これらの段階の個数をシステムにおける群の個数に応じて変えることができるようにする。この通信制御デバイス920Cは、第1の段階で第1の群の中継局へ向かう又は第1の群の中継局から生じる信号の通信を可能にすることができる。この通信制御デバイス920Cは、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ向かう又は第1の群の中継局から生じる信号とは無関係に、1つ以上のユーザデバイスと1つ以上の基地局との双方又は何れか一方との信号通信を行いうるようにもする。この通信制御デバイス920Cは、
(1)第2の段階で第2の群の中継局へ向かう又は第2の群の中継局から生じる信号の通信を可能にするとともに、
(2)第1の群の中継局が、第2の段階の少なくとも一部中に、第2の群の中継局へ向かう又は第2の群の中継局から生じる信号とは無関係に、信号通信を行いうるように
構成することもできる。この通信制御デバイス920Cは、サービス期間内で異なる中継局群のサービス順序を決定することもできる。基地局920のアンテナ920Aは、指向性となるように構成することができるとともに、ある方向のエリア又はポイントエリア内の中継局のために作用するように構成することができる。
中継局RS1〜RS4は種々の配置にすることができる。例えば、第1及び第2の群における1つ以上の中継局は、1つ以上の基地局の仮想の見通し線を有するように配置しうる。中継局は、その個数と、中継局間の干渉と、その他のファクタとに応じて、より多くの群、例えば、3つ以上の群に分割することもできる。中継局を介する通信の場合、中継局は通常、基地局の仮想の見通し線内に位置しないユーザデバイスのために作用するか、又はユーザデバイスのリンク品質を改善するか或いはリンクのスペクトル効率を改善するか或いはこれらの双方の改善を行うように構成するが、必ずしもこのようにする必要はない。これに比べ、ユーザデバイスが中継局を介さずに基地局と直接通信する場合、これらの特性のうちの1つ以上が望ましいものとならなくなるおそれがある。
一実施例では、基地局920は、アンテナ920A及び通信制御デバイス920C以外に、第1の群(Group 1)の中継局及び第2の群(Group 2)の中継局と通信するように構成したトランシーバデバイス920Tを有することができる。一実施例では、第1の群及び第2の群における中継局を、少なくとも数個の中継局間の少なくとも干渉又は潜在的な干渉に基づいて群分けすることができる。
ある実施例では、無線通信システムが3つ以上の群の中継局を有することができる。3つの群の場合、第3の群の中継局を、第3の群の無線通信信号を受信するとともに中継するように構成することができる。第3の群の中継局と、第1又は第2の群の中継局とはそれらのサービスエリアにおいて部分的に重なるようにしうる。上述したように、異なる群の中継局は数個の又は全ての中継局間の潜在的な干渉に基づいて、又はその他のファクタに基づいて群分けすることができる。一実施例では、通信制御デバイスを更に、
(1)第3の段階で第3の群の中継局へ向かう又は第3の群の中継局から生じる信号の通信を可能にするとともに、
(2)第1及び第2の群の双方又は何れか一方の中継局が、第3の段階の少なくとも一部中に、第3の群の中継局へ向かう又は第3の群の中継局から生じる信号とは無関係に、少なくとも1つの基地局と信号通信を行いうるように
構成することができる。
一実施例では、上述したシステムに応じた無線通信方法を提供しうる。この方法は、
少なくとも1つの基地局と、この少なくとも1つの基地局から無線通信信号を受信し且つ中継するように構成された複数の中継局との間で通信を行う工程と、
少なくとも数個の中継局間の少なくとも潜在的な干渉に基づいて中継局を第1及び第2の群に分割する工程と、
少なくとも1つの基地局の少なくとも1つのアンテナのサービス期間を複数の段階に分割する工程と、
(1)少なくとも1つの基地局の少なくとも1つのアンテナの信号送信電力と、(2)第1の段階において第1の群の中継局へ向かう又は第1の群の中継局から生じる信号の通信を可能にする少なくとも1つのアンテナの信号通信タイミングとの少なくとも1つを制御する工程と
を有しうる。第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ向かう又は第1の群の中継局から生じる信号とは無関係に、信号通信を行いうるように制御することもできる。
一実施例では、中継局の分割を、
