JP4647277B2 - 車両用ドア装置 - Google Patents

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本発明は車両用ドア装置に関し、より詳しくは、全閉時におけるドア外壁と車体外側壁との間の段差を小さくした状態で乗降口を閉塞し、気密構造となるように構成された車両用ドア装置に関するものである。
従来、新幹線等の高速鉄道車両ではトンネル突入時に車内の気圧が急激に上昇しないように、気密扉が採用されている。
一般的な気密扉は、図12に示すように、車両外壁90に沿って移動する扉部91を有し、この扉部91は戸袋に完全に収納されている扉全開位置と、乗降口90aを閉じている扉全閉位置との間で移動するようになっている。
詳しくは、扉部91は、乗降口90a上部の天井内91aに設けられたガイドレール92に対しブラケット93を介して吊持されており、そのブラケット93に設けられた走行輪94がガイドレール92上を転動することにより、前後方向にスライド移動することができるようになっている。なお、ガイドレール92は支軸95を中心として矢印a−b方向に揺動可能である。
96は扉開閉用アクチュエータとしての空気圧シリンダであり、そのロッドは上記ブラケット93に接続されている。したがって、空気圧シリンダ96のロッドが伸長すると扉部91が開動作し、この逆にロッドが縮小すると扉部91が閉動作する。
また、この種の気密扉は、扉部91が閉じられた時点で4個の扉押えシリンダ97a,97b及び98a,98bの各ロッドが矢印c方向に一斉に伸長し、乗降口90aの周縁部に設けられている気密シール部99に扉部91を押し付け、その押圧力によってトンネル突入時の衝撃的な外圧に対抗するようになっている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−57764号公報(第(2)−(3)頁、第8図)
ところで最近の高速鉄道車両、例えば新幹線の先頭車両は、空気抵抗をより小さくするために先端部を流線形にしてロングノーズ化し車体の天井を低くする傾向にある。そのため、従来は、気密扉装置の主要部品、具体的には、ドアレール、ドア駆動装置、戸閉スイッチ等を乗降口上方の天井部分に収納していたが、その収納スペースが確保できなくなりつつある。さらに、走行安定性を向上させるために低重心化も要望されていることから、従来の吊下げ式の気密扉に代わる新しい構成の気密扉が要望されている。
また、従来の気密扉では、扉部を扉押出し位置から引込み位置(気密位置)まで横移動させる機構が大掛かりなものになるという問題もあり、加えて車内の圧力が外気圧に比べて高い場合に気密解除時における扉部の気密弛み動作が安定しないという問題もある。
本発明は以上のような従来の車両用気密扉における課題を考慮してなされたものであり、第一の目的は、天井部分に気密扉の駆動装置を収納するスペースが確保できない車両に取り付け可能な車両用ドア装置を提供することにあり、第二の目的は扉部の気密弛み動作をシンプルな構成で確実に行うことのできる車両用ドア装置を提供することにある。
本発明は、車体側壁に設けられた乗降口を開閉するためのドアと、このドアを車体側壁に沿って開位置から閉位置にまたはその逆に案内するドアレールと、ドアを開位置と閉位置との間で移動させるドア駆動手段と、ドアが閉位置に移動した後、上記乗降口の周縁部に上記ドアが圧接される状態の気密位置にさらにそのドアを移動させるドア押圧手段とを備えてなる車両用ドア装置において、車体の底板とその底板上に支持された床板との間にドアレールおよびドア駆動手段が収納されるとともに、ドアレール上を摺動する摺動体と、この摺動体とドアの下部との間に介在して両者を車体幅方向に相対移動させる横移動機構が備えられ、上記横移動機構が、上記摺動体に設けられ車体幅方向に配置されたスライドレールと、このスライドレールに案内されて摺動する摺動ブロックとを有し、この摺動ブロックに上記ドアの下部が固定されている車両用ドア装置である。
本発明において、上記摺動体に設けられるスライドレールを、車体内側に向けて先下がりに傾斜すれば、ドア押圧手段による押圧力を解除するとドアの自重によりスライドレールに沿ってドアが斜め下方向に移動し自動的に気密が解除される。
本発明において、上記摺動体に設けられるスライドレールを略水平に配置した場合、上記したようなドアの自重による横移動が望めないため、スライドレールを摺動する摺動ブロックをドア駆動手段のドア閉動作に連動させてドア閉位置からドア気密位置の近傍まで案内するガイド手段を、車体の底板とその底板上に支持された床板との間に備えることが好ましい。
そのガイド手段として、車体側壁に沿って配置されるリニアレール部およびこのリニアレール部と連続する状態で乗降口に向けて湾曲する湾曲レール部からなるガイドレールと、上記摺動ブロックと接続された状態でガイドレールに案内されるローラとを有し、ドア開閉動作においては摺動ブロックを介して摺動体と連動するローラをリニアレール部で移動させることによってドアを車体側壁から一定距離内側に離間させ、ドアを気密または気密解除する場合にはローラを湾曲レール部で移動させることにより、乗降口に対してドアを近づけまたは遠ざけるように構成することができる。
また、この場合、上記ドアの上方側に、車体側壁の内面から一定距離離した状態で且つ車体側壁に沿って上側ガイドレールを設け、ドアの内面にドアを上側ガイドレールに導く導入部およびその上側ガイドレールを摺動する摺動部を有する被ガイド部を備え、導入部は、ドア押圧手段による押圧が解除されドア駆動手段がドアの開動作を開始した場合にそのドア駆動手段の駆動力を利用して被ガイド部を上側ガイドレールに導き、ドアの上部を乗降口の周縁部から強制的に引き離すように構成することができる。
本発明において、上記ドア押圧手段は、ドアの気密状態が得られる第一の押圧力と、この第一の押圧力よりも所定量低い第二の押圧力とを切り換えて、ドアを押圧するように構成することが好ましい。
それにより、例えば停止中のドア閉時には第二の押圧力で乗降口の周縁部と当接させれば、戸挟みが発生しても自力で簡単にドアから離脱することができ、走行中のドア全閉時には第一の押圧力でドアを押圧すれば、気密を確保することができる。
本発明において、上記ドア押圧手段は、複数のシリンダと、このシリンダが伸長することによりドアに対して進退する押圧部と、圧源と、この圧源からの流体圧を直接、第一の押圧力としてシリンダに供給する第一切換位置と圧源からの流体圧を減圧して第二の押圧力としてシリンダに供給する第二切換位置とを有する切換弁と、から構成することができる。
本発明において、上記ドアの戸先側上部に対応する車体フレームに、ドアと当接してそのドアが閉じられたことを検知する戸閉め検知手段を設ければ、ドアレールが下方に配置される一方で戸閉め検知手段は戸挟みが生じた場合に隙間が最も広がる上方に配置されることになり、戸閉めの検知精度を向上させることができる。
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、車両用ドア装置において、車体の底板とその底板上に支持された床板との間にドアレールおよびドア駆動手段を収納し、ドアレール上を摺動する摺動体に、ドアの下部を支持した状態でそのドアを車体幅方向に自在に移動させる横移動機構を備えたため、天井部分に駆動装置を収納するスペースを確保することができない例えば流線形の車体に対し、気密構造のドア装置を取り付けることができる。また、駆動機構を車体の下部に配置することによって低重心化が図れるため、走行安定性が向上する。
そして、横移動機構を、摺動体に設けられ車体幅方向に配置されたスライドレールと、このスライドレールに案内されて摺動する摺動ブロックとで構成したため、ドア開閉機構とドア押え機構を集合配置することができ、ドア装置の構成のコンパクト化が図れる。

請求項2の発明によれば、上記摺動体におけるガイドレールを、車体内側に向けて先上がりに傾斜したため、ドア押圧手段による押圧力を解除するとドアの自重によりスライドレールに沿ってドアが離間するため、自動的に気密を解除することができる。
請求項3の発明によれば、スライドレールを略水平に配置し、このスライドレールを摺動する摺動ブロックをドア閉位置からドア気密位置の近傍まで案内する案内手段を備えたため、ドア押え機構はドアを気密する押圧力のみ発生するものでよく、ドア押え機構の構成を簡単にすることができる。
請求項4の発明によれば、リニアレール部と湾曲レール部とを有する簡単な構成のガイドレール内でローラを移動させることにより、ドアを乗降口に対して近づけ、または遠ざけることができる。
請求項5の発明によれば、被ガイド部77の導入部77aを介してドア3をそのドア3から一定距離離れた上側ガイドレール76に案内するようにしたため、ドア3の離間動作を確実に行うことができる。
請求項および7の発明によれば、ドア押圧手段をドアの気密状態が得られる第一の押圧力と、この第一の押圧力よりも所定量低い第二の押圧力とを切り換えてドアを押圧することができるように構成したため、ドアを閉じ始めるときに戸挟みが発生しても自力で簡単にドアから離脱することができ、ドア全閉時にはドアの気密を確保することができる。
請求項8の発明によれば、ドアの戸先側上部に対応する車体フレームに、ドアと当接してそのドアが閉じられたことを検知する戸閉め検知手段を設けたため、ドアレールが下方に配置される一方で戸閉め検知手段は戸挟みが生じた場合に隙間が最も広がる上方に配置されることになり、戸閉めの検知精度を向上させることができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車両用ドア装置の第一実施形態を示したものである。
なお、本実施形態は、ドア装置の上部にドア駆動機構等を収納するためのスペースを確保することが困難である、例えば新幹線等の先頭車両に適用した場合を例に取って説明している。
同図において、車両側壁1に乗降口2が設けられており、その車両側壁1に沿ってドア3が左右方向(矢印A方向)に移動することにより乗降口2を開閉するようになっている。なお、図ではドア3が全開している状態を示している。
このドア3に対向するようにして車体内部には窓枠状のフレーム枠4が設置されている。
このフレーム枠4は乗降口2の左右両側であって車体の天板と底板を接続している縦枠部4aおよび4bを有し、両縦枠部4a,4bに4個のドア押え装置(ドア押圧手段)5〜8が配設されている。
第一実施形態におけるドア押え装置5〜8は、シリンダの押圧力によって閉位置にあるドア3を気密位置まで移動させるようになっており、ドア3が閉じられた後にドア押え装置のカムレバー5a〜8aが進出し、ドア3は乗降口2の周縁部に設けられた気密シール9に押し付けられる。このようにして気密が確保されたドア3は、トンネル突入時に発生する衝撃的な外圧に対抗することができるようになっている。なお、4cは縦枠部4aおよび4bの各上部を接続している上枠部である。
ドア3の内壁には、ドア3が閉じられた状態で上記カムレバー5a〜8aと対応する位置に当板3a〜3dが貼着されている。
10は床板であり、この床板10と車体底板(図示しない)との間にドア3を開閉するための駆動機構(ドア駆動手段)が収納されている。
駆動機構は、車体側壁1と平行に配置されたドアレール11と、このドアレール11上を摺動する摺動部(摺動体)12と、この摺動部12を矢印A方向に移動させる空気圧シリンダ13とを有し、上記摺動部12にドア3の下部プレート3eが支持されている。
次に、各部の構成について詳しく説明する。
図2は、図1に示した上記駆動機構を矢印B方向から見たものであり、図2(a)はドア3が閉じられる前の状態を示し、図2(b)はドア3が閉じられた状態を示している。
まず、図2(a)において、14は左右の縦枠部4aおよび4bの各下部を接続している基板であり、この基板14上に上記レール11、空気圧シリンダ13等が固定されている。なお、この基板14はフレーム枠4の下枠部としても機能している。
ドアレール11は、基板14に対してボルト(図示しない)で固定される帯板状の取付座11aと、この取付座11aに形成された凹溝に対しボルト15を介して取り付けられるドアレール部11bとから構成されている。
このドアレール部11b上を摺動する摺動部12は、ドアレール部11bと係合する凹溝を下向きに備えた摺動ブロック12aと、この摺動ブロック12a上にボルト16を介して固定されたドア押圧ガイド12bとから構成されている。
このドア押圧ガイド12bは、摺動ブロック12aから乗降口2に向けて鉤状に突出する突出部12cを有し、この突出部12cの上面は水平に、下面は車内側に向けて先下がりの傾斜面12dに形成されている。この傾斜面12dに押圧用レール(スライドレール)12eが車幅方向に取り付けられている。図中、17は押圧用レール12eを傾斜面12dに固定するためのボルトである。
押圧用レール12eにはこの押圧用レール12eをガイドとして矢印C方向にスライド移動するスライドブロック(摺動ブロック)12fが備えられており、このスライドブロック12fにドア3の下部プレート3e(図2(b)参照)が固定されている。
上記押圧用レール12e及びスライドブロック12fはドア3を車体幅方向に自在に移動させる横移動機構として機能する。
なお、下部プレート3eはドア3の下端部に対して接続される縦プレート部3fと、この縦プレート部3fから突出部12cの下側にもぐり込むようにしてL字状に折り曲げられた傾斜プレート部3gから構成されている。
この傾斜プレート3gの傾斜角θは、突出部12cにおける傾斜面12dの傾斜角θと一致している。
上記構成により、ドア3は傾斜配置された押圧用レール12eに沿って矢印C方向にスライド移動することができるため、ドア押え装置5〜8のカムレバー5a〜8aによって押圧されていないときは、自重で斜め下方向(矢印D方向)に移動し、図2(a)に示す位置で停止することになる。
一方、ドア押え装置5〜8のカムレバー5a〜8aが迫り出してドア3を乗降口2に向けて押圧すると、スライドブロック12fは押圧用レール12eに沿って斜め上方向(矢印E方向)に移動する。それにより、乗降口2はドア3によって塞がれることになる。
図3は上記ドア押え装置5〜8の構成を、ドア押え装置5を代表して示したものであり、図1の矢印F方向から見たものである。
図3において、縦枠部4aの外側にはドア押え装置5の取付位置を調整するための補助フレーム4dが設けられており、この補助フレーム4dに空気圧シリンダ5bが縦方向に固定されている。
この空気圧シリンダ5bのロッド5cの先端は、回転軸5dを中心として矢印G方向に揺動するカムレバー5aの後端5eに連結されている。カムレバー5aの先端にはローラ5fが備えられており、このローラ5fは、ドア3を閉動作する際に当板3a(図1参照)上を転動するようになっている。また、カムレバー5aが二点鎖線で示す退避位置に移動するとリミットスイッチ18によって検知されるようになっている。
図4は上述した駆動機構を平面から見たものである。
同図において、ドアレール11上を摺動する摺動ブロック12aの左右両側に一対の突出部12cが平行に配置されており、この突出部12cの下面に取り付けられた各押圧用レール12e,12eをガイドとして二つのスライドブロック12f,12fが前後方向に移動するようになっている。
この二つのスライドブロック12f,12fに跨がるようにしてそれらの下面に、ドア3の傾斜プレート部3gが固定されている。
したがって、ドア3と突出部12cと摺動ブロック12aはドア開閉動作時に一体として左右方向に移動する。
摺動ブロック12aの右側端部12gには車内側に向けてL字形に形成された接続金具20が取り付けられており、この接続金具20には貫通孔を備えたアーム部20aが備えられている。
一方、ドアレール11と平行に空気圧シリンダ13が配置されており、そのロッド13aの先端部に形成された雄ねじ部は、上記アーム部20aの貫通孔を左右方向に軸通し、ナット20bおよび20cを用いてそのアーム部20aに固定されている。
したがって、空気圧シリンダ13のロッド13aが伸長すると、接続金具20を介して摺動ブロック12aがドアレール11上を右方向に移動する。また、伸長させたロッド13aを縮小させると、接続金具20を介して摺動ブロック12aがドアレール11上を左方向に移動する。それにより、ドア3が開閉する。
図5はドア3の上部の構成を平面から見たものであり、実線で示したドア3は閉位置気密動作前のドア3の位置、二点鎖線で示したドア3は閉位置気密動作後のドア3の位置をそれぞれ示している。
上枠部4cの左側端部には戸閉めスイッチ(戸閉め検知手段)30がブラケット31を介して固定されており、この戸閉めスイッチ30の接触子30aをオンするためのスイッチ押し板32がドア3の上部左側に設けられている。
上記スイッチ押し板32は、ドア3の左側上縁から若干突出するプレート部32aと、このプレート部32aの上部から左方向に鉤状に延設された押し片32bとからなり、この押し片32bは、前後方向の仮想線Mに対して角度θ1だけ先が広がった状態で延設されており、ドア3が二点鎖線で示す全閉位置に移動したときに接触子30aをオンするようになっている。
図6は上記戸閉めスイッチ30とスイッチ押し板32の配置を側面から見たものである。
同図において、ドア3が矢印H方向に押圧されて閉動作する過程でスイッチ押し板32は実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動する。この移動経路に戸閉めスイッチ30が配置されている。
また、床板10下部に駆動機構を収納した本実施形態において戸閉めスイッチ30を、ドア3の上側に配置すると以下の利点がある。すなわち、ドア3を下から支持する構成において、仮にドア3に異物が挟まるとドア3の上方にいくほど隙間が大きくなる。したがって、隙間の最も大きくなるドア3の上部に戸閉めスイッチ30を配置すれば、ドア3の閉状態を確実に検知することができる。
図7は、上記したドア押え装置5〜8および駆動機構を駆動させる空気圧回路を示したものである。
同図において、空気圧源40からの空気圧は、フィルタ41、ドアコック42を通じて空気圧供給路43に供給される。
この空気圧供給路43には、ドア3を開閉させる空気圧シリンダ13とドア押え装置5を駆動させる空気圧シリンダ5b,6b,7b,8bが接続されている。
上記空気圧シリンダ13に供給される空気圧は、電磁切換弁44によってその方向および流量が制御されるようになっている。
電磁切換弁44は、車両に備えられているドア制御盤のドア開スイッチ(図示しない)を押すと、ドア開信号S1がソレノイド44aに作用してa位置に切り換わり、ドア閉スイッチを押すとドア閉信号S2がソレノイド44bに作用してb位置に切り換わるようになっている。a位置に切り換わると空気圧シリンダ13のヘッド側13bにチェック弁45aを通じて空気圧が導入されてロッド13aが伸長し、また、b位置に切り換わると空気圧シリンダ13のロッド側13cに空気圧が導入されてロッド13aが縮小する。
ロッド13aには図4に示したようにドア3を開閉させるための接続金具20が取り付けられているため、そのロッド13aの伸縮動作によってドア3が開閉する。
なお、図中、45bは閉速度調整ネジ、45cは開速度調整ネジ、46aは開クッション調整ネジ、46bは閉クッション調整ネジである。また、47は消音器である。
また、空気圧供給路43には空気圧の流れ方向に給排電磁弁48と切換電磁弁49が直列に接続されている。
給排電磁弁48はc位置とd位置に切り換わるようになっており、c位置では空気圧を連通させ、d位置では空気圧を遮断する。
c位置を通過した空気圧は切換電磁弁49に供給され、この切換電磁弁49はe位置(第二切換位置)とf位置(第一切換位置)に切り換わるようになっている。e位置では空気圧は後段の減圧弁50に導入され出口側圧力が入力側圧力に対し所定の差だけ減圧された後、各空気圧シリンダ5b〜8bに供給される。一方、切換電磁弁49のソレノイド49aに信号S3が与えられてf位置に切り換えられると空気圧は直接、各空気圧シリンダ5b〜8bに供給される。
すなわち、上記給排電磁弁48は、気密状態が得られる第一の押圧力を発生させ、上記減圧弁50は第一の押圧力よりも所定量低い押圧力を第二押圧力として発生させ、上記切換電磁弁49は、ドアを押圧する押圧力を第二押圧力から第一押圧力に切り換えるように機能する。
上記信号S3とは例えば、車両が所定の速度に達したことを検知して出力される車速検知信号である。また給排電磁弁48をd位置に切り換える信号S4は、例えば戸閉めスイッチ30がオンで且つ電磁切換弁44がドア閉じ側に動作している場合に与えられる。
なお、51は扉全閉位置のときに連通状態(図7に示す状態)になる切換弁、52aは押え速度調整ネジ、52bは弛み速度調整ネジである。
上記空気圧回路では、ドア3を押圧する押圧力を切換電磁弁49によって切り換えるように構成したため、ドア3を閉じる場合には、所定量減圧された空気圧、すなわち気密押圧力よりも低い押圧力でドア3を閉じることができ、万一、ドア3に物や体の一部が挟まれても自力で外すことができ安全性を高めることができる。また、車両が走行し始めて所定の速度に達すると気密押圧力でドア3が押圧され気密を確保することができる。
なお、本発明のドア駆動手段は、上記実施形態では空気圧シリンダで構成したが、これに限らず、電動モータとその出力軸に接続されたボールねじとによって構成することもできる。
また、本発明のドア押圧手段は、上記実施形態では空気圧シリンダ等で構成したが、これに限らず、空気圧を油圧に変換し、その変換した圧油で作動する油圧シリンダで構成することもできる。
また、本発明の横移動機構は、上記実施形態ではスライドレールを傾斜した状態で配置することにより、乗降口から一定距離離れドアを開閉方向に移動させることができる位置まで自動的に戻すように構成したが、これに限らず、スライドレールを水平に配置し、ドアを専用のシリンダを用いて乗降口から引き離し、ドアを開閉方向に移動させることができる位置まで戻すように構成することもできる。
また、上記実施形態ではスライドレール12eを突出部12cの下面に取り付けることにより、塵芥の影響を受けずに、しかも横移動機構のコンパクト化を実現したが、床下に十分なスペースがあり防塵対策が施されていれば、スライドレール12eを突出部12cの上面または側面に傾斜した状態で取り付けることもできる。
図8は本発明に係る車両用ドア装置の第二実施形態を示したものであり、駆動機構を平面から見たものである。
同図に示す構成が先に説明した第一実施形態と異なる点は、横移動機構がドア3を略水平方向に移動させることである。なお、同図において図4と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図8において、ドアレール11上を摺動する摺動ブロック12aの左右両側には一対の突出部60a,60aが平行(前後方向に)に配置されており、これらの突出部60aの下面に取り付けられた押圧用レール60b,60bをガイドとして二つのスライドブロック60c,60cが前後に移動できるようになっている。
これらの二つのスライドブロック60c,60cに跨がるようにしてそれらの下面に、ドア3の下部から略水平方向に延設されたプレート部3hが固定されている。したがって、ドア3が固定されているスライドブロック60c,60cと突出部60a,60aとは押圧用レール60b,60bを介して前後に相対移動し、また、突出部60a,60aは摺動ブロック12aの移動に伴って左右方向に移動するようになっている。
空気圧シリンダ13のロッド13aが右方向に伸長すると、接続金具20を介して摺動ブロック12aがドアレール11上を右方向に移動する。また、これとは逆に、伸長させたロッド13aを左方向に縮小させると、接続金具20を介して摺動ブロック12aがドアレール11上を左方向に移動する。それにより、ドア3が開閉する。なお、図中、実線で示したドア3はドア閉位置の前側にある気密位置に移動した場合、二点鎖線で示したドア3は全開位置に移動した場合をそれぞれ示している。
車両側壁1とドアレール11の間にはガイドレール61が樋状に設けられている。このガイドレール61は、車両側壁1に沿って配置されるリニアレール部61aと、そのリニアレール部61aの戸閉め側(図の左側)端部において乗降口2に向けて湾曲する湾曲レール部61bとが連続して形成されている。
62はガイドレール61の溝内を転動するローラであり、このローラ62は三角形状のブラケット63を介して後述するドア下部プレート3hに取り付けられている。
上記駆動機構を矢印I方向から見た側面図を図9に示す。
同図(a)は、ローラ62がリニアレール部61aに位置する状態、すなわち、ドア3の気密が解除された状態を示し、同図(b)はローラ62が湾曲部61bの先端に位置する状態、すなわち、ドア3の気密状態を示している。なお、両図において図2と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
まず、図9(a)において、ドアレール11上を摺動する摺動部64は、ドアレール11と係合する凹溝を下向きに備えた摺動ブロック64aと、この摺動ブロック64a上に固定されたスペーサ64bと、このスペーサ64b上から乗降口2に向けて水平に突出するドア押圧ガイド64cとを有し、それぞれボルト65(図9(b)参照)によって接続されている。
上記ドア押圧ガイド64cの下面には押圧用レール60bが固定されており、この押圧用レール60bをスライドブロック60cが前後方向(矢印J方向)に摺動するようになっている。
スライドブロック60cにはドア3の下部から内側に向けてL字状に折曲られたドア下部プレート3hが固定されている。
上記押圧用レール60b及びスライドブロック60cはドア3を前後方向(車体幅方向)に自在に移動させる横移動機構として機能する。
また、基板14の前側端部にはスペーサ67とL字形の取付金具68aが、ボルト・ナット69を介して固定されており、その取付金具68aの縦板部に上記したガイドレール61が取り付けられている。なお、ガイドレール61は、その長手方向端部に配設された二つの取付金具68a,68b(図8参照)によって基板14と取付板70にそれぞれ固定されている。
上記ガイドレール61はL形鋼61a,61bを組み合わせることによって樋状に構成されており、その凹溝61c内をローラ62が走行するようになっている。
ローラ62の回転軸62aはブラケット63を介してドア下部プレート3hの水平板部3h′に固定されている。
このようにスライドブロック60cとドア下部プレート3hとローラ62は一体に固定されており、押圧用レール60bを矢印J方向に摺動するようになっている。なお、図中、71は車体底板を示している。
次に、図9(b)において、ローラ62が湾曲レール部61bの先端部に移動すると、ドア下部プレート3hは二点鎖線で示す位置から矢印N方向に案内され、図1に示したドア押え装置5〜8と同じ構成のドア押え装置によって実線で示す位置に移動し、それにより、ドア3は気密シール9に押圧されて気密状態となり、乗降口が塞がれる。
第二実施形態ではガイドレール61の溝内でローラ62を走行させ、湾曲レール部61bにそのローラ62を案内することによってドア3を気密位置近傍まで移動させることができるように構成されている。したがって、第二実施形態におけるドア押え装置5〜8は、第一実施形態のようにドア3を斜め上方に持ち上げる必要がなく、第一実施形態に比べパワーの低いシリンダでドア3を気密状態にすることができる。
次に、図10はドア3の上部の構成を示したものであり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
両図において、上枠部4cの左側端部には戸閉めスイッチ73がL字形のブラケット74を介して固定されており、この戸閉めスイッチ73の接触子73aをオンするためのスイッチ押し部75がドア3の上部左側に設けられている。
上記スイッチ押し部75は、ドア3の左側上縁から内側に向けて突出するL字状の金具75aと、この金具75aの先端部に設けられた円形の押圧盤75bとからなり、この押圧盤75bが、接触子73aと当接して戸閉めスイッチ73をオンするようになっている。
また、スイッチ押し部75の右側にはドア開動作時にドア3を上側ガイドレール76に案内するための被ガイド部77が取り付けられている。
上側ガイドレール76は、乗降口2から内側に離れた状態で車体側壁に沿って設けられており、上枠部4cから外向きに延設された帯板状の支持プレート78の前縁部78aに固定されている。
上側ガイドレール76の左側端部には案内ローラ79が備えられており、この案内ローラ79に対し、被ガイド部77から右側に突出して設けられている導入部77aが接触するようになっている。
導入部77aは、ドア押圧装置5〜8による押圧が解除され駆動機構がドア3の開動作を開始した場合にその駆動機構の駆動力を利用して被ガイド部77を上側ガイドレール76に導き、ドア3の上部を乗降口の周縁部から強制的に引き離すようになっている。
なお、図中、二点鎖線で示したドア3、スイッチ押し部75および被ガイド部77は全開位置にある状態を示したものである。
図11は、第二実施形態におけるドア押え装置および駆動機構を駆動させる空気圧回路を示したものである。なお、先に説明した図7と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
この場合も空気圧シリンダ13に供給される空気圧は、電磁切換弁44によってその方向および流量が制御されるようになっている。
電磁切換弁44がa位置に切り換わると、空気圧シリンダ13のヘッド側13bにチェック弁45aを通じて空気圧が導入されてロッド13aが伸長し、また、b位置に切り換わると空気圧シリンダ13のロッド側13cに空気圧が導入されてロッド13aが縮小する。
また、空気圧供給路43には空気圧の流れ方向に給排電磁弁48が直列に接続されている。
給排電磁弁48はc位置とd位置に切り換わるようになっており、c位置では空気圧を連通させ、d位置では空気圧を遮断する。c位置を通過した空気圧は各空気圧シリンダ5b〜8bに供給される。すなわち、上記給排電磁弁48は、ドア3の気密状態が得られる押圧力を発生させるようになっている。
なお、給排電磁弁48をd位置に切り換える信号S4は、例えば戸閉めスイッチ30がオンで且つ電磁切換弁44がドア閉じ側に動作している場合に与えられる。
この空気圧回路の構成によれば、図7に示した空気圧回路をよりシンプルにすることができる。
上記構成を有する車両用ドア装置の動作を図8を参照しながら説明する。
ドア開スイッチの押下によってドア開信号S1が給排電磁弁48と電磁切換弁44(図11参照)に与えられると、給排電磁弁48はd位置に切り換えられ、それによりドア押え装置4〜8による気密動作が解除される。
一方、電磁切換弁44はa位置に切り換えられ、空気圧シリンダ13のヘッド側13bに空気圧が供給される。空気圧シリンダ13のロッド13aが伸長すると、接続金具20を介して摺動ブロック12aが右方向(ドア開方向)に移動する。
この摺動ブロック12aの移動に伴ない、その摺動ブロック12aに固定されている突出部材60a,60aに跨って設けられているドア下部プレート3hも右方向に移動を開始する。
このとき、ドア下部プレート3hとスライドブロック60cに固定されているローラ62は、ガイドレール61の湾曲レール部61bに沿って移動するため、スライドブロック60cは押圧用レール60bに沿って後方に移動する。それにより、ドア3は乗降口2から離間する。
また、ドア3の上部に設けられた被ガイド部77の導入部77aは、ドア3をそのドア3から一定距離離れた上側ガイドレール76に案内し、ドア3の離間動作を支援する。
ローラ62がガイドレール61の湾曲レール部61bからリニアレール部61aに移動すると、ドア3は車両側壁1から一定距離離れた状態で車両側壁1に沿って右方向に移動し、全開位置(二点鎖線で示すドア3)で停止する。
次に、ドア閉スイッチを押下すると、ドア閉信号S2が電磁切換弁44に与えられてb位置に切り換わり、空気圧シリンダ13のロッド側13aに空気圧が供給される。それにより、空気圧シリンダ13のロッド13aが縮小し、摺動ブロック12aが左方向(ドア閉方向)に移動する。
この摺動ブロック12aの移動に随伴され、突出部材60a,60aに跨って設けられているドア下部プレート3hも左方向に移動する。このとき、ローラ62はガイドレール61のリニアレール部61a内を移動し、ドア3は車両側壁1から一定距離離れた状態で車両側壁1に沿って左方向に移動する。
摺動ブロック12aがさらに移動してローラ62がリニアレール部61aから湾曲レール部61bに移動すると、スライドブロック60cは押圧用レール60bに沿って前方に移動する。それにより、ドア3は乗降口2に向けて近づけられる。
また、ドア3の上部に設けられた被ガイド部77の導入部77aは、上側ガイドレール76との接触状態を維持しつつドア3の乗降口2への移動を許容する。
ドア3が乗降口2の近傍に移動した状態で給排電磁弁48はc位置に切り換えられ、それによりドア押え装置4〜8による気密動作が行われる。
なお、上述した第二実施形態において湾曲レール部61bは、全体をアールで構成することによってドア3を円滑に移動させることができるが、ドア3を車両側壁1と平行な状態で乗降口2に向けて近づけることができるものであれば、直線部分を継ぎ足して全体として湾曲レール部とすることもできる。
本発明に係るドア装置の第一実施形態の全体構成を示す斜視図である。 図1に示すドアの支持構造を拡大して示すB矢視図である。 図1に示すドア押え装置の構成を拡大して示すF矢視図である。 ドアの駆動機構を示す平面図である。 ドアの上部の構成を拡大して示す平面図である。 ドア閉スイッチの配置を示す側面図である。 ドア駆動機構およびドア押え装置の空気圧回路である。 本発明に係るドア装置の第二実施形態の平面図である。 (a)は図8に示すドアの開状態を示す側面図、(b)はドア気密状態を示す側面図である。 (a)はドアの上部の構成を示す平面図、(b)はその正面図である。 第二実施形態のドア駆動機構およびドア押え装置の空気圧回路である。 従来の気密扉の構成を示す側面断面図である。
符号の説明
1 車両側壁
2 乗降口
3 ドア
4 フレーム枠
5〜8 ドア押え装置
5a〜8a カムレバー
5b〜8b 空気圧シリンダ
10 床板
11 ドアレール
12 摺動部
12b ドア押圧ガイド
12c 突出部
12d 傾斜面
12e 押圧用レール
12f 押圧用摺動ブロック
13 空気圧シリンダ
14 基板

Claims (8)

  1. 車体側壁に設けられた乗降口を開閉するためのドアと、このドアを車体側壁に沿って開位置から閉位置にまたはその逆に案内するドアレールと、上記ドアを開位置と閉位置との間で移動させるドア駆動手段と、上記ドアが閉位置に移動した後、上記乗降口の周縁部に上記ドアが圧接される状態の気密位置にさらにそのドアを移動させるドア押圧手段とを備えてなる車両用ドア装置において、
    車体の底板とその底板上に支持された床板との間に上記ドアレールおよび上記ドア駆動手段が収納されるとともに、上記ドアレール上を摺動する摺動体と、この摺動体と上記ドアの下部との間に介在して両者を車体幅方向に相対移動させる横移動機構とが備えられ
    上記横移動機構が、上記摺動体に設けられ車体幅方向に配置されたスライドレールと、このスライドレールに案内されて摺動する摺動ブロックとを有し、この摺動ブロックに上記ドアの下部が固定されていることを特徴とする車両用ドア装置。
  2. 上記摺動体に設けられる上記スライドレールが、車体内側に向けて先下がりに傾斜している請求項記載の車両用ドア装置。
  3. 上記摺動体に設けられる上記スライドレールが略水平に配置され、このスライドレールを摺動する摺動ブロックを上記ドア駆動手段のドア閉動作に連動させてドア閉位置からドア気密位置の近傍まで案内するガイド手段を、車体の底板とその底板上に支持された床板との間に備えた請求項記載の車両用ドア装置。
  4. 上記ガイド手段が、車体側壁に沿って配置されるリニアレール部およびこのリニアレール部と連続する状態で上記乗降口に向けて湾曲する湾曲レール部からなるガイドレールと、上記摺動ブロックと接続された状態で上記ガイドレールに案内されるローラとを有し、ドア開閉動作においては上記摺動ブロックを介して上記摺動体と連動する上記ローラを上記リニアレール部で移動させることによって上記ドアを上記車体側壁から一定距離内側に離間させ、上記ドアを気密または気密解除する場合には上記ローラを上記湾曲レール部で移動させることにより、上記乗降口に対して上記ドアを近づけまたは遠ざけるように構成してなる請求項記載の車両用ドア装置。
  5. 上記ドアの上方側に、上記車体側壁の内面から一定距離離した状態で且つ上記車体側壁に沿って上側ガイドレールを設け、上記ドアの内面に上記ドアを上記上側ガイドレールに導く導入部およびその上側ガイドレールを摺動する摺動部を有する被ガイド部を備え、上記導入部は、上記ドア押圧手段による押圧が解除され上記ドア駆動手段が上記ドアの開動作を開始した場合にそのドア駆動手段の駆動力を利用して上記被ガイド部を上記上側ガイドレールに導き、上記ドアの上部を上記乗降口の周縁部から強制的に引き離すように構成されている請求項または記載の車両用ドア装置。
  6. 上記ドア押圧手段は、上記ドアの気密状態が得られる第一の押圧力と、この第一の押圧力よりも所定量低い第二の押圧力とを切り換えて、上記ドアを押圧するように構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用ドア装置。
  7. 上記ドア押圧手段が、複数のシリンダと、このシリンダが伸長することにより上記ドアに対して進退する押圧部と、圧源と、この圧源からの流体圧を直接、第一の押圧力として上記シリンダに供給する第一切換位置と上記圧源からの流体圧を減圧して第二の押圧力として上記シリンダに供給する第二切換位置とを有する切換弁と、から構成されている請求項記載の車両用ドア装置。
  8. 上記ドアの戸先側上部に対応する車体フレームに、上記ドアと当接してそのドアが閉じられたことを検知する戸閉め検知手段が設けられている請求項1〜のいずれかに1項に記載の車両用ドア装置。
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