JP4651510B2 - スキューバ用エア供給アダプタ、及び、これを用いたエア供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、スキューバ用エア供給アダプタに関し、具体的に浮力制御ジャケット等へのエア供給チューブに着脱されるスキューバ用エア供給アダプタ、及び、これを用いたエア供給システムに関する。
一般に、スキューバ・ダイビングに用いられるタンクには、呼吸用のエアが200気圧程度の高圧で充填されており、この高圧エアを呼吸に適した圧力まで減圧するためのレギュレータ装置が備えられている。レギュレータ装置は、通常、ファーストステージのレギュレータ(以下、Fレギュレータと称する)と、セカンドステージのレギュレータ(以下、Sレギュレータと称する)との2段階構造でなる。
Fレギュレータは、タンクの接続口に備えられ、タンク内のエアを8〜11気圧程度に減圧する。Fレギュレータには、特許文献1、及び、2で開示されているように、浮力制御ジャケット、及び、Sレギュレータ等に減圧したエアを供給するチューブが備えられている。Sレギュレータは、Fレギュレータで減圧されたエアを、さらに呼吸に適した圧力まで減圧し、ダイバーに供給する。
ところで、Sレギュレータには、同伴ダイバーのタンクにトラブルが発生した場合等の緊急用として、必ず予備のSレギュレータ(以下、オクトパス・レギュレータと称する)が備えられている。
上述したように、従来、スキューバ器具には、緊急用のオクトパス・レギュレータが備えられているものの、トラブルに見舞われたダイバー(要救助ダイバー)はパニックを起こしやすく、救助ダイバーが、要救助ダイバーにオクトパス・レギュレータを咥えさせる際に事故に巻き込まれる危険がある。
また、水中でオクトパス・レギュレータを用いる場合、まず、レギュレータの内部にたまった水を、一旦エアブローにより排出する必要がある。しかし、パニック状態にある要救助ダイバーが、このような排出作業を冷静に行うことは困難である。
さらに、何らかの水難事故により、要救助ダイバーのタンクにトラブルが生じた場合、同伴している救助ダイバーのオクトパス・レギュレータにも不具合が生じる可能性が極めて高い。このように救助ダイバーのオクトパス・レギュレータにも不具合が生じている場合、現状では、救助ダイバーは、自己のSレギュレータを要救助ダイバーと共用する以外、要救助ダイバーにエアを供給する方法がない。
特許第2537593号公報 特開2005−47439号公報
本発明の課題は、安全、且、迅速にエアを供給することができるスキューバ用エア供給アダプタ(以下、単にアダプタと称する)、及び、これを用いたエア供給システムを提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係るアダプタは、筒状の外装体と、棒状の遊動子とを含む。外装体は、継ぎ手部と、貫通孔とを有する。継ぎ手部は、外装体の軸方向の両端に備えられている。貫通孔は、外装体の内部を軸方向に貫通し、継ぎ手部の端面にそれぞれ開口している。遊動子は、外装体の軸方向に沿った長さ寸法より長い長さ寸法を有し、貫通孔に挿通され、軸方向に遊動可能である。遊動子の外周面と、貫通孔の内周面との間には空隙がある。
本発明に係るアダプタは、レギュレータ装置などと組み合わされてエア供給システムに用いられる。レギュレータ装置は、エア供給チューブを有し、アダプタは、このエア供給チューブに着脱される。
上述したように、本発明に係るアダプタは、軸方向でみた外装体の両端に、それぞれ継ぎ手部を有しているから、2つのエア供給チューブを接続することができる。
この種のエア供給チューブには、エアの漏出を防ぐため、その接続端に安全弁が備えられている。従って、2つのエア供給チューブを通気的に接続するには、それぞれの安全弁を共に開放する必要がある。
そこで、本発明に係るアダプタは、筒状の外装体と、棒状の遊動子とを含む。外装体は、両継ぎ手部の端面にそれぞれ開口する貫通孔を有し、遊動子は、外装体の軸方向に沿った長さ寸法より長い長さ寸法を有し、外装体の貫通孔に挿通されている。この構成によると、遊動子は、その両端が両継ぎ手部の端面から突出するから、両継ぎ手部にエア供給チューブが接続された場合、遊動子は、両端が接触する安全弁によって相対向する方向に押圧されて固定されることにより、両端がそれぞれ接触する安全弁を開放する。