(1)同じセル内の少なくとも数個の中継局間の潜在的な干渉と、
(2)少なくとも1つのコチャネル内の他のサービング局からの潜在的な干渉と
の双方又は何れか一方に基づかせることができる。他の実施例では、制御処理に上述したファクタの一方又は双方を制御する工程を含めて、
(1)第2の段階で第2の群の中継局へ向かう又は第2の群の中継局から生じる信号の通信を可能にするとともに、
(2)第1の群の中継局が、第2の段階の少なくとも一部中に、第2の群の中継局へ向かう又は第2の群の中継局から生じる信号とは無関係に、少なくとも1つの基地局との信号通信を行いうるようにする
ことができる。同様に、制御処理に上述したファクタの一方又は双方を制御する工程を含めて、
(1)第3の段階で第3の群の中継局へ向かう又は第3の群の中継局から生じる信号の通信を可能にするとともに、
(2)第1及び第2の群の双方又は何れか一方の中継局が、第3の段階の少なくとも一部中に、第3の群の中継局へ向かう又は第3の群の中継局から生じる信号とは無関係に、少なくとも1つの基地局と信号通信を行いうるようにする
ことができる。
更なる実施例では、群の個数をNとした場合、全伝送スケジュールのサービス期間をN個の段階に分割しうるようにし、各段階が1つ以上のダウンリンク伝送と1つ以上のアップリンク伝送との双方又は何れか一方を有するようにしうる。サービス期間はフレームの長さとすることができ、フレームはN個の段階に分割することができる。フレーム中の種々の段階におけるダウンリンク伝送及びアップリンク伝送は、フレームの定義に応じて配置しうる。例えば、種々の段階又は各段階におけるダウンリンク伝送及びアップリンク伝送を交互に配置する、すなわち、種々の段階のダウンリンク伝送をアップリンク伝送の前に配置することができる。上述したところから、当業者は、ダウンリンク伝送及びアップリンク伝送に対する種々の配置をアプリケーション又は他の事項に応じて達成しうることを理解しうるであろう。一例では、中継局801〜804を2つの群に分割し、従って、サービス期間を2つの段階に分割することができる。
図9Bは、開示するある実施例に応じた単一セル内のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの第1の段階を示す線図である。この図9Bを参照するに、第1の段階中、基地局905は、
(1)双方とも群Aとして群分けされた中継局901及び903と、
(2)群Aの方法と同じ方向としうる基地局905のLOS906及び907内のユーザと
の双方又は何れか一方に対し作用しうる。基地局905は、例えば、ダウンリンク伝送、又はアップリンク伝送、又はその双方を介して群Aに対し作用しうる。
一実施例では、ダウンリンク伝送は、基地局905がデータを、例えば、群A内の中継局901及び903と、群Aの方向における基地局905のLOS906及び907内のユーザとに伝送することを意味する。同じ段階中に、第2の群、すなわち、群Bにおける中継局902が前の段階中に基地局から受信したデータを基地局905のNLOS内及び群BのLOS908及び909内のユーザに中継しうるとともに、群Bにおける中継局904が前の段階中に基地局から受信したデータを基地局905のNLOS内及び群BのLOS910及び911内のユーザに中継しうる。更に、基地局905は、アプリケーションに応じて、第1の段階中に比較的低い送信電力での適切な電力制御をもって、群Bの方向で基地局905を囲むサービスエリア912及び913内のユーザに対し作用するように構成しうる。送信電力が低くなることにより、基地局905により生ぜしめられる中継局901〜904における干渉を、許容しきい値よりも低いレベルに低減させることができる。
一実施例では、アップリンク伝送は、基地局905が、例えば、群Aにおける中継局901及び903からの伝送データを受信し、群Aの方向における基地局905のLOS906及び907内のユーザがデータを伝送することを意味する。同じ段階中に、群Bにおける中継局902がエリア908及び909内のユーザからアップリンクデータを受信しうるとともに、群Bにおける中継局904がエリア910及び911内のユーザからアップリンクデータを受信しうる。更に、アプリケーションに応じて、群Bの方向で基地局905を囲むサービスエリア912及び913内のユーザが、第1の段階中にアップリンクデータを基地局905に伝送するようにしうる。
