JP4635709B2 - 音声符号化装置及び方法、並びに音声復号装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる変換符号化によって入力音声信号を符号化し、得られた符号列を伝送し、又は記録媒体に記録する音声符号化装置及びその方法、並びに伝送され、又は記録媒体から読み出した符号列を復号して出力音声信号を得る音声復号装置及びその方法に関する。
従来、音声符号化装置において、入力音声信号を時間周波数変換して得られた周波数スペクトルに対して正規化・量子化を行い、量子化誤差である差分周波数スペクトルに対して再度、正規化・量子化を行う方法が知られている(特許文献1,2を参照)。これにより、音声符号化装置の量子化精度を向上させることができ、また、音声復号装置の性能や使用環境に応じたスケーラビリティを実現することができる。
特許3227945号公報 特許3227948号公報
しかしながら、この特許文献1,2記載の技術を含めた従来の技術では、正規化・量子化を多段化する場合に、各段における量子化ビット数を少ない演算量で適切に設定する手法は確立されていないのが現状であった。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、多段の正規化・量子化を行って入力音声信号を符号化する際に、各段における量子化ビット数を少ない演算量で適切に設定することが可能な音声符号化装置及びその方法、並びにその音声符号化装置によって得られた符号列を復号して出力音声信号を得る音声復号装置及びその方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る音声符号化装置及びその方法は、入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換手段(工程)と、所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段(工程)と、上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化手段(工程)と、上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化手段(工程)と、上記周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化及び逆正規化した周波数スペクトルを減算し、差分周波数スペクトルを生成する減算手段(工程)と、上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分周波数スペクトルを正規化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化手段(工程)と、上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化手段(工程)と、上記正規化情報、上記第1の量子化情報、上記第2の量子化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化手段(工程)とを備え、上記量子化情報計算手段(工程)は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る音声符号化装置及びその方法は、入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換手段(工程)と、所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段(工程)と、上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化手段(工程)と、上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化手段(工程)と、上記周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化及び逆正規化した周波数スペクトルを減算し、差分周波数スペクトルを生成する減算手段(工程)と、上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分周波数スペクトルを正規化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化手段(工程)と、上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化手段(工程)と、上記正規化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化手段(工程)とを備え、上記量子化情報計算手段(工程)は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る音声符号化装置及びその方法は、入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換手段(工程)と、所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段(工程)と、上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化手段(工程)と、上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化手段(工程)と、上記正規化周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化した正規化周波数スペクトルを減算し、差分正規化周波数スペクトルを生成する減算手段(工程)と、上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを正規化し、差分再正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化手段(工程)と、上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分再正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化手段(工程)と、上記正規化情報、上記第1の量子化情報、上記第2の量子化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化手段(工程)とを備え、上記量子化情報計算手段(工程)は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係る音声復号装置及びその方法は、入力符号列を復号し、正規化情報、量子化周波数スペクトル、及び差分量子化周波数スペクトルを生成する符号列復号手段(工程)と、上記正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段(工程)と、上記第1の量子化情報に対応した第1の逆量子化係数を用いて上記量子化周波数スペクトルを線形逆量子化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の逆量子化手段(工程)と、上記正規化情報に対応した第1の逆正規化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを逆正規化し、周波数スペクトルを生成する第1の逆正規化手段(工程)と、上記第2の量子化情報に対応した第2の逆量子化係数を用いて上記差分量子化周波数スペクトルを線形逆量子化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の逆量子化手段(工程)と、上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の逆正規化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを逆正規化し、差分周波数スペクトルを生成する第2の逆正規化手段(工程)と、上記周波数スペクトルと上記差分周波数スペクトルとを加算する加算手段(工程)と、上記加算手段(工程)によって得られた周波数スペクトルを周波数時間変換し、出力音声信号を生成する周波数時間変換手段(工程)とを備え、上記量子化情報計算手段(工程)は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する。
本発明に係る音声符号化装置及びその方法、並びに音声復号装置及びその方法によれば、多段の正規化・量子化を行って入力音声信号を符号化して符号列を生成し、また、その符号列を復号して出力音声信号を得る際に、各段における量子化ビット数を少ない演算量で適切に設定することが可能とされる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、入力音声信号を時間周波数変換して得られた周波数スペクトルに対して2段の正規化・量子化を行って符号化し、符号列を生成する音声符号化装置及びその方法、並びにその符号列を復号して出力音声信号を得る音声復号装置及びその方法に適用したものである。
(第1の実施の形態)
先ず、第1の実施の形態における音声符号化装置の概略構成を図1に示す。また、図1に示す音声符号化装置10における符号化処理の手順を図2のフローチャートに示す。以下、図1を参照しながら、図2のフローチャートについて説明する。
図2のステップS1において、時間周波数変換部11は、音声信号(PCM(Pulse Code Modulation)データ等)を所定単位時間(フレーム)毎に入力し、ステップS2において、この入力音声信号を時間周波数変換し、周波数スペクトルmdspec1を生成する。例えば、時間周波数変換として変形離散コサイン変換(Modified Discrete Cosine Transform;MDCT)を用いる場合、Nサンプルの音声信号は、N/2サンプルのMDCT係数に変換される。時間周波数変換部11は、周波数スペクトルmdspec1を第1の正規化部13及び減算部17に供給すると共に、正規化情報idsfを量子化情報計算部12に供給する。
次にステップS3において、量子化情報計算部12は、正規化情報idsf等に基づいて、周波数スペクトルmdspec1を量子化する際の量子化ビット数を表す量子化情報idwl1と後述する2段目の量子化における量子化ビット数を表す量子化情報idwl2とを決定する。なお、量子化情報計算部12において正規化情報idsf等に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を決定する処理の詳細については後述する。
続いてステップS4において、第1の正規化部13は、正規化情報idsfに対応した正規化係数sf1(idsf)を用いて周波数スペクトルmdspec1を以下の式(1)、
nspec1=mdspec1*sf1(idsf) ・・・(1)
で示すように正規化し、得られた正規化周波数スペクトルnspec1を第1の量子化部14に供給する。この処理により、周波数スペクトルmdspec1は、±f∈Rの範囲に正規化される。正規化情報idsfと正規化係数sf1(idsf)との関係は、例えば以下の表1のように表される。
Figure 0004635709
続いてステップS5において、第1の量子化部14は、量子化情報idwl1に対応した量子化係数qf1(idwl1)を用いて正規化周波数スペクトルnspec1を量子化し、得られた量子化周波数スペクトルqspec1を逆量子化部15及び符号列符号化部20に供給する。例えば、図3に示すような線形量子化を行う場合、量子化周波数スペクトルqspec1は以下の式(2)、
qspec1=(int)(floor(nspec1*qf1(idwl1))+0.5) ・・・(2)
のように求められる。この処理により、正規化周波数スペクトルnspec1は、量子化ステップ幅nstep(idwl1)で表されるステップ数の量子化周波数スペクトルqspec1に量子化される。量子化情報idwl1と量子化ステップ幅nstep(idwl1)及び量子化係数qf1(idwl1)との関係は、例えば以下の表2のように表される。
Figure 0004635709
続いてステップS6において、逆量子化部15は、量子化情報idwl1に対応した逆量子化係数iqf1(idwl1)を用いて量子化周波数スペクトルqspec1を以下の式(3)、
nspec1'=qspec1*iqf1(idwl1) ・・・(3)
で示すように逆量子化し、得られた正規化周波数スペクトルnspec1'を逆正規化部16に供給する。ここで、量子化係数qf1(idwl1)と逆量子化係数iqf1(idwl1)との関係は、以下の式(4)、
iqf1(idwl1)=1/qf1(idwl1) ・・・(4)
で表される。
続いてステップS7において、逆正規化部16は、正規化情報idsfに対応した逆正規化係数isf1(idsf)を用いて正規化周波数スペクトルnspec1'を以下の式(5)、
mdspec1'=nspec1'*isf1(idsf) ・・・(5)
で示すように逆正規化し、得られた周波数スペクトルmdspec1'を減算部17に供給する。ここで、正規化係数sf1(idsf)と逆正規化係数isf1(idsf)との関係は、以下の式(6)、
isf1(idsf)=1/sf1(idsf) ・・・(6)
で表される。
続いてステップS8において、減算部17は、以下の式(7)、
mdspec2=mdspec1−mdspec1' ・・・(7)
で示すように周波数スペクトルmdspec1から周波数スペクトルmdspec1'を減算し、得られた差分周波数スペクトルmdspec2を第2の正規化部18に供給する。
続いてステップS9において、第2の正規化部18は、正規化係数sf2を用いて差分周波数スペクトルmdspec2を以下の式(8)、
nspec2=mdspec2*sf2
=(mdspec1−mdspec1')*sf2
=((nspec1−nspec1')*isf1(idsf))*sf2 ・・・(8)
で示すように正規化し、得られた差分正規化周波数スペクトルnspec2を第2の量子化部19に供給する。
ここで、正規化周波数スペクトルnspec1は、正規化情報idsfに対応した正規化係数sf1(idsf)により±f∈Rの範囲に正規化されているため、例えば図3に示すように、量子化情報idwl1に対応して量子化ステップ幅nstep(idwl1)が一意に決定されるような線形量子化を行う場合には、量子化前後での正規化周波数スペクトルnspec1、nspec1'の差分は最大量子化誤差である±f/nstep(idwl1)の範囲となる。したがって、正規化係数sf2は、以下の式(9)、
sf2(idsf,idwl1)=sf1(idsf)*nstep(idwl1)/f ・・・(9)
で示すように算出することができる。すなわち、正規化情報idsfと量子化情報idwl1とに基づいて正規化係数sf2(idsf,idwl1)を算出することができる。
続いてステップS10において、第2の量子化部19は、量子化情報idwl2に対応した量子化係数qf2(idwl2)を用いて差分正規化周波数スペクトルnspec2を量子化し、得られた差分量子化周波数スペクトルqspec2を符号列符号化部20に供給する。例えば、図3に示すような線形量子化を行う場合、差分量子化周波数スペクトルqspec2は以下の式(10)、
qspec2=(int)(floor(nspec2*qf2(idwl2))+0.5) ・・・(10)
