JP4635212B2 - 光ファイバを利用した放射線又は中性子検出器 - Google Patents
光ファイバを利用した放射線又は中性子検出器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4635212B2 JP4635212B2 JP2009166160A JP2009166160A JP4635212B2 JP 4635212 B2 JP4635212 B2 JP 4635212B2 JP 2009166160 A JP2009166160 A JP 2009166160A JP 2009166160 A JP2009166160 A JP 2009166160A JP 4635212 B2 JP4635212 B2 JP 4635212B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- fiber
- detection
- neutron
- wavelength shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 title claims description 118
- 230000005855 radiation Effects 0.000 title claims description 29
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 106
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 103
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 37
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 16
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 9
- 230000005251 gamma ray Effects 0.000 description 8
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 8
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 6
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 5
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 4
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 230000005260 alpha ray Effects 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 2
- 229910007609 Zn—S Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 2
- RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N Acetaminophen Chemical compound CC(=O)NC1=CC=C(O)C=C1 RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 238000004833 X-ray photoelectron spectroscopy Methods 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000001917 fluorescence detection Methods 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- MYWUZJCMWCOHBA-VIFPVBQESA-N methamphetamine Chemical compound CN[C@@H](C)CC1=CC=CC=C1 MYWUZJCMWCOHBA-VIFPVBQESA-N 0.000 description 1
- 235000012149 noodles Nutrition 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 229920003229 poly(methyl methacrylate) Polymers 0.000 description 1
- 239000004926 polymethyl methacrylate Substances 0.000 description 1
- 229920005553 polystyrene-acrylate Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000005297 pyrex Substances 0.000 description 1
- 238000002601 radiography Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 238000009827 uniform distribution Methods 0.000 description 1
Images
Description
ことを特徴とし、図17に示すように蛍光体シートあるいはシンチレータ板の上面と下面に波長シフトファイバ束を面状に直角方向に配置し、同時計数法により放射線入射位置を決定し放射線イメージを検出する。あるいは、図18に示すように、短波長側蛍光検出用波長シフトファイバと長波長側蛍光波長シフトファイバの2種類の波長シフトファイバ束を面状に直角方向に配置し、その上に蛍光体シートあるいはシンチレータ板を配置し、同時計数法により放射線入射位置を決定し放射線イメージを検出する。