図10は、開示するある実施例に応じた単一セル内のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの第2の段階を示す線図である。この図10を参照するに、第2の段階中、基地局905は、群Bと、この群Bの方向における基地局905のLOS1006及び1007内のユーザとに対して作用しうる。基地局905は、例えば、アップリンク伝送及びダウンリンク伝送の双方又は何れか一方を介して群Bに対して作用しうる。
一実施例では、第2の段階中のダウンリンク伝送は、基地局905がデータを群Bにおける中継局902及び904と、群Bの方向における基地局905のLOS1006及び1007内のユーザとに伝送する伝送を意味しうる。同じ段階中に、群Aにおける中継局901と中継局903とがそれぞれ、前の段階中に基地局905から受信したデータを、基地局905のNLOS内で群AのLOS1008及び1009内のユーザと、基地局905のNLOS内で群AのLOS1010及び1011内のユーザとに中継しうる。更に、基地局905は、第2の段階中に比較的低い送信電力での適切な電力制御をもって、群Aの方向で基地局905を囲むサービスエリア1012及び1013内のユーザに対し作用するように構成しうる。
一実施例では、第2の段階中のアップリンク伝送は、群Bにおける中継局902及び904及び群Bの方向における基地局905のLOS1006及び1007内のユーザがデータを基地局905に伝送しうる伝送を意味する。同じ段階中に、群Aにおける中継局901がエリア1008及び1009内のユーザからアップリンクデータを受信しうるとともに、群Aにおける中継局904がエリア1010及び1011内のユーザからアップリンクデータを受信しうる。更に、サービスエリア1012及び1013内のユーザが、第2の段階中にアップリンクデータを基地局905に伝送するようにしうる。
図11は、開示するある実施例に応じた隣接セル間のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの第1の段階を示す線図である。この図11を参照するに、マルチセル構造においては、2つの隣接セルの伝送スケジュールのサービス順序を、セル間の干渉及びセル境界におけるユーザの信号品質のような1つ以上のファクタに基づいて変更することができる。4方向において(サービスエリア1106を有する)セルAに隣接するセルには、(サービスエリア1116を有する)セルBと、(サービスエリア1126を有する)セルCと、(サービスエリア1136を有する)セルDと、(サービスエリア1146を有する)セルEとが含まれる。基地局1115及び中継局1111〜1114はセルBのサービスエリア1116内に配置でき、基地局1125及び中継局1121〜1124はセルCのサービスエリア1126内に配置でき、基地局1135及び中継局1131〜1134はセルDのサービスエリア1136内に配置でき、基地局1145及び中継局1141〜1144はセルEのサービスエリア1146内に配置できる。一例では、セルB〜Eのサービス順序を同じにしうる。従って、説明の容易のために、セルBのみを一例として以下に説明する。
セルAのサービスエリア1106内では、基地局1105が群A内の中継局1101及び1103と、(単一セル伝送スケジュールを実行する群のような)群Aの方向における基地局1105のLOS内のユーザとに対し作用する場合、セルBのサービスエリア1116内の基地局1115のような4方向で隣接する基地局は、群Bにおける中継局1112及び1114と、(単一セル伝送スケジュールを実行する群のような)群Bの方向における基地局1115のLOS内のユーザとに対し作用しうる。一方、セルAのサービスエリア1106内の群Bにおける中継局1102及び1104と、セルBのサービスエリア1116内の群Aにおける中継局1111及び1113とは、ユーザのために作用するデータ伝送のようなデータ伝送を実行しうる。他の例では、基地局1105と基地局1115とが、比較的低い送信電力で、エリア1107及び1108内のユーザと、エリア1117及び1118内のユーザとにそれぞれデータを伝送するようにしうる。
図12は、開示するある実施例に応じた隣接セル間のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの第2の段階を示す線図である。この図12を参照するに、セルAのサービスエリア1106内では、基地局1105が群B内の中継局1102及び1104と、群Bの方向における基地局1105のLOS内のユーザとに対し作用する場合、セルBのサービスエリア1116内の基地局1115のような4方向で隣接する基地局は、群Aにおける中継局1111及び1113と、群Aの方向における基地局1115のLOS内のユーザとに対し作用しうる。一方、セルAのサービスエリア1106内の群Aにおける中継局1101及び1103と、セルBのサービスエリア1116内の群Bにおける中継局1112及び1114とは、ユーザのために作用するデータ伝送のようなデータ伝送を実行しうる。他の例では、基地局1105と基地局1115とが、比較的低い送信電力で、エリア1207及び1208内のユーザと、エリア1217及び1218内のユーザとにそれぞれデータを伝送するようにしうる。
図13は、開示するある実施例に応じた単一セルの種々の段階中の伝送スケジュールの動作を説明するための線図である。この図13を参照するとともに、図9及び10をも参照するに、単一セル伝送スケジュールの第1の段階S1310中の動作S1311及びS1312には、基地局905が、群A中の中継局901及び903と、エリア906及び907内のユーザとに対し作用するようにする動作を含めることができる。これと同じ段階S1310中の動作S1313及びS1314には、群B中の中継局902と中継局904とが、エリア908及び909内のユーザと、エリア910及び911内のユーザとに対しそれぞれ作用するようにする動作を含めることができる。更に、単一セル伝送スケジュールの第1段階S1310中の動作S1315及びS1316には、基地局がエリア912及び913内のユーザに対し作用するようにする動作を含めることができる。
単一セル伝送スケジュールの第2の段階S1320中の動作S1323及びS1324には、基地局905が、群B中の中継局902及び904と、エリア1006及び1007内のユーザとに対し作用するようにする動作を含めることができる。これと同じ段階中、単一セル伝送スケジュールの動作S1321及びS1322には、群A中の中継局901と中継局903とが、エリア1008及び1009内のユーザと、エリア1010及び1011内のユーザとに対しそれぞれ作用するようにする動作を含めることができる。更に、単一セル伝送スケジュールの第2段階S1320中の動作S1325及びS1326には、基地局905がエリア1012及び1013内のユーザに対し作用するようにする動作を含めることができる。
マルチセル構造では、2つの隣接セルのフレーム構造における伝送スケジュールのサービス順序を、セル間の干渉及びセル境界におけるユーザの信号品質のような1つ以上の事項に基づいて変更することができる。
以下の表1は、無線通信システムにおける本発明の実施例と従来の技術との間の代表的な比較例を示す。この表1で、“周波数再利用係数”とは、信号セルの利用可能周波数対システムの利用可能周波数の比を意味するものである。一例では、基地局がセル中の帰路回路網に接続された唯一のサービング局である為、“有効フレーム”とは、基地局がサービス期間中に受信及び送信するフレーム数を意味しうる。“容量利得”とは、“周波数再利用係数”と“有効フレーム”係数とに基づいて得られる利得としうる。本発明の実施例を、全てのサービング局が同じサービスエリアの無指向性アンテナを具えている前述したWINNERの設計に基づく第2のセットアップと比較する。本発明の実施例の設計1は、基地局が、比較的低い送信電力で基地局の周囲のユーザに対し作用しない設計例である。本発明の実施例の設計2は、基地局が、比較的低い送信電力で適切な電力制御した場合に基地局の周囲のユーザに対し作用する設計例である。
Figure 0004657342
WINNERの設計に基づく第2のセットアップでは、データを隣接セル間で異なる周波数で伝送して、これら隣接セル間の干渉を防止するようにしうる。従って、“周波数再利用係数”は1/2となる。この設計では、ダウンリンク伝送又はアップリンク伝送を達成するのに6段階が必要となる。基地局により伝送される実際のフレーム数は、4であり、従って、“有効フレーム”は2/3(=4/6)である。
本発明の実施例の設計1では、隣接セル間において同じ周波数でデータを伝送しうる。従って、“周波数再利用係数”は1となる。完全なダウンリンク伝送の2段階中、基地局は4フレームを伝送でき、その結果、“有効フレーム”は2となる。アップリンク伝送はダウンリンク伝送に類似している。更に、従来技術の“容量利得”が1であるものとすると、本発明の実施例の設計1は周波数スペクトルの使用率において2よりも大きい倍数を有しうる。本発明の実施例の設計1の“有効フレーム”は従来技術の3倍にでき、その結果、“容量利得”は“6”となる。
本発明の他の実施例の設計2では、隣接セル間において同じ周波数でデータを伝送しうる為、“周波数再利用係数”は1となる。完全なダウンリンク伝送の2段階中、基地局は8フレームを伝送でき、その結果、“有効フレーム”は4となる。アップリンク伝送はダウンリンク伝送に類似している。更に、従来技術の“容量利得”が1であるものとすると、本発明の他の実施例の設計2は周波数スペクトルの使用率において2よりも大きい倍数を有しうる。本発明の他の実施例の設計2の“有効フレーム”は従来技術の6倍にでき、その結果、“容量利得”は“12”となる。
本明細書に開示する実施例では、無線マルチホップリレー通信システムにおける基地局及び中継局のサービスエリアを、環境のシャドーイング効果のために多数の領域に分割しうる。干渉レベルの強度は、1つ以上の中継局により観測又は決定して基地局に提供しうる。基地局は、この情報を基に、中継局を異なる群に分割し、基地局がこれらの異なる群に対し順次に作用しうるようになる。シャドーイング効果又はその他の理由で干渉信号からの分離が望ましいものとなる為、異なる中継局に対し同じ無線リソースを再利用及び予定でき、これにより、信号干渉を高めることなしに、システム容量を改善することができるようになる。マルチセル構造においては、隣接セルのサービス順序、すなわち伝送スケジュールを変更することにより、全体的な周波数の再利用を達成しうる。伝送スケジュールの変更及び群分けの機構により、単一セル内及び隣接セル間の干渉を回避又は低減させることができ、積極的な無線周波数の再利用により、スペクトル効率を高めることができる。更に、本発明の実施例で得られる伝送スケジュール構造では、基地局が種々の段階でデータを伝送でき、有効なセル/システム容量を著しく改善しうる。
設定された環境において、中継局と1つ以上の基地局とを一緒に考慮すれば、基地局及び中継局間の伝送順序を決定するために、上述した干渉検出と、中継局の群分けと、スケジュール機構との1つ以上を実行することができる。基地局が所定の環境において既に設定されており、中継局を加える場合には、上述した干渉検出と、中継局の群分けと、スケジュール機構との1つ以上を用いて、基地局の位置のような元のセル設計を変更することなしに、全てのデバイス間の伝送又はそのスケジュールを決定することができる。上述した実施例は、無線技術、プロトコル又は標準規格を用いるいかなるネットワーク構成においても実施しうる。従って、上述した実施例によれば、システムがリソースをより一層有効に利用しうるようにする。特に、上述した実施例によれば、無線通信周波数スペクトルの利用効率を改善しうるか、又は不所望な干渉を低減させることができる。
当業者は、上述した実施例に種々の変形及び変更を加えうること明らかである。上述した実施例は、例示的なものにすぎず、上述した実施例の範囲は、特許請求の範囲により与えられるものである。更に、本明細書では、本発明の代表的な実施例の方法又は処理を特定の順序の工程で説明したが、前述した又は特許請求の範囲に記載した方法又は処理は前述した工程の特定の順序に限定されるものではない。
図1は、通信システムにおけるマンハッタンのような環境における単一セルの1つの基地局と複数の中継局との従来技術の第1のレイアウトを示す線図である。 図2は、図1に示すレイアウトに適用しうるフレーム構造に対する従来技術の伝送スケジュールを示す線図である。 図3は、図1に示すマンハッタンのような環境におけるマルチセル構造の基地局と中継局との従来技術のレイアウトを示す線図である。 図4は、マンハッタンのような環境におけるマルチセル構造内の図3に示すレイアウトに適用しうるフレーム構造に対する従来技術の伝送スケジュールを示す線図である。 図5は、マンハッタンのような環境における無指向性アンテナを有する1つの基地局及び4つの中継局の従来技術の第2のレイアウトを示す線図である。 図6は、図5に示すレイアウトに適用しうるフレーム構造に対する従来技術の伝送スケジュールを示す線図である。 図7は、本発明の実施例に応じたマンハッタンのような環境における1つの基地局及び複数の中継局の代表的なレイアウトを示す線図である。 図8は、本発明の実施例に応じた無線マルチホップリレー通信システムのスケジューリング方法を示す代表的な流れ図である。 