さらに、外装体の貫通孔において、遊動子の外周面と、貫通孔の内周面との間には、通気路となる空隙がある。従って、例えば、スキューバ・ダイビング中の同伴ダイバーのタンクにトラブルが発生した場合、救助ダイバーが有するエア供給チューブに継ぎ手部の一方を接続し、要救助ダイバーが有するエア供給チューブに継ぎ手部の他方を接続することにより、救助ダイバー及び要救助ダイバーのエア供給チューブの相互を、アダプタを介して通気的に接続し、救助ダイバーのタンク内のエアを、要救助ダイバーへ安全、且、迅速に供給することができる。
一方、本発明に係るアダプタの遊動子は、外装体の貫通孔において、軸方向に遊動可能に挿通されている。この構成によると、継ぎ手部の一方にのみエア供給チューブが接続された場合、遊動子は、一端が接触する安全弁によって他端側に押し出されるから、接続されたエア供給チューブの安全弁は開放されない。従って、本発明に係るアダプタによると、例えば、上述した救助ダイバーのエア供給チューブと、要救助ダイバーのエア供給チューブとの接続作業中に、タンク内のエアが不必要に漏出することはない。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
以上述べたように、本発明によれば、安全、且、迅速にエアを供給することができるアダプタ、及び、これを用いたエア供給システムを提供することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るチューブアダプタの正面図、図2は図1に示したチューブアダプタの左側面を拡大して示す図、図3は図2の3−3線に沿った断面図、図4は図2の4−4線に沿った断面図である。
本発明の一実施形態に係るアダプタは、例えばレギュレータ装置が有する浮力制御ジャケット等へのエア供給チューブに着脱されることを特徴とするものであって、図1乃至図4の実施形態に示すように、筒状の外装体10と、棒状の遊動子20とを含む。
外装体10、及び、遊動子20のそれぞれは、好ましくは、アルミなどの耐腐食性に優れた金属材料、又は、強化プラスチック等の合成樹脂材料を主成分として構成されている。金属材料を主成分とする場合、耐腐食性を向上させるため、表面にめっき膜処理が施される。以下、外装体10、及び、遊動子20の具体的な構成について説明する。
外装体10は、円筒状であって、第1の継ぎ手部11と、第2の継ぎ手部12と、貫通孔14と、掛け止め孔15とを有する。
第1の継ぎ手部11は、外装体10において、一点鎖線で示す軸方向a1の一端側に備えられ、差込端面110と、挿入部111と、鍔部112とを有する。挿入部111は、浮力制御ジャケットへのエア供給チューブ(図示しない)に差込可能な形状を備え、好ましくは、外周面に、エア供給チューブからの脱落を防止するための構造、例えば、凹溝113を有している。鍔部112は、差込端面110と相対向する位置に備えられ、エア供給チューブへの差込距離L112を規制する。
第2の継ぎ手部12は、第1の継ぎ手部11と同じ構造を有し、外装体10の軸方向a1の他端側に備えられている。即ち、第2の継ぎ手部12は、差込端面120と、挿入部121と、鍔部122とを有する。挿入部121は、外周面に凹溝123が備えられている。鍔部122は、差込距離L122を規制する。
貫通孔14は、断面円形状であって、内径寸法D14を有する。貫通孔14は、外装体10を軸方向a1に貫通し、差込端面110、120のそれぞれに開口するとともに、この開口端付近に、第1及び第2の内径部141、142を有する。
第1の内径部141は、断面円形状であって、内径寸法D14より大きな内径寸法D141を有するとともに、この径寸法の変化部分に、それぞれテーパ面140が備えられている。同様に、第2の内径部142は、断面円形状であって、内径寸法D14より大きな内径寸法D142を有するとともに、この径寸法の変化部分に、それぞれテーパ面140が備えられている。
掛け止め孔15は、軸方向a1に直交する方向に外装体10の肉厚部分を貫通する。掛け止め孔15は、本発明の一実施形態に係るアダプタを携行する際に、紐やフック等に掛け止めるために用いられる。
遊動子20は、外装体10の軸方向a1に沿った長さ寸法L10より長い長さ寸法L20を有し、貫通孔14において、軸方向a1に遊動可能に挿通されている。より詳細に説明すると、遊動子20は、棒状貫通部21と、第1の膨張部22と、第2の膨張部23とを含む。
棒状貫通部21は、断面円形状であって、貫通孔14の内径寸法D14より小さい差渡し寸法D21を有し、貫通孔14に挿通されている。
第1の膨張部22は、棒状貫通部21の一端に備えられているとともに、第1の内径部141に配置されている。図3及び図4に示す第1の膨張部22は、一面に孔220を有し、この孔220に棒状貫通部21の一端が結合されている。
また、第1の膨張部22は、断面四角形状であって、貫通孔14の内径寸法D14より大きく、第1の内径部141の内径寸法D141より小さい差渡し寸法D22を有する。図3及び図4において、第1の膨張部22は、端面110に平行する面の隅部に丸み(R)が形成されているから、差渡し寸法D22が内径寸法D141とほぼ同程度であっても軸方向a1に円滑に遊動することができる。
第2の膨張部23は、第1の膨張部22と同じ構造を有する。即ち、第2の膨張部23は、棒状貫通部21の他端に備えられているとともに、第2の内径部142に配置されている。図3及び図4に示す第2の膨張部23は、一面に孔230を有し、この孔230に棒状貫通部21の他端が結合されている。また、図示する第2の膨張部23は、断面四角形状であって、貫通孔14の内径寸法D14より大きく、第2の内径部142の内径寸法D142より小さい差渡し寸法D23を有する。
遊動子20は、長さ寸法L20を有し、貫通孔14に挿通された状態において、第1の膨張部22が差込端面110からL22分だけ突出し、且、第2の膨張部23が、差込端面120からL23分だけ突出ている。
第1及び第2の膨張部22、23と、第1及び第2の内径部141、142との間には第1の空隙101がある。より詳細に説明すると、断面角形状の第1及び第2の膨張部22、23が、断面円形状の第1及び第2の内径部141、142に収納されていることにより、第1及び第2の膨張部22、23の外周面と、第1及び第2の内径部141、142の内周面との間には、断面形状差による第1の空隙101が形成されている。
また、棒状貫通部21と、貫通孔14との間には第2の空隙102がある。より詳細に説明すると、内径寸法D14を有する貫通孔14に、貫通孔14の内径寸法D14より小さい差渡し寸法D21を有する棒状貫通部21が挿通されていることにより、棒状貫通部21の外周面と、貫通孔14の内周面との間には、差渡し寸法差(D21−D14)に応じた第2の空隙102が形成されている。
この第1の空隙101と、第2の空隙102とが、軸方向a1に対して、通気的に連続することにより、矢印F1で示す通気路を構成する。このように通気路F1として機能する第1の空隙101を形成する観点からすれば、第1及び第2の膨張部22、23の断面形状と、第1及び第2の内径部141、142の断面形状とは、一方が円形形状であり、他方が角形形状であれば良い。
また、図示からは必ずしも明らかではないが、上述した第1の空隙101の構成は、第2の空隙102を形成する場合にも適用することができる。例えば、貫通孔14と、棒状貫通部21との断面形状は、一方が円形形状であり、他方が角形形状であってもよい。
図1乃至図4を参照して説明したアダプタは、レギュレータ装置などと組み合わされて、エア供給システムを構成する。次に、本発明の一実施形態に係るアダプタを用いたエア供給システムについて説明する。図5は本発明の一実施形態に係るエア供給システムを模式的に示す斜視図、図6は図5に示したエア供給システムにおいて接続部分の内部構造を示す一部断面図である。また、図7は、本発明のもう一つ実施形態に係るエア供給システムにおいて、接続部分の内部構造を示す一部断面図である。図5乃至図7において、図1乃至図4に示した構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。
