JP4635565B2 - 液体現像装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

液体現像装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体現像装置、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
画像形成装置として、例えば、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像するための液体現像装置と、を有するプリンタがある。
上記の液体現像装置は、液体現像剤を担持するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体に液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの前記表面を押圧している押圧部材と、を有する。そして、現像剤供給ローラは、その軸方向の一端側に設けられた歯車によって、回転している。
特開平11−153906号公報
ところで、上記の現像剤供給ローラには、現像剤担持体に液体現像剤を適切に供給する観点から、その表面に螺旋状の溝が設けられている。
しかしながら、現像剤供給ローラが表面に螺旋状の溝を備えている場合には、現像剤供給ローラの表面を押圧する押圧部材の押圧力の一部の力が現像剤供給ローラの軸方向に作用し、現像剤供給ローラの軸方向へのずれが生じる恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止することである。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、弾性体の層を有し、液体現像剤を担持するための現像剤担持体ローラと、その表面に螺旋状の溝を備え、前記現像剤担持体ローラ圧接して液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側から他端側に亘って表面を押圧して現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制部材と、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、前記現像剤供給ローラの溝のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して該現像剤供給ローラを回転させる駆動力を伝達する第一はすば歯車と、前記現像剤担持体ローラの軸方向の一端側に設けられ、前記第一はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車と、前記第二はすば歯車のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第二はすば歯車と噛み合う第三はすば歯車と、前記第三はすば歯車の回転軸を支持して前記第三はすば歯車を回転させる駆動源と、前記現像剤担持体ローラと当接して前記現像剤担持体ローラをクリーニングするクリーニングブレードと、を有することを特徴とする液体現像装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
液体現像剤を担持するための現像剤担持体と、その表面に螺旋状の溝を備え、前記現像剤担持体に液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの前記表面を押圧している押圧部材と、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、該現像剤供給ローラを回転させるための第一はすば歯車であって、その歯スジのねじれ方向が、前記溝のねじれ方向とは逆方向であり、かつ、該第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向である該第一はすば歯車と、を有することを特徴とする液体現像装置。
このような液体現像装置によれば、全体として、現像剤供給ローラの軸方向に作用される力が低減されるから、押圧部材に押圧されている、螺旋状の溝を備えた現像剤供給ローラ、が回転する際に、該現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止することが可能となる。
また、かかる液体現像装置であって、前記現像剤供給ローラは、その軸方向の一端側から他端側に亘って螺旋状の溝を備え、前記押圧部材は、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側から他端側に亘って、該現像剤供給ローラの表面を押圧していることとしてもよい。
かかる場合には、現像剤供給ローラが回転する際に該現像剤供給ローラの軸方向へのずれが生じやすくなる。そのため、現像剤供給ローラが前記溝を備え、押圧部材が、前記軸方向の一端側から他端側に亘って、現像剤供給ローラの表面に当接している場合には、第一はすば歯車を設けることによる、現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止することが可能となる効果、がより有効に奏される。
また、かかる液体現像装置であって、前記押圧部材は、前記現像剤供給ローラの表面に当接して、該現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制するための規制部材であることとしてもよい。
また、かかる液体現像装置であって、前記溝は、前記現像剤供給ローラの表面を切削加工することによって、形成されていることとしてもよい。
かかる場合には、溝の大きさを高精度に管理することが可能となる。
また、かかる液体現像装置であって、前記現像剤供給ローラは、円柱状基材と、該円柱状基材に巻き付けられているワイヤーと、を有し、前記ワイヤーの隣り合う部分によって前記溝が形成されていることとしてもよい。
かかる場合には、容易に、溝を形成することが可能となる。
また、かかる液体現像装置であって、前記第二はすば歯車は、前記現像剤担持体の長手方向の一端側に設けられ、該現像剤担持体を回転させることとしてもよい。
かかる場合には、第二はすば歯車が、現像剤担持体を回転させる機能と、第一はすば歯車に現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止する力を伝達する機能と、を兼ね備えているから、部品数の削減に繋がり、液体現像装置の小型化を実現することが可能となる。