のように求められる。なお、量子化情報idwl2と量子化係数qf2(idwl2)との関係は、上述した表2と同様であってもよく、異なっていてもよい。
続いてステップS11において、符号列符号化部20は、量子化周波数スペクトルqspec1、差分量子化周波数スペクトルqspec2、正規化情報idsf、及び量子化情報idwl1,idwl2を符号化し、ステップS12において、得られた符号列を出力する。
続いてステップS13において、入力音声信号が終了したか否かを判別し、終了していない場合にはステップS1に戻り、入力音声信号が終了している場合には符号化処理を終了する。
以下、量子化情報計算部12において正規化情報idsfに基づいて量子化情報idwl1,idwl2を決定する処理について詳細に説明する。ここでは一例として、図4、図5の実線aで示すスペクトル包絡を有する周波数スペクトルに対して、所定の処理単位毎に量子化情報idwl1,idwl2を計算する場合について考える。
先ず、正規化情報idsf等に基づいて総量子化情報idwl0が計算される。例えば図4のようなスペクトル包絡を有する周波数スペクトルの場合には、以下の表3の上段に示すように総量子化情報idwl0が計算され、図5のようなスペクトル包絡を有する周波数スペクトルの場合には、以下の表4の上段に示すように総量子化情報idwl0が計算される。
Figure 0004635709
Figure 0004635709
ここで、計算機シミュレーションや大規模ハードウェア等により、例えば最大24ビット等の量子化ビット数を確保することができる場合には、この総量子化情報idwl0に基づいて量子化を行うことが可能である。しかしながら、通常はハードウェア上の制約等によりこの総量子化情報idwl0を無制限に許可することは困難であり、例えば最大16ビット等の量子化ビット数に制限される。このため、総量子化情報idwl0が16以上、すなわち16ビット以上の量子化ビット数を必要としていた周波数スペクトルに対しては、16ビット量子化時の最大SNR(Signal to Noise Ratio)以上の量子化精度を確保することは不可能であり、図4、図5の破線bで示すようなノイズフロアとなる。すなわち、図4の場合には低周波数帯域におけるSNRが悪化し、図5の場合にはトーンの中心f0近傍におけるSNRが悪化する。
このため、1段目の量子化の結果得られた誤差である差分周波数スペクトルに対して2段目の量子化を行い、局所的に悪化したSNRを改善することになるが、従来、各段における量子化ビット数を少ない演算量で適切に設定する手法は確立されていないのが現状であった。
そこで、本実施の形態の量子化情報計算部12は、所定のリミッタlim1,lim2を用いることにより、各段における量子化ビット数を少ない演算量で適切に設定する。すなわち、第1の量子化部14における量子化情報idwl1に対してはリミッタlim1による制限を設け、この制限を超過する場合には、超過分を第2の量子化部19における量子化情報idwl2として配分する。また、第2の量子化部19における量子化情報idwl2に対してはリミッタlim2による制限を設け、この制限を超過する場合には、その制限内に収まるように量子化情報idwl2を設定する。
この量子化情報計算部12の処理手順を図6のフローチャートに示す。先ずステップS21において、正規化情報idsf等に基づいて総量子化情報idwl0を決定し、ステップS22において、この総量子化情報idwl0を量子化情報idwl1として設定する。
次にステップS23において、量子化情報idwl1の値がリミッタlim1の値よりも大きいか否かを判別し、量子化情報idwl1の値がリミッタlim1の値以下である場合には、ステップS25に進む。一方、量子化情報idwl1の値がリミッタlim1の値よりも大きい場合には、ステップS24において量子化情報idwl1の値をリミッタlim1の値に制限した後、ステップS25に進む。
続いてステップS25において、総量子化情報idwl0の値から量子化情報idwl1の値を減算して得られた値を量子化情報idwl2の値として設定する。
続いてステップS26において、量子化情報idwl2の値がリミッタlim2の値よりも大きいか否かを判別し、量子化情報idwl2の値がリミッタlim2の値以下である場合には、ステップS28において量子化情報idwl1,idwl2を決定する。一方、量子化情報idwl2の値がリミッタlim2の値よりも大きい場合には、ステップS27において量子化情報idwl2の値をリミッタlim2の値に制限した後、ステップS28において量子化情報idwl1,idwl2を決定する。
例えば、上述した表3、表4の上段のように総量子化情報idwl0が計算されていた場合、それぞれ表3、表4の中段及び下段に示すように量子化情報idwl1,idwl2が決定される。この表では、第1の量子化部14における最大量子化ビット数を16ビットとしており、量子化情報idwl1が0〜15の範囲の値となるため(idwl1=15のときnstep(idwl1)=65535(±32767)<2^16)、量子化情報idwl1に対するリミッタlim1の値を15としている。そして、総量子化情報idwl0に対してリミッタlim1(=15)による制限を設けたものを量子化情報idwl1として設定し、超過分(idwl0−idwl1)の量子化情報を量子化情報idwl2として設定している。
このようにして決定された量子化情報idwl1,idwl2を用いて図4、図5の実線aで示すスペクトル包絡を有する周波数スペクトルを量子化した場合のノイズフロアを図4、図5の一点鎖線cで示す。図4、図5からも分かるように、本実施の形態における音声符号化装置10によれば、量子化の結果得られた誤差である差分周波数スペクトルに対して適切なビット配分で再量子化を行うことができ、ハードウェア上の制約等により局所的に悪化したSNRを改善することが可能になる。
次に、この音声符号化装置10に対応する音声復号装置の概略構成を図7に示す。また、図7に示す音声復号装置30における復号処理の手順を図8のフローチャートに示す。以下、図7を参照しながら、図8のフローチャートについて説明する。
図8のステップS31において、符号列復号部31は、符号列を入力し、ステップS32において、この入力符号列を復号して量子化周波数スペクトルqspec1、差分量子化周波数スペクトルqspec2、正規化情報idsf、及び量子化情報idwl1,idwl2を生成する。符号列復号部31は、量子化周波数スペクトルqspec1を第1の逆量子化部32に供給し、差分量子化周波数スペクトルqspec2を第2の逆量子化部34に供給する。
次にステップS33において、第1の逆量子化部32は、量子化情報idwl1に対応した逆量子化係数iqf1(idwl1)を用いて量子化周波数スペクトルqspec1を以下の式(11)、
nspec1'=qspec1*iqf1(idwl1) ・・・(11)
で示すように逆量子化し、得られた正規化周波数スペクトルnspec1'を第1の逆正規化部33に供給する。ここで、量子化係数qf1(idwl1)と逆量子化係数iqf1(idwl1)との関係は、上述した式(4)で表される。
続いてステップS34において、第1の逆正規化部33は、正規化情報idsfに対応した逆正規化係数isf1(idsf)を用いて正規化周波数スペクトルnspec1'を以下の式(12)、
mdspec1'=nspec1'*isf1(idsf) ・・・(12)
で示すように逆正規化し、得られた周波数スペクトルmdspec1'を加算部36に供給する。ここで、正規化係数sf1(idsf)と逆正規化係数isf1(idsf)との関係は、上述した式(6)で表される。
続いてステップS35において、第2の逆量子化部34は、量子化情報idwl2に対応した逆量子化係数iqf2(idwl2)を用いて差分量子化周波数スペクトルqspec2を以下の式(13)、
nspec2'=qspec2*iqf2(idwl2) ・・・(13)
で示すように逆量子化し、得られた差分正規化周波数スペクトルnspec2'を第2の逆正規化部35に供給する。ここで、量子化係数qf2(idwl2)と逆量子化係数iqf2(idwl2)との関係は、以下の式(14)、
iqf2(idwl2)=1/qf2(idwl2) ・・・(14)
で表される。
続いてステップS36において、第2の逆正規化部35は、正規化情報idsf及び量子化情報idwl1に対応した逆正規化係数isf2(idsf,idwl1)を用いて差分正規化周波数スペクトルnspec2'を以下の式(15)、
mdspec2'=nspec2'*isf2(idsf,idwl1) ・・・(15)
で示すように逆正規化し、得られた差分周波数スペクトルmdspec2'を加算部36に供給する。ここで、逆正規化係数isf2(idsf,idwl1)と正規化情報idsf及び量子化情報idwl1との関係は、以下の式(16)、
isf2(idsf,idwl1)=1/sf2(idsf,idwl1)=isf1(idsf)*f/nstep(idwl1) ・・・(16)
で表される。なお、ステップS35及びステップS36の処理は、ステップS33及びステップS34の処理よりも前に行ってもよく、並列に行ってもよい。
続いてステップS37において、加算部36は、以下の式(17)、
mdspec'=mdspec1'+mdspec2' ・・・(17)
で示すように周波数スペクトルmdspec1'と差分周波数スペクトルmdspec2'とを加算し、得られた周波数スペクトルmdspec'を周波数時間変換部37に供給する。
続いてステップS38において、周波数時間変換部37は、周波数スペクトルmdspec'を周波数時間変換して音声信号を生成し、ステップS39において、この音声信号を出力する。例えば、周波数時間変換として逆変形離散コサイン変換(Inverse MDCT;IMDCT)を用いる場合、N/2サンプルのMDCT係数は、Nサンプルの音声信号に変換される。
続いてステップS40において、入力符号列が終了したか否かを判別し、終了していない場合にはステップS31に戻り、入力符号列が終了している場合には復号処理を終了する。
(第2の実施の形態)
ところで、上述のように2段の正規化・量子化を行う場合には、1段目及び2段目の量子化情報idwl1,idwl2を符号化する必要があるため、段数に応じて周波数スペクトル情報の符号化効率が低下してしまう。そこで、本実施の形態では、この量子化情報idwl1,idwl2の符号化を省略することにより周波数スペクトル情報の符号化効率を向上させる方法について説明する。
図9は、本実施の形態における音声符号化装置40の概略構成を示したものであり、図10は、音声符号化装置40に対応する音声復号装置50の概略構成を示したものである。
何れも、上述した音声符号化装置10及び音声復号装置30と同様の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この音声符号化装置40において、量子化情報計算部41は、正規化情報idsf等に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定する。なお、量子化情報計算部41において正規化情報idsf等に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定する処理の詳細については後述する。また、符号列符号化部20は、量子化周波数スペクトルqspec1、差分量子化周波数スペクトルqspec2、及び正規化情報idsfを符号化し、得られた符号列を出力する。
一方、音声復号装置50において、量子化情報計算部51は、正規化情報idsf等に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定する。なお、量子化情報計算部51において正規化情報idsf等に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定する処理の詳細についても後述する。
以下、量子化情報計算部41,51において正規化情報idsf等に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定する処理について詳細に説明する。
量子化情報計算部41,51は、正規化情報idsf及び所定の変数Aから、量子化情報idwl0を以下の表5に示すように一意に決定する。
Figure 0004635709
この表5から分かるように、正規化情報idsfが1つ小さくなると量子化情報idwl0も1つ小さくなる。これは、正規化情報idsfがXであり量子化情報がBである場合の絶対SNRをSNRabsとしたとき、正規化情報idsfがX−1である場合に同等のSNRabsを得るには略々B−1の量子化情報で示される量子化ビット数が必要となり、また正規化情報idsfがX−2である場合には同様に略々B−2の量子化情報で示される量子化ビット数が必要となることに着目したものである。
上述した変数Aとは、最大の正規化情報idsfに対して割り当てられる最大量子化情報を示しており、この値は付加情報として符号列に含められる。なお、この変数Aとしては先ず規格上とり得る最大の量子化ビット数を設定し、符号化の結果、総使用ビット数が総使用可能ビット数を上回る場合には、順次繰り下げられる。
この変数Aの値が17ビットである場合において、正規化情報idsfと量子化情報idwl0との関係を示すテーブルの一例を以下の表6に示す。この表6において丸で囲まれている数字は、スペクトル毎に決定された総量子化情報idwl0を表すものとする。
Figure 0004635709
表6に示すように、正規化情報idsfが最大の31である場合には総量子化情報idwl0は最大の17となり、例えば正規化情報idsfが最大の正規化情報idsfより2だけ小さい29である場合には総量子化情報idwl0は15となる。なお、該当する正規化情報idsfが最大の正規化情報idsfよりも17以上小さい場合には量子化ビット数がマイナスになってしまうが、その場合は0ビットと下限を設けることとする。
量子化情報計算部41,51は、このようにして求められたスペクトル毎の総量子化情報idwl0に基づいて量子化情報idwl1,idwl2を決定する。すなわち、量子化情報idwl1に対してはリミッタlim1による制限を設け、この制限を超過する場合には、超過分を量子化情報idwl2として配分する。また、量子化情報idwl2に対してはリミッタlim2による制限を設け、この制限を超過する場合には、その制限内に収まるように量子化情報idwl2を設定する。
ところで、このようにして量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定した場合、ノイズフロアは略々平坦になる。すなわち、人間の聴感上重要な低域についても聴感上重要でない高域についても一様な量子化精度で量子化を行っているため、雑音感は最小とならない。
そこで、量子化情報計算部41,51において、以下の表7に示すように、スペクトル毎の正規化情報idsfに対して重み係数Wn[i](i=0〜N/2−1)を加算し、新たな正規化情報idsf1を生成するようにしても構わない。
Figure 0004635709
この表7の例では、低域の正規化情報idsfには4乃至1の値を加算し、高域の正規化情報idsfには何も加算していない。このように正規化情報idsfに対して重み係数Wn[i]を加算することで、低域にビットを集中させて、人間の聴覚に重要な帯域の音質を向上させることができる。
表7のように重み係数Wn[i]を加算した場合、正規化情報idsfの最大値が35となるため、表6のテーブルを正規化情報idsfの最大加算数である4だけ大きい方向へ単純に拡張したとすると、例えば以下の表8のようになる。この表8において、破線の丸で囲まれている数字は重み付けを行わない場合におけるスペクトル毎の総量子化情報idwl0を表し、実線の丸で囲まれている数字は重み付けを行う場合におけるスペクトル毎の総量子化情報idwl0を表す。
Figure 0004635709
この表8の例では、低域の量子化精度が向上するが、最大量子化情報が増加して総使用ビット数が増加するため、実際には総使用ビット数が総使用可能ビット数に収まるようにビット調整を行うことが好ましい。
なお、上述した重み係数Wn[i]としては、予め符号化側と復号側とで固定のものを用いてもよく、或いは、符号化側で音源の特徴(周波数エネルギ、過渡特性、ゲイン、マスキング特性など)に基づいて最適な重み係数Wn[i]を生成してもよい。後者の場合、量子化情報計算部41は、例えば周波数スペクトルmdspec1に基づいて重み係数Wn[i]を生成し、符号列符号化部20は、この重み係数Wn[i]を符号化して符号列に含める。
このように、本実施の形態における音声符号化装置40及び音声復号装置50によれば、正規化情報idsfに基づいて量子化情報idwl1,idwl2を一意に決定し、また、正規化情報idsfと量子化情報idwl1とに基づいて正規化係数sf2(idsf,idwl1)を算出するため、符号列には周波数スペクトル情報以外のサイド情報として正規化情報idsfを含めるのみでよい。さらに、サイド情報の削減によって生じた余剰ビットを量子化周波数スペクトルqspec1及び差分量子化周波数スペクトルqspec2の符号化に流用することで、量子化周波数スペクトルqspec1及び差分量子化周波数スペクトルqspec2の符号化効率を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態として図11に示す音声符号化装置60は、基本構造を図1に示した音声符号化装置10と同様とするが、周波数スペクトルmdspec1と周波数スペクトルmdspec1'との差分に対して2段目の正規化・量子化を行うのではなく、正規化周波数スペクトルnspec1と正規化周波数スペクトルnspec1'との差分に対して2段目の正規化・量子化を行う点に特徴を有している。したがって、先に図1に示した音声符号化装置10と同様の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この音声符号化装置60において、減算部61は、以下の式(18)、
nspec2=nspec1−nspec1' ・・・(18)
で示すように正規化周波数スペクトルnspec1から正規化周波数スペクトルnspec1'を減算し、得られた差分正規化周波数スペクトルnspec2を第2の正規化部62に供給する。
第2の正規化部62は、正規化係数sf2を用いて差分正規化周波数スペクトルnspec2を以下の式(19)、
nnspec2=nspec2*sf2
=(nspec1−nspec1')*sf2 ・・・(19)
で示すように正規化し、得られた差分再正規化周波数スペクトルnnspec2を第2の量子化部63に供給する。
ここで、正規化周波数スペクトルnspec1は、正規化情報idsfに対応した正規化係数sf1(idsf)により±f∈Rの範囲に正規化されているため、例えば図3に示すように、量子化情報idwl1に対応して量子化ステップ幅nstep(idwl1)が一意に決定されるような線形量子化を行う場合には、量子化前後での正規化周波数スペクトルnspec1、nspec1'の差分は最大量子化誤差である±f/nstep(idwl1)の範囲となる。したがって、正規化係数sf2は、以下の式(20)、
sf2(idwl1)=nstep(idwl1)/f ・・・(20)
で示すように算出することができる。すなわち、量子化情報idwl1に基づいて正規化係数sf2(idwl1)を算出することができる。
第2の量子化部63は、量子化情報idwl2に対応した量子化係数qf2(idwl2)を用いて差分再正規化周波数スペクトルnnspec2を量子化し、得られた差分量子化周波数スペクトルqspec2を符号列符号化部20に供給する。例えば、図3に示すような線形量子化を行う場合、差分量子化周波数スペクトルqspec2は以下の式(21)、
qspec2=(int)(floor(nnspec2*qf2(idwl2))+0.5) ・・・(21)
のように求められる。
符号列符号化部20は、量子化周波数スペクトルqspec1、差分量子化周波数スペクトルqspec2、正規化情報idsf、及び量子化情報idwl1,idwl2を符号化し、得られた符号列を出力する。
次に、この音声符号化装置60に対応する音声復号装置の概略構成を図12に示す。図12に示す音声復号装置70は、基本構造を図7に示した音声復号装置30と同様とするため、音声復号装置30と同様の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この音声復号装置70において、第2の逆量子化部71は、量子化情報idwl2に対応した逆量子化係数iqf2(idwl2)を用いて差分量子化周波数スペクトルqspec2を以下の式(22)、
nnspec2'=qspec2*iqf2(idwl2) ・・・(22)
で示すように逆量子化し、得られた差分再正規化周波数スペクトルnnspec2'を第2の逆正規化部72に供給する。
第2の逆正規化部72は、量子化情報idwl1に対応した逆正規化係数isf2(idwl1)を用いて差分再正規化周波数スペクトルnnspec2'を以下の式(23)、
nspec2'=nnspec2'*isf2(idwl1) ・・・(23)
で示すように逆正規化し、得られた差分正規化周波数スペクトルnspec2'を加算部73に供給する。ここで、逆正規化係数isf2(idwl1)と量子化情報idwl1との関係は、以下の式(24)、
isf2(idwl1)=1/sf2(idwl1)=f/nstep(idwl1) ・・・(24)
で表される。
加算部73は、以下の式(25)、
nspec'=nspec1'+nspec2' ・・・(25)
で示すように正規化周波数スペクトルnspec1'と差分正規化周波数スペクトルnspec2'とを加算し、得られた正規化周波数スペクトルnspec'を第1の逆正規化部74に供給する。
第1の逆正規化部74は、正規化情報idsfに対応した逆正規化係数isf1(idsf)を用いて正規化周波数スペクトルnspec'を以下の式(26)、
mdspec'=nspec'*isf1(idsf) ・・・(26)
で示すように逆正規化し、得られた周波数スペクトルmdspec'を周波数時間変換部37に供給する。
周波数時間変換部37は、周波数スペクトルmdspec'を周波数時間変換して音声信号を生成し、この音声信号を出力する。
(第4の実施の形態)
上述した第1乃至第3の実施の形態では、音声符号化装置及び音声復号装置の基本的な3種類の構成について説明したが、本実施の形態では、音声符号化装置及び音声復号装置の変形例について説明する。なお、音声符号化装置10及び音声復号装置30と同様の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
先ず、図13は、第1の変形例における音声符号化装置80の概略構成を示したものであり、図14は、音声符号化装置80に対応する音声復号装置90の概略構成を示したものである。この音声符号化装置80において、前処理部81は、入力音声信号を時間周波数変換する前に、入力音声信号に対して帯域分割やゲイン調整等の前処理を施す。一方、音声復号装置90において、後処理部91は、周波数スペクトルmdspec'を周波数時間変換した後、音声信号に対して帯域合成やゲイン調整等の後処理を施す。
次に、図15は、第2の変形例における音声符号化装置100の概略構成を示したものであり、図16は、音声符号化装置100に対応する音声復号装置110の概略構成を示したものである。この音声符号化装置100において、第1の前処理部101は、周波数スペクトルmdspec1に対して周波数スペクトル分布に応じた非線形変換等の前処理を施し、後処理部102は、周波数スペクトルmdspec1'に対して対応する非線形逆変換等の後処理を施す。また、第2の前処理部103は、差分周波数スペクトルmdspec2に対して周波数スペクトル分布に応じた非線形変換等の前処理を施す。一方、音声復号装置110において、第1の後処理部111は、周波数スペクトルmdspec1'に対して符号化側と対応する非線形逆変換等の後処理を施し、第2の後処理部112は、差分周波数スペクトルmdspec2'に対して符号化側と対応する非線形逆変換等の後処理を施す。
上述した第1乃至第3の実施の形態では、第1の量子化部14において線形量子化を行うことを前提として説明したが、非線形量子化は非線形変換後に線形量子化を行うことと等価であるため、図15のように、第1の量子化部14の前段に非線形変換を行う第1の前処理部101を設けることで、非線形量子化を行う場合にも適用することが可能である。
次に、図17は、第3の変形例における音声符号化装置120の概略構成を示したものであり、図18は、音声符号化装置120に対応する音声復号装置130の概略構成を示したものである。この音声符号化装置120において、第1の正規化量子化部121は、正規化量子化係数sf1(idsf)*qf1(idwl1)を用いて周波数スペクトルmdspec1を正規化・量子化し、逆量子化逆正規化部122は、逆量子化逆正規化係数iqf1(idwl1)*isf1(idsf)を用いて量子化周波数スペクトルqspec1を逆量子化・逆正規化する。また、第2の正規化量子化部123は、正規化量子化係数sf2(idsf,idwl1)*qf2(idwl2)を用いて差分周波数スペクトルmdspec2を正規化・量子化する。一方、音声復号装置130において、第1の逆量子化逆正規化部131は、逆量子化逆正規化係数iqf1(idwl1)*isf1(idsf)を用いて量子化周波数スペクトルqspec1を逆量子化・逆正規化し、第2の逆量子化逆正規化部132は、逆量子化逆正規化係数iqf2(idwl2)*isf2(idsf,idwl1)を用いて差分量子化周波数スペクトルqspec2を逆量子化・逆正規化する。このように、正規化係数と量子化係数とを予め乗算しておくことで正規化処理及び量子化処理を1つの処理に纏めることができ、逆量子化係数と逆正規化係数とを予め乗算しておくことで逆量子化処理及び逆正規化処理を1つの処理に纏めることができるため、演算量及び処理量を低減することができる。
なお、本実施の形態では、第1の実施の形態における音声符号化装置10及び音声復号装置30の変形例について説明したが、第2の実施の形態における音声符号化装置40及び音声復号装置50や、第3の実施の形態における音声符号化装置60及び音声復号装置70についても同様の変形が可能である。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態では、入力音声信号を時間周波数変換して得られた周波数スペクトルに対して2段の正規化・量子化を行って符号化するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、任意の段数の正規化・量子化を行って符号化する場合に拡張可能である。この場合、k段目(kは1以上の整数)の量子化情報idwlkに対してはリミッタlimkによる制限を設け、この制限を超過する場合には、超過分を(k+1)段目の量子化情報idwl(k+1)として配分する。
また、上述した実施の形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではなく、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットその他の伝送媒体を介して伝送することにより提供することも可能である。
第1の実施の形態における音声符号化装置の概略構成を示す図である。 同音声符号化装置における符号化処理の手順を示すフローチャートである。 同音声符号化装置の第1の量子化部における量子化処理の一例を示す図である。 量子化前のスペクトル包絡と量子化後のノイズフロアとの一例を示す図である。 量子化前のスペクトル包絡と量子化後のノイズフロアとの他の例を示す図である。 同音声符号化装置の量子化情報計算部における処理手順を示すフローチャートである。 図1の音声符号化装置に対応する音声復号装置の概略構成を示す図である。 同音声復号装置における復号処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における音声符号化装置の概略構成を示す図である。 図9の音声符号化装置に対応する音声復号装置の概略構成を示す図である。 第3の実施の形態における音声符号化装置の概略構成を示す図である。 図11の音声符号化装置に対応する音声復号装置の概略構成を示す図である。 第4の実施の形態における音声符号化装置の概略構成を示す図である。 図13の音声符号化装置に対応する音声復号装置の概略構成を示す図である。 第4の実施の形態における音声符号化装置の概略構成の他の例を示す図である。 図15の音声符号化装置に対応する音声復号装置の概略構成を示す図である。 第4の実施の形態における音声符号化装置の概略構成の他の例を示す図である。 図17の音声符号化装置に対応する音声復号装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
10 音声符号化装置、11 時間周波数変換部、12 量子化情報計算部、13 第1の正規化部、14 第1の量子化部、15 逆量子化部、16 逆正規化部、17 減算部、18 第2の正規化部、19 第2の量子化部、20 符号列符号化部、30 音声復号装置、31 符号列復号部、32 第1の逆量子化部、33 第1の逆正規化部、34 第2の逆量子化部、35 第2の逆正規化部、36 加算部、37 周波数時間変換部

Claims (16)

  1. 入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換手段と、
    所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段と、
    上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化手段と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化手段と、
    上記周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化及び逆正規化した周波数スペクトルを減算し、差分周波数スペクトルを生成する減算手段と、
    上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分周波数スペクトルを正規化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化手段と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化手段と、
    上記正規化情報、上記第1の量子化情報、上記第2の量子化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化手段とを備え、
    上記量子化情報計算手段は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声符号化装置。
  2. 上記周波数スペクトル又は上記正規化周波数スペクトルに対して非線形変換を施す前処理手段と、
    上記量子化周波数スペクトルを逆量子化した正規化周波数スペクトル、又はこの正規化周波数スペクトルを逆正規化した周波数スペクトルに対して非線形逆変換を施す後処理手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の音声符号化装置。
  3. 前段における差分周波数スペクトルを正規化及び線形量子化する正規化手段及び量子化手段が多段に設けられており、
    上記量子化情報計算手段は、各段の量子化情報に所定の制限を設け、k段目(kは1以上の整数)に配分した量子化情報がk段目の制限を超過する場合に、超過分を(k+1)段目の量子化情報として配分する
    ことを特徴とする請求項1記載の音声符号化装置。
  4. 入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換工程と、
    所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算工程と、
    上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化工程と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化工程と、
    上記周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化及び逆正規化した周波数スペクトルを減算し、差分周波数スペクトルを生成する減算工程と、
    上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分周波数スペクトルを正規化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化工程と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化工程と、
    上記正規化情報、上記第1の量子化情報、上記第2の量子化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化工程とを有し、
    上記量子化情報計算工程では、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声符号化方法。
  5. 入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換手段と、
    所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段と、
    上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化手段と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化手段と、
    上記周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化及び逆正規化した周波数スペクトルを減算し、差分周波数スペクトルを生成する減算手段と、
    上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分周波数スペクトルを正規化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化手段と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化手段と、
    上記正規化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化手段とを備え、
    上記量子化情報計算手段は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声符号化装置。
  6. 上記第1の量子化手段では、上記第1の量子化情報に対応して最大量子化誤差が一意に決定され、
    上記第2の正規化係数は、上記第1の正規化係数と上記最大量子化誤差の逆数との積により決定される
    ことを特徴とする請求項5記載の音声符号化装置。
  7. 上記正規化情報が1ずつ増減すると、上記総量子化情報で表される量子化ビット数が1ビットずつ増減することを特徴とする請求項5記載の音声符号化装置。
  8. 上記周波数スペクトル又は上記正規化周波数スペクトルに対して非線形変換を施す前処理手段と、
    上記量子化周波数スペクトルを逆量子化した正規化周波数スペクトル、又はこの正規化周波数スペクトルを逆正規化した周波数スペクトルに対して非線形逆変換を施す後処理手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項5記載の音声符号化装置。
  9. 前段における差分周波数スペクトルを正規化及び線形量子化する正規化手段及び量子化手段が多段に設けられており、
    上記量子化情報計算手段は、各段の量子化情報に所定の制限を設け、k段目(kは1以上の整数)に配分した量子化情報がk段目の制限を超過する場合に、超過分を(k+1)段目の量子化情報として配分する
    ことを特徴とする請求項5記載の音声符号化装置。
  10. 入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換工程と、
    所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算工程と、
    上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化工程と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化工程と、
    上記周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化及び逆正規化した周波数スペクトルを減算し、差分周波数スペクトルを生成する減算工程と、
    上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分周波数スペクトルを正規化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化工程と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化工程と、
    上記正規化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化工程とを有し、
    上記量子化情報計算工程では、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声符号化方法。
  11. 入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換手段と、
    所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段と、
    上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化手段と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化手段と、
    上記正規化周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化した正規化周波数スペクトルを減算し、差分正規化周波数スペクトルを生成する減算手段と、
    上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを正規化し、差分再正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化手段と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分再正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化手段と、
    上記正規化情報、上記第1の量子化情報、上記第2の量子化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化手段とを備え、
    上記量子化情報計算手段は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声符号化装置。
  12. 上記周波数スペクトル又は上記正規化周波数スペクトルに対して非線形変換を施す前処理手段と、
    上記量子化周波数スペクトルを逆量子化した正規化周波数スペクトル、又はこの正規化周波数スペクトルを逆正規化した周波数スペクトルに対して非線形逆変換を施す後処理手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項11記載の音声符号化装置。
  13. 前段における差分周波数スペクトルを正規化及び線形量子化する正規化手段及び量子化手段が多段に設けられており、
    上記量子化情報計算手段は、各段の量子化情報に所定の制限を設け、k段目(kは1以上の整数)に配分した量子化情報がk段目の制限を超過する場合に、超過分を(k+1)段目の量子化情報として配分する
    ことを特徴とする請求項11記載の音声符号化装置。
  14. 入力音声信号を時間周波数変換して周波数スペクトルを生成する時間周波数変換工程と、
    所定の正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算工程と、
    上記正規化情報に対応した第1の正規化係数を用いて上記周波数スペクトルを周波数成分毎に正規化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の正規化工程と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の量子化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを線形量子化し、量子化周波数スペクトルを生成する第1の量子化工程と、
    上記正規化周波数スペクトルから上記量子化周波数スペクトルを逆量子化した正規化周波数スペクトルを減算し、差分正規化周波数スペクトルを生成する減算工程と、
    上記第1の量子化情報に対応した第2の正規化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを正規化し、差分再正規化周波数スペクトルを生成する第2の正規化工程と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の量子化係数を用いて上記差分再正規化周波数スペクトルを線形量子化し、差分量子化周波数スペクトルを生成する第2の量子化工程と、
    上記正規化情報、上記第1の量子化情報、上記第2の量子化情報、上記量子化周波数スペクトル、及び上記差分量子化周波数スペクトルを符号化し、符号列を出力する符号列符号化工程とを有し、
    上記量子化情報計算工程では、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声符号化方法。
  15. 入力符号列を復号し、正規化情報、量子化周波数スペクトル、及び差分量子化周波数スペクトルを生成する符号列復号手段と、
    上記正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算手段と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の逆量子化係数を用いて上記量子化周波数スペクトルを線形逆量子化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の逆量子化手段と、
    上記正規化情報に対応した第1の逆正規化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを逆正規化し、周波数スペクトルを生成する第1の逆正規化手段と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の逆量子化係数を用いて上記差分量子化周波数スペクトルを線形逆量子化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の逆量子化手段と、
    上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の逆正規化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを逆正規化し、差分周波数スペクトルを生成する第2の逆正規化手段と、
    上記周波数スペクトルと上記差分周波数スペクトルとを加算する加算手段と、
    上記加算手段によって得られた周波数スペクトルを周波数時間変換し、出力音声信号を生成する周波数時間変換手段とを備え、
    上記量子化情報計算手段は、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声復号装置。
  16. 入力符号列を復号し、正規化情報、量子化周波数スペクトル、及び差分量子化周波数スペクトルを生成する符号列復号工程と、
    上記正規化情報に基づいて量子化ビット数を表す総量子化情報を生成し、該総量子化情報を配分することにより、量子化ビット数を表す第1の量子化情報及び第2の量子化情報を生成する量子化情報計算工程と、
    上記第1の量子化情報に対応した第1の逆量子化係数を用いて上記量子化周波数スペクトルを線形逆量子化し、正規化周波数スペクトルを生成する第1の逆量子化工程と、
    上記正規化情報に対応した第1の逆正規化係数を用いて上記正規化周波数スペクトルを逆正規化し、周波数スペクトルを生成する第1の逆正規化工程と、
    上記第2の量子化情報に対応した第2の逆量子化係数を用いて上記差分量子化周波数スペクトルを線形逆量子化し、差分正規化周波数スペクトルを生成する第2の逆量子化工程と、
    上記正規化情報及び上記第1の量子化情報に対応した第2の逆正規化係数を用いて上記差分正規化周波数スペクトルを逆正規化し、差分周波数スペクトルを生成する第2の逆正規化工程と、
    上記周波数スペクトルと上記差分周波数スペクトルとを加算する加算工程と、
    上記加算工程にて得られた周波数スペクトルを周波数時間変換し、出力音声信号を生成する周波数時間変換工程とを有し、
    上記量子化情報計算工程では、上記第1の量子化情報に所定の制限を設けると共に、上記総量子化情報を上記第1の量子化情報として配分し、上記所定の制限の超過分を上記第2の量子化情報として配分することにより、上記第1の量子化情報及び上記第2の量子化情報を生成する
    ことを特徴とする音声復号方法。
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