JP4649029B2 - スプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法とスプリンクラーヘッド取付用配管構造 - Google Patents

スプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法とスプリンクラーヘッド取付用配管構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法とスプリンクラーヘッド取付用配管構造に係り、詳しくは、火災発生時にスプリンクラーヘッドから放出する消火用水を給水するために配管されるスプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法とスプリンクラーヘッド取付用配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、火災発生時にスプリンクラーヘッドから放出する消火用水を給水するスプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法と取付用配管構造として、特開平4−5971号公報に記載の技術が提案されている。これは、図9に示すように、給水用主管100に所定間隔を隔てて接続されたT型管継手(以下、ティという)101にニップル102を接続し、このニップル102にティ103を介して給水用補助配管104を接続する。つぎに、ティ105を補助配管104に所定の間隔を隔てて組込み、さらにティ105にニップル106を介して、図10および図11に示している五方口継手109の吸込口107を接続する。
【0003】
五方口継手109は、吸込口107と十字状に形成された4個の排出口108とを備えており、この五方口継手109の4個の排出口108に、可撓管110とエルボ111を介してスプリンクラーヘッド112を接続してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の技術では、給水用補助配管104の下側にのびるニップル106を介して五方口継手109を接続しなければならないので、給水用補助配管104の下側にニップル106が占める高さ方向の空間、つまりニップル106の長さに略相当する高さ方向の大きい空間が必要になる。このため、天井裏空間の高さが低い建物の天井にスプリンクラーヘッド112を配設固定する場合のスプリンクラーヘッド取付用配管の施工が困難になる。また、天井を有していない駐車場などの建物において、建物躯体に吊り金具を介して吊下した可撓管110に、スプリンクラーヘッド112を接続して配設する工法では、給水用補助配管104からニップル106が下向きに突出することになるので、駐車場の使用者に圧迫感を与える。さらに、五方口継手109の4個の排出口108には、内面が凹凸で圧力損失の大きい可撓管110が接続され、この可撓管110にエルボ111を介してスプリンクラーヘッド112が接続されている。しかし、五方口継手109からスプリンクラーヘッド112までの距離が短く、可撓管110が短寸である場合にはそれほど大きいな問題にならないが、五方口継手109からスプリンクラーヘッド112までの距離が長く、可撓管110が長寸になると、圧力損失が著しく大きくなるため、長寸の可撓管110に接続されているスプリンクラーヘッド112からの放水量および水圧が低下して、均等な放水が妨げられる欠点を有している。
【0005】
そこで、本発明は、天井裏空間の高さが低い建物であっても、施工が容易になされ、天井を有していない建物では、使用者に与える圧迫感をなくすことができるとともに、使用される可撓管の長さを短縮することで、圧力損失に伴う放水量および水圧の低下を回避して、均等な放水を得ることができるスプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法とスプリンクラーヘッド取付用配管構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系を構成し、前記ヘッダーの排出口のいずれかには可撓管を、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管を接続し、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管を分岐接続するとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドを接続することを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明は、配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系を構成し、前記ヘッダーの排出口のうち余剰の排出口を除いて、いずれかの排出口には可撓管を、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管を接続し、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管を分岐接続するとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドを接続し、前記余剰の排出口は閉塞することを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系が構成され、前記ヘッダーの排出口のいずれかには可撓管が、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも圧力損失の小さい管が接続され、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管が分岐接続されているとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドが接続されていることを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系が構成され、前記ヘッダーの排出口のうち余剰の排出口を除いて、いずれかの排出口には可撓管が、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管が接続され、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管が分岐接続されているとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドが接続され、前記余剰の排出口は閉塞されていることを特徴としている。
