JP4647550B2 - 無線基地局装置のリソース制御方法及び制御装置 - Google Patents

無線基地局装置のリソース制御方法及び制御装置 Download PDF

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Description

本発明は,移動通信システムにおける無線基地局装置のリソース制御方法及び制御装置に関する。
近年,移動通信システムにおけるデータ通信や音声通信において高品質サービスの提供が必要不可欠になっている。ナンバーポータビリティ(通信会社を変えても電話番号を変えない方式)により通信会社間での電話番号の移管が容易になってくる現状から,ユーザ数の増加に伴い,接続率向上や,異常時の早期復旧が課題となってくる。
図7は移動通信システムの構成を示す図である。図中,50は移動端末,51は無線基地局装置,52は複数の無線基地局装置51の上位に設けられ,それらを制御する網制御装置,53は複数の移動端末相互の接続制御及び網に収容された有線端末と移動端末間の接続制御を行う交換機,54は各種のネットワークが収容された網である。
図8は無線基地局装置のブロック構成図であり,上記図7に示す無線基地局装置51の内部であり,510は無線送受信部,511はベースバンド処理部,512は制御部,513は有線伝送処理部,52は網制御装置である。システムにおいて,下りの主信号は,有線伝送処理部513,制御部512,ベースバンド処理部511,無線送受信部510へ流れ,上りの主信号は,無線送受信部510,ベースバンド処理部511,制御部512,有線伝送処理部513と流れる。有線伝送処理部513はベースバンド処理部511及び制御部512からの信号変換処理を行い,制御部512は,運用状態を管理したり,有線伝送処理部513から受信した信号から各機能部(ベースバンド処理部511や無線送受信部510)に対するリソース割り当て等の制御を実行する。ベースバンド処理部511は,無線送受信部510で受信した無線信号をベースバンド信号に復調して,誤り訂正処理等の信号処理を行い,有線伝送処理部513からのベースバンド信号に対し誤り訂正の処理(符号を付加)をし,電力制御と共に無線信号への変調を含むベースバンド処理を行う。無線送受信部510は,移動体からの上りの無線周波数の信号をベースバンド信号に変換したり,移動体に向けた下りのベースバンド信号を無線周波数の信号に変換する処理を行う。
制御部512はベースバンド処理部511や有線伝送処理部513の各機能処理部に対してリソース(各機能部を構成する多数のブロックの中の1個または複数のブロック)割り当て処理を行う。すなわち,制御部512は,有線伝送処理部513やベースバンド処理部511に対してリソース割り当て要求を発行すると,各機能処理部は,制御部512から要求されたリソース確保の応答を制御部512に送信する。制御部512は,各処理部からの応答が正常な場合にのみ,当該ユーザリソースが確保されたものとしてサービスの接続を行う。しかし,サービス途中で部品故障や機能的な異常があった場合には,異常になったリソースを含むカード(ボード)の代わりに他の正常なリソースを含むカードを使用してサービスを継続するか,他の空きのカードが無い場合には切断処理を行うかの制御を行う。即ち,代わりのリソースのカードに切り替えたり,サービスを切断することにより使用可能なリソースの数が減少したり,呼を切断してしまうことにより,ユーザは最終的に接続率低下や高トラフィックサービスが受けられないことになる。
図9はベースバンド処理部における正常動作時の状態,図10はベースバンド処理部におけるアラーム発生時の状態を示す図である。
図9,図10において,60はユーザデータ入力部,61は選択装置,62−1〜62−Nはリソースブロックであり,これらの各リソースブロックはベースバンド処理機能(変復調,電力制御,誤り制御処理等)を備えている。63はユーザデータ出力部,64は自己診断データ生成部,65は自己診断結果検出部である。
図9に示すように,正常動作時には選択装置61がユーザデータ入力部60からのデータを選択し,ユーザデータがリソースブロック62に入力され,ユーザデータ出力部63から出力され,ユーザデータ入力部60とユーザデータ出力部63は複数のデータを扱う。この正常動作において,サービス途中でリソースブロックの部品故障や,機能的な異常があった場合は,故障であることをアラームとして制御部(図8の512)に通知する。これに応じて制御部からの指示により図10に示す自己診断処理を実行する。その時,自己診断データ生成部64からの自己診断データとユーザデータ入力部60からのユーザデータを切り替えるため,制御部は自己診断データに切り替わる前に,故障となっていない接続中のユーザの処理を,他のベースバンド処理部のカード(図示されない処理部)に追い出し処理を実施する。その後,選択装置61が自己診断データ生成部64から自己診断用のデータをリソースブロック62−1〜62−Nに流して自己診断結果検出部65で自己診断結果を検出する。
この図9,図10に示すように正常動作中に異常が発生すると,それまで正常にサービスされていたユーザの処理が,他のベースバンド処理部で実行させるよう切り替えられることになり,他のユーザにも影響が発生し,装置としての利用効率が低下してしまう。
従来の移動体無線システムの無線基地局装置の他の技術の例として,ベースバンドリソースと有線伝送路リソースの正常性確認機能として,呼処理におけるユーザリソース状態を監視し,異常が発生した場合に呼処理制御部に通知するリソース状態監視手段を備え,リソース状態監視手段は空きリソースを用いて確認用擬似信号による上り信号を折り返して下り信号としてユーザリソースの確認を行うと共に,異常を検出した場合は異常発生個所と対応手段を特定する技術が存在する(特許文献1参照)。
更に,複数の信号処理手段で構成するシステムに異常が発生した際にシステムダウンを防ぐために冗長装置に切り替える技術として,全てのリソース情報を直ちに読み出すことができる状態で予め記憶しておき,障害が発生した際にリソース情報に基づいて代替の信号処理手段に切り替えるようにした技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2006−20143号公報 特開2004−355273号公報
上記の図7〜図10に示す従来の無線基地局装置では,有線伝送処理のリソースと,ベースバンド処理のリソースを合わせてユーザリソースとしているが,ベースバンド処理リソースを搭載したカード(またはボード)において,一度でも部品不良等によりアラームになった場合,そのカードへのリソース割り当てができなくなり,別カードへの割り当てや,既に割り当てられているリソースに対する別カードへの追い出し処理が発生する。これによりリソースを利用する上で制限が発生する。
また,上記特許文献1の技術は,正常性確認用に空きリソースが必ず1つ必要であり,リソース割り当て時に正常性確認を行う必要があることから呼設定までに時間がかかり,異常検出時に正常性の確認をするが,そのリソースに対して接続継続は実施しないという問題がある。
更に,上記特許文献2の技術は,障害発生時に空きリソースを使用するが,空きリソース自体の診断は実行されないため,空きリソースの正常性が確認できないという問題がある。
本発明は複数のリソースブロックで構成する無線基地局のベースバンド処理や有線伝送処理等のリソース制御方法及び装置に関し,ベースバンド処理等のリソースの信頼性を向上し,リソースの有効利用を可能とする無線基地局装置のリソース制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の第1の原理構成を示し,移動通信システムの無線基地局におけるリソースとして,ベースバンド処理部を対象とした構成を示す。図1のA.は全体の構成,B.は入力部の変形した構成である。図中,10は制御部,10aは異常情報複写手段,10bは診断処理手段,10cは診断結果判定手段,10dは継続開始手段,11は制御部用バス,12−1〜12−Nはベースバンド処理部を構成する複数のリソースブロック,13はユーザデータ入力部,14はユーザデータ出力部,15は自己診断データ生成部,16は自己診断結果検出部,17−1はユーザデータの入力バス,17−2は診断データの入力バス,18は出力バスである。
ユーザデータ入力部13からは,例えばCDMA(Code Division Multiple Access :拡散符号を用いて帯域を拡散)により拡散されたベースバンド信号が入力され,リソースブロック12−1〜12−Nへ入力してベースバンド処理が行われる。この時,ユーザリソース(ユーザ信号)1個に対しリソースブロックを1個使用するか,ユーザリソース複数個(x個)に対しリソースブロック1個を使用してもよい。リソースブロック12−1〜12−Nの何れかで異常または障害が発生すると異常検出通知が発生し,制御部用バス11を介して制御部10に入力すると,制御部10は異常を発生したリソースブロックを識別する。この例ではリソースブロック12−1で異常が発生したものとする。
制御部10は空きのリソースブロックを検出し,その空きのリソースブロックの一つ(リソースブロック12−Nとする)を選択し,異常情報複写手段10aにより制御部用バス11を介して異常が発生したリソースブロック12−1におけるリソース情報(異常リソース情報と呼び,通信処理に使用するデータのフォーマットや,誤り訂正方式等の情報を含む)を選択したリソースブロック12−Nに複写する。
次に,診断処理手段10bが駆動され自己診断データ生成部15と自己診断結果検出部16に対して制御部用バス11から指示を出す。これにより自己診断データ生成部15から自己診断データが生成され診断データの入力バス17−2から異常リソース情報が複写されたリソースブロック12−Nへ入力されて処理が行われ,処理結果は出力バス18へ出力され,自己診断結果検出部16に入力されると,正常か否かを検出する。この検出内容は制御部10の診断結果判定手段10cで判定する。この判定結果が正常である場合,制御部10の継続開始手段10dは,診断動作を実行したリソースブロック12−Nによりリソースブロック12−1のユーザの通信を継続して開始するよう制御し,異常である場合は別のリソースブロック(12−2や12−3等)を使用して同様の処理を行う。全てのリソースブロックが診断異常になった場合は,制御部10は正式の異常通知を出力する。
図1のB.において,130はデータ結合部,17は単一の入力バスである。この構成では,ユーザデータ入力部13からの入力と自己診断データ生成部15からのデータを結合するデータ結合部130を設けたものであり,その出力は共通の入力バス17を介して各リソースブロック12−1〜12−Nに供給する。このデータ結合部130は,拡散されて入力するユーザデータと拡散された自己診断データを多重化して各リソースブロック12−1〜12−Nに対してデータを流す。
なお,この第1の原理構成では,空きのリソースブロックの1つに異常リソース情報を複写して,自己診断データによる診断を行ったが,空きの複数のリソースブロックに異常リソース情報を複写して,複数のリソースブロックで自己診断データによる診断を行い,正常な一つにより再開処理を行うようにすることもできる。
図2は本発明の第2の原理構成を示す。図中,10,11,12−1〜12−N,13〜16,17−1,17−2の各符号は上記図1の同じ符号の各部に対応する。図2の中の図1と異なる部分は,18−1と18−2で表す第1の出力バスと第2の出力バスである。この第2の原理構成では,リソースブロックの一つに部品故障または異常発生した場合,具体例として上記図1の場合と同様にリソースブロック12−1から異常検出通知が発生した場合,制御部10の異常情報複写手段10aが空きのリソースブロック(12−Nとする)にリソースブロック12−1の情報,すなわち異常リソース情報を複写し,更に診断処理手段10bからの指示で自己診断データ生成部15から自己診断データを生成させ,リソースブロック12−1とリソースブロック12−Nの両方で自己診断データによる処理を実行するよう指示する。この場合,リソースブロック12−1とリソースブロック12−Nの自己診断データによる処理結果は,それぞれ第1の出力バス18−1と第2の出力バス18−2に別々に出力するよう制御部10(診断処理手段10b)から指示される。2つの出力バス18−1,18−2からの処理結果は,診断結果判定手段10cに並列に入力されると,比較が行われ,両者が一致した場合は,リソースブロック(12−1)が正常であるとして,継続開始手段10dにより引続き以前と同じユーザの通信を処理し,両者が一致しないとリソースブロック12−Nにより再開を行う。
本発明によれば無線通信システムの無線基地局のベースバンド処理や有線伝送処理のカードを構成する複数のリソースブロックの中の一部に部品不良や,アラームが発生した場合に,別のカードへの追い出し処理や,別のカードへの割り当てを行うことなく,同一カード内のリソースブロックを有効利用することができ,効率的な処理を実現することができる。
図3は実施例の構成を示し,この例は複数のリソースブロックで構成するベースバンド処理のためのカードの構成である。図中,10,11,12−1〜12−N,13〜17,18は上記図1の各部と同じであり説明を省略する。制御部10内の100はカード全体の制御を行うCPU,101はプログラムを格納したROM,102はプログラムを展開し,CPU100により実行するために使用すると共にデータを格納するメモリ(RAM)である。
図4は異常発生時の実施例1のフローチャートであり,図3の構成において制御部10の制御により実行される。このフローチャートは上記図1に示す本発明の第1の原理構成に対応する。
リソースブロック(12−1とする)で異常が発生すると,異常発生処理が開始され(図4のS1),制御部へ仮異常通知が出力される(同S2)。これを受け取った制御部は,空きのリソースブロック(12−N:図4ではリソースブロックNと表す)へ異常を発生したリソースブロック(12−1:図4ではリソースブロック1と表す)の異常リソース情報(呼処理情報のフォーマットや誤り訂正の方式等の情報)を複写する処理を行い(図4のS3),制御部から自己診断データ生成部への自己診断データ発生の指示をし(同S4),制御部から自己診断結果検出部へ自己診断検出処理を指示する(同S5)。続いて,複写リソース(リソースブロック12−N)での自己診断データについてのデータ処理及びデータ出力が実行され(図4のS6),自己診断検出処理での自己診断結果が出力されると(同S7),複写リソースの診断結果がOK(正常:予め決められた期待値以上の場合)か判別する(同S8)。
この判別で正常でない(エラー検出)場合は,全リソースブロックについてエラー(NG)であるかの判別をして(図4のS9),全リソースブロックがエラーでない場合,制御部から次のリソースブロック(Mで表す)への異常リソースブロック(12−1)の異常リソース情報の複写処理を行い(同S10),ステップS4以下の処理が繰り返される。複写リソースの診断結果がOKの場合,複写リソース(12−N)での通信継続を開始し(図4のS11),自己診断データ生成部からのデータ出力を停止し(同S12),異常発生処理を終了する。上記ステップS8,S9,S10の処理によりリソースブロックを順番に切り替えて,全リソースブロックについてNGであると,本異常通知を出力し(図4のS13),ステップS12に移行し,異常発生処理を終了する。
図5は異常発生時の実施例2のフローチャートであり,上記図3の制御部10の制御により実行される。なお,この処理も上記図1に示す第1の原理構成により実行される。
リソースブロックで異常が発生すると,異常発生処理が開始され(図5のS1),制御部へ仮異常通知が出力される(同S2)。これを受け取った制御部は,空きリソースブロックの中の複数のリソースブロック(12−N,M,…Y)へ異常を発生したリソースブロック(12−1)の異常リソース情報を複写する処理を行い(図5のS3),制御部から自己診断データ生成部への自己診断データ発生の指示をする(同S4)。更に,制御部から自己診断結果検出部へ自己診断検出処理を指示する(図5のS5)。続いて,一定数の複数の複写リソースでの自己診断データについてのデータ処理及びデータ出力が実行され(図5のS6),自己診断検出処理での診断結果が出力されると(同S7),複写リソースの診断結果について1リソースブロック以上でOK(正常)が検出されたか判別する(同S8)。OKが検出された場合,その一つのリソースブロックでの通信接続を開始し(図5のS11),自己診断データ生成部からのデータ出力を停止し(同S12),異常発生処理を終了する。なお,複数のリソースブロックがOKであれば,その中の一つが選択される。
ステップS8において,OK(正常)であるリソースブロックが一つも検出されないと,全リソースブロックがNGであるか判別し(図5のS9),全リソースブロックがNGでない場合は,制御部から次の複数のリソースブロック(α,β,…とする)へのリソースブロック1の異常リソース情報を複写する処理を行い(同S10),ステップS4の処理に戻る。
この実施例2のフローチャートにより上記実施例1の場合に比べて複数リソースブロックへの複写処理を行うことにより,複写先リソースブロックが異常と診断された場合のタイムラグを軽減することができる。
図6は異常発生時の実施例3のフローチャートである。この実施例3の処理内容は,上記図2に示す本発明の第2の原理構成に対応する。
リソースブロックの異常発生処理が開始(図6のS1)され,制御部へ仮異常が通知され(同S2),制御部から空きのリソースブロックNへの異常のリソースブロック1の異常リソース情報の複写処理をし(同S3),その後の図6に示す実施例3のフローチャートのうち,制御部から自己診断データ発生部への自己診断データの発生指示(同S4),制御部から自己診断結果検出部への自己診断検出処理の指示(同S5)までは,上記図4の実施例1のフローチャートと同じである。この後,異常リソースブロック1と複写リソースブロックNでの処理及びデータ出力が指示され(図6のS6),これにより自己診断結果検出部(図2の16)には,異常リソース(リソースブロック1)と複写リソース(リソースブロックN)の出力データがそれぞれの出力バスを経由して入力され,自己診断検出処理により両リソースブロックの出力データを比較処理する(図6のS7)。さらに,ステップS4で発生させる自己診断データを発生させずに別方法として,ステップS4のデータとしてユーザデータをそのまま自己診断データとして使用する。異常リソースブロックと複写ブロックから出力されるユーザ信号の比較を自己診断検出処理により実施し,両リソースブロックの出力データを比較処理する。
ここで比較結果が同じか判別し(図6のS8),一致しない場合,複写リソースの診断結果がOK(良好)か判別し(同S9),OKでない場合は全リソースブロックについてNGであったか判別する(同S10)。全リソースブロックについてNGでない場合は,制御部から次のリソースブロック(12−M:図6ではリソースブロックMで表す)へのリソースブロック1の異常リソース情報複写の処理を行い(図6のS11),ステップS4に戻って同様の処理が行われる。ステップS10で全リソースブロックがNGであることが判ると,本異常通知が発生する(同S12)。
上記ステップS9で複写リソースの診断がOK(良好)な場合,複写リソースでの通信継続処理を行う(図6のS13)。また,上記ステップS8において,出力データの比較結果が同じであることが判ると,以前のアラーム(ALM)履歴があるか判別し(図6のS14),アラーム履歴がある場合は上記のステップS9に移行し複写リソースでの診断OKかの判別を行い,アラーム履歴がないと異常リソースでの通信継続処理を行い(同S15),異常リソース(リソースブロック1)への履歴情報として“アラーム履歴あり”を設定する(同S16)。このステップS16及びステップS12,S13に続いて自己診断データ生成部からのデータ出力を停止し(図6のS17),異常発生処理を終了する。
このフローチャートにより,再度同じリソースが異常となり,複写先リソースと同じ結果になったとしても再利用せず複写先リソースを使用したリソース追い出しを実施することが可能となり,リソースの有効利用が実現できる。
(付記1) ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロック及び制御部を備えた無線基地局装置のリソース制御方法において,前記制御部は,前記リソースブロックの何れかで異常が発生すると空きのリソースブロックの一つを検出し,異常を発生したリソースブロックで使用する処理情報を異常リソース情報として複写し,前記異常リソース情報を複写した空きのリソースブロックに対して自己診断データ生成部から診断データを入力して処理を実行させ,前記空きのリソースブロックによる自己診断データの処理結果を自己診断結果検出部で検出した結果を判定し,前記自己診断データの処理結果が良好と判定されると前記異常を発生したリソースブロックの通信処理を,当該良好と判定されたリソースブロックによる継続処理を開始させ,自己診断データの処理結果が不良と判定されると他の空きリソースブロックに対する異常リソース情報の複写と自己診断による正常なリソースブロックの選択を行うことを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
(付記2) ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロック及び制御部を備えた無線基地局装置のリソース制御方法において,前記制御部は,前記リソースブロックの何れかで異常が発生すると空きのリソースブロックを識別して複数の空きリソースブロックを検出すると,検出した複数の空きリソースブロックの中の所定数のリソースブロックのそれぞれに対して,前記異常を発生したリソースブロックで使用する処理情報を異常リソース情報として複写し,前記異常リソース情報を複写した複数の空きのリソースブロックに対して自己診断データ生成部から診断データを入力して処理を実行させ,前記空きのリソースブロックによる自己診断データの処理結果を自己診断結果検出部で順に検出して結果を判定し,前記自己診断データの処理結果について,良好と判定されたリソースブロックが一つ検出されると,前記異常を発生したリソースブロックの通信処理を,当該検出されたリソースブロックによる継続処理を開始させ,自己診断データの処理結果が不良であると,他の空きのリソースブロックによる前記異常リソース情報の複写による正常なリソースブロックの検出を行うことを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
(付記3) ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロック及び制御部を備えた無線基地局装置のリソース制御方法において,前記制御部は,前記リソースブロックの何れかで異常が発生すると空きのリソースブロックの一つを検出し,検出したリソースブロックに前記異常を発生したリソースブロックで使用する情報を異常リソース情報として複写し,前記異常リソース情報を複写した空きのリソースブロック及び前記異常を発生したリソースブロックのそれぞれに対して自己診断データ生成部から自己診断データを入力して処理を実行させ,前記空きのリソースブロックの自己診断結果の出力と前記異常を発生したリソースブロックの自己診断結果の出力とを比較し,両者が一致すると前記異常を発生したリソースブロックによる処理を継続開始することを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
(付記4) 付記3において,前記空きのリソースブロックの自己診断結果の出力と前記異常を発生したリソースブロックの自己診断結果の出力とを比較して,一致が得られると,前記異常を発生したリソースブロックに関する警報履歴を判別し,警報履歴がないと前記異常を発生したリソースブロックにより処理を継続再開し,警報履歴があると前記空きのリソースブロックの自己診断結果が良好であるか判別し,良好な場合は該空きのリソースブロックによる処理を継続再開することを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
(付記5) ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロックで構成する無線基地局装置のリソースの制御装置であって,前記制御装置は,前記リソースブロックの何れか一つでの異常発生を受け取ることで起動して空きのリソースブロックの一つを検出して,前記異常を発生したリソースブロックの情報を異常リソース情報として複写させる異常情報複写手段と,自己診断データ生成部に対して前記異常リソース情報を複写した空きのリソースブロックに対して自己診断データを入力させ,該自己診断データにより動作したリソースブロックの結果を判定する自己診断結果検出部を駆動するよう指示する診断処理手段と,前記自己診断結果検出部による検出結果を判定する診断結果判定手段と,前記診断結果判定手段により正常と判定されると,該正常とされたリソースブロックにより前記異常を発生したリソースブロックの処理を継続させる継続開始手段とを備えることを特徴とする無線基地局装置のリソースの制御装置。
(付記6) 付記5において,前記複数のリソースブロックの各出力をユーザ出力データとして出力すると共に自己診断データの処理結果を前記自己診断結果検出部へ出力できる第1の出力バスと,前記複数のリソースブロックの各自己診断データの処理結果を前記自己診断結果検出部へ出力する第2の出力バスを備える第2の出力バスとを設け,前記異常情報複写手段は複数のリソースブロックの一つに異常が発生すると,空きの一つのリソースブロックに異常リソース情報を複写し,前記診断処理手段は前記異常リソース情報を複写したリソースブロック及び前記異常を発生したリソースブロックに対して前記自己診断データ生成部からの自己診断データを供給し,前記空きのリソースブロックの自己診断結果の出力と前記異常を発生したリソースブロックの自己診断結果の出力とをそれぞれ前記第1の出力バスと第2の出力バスを介して前記自己診断結果検出部に入力して比較を行い,前記比較結果において一致が得られると,前記異常を発生したリソースブロックの警報履歴がないことが判別されると,当該異常を発生したリソースブロックにより処理の継続再開を行うことを特徴とする無線基地局のリソースの制御装置。
本発明の第1の原理構成を示す図である。 本発明の第2の原理構成を示す図である。 実施例の構成を示す図である。 異常発生時の実施例1のフローチャートを示す図である。 異常発生時の実施例2のフローチャートを示す図である。 異常発生時の実施例3のフローチャートを示す図である。 移動通信システムの構成を示す図である。 無線基地局装置のブロック構成図である。 ベースバンド処理部における正常動作時の状態を示す図である。 ベースバンド処理部におけるアラーム発生時の状態を示す図である。
符号の説明
10 制御部
10a 異常情報複写手段
10b 診断処理手段
10c 診断結果判定手段
10d 継続開始手段
11 制御部用バス
12−1〜12−N リソースブロック
13 ユーザデータ入力部
14 ユーザデータ出力部
15 自己診断データ生成部
16 自己診断結果検出部
17−1 ユーザデータの入力バス
17−2 診断データの入力バス
18 出力バス

Claims (5)

  1. ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロック及び制御部を備えた無線基地局装置のリソース制御方法において,
    前記制御部は,
    前記リソースブロックの何れかで異常が発生すると空きのリソースブロックの一つを検出し,異常を発生したリソースブロックで使用する処理情報を異常リソース情報として複写し,
    前記異常リソース情報を複写した空きのリソースブロックに対して自己診断データ生成部から診断データを入力して処理を実行させ,
    前記空きのリソースブロックによる自己診断データの処理結果を自己診断結果検出部で検出した結果を判定し,
    前記自己診断データの処理結果が良好と判定されると前記異常を発生したリソースブロックの通信処理を,当該良好と判定されたリソースブロックによる継続処理を開始させ,
    自己診断データの処理結果が不良と判定されると他の空きリソースブロックに対する異常リソース情報の複写と自己診断による正常なリソースブロックの選択を行うことを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
  2. ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロック及び制御部を備えた無線基地局装置のリソース制御方法において,
    前記制御部は,
    前記リソースブロックの何れかで異常が発生すると空きのリソースブロックを識別して複数の空きリソースブロックを検出すると,検出した複数の空きリソースブロックの中の所定数のリソースブロックのそれぞれに対して,前記異常を発生したリソースブロックで使用する処理情報を異常リソース情報として複写し,
    前記異常リソース情報を複写した複数の空きのリソースブロックに対して自己診断データ生成部から診断データを入力して処理を実行させ,
    前記空きのリソースブロックによる自己診断データの処理結果を自己診断結果検出部で順に検出して結果を判定し,
    前記自己診断データの処理結果について,良好と判定されたリソースブロックが一つ検出されると,前記異常を発生したリソースブロックの通信処理を,当該検出されたリソースブロックによる継続処理を開始させ,
    自己診断データの処理結果が不良であると,他の空きのリソースブロックによる前記異常リソース情報の複写による正常なリソースブロックの検出を行うことを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
  3. ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロック及び制御部を備えた無線基地局装置のリソース制御方法において,
    前記制御部は,前記リソースブロックの何れかで異常が発生すると空きのリソースブロックの一つを検出し,検出したリソースブロックに前記異常を発生したリソースブロックで使用する情報を異常リソース情報として複写し,
    前記異常リソース情報を複写した空きのリソースブロック及び前記異常を発生したリソースブロックのそれぞれに対して自己診断データ生成部から自己診断データを入力して処理を実行させ,
    前記空きのリソースブロックの自己診断結果の出力と前記異常を発生したリソースブロックの自己診断結果の出力とを比較し,
    両者が一致すると前記異常を発生したリソースブロックによる処理を継続開始することを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
  4. 請求項3において,
    前記空きのリソースブロックの自己診断結果の出力と前記異常を発生したリソースブロックの自己診断結果の出力とを比較して,一致が得られると,前記異常を発生したリソースブロックに関する警報履歴を判別し,
    警報履歴がないと前記異常を発生したリソースブロックにより処理を継続再開し,警報履歴があると前記空きのリソースブロックの自己診断結果が良好であるか判別し,良好な場合は該空きのリソースブロックによる処理を継続再開することを特徴とする無線基地局装置のリソース制御方法。
  5. ベースバンド処理や有線伝送処理のための複数のリソースブロックで構成する無線基地局装置のリソースの制御装置であって,
    前記制御装置は,前記リソースブロックの何れか一つでの異常発生を受け取ることで起動して空きのリソースブロックの一つを検出して,前記異常を発生したリソースブロックの情報を異常リソース情報として複写させる異常情報複写手段と,
    自己診断データ生成部に対して前記異常リソース情報を複写した空きのリソースブロックに対して自己診断データを入力させ,該自己診断データにより動作したリソースブロックの結果を判定する自己診断結果検出部を駆動するよう指示する診断処理手段と,
    前記自己診断結果検出部による検出結果を判定する診断結果判定手段と,
    前記診断結果判定手段により正常と判定されると,該正常とされたリソースブロックにより前記異常を発生したリソースブロックの処理を継続させる継続開始手段とを備えることを特徴とする無線基地局装置のリソースの制御装置。
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