JP4652533B2 - 活性酸素消去材、フィルター、食品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、活性酸素消去材、大気浄化用、水浄化用、排気ガス浄化用、茶・タバコ・コーヒーなどの嗜好品用のフィルター、食品に関するものである。さらに詳しくは、これらの品々における材料技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生体の細胞に障害を及ぼすと言われている活性酸素、たとえばスーパーオキサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素などは、通常はむしろ、生体に不都合な細菌やウイルスや癌細胞などに対し殺菌効果を示す生体防御因子であり、免疫担当細胞より分泌される。そして、生体に異常が発生したとき生体内で発生した活性酸素は、生体が正常になれば、通常、消失していく。
【0003】
しかしながら、活性酸素を産生または含有する大気、水、排気ガス、嗜好品を摂取した場合や、加齢、免疫不全症などの場合には、活性酸素の障害に継続的にさらされることになる。活性酸素を産生・含有する食品・嗜好品としては、コーヒー、茶類、ポテトチップ、インスタントラーメン、香辛料、油類、タバコなどがある。加齢現象において、活性酸素は、血管壁に障害を及ぼすことにより、動脈硬化、靜・動脈瘤、高血圧、狭心症、脳梗塞などを誘発するとともに、腎臓、肝臓、脾臓、膵臓、脳など、あらゆる臓器に障害を引き起こす。免疫不全症では、免疫担当細胞が自己の細胞を非自己細胞と認識し活性酸素を発生させるため、リュウマチ、全身性エリトマトーデス、筋肉萎縮症などが発症する。
【0004】
そこで、これらの活性酸素の生体に対する障害を防止することを目的に種々の検討がなされており、従来、活性酸素を消去する物質(活性酸素消去種/活性酸素スカベンジャー)として、フラボノイド(カテキン類、ポリフェノール類、アントシアニン類)4級アミン類、その他穀類、果物、酒類、茶類などにその作用があることがすでに知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の活性酸素消去種は、それ単体では、活性酸素種に水素を供与してアルコールへと変化させる際に、余剰のエネルギーが光あるいは熱として放出されずに、活性酸素消去種にエネルギーが蓄積される結果、活性酸素消去種自体が生体の細胞を障害する酸化反応を促進する物質として作用してしまう場合がある。たとえば、フラボノイドは、フライボイドラジカルとなって生体障害物質として作用する。
【0006】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、生体に不必要な活性酸素を効果的に消去し、かつ、生体への障害を引き起こさない活性酸素消去材、フィルター、食品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る活性酸素消去材では、少なくとも、動植物から抽出したドーパミン抽出物からなる活性酸素消去種と、サンゴからなる活性酸素消去促進種とを含むことを特徴としている。かかる活性酸素消去材は、生体に不必要な活性酸素を効果的に消去し、かつ、生体への障害を引き起こさない。
【0008】
本発明では、活性酸素消去種として用いたドーパミンによって活性酸素種がアルコールなどに変化する際、活性酸素消去促進種は、余剰のエネルギーが光あるいは熱として放出されるのを促進し、活性酸素消去種が生体障害物質として作用するのを防止する。従って、活性酸素を産生・含有する大気、水、排気ガス、嗜好品を摂取した場合、あるいは加齢や免疫不全症の場合に、本発明に係る活性酸素消去材を摂取すれば、体内の活性酸素を効果的に消去または減少させることができるので、生体の健康を効果的に維持または回復させることができる。
【0009】
活性酸素消去促進種としては、動物の骨格、貝類の殻、貝類の生成物、甲殻類の殻、甲殻類の生成物、動物の卵殻、動物の角、動物の牙、動物の歯、および鉱物などを例示することができる。このような活性酸素消去促進種としては、たとえば、サンゴ、哺乳類の骨、鳥類の骨、ホタテ貝、カキ貝、真珠、鳥類の卵殻、爬虫類の卵殻、象牙、大理石、ドロマイトなどを例示でき、本発明では、前記活性酸素消去促進種としてサンゴを用いることを特徴とする。