透明な光ファイバの側面を削り取り、側面から蛍光を入射し蛍光を波長シフトファイバの両端に導くことを可能とした光ファイバを用いることにより、放射線あるいは中性子を検出する。また、放射線イメージあるいは中性子イメージを検出する場合、直角に配置した2つの波長シフトファイバ束の内、少なくとも1つを、上記の透明な光ファイバの側面を削り取った光ファイバを用いることによりガンマ線バックグラウンドを低減する。
実施例1として、一辺の長さが0.5mmの正方形の透明な光ファイバを用い、透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を5cmの範囲の長さの部分を、20μmの厚さ削り取り、削り取った側面の反対側の側面に光の反射材として白色の紙を用いた構造の側面光検出型光ファイバの構造図を図1に示す。光ファイバとしては、米国バイクロン社製の一辺が0.5mmの正方形の透明な光ファイバBCF−98を用いる。本側面光検出型光ファイバの蛍光に対する位置分布特性について、蛍光光度計を改良して測定した。測定の結果、図2に示すように、5cmの範囲でほぼ一様な分布が得られた。検出効率は、678nmのレーザー光源を用いて校正した結果、約0.5%であった。
ニウム板に塗布した米国バイクロン社製BC−702を用いる。この結果、幅4mmで長さ4cmの検出部分を持つ中性子検出器を構成することができた。光ファイバは長さ1mmとし、その他端には光電子増倍管を接続する。光電子増倍管としては浜松ホトニクス製R647Pを用いる。光電子増倍管からの出力信号は、ZnS:Agの蛍光寿命が200nsなので、波形整形時定数0.5μsにセットしたスペクトロスコピーアンプで増幅し波形整形する。その後、一定信号レベル以上のパルス信号を取り出す波形弁別器を用いることにより中性子信号を得ることができる。
実施例2として、透明な光ファイバの削り取った側面の反対側の側面に設ける反射材として、白色の紙、テフロン(登録商標)板あるいは白色の塗料あるいはアルミニウム箔あるいはポリスチレン板について、実施例2のファイバの2cmの部分の場所で比較測定した結果を表1に示す。併せて、黒色板及びアルミニウム板の結果についても比較のため示す。削り取り面からの入射で0.4%から0.5%の光検出効率が得られるのに対して、黒色板及びアルミニウム板など乱反射しない材料を用いた場合には、それぞれ0.04%
、0.2%とほぼ半分以下の検出効率となり、本実施例が有効であることがわかる。
実施例3として、上記実施例1において、削り取った側面の反対側の面に設ける光を乱反射する材料として、白色の紙などの代わりに粉末の蛍光体を用いた場合について図4をもとに説明する。図4をみるとわかるように、削り取った側面とその裏面の両方の面に蛍光体を配置する。表1に示すように、蛍光体についての削り取り面からの入射とその裏面から入射の場合の光検出効率は、それぞれ0.55%と0.33%である。蛍光体としてはZnS:Agと中性子コンバータである6LiFを混合した中性子検出媒体(厚さ:0
.4mm)を用いた場合、中性子が入射すると1500個以上の光が放出される。0.33%の検出効率でも光検出器には5個の光子が伝達される。光検出器として光電子増倍管を用いた場合、その量子効率は約20%なので、光子の電気信号としては1個が得られ、フォトンカウンティング法を用いれば十分中性子を検出する事ができる。この検出媒体は不透明なため厚さを0.5mm以上にすることができないことから、本実施例とすることにより、厚さが2倍となり、実質0.8mmの厚さの中性子検出器とすることができ、検出効率をほぼ2倍に増加した中性子検出器を構成することができる。
(実施例4)
実施例4として、一辺の長さが0.5mmの正方形の透明な光ファイバを用い、透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を12cmの範囲の長さの部分を、30μmの厚さ削り取り、削り取った側面の反対側の側面に光の反射材として白色の塗料を塗布した構造の側面光検出型を用いる。光ファイバとしては、米国バイクロン社製の一辺が0.5mmの正方形の透明な光ファイバBCF−98を用いる。本側面入射光ファイバの蛍光に対する位置分布特性について、蛍光光度計を改良して測定した。測定の結果、図5に示すように、ほぼ指数関数にのる分布が得られた。これは、実施例1に比較し15cmと長い部分について光ファイバを削り取る場合、削り始めの部分の検出効率が高く、先の方にゆくに従い検出効率が下がってしまうためである。このため、光ファイバの両端から光検出を行う。図5の分布を用いて光ファイバの両端から光を検出した場合、図5に示すような入射位置分布特性が得られる。この結果、幅広い領域にわたって、光に対する検出効率が入射位置にほとんど依存しない側面検出型光ファイバとして用いることができることが確認できた。
(実施例5)
実施例5として、本発明による2次元放射線イメージ検出器の構造を図6に示す。本実施例では放射線としてアルファ線を検出することとし、アルファ線検出媒体用蛍光体とし
て常用されているZnS:Agを用いる。ZnS:Agを厚さ0.2mmのシート状にした蛍光体シートの下面に、図6に示すように2つの透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバ束をそれぞれ並列に並べかつ直角に配置する。
透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバの素材としては、米国Bicron社製BCF−98のクリアファィバを用いる。クリアファイバの太さについては、蛍光体シートの厚さが0.2mmであることから、一片の長さが0.5mmの正方形ファイバを用いる。配置された2つの光ファイバ束のクリアファイバはそれぞれ1本ごとに光検出器に接続する。
(実施例6)
実施例6として、本発明による2次元放射線イメージ検出器の構造を図7に示す。本実施例では放射線としてアルファ線を検出することとし、アルファ線検出媒体用蛍光体として常用されているZnS:Agを用いる。ZnS:Agを厚さ0.2mmのシート状にした蛍光体シートの下面に、図7に示すようにこれら検出媒体から放出される蛍光の短波長側に感度を持つ短波長用波長シフトファイバ及び透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバをそれぞれ並列に並べかつ直角に配置する。
