JP4648607B2 - 毛髪化粧料、及び、毛髪処理方法 - Google Patents

毛髪化粧料、及び、毛髪処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーマネント処理と染色処理とを行う毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーマネント処理、いわゆる、「パーマ」(同様の薬剤を用いてウエーブヘアやくせ毛、縮毛をスタイルのおさまり感の高いストレートヘア(スタイル付与効果)にする「ストレートパーマ」を含む)とカラーリング(染色)との両方の処理を行うことを求められることがしばしばある。
【0003】
その際、それぞれの処理の実施、すなわち、パーマ後にカラーリング、あるいは、カラーリング後にパーマを実施した場合、必要となる時間が非常に長くなり、被施術者への時間的な負担が大きくなる。
【0004】
しかもその際、ウェーブ効果は充分であるものの染色効果が低く、色がくすむ、思い通りの染色仕上がりがでない、あるいは、良好な染色結果が得られるものの、ウェーブがだれてしまったり、ウェーブの耐久性が劣るといった問題があった。
【0005】
ここで特開平2−76807号(特許文献1)では、メルカプト化合物、亜硫酸塩、重亜硫酸塩等を含む組成物と、水溶性タール色素等を含む組成物とを混和して用いることが記載されている。なお、この技術ではその後、所望により酸化物を有する組成物で処理する。
【0006】
また、特開2001−213741公報(特許文献2)記載の技術は、ストレートパーマとヘアカラー処理との組み合わせに関し、毛髪を縮毛矯正剤で縮毛矯正処理し、ついで、該毛髪を毛髪化粧料(酸化染毛剤、酸性染毛料、塩基性染毛料)で染毛処理する。さらに該毛髪を毛髪処理剤(酸、カチオン化ポリマー、溶剤、アミノ酸及び/もしくは蛋白加水分解物を含む)で処理し、その後、フラット式アイロンで加温しながらプレスするものである。
【0007】
しかしながら、この特許文献1記載の技術で得られるウェーブは良好であるものその染色結果は満足できるものではなく、また、特許文献2に記載の技術をウエーブ処理に応用した場合、スタイル性や染着性は良好であるが、所要時間が非常に長く到底満足できるものではなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開平2−76807号公報(第8〜16頁)
【特許文献2】
特開2001−213741公報(第1〜第3頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、簡単で、かつ、短時間での処理で、スタイル付与性と染着性との両者を満足する毛髪化粧料及び毛髪処理方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の毛髪処理方法は、上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、チオグリコール酸及びその塩類、システイン及びその塩類、N−アセチル−L−システイン、及び、システアミンから選ばれる1種または2種以上を0.5重量%以上10重量%以下含むA剤を毛髪に塗布し放置した後洗い流し、次いでヘアーアイロンによるアイロン処理を行った後、直接染料及び/または酸化染料を含むB−1剤と、酸化剤を含むB−2剤とを混合してなる混合液を上記毛髪に塗布し放置した後洗い流す構成を有する毛髪処理方法である。
【0012】
上記構成により、A剤による処理によって、毛髪のキューティクルが開いた状態になり、そのような状態の毛髪をB−1剤及びB−2剤で処理を行うため、B−1剤に含まれる染料が毛髪に浸透し、優れた染着効果が得られ、トータルの処理時間が短く、かつ、スタイル付与性と染着性との両者を満足できる毛髪処理が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明において、A剤はチオグリコール酸及びその塩類、システイン及びその塩類、N−アセチル−L−システイン、及び、システアミンから選ばれる1種または2種以上を含む必要がある。
【0014】
チオグリコール酸塩としては、通常、チオグリコール酸アンモニウムが用いられるが、その他例えばチオグリコール酸モノエタノールアミンが挙げられる。またシステイン塩としては塩酸塩が挙げられる。
【0015】
A剤はこれらを0.5重量%以上10重量%以下含むように配合される。これらの配合量が0.5%未満であると充分なスタイル付与効果(あるいはストレートパーマ効果)が得られない。一方、配合量が10重量%超であると、スタイル付与効果の向上が見られないばかりでなく、毛髪へのダメージが大きくなる。
【0016】
本発明において、B−1剤には直接染料及び/または酸化染料を含む。
直接染料としては例えば4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、1−アミノ−4−メチルアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、パラニトロオルトフェニレンジアミン、ピクリン酸及びそれらの塩、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、及び、硫酸パラフェニレンジアミンが挙げられ、これらのうちから、あるいは酸性染料及び塩基性染料を含めたなかからか1種以上を選択する。
【0017】
直接染料に含まれる酸性染料として「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省(当時))により定められた酸性染料である、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色205号、褐色201号、及び、黒色401号等が挙げられる。
【0018】
また、直接染料に含まれる塩基性染料としてアシッドオレンジ3、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール塩酸塩、ディスパースブラック9、ディスパースブルー1、HCブルー2番、HCオレンジ1番、HCレッド1番、HCイエロー2番、HCイエロー4番、HCレッド3番、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド76及びベーシックイエロー57が挙げられる。
【0019】
酸化染料としては3,3’−イミノジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸トルエン−2,5−ジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、トルエン−2,5−ジアミントルエン−3,4−ジアミン、パラアミノフェノール、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,4−キノンジイミン、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、N−フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5−アミノオルトクレゾール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4’−ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4−ジアミノフェノール、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール及び硫酸メタフェニレンジアミン等が挙げられ、これらから1種以上選択することができる。
【0020】
B−1剤に添加するこれら染料の量は各種安全性評価により安全性が確認された濃度にする。複数の染料を混合して用いる場合にはさらに安全性に配慮して決定する必要があるが、一般的に数パーセント以下とする。
【0021】
一方、B−2剤には酸化剤を添加する。ここで、上記B−1剤が酸化染料を含むときには、B−2剤が酸化剤として過酸化水素を含むことが望ましく、また上記B−1剤が直接染料を含むときにはB−2剤が酸化剤として臭素酸ナトリウムを含むことが望ましい。その他の酸化剤としては、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム等が挙げられる。B−2剤中の酸化剤は通常20%以下とする。
【0022】
なお、上記A剤、B−1剤、及び、B−2剤にはそれぞれ、安全であり、かつ、本発明の効果を妨げない限りにおいて、水、溶剤、香料、pH調整剤、アルカリ剤、樹脂、鉱物油、合成エステル油、高級分岐アルコール、高級不飽和アルコール、シリコーン油、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、防腐剤、アニオン高分子、カチオン高分子、両性高分子、非イオン高分子、多価アルコール、増粘剤、金属封鎖剤、アミノ酸、ペプチド等の毛髪保護剤、保湿剤などが添加されていても良い。
【0023】
本発明の毛髪化粧料はA剤を1種、及び、B−2剤を過酸化水素を含むものと、臭素酸ナトリウムを含むものとの2種準備し、B−1剤を例えば標準的な色調で10種類あるいは20種類以上用意するなどにより、美容院、理容室などで顧客の好みに容易に対応することができ、合理的な在庫管理が可能となる。
【0024】
このようなA剤、B−1剤及びB−2剤を用いて、本発明の毛髪処理を行う。このとき、A剤を毛髪に塗布した後、例えば5分間ないし30分間放置した後温水等により充分に洗い流し、次いで直接染料及び/または酸化染料を含むB−1剤と、酸化剤を含むB−2剤とを混合して調整した混合液を速やかに上記毛髪に塗布し、例えば10分間ないし40分間、放置した後温水等で充分に洗い流す。
【0025】
このときいわゆるストレートパーマ等では上記毛髪処理方法におけるA剤による処理後の洗い流しとB−1剤とB−2剤とを混合してなる混合液の塗布との間にヘアーアイロンによるアイロン処理を行うことにより、施術時間は若干長くなるものの、より高いスタイリング効果と優れた染着性とを得ることができる。
【0026】
【実施例】
以下に本発明の毛髪化粧料の実施例を示す。
表1に示す薬品を用いて、それぞれ表2〜表4に示すような配合(重量)でA剤、B−1剤及びB−2剤を調整した。
【0027】
【表1】
Figure 0004648607
【0028】
【表2】
Figure 0004648607
【0029】
【表3】
Figure 0004648607
【0030】
【表4】
Figure 0004648607
【0031】
<通常処理1>
比較のため、従来技術に係る処理、すなわちパーマネントウエーブ処理(ストレートパーマ処理)を行った後、染色(主として酸化染料による染色)を行う処理を行った。このときのミディアムヘア処理時間は180分であった。
【0032】
すなわち、チオグリコール酸アンモニウム5重量部、セタノール4重量部、塩化セチルトリメチルアンモニウム3重量部、ヒドロキシエチルセルロース1重量部、モノエタノールアミン1.5重量部を適量の水に溶解し、アンモニア水でpHを8.5になるように調整しながらさらに水を加え全量を100重量部として第1液とした。この第1液をあらかじめ準備した毛髪に塗布し、30分間放置した後、充分水洗し、次いでこれら毛髪に、臭素酸ナトリウム7重量部、セタノール4重量部、ポリオキシエチレンセチルエーテル(10E.O.)3重量部を適量の水に溶解し、リン酸でpHを6.0になるように調整しながらさらに水を加え全量を100重量部として調製した第2液を塗布、その後20分間放置した後充分に水洗した。さらにこの毛髪を酸化染料(直接染料を含むことがある)(パラフェニレンジアミン(酸化染料)とメタフェニレンジアミン(酸化染料)との1:1混合染料、あるいは、パラフェニレンジアミン(酸化染料)、メタフェニレンジアミン(酸化染料)及びHCイエロー2番(直接染料)の1:1:1混合染料)を含む1剤と過酸化水素を含む2剤とを混合してなる染毛剤にて処理し、次いで、30分間放置した後再度充分に水洗した。
【0033】
<実施例1〜3、実施例10〜12、実施例13〜15、実施例22〜24、比較例1、2、7及び8>
18束の毛髪について、表1及び表2中実施例1〜3、実施例10〜12、実施例13〜15、実施例22〜24、比較例1、2、7及び8に示した配合比で調製したA剤を塗布し、その後30分間放置した後水洗し、次いでB−1剤及びB−2剤を1:1で混合して速やかにそれぞれの毛髪に塗布し、30分間放置した後水洗した。なお、実施例13〜15及び実施例22〜24ではB−1剤とB−2剤との混合剤を塗布する前に30分間のアイロン処理を行っている。
【0034】
このときのミディアムヘア処理時間は実施例1、実施例10、比較例1及び比較例7では120分間、実施例2及び実施例11では110分間、また実施例3、実施例12、比較例2及び比較例8では100分、実施例13及び実施例22では150分、実施例14及び実施例23では140分、実施例15及び実施例24では130分とした。
【0035】
これら一連の処理について最終的に処理された毛髪について評価を行った。
染着性については同じ染料系を用いた通常処理1と比較して評価した。
目視にて評価した結果、通常処理1と比較して優れる場合を「◎」、やや優れる場合を「○」、やや劣る場合を「△」、劣る場合を「×」として評価した。
【0036】
スタイル性については目視にて評価した結果、通常処理1と比較して優れる場合を「◎」、やや優れる場合を「○」、やや劣る場合を「△」、劣る場合を「×」として評価した。
【0037】
また、処理時間について、通常処理と比較して処理時間が1/3以上短縮できる場合を「◎」、1/3未満1/6以上短縮できる場合を「○」、ほとんど変わらない場合を「△」、処理時間が長くなる場合を「×」として評価した。
【0038】
<通常処理2>
実施例4〜9、実施例16〜21及び比較例3〜6と比較するための通常処理2(直接染料を用いる処理)を行った。このときのミディアムヘア処理時間は170分であった。
【0039】
すなわち、チオグリコール酸アンモニウム5重量部、セタノール4重量部、塩化セチルトリメチルアンモニウム3重量部、ヒドロキシエチルセルロース1重量部、モノエタノールアミン1.5重量部を適量の水に溶解し、アンモニア水でpHを8.5になるように調整しながらさらに水を加え全量を100重量部として第1液とした。この第1液をあらかじめ準備した毛髪に塗布し、30分間放置した後、充分水洗し、次いでこれら毛髪に、臭素酸ナトリウム7重量部、セタノール4重量部、ポリオキシエチレンセチルエーテル(10E.O.)3重量部を適量の水に溶解し、リン酸でpHを6.0になるように調整しながらさらに水を加え全量を100重量部として調製した第2液を塗布、その後20分間放置した後充分に水洗した。さらにこの毛髪を直接染料(HCイエロー2番あるいはだいだい色205号)を含む1剤式染毛剤にて処理し、次いで20分間放置した後再度充分に水洗した。
【0040】
以下の実施例及び比較例のうち、実施例1〜3、実施例10〜12、実施例13〜15、実施例22〜24、比較例1、2、7及び8ではこの通常処理1と比較して評価した。
【0041】
<実施例4〜9、実施例16〜21、比較例3〜6>
16束の毛髪について、表1及び表2中実施例4〜9、実施例16〜21、比較例3〜6に示した配合比で調製したA剤を塗布し、その後30分間放置した後水洗し、次いでB−1剤及びB−2剤を1:1で混合して速やかにそれぞれの毛髪に塗布し、20分間放置した後水洗した。なお、実施例16〜21ではB−1剤とB−2剤との混合剤を塗布する前に30分間のアイロン処理を行っている。
【0042】
このときのミディアムヘア処理時間は実施例4、実施例7、比較例3及び比較例5では110分間、実施例5及び実施例8では100分、実施例6、実施例9、比較例4及び比較例6では90分間、また実施例16及び実施例19では140分、実施例17及び実施例では130分、実施例18及び実施例21では120分であった。
これら処理により最終的に処理された毛髪について上記同様に評価を行った。
これら評価結果を併せて表2〜4に記載する。
【0043】
<評価結果>
表2〜4より本発明の毛髪処理(実施例1〜12)によれば短時間で優れたスタイル付与性と染着性とを同時に得ることができることが判る。
また処理の途中でアイロン処理を行うことにより、時間短縮効果は小さくなるもののスタイル性と染着性との両者をさらに向上させることができることも判る。
【0044】
パーマネントウェーブ処理(ウエーブ処理)を行ったときも、上記と同様の効果が得られる。すなわち従来技術であるパーマネントウェーブ処理(ウェーブ処理)を行った後、染色(主として酸化染料による染色)を行う処理を行うと、ミディアムヘア処理時間は120分であったが、本発明の技術で処理した場合、染着性は「○」、スタイル性は「○」、また処理時間(所要時間)が95分で「○」と、それぞれ評価された。
【0045】
一方、特許文献1記載の技術で処理した場合、スタイル性は「○」、所要時間は100分で「○」となるが、染着性は劣り「×」と評価された。
また、特許文献2記載の技術で処理した場合、染着性は「○」、スタイル性は「◎」と云う評価結果であったが、ミディアムヘア処理時間は225分で、所要時間が「×」と云う評価結果となった。
【0046】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料によれば、きわめて簡単な操作で、短時間で優れたスタイル付与性と染着性とを同時に得ることができる。

Claims (3)

  1. チオグリコール酸及びその塩類、システイン及びその塩類、N−アセチル−L−システイン、及び、システアミンから選ばれる1種または2種以上を0.5重量%以上10重量%以下含むA剤を毛髪に塗布し放置した後洗い流し、次いでヘアーアイロンによるアイロン処理を行った後、直接染料及び/または酸化染料を含むB−1剤と、酸化剤を含むB−2剤とを混合してなる混合液を上記毛髪に塗布し放置した後洗い流すことを特徴とする毛髪処理方法。
  2. 上記B−1剤が酸化染料を含み、かつ、B−2剤が過酸化水素を含むことを特徴とする請求項1記載の毛髪処理方法。
  3. 上記B−1剤が直接染料を含み、かつ、B−2剤が臭素酸ナトリウムを含むことを特徴とする請求項1に記載の毛髪処理方法。
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