【0010】
本発明を案出するにあたって着目したドーパミン(C8H11NO2)は、カテコールアミンの一種で、神経伝達物質としてそれ自体、特有の作用を有する他、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆物質としても重要な成分である。また、ドーパミンは、強い抗酸化性を有し、水溶性の活性酸素消去剤としては、アスコルビン酸に匹敵する抗酸化性を有している。また、ドーパミンは、植物や動物中に微量ながら存在することが知られており、特に、バナナなどの果物に豊富に含まれている。しかも、ドーパミンは、これらの植物から容易に抽出、生成し、ドーパミン抽出粉末(ドーパミン抽出物)を得ることができる。
【0011】
従って、本発明において、前記活性酸素消去種は、動植物から抽出したドーパミン抽出物を用いる。このような活性酸素消去種としては、たとえば、さとうきび、とうもろこし、ねぎ、椰子、シュロ、バナナ、レンコン、茶葉、ニンニク、しどけ(阿武隈地方などで採れる山菜の一種)、玉ねぎ、ほうれん草、にんじん、にら、アスパラガス、椎茸、ごぼう、どくだみ、こごみ、うど、緑豆もやし、まいたけ、みょうが、長芋、ふき、チェリー、小松菜、びわ、大根、たらの芽、大豆もやし、パイナップル、マンゴ、アボガド、ぶどう、りんご、たけのこ、えのき茸、トマト、さやいんげん、メロン、すいか、いちご、グレープフルーツ、もずく、キーウィ、オレンジ、こんぶ、わかめ、ほや、豚レバー、二枚貝、さざえ、ばい貝、くらげ、およびいかのうちの少なくとも1種の動植物から抽出したドーパミン抽出物などがある。このようなドーパミンを含む活性酸素消去種は、強い活性酸素消去作用を有し、かつ、これらの材料自体は活性酸素を産生・含有する物質ではないので安全性が高い。
【0012】
このような活性酸素消去材は、液体あるいは気体を濾過するときのフィルターとして用いることができる。たとえば、浄水装置の濾過材に含ませた構成、空気清浄機のフィルターに含ませた構成、タバコのフィルターに含ませた構成、タバコに装着するカートリッジ式あるいはパイプ式のフィルターなどに含ませた構成、自動車の排ガス処理装置に対する濾過用、およびお茶、コーヒー、紅茶などを出すときの濾紙やティーバックなどに対する処理用として用いることができる。
【0013】
また、少なくとも、活性酸素消去作用を有するドーパミンを含有の活性酸素消去種と、該活性酸素消去種の活性酸素消去作用を促進する活性酸素消去促進種とを用いるという構成は、食品などにも適用できる。ここでいう食品とは、一半的な食品の他、健康食品や飲料なども含む意味である。
【0014】
【発明の実施の形態】
活性酸素消去種の活性酸素消去メカニズムは、従来、活性酸素種と活性酸素消去種(第1のスカベンジャー/活性酸素種に電子とプロトン、即ち水素を供給するドナー)の化学反応と考えられてきたが、本願発明者は、この化学反応を媒介して活性酸素消去種と協奏することにより、反応を促進する物質群(活性酸素消去促進種/第2のスカベンジャー)の存在を見出した。
【0015】
すなわち、活性酸素種と活性酸素消去種との間の電子エネルギー移動による化学反応では、活性酸素消去種(PH2)が、活性酸素種(ROOH)に水素を供与してアルコール(ROH)と水(H2O)とにすると見做され、抗酸化性物質などの探索はこのメカニズムに基づき、行われてきたが、通常の酸素種が喚起された場合に、活性酸素種に蓄えられたエネルギーが放出されるという実験事実は、このメカニズムでは説明がつかない。たとえば、代表的な活性酸素である1重項酸素(基底状態、共有電子スピンは同方向回転)が紫外線や放射線などのエネルギーを吸収して、共有電子スピンが逆方向回転の高エネルギー状態(喚起状態)となった後、基底状態へ戻ろうとする際、余剰のエネルギーは、光(1270nm)として放出される事実がある。従って、余剰のエネルギーが、光や熱として放出されなければ、活性酸素消去種にエネルギーが蓄積され、活性酸素消去種自体が生体の細胞を障害する酸化反応の促進物質となる場合がある。
【0016】
それ故、本願発明者は、フラボノイドなどによる活性酸素消去反応を円滑に進行させ、かつ、生体に障害を及ぼさないためには、フラボノイドなどといった活性酸素消去種と協奏して、エネルギーをスムーズに光や熱として放出させる物質が不可欠であり、これら物質(活性酸素消去促進種/第2のスカベンジャー)を活性酸素消去種と同時使用することを案出した。
【0017】
すなわち、本発明に係る活性酸素消去材では、少なくとも、活性酸素消去作用を有するドーパミンを含有の活性酸素消去種と、この活性酸素消去種の活性酸素消去作用を促進する活性酸素消去促進種とを含むことを特徴とする。
【0018】
従って、本発明によれば、活性酸素を産生・含有する大気、水、排気ガス、嗜好品を摂取する場合、あるいは加齢や免疫不全症の場合に、本発明に係る活性酸素消去材を摂取すれば、体内の活性酸素を消去または減少させることができるので、生体の健康を効果的に維持または回復させることができる。
【0019】
このような活性酸素消去材を案出するにあたって、本願発明者は、反応の際に放出される微弱発光の強度を特別な機械で検出し、活性酸素の消去力を測定した。
【0020】
すなわち、活性酸素源としての2%過酸化水素溶液、活性酸素消去種としての没食子酸飽和溶液、光の放出を促進する物質(活性酸素消去促進種)としての炭酸水素カリウム飽和2%アセトアルデヒド溶液を各種物質と混合反応させ、標準色と比較し何回転するかによって活性酸素消去能力を評価した。この評価方法については、ジャパンフードサイエンス,vol38,No11,p17−24に記載されている。
【0021】
まず、第1例として、没食子酸飽和溶液と、炭酸水素カリウム飽和2%アセトアルデヒド溶液にて、各種材料の活性酸素産性・含有度について検査した。
【0022】
その結果、活性酸素消去剤と言われているポリフェノールを多量に含有するとされるブドウ種子は、強く光り活性酸素を産性・含有していた。従って、健康に良いといわれている活性酸素消去物質にも十分留意すべきである。同様に、お茶、コーヒー、インスタントラーメン、スナック類、しいたけ、油類、たばこの煙なども強く光り、その強さはDNAを破傷する程の活性酸素を産性・含有していた。
【0023】
次に、第2例として、没食子酸を飽和した溶液と、2%過酸化水素水溶液にて、各種の材料群の光放出促進度(活性酸素消去促進作用)を検査した。
【0024】
その結果、豚肉、牛肉、豚タン、ハツ、さざえ、イカ、かれい、まいわし、サンゴは光り、これらの物質は活性酸素消去促進種と言える。
【0025】
次に、第3例として、2%過酸化水素水と炭酸カリウム飽和2%アセトアルデヒド水溶液を各種の材料群に添加し、光放出強度を検査した。
【0026】
その結果、さとうきび、とうもろこし、ねぎ、椰子、シュロ、バナナ、レンコン、茶葉、ニンニク、しどけ、玉ねぎ、ほうれん草、にんじん、にら、アスパラガス、椎茸、ごぼう、どくだみ、こごみ、うど、緑豆もやし、まいたけ、みょうが、長芋、ふき、チェリー、小松菜、びわ、大根、たらの芽、大豆もやし、パイナップル、マンゴ、アボガド、ぶどう、りんご、たけのこ、えのき茸、トマト、さやいんげん、メロン、すいか、いちご、グレープフルーツ、もずく、キーウィ、オレンジ、こんぶ、わかめ、ほや、豚レバー、二枚貝、さざえ、ばい貝、くらげ、いかなどが光り、これらの物質は活性酸素消去種と言える。また、これらの活性酸素消去種のうち、バナナが最も強く光り、標準色と比較して、9回転(PRO9)した。
【0027】
このようにして、活性酸素消去種としては、フラボノイド(緑茶のカテキン類、赤ワインのポリフェノール類及びアントシアニン類)、4級アミン類、穀類、果物類(バナナ、ブドウ、リンゴ、チェリー、ビワ、パイナップル、マンゴ、アボガド、メロン、スイカ、イチゴ、グレープフルーツ、キーウイ、オレンジ)、野菜類(玉ねぎ、レンコン、ニンニク、しどけ、ホウレン草、ニンジン、ニラ、アスパラ、しいたけ、ごぼう、どくだみ、こごみ、うど、緑豆もやし、マイタケ、ミョウガ、長芋、ふき、小松菜、大根、たらの芽、大豆もやし、タケノコ、えのき茸、トマト、さやいんげん)、海草類(もずく、昆布わかめ、)、酒類、お茶などの植群群と、ホヤ、豚レバー、二枚貝、さざえ、あさり、バイ貝、クラゲ、イカなどの動物群が見出された。
【0028】
さらに、これらの材料の活性酸素消去作用を検討した結果、その効果は、これらの材料に含まれるドーパミンであるという知見を得た。
【0029】
また、活性酸素消去促進種としては、核酸塩基、ケトン類、アミド類、カルボン酸類、鉄キレート類、ビタミン類、アルデヒド類(アセトアルデヒドなど)、炭酸塩類(動物の骨格、貝類または甲殻類の殻および生成物、動物の卵殻・角・牙・歯、鉱物、たとえばサンゴ、真珠、大理石、重曹など)、生大根、ゆで卵白、肉類(豚肉、タン、ハツ、牛肉、さざえ、イカ、かれい、まいわし、バイ貝、クラゲ、二枚貝)などが見出された。
【0030】
但し、活性酸素消去種、およびこの活性酸素消去種と協奏して活性酸素を消去する活性酸素消去促進種のなかには、活性酸素を消去する一方、自ら活性酸素を産生・含有する物質がある。このような観点からすれば、活性酸素消去種としては、さとうきびやとうもろこしからのドーパミン抽出物、バナナからのドーパミン抽出物、レンコンからのドーパミン抽出物、ほうれん草からのドーパミン抽出物、しどけからのドーパミン抽出物を用い、活性酸素消去促進種としては、動物の骨格、貝類または甲殻類の殻および生成物、動物の卵殻・角・牙・歯、鉱物、たとえばサンゴを用いることが好ましい。このような材料は、強い活性酸素消去作用を有し、かつ、夫々自体は活性酸素を産生・含有する物質ではないので安全性は高い。
【0031】
これに対して、強い消去作用を示すものの、お茶類、ぶどうの種子類、しいたけなど菌糸類は、それ自体活性酸素を産生・含有するので、安全性の点からみれば、バナナなどと比較して好ましい組合わせとは言えない。
【0032】
【実施例】
(実験例1)
本発明の実施例1に係る活性酸素消去材は、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、活性酸素消去促進種としてのサンゴ末とを含むものである。この活性酸素消去材の効果を確認するため、以下の試験を行なった。
【0033】
まず、ウエル型試料左ホールに対して、2%過酸化水素水1mlと、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末、小匙1杯とを添加し、よくかき混ぜる。また、ウエル型試料中ホールに対しては、2%過酸化水素水1mlとサンゴ末小匙1杯を中ホールへ添加し、よくかき混ぜる。一方、ウエル型試料右ホールに対しては、2%過酸化水素水1mlと、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末、小匙1杯と、サンゴ小匙1杯を添加しよくかき混ぜる。ダークボックス中で10分間反応させ、放出される1270nmの光をCCDカメラで測定する。
【0034】
その結果、左ホールは若干光り、中ホールは全く光らず、右ホールは強く光った。すなわち、左ホールにおいて、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末は、活性酸素消去作用と弱い活性酸素消去促進作用を有するので若干光ったが、中ホールにおいて、サンゴ末は、活性酸素消去作用を有していないので、全く光らなかった。これに対して、右ホールにおいて、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせると、強く光ったことから、サンゴ末は強力な活性酸素消去促進作用を有することが明らかになった。
【0035】
このように、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせた活性酸素消去材では、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末が活性酸素消去種として作用し、サンゴ末は、活性酸素消去促進種として作用するので、これまで発見された物質群の組み合わせと比較して、高い活性酸素消去力を示す。また、バナナから抽出したドーパミン抽出粉末およびサンゴ末は、それ自体が活性酸素を産生・含有しない物質であるため、活性酸素消去材として用いるのに適している。さらに、バナナは、手軽に、かつ、安価に入手できるので、実用性の高い活性酸素消去材を提供できる。
【0036】
また、サンゴ末は、カルシウムとマグネシウムとを理想的な比率で含有しており、しかもすでに承認されている食品添加物である。また、近年言われている日本人のマグネシウム不足を解消可能な食品でもある。さらに、サンゴ末は、無味・無臭で多くの食品へ配合可能である。さらにまた、資源的にもサンゴ遺骸を使用しているので、無尽蔵な食品である。それ故、サンゴ末は、活性酸素消去材に配合するのに適している。
【0037】
(実験例2)
本発明の実施例2に係る活性酸素消去材は、レンコンから抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、活性酸素消去促進種としてのサンゴ末とを含むものである。この活性酸素消去材の効果を確認するため、実施例1と同様な試験を行なった。
【0038】
その結果、レンコンから抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせると、レンコンから抽出したドーパミン抽出粉末は、活性酸素消去種として作用し、サンゴ末は、活性酸素消去促進種として作用するので、これまで発見された物質群の組み合わせと比較して、高い活性酸素消去力を示した。また、レンコンから抽出したドーパミン抽出粉末およびサンゴ末は、それ自体が活性酸素を産生・含有しない物質であるため、活性酸素消去材として用いるのに適している。さらに、レンコンは、手軽に、かつ、安価に入手できるので、実用性の高い活性酸素消去材を提供できるなど、実施例1と同様な効果を奏する。
【0039】
(実験例3)
本発明の実施例3に係る活性酸素消去材は、ニンニクから抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、活性酸素消去促進種としてのサンゴ末とを含むものである。この活性酸素消去材の効果を確認するため、実施例1と同様な試験を行なった。
【0040】
その結果、ニンニクから抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせると、ニンニクから抽出したドーパミン抽出粉末は、活性酸素消去種として作用し、サンゴ末は、活性酸素消去促進種として作用するので、これまで発見された物質群の組み合わせと比較して、高い活性酸素消去力を示した。また、ニンニクから抽出したドーパミン抽出粉末およびサンゴ末は、それ自体が活性酸素を産生・含有しない物質であるため、活性酸素消去材として用いるのに適している。さらに、レンコンは、手軽に、かつ、安価に入手できるので、実用性の高い活性酸素消去材を提供できるなど、実施例1と同様な効果を奏する。
【0041】
(実験例4)
本発明の実施例4に係る活性酸素消去材は、ほうれん草から抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、活性酸素消去促進種としてのサンゴ末とを含むものである。この活性酸素消去材の効果を確認するため、実施例1と同様な試験を行なった。
【0042】
その結果、ほうれん草から抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせると、ほうれん草から抽出したドーパミン抽出粉末は、活性酸素消去種として作用し、サンゴ末は、活性酸素消去促進種として作用するので、これまで発見された物質群の組み合わせと比較して、高い活性酸素消去力を示した。また、ほうれん草から抽出したドーパミン抽出粉末およびサンゴ末は、それ自体が活性酸素を産生・含有しない物質であるため、活性酸素消去材として用いるのに適している。さらに、レンコンは、手軽に、かつ、安価に入手できるので、実用性の高い活性酸素消去材を提供できるなど、実施例1と同様な効果を奏する。
【0043】
(実験例5)
本発明の実施例5に係る活性酸素消去材は、さとうきびから抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、活性酸素消去促進種としてのサンゴ末とを含むものである。この活性酸素消去材の効果を確認するため、実施例1と同様な試験を行なった。
【0044】
その結果、さとうきびから抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせると、さとうきびから抽出したドーパミン抽出粉末は、活性酸素消去種として作用し、サンゴ末は、活性酸素消去促進種として作用するので、これまで発見された物質群の組み合わせと比較して、高い活性酸素消去力を示した。また、さとうきびから抽出したドーパミン抽出粉末およびサンゴ末は、それ自体が活性酸素を産生・含有しない物質であるため、活性酸素消去材として用いるのに適している。さらに、さとうきびは、手軽に、かつ、安価に入手できるので、実用性の高い活性酸素消去材を提供できるなど、実施例1と同様な効果を奏する。
【0045】
(実験例6)
本発明の実施例6に係る活性酸素消去材は、とうもろこしから抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、活性酸素消去促進種としてのサンゴ末とを含むものである。この活性酸素消去材の効果を確認するため、実施例1と同様な試験を行なった。
【0046】
その結果、とうもろこしから抽出したドーパミン抽出粉末とサンゴ末とを組み合わせると、とうもろこしから抽出したドーパミン抽出粉末は、活性酸素消去種として作用し、サンゴ末は、活性酸素消去促進種として作用するので、これまで発見された物質群の組み合わせと比較して、高い活性酸素消去力を示した。また、とうもろこしから抽出したドーパミン抽出粉末およびサンゴ末は、それ自体が活性酸素を産生・含有しない物質であるため、活性酸素消去材として用いるのに適している。さらに、とうもろこしは、手軽に、かつ、安価に入手できるので、実用性の高い活性酸素消去材を提供できるなど、実施例1と同様な効果を奏する。
【0047】
(その他の実施例)
なお、実施例1ないし6では、ドーパミンを含む活性酸素消去種とサンゴ末とを用いた活性酸素消去材を例に説明したが、これらの活性酸素消去材を錠剤、顆粒、散材などにして健康食品やサプリメントとして構成してもよい。たとえば、食事後に摂取するサプリメント、あるいはスナック類を食した後に摂取する飲料などの食品としてもよい。
【0048】
また、飲料水、洗い水、風呂水の浄化器に用いる濾過材に対して、ドーパミンを含む活性酸素消去種とサンゴ末を添加すれば、アトピーなど皮膚疾患を回復させたり、体内の活性酸素を消去することができる。また、大気、水、排気ガスのフィルター、たとえば、タバコのフィルター、あるいはお茶、コーヒー、紅茶などを出すときに用いるフィルターなどに対して、ドーパミンを含む活性酸素消去種とサンゴ末を添加してもよい。
【0049】
さらに、食品への適用例として、たとえば、さとうきび、とうもろこし、バナナなどいった産物から抽出したドーパミン抽出粉末(活性酸素消去種)と、サンゴ末とを配合した菓子、炊飯、カレー、汁物、油などを構成してもよい。たとえば、油にサンゴとバナナ(あるいはさとうきび)から抽出したドーパミン抽出粉末を加えておくと、油の酸化を防止することができる。
【0050】
なお、サンゴ末に関して、一般的に得られる天然のコーラルサンドは、海洋生物の骨格を起源としており、以下にその成分比を示すように、炭酸カルシウムを主成分とし、かつ、マグネシウムをも含有する生態学的化学組織を有する。
【0051】
コーラルサンドの成分
炭酸(CO2 ) 40.8 %
カルシウム 35.0 %
マグネシウム 2.0 %
アルミニウム 0.03 %
ストロンチウム 0.38 %
カリウム 10 ppm
ナトリウム 1200 ppm
鉄 1220 ppm
リン 360 ppm
ケイ素(SiO2 ) 2100 ppm
フッ素 270 ppm
塩素 190 ppm
イオウ 2100 ppm
ヨウ素 2.2 ppm
銅 0.8 ppm
亜鉛 2.4 ppm
ニッケル 1.8 ppm
クロム 14 ppm
コバルト 12 ppm
マンガン 12 ppm
バナジウム 11 ppm
ホウ素 10 ppm
臭素 2 ppm
チタン 430 ppm
セレン 0.05 ppm
モリブデン 0.2 ppm 以下
鉛 0.6 ppm
ヒ素(As2 O3 ) 2.0 ppm
カドミウム 検出せず
水銀 検出せず
強熱減量 3.0 %
乾燥減量 0.18 %
従って、この天然のサンゴ末をそのまま用いてもよいが、天然から産出されるサンゴ化石またはコーラルの粉体を原料として、それからマグネシウムを人為的に濃縮したものを用いてもよい。さらに、サンゴのうち、特定の環境下で、マグネシウム分の濃縮が自然に生じ、カルシウムとマグネシウムとの比が1:1のミネラル濃縮組成物となったサンゴを用いてもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明では、さとうきび、とうもろこし、バナナ、レンコン、ほうれん草、しどけなどから抽出したドーパミンを含む活性酸素消去種と、サンゴ末などといった活性酸素消去促進種とを組み合わせることによって、生体に不必要な活性酸素を効果的に消去し、かつ、生体への障害を引き起こさない活性酸素消去材を得る。従って、本発明によれば、活性酸素を産生・含有する大気、水、食品・嗜好品を摂取する場合、あるいは加齢や免疫不全症の場合に、本発明に係る活性酸素消去材を摂取すれば、体内の活性酸素を消去または減少させることができるので、生体の健康を効果的に維持または回復させることができる。また、さとうきび、とうもろこし、バナナ、レンコン、ほうれん草、しどけ、から抽出したドーパミン抽出粉末、およびサンゴの粉末などは、強い活性酸素消去作用を有し、かつ、これらの材料自体は活性酸素を産生・含有する物質ではないので安全性が高い。
Claims (7)
- 少なくとも、動植物から抽出したドーパミン抽出物からなる活性酸素消去種と、サンゴからなる活性酸素消去促進種とを含むことを特徴とする活性酸素消去材。
- 請求項1において、前記活性酸素消去種は、さとうきび、とうもろこし、ねぎ、椰子、シュロ、バナナ、レンコン、茶葉、ニンニク、しどけ、玉ねぎ、ほうれん草、にんじん、にら、アスパラガス、椎茸、ごぼう、どくだみ、こごみ、うど、緑豆もやし、まいたけ、みょうが、長芋、ふき、チェリー、小松菜、びわ、大根、たらの芽、大豆もやし、パイナップル、マンゴ、アボガド、ぶどう、りんご、たけのこ、えのき茸、トマト、さやいんげん、メロン、すいか、いちご、グレープフルーツ、もずく、キーウィ、オレンジ、こんぶ、わかめ、ほや、豚レバー、二枚貝、さざえ、ばい貝、くらげ、およびいかのうちの少なくとも1種の動植物から抽出したドーパミン抽出物であることを特徴とする活性酸素消去材。
- 少なくとも、動植物から抽出したドーパミン抽出物からなる活性酸素消去種と、サンゴからなる活性酸素消去促進種とを含むことを特徴とするフィルター。
- 請求項3において、液体および気体のうちのいずれかに対する濾過に用いられることを特徴とするフィルター。
- 請求項4において、前記活性酸素消去種は、さとうきび、とうもろこし、ねぎ、椰子、シュロ、バナナ、レンコン、茶葉、ニンニク、しどけ、玉ねぎ、ほうれん草、にんじん、にら、アスパラガス、椎茸、ごぼう、どくだみ、こごみ、うど、緑豆もやし、まいたけ、みょうが、長芋、ふき、チェリー、小松菜、びわ、大根、たらの芽、大豆もやし、パイナップル、マンゴ、アボガド、ぶどう、りんご、たけのこ、えのき茸、トマト、さやいんげん、メロン、すいか、いちご、グレープフルーツ、もずく、キーウィ、オレンジ、こんぶ、わかめ、ほや、豚レバー、二枚貝、さざえ、ばい貝、くらげ、およびいかのうちの少なくとも1種の動植物から抽出したドーパミン抽出物であることを特徴とするフィルター。
- 少なくとも、動植物から抽出したドーパミン抽出物からなる活性酸素消去種と、サンゴからなる活性酸素消去促進種とを含むことを特徴とする食品。
- 請求項6において、前記活性酸素消去種は、さとうきび、とうもろこし、ねぎ、椰子、シュロ、バナナ、レンコン、茶葉、ニンニク、しどけ、玉ねぎ、ほうれん草、にんじん、にら、アスパラガス、椎茸、ごぼう、どくだみ、こごみ、うど、緑豆もやし、まいたけ、みょうが、長芋、ふき、チェリー、小松菜、びわ、大根、たらの芽、大豆もやし、パイナップル、マンゴ、アボガド、ぶどう、りんご、たけのこ、えのき茸、トマト、さやいんげん、メロン、すいか、いちご、グレープフルーツ、もずく、キーウィ、オレンジ、こんぶ、わかめ、ほや、豚レバー、二枚貝、さざえ、ばい貝、くらげ、およびいかのうちの少なくとも1種の動植物から抽出したドーパミン抽出物であることを特徴とする食品。
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