短波長用波長シフトファイバとしては、350nmから440nmまでの蛍光に感度があり、490nmの蛍光に波長変換する米国Bicron社製BCF−92を用いる。また、透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバの素材としては、米国Bicron社製BCF−98のクリアファィバを用いる。波長シフトファイバとクリアファイバの太さについては、蛍光体シートの厚さが0.2mmであることから、一片の長さが0.5mmの正方形ファイバを用いる。配置された波長シフトファイバ及びクリアファイバを1本ごとに光検出器に接続する。
(実施例7)
実施例7として、本発明による2次元放射線イメージ検出器の構造を図8に示す。本実施例では放射線としてアルファ線を検出することとし、アルファ線検出媒体用蛍光体として常用されているZnS:Agを用いる。ZnS:Agを厚さ0.2mmのシート状にした蛍光体シートの下面に、図8に示すようにこれら検出媒体から放出される蛍光に感度を持ち蛍光の50%以下の吸収効率を持つ波長シフトファイバ及び透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバをそれぞれ並列に並べかつ直角に配置する。
検出媒体から放出される蛍光に感度を持ち蛍光の50%以下の吸収効率を持つ波長シフトファイバとしては、390nmから500nmまでの蛍光に感度があり、520nmの蛍光に波長変換するクラレ社製Y−8(有機蛍光体濃度100ppm)を用いる。また、透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバの素材としては、米国Bicron社製BCF−98のクリアファィバを用いる。波長シフトファイバとクリアファイバの太さについては、蛍光体シートの厚さが0.2mmであることから、一片の長さが0.5mmの正方形ファイバを用いる。配置された波長シフトファイバ及びクリアファイバを1本ごとに光検出器に接続する。
(実施例8)
実施例8として実施例5をもとに構成した例について図9をもとに説明する。
の米国バイクロン社製BC−702を用いる。この中性子検出媒体の下面に、図に示すように2つの透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバ束をそれぞれ並列に並べかつ直角に配置する。直角に配置し2つの光検出用光ファイバの背後に、中性子検出媒体用蛍光体としては米国バイクロン社製BC−702を配置した構造とする。本実施例とすることにより、中性子検出媒体の厚さが2倍となり、実質0.8mmの厚さの中性子イメージ検出器とすることができ、検出効率をほぼ2倍に増加した中性子イメージ検出器を構成することができる。
実施例9として、本発明による中性子イメージ検出器の構造を図10に示す。
本実施例では中性子を検出することととし、中性子検出媒体用蛍光体としては、蛍光体としてZnS:Agを用い、中性子コンバータとしては6LiFを用いた厚さ0.4mm
の米国バイクロン社製BC−702を用いる。この中性子検出媒体の下面に、図に示すように2つのこれら検出媒体から放出される蛍光に感度を持ち蛍光の50%以下の吸収効率を持つ波長シフトファイバをそれぞれ並列に並べかつ直角に配置する。検出媒体から放出される蛍光に感度を持ち蛍光の50%以下の吸収効率を持つ波長シフトファイバとしては、390nmから500nmまでの蛍光に感度があり、520nmの蛍光に波長変換するクラレ社製Y・8(有機蛍光体濃度100ppm)を用いる。この波長シフトファイバの吸収特性を図11に示す。吸収特性が50%以下であることがわかる。直角に配置し2つの波長シフトファイバ束の背後に、中性子検出媒体用蛍光体として米国バイクロン社製BC−702を配置した構造とする。本構成とした場合、2つの波長シフトファイバ束を用いた光読み取りが両サイドから可能となるため、中性子検出媒体の厚さが2倍となり、実質0.8mmの厚さの中性子イメージ検出器とすることができ、検出効率をほぼ2倍に増加した中性子イメージ検出器を構成することができる。
(実施例10)
通常、波長シフトファイバを含めた光ファイバの最小曲げ半径は、0.5mmの径の光ファイバでも10mmを必要とする。しかし、蛍光体あるいはシンチレータと組み合わせて光ファイバを用いる場合、この曲げ径がデッドスペースとなるため、曲げ径を小さくする必要がある。光ファイバのコァ材料がポリスチレンあるいはポリメチルメタクリレート樹脂とし、円形の光ファイバの場合にはその直径を0.25mmないし1mmとし、正方形の光ファイバの場合にはその一辺の長さを、0.25mmないし1mmの光ファイバとし、曲げ径が直径あるいは一辺の長さの1倍ないし1.5倍の範囲で、45度から105度の角度範囲で曲げた場合の光の透過特性を測定した。光ファイバとしては、一辺が0.5mmで正方形光ファイバである米国Bicron社製BCF−98のクリアファィバを用いた。この結果、図12に示すように光ファイバの素材を選択することにより、90度まで曲げても50%近くの透過率が得られることがわかった。
米国バイクロン社製BC−702を用いる。面積は1cm2とする。この中性子検出媒体
の下面に、図に示すように90度に曲げた波長シフトファイバを用いる。波長シフトファイバとしては、350nmから440nmまでの蛍光に感度があり、490nmの蛍光に波長変換する米国Bicron社製BCF−92を用いる。一辺が0.5mmの正方形波長シフトファイバを用い、図に示すように折り曲げ波長シフトファイバの他端を光電子増倍管に接続する。検出部分を10mm平方にするにはこの波長シフトファイバを20本用いる。また、光電子増倍管としては、直径が1.3cmの浜松ホトニクス製R647Pを用いることができる。このような構成にすることによりデッドスペースのない小型の中性子検出器を製作する事ができる。
(実施例11)