また、かかる液体現像装置であって、前記液体現像剤は、非ニュートン流体であることとしてもよい。
また、液体現像剤を担持するための現像剤担持体と、その表面に螺旋状の溝を備え、前記現像剤担持体に液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの前記表面を押圧している押圧部材と、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、該現像剤供給ローラを回転させるための第一はすば歯車であって、その歯スジのねじれ方向が、前記溝のねじれ方向とは逆方向であり、かつ、該第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向である該第一はすば歯車と、を有し、前記現像剤供給ローラは、その軸方向の一端側から他端側に亘って螺旋状の溝を備え、前記押圧部材は、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側から他端側に亘って、該現像剤供給ローラの表面を押圧し、前記押圧部材は、前記現像剤供給ローラの表面に当接して、該現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制するための規制部材であり、前記溝は、前記現像剤供給ローラの表面を切削加工することによって、形成されており、前記現像剤供給ローラは、円柱状基材と、該円柱状基材に巻き付けられているワイヤーと、を有し、前記ワイヤーの隣り合う部分によって前記溝が形成されており、前記第二はすば歯車は、前記現像剤担持体の長手方向の一端側に設けられ、該現像剤担持体を回転させ、前記液体現像剤は、非ニュートン流体であることを特徴とする液体現像装置。
このような液体現像装置によれば、現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止することが可能となる効果が、最も有効に奏される。
また、潜像を担持するための像担持体、及び、前記像担持体に担持された潜像を現像するための液体現像装置であって、液体現像剤を担持するための現像剤担持体と、その表面に螺旋状の溝を備え、前記現像剤担持体に液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの前記表面を押圧している押圧部材と、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、該現像剤供給ローラを回転させるための第一はすば歯車であって、その歯スジのねじれ方向が、前記溝のねじれ方向とは逆方向であり、かつ、該第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向である該第一はすば歯車と、を有する液体現像装置、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止することが可能となる。
また、コンピュータ、並びに、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体、及び、前記像担持体に担持された潜像を現像するための液体現像装置であって、液体現像剤を担持するための現像剤担持体と、その表面に螺旋状の溝を備え、前記現像剤担持体に液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、前記現像剤供給ローラの前記表面を押圧している押圧部材と、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、該現像剤供給ローラを回転させるための第一はすば歯車であって、その歯スジのねじれ方向が、前記溝のねじれ方向とは逆方向であり、かつ、該第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向である該第一はすば歯車と、を有する液体現像装置、を備えた画像形成装置、を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、現像剤供給ローラの軸方向へのずれを防止することが可能となる。
===画像形成装置の概要===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その構成例及び動作例について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kは、プリンタ10の下部に配置されており、中間転写体70は、プリンタ10の上部に配置されている。
<プリンタ10の構成>
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、4つの現像部15Y、15M、15C、15K、中間転写体70、二次転写ユニット80を有し、さらに、不図示の定着ユニット、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100(図2)を有している。
現像部15Y、15M、15C、15Kは、それぞれ、イエロー(Y)現像剤、マゼンタ(M)現像剤、シアン(C)現像剤、ブラック(K)現像剤で潜像を現像する機能を有している。現像部15Y、15M、15C、15Kの構成は同様であるので、以下、現像部15Yについて説明する。
現像部15Yは、図1に示すように、像担持体の一例としての感光体20Yの回転方向に沿って、帯電ユニット30Y、露光ユニット40Y、イエロー現像ユニット50Y、一次転写ユニット60Y、除電ユニット73Y、感光体クリーニングユニット75Yを有している。
感光体20Yは、円筒状の基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。帯電ユニット30Yは、感光体20Yを帯電するための装置であり、露光ユニット40Yは、レーザを照射することによって帯電された感光体20Y上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40Yは、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20Y上に照射する。
イエロー現像ユニット50Yは、感光体20Y上に形成された潜像を、イエロー(Y)現像剤を用いて現像するための装置である。なお、イエロー現像ユニット50Yの詳細については後述する。