図5及び図6を参照すると、ダイバーA及びBは同じ装備を有している。以下、説明の都合上、ダイバーAを例に説明すると、本発明の一実施形態に係るチューブアダプタ1を用いたエア供給システムは、タンク3Aと、エア供給チューブ4Aと、レギュレータ装置5Aと、計器類6Aとを有する。
タンク3Aは、一般に、潜水者の背中に取り付けされるものであって、呼吸用のエアが200気圧程度の高圧で充填されており、この高圧エアをダイバーが呼吸できる圧力まで減圧するため、レギュレータ装置5Aが備えられている。
レギュレータ装置5Aは、通常、Fレギュレータ51Aと、Sレギュレータ521Aとの2段階の減圧構造を有する。Fレギュレータ51Aは、タンク3Aの接続口に備えられ、タンク3A内のエアを8〜11気圧程度に減圧する。さらに、Fレギュレータ51Aには、浮力制御ジャケット(図示しない)、及び、Sレギュレータ521Aのそれぞれに、エアを供給するチューブ4Aが通気的に接続されている。エア供給チューブ4Aの接続端40Aには、通常、エアの漏出を防ぐ安全弁41Aが備えられている。
Sレギュレータ521Aは、Fレギュレータ51Aで減圧された呼吸ガスを、さらに呼吸に適した圧力まで減圧し、ダイバーAに供給する。Sレギュレータとしては、例えば、同伴ダイバーBのタンク3Bにトラブルが発生した場合等の緊急用として、オクトパス・レギュレータ522Aが備えられている。オクトパス・レギュレータ522Aは、Sレギュレータ521Aと同様の構造および機能を有し、Fレギュレータ51Aと通気的に接続されている。
計器類6Aには、タンク3A内の利用可能な呼吸ガス量を把握するための残圧計や、水深計等が備えられている。
図1乃至図4を参照して説明したアダプタ1は、エア供給チューブ4A、4Bに着脱されて、エア供給システムに用いられる。図1乃至図4を参照して説明したように、本発明の一実施形態に係るアダプタ1において、外装体10は、軸方向a1の一端に第1の継ぎ手部11を有し、他端に第2の継ぎ手部12を有しているから、第1及び第2の継ぎ手部11、12のそれぞれに、2つのエア供給チューブ4A、4Bの接続端40A、40Bを接続することができる。
さらに、アダプタ1は、上述した2つのエア供給チューブ4A、4Bを通気的に接続するための構造として、外装体10に遊動子20が取り付けられている点に特徴がある。即ち、この種のスキューバ器具において、エア供給チューブ4A、4Bの接続端40A、40Bには、それぞれ、エアの漏出を防ぐ安全弁41A、41Bが備えられている。従って、アダプタ1を介してエア供給チューブ4A、4Bを通気的に接続するためには、この安全弁41A、41Bを共に開放する必要がある。
そこで、本発明の一実施形態に係るアダプタ1は、貫通孔14に、遊動子20が遊動可能に挿通されている。この遊動子20は、外装体10の長さ寸法L10より長い長さ寸法L20を有するから、その両端に備えられた第1及び第2の膨張部22、23が、外装体10の両端において、差込端面110、120からL22、L23分だけ突出する。従って、第1及び第2の継ぎ手部11、12のそれぞれにエア供給チューブ4A、4Bが接続された場合、遊動子20は、第1及び第2の膨張部22、23が、安全弁41A、41Bによって相対向する軸方向a1に押圧されて突出距離L22=L23となる位置に固定され、第1及び第2の膨張部22、23が接触する安全弁41A、41Bを共に開放する。
しかも、この第1及び第2の膨張部22、23は、第1及び第2の内径部141、142に配置されている。第1及び第2の膨張部22、23と、第1及び第2の内径部141、142との間には、通気路F1となる第1の空隙101がある。また、棒状貫通部21と、貫通孔14との間には、通気路F1となる第2の空隙102がある。従って、本発明の一実施形態に係るアダプタ1は、通気路F1となる第1及び第2の空隙101、102を通じて、2つのエア供給チューブ4A、4Bを通気的に接続することができる。
このように本発明の一実施形態に係るアダプタ1、及び、これを用いたエア供給システムによると、例えば、スキューバ・ダイビング中の同伴ダイバーBのタンク3Bにトラブルが発生した場合、救助ダイバーAが有するエア供給チューブ4Aに第1の継ぎ手部11を接続し、要救助ダイバーBが有するエア供給チューブ4Bに第2の継ぎ手部12を接続することにより、アダプタ1を介してエア供給チューブ4A、4Bを通気的に接続することができる。従って、救助ダイバーAのタンク3A内のエアを、通気路F1を通じて要救助ダイバーBへ供給することができるとともに、このエアはレギュレータ装置5Bを介して、直接、Sレギュレータ521Bに供給されるから、要救助ダイバーBに対して安全、且、迅速にエアの供給を行うことができる。
一方、本発明の一実施形態に係るアダプタ1の遊動子20は、外装体10の貫通孔14において、軸方向a1に遊動可能に挿通されている。この構成によると、第1の継ぎ手部11にのみエア供給チューブ4Aを接続した場合、遊動子20は、第1の膨張部22が接触する安全弁41Aによって他端側に押し出される(L22<L23)から、接続されたエア供給チューブ4Aの安全弁41Aは開放されない(図7参照)。従って、上述した救助ダイバーのエア供給チューブ4Aと、要救助ダイバーBのエア供給チューブ4Bとの接続作業中に、タンク3A内のエアが不必要に漏出する不都合を回避できる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一実施形態に係るアダプタの正面図である。 図1に示したアダプタの左側面を拡大して示す図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 図2の4−4線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態に係るエア供給システムを模式的に示す斜視図である。 図5に示したエア供給システムにおいて接続部分の内部構造を示す一部断面図である。 本発明のもう一つ実施形態に係るエア供給システムにおいて、接続部分の内部構造を示す一部断面図である。
符号の説明
1 アダプタ
10 外装体
101、102 第1、第2の空隙
11、12 第1、第2の継ぎ手部
110、120 差込端面
14 貫通孔
20 遊動子
4(A、B) エア供給チューブ
5(A、B) レギュレータ装置
a1 外装体の軸方向
L10 外装体の長さ寸法
L20 遊動子の長さ寸法

Claims (3)

  1. 外装体と、遊動子とを含むスキューバ用エア供給アダプタであって、
    前記外装体は、筒状であって、一対の継ぎ手部と、貫通孔とを有しており、
    前記一対の継ぎ手部は、前記外装体の軸方向の両端に備えられており、
    前記貫通孔は、一対の内径拡大部を有し、前記外装体を軸方向に貫通しており、
    前記一対の内径拡大部は、前記貫通孔の中間部分の内径寸法より大きな内径寸法を有し、前記軸方向でみた前記貫通孔の両端において、前記継ぎ手部の端面に開口しており、
    前記遊動子は、棒状部と、一対の膨張部とを有し、前記外装体の軸方向に沿った長さ寸法より長い長さ寸法を有し、前記貫通孔に挿通されており、
    前記一対の膨張部は、
    前記貫通孔の中間部分の内径寸法より大きく、且、前記内径拡大部の内径寸法より小さい差渡し寸法を有し、前記軸方向でみた前記棒状部の両端において、前記内径拡大部に配置され、
    前記内径拡大部に配置された状態で、前記軸方向でみた前記内径拡大部との対向面間に生じる隙間の分だけ、前記遊動子を前記軸方向に沿って遊動させ、
    前記遊動子の外周面と、前記貫通孔の内周面との間には空隙がある、
    スキューバ用エア供給アダプタ。
  2. 請求項1に記載されたスキューバ用エア供給アダプタであって、前記一対の継ぎ手部は、スキューバ用レギュレータ装置が有する浮力制御ジャケットのエア供給チューブの端部に差込可能な外形形状を有している、
    スキューバ用エア供給アダプタ。
  3. レギュレータ装置と、スキューバ用エア供給アダプタとを有するエア供給システムであって、
    前記レギュレータ装置は、エア供給チューブを有し、
    前記スキューバ用エア供給アダプタは、請求項1又は2に記載されたものであり、前記エア供給チューブに着脱される、
    エア供給システム。
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