JP4649429B2 - 心拍測定システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、心拍測定システム及び方法に関するものであり、特に、ピークを有する波形信号を規格化する心拍測定システム及び方法に関する。
心拍鼓動の検出は、現在心電計で行われており、その所為は、もっぱら心電計の記録図形の観察に依存している。その内容は、記録図形の表面的観察に過ぎず、それを臨床医学の知見に基づいて解釈しているのが現状である。
この場合の「図形の観察」も、本質的に「不規則性の周期の心拍鼓動」を単発記録として観察し、医学的所見を加えて解釈しているに過ぎない。これは、観察者に「繰り返し」供給される「心臓情報」を単発記録としてしか取り扱わず、現代の機器分析の定法に遅れたものといわざるを得ない。すなわち、従来の分析機器においては、対象とする信号が周期性である場合は、信号を同期で合算し、また積算することにより、信号の確度を増し、またその強度を増進するのが定法である。それは、以後のフーリエ変換、波形解析等の手法による信号の高次処理を可能にする。このため「信号の合算と積算」は、機器分析において必須である。
しかしながら、該信号がその周期性に乱れをもつ場合は、簡単に合算も積算もなし得ないので、例えば心拍、すなわち心臓の鼓動や、機械の振動のように、準周期性ではあるが、その周期に乱れがある場合には、単純に合算も積算もなし得ず、そのため、信号の高次処理を施し得えないという問題がある。
他方、従来より、医師は心電図に表示された複数の波形から患者の健康を診断してきた。しかしながら、心電図に表示された複数の波形からどの波形に基づき健康を診断するかは医師による主観的な判断に委ねられている。この判断は医師にとって負担となるばかりでなく、医師の間でも診断結果に個人差が見られる。本発明は、心電図に表示された複数の波形からモデルとなる1つのPQRSTU信号を自動生成するものである。
上述のように、従来の分析機器では、信号が準周期性ではあるが、その周期に乱れがある場合には、単純に合算も積算もなし得ないため、信号の高次処理を施し得えないという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、準周期性の信号を合算・積算することができる心拍測定システム及び方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる心拍測定システムは、信号検出装置と、該信号検出装置と接続された信号処理装置と、該信号処理装置と接続された表示装置とを備えた心拍測定システムであって、前記信号検出装置は、測定対象から不規則性周期の心拍信号を検出する手段を有し、前記信号処理装置は、該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出する手段と、一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成する手段と、該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化する手段とを有し、前記表示装置は、前記信号処理装置で処理された該心拍信号を表示する手段を有するものである。このような構成により、準周期性の信号を規格化することができる。
上述の心拍測定システムにおける前記信号処理装置は、前記規格化後の結果を数化する手段をさらに有するようにしてもよい。これにより、従来見逃されがちであった信号の微細構造を顕現することができる。
上述の心拍測定システムにおける前記信号処理装置は、前記規格化後の全てのピーク値群の各ピークアドレスに相応する各ピーク値を各ピーク値毎に積算し、平均化する手段をさらに有するようにしてもよい。これにより、単発データの信号記録における誤算の介入を小さくすることができる。また、ピークのピーク値が規格化されているため、異なる信号の相互比較が可能となり、信頼性の高い指標とすることができる。
本発明にかかる心拍測定方法は、信号検出装置と、該信号検出装置と接続された信号処理装置と、該信号処理装置と接続された表示装置における心拍測定方法であって、測定対象から不規則性周期の心拍信号を検出する信号検出ステップと、該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出するステップと、一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成するステップと、該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化するステップとを有する信号処理ステップと、前記信号処理装置の該規格化後の結果を表示するステップを有する表示ステップとを備えたものである。このような方法により、準周期性の信号を規格化することができる。
上述の心拍測定方法における前記信号処理ステップは、前記規格化後の結果を数化するステップをさらに有するようにしてもよい。これにより、従来見逃されがちであった信号の微細構造を顕現することができる。
上述の心拍測定方法における前記信号処理ステップは、前記規格化後の全てのピーク値群の各ピークアドレスに相応する各ピーク値を各ピーク値毎に積算し、平均化するステップをさらに有するようにしてもよい。これにより、単発データの信号記録における誤算の介入を小さくすることができる。また、ピークのピーク値が規格化されているため、異なる信号の相互比較が可能となり、信頼性の高い指標とすることができる。
本発明により、準周期性の信号を合算・積算することができる心拍測定システム及び方法を提供することができる。
発明の実施の形態1.