一次転写ユニット60Yは、感光体20Yに形成されたイエロー現像剤像を中間転写体70に転写するための装置である。一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kにより、4色の現像剤が順次重ねて転写された場合には、中間転写体70にフルカラー現像剤像が形成される。中間転写体70は、複数の支持ローラに張架されたエンドレスのベルトであり、感光体20Y、20M、20C、20Kと当接しながら回転駆動される。二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色現像剤像やフルカラー現像剤像を紙、フィルム、布等の媒体に転写するための装置である。
除電ユニット73Yは、一次転写ユニット60Yによって中間転写体70上に現像剤像が転写された後に、感光体20Y上の残留電荷を除去する装置である。感光体クリーニングユニット75Yは、感光体20Yの表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76Yを有し、一次転写ユニット60Yによって中間転写体70上に現像剤像が転写された後に、感光体20Y上に残存する現像剤を感光体クリーニングブレード76Yにより掻き落として除去するための装置である。
不図示の定着ユニットは、媒体上に転写された単色現像剤像やフルカラー現像剤像を紙等の媒体に融着させて永久像とするための装置である。制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
<プリンタ10の動作>
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20Y、20M、20C、20K、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kに備えられた後述する現像ローラ、及び、中間転写体70等が回転する。感光体20Y、20M、20C、20Kは、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30Y、30M、30C、30Kにより順次帯電される。
感光体20Y、20M、20C、20Kの帯電された領域は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40Y、40M、40C、40Kによって、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された潜像は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転に伴って現像位置に至り、現像ユニット50Y、50M、50C、50Kによって現像される。これにより、感光体20Y、20M、20C、20K上に現像剤像が形成される。
感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された現像剤像は、感光体20Y、20M、20C、20Kの回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kによって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60Kには、現像剤の帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。この結果、各々の感光体20Y、20M、20C、20K上に形成された4色の現像剤像は、中間転写体70に重なり合って転写され、中間転写体70上にはフルカラー現像剤像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラー現像剤像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、不図示の給紙トレイから、各種ローラを介して二次転写ユニット80へ搬送される(図1中の矢印は、媒体の搬送方向を表している)。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。
媒体に転写されたフルカラー現像剤像は、定着ユニットによって加熱加圧されて媒体に融着される。これにより、媒体にフルカラーの画像が形成される。一方、感光体20Y、20M、20C、20Kは一次転写位置を経過した後に、除電ユニット73Y、73M、73C、73Kによって除電され、さらに、感光体クリーニングユニット75Y、75M、75C、75Kに支持された感光体クリーニングブレード76Y、76M、76C、76Kによって、その表面に付着している現像剤が掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされた現像剤は、感光体クリーニングユニット75Y、75M、75C、75Kが備える残存現像剤回収部に回収される。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。
ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30Y、30M、30C、30K、露光ユニット40Y、40M、40C、40K、現像ユニット50Y、50M、50C、50K、一次転写ユニット60Y、60M、60C、60K、除電ユニット73Y、73M、73C、73K、感光体クリーニングユニット75Y、75M、75C、75K、二次転写ユニット80、定着ユニット、表示ユニット)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===現像ユニットの概要===
次に、図3〜図10を用いて、現像ユニットの構成例及び動作例について説明する。図3は、現像ユニットの主要構成要素を示した断面図である。図4は、現像剤供給ローラ550の表面を表した斜視概念図である。図5は、溝552aのねじれ方向X1と、現像剤供給ローラ550の軸方向X2と、の成す角度θを示す図である。図6A〜図6Cは、現像剤供給ローラ550表面に設けられた溝の形状を示す図である。図7は、現像ユニットの駆動部を示す図である。図8は、供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向X3と、現像剤供給ローラ550の軸方向X2と、の成す角度θを示す図である。図9は、現像剤供給ローラ550に作用される力を示した図である。図10は、規制ブレード560のトレール規制を表した模式図である。なお、図3においては、図1同様、矢印にて上下方向を示しており、例えば、現像ローラ510は、現像剤汲み上げローラ540よりも上方にある。
プリンタ10には、現像ユニットとして、ブラック(K)現像剤を収容したブラック現像ユニット50K、マゼンタ(M)現像剤を収容したマゼンタ現像ユニット50M、シアン(C)現像剤を収容したシアン現像ユニット50C、及び、イエロー(Y)現像剤を収容したイエロー現像ユニット50Yが設けられているが、各現像ユニットの構成及び動作は同様であるので、以下、イエロー現像ユニット50Yの構成及び動作について説明する。
<現像ユニット50Yの構成>
イエロー現像ユニット50Yは、現像剤担持体の一例としての現像ローラ510と、現像剤収容部(以下、収容部ともいう)530と、現像剤汲み上げローラ(以下、汲み上げローラともいう)540と、現像剤供給ローラ(以下、供給ローラともいう)550と、押圧部材の一例としての規制ブレード560と、現像ローラクリーニングユニット570とを有している。
収容部530は、感光体20Yに形成された潜像を現像するための現像剤Dを収容する。この収容部530に収容されている現像剤Dは、従来一般的に使用されている、Isopar(商標:エクソン)をキャリアとした低濃度(1〜2wt%程度)かつ低粘度の、常温で揮発性を有する揮発性液体現像剤ではなく、高濃度かつ高粘度の、常温で不揮発性を有する不揮発性液体現像剤Dである。すなわち、本実施の形態に係る液体現像剤Dは、パラフィンオイル等からなる不揮発性かつ絶縁性の低粘度キャリア液中に、粒径0.1〜5μm程度の樹脂、顔料等からなるトナー粒子を高濃度(5〜40wt%程度)に分散させることにより、高粘度(100〜10000mPa・s程度)となった現像剤Dである。また、本実施の形態に係る液体現像剤Dは、いわゆる非ニュートン流体である。すなわち、ニュートン流体である前記キャリア液中に、前記トナー粒子を高濃度に分散させた結果、前記液体現像剤Dは、非ニュートン性を有する流体となる。
汲み上げローラ540は、収容部530に収容されている現像剤Dを汲み上げて供給ローラ550へ搬送する。この汲み上げローラ540は、その下部が収容部530に収容された現像剤Dに浸されており、また、供給ローラ550から、約1mmの幅を持って離間している。
さらに、汲み上げローラ540は、その中心軸を中心として回転可能であり、当該中心軸は、供給ローラ550の回転中心軸よりも下方にある。また、汲み上げローラ540は、供給ローラ550の回転方向(図3において時計方向)と同じ方向(図3において時計方向)に回転する。なお、汲み上げローラ540は、収容部530に収容された現像剤Dを汲み上げて供給ローラ550へ搬送する機能を有するとともに、現像剤Dを適正な状態に維持するために現像剤Dを撹拌する機能をも有している。
供給ローラ550は、収容部530から汲み上げローラ540により搬送された現像剤Dを現像ローラ510へ供給する。この供給ローラ550は、鉄等金属性のローラであり、図4に示すように、大径部552と軸部554とを有している。
大径部552は、該供給ローラ550の軸方向の一端側から他端側に亘って、図6Aに示すような溝552aを均一かつ螺旋状に設け、ニッケルメッキを施したものである。この大径部552の直径は、25mmである。螺旋状の溝552aは、図5に示すように、該溝552aの進み方向X1と供給ローラ550の軸方向X2との成す鋭角が角度θ1となるように、大径部552の表面にねじれるようにして形成されている。
当該溝として、図6Aに示すような台形の断面を有する溝552aではなく、例えば、図6Bに示すような逆三角形の断面を有する溝を備えてもよいし、図6Cに示すような半円形の断面を有する溝を備えてもよい。なお、本実施の形態における供給ローラ550の溝寸法は、図6Aに示すとおり、溝ピッチ約170μm、山幅約45μm、谷幅約30μm、溝深さ約50μmである。溝552aは、供給ローラ550(大径部552)の表面を切削加工することによって、形成されている。例えば、バイトが備え付けられた旋盤を用いて、ローラの表面を切削することによって、溝552aが形成されている。そのため、上記の溝ピッチ等の各寸法を、高精度に管理することが可能である。
また、供給ローラ550は、当該供給ローラ550上の現像剤Dを現像ローラ510に適切に転写するために、その表面が、当該現像ローラ510の後述する弾性体の層に圧接している。また、供給ローラ550は、その軸方向X2が現像ローラ510の軸方向に沿うように、設けられている(図7参照)。
また、供給ローラ550は、図7に示すように、軸部554が軸受け587を介してフレーム586に支持されることにより、回転可能に支持されている。また、供給ローラ550の軸方向X2の一端側には、該供給ローラ550を回転させるための第一はすば歯車の一例である供給ローラ駆動歯車581が設けられている。この供給ローラ駆動歯車581は、歯スジがツルマキ線である円筒歯車、すなわち、はすば歯車である。ここで、歯スジとは、歯面とピッチ面との交線をいう。この供給ローラ駆動歯車581の歯は、その歯(歯スジ)の進み方向(ねじれ方向)X3と、供給ローラ550の軸方向X2と、の成す鋭角が角度θ2となるように、形成されている。そして、図7に示すように、供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向X3は、溝552aのねじれ方向X1とは逆方向である。なお、供給ローラ550の軸部554は、現像ローラ510の回転中心軸よりも下方にある。また、供給ローラ550は、現像ローラ510の回転方向(図3において反時計方向)と逆の方向(図3において時計方向)に回転する。
規制ブレード560は、図9に示すように、供給ローラ550の軸方向の一端側から他端側に亘って該供給ローラ550の表面に当接して、供給ローラ550上の現像剤Dの量を規制する規制部材である。すなわち、当該規制ブレード560は、供給ローラ550上の余剰現像剤を掻き取って、現像ローラ510に供給する供給ローラ550上の現像剤D、を計量する役割を果たす。この規制ブレード560は、弾性体としてのウレタンゴムからなり、鉄等金属製の規制ブレード支持部材562より支持されている。なお、規制ブレード560のゴム硬度は、JIS−Aで約77度であり、規制ブレード560の、供給ローラ550表面への当接部、の硬度(約77度)は、後述する現像ローラ510の弾性体の層の、供給ローラ550表面への圧接部、の硬度(約85度)よりも低くなっている。