【0010】
請求項1または請求項3に記載の発明によれば、配水本管とともにループ状の配水系を構成しているヘッダーそれぞれの排出口に、可撓管と圧力損失の小さい管または可撓管を介してスプリンクラーヘッドが接続されるので、ループ状の配水系の下側に高さ方向の大きい空間を占める配管部材は存在しない。このため、天井裏空間の高さが低い建物の天井にスプリンクラーヘッドを配設固定する場合のスプリンクラーヘッド取付用配管の施工が容易になる。また、天井を有していない建物において、建物躯体に吊り金具を介して吊下した可撓管に、スプリンクラーヘッドを接続して配設する工法でも、ループ状の配水系の下側に高さ方向の大きい空間を占める配管部材が存在しないことによって、使用者に圧迫感を与えることはない。さらに、ヘッダーの排出口からスプリンクラーヘッドまでの距離が短い場合には、短寸の可撓管でスプリンクラーヘッドを接続し、ヘッダーの排出口からスプリンクラーヘッドまでの距離が長い場合には、ヘッダーの排出口に圧力損失の小さい管を接続することにより、スプリンクラーヘッドに接続される可撓管の長さを短縮することができる。つまり、ヘッダーの排出口からスプリンクラーヘッドまでの距離の長短を問わず、スプリンクラーヘッドに接続される可撓管の長さを短縮できるので、スプリンクラーヘッドからの放水量および水圧の低下を抑えることができる。
【0011】
請求項2または請求項4に記載の発明によれば、請求項1または請求項3に記載の発明の作用に併せて、可撓管と圧力損失の小さい管の両者の少なくともいずれか一方が接続されていない余剰の排出口が閉塞されることにより、スプリンクラーヘッドの数がヘッダーに設けられている排出口の個数に対応する基準数量よりも少ない場合の放水にも対応できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るスプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法によって施工されたスプリンクラーヘッド取付用配管構造の一実施の形態を示す全体平面図であり、この図において、スプリンクラーヘッド取付用配管構造1は、所定長さを有する複数の配水本管2,2…(前記従来の給水用主管100あるいは給水用補助配管104に相当する)と、これら配水本管2,2…の間に直列接続される複数のヘッダー3,3…とで水平ループ状の配水系4が構成されている。この配水系4は、口の字状の主配水系40と、この主配水系40の互いに対向する二辺に架け渡されてこれら二辺を連通させる二つの補助配水系41,41とからなる多重ループ状に構成されており、主配水系40を構成している配水本管2に対する補助配水系41,41の両端部に在る配水本管2の接続は、水平方向の軸線を有するティ7を介してなされている。また、主配水系40を構成している適所の配水本管2に給水本管5の下流側が接続されて、この給水本管5の上流側は消火用水圧送ポンプ6の吐出口に接続されている。
【0013】
図2に示すように、ヘッダー3は、軸方向の両端部に設けた雌ネジ孔によってなる配水本管接続口30,30と、これら配水本管接続口30,30よりも小径の雌ネジ孔によってなる6個の排出口31〜36を備え、排出口31と32、33と34および35と36は、配水本管接続口30,30の中心を通る軸線Cに所定の間隔を隔てて水平に直交する軸線C1を中心にして互いに対向する位置に設けられている。そして、一方の配水本管接続口30に一方の配水本管2の一端部に設けた雄ねじ部2Aを螺合し、他方の配水本管接続口30に他方の配水本管2の他端部に設けた雄ねじ部2Bを螺合することによって、配水本管2,2…の間に複数のヘッダー3,3…が水平かつ直列に接続される。
【0014】
図3に示すように、ヘッダー3における排出口31と32および35と36には、水平軸線を有するニップル8を介して所定長さの可撓管9の基端部が接続され、これら可撓管9の先端部にはエルボ16を介してスプリンクラーヘッド10が下向きに接続される。また、排出口33と34には、内面に凹凸がなく圧力損失の小さい比較的長寸の管11(例えば鋼管等、実施態様では水平直管にしている)の基端部が接続され、これら圧力損失の小さい管11の先端部には、水平軸線を有するティ12とニップル8を介して(つまり、水平方向に分岐接続させる管継手を介して)所定長さの2本の可撓管13,13が分岐接続され、これら可撓管13,13それぞれの先端部にはエルボ16を介してスプリンクラーヘッド10が下向きに接続される。
【0015】
図4に示すように、可撓管9の基端部に袋ナット14を挿通したのち径外方向に張出す係止フランジ9Aを形成して、袋ナット14が可撓管9の基端部から離脱するのを防止し、係止フランジ9Aよりも基端側にシールリング15を外嵌しておく。つぎに、排出口31と32、35と36にニップル8における一端部の雄ネジ8Aを螺合して、排出口31と32、35と36のそれぞれにニップル8を接続する。ついで、可撓管9の基端側をニップル8の他端部に挿入し、かつ袋ナット14の雌ネジ部14Aをニップル8における他端部の雄ネジ8Bに螺合して、ニップル8の他端面と袋ナット14の間にシールリング15と係止フランジ9Aとを挟着することにより、ヘッダー3の排出口31と32および35と36に可撓管9を水密に接続することができる。
【0016】
一方、図5に示すように、排出口33と34に圧力損失の小さい管11における基端部の雄ネジ11Aを螺合することにより、排出口33と34に圧力損失の小さい管11を接続することができる。また、圧力損失の小さい管11における先端部の雄ネジ11Bにティ12の入口の雌ネジ部12Aを螺合して圧力損失の小さい管11にティ12を接続する。つぎに、2本の可撓管13,13の基端部に袋ナット14を挿通したのち径外方向に張出す係止フランジ13Aを形成して、袋ナット14が可撓管13の基端部から離脱するのを防止し、係止フランジ13Aよりも基端側にシールリング15を外嵌しておく。ついで、ティ12の二つの出口の雌ネジ部12B,12Bにニップル8における一端部の雄ネジ8Aを螺合して、ティ12の二つの出口の雌ネジ部12B,12Bのそれぞれにニップル8を接続する。さらに、可撓管13の基端側をニップル8の他端部に挿入し、かつ袋ナット14の雌ネジ部14Aをニップル8における他端部の雄ネジ8Bに螺合して、ニップル8の他端面と袋ナット14の間にシールリング15と係止フランジ13Aとを挟着することにより、圧力損失の小さい管11の先端部にティ12およびニップル8を介して2本の可撓管13,13を水密に分岐接続することができる。
【0017】
他方、図6に示すように、可撓管9、13の先端部に袋ナット14を挿通したのち径外方向に張出す係止フランジ9A、13Aを形成して、袋ナット14が可撓管9、13の先端部から離脱するのを防止し、係止フランジ9A、13Aよりも先端側にシールリング15を外嵌しておく。つぎに、エルボ16の入口の雌ネジ部16Aにニップル8における他端部の雄ネジ8Bを螺合して、エルボ16の入口にニップル8を接続する。ついで、可撓管9、13の先端側をニップル8の一端部に挿入し、かつ袋ナット14の雌ネジ部14Aをニップル8における一端部の雄ネジ8Aに螺合して、ニップル8の一端面と袋ナット14の間にシールリング15と係止フランジ9A、13Aとを挟着することにより、可撓管9、13それぞれの先端部にニップル8を介してエルボ16を水密に接続することができ、このエルボ16の下向きの出口にスプリンクラーヘッド10が接続される。
【0018】
前記構成のように、所定長さを有する複数の配水本管2,2…と、これら配水本管2,2…の間に直列接続される複数のヘッダー3,3…とで水平多重ループ状の配水系4を構成し、この水平多重ループ状の配水系4の構成部材である複数のヘッダー3,3…に設けた水平方向の排出口31〜36に、可撓管13と圧力損失の小さい管11または可撓管9を介してスプリンクラーヘッド10を接続してあるので、水平多重ループ状の配水系4の下側に高さ方向の大きい空間を占める配管部材は存在しない。このため、スプリンクラーヘッド10を建物の天井に配設固定する場合、たとえ天井裏空間の高さが低い建物であっても、スプリンクラーヘッド取付用配管1の施工が容易になる。また、天井を有していない駐車場などの建物において、建物躯体に吊り金具(図示省略)を介して吊下した可撓管9、13に、スプリンクラーヘッド10を接続して配設する場合でも、水平多重ループ状の配水系4の下側に高さ方向の大きい空間を占める配管部材が存在しないことによって、使用者に圧迫感を与えることはない。
【0019】
一方、ヘッダー3の排出口31と34および35と36からスプリンクラーヘッド10までの距離が短い場合には、短寸の可撓管9でスプリンクラーヘッド10を接続し、ヘッダー3の排出口33,34からスプリンクラーヘッド10までの距離が長い場合には、ヘッダー3の排出口33,34に圧力損失の小さい管11を接続することにより、スプリンクラーヘッド10に接続される可撓管13の長さを短縮することができるので、ヘッダー3の排出口31〜36からスプリンクラーヘッド10までの距離の長短を問わず、スプリンクラーヘッド10に接続される可撓管9、13の長さを短縮し、スプリンクラーヘッド10からの放水量および水圧の低下を抑えて均等な放水を行うことができる。
【0020】
図1に示すスプリンクラーヘッド取付用配管構造1では、多数のヘッダー3のそれぞれに8個のスプリンクラーヘッド10を接続した基準接続パターンが大部分を占めているものの、たとえば二点鎖線Aで囲まれた領域に在るヘッダー3のように、6個のスプリンクラーヘッド10が接続された補助接続パターンが存在し、この補助接続パターンと前記基準接続パターンとの両者によって、建物の内部に対して均等に放水できるようになっている。このような補助接続パターンが存在するスプリンクラーヘッド取付用配管構造1において、ヘッダー3に6個のスプリンクラーヘッド10が接続される補助接続パターンでは、図7に示すように、一方の圧力損失の小さい管11が接続されていない余剰の排出口34をプラグ17によって閉塞すればよい。これにより、スプリンクラーヘッド10の数がヘッダー3に設けられている排出口31〜36の個数(6個)に対応する基準数量(8個)よりも少ない場合の放水にも対応できる。
【0021】
前記実施の形態では、6個の排出口31〜36を備えたヘッダー3を使用しているが、6個以上の排出口31〜36を備えたヘッダー3であってもよい。また、水平ループ状の配水系4を主配水系40と二つの補助配水系41,41とからなる多重ループ状に構成しているが、補助配水系41の数は、一つまたは三つ以上であってもよい。逆に、放水面積が小さい建物であれば、補助配水系41を省略して、主配水系40のみでループ状の配水系4を構成してもよい。さらに、ヘッダー3の排出口31〜36を雌ネジ孔によって構成しているが、図8のように、外周に雄ネジ部3Aを設けた排出口31〜36であってもよい。このような排出口31〜36であれば、可撓管9の接続時にニップル8の使用を省略することができる。ただし、圧力損失の小さい管11の接続時には、圧力損失の小さい管11の基端部にフランジを形成するとともに、シールリングと、雄ネジ部3Aに螺合する袋ナットが別途必要になる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は構成されているので、以下のような格別の効果を奏する。
【0023】
請求項1または請求項3に記載の発明によれば、ループ状の配水系の下側に高さ方向の大きい空間を占める配管部材が存在しないので、天井裏空間の高さが低い建物の天井にスプリンクラーヘッドを配設固定する場合のスプリンクラーヘッド取付用配管の施工が容易になる。また、天井を有していない建物において、建物躯体に吊り金具を介して吊下した可撓管に、スプリンクラーヘッドを接続して配設する工法でも、使用者に圧迫感を与えることはない。さらに、ヘッダーの排出口からスプリンクラーヘッドまでの距離の長短を問わず、スプリンクラーヘッドに接続される可撓管の長さを短縮できるので、スプリンクラーヘッドからの放水量および水圧の低下を抑えることができる。
【0024】
また、請求項2または請求項4に記載の発明によれば、前記請求項1または請求項3に記載の発明が奏する効果に加えて、可撓管と圧力損失の小さい管の両者の少なくともいずれか一方が接続されていない余剰の排出口が閉塞されることにより、スプリンクラーヘッドの数がヘッダーに設けられている排出口の個数に対応する基準数量よりも少ない場合の放水にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスプリンクラーヘッド取付用配管構造の一実施の形態を示す全体平面図である。
【図2】 ヘッダーの一例を拡大して示す横断平面図である。
【図3】 ヘッダーからスプリンクラーヘッドまでの配管例を示す拡大平面図である。
【図4】 ヘッダーの排出口に対する可撓管の接続構造の一例を示す拡大横断平面図である。
【図5】 ヘッダーの排出口に圧力損失の小さい管を介して可撓管を接続する構造の一例を示す拡大横断平面図である。
【図6】 可撓管の出口に対するエルボの接続構造の一例を示す拡大縦断面図である。
【図7】 余剰の排出口の閉塞構造の一例を示す拡大平面図である。
【図8】 排出口の変形例を拡大して示す平面図である。
【図9】 従来例の斜視図である。
【図10】 五方口継手の拡大平面図である。
【図11】 図10の半截正面図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラーヘッド取付用配管構造
2 配水本管
3 ヘッダー
4 ループ状の配水系
9 ヘッダーの排出口に接続される可撓管
10 スプリンクラーヘッド
11 圧力損失の小さい管
13 圧力損失の小さい管に接続される可撓管
31 ヘッダーの排出口
32 ヘッダーの排出口
33 ヘッダーの排出口
34 ヘッダーの排出口または余剰の排出口
35 ヘッダーの排出口
36 ヘッダーの排出口

Claims (4)

  1. 配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系を構成し、前記ヘッダーの排出口のいずれかには可撓管を、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管を接続し、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管を分岐接続するとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドを接続することを特徴とするスプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法。
  2. 配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系を構成し、前記ヘッダーの排出口のうち余剰の排出口を除いて、いずれかの排出口には可撓管を、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管を接続し、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管を分岐接続するとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドを接続し、前記余剰の排出口は閉塞することを特徴とするスプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法。
  3. 配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系が構成され、前記ヘッダーの排出口のいずれかには可撓管が、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管が接続され、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管が分岐接続されているとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドが接続されていることを特徴とするスプリンクラーヘッド取付用配管構造。
  4. 配水本管と、該配水本管に所定の間隔を隔てて接続されかつ少なくとも6個以上の排出口を設けたヘッダーとで、ループ状の配水系が構成され、前記ヘッダーの排出口のうち余剰の排出口を除いて、いずれかの排出口には可撓管が、他の排出口には圧力損失が前記可撓管の圧力損失よりも小さい管が接続され、この圧力損失の小さい管に、複数の可撓管を水平方向に分岐接続させる管継手を介して、複数の可撓管が分岐接続されているとともに、これらの可撓管と前記ヘッダーの排出口に接続された可撓管にスプリンクラーヘッドが接続され、前記余剰の排出口は閉塞されていることを特徴とするスプリンクラーヘッド取付用配管構造。
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JPH07114819B2 (ja) * 1990-04-23 1995-12-13 五十鈴工業株式会社 スプリンクラーヘッド取付用配管の施工方法とスプリンクラーヘッド取付用配管構造
JPH10314332A (ja) * 1997-05-16 1998-12-02 Yamato Protec Co スプリンクラー消火配管

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