図9Aは、本発明の実施例に応じた無線通信システムを示す代表的な機能線図である。 図9Bは、本発明の実施例に応じた単一セル内のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの代表的な第1の段階を示す線図である。 図10は、本発明の実施例に応じた単一セル内のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの代表的な第2の段階を示す線図である。 図11は、本発明の実施例に応じた隣接セル間のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの代表的な第1の段階を示す線図である。 図12は、本発明の実施例に応じた隣接セル間のアップリンク伝送及びダウンリンク伝送に対する伝送スケジュールの代表的な第2の段階を示す線図である。 図13は、本発明の実施例に応じた単一セルの種々の段階中の伝送スケジュールの代表的な動作を説明するための線図である。
符号の説明
201〜204 中継局
205 基地局
301〜304 中継局
305 基地局
401〜404、411〜414 中継局
405、415 基地局
406、416 サービスエリア
605 基地局
601〜604 中継局
701〜704 中継局
705 基地局
801〜804 中継局
805 基地局
901〜904 中継局
905 基地局
921 基地局
921〜924 中継局
1006〜1011 見通し線(LOS)
1012、1013 サービスエリア
1106、1116、1126、1136、1146 サービスエリア
1115、1125、1135、1145 基地局
1111〜1114、1121〜1124、1131〜1134、1141〜1144 中継局

Claims (20)

  1. 第1の群の無線通信信号を受信し中継するように構成された第1の群の中継局と、
    第2の群の無線通信信号を受信し中継するように構成された第2の群の中継局と
    を具える無線通信システムであって、
    第1の群及び第2の群の中継局は、少なくとも、同じセル内の中継局間の干渉と、少なくとも1つのコチャネル内の他のサービング局からの潜在的な干渉とに基づいて群分けされており、無線通信システムは更に、
    前記第1の群の中継局及び前記第2の群の中継局と通信するように構成された少なくとも1つの基地局
    を具え、この少なくとも1つの基地局は、
    信号通信用の少なくとも1つのアンテナと、
    この少なくとも1つのアンテナに結合され、この少なくとも1つのアンテナの信号送信電力及び信号通信タイミングのうちの少なくとも一方を制御するように構成された通信制御デバイスと
    を有するようにした無線通信システムにおいて、
    前記通信制御デバイスは、前記少なくとも1つのアンテナのサービス期間を少なくとも2つの段階に分割し、第1の段階において第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号と独立に、少なくとも1つのユーザデバイス及び少なくとも1つの基地局のうちの少なくとも一方と信号通信しうるように構成されているようにした無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つが、前記少なくとも1つの基地局の見通し線を有するように配置されている無線通信システム。
  3. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つが、前記少なくとも1つの基地局の見通し線内にないユーザデバイスに対し作用するように構成されている無線通信システム。
  4. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つがユーザデバイスに対し作用し、この中継局を介する通信時にユーザデバイスのリンク品質及び全リンクスペクトル効率のうちの少なくとも一方を改善するようにした無線通信システム。
  5. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記少なくとも1つの基地局の通信制御デバイスにより、サービス期間内で異なる中継局群に作用する順序を決定するようになっている無線通信システム。
  6. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記少なくとも1つのアンテナは、指向性であり、ある方向のエリア内の中継局に対し作用するように構成されている無線通信システム。
  7. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記通信制御デバイスは更に、第2の段階において第2の群の中継局へ又は第2の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第1の群の中継局が、第2の段階の少なくとも一部中に、第2の群の中継局へ又は第2の群の中継局から送信される信号と独立に、信号通信しうるように構成されている無線通信システム。
  8. 少なくとも1つの中継局を介して少なくとも1つのユーザデバイスと通信するように構成された少なくとも1つの基地局を具える無線通信システムであって、前記少なくとも1つの基地局が、
    信号通信用の少なくとも1つのアンテナと、
    この少なくとも1つのアンテナに結合されたトランシーバデバイスであって、このトランシーバデバイスは、前記少なくとも1つの基地局からの第1の群の無線通信信号を受信するとともに中継するように構成された第1の群の中継局、及び前記少なくとも1つの基地局からの第2の群の無線通信信号を受信するとともに中継するように構成された第2の群の中継局と通信するように構成され、これら第1及び第2の群の中継局は、少なくとも数個の中継局間の少なくとも潜在的な干渉に基づいて群分けされているようにした当該トランシーバデバイスと、
    前記少なくとも1つのアンテナ及び前記トランシーバデバイスに結合され、この少なくとも1つのアンテナの信号送信電力及び信号通信タイミングのうちの少なくとも一方を制御するように構成された通信制御デバイスと
    を有するようにした無線通信システムにおいて、
    前記通信制御デバイスは、前記少なくとも1つのアンテナのサービス期間を複数の段階に分割し、第1の段階において第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号と独立に、信号通信しうるように構成されているようにした無線通信システム。
  9. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局は、同じセル内の少なくとも数個の中継局間の潜在的な干渉及び少なくとも1つのコチャネルセル内の他のサービング局からの潜在的な干渉のうちの少なくとも一方に基づいて群分けされている無線通信システム。
  10. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記通信制御デバイスは更に、第2の段階において第2の群の中継局へ又は第2の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第1の群の中継局が、第2の段階の少なくとも一部中に、第2の群の中継局へ又は第2の群の中継局から送信される信号と独立に、前記少なくとも1つの基地局と信号通信しうるように構成されている無線通信システム。
  11. 請求項8に記載の無線通信システムであって、この無線通信システムが更に、第3の群の無線通信信号を受信し且つ中継するように構成された第3の群の中継局を具え、この第3の群の中継局と前記第2の群の中継局とは、第3の群の中継局のサービスエリアと第2の群の中継局のサービスエリアとにおいて重なりを有しており、第3の群の中継局及び第2の群の中継局は、少なくとも数個の中継局間の少なくとも潜在的な干渉に基づいて群分けされているようにした当該無線通信システムにおいて、
    前記通信制御デバイスは更に、第3の段階において第3の群の中継局へ又は第3の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つが、第3の段階の少なくとも一部中に、第3の群の中継局へ又は第3の群の中継局から送信される信号と独立に、前記少なくとも1つの基地局と信号通信しうるように構成されている無線通信システム。
  12. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つが、前記少なくとも1つの基地局の見通し線を有するように配置されている無線通信システム。
  13. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つが、前記少なくとも1つの基地局の見通し線内にないユーザデバイスに対し作用するように構成されている無線通信システム。
  14. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つがユーザデバイスに対し作用し、この中継局を介する通信時にユーザデバイスのリンク品質及び全リンクスペクトル効率のうちの少なくとも一方を改善するようにした無線通信システム。
  15. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記少なくとも1つの基地局の通信制御デバイスにより、サービス期間内で異なる中継局群に作用する順序を決定するようになっている無線通信システム。
  16. 請求項8に記載の無線通信システムにおいて、前記少なくとも1つのアンテナは、指向性であり、ある方向のエリア内の中継局に対し作用するように構成されている無線通信システム。
  17. 少なくとも1つの中継局を介して少なくとも1つのユーザデバイスと通信するように構成された、少なくとも1つの通信制御デバイスを有する少なくとも1つの基地局を具える無線通信システムにて、少なくとも1つの基地局と、この少なくとも1つの基地局からの無線通信信号を受信し且つ中継するように構成した複数の中継局との間で通信を行う方法であって、
    前記少なくとも1つの通信制御デバイスによって、前記中継局を、少なくとも数個の中継局間の少なくとも潜在的な干渉に基づいて第1の群及び第2の群に分割し、第1の群の中継局は前記少なくとも1つの基地局からの第1の群の無線通信信号を受信し且つ中継するように構成し、第2の群の中継局は前記少なくとも1つの基地局からの第2の群の無線通信信号を受信し且つ中継するように構成し、前記第1の群の中継局と前記第2の群の中継局とは、第1の群の中継局のサービスエリアと第2の群の中継局のサービスエリアとにおいて重なりを有するようにする工程と、
    前記少なくとも1つの通信制御デバイスによって、前記少なくとも1つの基地局の少なくとも1つのアンテナのサービス期間を複数の段階に分割する工程と、
    前記少なくとも1つの通信制御デバイスによって、前記少なくとも1つの基地局の少なくとも1つのアンテナの信号送信電力及びこの少なくとも1つのアンテナの信号通信タイミングのうちの少なくとも一方を制御し、第1の段階において第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第2の群の中継局が、第1の段階の少なくとも一部中に、第1の群の中継局へ又は第1の群の中継局から送信される信号と独立に、信号通信しうるようにする工程と
    を有する無線通信方法。
  18. 請求項17に記載の無線通信方法において、前記中継局を分割する工程が、前記少なくとも1つの通信制御デバイスによって、同じセル内の少なくとも数個の中継局間の潜在的な干渉及び少なくとも1つのコチャネルセル内の他のサービング局からの潜在的な干渉のうちの少なくとも一方に基づいて第1及び第2の群に群分けする工程を有する無線通信方法。
  19. 請求項17に記載の無線通信方法において、この無線通信方法は更に、前記少なくとも1つの通信制御デバイスによって、前記信号送信電力及び前記信号通信タイミングのうちの少なくとも一方を制御して、第2の段階において第2の群の中継局へ又は第2の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第1の群の中継局が、第2の段階の少なくとも一部中に、第2の群の中継局へ又は第2の群の中継局から送信される信号と独立に、前記少なくとも1つの基地局と信号通信しうるようにする工程を有する無線通信方法。
  20. 請求項17に記載の無線通信方法において、この無線通信方法は更に、前記少なくとも1つの通信制御デバイスによって、前記信号送信電力及び前記信号通信タイミングのうちの少なくとも一方を制御して、第3の段階において第3の群の中継局へ又は第3の群の中継局から送信される信号の通信を可能にするとともに、第1及び第2の群の中継局の少なくとも1つが、第3の段階の少なくとも一部中に、第3の群の中継局へ又は第3の群の中継局から送信される信号と独立に、前記少なくとも1つの基地局と信号通信しうるようにする工程を有する無線通信方法。
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