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態1にかかる心拍測定システムの構成について説明する。この心拍測定システムは、図1に示すように、測定対象101、信号検出装置102、信号処理装置103、表示装置104、回線105及び回線106を備えている。信号検出装置102は、回線105を介して信号処理装置103に、信号処理装置103は、回線106を介して表示装置104に、それぞれ接続されている。
測定対象101は、信号検出装置102のセンサにより心拍が測定される対象であり、例えば人や動物である。信号検出装置102は、センサにより測定対象101の心拍信号を検出し、この心拍信号を回線105を介して信号処理装置103に送信する。信号検出装置102は、例えば心電計である。
信号処理装置103は、信号検出装置102から回線105を介して受信した心拍信号に関してピークアドレスの検出・一括取り込み、規格化、数化、及び積算・平均化を行い、それらの結果を回線106を介して表示装置104に送信する。信号処理装置103は、例えばサーバである。サーバとは、本システムの主体的な動作を行い、サーバ、コンピュータ等により構成される。ただし、物理的に単一である必要はなく、分散的に処理する構成としてもよい。
表示装置104は、信号処理装置103から回線106を介して受信した波形信号を表示するものであり、例えば、CRT、液晶ディスプレイ、プリンタ等の出力手段により構成される。回線105は、信号検出装置102から出力された波形信号を信号処理装置103に送信するためのものである。回線106は、信号処理装置103から出力された波形信号を表示装置104に送信するためのものである。
続いて、図2を用いて、本発明にかかる信号処理装置の構成について説明する。信号処理装置103は、コンピュータシステムにより構成され、CPU202、ROM203、RAM204により構成される制御部201、入力装置205、出力装置206、入出力制御回路207及び情報記憶部208を備えており、これらの構成要素は相互にシステムバスにより接続されている。
制御部201は、信号処理装置103としての動作を実現するための個々の演算処理を実行する。CPU202は、中央処理装置であり、ROM203に格納されたメインプログラムや、情報記憶部208よりRAM204等に展開されたアプリケーションプログラム、一時的に格納されたデータ等に基づき転送や演算処理を実行する。RAM204は、一時的にデータを格納する記憶部として機能する。
入力装置205は、例えばキーボードやマウス等のデータ入力デバイスである。この入力装置205により情報記憶部208へデータを入力できる。出力装置206は、LCDやCRT等の表示装置や印刷装置(プリンタ)である。入出力制御回路207は、信号検出装置102や表示装置104等の外部システムとの間でデータの入出力を実行するための制御を行う。
情報記憶部208は、本発明にかかる情報を格納する記憶手段(記憶部)であり、メモリやハードディスク等により構成される。本発明にかかる情報記憶部208は、心拍信号情報記憶部209、波形信号情報記憶部210及びプログラム情報記憶部211を備えている。
心拍信号情報記憶部209には、図3に示す心拍信号の情報が格納されている。波形信号情報記憶部210には、心拍信号の強度、時間幅、心拍信号を時間分割した後の各分割点、該各分割点に付与されたアドレス、連続する該アドレスを比較して大きいアドレスに対応する強度から小さいアドレスに対応する強度を減算した差分、心拍信号のピークアドレス、ピークアドレス情報P、ピークアドレス群情報Pk、最高強度Ik0、対数関数L、の情報が格納されている。
プログラム情報記憶部211には、ピークアドレス検出プログラム、ピークアドレス一括取り込みプログラム、強度規格化プログラム、強度数化プログラム、及び波形信号積算・平均化プログラムが格納されている。
続いて、図3及び図4を用いて、本発明にかかる心拍測定システムの処理について説明する。図3は、心拍信号を示している。同図において、縦軸は強度(単位:mV)を、横軸は時間(単位:秒)をそれぞれ示している。図4は、波形信号を示している。同図における縦軸と横軸の説明は、図3と同様のため、説明を省略する。同図において、P、Q、R,S,T及びUはピークを、Mは時間幅を、D1、D2及びD3は分割点をそれぞれ示している。
信号検出装置102のセンサが、測定対象の心拍を受信する。この測定対象の心拍を受信した信号検出装置102は、測定対象の心拍を信号化し、信号化した心拍信号を信号処理装置103に送信する。
信号処理装置103は、心拍信号に関してプログラム情報記憶部211に格納されたピークアドレス検出プログラムを実行する。この実行により、波形信号のピークアドレスが検出される。ピークアドレス検出プログラムの処理の説明については、後述する。
信号処理装置103は、プログラム情報記憶部211に格納されたピークアドレス一括取り込みプログラムを実行する。この実行により、一つ若しくは複数のピークアドレスを有するピークアドレス群情報Pが作成される。ピークアドレス一括取り込みプログラムの処理の説明については、後述する。
信号処理装置103は、プログラム情報記憶部211に格納された強度規格化プログラムを実行する。この実行により、ピークアドレス群情報Pに属するピークアドレスの強度が規格化される。強度規格化プログラムの処理の説明については、後述する。
信号処理装置103は、プログラム情報記憶部211に格納された強度数化プログラムを実行する。この実行により、規格化されたピークアドレス群情報Pkに属するピークアドレスの強度が数化される。強度数化プログラムの処理の説明については、後述する。
信号処理装置103は、プログラム情報記憶部211に格納された波形信号積算・平均化プログラムを実行する。この実行により、ピークアドレス群情報Pに属するピークアドレスに対応する波形信号が積算・平均化される。波形信号積算・平均化プログラムの処理の説明については、後述する。
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、ピークアドレス検出プログラムの処理について説明する。信号検出装置102は、測定対象101の動作を受容し、心拍鼓動を検出する(S501)。信号検出装置102は、この心拍鼓動を波形信号として受信する(S502)。信号処理装置103は、この波形信号を時間幅Mで時間分割し、波形信号が終了するまで時間分割された各分割点にアドレスを付与する(S503)。ここで、アドレスは1から順番に1を加算しながら付与していく(S503)。
アドレス(i+1)の強度からアドレスiの強度を減算した結果が正の数となるアドレスiを検出する(S505、S506)。このアドレスiに1を加算していき、アドレス(i+1)の強度からアドレスiの強度を減算した結果が負の数となるアドレスiを検出する(S507、S508)。又は、アドレス(i+1)の強度からアドレスiの強度を減算した結果が負の数となるアドレスiを検出する(S505、S511)。このアドレスiに1を加算していき、アドレス(i+1)の強度からアドレスiの強度を減算した結果が正の数となるアドレスiを検出する(S512、S513)。これらのアドレスiをピークアドレスとして検出し、波形信号情報記憶部210に格納されたピークアドレス情報Pに格納する(S509)。波形信号が終了するまで、このような処理を繰り返し行い、波形信号が終了した場合には、ピークアドレス検出プログラムの処理は終了する(S510)。ピークアドレス検出プログラムの処理が終了すると、ピークアドレス情報Pには波形信号のすべてのピークアドレスが格納される。
同図に示すフローチャートにおいては、次のような考えに基づいて処理が行われている。まず、隣り合う分割点の強度の差分を考える。もし、信号がない場合は、差分はゼロである。それが、もし信号が起こった場合は、アドレス(i+1)の強度から、アドレスiの強度を引いた差分はプラス又はマイナスの値を示す。差分がプラスの場合、この差分はしばらくプラスであり、しばらくして信号のピークが終わるとマイナスとなり、ついに再びゼロになる。又、差分がマイナスの場合、この差分はしばらくマイナスであり、しばらくして信号のピークが終わるとプラスとなり、ついに再びゼロになる。
続いて、図6に示すフローチャートを用いて、ピークアドレス一括取り込みプログラムの処理について説明する。ピークアドレス一括取り込みプログラムは、ピークアドレス情報Pの先頭からピークアドレスを6個づつ取り出し、ピークアドレス群情報Pに格納していく(S601〜S606)。すなわち、ピークアドレス6個を1群としてピークアドレス群情報Pに格納していく。ここで、ピークアドレス6個を1群としたのは、心電計の記録に表示される「心拍信号」のピークは、P、Q、R、S、T及びUと命名されており、このような6個のピークが繰り返し表示されることが知られているからである。波形信号が終了するまで、このような処理を繰り返し行い、ピークアドレス情報が終了した場合には、ピークアドレス一括取り込みプログラムは終了する(S607)。このピークアドレス一括取り込みプログラムが終了すると、ピークアドレス6個を1群としてピークアドレス群情報Pが作成される。
同図に示すフローチャートにおいては、次のような考えに基づいて処理が行われている。周期に乱れがあったとしても、準周期的に類似形状の信号を受容する場合を対象にし、こうした信号は準周期的に受容されるはずであるため、それらをすべて収録している。ここで対象とする信号は、必ずしも単一のピークの信号ではなく、いくつかのピークが重畳したピーク群であるものとする。単一のピークの信号はこの群が単一の特別な場合であると考えてよい。
続いて、図7に示すフローチャートを用いて、強度規格化プログラムの処理について説明する。強度規格化プログラムは、波形信号とピークアドレス群情報Pkを参照して、各ピークアドレス群情報Pkの中で最高の強度を検出し、波形信号情報記憶部210に格納された最高強度Ik0に格納していく(S701〜S703)。波形信号とピークアドレス群情報Pkを参照して、ピークアドレス群情報Pkに属するすべてのピークアドレスの強度を除算し、その結果をピークアドレス群情報Pkに属するすべてのピークアドレスの強度に上書きしていく(S704)。ピークアドレス群情報Pkが終了した場合には、強度規格化プログラムは終了する(S705)。この強度規格化プログラムの処理が終了すると、ピークアドレスの強度はピークアドレス群情報Pkの中での最高強度Ik0で規格化される。
同図に示すフローチャートにおいては、次のような考えに基づいて処理が行われている。各ピークアドレス群情報のそれぞれについて、所属ピークのうちの最高強度Ik0すなわち最高峯の高さを1とし、各所属ピークの強度を最高強度Ik0で除算することにより、各ピークアドレスの強度を最高強度1として規格化する。すなわち、ここで、ピークアドレス群情報Pkの中で強度が最高の峯(ピーク)の強度をIk0とする。各ピークの強度をk0で除算し、規格化する。そうすると、全信号は、ピークアドレス群情報内で最高強度の峯の強度(=1)で規格化されたことになる。P、Q、R、S、T、Uの6個のピークに対応してピークアドレス群情報内の峯の番号を1・・・6とし、その規格化後の強度は、峯の集合であるピークアドレス群情報k とすると、Pk kl 、I k2 、I k3 、I k4 、I k5 、I k6 で表される。ここでkは取り込まれた信号群の番号である。かくて準不規則な周期で出現する信号群はk=1、2、3…と番号づけされ、ピークアドレス群情報Pkがkの順に並ぶことになる。
続いて、図8に示すフローチャートを用いて、強度数化プログラムの処理について説明する。強度数化プログラムは、波形信号とピークアドレス群情報Pkを参照して、ピークアドレス群情報Pkに属するすべてのピークアドレスの強度対数をとり、その結果を波形信号の強度に上書きしていく(S801〜S803)。ここで、波形信号情報記憶部210に格納された対数関数Lを使用して対数がとられる。ピークアドレス群情報Pkが終了するまで、このような処理を繰り返し行い、ピークアドレス群情報Pkが終了した場合には、強度規格化プログラムは終了する(S804)。この強度規格化プログラムの処理が終了すると、ピークアドレスの強度は数化されたことになる。
同図に示すフローチャートにおいては、次のような考えに基づいて処理が行われている。規格化された各信号の強度 kl 、I k2 、I k3 、I k4 、I k5 、I k6 数を求めて表示すれば、規格化され、かつ、集積された各ピークの強度 kl 、I k2 、I k3 、I k4 、I k5 、I k6 数表示が得られる。その数表示のグラフは、これまで作ることができなかった不規則性周期信号の強度の数表現になる。
続いて、図9に示すフローチャートを用いて、波形信号積算・平均化プログラムの処理について説明する。波形信号積算・平均化プログラムは、波形信号とピークアドレス群情報Pを参照して、すべてのピークアドレス群情報Pに属するピークアドレスの強度6個をそれぞれ加算し、ピークアドレス強度モデルVに格納する(S901〜S904)。ピークアドレス強度Vの強度をkで除算し波形信号情報記憶部210に格納されたピークアドレス強度モデルVに格納する(S905)。この波形信号積算・平均化プログラムの処理が終了すると、すべてのピークアドレス群情報Pが形成する波形信号が平均化されたことになる。これは、P、Q、R、S、T及びUのピークアドレスが形成する波形信号のモデルとなる。
同図に示すフローチャートにおいては、次のような考えに基づいて処理が行われている。k個のピークアドレス群情報を重ね、積算することができる。これは全集積信号の積算であり、各信号は積算に基づいて強度が増進されるはずである。各信号峯のそれぞれは有意の微細構造をもっている。従来は単発の記録を見る限りでは、信号強度が微弱であるために記録上に顕現されないという問題があった。本発明により、規格化された信号が加算・積算され得ることとなり、従来見逃されがちであった信号の微細構造は、顕現化されることになったといえる。これは、信号源の微細構造が捕捉され得るに至ったことになり、本発明の貢献である。
このような一連の処理により、信号の主体にうずもれている微細・微少な副次的信号の顕在化に有効である。この副次的信号は、信号源の微細構造に対応するものである。本発明により、不規則周期性の信号が集積され、積算されると、単発でなく、多数の信号が合算、平均化される。その結果は強度の高い信号に付随した微弱強度の信号まで、増進された確度、精度をもって検討対象となることが期待される。計測記録結果を指数表示で示せばそれは一層有効であると考えられる。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明にかかる心拍測定システムの構成図である。 本発明にかかる信号処理装置の機能ブロック図である。 本発明にかかる心拍信号を示す波形図である。 本発明にかかる波形信号を示す波形図である。 本発明にかかるピークアドレス検出プログラムのフローチャートである。 本発明にかかるピークアドレス一括取り込みプログラムのフローチャートである。 本発明にかかる強度規格化プログラムのフローチャートである。 本発明にかかる強度数化プログラムのフローチャートである。 本発明にかかる波形信号積算・平均化プログラムのフローチャートである。
符号の説明
101 測定対象
102 信号検出装置
103 信号処理装置
104 表示装置

Claims (4)

  1. 信号検出装置と、該信号検出装置と接続された信号処理装置と、該信号処理装置と接続された表示装置とを備えた心拍測定システムであって、
    前記信号検出装置は、測定対象から不規則性周期の心拍信号を検出する手段を有し、
    前記信号処理装置は、該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出する手段と、一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成する手段と、該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化する手段と、前記規格化後の結果を対数化する手段とを有し、
    前記表示装置は、前記信号処理装置で処理された結果を表示する手段を有することを特徴とする心拍測定システム。
  2. 信号検出装置と、該信号検出装置と接続された信号処理装置と、該信号処理装置と接続された表示装置とを備えた心拍測定システムであって、
    前記信号検出装置は、測定対象から不規則性周期の心拍信号を検出する手段を有し、
    前記信号処理装置は、該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出する手段と、一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成する手段と、該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化する手段と、前記規格化後の全てのピーク値群の各ピークアドレスに相応する各ピーク値を各ピーク値毎に積算し、平均化する手段と、
    前記表示装置は、前記信号処理装置で処理された結果を表示する手段を有することを特徴とする心拍測定システム。
  3. 信号検出装置と、該信号検出装置と接続された信号処理装置と、該信号処理装置と接続された表示装置における心拍測定方法であって、
    測定対象から不規則性周期の心拍信号を検出する信号検出ステップと、
    該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出するステップと、
    一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成するステップと、
    該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化するステップと、
    前記規格化後の結果を対数化するステップとを有する信号処理ステップと、
    前記信号処理装置で処理された結果を表示するステップを有する表示ステップとを備えたことを特徴とする心拍測定方法
  4. 信号検出装置と、該信号検出装置と接続された信号処理装置と、該信号処理装置と接続された表示装置における心拍測定方法であって、
    測定対象から不規則性周期の心拍信号を検出する信号検出ステップと、
    該心拍信号を時間分割し、時間分割して得られた該心拍信号の連続する信号を比較し、比較した結果から該心拍信号のピーク値を検出するステップと、
    一つ若しくは複数の該ピーク値を有する該心拍信号の心拍単位のピーク値群を生成するステップと、
    該ピーク値群の最大の該ピーク値で該ピーク値群の該各ピーク値を除算することにより、該ピーク値群の該各ピーク値を規格化するステップと、
    前記規格化後の全てのピーク値群の各ピークアドレスに相応する各ピーク値を各ピーク値毎に積算し、平均化するステップとを有する信号処理ステップと、
    前記信号処理装置で処理された結果を表示するステップを有する表示ステップとを備えたことを特徴とする心拍測定方法。
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