JP4651162B2 - 流量計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は間欠的に短時間で瞬間流量を測定し、測定した瞬間流量値から流体の通過量を積算して積算流量を求める流量計の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の流量計は瞬間流量を一定間隔毎で測定する。そのため、流体流路に圧力変動を生じる機器が配設されていると、圧力変動に伴う流量変動(脈動)の悪影響を受けて、知りたい平均的な瞬間流量の正確な値が得られないとか、ひいては正しい積算流量を得られないことがある。
【0003】
通常、流体の脈動があっても、ランダムに測定したと言えるほど多数回の瞬間測定を行って、その平均値をとることで脈動分を平均化できるが、脈動の周波数によっては、一定周期で行う瞬間流量の測定時期が流体の脈動に同期して、脈動分を平均化しようとしてもできなくて、大きな測定誤差を生じるという問題点があった。
【0004】
かかる欠点に対処するため、従来は流量計自体に圧力変動を軽減する機構を内蔵させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この圧力変動軽減機構は流量計のコストアップの要因となるという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、かかる特別な圧力変動軽減機構を設けることなく脈動の悪影響を排除できる流量計、特に定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計で、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計であって、
毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定を流体の脈動と同期していないと判定する流量計において、
前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が最も少ない測定周期での測定を、毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定とすることを特徴とする流量計である。
本発明では、流体の脈動に、測定時期が同期しているかいないかをそれぞれの測定周期毎にその測定結果から判定し、同期していないと判定した測定周期で測定を継続する。測定周期を複数種用意しているため、いずれかの測定周期が流体の脈動と同期しない。従って、同期していない状態を維持できる。
測定時期が流体の脈動と同期すると、毎回ほとんど同じ測定値が続くが、わずかに同期がずれると、測定値が徐々に変化する。そして、更に大きく同期状態からずれると、測定値は毎回大きく変動する。この発明は、測定値が毎回大きく変動する測定周期での測定が流体の脈動と同期していないと判定する。
さらに、前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大値(又は最小値)を得た測定から最小値(又は最大値)を得た測定までの測定回数が最も少ない測定周期での測定を選んで、毎回の測定結果が大きく変化すると判定し、流体の脈動に同期していないとするものである。こうして、脈動に同期していない測定周期を明確に特定する。
【0008】
請求項2の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計で、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計であって、
毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定を流体の脈動と同期していないと判定する流量計において、
前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が最も少ない測定周期での測定を、毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定とすることを特徴とする流量計である。
この発明では、流体の脈動と同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用するので、脈動の悪影響を受けないで、精度の良い測定ができる。
測定時期が流体の脈動と同期すると、毎回ほとんど同じ測定値が続くが、わずかに同期がずれると、測定値が徐々に変化する。そして、更に大きく同期状態からずれると、測定値は毎回大きく変動する。この発明は、測定値が毎回大きく変動する測定周期での測定が流体の脈動と同期していないと判定する。
さらに、前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大値(又は最小値)を得た測定から最小値(又は最大値)を得た測定までの測定回数が最も少ない測定周期での測定を選んで、毎回の測定結果が大きく変化すると判定し、流体の脈動に同期していないとするものである。こうして、脈動に同期していない測定周期を明確に特定する。
【0009】
請求項3の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が一定回数以下のとき、その測定周期での測定が流体の脈動と同期していないと判定することを特徴とする流量計である。
【0010】
請求項4の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が一定回数以下のとき、その測定周期での測定が流体の脈動と同期していないと判定することを特徴とする流量計である。
これらの発明では、それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大値(又は最小値)を得た測定から最小値(又は最大値)を得た測定までの測定回数が一定回数以下なら、その時点でその測定周期での測定が流体の脈動に同期していないと判定する。従って、全測定周期での測定を実行する必要がなく、判定に要するまでの時間が短くて済む。
また、前記一定回数以下の測定で最大値と最小値が検知できなかった場合は、流体の脈動に同期していると判定して、その時点で次の測定周期での測定に移るようにして、同期していない測定周期を効率よく探すようにしてもよい。
ところで、この種の流量計のように、定期的に測定した瞬間流量から通過量を積算して積算流量を求める流量計では、基本的に一定の測定周期で測定するように構成すると良い。その理由は、通過量=瞬間流量×測定周期という計算を毎回行うと、マイコンの処理が多くなって消費電流が大きくなるという不利があることなどによる。
このような不利を避けるには、基本的に一定周期と見なせる測定周期で測定すれば良い。つまり、測定周期の基点となる時期を知らせる点から一定範囲内の「時間」に瞬間流量を測定するようにし、その「時間」を適宜変化させると、測定間隔はその都度変化するが平均的に決められた一定の周期で測定を行っていると見なせる。
【0013】
請求項の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計で、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計である。
この発明を図1で説明する。時間間隔Tをおいて基点となる時点で基点信号を発生し、その基点から基本時間tの0倍、1倍、2倍、…n倍という遅延時間をおいて瞬間流量を測定する。こうすると、測定間隔(測定周期)はT+tとなる。ntは前記一定範囲内の時間とする。そして、基本時間tを何種類か用意することで複数の測定周期を実現する。
【0015】
請求項の発明は、請求項1乃至4のうち何れかに記載の流量計において、設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とするものである。
この発明を図1で説明する。時間間隔Tをおいて基点となる時点で基点信号を発生し、その基点から基本時間tの0倍、1倍、2倍、…n倍という遅延時間をおいて瞬間流量を測定する。こうすると、測定間隔(測定周期)はT+tとなる。ntは前記一定範囲内の時間とする。そして、基本時間tを何種類か用意することで複数の測定周期を実現する。
【0018】
請求項の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計である。
請求項8の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計である。
請求項9の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計である。
請求項10の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計である。
【0019】
請求項11の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計である。
【0022】
請求項12の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の流量計において、設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とするものである。
請求項11,12の発明は、何れも、請求項12の構成要件を具備している。
図2,図3は、これらの発明を説明する図で、基本周期としての時間間隔Tよりも短い測定周期を実現する。なお、図2では4tが、図3ではT’が一定時間に相当する。
選んだ測定周期によっては、複数の測定周期で流体の脈動に同期してしまうことが生じる。例えば測定周期が2.0秒と2.2秒であって、流体の脈動の周期が0.2秒であると、両方の測定周期で脈動に同期してしまう。
しかし、請求項13〜16の発明によれば、このような虞れがない測定周期を決められる。
【0024】
請求項13の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計である。
【0027】
請求項14の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の流量計において、測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とするものである。
【0028】
請求項15の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計である。
請求項16の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計である。
請求項17の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計である。
請求項18の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計である。
【0029】
請求項19の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計である。
【0032】
請求項20の発明は、請求項1乃至12の何れかに記載の流量計において、測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とするものである。
請求項17〜20の発明は、何れも、請求項20の構成要件を具備している。
この発明は測定周期を3種以上とする場合を想定していて、少なくとも1つの測定周期での測定が流体の脈動に同期しないようにすることで、より広い範囲の脈動周期に対処するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好ましい実施の形態を図面の実施例に従って説明する。
【0034】
図4に動作のタイミングを示す実施例では、測定の基本的周期は2秒で、前記基本時間を3種類、つまり実際の測定周期を3種類用意して順に使用するようにしている。また瞬間流量の測定と積算動作は同時に行わない。つまり、瞬間流量測定の周期は変化させるが、積算動作は常に2秒という一定周期で行う。
【0035】
ここでの積算動作は、単純に積算値に2秒×瞬間流量を加算するだけではなく、常に積算流量の表示値が滑らかに増加するように工夫しているが、この工夫自体は本発明とは直接関係しないので説明を省略する。
【0036】
図4で、積算動作の周期は2秒である。積算時点から0.5秒後が前記基点となる。この基点から遅延時間後に瞬間流量を測定し、測定値を次の積算動作に使用する。実施例ではこれらのタイミング制御は全てマイコンが行っている。その仕組みを図5(a)(b)で説明する。
【0037】
基本的な周期は同図(a)の0.5秒割込で作る。つまり、割込毎にカウント値を−1して、カウント値が3になったら、予め用意されている遅延時間をタイマにセットしてタイマをスタートさせる。そしてセットした遅延時間後にタイマ割込がかかる(同図(b))。
【0038】
ここでは、遅延時間に基本時間を加算する動作が行われる。この遅延時間は次回のタイマ動作に使用される。また、基本時間を加算した結果、遅延時間が1秒以上になると遅延時間を零に近いオフセット値に戻すようになっている。ここで零にしないのは、タイマに零をセットすることができないためであり、従って正確には前記基点は積算動作後、0.5秒+オフセット時間後となる。
【0039】
ところで、タイマ割込では遅延時間セット後に瞬間流量の測定が行われ、瞬間流量がセットされて終わる。前述のように遅延時間は1秒以上にはならないため、瞬間流量の測定は積算動作までに終了して、基本測定周期の2秒が維持できる。
【0040】
そして、0.5秒割込時、カウント値が零になると、カウント値は4に戻され、以後の時間管理継続に備えるとともに積算動作を行う。そしてその後、同期ありなしの判定を行う。実施例では測定の最大値(又は最小値)から最小値(又は最大値)までの測定回数、換言すればピークからピークまでの測定回数を監視し、その回数が一定回数以下なら脈動に同期していないと判定する。ピークからピークが規定の一定回数以内に検知できなかったときには、脈動に同期して測定が行われている可能性があるとして、遅延時間をオフセット時間とし、基本時間を別の時間にセットし直すことをする。こうすることで次回の測定からは別の測定周期となる。脈動に同期していないと判定されたときは、その測定周期で測定を継続する。
【0041】
こうすることで、同期現象を検知したときは同期しない測定周期に変えることが出来、また流体の脈動がない場合には、常に同期の可能性ありとして測定周期が変更され続けることになるが、そのために問題が生じることはない。
【0042】
【発明の効果】
本発明の流量計は上述のように構成されているので、流体の脈動の悪影響を受けないで正確な積算流量が測定でき、流量計の精度向上に寄与する。
【0043】
また、圧力変動を軽減するための特別な機構を流量計自体に備える必要がなく、マイコンのソフトで対処できるため、流量計のコスト低減に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイミングを説明する図である。
【図2】本発明のタイミングを説明する図である。
【図3】本発明のタイミングを説明する図である。
【図4】本発明の実施例の動作のタイミングを示す図である。
【図5】本発明の実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
T 時間間隔
t 基本時間

Claims (20)

  1. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計で、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計であって、
    毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定を流体の脈動と同期していないと判定する流量計において、
    前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が最も少ない測定周期での測定を、毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定とすることを特徴とする流量計。
  2. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計で、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計であって、
    毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定を流体の脈動と同期していないと判定する流量計において、
    前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が最も少ない測定周期での測定を、毎回の測定結果が大きく変化する測定周期での測定とすることを特徴とする流量計。
  3. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
    前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が一定回数以下のとき、その測定周期での測定が流体の脈動と同期していないと判定することを特徴とする流量計。
  4. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
    前記それぞれの測定周期での一定回数ずつの測定で、最大の測定値を得た測定から最小の測定値を得た測定までの測定回数、又は最小の測定値を得た測定から最大の測定値を得た測定までの測定回数が一定回数以下のとき、その測定周期での測定が流体の脈動と同期していないと判定することを特徴とする流量計。
  5. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
    毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
    設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計。
  6. 設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする請求項1乃至4のうち何れかに記載の流量計。
  7. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計。
  8. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間をある基本時間の0倍、1倍、2倍、…と決められた整数倍まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計。
  9. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計。
  10. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計。
  11. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
    毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
    設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする流量計。
  12. 設定された時間間隔で基点信号を発する基点信号発生機能と、前記基点信号から遅れて前記時間間隔より小さい遅延時間後に測定点信号を発する測定点信号発生機能とを有し、前記測定点毎に測定を行うとともに、
    前記遅延時間を、最初は一定回数からある基本時間の0倍を減じた時間、次は1倍を減じた時間、次は2倍を減じた時間、…と前記一定時間からある基本時間の決められた整数倍を減じた値まで毎回変化させるようにし、前記基本時間を複数種用いることで異なる複数の測定周期を用意することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の流量計。
  13. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
    毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
    測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計。
  14. 測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の流量計。
  15. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計。
  16. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が他の測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計。
  17. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定を継続する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計。
  18. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、測定結果からその測定が流体の脈動と同期しているかいないかを判定し、
    同期していないと判定した測定周期での測定結果を採用する流量計において、
    前記それぞれの測定周期で一定回数ずつ瞬間流量を測定してその一定回数分の平均値を求め、
    該平均値と、その直前に異なる測定周期で測定した一定回数分の平均値とを比較して、これらの平均値が連続してほとんど等しい値となったときにそれらの測定が流体の脈動と同期していないと判定し、
    測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計。
  19. 定期的に瞬間流量を測定し、その結果から流体の通過量を積算する流量計であって、
    瞬間流量の測定周期を複数種用意して、それぞれの測定周期で一定回数ずつ順に測定するとともに、
    毎回の測定結果が異なる測定周期にわたって変化が一定以下のときに、前記測定結果を採用する流量計において、
    測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする流量計。
  20. 測定周期が想定される流体の脈動の最小周期以上であって、かつ、一つの測定周期の整数分の1が、他の少なくとも一つの測定周期の整数分の1又はほぼ整数分の1にならないように測定周期を定めたことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載の流量計。
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