また、規制ブレード560は、そのエッジ部が供給ローラ550の表面に当接しており、いわゆるエッジ規制を行う。また、図10に示されるように、規制ブレード560は、該規制ブレード560の、供給ローラ550に当接する側の先端が、該規制ブレード560の、供給ローラ550に当接する当接位置から見て、該供給ローラ550の回転方向の下流側に向くように、設けられており、いわゆるトレール(トレーリング)規制を行う。図10に示されるように、本実施の形態において、そのトレール(トレーリング)角度は約15度である。そして、規制ブレード560は、供給ローラ550の軸方向X2の一端側から他端側に亘って、供給ローラ550の表面を押圧している。
前述したように、規制ブレード560が、供給ローラ550の、螺旋状の溝552aが形成されている表面を押圧している。そのため、規制ブレード560から該表面に作用される押圧力Pの方向は、供給ローラ550の軸方向X2と直交する方向ではなく、図9に示すように、溝552aのねじれ方向X1と直交する方向である。このため、押圧力Pのうち、軸方向X2に沿った成分P1が、供給ローラ550の軸方向X2に作用する。この力P1は、供給ローラ550を軸方向X2に移動させる力となる。
現像ローラ510は、感光体20Yに担持された潜像を現像剤Dにより現像するために、現像剤Dを担持して感光体20Yと対向する現像位置に搬送する。この現像ローラ510は、鉄等金属製の内芯の外周部に、導電性を有する弾性体の層を備えたものであり、その直径は約20mmである。また、弾性体の層は、二層構造になっており、その内層として、ゴム硬度がJIS−A約30度で、厚み約5mmのウレタンゴムが、その表層(外層)として、ゴム硬度がJIS−A約85度で、厚み約30μmのウレタンゴムが備えられている。そして、現像ローラ510は、前記表層が圧接部となって、弾性変形された状態で供給ローラ550及び感光体20Yのそれぞれに圧接している。
また、現像ローラ510は、その中心軸を中心として回転可能であり、当該中心軸は、感光体20Yの回転中心軸よりも下方にある。また、現像ローラ510は、感光体20Yの回転方向(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反時計方向)に回転する。なお、感光体20Y上に形成された潜像を現像する際には、現像ローラ510と感光体20Yとの間に電界が形成される。
また、現像ローラ510は、図7に示すように、軸部514が軸受け588を介してフレーム586に支持されることにより、回転可能に支持されている。また、現像ローラ510の軸方向の一端側には、該現像ローラ510を回転させるための第二はすば歯車の一例である現像ローラ駆動歯車582が設けられている。この現像ローラ駆動歯車582は、はすば歯車であり、供給ローラ駆動歯車581と噛み合っている。そして、図7に示すように、この現像ローラ駆動歯車582の歯スジのねじれ方向X3は、供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向とは逆方向である。また、現像ローラ駆動歯車582は、駆動源であるモータ585の回転軸に支持されている、はすば歯車であるモータ歯車583と噛み合っている。図7に示すように、このモータ歯車583の歯スジのねじれ方向は、現像ローラ駆動歯車582の歯スジのねじれ方向とは逆方向である。
また、現像ローラ駆動歯車582の歯が供給ローラ駆動歯車581に接触する際に、該供給ローラ駆動歯車581に、図9に示すように、その歯スジの方向と直行する方向に、力Qが作用される。この力Qのうち、軸方向X2に沿った成分Q1が、供給ローラ駆動歯車581の歯に作用する。そして、この力Q1が、供給ローラ駆動歯車581を介して、供給ローラ550に伝達される。そのため、力Q1は、供給ローラ550を軸方向X2に移動させる力となる。なお、図9に示すように、力Q1の方向は、力P1の方向とは逆方向である。
現像ローラクリーニングユニット570は、現像ローラ510の表面に当接されたゴム製の現像ローラクリーニングブレード571を有し、前記現像位置で現像が行われた後に、現像ローラ510上に残存する現像剤Dを現像ローラクリーニングブレード571により掻き落として除去するための装置である。
<現像ユニット50Yの動作>
このように構成されたイエロー現像ユニット50Yにおいて、汲み上げローラ540が、その中心軸回りに回転することによって、収容部530に収容されている現像剤Dを汲み上げて供給ローラ550へ搬送する。
供給ローラ550に搬送された現像剤Dは、供給ローラ550の回転によって、規制ブレード560の当接位置に至る。そして、当該当接位置を通過する際に、現像剤Dの余剰分が規制ブレード560によって掻き取られ、現像ローラ510に供給される現像剤Dの現像剤量が計量される。すなわち、供給ローラ550には、前述したとおり、溝552aが設けられているから、供給ローラ550に当接する規制ブレード560は、供給ローラ550上の現像剤Dを溝552aに保持された現像剤Dを残して掻き取ることとなる。また、現像ローラ510に供給される現像剤Dの現像剤量が適正な量になるように溝552aの寸法が決められているので、規制ブレード560が供給ローラ550上の現像剤Dを掻き取った際には、溝552aによって適正な量に計量された現像剤Dが溝552aに残存することとなる。
供給ローラ550の溝552aに保持された現像剤Dは、供給ローラ550のさらなる回転によって、現像ローラ510との圧接位置に至る。当該圧接位置に至った現像剤Dは、供給ローラ550と現像ローラ510が圧接することにより生ずる圧力の作用より、供給ローラ550から現像ローラ510へ転写され、現像ローラ510上には現像剤Dの薄膜が形成される。
このようにして現像ローラ510上に形成された現像剤Dの薄膜は、現像ローラ510の回転によって、感光体20Yに対向する現像位置(すなわち、感光体20Yとの圧接位置)に至り、該現像位置にて所定の大きさの電界下で感光体20Y上に形成された潜像の現像に供される。現像位置を通過した現像ローラ510上の現像剤Dは、現像ローラ510のさらなる回転によって、現像ローラクリーニングブレード571の当接位置に至る。そして、当該当接位置を通過する際に、現像ローラクリーニングブレード571によって、現像ローラ510の表面に付着している現像剤Dが掻き落とされ、掻き落とされた現像剤Dは、現像ローラクリーニングユニット570が備える残存現像剤回収部に回収される。
===本実施形態に係る供給ローラ駆動歯車581の働き===
上述したように、本実施形態に係る現像ユニット50Y、50M、50C、50K(液体現像装置)は、現像剤D(液体現像剤)を担持するための現像ローラ510(現像剤担持体)と、その表面に螺旋状の溝552aを備え、現像ローラ510に現像剤Dを供給するための供給ローラ550(現像剤供給ローラ)と、供給ローラ550の表面を押圧している規制ブレード560(押圧部材)と、供給ローラ550の軸方向の一端側に設けられ、供給ローラ550を回転させるための供給ローラ駆動歯車581(第一はすば歯車)と、を有している。そして、図9に示すように、この供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向が、溝552aのねじれ方向とは逆方向であり、かつ、該供給ローラ駆動歯車581と噛み合う現像ローラ駆動歯車582(第二はすば歯車)の歯スジのねじれ方向とは逆方向である。これにより、押圧部材に押圧されている、螺旋状の溝552aを備えた供給ローラ550、が回転する際に、該供給ローラ550の軸方向X2へのずれを防止することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
まず、図11を用いて、比較例を説明する。図11は、比較例を説明するための図である。比較例において、規制ブレード560が、螺旋状の溝552aを備えた供給ローラ550の表面を押圧している。そのため、供給ローラ550の表面に対して力Pが作用される。この力Pのうち、軸方向X2に沿った方向の成分P1が、供給ローラ550に作用する。また、供給ローラ550を回転させる供給ローラ駆動歯車681、及び、現像ローラ510を回転させる現像ローラ駆動歯車682は、それぞれ、平歯車である。そのため、現像ローラ駆動歯車682が回転する際に供給ローラ駆動歯車681に作用する力Rは、軸方向X2と直交する方向の力である。このように、比較例においては、供給ローラ駆動歯車681の軸方向X2に、規制ブレード560により、一方向の押圧力P1が作用されるから、供給ローラ550が軸方向X2にずれてしまう。
一方、本実施形態においては、図9に示すように、供給ローラ550を回転させるための供給ローラ駆動歯車581が、はすば歯車である。そして、供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向は、供給ローラ550に設けられた螺旋状の溝552aのねじれ方向とは逆方向であり、かつ、該供給ローラ駆動歯車581と噛み合う現像ローラ駆動歯車582の歯スジのねじれ方向とは逆方向である。
かかる場合には、図9に示すように、現像ローラ駆動歯車582が回転する際に、供給ローラ駆動歯車581に力Qが作用される。そして、この力Qのうち、供給ローラ550の軸方向X2に沿った方向の成分Q1が、供給ローラ550に作用する。前述したように、供給ローラ550には、軸方向X2に押圧部材(規制ブレード560)による押圧力P1が作用される。この際、力Q1の方向は、力P1の方向とは逆方向であり、互いに打ち消し合う方向である。そのため、力P1と力Q1とが打ち消し合うことによって、全体として、供給ローラ550の軸方向に作用される力が低減される。これにより、供給ローラ550が軸方向X2に移動することを防止することが可能となる。
以上から、供給ローラ550が供給ローラ駆動歯車581(第一はすば歯車)を有する場合には、全体として、供給ローラ550の軸方向に作用される力が低減されるから、押圧部材に押圧されている、螺旋状の溝552aを備えた供給ローラ550、が回転する際に、該供給ローラ550の軸方向X2へのずれを防止することが可能となる。
===第二実施形態に係る供給ローラ650===
前述したように、供給ローラ550(第一実施形態に係る供給ローラともいう)に設けられた溝552aは、切削加工することによって、形成されている。一方、以下において説明する、第二実施形態に係る供給ローラ650の溝656は、円柱状基材651に巻き付けられたワイヤー654の隣り合う部分によって形成されている。図12〜図14を用いて、第二実施形態に係る供給ローラ650について説明する。図12は、円柱状基材651にワイヤー654が巻き付けられている様子を示した図である。図13は、ワイヤー654の進み方向X4と、供給ローラ650の軸方向X2と、の成す鋭角θ3を示す図である。図14は、供給ローラ650の表面に、溝656が形成されている様子を示した断面図である。
供給ローラ650も、供給ローラ550と同様に、収容部530から汲み上げローラ540により搬送された現像剤Dを現像ローラ510へ供給する。この供給ローラ650は、円柱状基材651と一つ(一本)のワイヤー654とを有している。
円柱状基材651は、アルミニウム製の部材であり、大径部652と軸部653とを有している。大径部652の直径は約25mmである。ワイヤー654は、SUS304製の部材であり、図13に示すように、円形の断面を有している。当該断面の直径r、すなわち、ワイヤー654の線径、は約100μmである。
このワイヤー654は、図12に示すように、円柱状基材651に螺旋上に巻き付けられている。ワイヤー654は、該ワイヤー654の隣り合う部分(例えば、図14中、符号654aで示す部分)が互いに接触するように巻き付けられている。すなわち、ワイヤー654は、円柱状基材651に、いわゆる密着巻きで巻き付けられている。このワイヤー654は、図13に示すように、該ワイヤー654の進み方向(ねじれ方向)X4と、供給ローラ650の軸方向X2と、の成す鋭角が角度θ3となるように、円柱状基材651にねじれながら巻き付けられている。なお、ワイヤー654は、該ワイヤー654の両端のみで、円柱状基材651に固定されている。すなわち、ワイヤー654の端部655(図12)は、円柱状基材651の長手方向端部に位置する該円柱状基材651の周面上の固定位置652a(図12)に、半田で接合されている。したがって、ワイヤー654は、半田による当該接合力と、円柱状基材651との摩擦力とにより、円柱状基材651に対して適切に位置決めされている。
上述したように、供給ローラ650は、円柱状基材651と、当該円柱状基材651に巻き付けられているワイヤー654と、を備えるから、供給ローラ650の表面には、図14に示すように、溝656(図14において、ワイヤー654の隣り合う部分と、点線と、で囲まれた部分)が形成される。この溝656は、供給ローラ650の軸方向X2の一端側から他端側に亘って、形成されている。当該溝656は、現像剤Dを保持する役割を果たす。本実施の形態において、当該溝656の最大幅wは、前述したワイヤー654の直径rと等しく、約100μmであり、また、当該溝656の最大深さdは、ワイヤー654の断面の直径rの1/2と等しく、約50μmである。
なお、上記の構成の供給ローラ650の表面を押圧している規制ブレード560が、供給ローラ650に押圧力Pを作用する。かかる場合に、この押圧力Pのうち、該供給ローラ650の軸方向X2に沿った方向の成分P1が、供給ローラ650の軸方向に作用する。この力P1は、供給ローラ650を軸方向X2に移動させる力となる。
また、供給ローラ650は、軸部653が前述のフレーム586に支持されることにより、回転可能に支持されている。また、供給ローラ650の軸方向X2の一端側には、前述の供給ローラ駆動歯車581が設けられている。そして、供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向X3は、溝656のねじれ方向X4とは逆方向である。かかる場合に、供給ローラ駆動歯車581を介して、該供給ローラ650の軸方向に作用される力Q1の方向は、力P1の方向とは逆方向であり、互いに打ち消し合う方向である。そのため、力P1と力Q1とが打ち消し合うことによって、全体として、供給ローラ650の軸方向に作用される力が低減される。これにより、供給ローラ650が軸方向X2に移動することを防止することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
なお、上記実施の形態において、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、図9に示すように、供給ローラ550は、その軸方向X2の一端側から他端側に亘って螺旋状の溝552aを備えていることとした。また、図9に示すように、押圧部材(規制ブレード560)は、供給ローラ550の軸方向X2の一端側から他端側に亘って、供給ローラ550の表面を押圧していることとした。しかし、上記に限定されるものではない。
ただし、供給ローラ550が上記の溝552aを備え、押圧部材が、軸方向X2の一端側から他端側に亘って、供給ローラ550の表面を押圧している場合には、供給ローラ550が回転する際に該供給ローラ550の軸方向X2へのずれが生じやすくなる。そのため、上記の場合には、供給ローラ駆動歯車581(第一はすば歯車)を設けることによる、供給ローラ550の軸方向X2へのずれを防止することが可能となる効果、がより有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図9に示すように、押圧部材は、供給ローラ550の表面に当接して、該供給ローラ550上の現像剤Dの量を規制するための規制ブレード560(規制部材)であることとしたが、これに限定されるものではない。
さらに、上記実施の形態において、図7に示すように、現像ローラ駆動歯車582(第二はすば歯車)は、現像ローラ510の長手方向の一端側に設けられ、該現像ローラ510を回転させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第二はすば歯車は、現像ローラ510を回転させず、固定された軸に支持されている、いわゆるアイドラ歯車であることとしてもよい。
ただし、第二はすば歯車が現像ローラ510を回転させる場合には、該第二はすば歯車が、現像ローラ510を回転させる機能と、供給ローラ駆動歯車581に供給ローラ550の軸方向へのずれを防止する力Qを伝達する機能と、を兼ね備えているから、部品数の削減に繋がり、現像ユニットの小型化を実現することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、現像剤D(液体現像剤)は、非ニュートン流体であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像剤Dは、ニュートン流体であることとしてもよい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図15は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ10と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ10は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図16は、図15に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ10から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ10が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ10が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
本実施の形態に係る画像形成装置を構成する主要構成要素を示した図である。 図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロック図である。 現像ユニットの主要構成要素を示した断面図である。 現像剤供給ローラ550の表面を表した斜視概念図である。 溝552aのねじれ方向X1と、現像剤供給ローラ550の軸方向X2と、の成す角度θを示す図である。 図6A〜図6Cは、現像剤供給ローラ550表面に設けられた溝の形状を示す図である。 現像ユニットの駆動部を示す図である。 供給ローラ駆動歯車581の歯スジのねじれ方向X3と、現像剤供給ローラ550の軸方向X2と、の成す角度θを示す図である。 現像剤供給ローラ550に作用される力を示した図である。 規制ブレード560のトレール(トレーリング)規制を表した模式図である。 比較例を説明するための図である。 円柱状基材651にワイヤー654が巻き付けられている様子を示した図である。 ワイヤー654の進み方向X4と、供給ローラ650の軸方向X2と、の成す鋭角θ3を示す図である。 供給ローラ650の表面に、溝656が形成されている様子を示した断面図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図12に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、15Y、15M、15C、15K 現像部、
20Y、20M、20C、20K 感光体、
30Y、30M、30C、30K 帯電ユニット、
40Y、40M、40C、40K 露光ユニット、
50Y、50M、50C、50K 現像ユニット、
60Y、60M、60C、60K 一次転写ユニット、
70 中間転写体、73Y、73M、73C、73K 除電ユニット、
75Y、75M、75C、75K 感光体クリーニングユニット、
76Y、76M、76C、76K 感光体クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
510 現像ローラ、514 軸部、530 収容部、540 汲み上げローラ、
550 供給ローラ、552 大径部、552a 溝、554 軸部、
560 規制ブレード、562 規制ブレード支持部材、
570 現像ローラクリーニングユニット、
571 現像ローラクリーニングブレード、
581 供給ローラ駆動歯車、582 現像ローラ駆動歯車、583 モータ歯車、
585 モータ、586 フレーム、587 軸受け、588 軸受け、
650 供給ローラ、651 円柱状基材、652 大径部、652a 固定位置、
653 軸部、654 ワイヤー、654a 隣り合う部分、655 端部、
656 溝、681 供給ローラ駆動歯車、682 現像ローラ駆動歯車、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、710 読取装置、
710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、802 内部メモリ、D 現像剤

Claims (4)

  1. 弾性体の層を有し、液体現像剤を担持するための現像剤担持体ローラと、
    その表面に螺旋状の溝を備え、前記現像剤担持体ローラ圧接して液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、
    前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側から他端側に亘って表面を押圧して現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制部材と、
    前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、前記現像剤供給ローラの溝のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して該現像剤供給ローラを回転させる駆動力を伝達する第一はすば歯車と、
    前記現像剤担持体ローラの軸方向の一端側に設けられ、前記第一はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車と、
    前記第二はすば歯車のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第二はすば歯車と噛み合う第三はすば歯車と、
    前記第三はすば歯車の回転軸を支持して前記第三はすば歯車を回転させる駆動源と、
    前記現像剤担持体ローラと当接して前記現像剤担持体ローラをクリーニングするクリーニングブレードと、
    を有することを特徴とする液体現像装置。
  2. 弾性体の層を有し、液体現像剤を担持するための現像剤担持体ローラと、
    円柱状基材及び前記円柱状基材に巻き付けられるワイヤーを有して前記ワイヤーの隣り合う部分によって溝が形成され、前記現像剤担持体ローラに圧接して液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラと、
    前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側から他端側に亘って表面を押圧して現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制部材と、
    前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられ、前記現像剤供給ローラの溝のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して該現像剤供給ローラを回転させる駆動力を伝達する第一はすば歯車と、
    前記現像剤担持体ローラの軸方向の一端側に設けられ、前記第一はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車と、
    前記第二はすば歯車のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第二はすば歯車と噛み合う第三はすば歯車と、
    前記第三はすば歯車の回転軸を支持して前記第三はすば歯車を回転させる駆動源と、
    前記現像剤担持体ローラと当接して前記現像剤担持体ローラをクリーニングするクリーニングブレードと、
    を有することを特徴とする液体現像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体現像装置であって、
    前記液体現像剤は、非ニュートン流体であることを特徴とする液体現像装置。
  4. 弾性体の層を有して液体現像剤を担持するための現像剤担持体ローラ、その表面に螺旋状の溝を備えて前記現像剤担持体ローラに圧接して液体現像剤を供給するための現像剤供給ローラ、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側から他端側に亘って表面を押圧して現像剤供給ローラ上の液体現像剤の量を規制する規制部材、前記現像剤供給ローラの軸方向の一端側に設けられて前記現像剤供給ローラの溝のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して該現像剤供給ローラを回転させる駆動力を伝達する第一はすば歯車、前記現像剤担持体ローラの軸方向の一端側に設けられて前記第一はすば歯車の歯スジのねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第一はすば歯車と噛み合う第二はすば歯車、及び前記現像剤担持体ローラと当接して前記現像剤担持体ローラをクリーニングするクリーニングブレードを有する現像部と、
    前記第二はすば歯車のねじれ方向とは逆方向の歯スジのねじれ方向を有して前記第二はすば歯車と噛み合う第三はすば歯車、及び前記第三はすば歯車の回転軸を支持して前記第三はすば歯車を回転させる駆動源を有する駆動部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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