JP4644205B2 - 試験装置、試験方法、および電子デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、試験装置、試験方法、および電子デバイスに関する。特に本発明は、回路の遅延故障を検出するための試験装置、試験方法、および電子デバイスに関する。また、本出願は、下記の日本出願に関連する。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の一部とする。
1.特願2004−298259 出願日 2004年10月12日
近年LSIの微細化に伴い、LSI内の論理素子の小型化が進んでいる。これに伴い論理素子の駆動能力が減少する結果、論理素子の遅延故障が大きな故障要因となってきている。
非特許文献1から4は、このような遅延故障の有無をスキャン試験により試験するために、あるサイクルと次のサイクルのテストパターンを高速に切り替えるスキャン方式を開示する。非特許文献1から4によれば、隣接するクロック(ダブルクロック)のクロック間隔を制御して正しく回路が動作するか否かを試験することにより、回路が規定の遅延時間内で動作するか否かを検出することができる。
J.P.Hurst, N.Kanopoulos、"Flip-Flop Sharing in Standard Scan Path to Enhance Delay Fault Testing of Sequential Circuits"、Asian Test Symposium 1995、IEEE、1995年11月23日、p.346-352 K.Hatayama,M.Ikeda,M.Takakura,S.Uchiyama,Y.Sakamoto、"Application of a Design for Delay Testability Approach to High Speed Logic LSIs"、Asian Test Symposium 1997、IEEE、1997年11月17日、p.112-115 N.A.Touba,E.J.McCluskey、"Applying Two-Pattern Tests Using Scan-Mapping"、IEEE VLSI Test Symposium 1996、IEEE、1996年4月28日、p.393-397 Eric MacDonald, N.A. Touba、"Delay Testing of SOI Circuits: Challenges with the History Effect"、International Test Conference 1999、IEEE、1999年9月27日、p.269-275 水野弘之、「CMOS LSIの低電圧・高速化に伴うリーク電流増加とその削減技術」、電子情報通信学会論文誌、電子情報通信学会、2000年10月、Vol.J83−C、No.10、pp.926−935
上記のダブルクロックを用いた試験においては、回路の遅延時間の絶対値を測定し、この絶対値に基づいてLSIの良否を判定する。したがって、測定した遅延の要因が、プロセスのばらつき又は論理素子自体の遅延故障のいずれかを判断することができない。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる試験装置、試験方法、および電子デバイスを提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含む回路のスイッチング速度を試験する試験装置であって、前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定部と、前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧が設定された前記回路の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、前記遅延時間に基づいて前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出部とを備える試験装置を提供する。
前記しきい値電圧設定部は、前記サブストレート電圧を第1のサブストレート電圧に設定することにより、前記後段のFETに第1の前記しきい値電圧を設定する第1サブストレート電圧設定部と、前記サブストレート電圧を第2のサブストレート電圧に設定することにより、前記後段のFETに第2の前記しきい値電圧に設定する第2サブストレート電圧設定部とを有し、前記遅延時間測定部は、前記サブストレート電圧が前記第1のサブストレート電圧に設定された状態において前記回路の第1の遅延時間を測定する第1遅延時間測定部と、前記サブストレート電圧が前記第2のサブストレート電圧に設定された状態において前記回路の第2の遅延時間を測定する第2遅延時間測定部とを有し、前記不良検出部は、前記第1の遅延時間及び前記第2の遅延時間の差分が予め定められた基準値より大きい場合に、前記回路のスイッチング速度の不良を検出してもよい。
前記第1サブストレート電圧設定部は、前記サブストレート電圧を、前記回路の通常動作時に用いる前記第1のサブストレート電圧に設定してもよい。
前記前段の論理素子は、ソースが前記出力信号に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力信号に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のNチャネル型FETとを有するものであり、前記後段の論理素子は、ソースが前記後段の論理素子の出力に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のNチャネル型FETとを有するものであり、前記第1サブストレート電圧設定部は、前記後段のNチャネル型FETの前記サブストレート電圧を前記第1のサブストレート電圧に設定し、前記第1遅延時間測定部は、前記後段のNチャネル型FETの前記サブストレート電圧が前記第1のサブストレート電圧に設定された状態において前記第1の遅延時間を測定し、前記第2サブストレート電圧設定部は、前記後段のNチャネル型FETの前記サブストレート電圧を前記第2のサブストレート電圧に設定し、前記第2遅延時間測定部は、前記サブストレート電圧が前記第2のサブストレート電圧に設定された状態において前記第2の遅延時間を測定し、前記不良検出部は、前記第1の遅延時間及び前記第2の遅延時間の差分が前記基準値より大きい場合に、前記前段のPチャネル型FETの不良を検出してもよい。
前記前段の論理素子は、ソースが前記出力信号に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力信号に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のNチャネル型FETとを有するものであり、前記後段の論理素子は、ソースが前記後段の論理素子の出力に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のNチャネル型FETとを有するものであり、前記第1サブストレート電圧設定部は、前記後段のPチャネル型FETの前記サブストレート電圧を第1のサブストレート電圧に設定し、前記第1遅延時間測定部は、前記後段のPチャネル型FETの前記サブストレート電圧が前記第1のサブストレート電圧に設定された状態において前記第1の遅延時間を測定し、前記第2サブストレート電圧設定部は、前記後段のPチャネル型FETの前記サブストレート電圧を第2のサブストレート電圧に設定し、前記第2遅延時間測定部は、前記サブストレート電圧が前記第2のサブストレート電圧に設定された状態において前記第2の遅延時間を測定し、前記不良検出部は、前記第1の遅延時間及び前記第2の遅延時間の差分が前記基準値より大きい場合に、前記前段のNチャネル型FETの不良を検出してもよい。
本発明の第2の形態によれば、第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含み、第1のFF(フリップフロップ)から入力された信号に基づくレベル電圧を第2のFFに入力する組み合わせ回路のスイッチング速度を試験する試験装置であって、前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、前記第1のFFにクロック信号を供給してから前記第2のFFにクロック信号を供給するまでのクロック間隔を設定するクロック設定部と、前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定部と、前記クロック間隔を第1の前記クロック間隔に設定させた状態において、前記サブストレート電圧を前記しきい値電圧設定部により変化させ、前記回路が正常動作する前記サブストレート電圧の第1境界値を測定する第1境界値測定部と、前記第1境界値に基づいて、前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出部とを備える試験装置を提供する。
前記クロック間隔を第2の前記クロック間隔に設定させた状態において、前記サブストレート電圧を前記しきい値電圧設定部により変化させ、前記回路が正常動作する前記サブストレート電圧の第2境界値を測定する第2境界値測定部を更に備え、前記不良検出部は、前記第1境界値及び前記第2境界値に基づいて、前記回路のスイッチング速度の不良を検出してもよい。
本発明の第3の形態によれば、第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含む回路のスイッチング速度を試験する試験方法であって、前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定段階と、前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧が設定された前記回路の遅延時間を測定する遅延時間測定段階と、前記遅延時間に基づいて前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出段階とを備える試験方法を提供する。
本発明の第4の形態によれば、第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含み、第1のFF(フリップフロップ)から入力された信号に基づくレベル電圧を第2のFFに入力する組み合わせ回路のスイッチング速度を試験する試験方法であって、前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、前記第1のFFにクロック信号を供給してから前記第2のFFにクロック信号を供給するまでのクロック間隔を設定するクロック設定段階と、前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定段階と、前記クロック間隔を第1の前記クロック間隔に設定させた状態において、前記サブストレート電圧を前記しきい値電圧設定段階により変化させ、前記回路が正常動作する前記サブストレート電圧の第1境界値を測定する第1境界値測定段階と、前記第1境界値に基づいて、前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出段階とを備える試験方法を提供する。
本発明の第5の形態によれば、第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含む回路と、前記回路のスイッチング速度を試験する試験部とを備え、前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、前記試験部は、前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定部と、前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧が設定された前記回路の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、前記遅延時間に基づいて前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出部とを有する電子デバイスを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、回路のスイッチング速度の不良を適切に検出することができる。
本発明の実施形態に係る試験装置10の構成を示す。 本発明の実施形態に係るDUT100の構成の一例を示す。 本発明の実施形態に係るDUT100の正常時における動作を示す。 本発明の実施形態に係るDUT100の異常時における動作を示す。 本発明の実施形態に係るDUT100の動作フローを示す。 本発明の実施形態の変形例に係る試験装置10の構成を示す。 本発明の実施形態の変形例に係るDUT100の動作フローを示す。 本発明の実施形態に係るDUT100の構成の他の一例を示す。
符号の説明
10 試験装置
100 DUT
110 クロック設定部
120 しきい値電圧設定部
122a〜b サブストレート電圧設定部
130 設定ベクトル発生部
140 スキャンパターン発生部
150 遅延時間測定部
152a〜b 遅延時間測定部
160 不良検出部
200 FF
210 FF
220 回路
230 前段論理素子
240 後段論理素子
250 前段Pチャネル型FET
260 前段Nチャネル型FET
270 後段Pチャネル型FET
280 後段Nチャネル型FET
650 遅延時間測定部
652a〜b 境界値測定部
800 論理素子
810 接続切替部
812a〜b 切替部
820 ループカウント部
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る試験装置10の構成をDUT100と共に示す。試験装置10は、DUT100内の回路のスイッチング速度を試験して不良を検出する。試験装置10は、クロック設定部110と、しきい値電圧設定部120と、設定ベクトル発生部130と、スキャンパターン発生部140と、遅延時間測定部150と、不良検出部160とを備える。
クロック設定部110は、DUT100内の回路に供給するクロックの間隔を設定する。しきい値電圧設定部120は、DUT100内の論理素子内に設けられたFET(電界効果トランジスタ)の基板電圧、すなわちサブストレート電圧を設定することにより、FETのしきい値電圧を設定する。しきい値電圧設定部120は、DUT100内のFETのサブストレート電圧を第1のサブストレート電圧に設定することにより、FETに第1のしきい値電圧を設定する第1サブストレート電圧設定部122aと、サブストレート電圧を第2のサブストレート電圧に設定することにより、FETに第2のしきい値電圧を設定する第2サブストレート電圧設定部122bとを有する。本実施形態に係る第1サブストレート電圧設定部122aは、FETのサブストレート電圧を、回路の通常動作時に用いる第1のサブストレート電圧に設定する。一方、第2サブストレート電圧設定部122bは、FETのサブストレート電圧を、回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、FETに通常動作時と異なるしきい値電圧を設定する。以上に代えて、第1のサブストレート電圧及び第2のサブストレート電圧は、回路の通常動作時に用いる電圧と異なっていてもよい。
設定ベクトル発生部130は、DUT100内の各パスのうち試験対象となる被試験パスを試験するための試験パターンである設定ベクトルを発生し、DUT100の信号端子に供給する。これにより設定ベクトル発生部130は、当該被試験パスの試験が可能な状態にDUT100を設定する。スキャンパターン発生部140は、遅延故障の試験に用いるスキャンパターンを発生し、DUT100のスキャン端子に供給する。
遅延時間測定部150は、第1のサブストレート電圧が供給された場合におけるDUT100内の回路の遅延時間と、第2のサブストレート電圧が供給された場合におけるDUT100内の回路の遅延時間とを測定する。遅延時間測定部150は、サブストレート電圧が第1のサブストレート電圧に設定された状態において回路の遅延時間(第1遅延時間)を測定する第1遅延時間測定部152aと、サブストレート電圧が第2のサブストレート電圧に設定された状態において回路の遅延時間(第2遅延時間)を測定する第2遅延時間測定部152bとを有する。本実施形態に係る第1遅延時間測定部152aは、FETに第1のサブストレート電圧が供給されている状態において、通常動作時と実質的に同一の第1のしきい値電圧が設定された当該回路の遅延時間を測定する。一方、第2遅延時間測定部152bは、通常動作時と異なるしきい値電圧が設定された当該回路の遅延時間を測定する。
不良検出部160は、遅延時間測定部150により測定された遅延時間に基づいて、DUT100内の回路のスイッチング速度の不良を検出する。本実施形態に係る不良検出部160は、第1の遅延時間及び第2の遅延時間の差分が予め定められた基準値より大きい場合に、回路のスイッチング速度の不良を検出する。
図2は、本実施形態に係るDUT100の構成の一例を示す。DUT100は、複数のフリップフロップ(FF200、FF210等)と、前段のFFと後段のFFとの間に設けられた複数の組み合わせ回路とを有する。本実施形態においては、DUT100内の複数の論理パスを代表して、FF200と、FF210と、FF200及びFF210の間に設けられた回路220とを有する論理パスの試験について説明する。
FF200は、本発明に係る第1のFFの一例であり、入力Diのレベル電圧をクロック信号CLK1の立ち上がりタイミングで取り込み、出力Doとして出力する。FF210は、本発明に係る第2のFFの一例であり、入力Diのレベル電圧をクロック信号CLK1の立ち上がりタイミングで取り込み、出力Doとして出力する。
回路220は、FF200から入力された信号Doに基づくレベル電圧をFF210の端子Diに入力する組み合わせ回路である。より具体的には、FF200から入力された信号に基づいて、所望の論理演算等を行い、論理演算等の結果の論理値を示すレベル電圧をFF210に入力する。
回路220は、AND、NAND、OR、NOR、EXOR、及びNOT等の論理素子が縦続接続された構造をとる。本図の例においては、回路220は、FF200からFF210に至る論理パス上に、第1のレベル電圧(例えば論理値Hを示す電圧)又は第2のレベル電圧(例えば論理値Lを示す電圧)を出力する前段論理素子230と、前段論理素子230の後段に接続され、前段論理素子230の出力信号を入力する後段論理素子240とを含む。
前段論理素子230は、前段Pチャネル型FET250と、前段Nチャネル型FET260とを含む。前段Pチャネル型FET250は、ソースが出力信号に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して出力信号側に接続されるMOS型FETである。前段Nチャネル型FET260は、ソースが出力信号に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して出力信号側に接続されるMOS型FETである。本実施形態に係る前段論理素子230は、インバータとして機能する。なお、前段論理素子230は、前段Pチャネル型FET250と電圧源との間又は前段Pチャネル型FET250と出力信号との間に直列に接続された1又は複数のPチャネル型FETを更に含んでもよく、前段Nチャネル型FET260とグランドとの間又は前段Nチャネル型FET260と出力信号との間に直列に接続された1又は複数のNチャネル型FETを更に含んでもよい。この場合、前段論理素子230は、例えばAND、NAND、NOR、OR、又はEXOR等の論理素子として機能する。
後段論理素子240は、前段論理素子230の出力信号をゲート端子に入力し、出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段Pチャネル型FET270及び後段Nチャネル型FET280を有する。後段論理素子240は、前段論理素子230と同様の構成を有し、前段Pチャネル型FET250は後段Pチャネル型FET270に、前段Nチャネル型FET260は後段Nチャネル型FET280にそれぞれ対応するため、以下相違点を除き説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るDUT100の正常時における動作を示す。前段論理素子230に入力される電圧VaがLレベルを示す電圧VLの場合、前段Pチャネル型FET250はON、前段Nチャネル型FET260はOFFとなる。したがって、前段論理素子230の出力信号の電圧VbはHレベルを示す電圧VHとなる。また、後段Pチャネル型FET270はOFF、後段Nチャネル型FET280はONとなり、後段論理素子240が出力する電圧Vcは電圧VLとなる。
次に、電圧VaがVLからVHへ変化した場合に、電圧Vaが前段Nチャネル型FET260のしきい値電圧Vth(L)より大きくなると、前段Nチャネル型FET260はOFFからONに切り替わる(時刻t1)。この結果、前段論理素子230の出力信号の電圧VbはVHからVLへ変化し始める。そして、電圧Vaが前段Pチャネル型FET250のしきい値電圧Vth(H)より大きくなると、前段Pチャネル型FET250はONからOFFに切り替わり、出力信号の電圧VbはVLとなる。
次に、電圧Vbが後段Pチャネル型FET270のしきい値電圧Vth(H)より小さくなると、後段Pチャネル型FET270はOFFからONに切り替わる(時刻t2)。この結果、後段論理素子240の出力の電圧VcはVLからVHへ変化し始める。そして、電圧Vbが後段Nチャネル型FET280のしきい値電圧Vth(L)より小さくなると、後段Nチャネル型FET280はONからOFFに切り替わり、電圧VcはVHとなる。
以上の動作により、電圧Vaが電圧VHとなった場合、前段Pチャネル型FET250はOFF、前段Nチャネル型FET260はON、後段Pチャネル型FET270はON、後段Nチャネル型FET280はOFFとなる。
一方、電圧VaがVHからVLへ変化した場合に、電圧Vaが前段Pチャネル型FET250のしきい値電圧Vth(H)より小さくなると、前段Pチャネル型FET250はOFFからONに切り替わる(時刻t3)。この結果、前段論理素子230の出力信号の電圧VbはVLからVHへ変化し始める。そして、電圧Vaが前段Nチャネル型FET260のしきい値電圧Vth(L)より小さくなると、前段Nチャネル型FET260はONからOFFに切り替わり、出力信号の電圧VbはVHとなる。
次に、電圧Vbが後段Nチャネル型FET280のしきい値電圧Vth(L)より大きくなると、後段Nチャネル型FET280はOFFからONに切り替わる(時刻t4)。この結果、後段論理素子240の出力の電圧VcはVHからVLへ変化し始める。そして、電圧Vbが後段Pチャネル型FET270のしきい値電圧Vth(H)より大きくなると、後段Pチャネル型FET270はONからOFFに切り替わり、電圧VcはVLとなる。
図4は、本実施形態に係るDUT100の異常時における動作を示す。前段論理素子230内の前段Nチャネル型FET260に遅延故障がある場合、時刻t1において前段Nチャネル型FET260がONに切り替わっても、電圧Vbの低下が緩やかとなる。この結果、時刻t1から電圧Vbが後段Pチャネル型FET270のしきい値電圧Vth(H)より小さくなる時刻t2までの時間が正常時と比較し長くなる。電圧Vcは、時刻t2においてVLからVHへ変化し始めるため、遅延故障により時間(t2−t1)が大きくなる結果、回路220の遅延時間が長くなる。
前段論理素子230内の前段Pチャネル型FET250に遅延故障がある場合、時刻t3において前段Pチャネル型FET250がONに切り替わっても、電圧Vbの上昇が緩やかとなる。この結果、時刻t3から電圧Vbが後段Nチャネル型FET280のしきい値電圧Vth(L)より大きくなる時刻t4までの時間が正常時と比較し長くなる。電圧Vcは、時刻t4においてVHからVLへ変化し始めるため、遅延故障により時間(t4−t3)が大きくなる結果、回路220の遅延時間が長くなる。
図5は、本実施形態に係るDUT100の動作フローを示す。
前段Nチャネル型FET260の遅延不良を検出する場合、まず第1サブストレート電圧設定部122aは、DUT100に供給するPチャネル側のサブストレート電圧VBBpを、第1のPチャネル側のサブストレート電圧VBBp1に設定する(S500)。これにより、前段Pチャネル型FET250及び後段Pチャネル型FET270のしきい値電圧は電圧Vth1(H)に設定される。
次に、第1遅延時間測定部152aは、後段Pチャネル型FET270のサブストレート電圧が第1のサブストレート電圧VBBp1に設定された状態において第1のPチャネル側の遅延時間Tp1を測定する(S510)。遅延時間Tp1の測定方法は、例えば次の通りである。まず、クロック設定部110は、第1遅延時間測定部152aの指示に基づいて、FF200にクロック信号を供給してからFF210にクロック信号を供給するまでのクロック間隔を設定する。次に、設定ベクトル発生部130は、FF200、回路220、及びFF210を含む論理パスを試験するための設定ベクトルを発生し、DUT100の信号端子に供給する。次に、スキャンパターン発生部140は、当該論理パスの遅延故障の試験に用いるスキャンパターンを発生してDUT100のスキャン端子に供給し、DUT100を動作させる。次に、第1遅延時間測定部152aは、DUT100の動作結果をDUT100から取得し、スキャンパターン発生部140が生成した期待値と比較する。そして、DUT100の動作結果が期待値と一致する場合に、クロック間隔を短縮して上記の動作を繰り返す。この処理により、試験装置10は、DUT100内の当該論理パスが正常に動作する最小のクロック間隔を求め、遅延時間Tp1として用いることができる。
次に、第2サブストレート電圧設定部122bは、DUT100に供給するPチャネル側のサブストレート電圧VBBpを、第2のPチャネル側のサブストレート電圧VBBp2に設定する(S520)。これにより、前段Pチャネル型FET250及び後段Pチャネル型FET270のしきい値電圧は、電圧Vth2(H)に設定される。ここで、非特許文献5に開示されているように、しきい値電圧はサブストレート電圧に依存する。このため、試験装置10は、第1のサブストレート電圧VBBp1と異なる第2のサブストレート電圧VBBp2を設定することにより、第1のしきい値電圧Vth1(H)と異なる第2のしきい値電圧Vth2(H)を後段Pチャネル型FET270に設定することができる。
次に、第2遅延時間測定部152bは、S510と同様にして、後段Pチャネル型FET270のサブストレート電圧が第2のサブストレート電圧VBBp2に設定された状態において第2のPチャネル側の遅延時間Tp2を測定する(S530)。
そして、不良検出部160は、第1の遅延時間Tp1及び第2の遅延時間Tp2に基づいて、前段Nチャネル型FET260の不良に起因する回路220のスイッチング速度の不良を検出する(S540)。より具体的には、サブストレート電圧VBBp1及びVBBp2の差分の絶対値をΔVBB、遅延時間Tp1及びTp2の差分の絶対値をΔTdとし、a=ΔTd/ΔVBBとすれば、この指標aは、サブストレート電圧の変化量に対する遅延時間の変化量を示すものとなる。そして、この指標aは、当該論理パス上の1又は複数のNチャネル側FETに遅延故障がある場合に、正常時と比較しより大きな値となる。
ここで、ΔVBBを一定としてDUT100を試験する場合においては、不良検出部160は、第1の遅延時間Tp1及び第2の遅延時間Tp2の差分ΔTdが予め設定した基準値より大きい場合に、前段Nチャネル型FET260の不良を検出することができる。すなわち、試験装置10は、以上の処理により前段論理素子230の遅延故障による遅延時間の増分をΔTdとして求めることができ、ΔTdに基づいてNチャネル型FETによるスイッチングの遅延故障を発見することができる。なお、プロセスばらつきと遅延故障とを区別して検出するためには、この基準値は、プロセスばらつきによるΔTdの変化幅より大きい値に設定されることが望ましい。
一方、前段Pチャネル型FET250の遅延不良を検出する場合、まず第1サブストレート電圧設定部122aは、DUT100に供給するNチャネル側のサブストレート電圧VBBnを、第1のNチャネル側のサブストレート電圧VBBn1に設定する(S500)。これにより、前段Nチャネル型FET260及び後段Nチャネル型FET280のしきい値電圧は電圧Vth1(L)に設定される。
次に、第1遅延時間測定部152aは、前段Nチャネル型FET260の遅延不良を検出する場合と同様にして、後段Nチャネル型FET280のサブストレート電圧が第1のサブストレート電圧VBBn1に設定された状態において第1のNチャネル側の遅延時間Tn1を測定する(S510)。
次に、第2サブストレート電圧設定部122bは、後段Nチャネル型FET280のサブストレート電圧を第2のサブストレート電圧VBBn2に設定する(S520)。
次に、第2遅延時間測定部152bは、S510と同様にして、後段Nチャネル型FET280のサブストレート電圧が第2のサブストレート電圧VBBn2に設定された状態において第2の遅延時間Tn2を測定する(S530)。
そして、不良検出部160は、前段Nチャネル型FET260の遅延不良を検出する場合と同様にして、第1の遅延時間Tn1及び第2の遅延時間Tn2に基づいて、前段Pチャネル型FET250の不良に起因する回路220のスイッチング速度の不良を検出する(S540)。
以上に示したように、試験装置10によれば、DUT100内のPチャネル型FETに供給するサブストレート電圧を変化させた場合の遅延時間の増加量に基づいて、DUT100内のNチャネル型FETの遅延故障を検出し、DUT100内のNチャネル型FETに供給するサブストレート電圧を変化させた場合の遅延時間の増加量に基づいて、DUT100内のPチャネル型FETの遅延故障を検出することができる。これにより、試験装置10は、回路220のスイッチング速度の不良を適切に検出することができる。
なお、サブストレート電圧設定部122a及びサブストレート電圧設定部122bは、Pチャネル側のサブストレート電圧VBBp1及びNチャネル側のサブストレート電圧VBBn1を同時に設定し、Pチャネル側のサブストレート電圧VBBp2及びNチャネル側のサブストレート電圧VBBn2を同時に設定することにより、前段Pチャネル型FET250及び前段Nチャネル型FET260の不良を同一の試験において検出してもよい。
図6は、本実施形態の変形例に係る試験装置10の構成を示す。本実施形態に係る試験装置10は、FF200にクロック信号を供給してからFF210にクロック信号を供給するまでのクロック間隔を所定のクロック間隔とした場合のサブストレート電圧の境界値を求め、この境界値に基づきDUT100のスイッチング速度の不良を検出する。本図において図1と同一の符号を付した部材は、図1と同一又は同様の機能及び構成を有するため、以下相違点を除き説明を省略する。
遅延時間測定部650は、第1境界値測定部652a及び第2境界値測定部652bを有する。第1境界値測定部652aは、クロック設定部110を用いてクロック間隔Tp1をDUT100に設定する。そして、第1境界値測定部652aは、クロック間隔をTp1に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBpをしきい値電圧設定部120により変化させ、回路220が正常動作するサブストレート電圧の境界値VBBp1を測定する。同様に、第1境界値測定部652aは、クロック設定部110を用いてクロック間隔Tn1をDUT100に設定する。そして、第1境界値測定部652aは、クロック間隔をTn1に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBnをしきい値電圧設定部120により変化させ、回路220が正常動作するサブストレート電圧の境界値VBBn1を測定する。ここで、第1境界値測定部652aは、クロック間隔Tp1及びTn1として同一の値T1を用いる場合、クロック間隔をT1に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBp及びVBBnをしきい値電圧設定部120により変化させ、回路220が正常動作するサブストレート電圧の境界値VBBp1及びVBBn1を測定してもよい。
第2境界値測定部652bは、第1境界値測定部652aと同様に、クロック設定部110を用いてクロック間隔Tp2をDUT100に設定する。そして、第2境界値測定部652bは、第1境界値測定部652aと同様に、クロック間隔をTp2及び/又はTn2に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBp及び/又はVBBnをしきい値電圧設定部120により変化させ、回路220が正常動作するサブストレート電圧の境界値VBBp2及び/又はVBBn2を測定する。
不良検出部160は、クロック間隔をTp1及び/又はTn1に設定した場合におけるサブストレート電圧VBBp及び/又はVBBnの第1境界値と、第2の遅延時間Tp2及び/又はTn2に設定した場合におけるサブストレート電圧VBBp及び/又はVBBnの第2境界値とに基づいて、回路220のスイッチング速度の不良を検出する。
図7は、本実施形態の変形例に係るDUT100の動作フローを示す。
前段Nチャネル型FET260の遅延不良を検出する場合、まず第1境界値測定部652aは、DUT100のクロック間隔を第1のクロック間隔Tp1に設定するようクロック設定部110に指示する。これを受けて、クロック設定部110は、DUT100のクロック間隔をTp1に設定する(S700)。
次に、第1境界値測定部652aは、クロック間隔をTp1に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBpをしきい値電圧設定部120により変化させる。次に、第1境界値測定部652aは、サブストレート電圧VBBpを変化させる毎にFF200、回路220、及びFF210を含む論理パスの試験を行わせる。これにより、第1境界値測定部652aは、回路220が正常動作するサブストレート電圧の第1境界値VBBp1を測定する(S710)。
次に、第2境界値測定部652bは、DUT100のクロック間隔を第2のクロック間隔Tp2に設定するようにクロック設定部110に指示する。これを受けて、クロック設定部110は、DUT100のクロック間隔をTp2に設定する(S720)。
次に、第2境界値測定部652bは、クロック間隔をTp2に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBpをしきい値電圧設定部120により変化させる。次に、第2境界値測定部652bは、サブストレート電圧VBBpを変化させる毎にFF200、回路220、及びFF210を含む論理パスの試験を行わせる。これにより、第2境界値測定部652bは、回路220が正常動作するサブストレート電圧の第2境界値VBBp2を測定する(S730)。
そして、不良検出部160は、第1境界値VBBp1及び第2境界値VBBp2に基づいて、前段Nチャネル型FET260の不良に起因する回路220のスイッチング速度の不良を検出する(S740)。より具体的には、ΔTdを一定としてDUT100を試験する場合、第1境界値VBBp1及び第2境界値VBBp2の差分ΔVBBが予め設定した基準値より小さい場合に、前段Nチャネル型FET260の不良を検出することができる。
一方、前段Pチャネル型FET250の遅延不良を検出する場合、まず第1境界値測定部652aは、DUT100のクロック間隔を第1のクロック間隔Tn1に設定するようクロック設定部110に指示する。これを受けて、クロック設定部110は、DUT100のクロック間隔をTn1に設定する(S700)。
次に、第1境界値測定部652aは、前段Nチャネル型FET260の遅延不良を検出する場合と同様にして、クロック間隔をTn1に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBnをしきい値電圧設定部120により変化させて試験を行わせる。そして、第1境界値測定部652aは、回路220が正常動作するサブストレート電圧の第1境界値VBBn1を測定する(S710)。
次に、第2境界値測定部652bは、DUT100のクロック間隔を第2のクロック間隔Tp2に設定するようにクロック設定部110に指示する。これを受けて、クロック設定部110は、DUT100のクロック間隔をTp2に設定する(S720)。
次に、第2境界値測定部652bは、前段Nチャネル型FET260の遅延不良を検出する場合と同様にして、クロック間隔をTp2に設定させた状態において、サブストレート電圧VBBpをしきい値電圧設定部120により変化させて試験を行わせる。そして、第2境界値測定部652bは、回路220が正常動作するサブストレート電圧の第2境界値VBBn2を測定する(S730)。
そして、不良検出部160は、第1境界値VBBn1及び第2境界値VBBn2に基づいて、前段Nチャネル型FET260の不良に起因する回路220のスイッチング速度の不良を検出する(S740)。
以上に示したように、本変形例に係る試験装置10によれば、DUT100内のPチャネル型FETに供給するサブストレート電圧の境界値に基づいて、DUT100内のNチャネル型FETの遅延故障を検出し、DUT100内のNチャネル型FETに供給するサブストレート電圧の境界値に基づいて、DUT100内のPチャネル型FETの遅延故障を検出することができる。これにより、試験装置10は、回路220のスイッチング速度の不良を適切に検出することができる。
なお、第1境界値測定部652a及び第2境界値測定部652bは、Pチャネル側のサブストレート電圧VBBp1及びNチャネル側のサブストレート電圧VBBn1を同時にサブストレート電圧設定部122aに設定させ、Pチャネル側のサブストレート電圧VBBp2及びNチャネル側のサブストレート電圧VBBn2を同時にサブストレート電圧設定部122bに設定させることにより、前段Pチャネル型FET250及び前段Nチャネル型FET260の不良を同一の試験により検出してもよい。
図8は、本実施形態に係るDUT100の構成の他の一例を示す。本例において、DUT100は、FF200及びFF210と、FF200及びFF210の間に設けられた、複数の論理素子800が縦続接続された回路220と、当該組み合わせ回路の遅延時間を測定するべく設けられた接続切替部810及びループカウント部820とを有する。
接続切替部810は、切替部812a及びbを含み、試験装置10が回路220の遅延時間を測定する場合において、スキャンパターン発生部140の指示に基づき回路220をループ状に接続することにより、回路220を含む発振回路を構成する。ループカウント部820は、回路220に入力された信号が回路220をループ状に繰り返し伝搬した回数をカウントする。
遅延時間の測定において、設定ベクトル発生部130は、回路220を試験するための設定ベクトルを発生し、DUT100の信号端子に供給する。次に、スキャンパターン発生部140は、当該回路220の遅延故障の試験に用いるスキャンパターンを発生してDUT100のスキャン端子に供給する。このスキャンパターンが入力されると、接続切替部810により回路220がループ状に接続され、ループカウント部820のカウント値が初期化される。そして、DUT100内の当該回路220の動作が開始される。この結果、回路220を動作させる信号が回路220に入力され、回路220はループ状に信号を伝搬してスイッチング動作を繰り返す。ループカウント部820は、回路220の出力が変化した回数をカウントすることにより、信号が回路220をループした回数を測定する。
次に、第1遅延時間測定部152aは、当該回路220の動作を開始してから所定の時間の後に、ループカウント部820によるカウントを停止させる。そして、第1遅延時間測定部152aは、当該所定の時間をループカウント部820によるカウント値で割ることにより、回路220の遅延時間Tp1を求める。なお、遅延時間Tn1、Tp2、及びTn2についても同様の方法により求めることができる。
本例によれば、ループ機能を設けた論理パスについて、クロック間隔を変更することなく遅延時間を正確に求めることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、図1において、DUT100の内部に試験装置10を組み込んで、一体化した電子デバイスを実現してもよい。より具体的には、当該電子デバイスは、回路220等を含む通常動作用の回路と、試験装置10と略同一の機能および構成をとり通常動作用の回路と共に当該電子デバイスに実装される試験部とを備える。これにより当該電子デバイスは、試験部によりBIST(Built in Self Test)を行って、通常動作用の回路のスイッチング速度の不良を検出することができる。
本発明によれば、回路のスイッチング速度の不良を適切に検出できる試験装置および当該試験装置を備えた電子デバイスを提供することができる。

Claims (10)

  1. 第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含む回路のスイッチング速度を試験する試験装置であって、
    前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、
    前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定部と、
    前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧が設定された前記回路の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、
    前記遅延時間に基づいて前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出部と
    を備える試験装置。
  2. 前記しきい値電圧設定部は、
    前記サブストレート電圧を第1のサブストレート電圧に設定することにより、前記後段のFETに第1の前記しきい値電圧を設定する第1サブストレート電圧設定部と、
    前記サブストレート電圧を第2のサブストレート電圧に設定することにより、前記後段のFETに第2の前記しきい値電圧に設定する第2サブストレート電圧設定部と
    を有し、
    前記遅延時間測定部は、
    前記サブストレート電圧が前記第1のサブストレート電圧に設定された状態において前記回路の第1の遅延時間を測定する第1遅延時間測定部と、
    前記サブストレート電圧が前記第2のサブストレート電圧に設定された状態において前記回路の第2の遅延時間を測定する第2遅延時間測定部と
    を有し、
    前記不良検出部は、前記第1の遅延時間及び前記第2の遅延時間の差分が予め定められた基準値より大きい場合に、前記回路のスイッチング速度の不良を検出する
    請求項1記載の試験装置。
  3. 前記第1サブストレート電圧設定部は、前記サブストレート電圧を、前記回路の通常動作時に用いる前記第1のサブストレート電圧に設定する請求項2記載の試験装置。
  4. 前記前段の論理素子は、ソースが前記出力信号に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力信号に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のNチャネル型FETとを有するものであり、
    前記後段の論理素子は、ソースが前記後段の論理素子の出力に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のNチャネル型FETとを有するものであり、
    前記第1サブストレート電圧設定部は、前記後段のNチャネル型FETの前記サブストレート電圧を前記第1のサブストレート電圧に設定し、
    前記第1遅延時間測定部は、前記後段のNチャネル型FETの前記サブストレート電圧が前記第1のサブストレート電圧に設定された状態において前記第1の遅延時間を測定し、
    前記第2サブストレート電圧設定部は、前記後段のNチャネル型FETの前記サブストレート電圧を前記第2のサブストレート電圧に設定し、
    前記第2遅延時間測定部は、前記サブストレート電圧が前記第2のサブストレート電圧に設定された状態において前記第2の遅延時間を測定し、
    前記不良検出部は、前記第1の遅延時間及び前記第2の遅延時間の差分が前記基準値より大きい場合に、前記前段のPチャネル型FETの不良を検出する
    請求項2記載の試験装置。
  5. 前記前段の論理素子は、ソースが前記出力信号に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力信号に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力信号側に接続された前段のNチャネル型FETとを有するものであり、
    前記後段の論理素子は、ソースが前記後段の論理素子の出力に対して電圧源側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のPチャネル型FETと、ソースが前記出力に対してグランド側に接続され、ドレインがソースに対して前記出力側に接続された後段のNチャネル型FETとを有するものであり、
    前記第1サブストレート電圧設定部は、前記後段のPチャネル型FETの前記サブストレート電圧を第1のサブストレート電圧に設定し、
    前記第1遅延時間測定部は、前記後段のPチャネル型FETの前記サブストレート電圧が前記第1のサブストレート電圧に設定された状態において前記第1の遅延時間を測定し、
    前記第2サブストレート電圧設定部は、前記後段のPチャネル型FETの前記サブストレート電圧を第2のサブストレート電圧に設定し、
    前記第2遅延時間測定部は、前記サブストレート電圧が前記第2のサブストレート電圧に設定された状態において前記第2の遅延時間を測定し、
    前記不良検出部は、前記第1の遅延時間及び前記第2の遅延時間の差分が前記基準値より大きい場合に、前記前段のNチャネル型FETの不良を検出する
    請求項2記載の試験装置。
  6. 第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含み、第1のFF(フリップフロップ)から入力された信号に基づくレベル電圧を第2のFFに入力する組み合わせ回路のスイッチング速度を試験する試験装置であって、
    前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、
    前記第1のFFにクロック信号を供給してから前記第2のFFにクロック信号を供給するまでのクロック間隔を設定するクロック設定部と、
    前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定部と、
    前記クロック間隔を第1の前記クロック間隔に設定させた状態において、前記サブストレート電圧を前記しきい値電圧設定部により変化させ、前記回路が正常動作する前記サブストレート電圧の第1境界値を測定する第1境界値測定部と、
    前記第1境界値に基づいて、前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出部と
    を備える試験装置。
  7. 前記クロック間隔を第2の前記クロック間隔に設定させた状態において、前記サブストレート電圧を前記しきい値電圧設定部により変化させ、前記回路が正常動作する前記サブストレート電圧の第2境界値を測定する第2境界値測定部を更に備え、
    前記不良検出部は、前記第1境界値及び前記第2境界値に基づいて、前記回路のスイッチング速度の不良を検出する
    請求項6記載の試験装置。
  8. 第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含む回路のスイッチング速度を試験する試験方法であって、
    前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、
    前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定段階と、
    前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧が設定された前記回路の遅延時間を測定する遅延時間測定段階と、
    前記遅延時間に基づいて前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出段階と
    を備える試験方法。
  9. 第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と、前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含み、第1のFF(フリップフロップ)から入力された信号に基づくレベル電圧を第2のFFに入力する組み合わせ回路のスイッチング速度を試験する試験方法であって、
    前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、
    前記第1のFFにクロック信号を供給してから前記第2のFFにクロック信号を供給するまでのクロック間隔を設定するクロック設定段階と、
    前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定段階と、
    前記クロック間隔を第1の前記クロック間隔に設定させた状態において、前記サブストレート電圧を前記しきい値電圧設定段階により変化させ、前記回路が正常動作する前記サブストレート電圧の第1境界値を測定する第1境界値測定段階と、
    前記第1境界値に基づいて、前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出段階と
    を備える試験方法。
  10. 第1のレベル電圧又は第2のレベル電圧を出力する前段の論理素子と前段の論理素子の出力信号を入力する後段の論理素子とを含む回路と、
    前記回路のスイッチング速度を試験する試験部とを備え、
    前記後段の論理素子は、前記出力信号をゲート端子に入力し、前記出力信号の電圧がしきい値電圧より大きい場合及び小さい場合で異なるレベル電圧を出力する後段のFET(電界効果トランジスタ)を有するものであり、
    前記試験部は、
    前記後段のFETのサブストレート電圧を、前記回路の通常動作時における当該サブストレート電圧と異なる値に設定することにより、前記後段のFETに前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧を設定するしきい値電圧設定部と、
    前記通常動作時と異なる前記しきい値電圧が設定された前記回路の遅延時間を測定する遅延時間測定部と、
    前記遅延時間に基づいて前記回路のスイッチング速度の不良を検出する不良検出部と
    を有する電子デバイス。
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