実施例11として、本発明による中性子イメージ検出器の構造を図14に示す。実施例10において示した、45度から105度の角度範囲に曲げた部分を持つ光ファイバを2本以上隙間なく並べかつ、立体交差することにより2種類の光ファイバ束を配置することを実現し中性子イメージの検出を可能とした実施例である。
検出体を用いる。検出面積としては、8mmx8mmの大きさとする。波長シフトファイバとしては、一辺が0.5mmの正方形の波長シフトファイバを16本づつそれぞれX軸及びY軸に用いる。本実施例では、従来から用いられているY軸用波長シフトファイバとX軸用波長シフトファイバとの間に中性子検出媒体を挟んでイメージングを行うクロスドファイバ法を用いる。なお、Y軸用波長シフトファイバ及びX軸用波長シフトファイバとしては、350nmから440nmまでの蛍光に感度があり、490nmの蛍光に波長変換する米国Bicron社製BCF−92を用いる。波長シフトファイバの太さについては、蛍光体シートの厚さが0.2mmであることから、一片の長さが0.5mmの正方形ファイバを用いる。折り曲げ角度は90度で使用する。
(実施例12)
本実施例は、放射線あるいは中性子の検出媒体であるシンチレータあるいは蛍光体からの蛍光を、波長シフトファイバを用いて検出する場合、波長シフトファイバ自身がガンマ
線検出体となるため、あまり長くして使うとガンマ線によるバックグラウンドを受けてしまうことと、同時にあまり長くすると波長シフトファイバの波長シフトされた蛍光の透過率が悪くなってしまうことを改善するために使用される。また、波長シフトファイバあるいは側面光検出型光ファイバを用いて蛍光を検出する部分と、検出された蛍光を光検出器まで導く部分を分離して製作し、メインテナンスを容易にすることを実現することができる。
中性子検出媒体用蛍光体としては、蛍光体としてZnS:Agを用い、中性子コンバータとしては6LiFを用いた厚さ0.4mmの米国バイクロン社製BC−702を用いる
。この中性子検出媒体の下面に、図に示すように2つの透明な光ファイバの4つの側面の1つの側面を削り取った部分を検出部分とする側面光検出型光ファイバ束をそれぞれ並列に並べかつ直角に配置する。
(実施例13)
実施例12で述べた波長シフトファイバあるいは側面光検出型光ファイバと、透明な円形の光ファイバとの接続面にグリースを用いた実施例について述べる。
85%まで改善しほとんど損失がなくなることが確認された。
Claims (2)
- シンチレータあるいは蛍光体を検出媒体とし、検出媒体からの蛍光を波長シフトファイバあるいは側面光検出型光ファイバを用いて検出し放射線あるいは中性子を検出する際に、波長シフトファイバを透明な円形の光ファイバに接続し、透明な円形の光ファイバの他端を光検出器に導くことにより放射線あるいは中性子を検出する検出器において、円形の波長シフトファイバの場合にはその直径の1倍から1.5倍の直径の透明な光ファイバを、あるいは正方形の波長シフトファイバの場合にはその一辺の長さの1.42倍から2倍の長さを直径とする透明な円形の光ファイバを用いることを特長とした、検出器。
- 前記波長シフトファイバあるいは前記側面光検出型光ファイバと、前記透明な円形の光ファイバとの接続面にグリースを用いることを特長とした、請求項1に記載の検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009166160A JP4635212B2 (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 光ファイバを利用した放射線又は中性子検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009166160A JP4635212B2 (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 光ファイバを利用した放射線又は中性子検出器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003307586A Division JP4406699B2 (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 光ファイバを利用した放射線及び中性子検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009258121A JP2009258121A (ja) | 2009-11-05 |
JP4635212B2 true JP4635212B2 (ja) | 2011-02-23 |
Family
ID=41385685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009166160A Expired - Lifetime JP4635212B2 (ja) | 2009-07-14 | 2009-07-14 | 光ファイバを利用した放射線又は中性子検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4635212B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5249175B2 (ja) | 2009-11-11 | 2013-07-31 | 株式会社東海理化電機製作所 | 電子キーシステムのキー位置判定装置 |
JP5618887B2 (ja) * | 2011-04-01 | 2014-11-05 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | 車両用制御装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5995686A (en) * | 1997-12-16 | 1999-11-30 | Hamburger; Robert N. | Fiber-optic sensor device and method |
WO2000004403A1 (fr) * | 1998-07-15 | 2000-01-27 | Keiichi Kuroda | Unite d'imagerie a rayonnement numerique |
JP2002071816A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-12 | Japan Atom Energy Res Inst | 2次元放射線および中性子イメージ検出器 |
JP2002168955A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-14 | Canon Inc | 放射線検出装置及びその製造方法並びに放射線撮像システム |
JP2002221578A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-09 | Japan Atom Energy Res Inst | 放射線および中性子イメージ検出器 |
-
2009
- 2009-07-14 JP JP2009166160A patent/JP4635212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5995686A (en) * | 1997-12-16 | 1999-11-30 | Hamburger; Robert N. | Fiber-optic sensor device and method |
WO2000004403A1 (fr) * | 1998-07-15 | 2000-01-27 | Keiichi Kuroda | Unite d'imagerie a rayonnement numerique |
JP2002071816A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-12 | Japan Atom Energy Res Inst | 2次元放射線および中性子イメージ検出器 |
JP2002168955A (ja) * | 2000-12-01 | 2002-06-14 | Canon Inc | 放射線検出装置及びその製造方法並びに放射線撮像システム |
JP2002221578A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-09 | Japan Atom Energy Res Inst | 放射線および中性子イメージ検出器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009258121A (ja) | 2009-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4406699B2 (ja) | 光ファイバを利用した放射線及び中性子検出器 | |
JP5548892B2 (ja) | ピクセル型二次元イメージ検出器 | |
JP4332613B2 (ja) | パルス波高整列放射線位置検出器 | |
JP5930973B2 (ja) | 放射線検出器 | |
US5391878A (en) | Multiplexed fiber readout of scintillator arrays | |
US8481948B2 (en) | Method to optimize the light extraction from scintillator crystals in a solid-state detector | |
JP6218224B2 (ja) | 中性子検出器 | |
JP4886662B2 (ja) | 放射線測定装置 | |
JP4534006B2 (ja) | 放射線位置検出方法及び装置 | |
WO2006097882A2 (en) | X-ray detector with in-pixel processing circuits | |
JP2015513075A5 (ja) | ||
WO2020154551A1 (en) | X-ray detector with multi-layer dielectric reflector | |
JPH10232284A (ja) | 波長シフト型放射線センサおよび放射線検出装置 | |
CN107045138B (zh) | 背散射探测模块 | |
WO2019245636A1 (en) | Wavelength-shifting sheet-coupled scintillation detectors | |
JP4635212B2 (ja) | 光ファイバを利用した放射線又は中性子検出器 | |
JP4635210B2 (ja) | 光ファイバを利用した放射線又は中性子の検出器 | |
JP2010096648A (ja) | 放射線−光変換素子、放射線検出器 | |
JP4635211B2 (ja) | 光ファイバを利用した放射線又は中性子の検出器 | |
JP4135795B2 (ja) | 蛍光体あるいはシンチレータを用いた二次元放射線及び中性子イメージ検出器 | |
JP2009031132A (ja) | 放射線検出器 | |
RU2408902C1 (ru) | Двухкоординатный детектор | |
WO2015050066A1 (ja) | 放射線検出器 | |
JP5060410B2 (ja) | 放射線検出装置 | |
JP4316094B2 (ja) | 放射線検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090810 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100929 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101028 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4635212 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |