JP4653534B2 - 可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット及びその製造方法、並びにリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット - Google Patents
可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット及びその製造方法、並びにリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4653534B2 JP4653534B2 JP2005086416A JP2005086416A JP4653534B2 JP 4653534 B2 JP4653534 B2 JP 4653534B2 JP 2005086416 A JP2005086416 A JP 2005086416A JP 2005086416 A JP2005086416 A JP 2005086416A JP 4653534 B2 JP4653534 B2 JP 4653534B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic fiber
- blanket
- fine particles
- fiber
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
処理した使用済みセラミックファイバーの再利用方法としては、例えば、特許文献1に、未使用セラミックファイバーを成形体として成形する際、その一部に使用済みセラミックファイバーを混入して成形する成形体の製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、40mm以上50mm以下に解繊した使用済みセラミックファイバーをバインダーと混合して成形体とし、再生する方法が開示されている。
このため、解繊した使用済みセラミックファイバーを成形し、再生セラミックファイバーの成形体として使用することで、未使用のセラミックファイバーで構成される成形体を使用した場合よりも、その断熱性を約2割程度向上できる。これは、セラミックファイバー自体の繊維長さが短くなったため、セラミックファイバーを伝わる熱がその端部で断熱される確率が高まることに起因する。
特に、この再生した成形体を撓ませて施工する際、例えば、炉底と炉壁が直角をなす炉体内部の隅部に、成形体を折り曲げてライニング施工する際には、成形体に折れが発生する。
また、特許文献2に開示された方法を、Al2 O3 −SiO2 を主成分とする使用温度が1000℃以上の耐火性のセラミックファイバーに適用する場合、前記したように、繊維長さを40mm以上50mm以下の範囲に解繊することが実質不可能であるため、前記したような繊維同士の絡み合いがなく、可撓性を備えた成形体を製造できない。
このことからも明らかなように、従来の再生したセラミックファイバーの成形体には可撓性がなく、しかも施工時に成形体に折れが発生することで、所要の断熱効果が得られない恐れがある。
前記非水溶性耐火微粒子の一部又は全部が石炭灰である。
ここで、使用済みセラミックファイバーは、その直径が例えば2μm以上5μm以下のものであり、その成分として、例えば、アルミナとシリカ(Al2O3−SiO2)、アルミナ、又はムライトがある。
この使用済みセラミックファイバーは、使用済みセラミックファイバーで構成される回収した使用済み成形体を機械的な力により解繊したものを用いることができる。ここで、機械的な力により解繊する方法としては、例えば、使用済み成形体を液体中に浸漬した後に撹拌する方法、又は使用済み成形体を破砕機や解繊機で破砕する方法がある。なお、この方法に、使用済みセラミックファイバー中に含まれる異物を、例えば、風力、磁力、又は篩によって分離する公知の方法を併用することもできる。
また、非水溶性耐火微粒子は、使用済みセラミックファイバーと同様の成分系のものを使用することが好ましいが、異なる成分であってもよい。
そして、結合剤は、水の添加により膨潤又は溶解して、使用済みセラミックファイバーと非水溶性耐火微粒子とを相互に結合し、成形体に可撓性を付与するものであり、例えば、ラテックス、スチレンブタジエンゴム、α化澱粉、高分子凝集剤、又は高分子分散剤を使用できる。
ここで、非水溶性耐火微粒子の一部を石炭灰で構成する場合は、その他の非水溶性耐火微粒子として、例えば、アルミナ又はムライトのようなセラミックを使用できる。
この石炭灰は、アルミナとシリカを主成分とするものであり、使用済みセラミックファイバーと同じあるいは類似した成分で構成されるものである。なお、石炭灰としては、その形状が球形となったフライアッシュを使用することが好ましい。
ここで、使用済みセラミックファイバーの再生ブランケットと未使用セラミックファイバーの未使用ブランケットの積層は、例えば、積層ブランケットを水平面に施工する場合、下層に未使用ブランケット、上層に再生ブランケットを配置して施工することにより、再生ブランケットを含めて積層ブランケットの使用後の回収がし易い。また、未使用ブランケット上に再生ブランケットを複数層重ねても、同じ効果が得られる。そして、積層ブランケットを垂直面に施工する場合、再生ブランケットを未使用ブランケットで挟んで施工することにより、再生ブランケットを含めて積層ブランケットの使用後の回収がし易い。
なお、再生ブランケットと未使用ブランケットとの結合は、例えば、有機又は無機の結合材、モルタル、又は使用セラミックファイバーと同等の耐火性を備えるファイバーロープによる縫合により行うことができる。
前記非水溶性耐火微粒子の一部又は全部が石炭灰である。
ここで、非水溶性耐火微粒子と結合剤から混合物を作製し、これに例えば、塩基度調整剤を入れてpH調整を行い、水溶液としておくことも可能である。
また、例えば、結合促進剤を使用する場合は、まず結合剤と非水溶性耐火微粒子を混合して混合物を作製し、この混合物を使用済みセラミックファイバーと水に添加した後に、更に結合促進剤を添加することが好ましい。
更に、非水溶性耐火微粒子として、使用済みセラミックファイバーの成分と同一又は類似した石炭灰を使用するので、使用する結合剤の作用が石炭灰に対しても発揮され易く、ブランケットの製造上好ましい。また、石炭灰は、一般に廃棄される場合が多いため、これを使用することは環境上も好都合である。特に、石炭灰の1つであるフライアッシュは、その形状が球形であるためブランケット中に分散させることが容易であり、しかも事前処理を行うことなく使用できるため製造上好ましい。
ここで、図1(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの側断面図、ファイバーと微粒子の結合状態を示す部分拡大図、図2は同可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットのファイバーと複数の微粒子の結合状態を示す部分拡大図、図3は同可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法の説明図である。
図1(B)に示すように、ブランケット10の大部分を構成するファイバー11は、その成分がアルミナとシリカ(Al2 O3 −SiO2 )で構成され、例えば、使用済みのブランケットから再生したものである。ファイバー11の長さは、例えば20mm以下、更には10mm以下、直径が2μm以上5μm以下(ここでは、3μm)である。なお、ファイバーの成分は、アルミナ又はムライトであってもよい。
使用済みセラミックファイバーを、ブランケットのような再生セラミックファイバーの成形体の製造に使用する方法としては、使用済みセラミックファイバーを解繊してスラリー状とし、このスラリーに結合剤を添加して成形し、脱水乾燥させて成形体を得る方法がある。このような方法で成形体を製造する際、使用済みセラミックファイバーの挙動には、以下の特徴がある。
そして、このスラリーに結合剤を添加して繊維塊同士を結合させ、網目状の板を用いて繊維塊をこして脱水し、その後に乾燥することで、再生セラミックファイバーの成形体を製造できる。なお、この成形体を撓ませると、未使用セラミックファイバー(例えば、繊維長が50mm以上80mm以下)で構成される成形体と比較して、小さな変位量で成形体が折れるが、この折れは、繊維塊同士の結合部分で発生する場合が多い。
これは、使用済みセラミックファイバーは脆く、解繊時に切断されて繊維長が短くなり、例えば、複数の繊維塊同士が互いに束ねられて結合するということがほとんどなく、複数の繊維塊を結合させるのは、結合剤のみの効果であることによる。
ここで、非水溶性耐火微粒子を添加することにより、成形体の可撓性を向上させるメカニズム、即ち繊維塊同士の結合部の強化と繊維同士の絡み合いの増加について説明する。
繊維塊同士の結合部には、結合剤が存在していたが、この結合剤中には非水溶性耐火微粒子が分散しており、結合部が強化されていることが見受けられる。
(2)繊維同士の絡み合いの増加
単独の非水溶性耐火微粒子を観察すると、図1(B)に示すように、微粒子12に使用済みセラミックファイバー11が多く結合していた。また、この結合したセラミックファイバー同士が絡み合って、2個の微粒子12が結合している様子も確認することができ、更には、図2に示すように、結合セラミックファイバー13〜15を持つ微粒子12が多数連なる様子も確認できた。
このような繊維同士の機械的な絡まりは、微粒子の存在しない使用済みセラミックファイバーのみの条件では多くは観察できなかった。なお、繊維塊同士の結合部の結合剤に分散している微粒子の中には、結合セラミックファイバーを有し、繊維塊同士を繊維の機械的な絡まりで、その結合強度の向上に寄与しているものも少なくないと考えられた。
ここで、微粒子の平均直径が、ファイバーの平均直径の5倍未満の場合、繊維塊同士を結合する結合剤の強化効果が望みにくく、微粒子に結合するファイバー量が少なくなり、可撓性向上の効果が小さくなる。一方、ファイバーの平均直径の20倍を超える場合、ファイバー中に微粒子を添加しても、微粒子の沈降を招いてファイバー中に均一に分散させることができず、不均質なブランケットとなってその可撓性が低下する。
以上のことから、微粒子の平均直径を、ファイバーの平均直径の5倍以上20倍以下としたが、更には5倍以上10倍以下とすることが好ましい。
なお、微粒子としては、その全部を石炭灰にすることも、またその一部を他のセラミックで構成することも可能である。ここで、微粒子の平均直径は、必要に応じて破砕機又は粉砕機を使用し調整することも可能である。
ここで、結合剤量がファイバーの2質量%未満の場合、ブランケットの可撓性向上にあまり効果がない。一方、ファイバーの10質量%を超える場合、製造したブランケットの断熱性が低下する不都合がある。
以上のことから、ブランケット中に残存する結合剤量を、ファイバーの2質量%以上10質量%以下としたが、更には5質量%以上10質量%以下とすることが好ましい。
なお、ブランケット中に残存する結合剤量は、製造したブランケットを400℃以上で焼いた後に、その灼熱減量を測定することにより求めることができる。
この積層に際しては、1枚のブランケット(再生ブランケット)に1枚の未使用ブランケットを積層して、2層構造とすることも、また、2枚の未使用ブランケットの間に1枚のブランケットを配置して3層構造とすることも可能である。ここで、各ブランケットの層厚は、同一でもよく、また異なっていてもよい。
このように、ブランケット10と未使用ブランケットとを、各々1層以上積層することで、使用後の積層ブランケットの回収率も向上させることができる。
まず、使用済みセラミックファイバーで構成される使用済み成形体及び水を遠心分離槽(パルパーともいう)20内に投入する。なお、使用済み成形体と水との配合割合(使用済みセラミックファイバー/水)は、質量比で例えば15/1000以上60/1000以下の範囲内に調整することが好ましい。
なお、混合物は、結合剤に微粒子を添加して乳化状態(エマルジョン)としたものである。そして、これに、塩基度調整剤である硫酸バンド(硫酸アルミニウム、アラムともいう)を更に添加してpH調整を行うことで、ゾル状又はゲル状の混合物にする。
これにより、微粒子を結合剤中に略均一に分散させることができると共に、微粒子の表面に結合剤を付着させることができる。
以上のことから、微粒子の添加量を3質量%以上20質量%以下としたが、5質量%以上15質量%以下とすることがより好ましい。
なお、この遠心分離槽20で分離される異物としては、主として比重がファイバー(例えば0.1程度)より重い地金、スラグ、スケール、及び金物類(例えば3以上7以下)である。また、微粒子としてフライアッシュを使用する場合は、その中に含まれる残炭分を沈降除去できる。
このようにして、異物が少なくなるまで、所定時間(例えば、1分以上5分以下)撹拌翼を作動させ、異物が除去された混濁液21を作製した後、この混濁液21を供給配管22を介して成形槽23へ移送する。
一方、この流れの影響を受けにくい物、即ち遠心分離槽20内で除去できなかった残留異物である例えば、焼結して形成された粒状物や粉状物、極短繊維物、地金、スラグ、スケール、及び金物類を、成形槽23の底部に沈殿させることができる。
この成形槽23内には、固定枠26が配置されている。固定枠26は、成形槽23の底面上方に設けられているので、成形槽23内で沈殿した残留異物が、固定枠26内へ侵入することを抑制できる。なお、固定枠26の下部には、下方へ向かって縮幅する2(複数)個の吸引口27、28が設けられ、この吸引口27、28が送液配管29を介して真空ポンプ30に接続されている。
この成形枠31の成形部32は、その深さが例えば、10cm以上50cm以下のものであり、その最下部に多数の開口部35を有する補助部材36が配置され、この補助部材36の上に、例えば20メッシュ以上50メッシュ以下の範囲内(ここでは30メッシュ程度)の目の大きさを備えた金網37が配置されている。なお、補助部材36の開口部35の大きさは、例えば10mm程度であり、金網37の目の大きさよりも大きくなっている。
そして、真空ポンプ30を作動させることで、成形槽23内の混濁液21を撹拌することにより生じた混濁液21の上澄みを、固定枠26側へ吸引する。
このように、真空ポンプ30を作動させ、成形枠31の金網37、及び補助部材36の開口部35を介して混濁液21を吸引することで、金網37上にファイバーを堆積させることができる。
この場合、成形部32内には、予め未使用ブランケットを配置するので、補助部材36及び金網37のいずれか一方又は双方を配置しなくても、未使用ブランケット上にファイバーを積層できる。このとき、未使用ブランケットは、縮幅した吸引部33、34の上端部で固定される。
この成形枠31の引き上げに際しては、成形枠31のみを引き上げることも、また成形枠31と固定枠26とを一体として引き上げることも可能である。
ここで、成形枠31のみを引き上げる場合は、昇降手段により成形枠31を混濁液21の上方へ引き上げ、例えば、ファイバー堆積層中の水分を水切りしたり、また温風である程度まで乾燥させた後に、ファイバー堆積層を成形枠31から脱枠する。
このように、真空ポンプ30を使用して脱水処理を行うことで、脱水作業を短時間に効率的に行うことができ、しかも後工程での乾燥作業もより短時間に実施できる。
これにより、得られた成形体を、例えば、マイクロ波加熱方式を利用した乾燥炉(図示しない)に装入して乾燥することで、ブランケット10を製造できる。
なお、この沈殿槽39は、前記した微粒子と結合剤との混合物の製造に使用することも可能であり、製造した混合物を配管40を介して遠心分離槽20へ供給する。
以上の方法で製造したブランケット10を、そのままの状態、又は必要に応じて曲げた後に、適用部位に配置する。
ここでは、使用済みセラミックファイバーを使用して製造した各ブランケットの可撓性を、比較例(微粒子無し)を基準(100)とした変形能を使用して、それぞれ評価した。なお、変形能は、通常曲げ強度の測定に使用されている3点曲げ装置を用いて測定している。この測定は、ブランケットから切り出した試験片を2点間距離150mmのスパン上に配置し、上方からφ30mmの圧子を下降させて試験片を撓ませ、試験片が破断するまでの試験片端部の変位量(ストローク量)を測定することで行っている。また、微粒子としては、アルミナ(平均粒径:10μm、25μm、75μm)とフライアッシュ(平均粒径:25μm)を使用した。
各ブランケットの試験片の成分比とその変形能の結果を表1に示す。
なお、微粒子及び結合剤の各配合量は、最終製品であるブランケット中の量ではなく、ブランケットの製造過程における添加量である。
また、実施例A〜Cから明らかなように、微粒子の平均粒径をファイバーの平均直径3μmの5倍以上20倍以下(25μm:実施例B)とすることで、変形能を最も高く(125)できることを確認できた。なお、実施例G、Hから明らかなように、微粒子の全部又は一部をフライアッシュにしても、変形能に大きな差異はみられず、全部がアルミナの場合と同程度の変形能が得られることを確認できた。
そして、実施例I〜Kから明らかなように、微粒子の添加量をファイバーの3質量%以上20質量%以下(15質量%:実施例J)とすることで、変形能を最も高く(121)できることを確認できた。
ここで、結合剤の添加量と変形能との関係について、比較例、実施例B、実施例E、及び実施例Fを表2に示す。
以上のことから、従来よりも可撓性が付与されたブランケットを製造できることを確認できた。
Claims (9)
- 繊維長が20mm以下である使用済みセラミックファイバーを70質量%以上としたものに、非水溶性耐火微粒子と結合剤とが添加されている可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットであって、
前記非水溶性耐火微粒子の一部又は全部が石炭灰であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット。 - 請求項1記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットにおいて、前記非水溶性耐火微粒子の平均直径は、前記使用済みセラミックファイバーの平均直径の5倍以上20倍以下であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット。
- 請求項1又は2記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットにおいて、前記結合剤の添加量は、前記使用済みセラミックファイバーの2質量%以上10質量%以下であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットと、未使用セラミックファイバーで構成されるブランケットとを、各々1層以上積層することを特徴とするリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット。
- 使用済みセラミックファイバーを70質量%以上としたものに、水、非水溶性耐火微粒子、及び結合剤を添加して成形した後、脱水し乾燥する可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法であって、
前記非水溶性耐火微粒子の一部又は全部が石炭灰であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法。 - 請求項5記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法において、前記非水溶性耐火微粒子の平均直径は、前記使用済みセラミックファイバーの平均直径の5倍以上20倍以下であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法。
- 請求項5又は6記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法において、前記非水溶性耐火微粒子の添加量は、前記使用済みセラミックファイバーの3質量%以上20質量%以下であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法。
- 請求項5〜7のいずれか1項に記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法において、前記結合剤の添加量は、前記使用済みセラミックファイバーの2.5質量%以上12.5質量%以下であることを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法において、前記非水溶性耐火微粒子と前記結合剤とを予め混合して混合物とした後に、前記使用済みセラミックファイバーと前記水に前記混合物を添加することを特徴とする可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086416A JP4653534B2 (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット及びその製造方法、並びにリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086416A JP4653534B2 (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット及びその製造方法、並びにリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006263606A JP2006263606A (ja) | 2006-10-05 |
JP4653534B2 true JP4653534B2 (ja) | 2011-03-16 |
Family
ID=37200128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005086416A Active JP4653534B2 (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット及びその製造方法、並びにリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4653534B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112848560A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-05-28 | 云南智仁节能环保工程有限公司 | 一种可重复利用再生复合耐高温保温毡及其制备方法 |
CN114956692A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-08-30 | 宜兴市爱博纤维制品有限公司 | 一种陶瓷纤维仿真假材及其制备方法和应用 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59152281A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-30 | 東芝モノフラツクス株式会社 | 高温用断熱構造体 |
JPS623078A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-09 | 東芝モノフラックス株式会社 | 無機繊維不定形断熱耐火材組成物及び無機繊維質断熱耐火材成形体 |
JPH06340462A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-12-13 | Sansou:Kk | 繊維強化セメント複合材料 |
JPH07291661A (ja) * | 1994-04-26 | 1995-11-07 | Setsuichi Kasai | 廃棄物グラスウールおよびその複合体 |
JPH10146576A (ja) * | 1996-11-19 | 1998-06-02 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 燃焼灰の処理方法 |
JPH1163378A (ja) * | 1997-08-20 | 1999-03-05 | Nippon Jiyaketsuto Kk | 配管断熱体および配管断熱体の製造方法 |
JP2001335379A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-04 | Isolite Insulating Products Co Ltd | ファイバー成形体の製造方法 |
JP2006016717A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Nippon Steel Corp | 使用済みセラミックファイバーの再生方法 |
JP2006207089A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Nippon Steel Corp | 再生セラミックファイバーを用いた施工方法及びこれを用いた成形体並びにその積層方法 |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005086416A patent/JP4653534B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59152281A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-30 | 東芝モノフラツクス株式会社 | 高温用断熱構造体 |
JPS623078A (ja) * | 1985-06-27 | 1987-01-09 | 東芝モノフラックス株式会社 | 無機繊維不定形断熱耐火材組成物及び無機繊維質断熱耐火材成形体 |
JPH06340462A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-12-13 | Sansou:Kk | 繊維強化セメント複合材料 |
JPH07291661A (ja) * | 1994-04-26 | 1995-11-07 | Setsuichi Kasai | 廃棄物グラスウールおよびその複合体 |
JPH10146576A (ja) * | 1996-11-19 | 1998-06-02 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 燃焼灰の処理方法 |
JPH1163378A (ja) * | 1997-08-20 | 1999-03-05 | Nippon Jiyaketsuto Kk | 配管断熱体および配管断熱体の製造方法 |
JP2001335379A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-04 | Isolite Insulating Products Co Ltd | ファイバー成形体の製造方法 |
JP2006016717A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Nippon Steel Corp | 使用済みセラミックファイバーの再生方法 |
JP2006207089A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Nippon Steel Corp | 再生セラミックファイバーを用いた施工方法及びこれを用いた成形体並びにその積層方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006263606A (ja) | 2006-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102661086B1 (ko) | 용융-성형 무기 섬유를 형성하기 위한 장치 및 방법 | |
EP3757283A1 (en) | Fiber composite and method for manufacturing same | |
JP4653534B2 (ja) | 可撓性リサイクルセラミックファイバーブランケット及びその製造方法、並びにリサイクルセラミックファイバーを用いた積層ブランケット | |
KR100899838B1 (ko) | 고성능 내화 콘크리트 조성물 | |
JP4625341B2 (ja) | 再生セラミックファイバーを用いた施工方法及びこれを用いた成形体並びにその積層方法 | |
CN108794034A (zh) | 一种可弯曲的氧化锆纤维毡及其制备方法和用途 | |
JP2004360136A (ja) | 解繊性に優れた補強用短繊維 | |
JP2010254500A (ja) | 木質セメント板及びその製造方法 | |
IE45447B1 (en) | Improvements relating to asbestos-free fibre reinforced cementitious products | |
US20200207663A1 (en) | Cellulose filaments reinforced cement composite board and method for the manufacture of the same | |
JP5350061B2 (ja) | 木質セメント板及びその製造方法 | |
JPH0580425B2 (ja) | ||
JP2002114559A (ja) | 石膏ボードを含む建築廃棄物のリサイクル方法 | |
JPH1179859A (ja) | 不燃性ボード | |
JP2004051396A (ja) | 無機繊維と石膏の複合板、及びその製造方法 | |
CN109650772B (zh) | 一种硅锰渣棉板及其制备方法和一种装配式一体化保温墙及其制备方法 | |
WO2022210020A1 (ja) | 無機繊維シート | |
JP5032871B2 (ja) | 繊維セメント板 | |
JP3385863B2 (ja) | 無機質板の製造方法 | |
JPH09202676A (ja) | 無機硬化体の製造方法 | |
CN109610634A (zh) | 一种具有隔热效果的水泥板及其制作工艺 | |
RU2213074C1 (ru) | Способ получения неорганического волокнистого материала | |
JP2007204313A (ja) | 繊維状混合物およびその製造方法 | |
JP5829854B2 (ja) | パルプシートの処理方法並びに水硬性材料の製造方法 | |
JP2000313650A (ja) | 粉末フェノール樹脂を用いた無機繊維板およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100914 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101207 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101217 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4653534 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |