JP4634871B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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本発明は、超音波診断装置に関し、特に、基本波画像とハーモニック画像を形成する超音波診断装置に関する。
超音波を送受波することによって得られた受信信号に含まれる高調波成分を利用して超音波画像を形成する技術が知られている。例えば、受信信号に含まれる基本波成分に基づく基本波画像と高調波成分(特に、二次高調波成分)に基づくハーモニック画像の二つの画像を形成する技術が知られている。例えば、特許文献1から4には、ハーモニック画像用の第1基本波と基本波画像用の第2基本波を利用する技術が開示されている。つまり、第1基本波(周波数f1)を送信することによって得られた受信信号に含まれる2次高調波成分(周波数2f1)に基づいてハーモニック画像が形成され、第2基本波(周波数f2)を送信することによって得られた受信信号に含まれる基本波成分(周波数f2)に基づいて基本波画像が形成される。
ハーモニック画像を形成するためには、受信信号に含まれる2次高調波成分を効率的に抽出する必要がある。受信信号に含まれる2次高調波成分を抽出する手法として、いわゆる、パルスインバージョン法(PI法)が知られている。このPI法は、極性を正負反転した送信信号を各々送信し、その二つの送信信号に伴う二つの受信信号を加算するものである。二つの受信信号を加算することにより、二つの受信信号に含まれる線形成分(基本波成分)がキャンセルされ、非線形成分である2次高調波成分が効率よく抽出される。ちなみに、極性を正負反転した二つの送信信号に伴う二つの受信信号を減算することによって、二つの受信信号に含まれる線形成分(基本波成分)を抽出することもできる。
特開2001−61841号公報 特開平09−201359号公報 特開2001−327492号公報 米国特許第6514206号明細書 特開2001−299764号公報
上記特許文献4では、PI法を応用した送信技術を採用している。つまり、1回目の送信として基本波画像用の第2基本波とハーモニック画像用の第1基本波を結合した送信信号を利用し、2回目の送信信号として基本波画像用の第2基本波のみを極性反転させた送信信号を利用している。そして、2回の送信で得られた二つの受信信号を減算することによって第2基本波から得られる基本波成分を抽出している。しかし、2回目の送信において第1基本波が反転されていないため、二つの受信信号を加算した場合、第1基本波から得られる基本波成分と2次高調波成分が共に残ってしまう。
このため、ハーモニック画像用の第1基本波と基本波画像用の第2基本波を利用する場合においても、受信信号に含まれる基本波成分と2次高調波成分を適切に抽出することができる技術が望まれていた。
ちなみに、上記特許文献5には、第1基本波成分と第2基本波成分を含む送信信号と、その送信信号の極性を反転させた送信信号を利用し、これら二つの送信信号から得られる二つの受信信号を加算および減算する技術が開示されている。しかし、特許文献5に記載の技術は、非線形パラメータを反映する評価値を求める技術である。
本発明は、このような背景においてなされたものであり、その目的は、基本波画像とハーモニック画像を形成する超音波診断装置において、受信信号に含まれる基本波成分と2次高調波成分を適切に分離抽出する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の好適な態様である超音波診断装置は、超音波画像として基本波画像とハーモニック画像を形成する超音波診断装置において、ハーモニック画像用の第1基本波成分と基本波画像用の第2基本波成分を所定条件に基づいて結合して結合送信波形を生成する波形生成手段と、前記結合送信波形に対応した結合送信信号と当該結合送信信号の極性を反転させた反転送信信号を送信する送信手段と、前記結合送信信号から得られる受信信号と前記反転送信信号から得られる受信信号の二種類の受信信号を取得する受信手段と、前記二種類の受信信号を加算して得られる和信号に基づいてハーモニック画像を形成して前記二種類の受信信号を減算して得られる差信号に基づいて基本波画像を形成する画像形成手段と、を有することを特徴とする。
望ましくは、前記波形生成手段は、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分を時間軸上で部分的に重ね合わせて前記結合送信波形を生成することを特徴とする。望ましくは、前記波形生成手段は、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分を時間軸上で全体的に重ね合わせた状態から徐々に引き離していく過程において、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分の合成波形のピーク値と振動子の最大駆動振幅値とを比較して所定条件に適合した合成波形を前記結合送信波形とする、ことを特徴とする。望ましくは、前記波形生成手段は、前記合成波形に対応した送信信号のピーク値が振動子の最大駆動振幅値と実質的に等しくなる場合の合成波形を前記結合送信波形とすることを特徴とする。
望ましくは、前記画像形成手段は、前記和信号と前記差信号を重み付け加算した混合信号に基づいて前記ハーモニック画像と前記基本波画像の混合画像を形成することを特徴とする。望ましくは、前記重み付け加算における和信号の重み係数は近距離ほど大きく、前記重み付け加算における差信号の重み係数は遠距離ほど大きい、ことを特徴とする。
本発明により、受信信号に含まれる基本波成分と2次高調波成分を適切に分離抽出することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係る超音波診断装置の好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を示すブロック図である。
本実施形態の超音波診断装置は、探触子10によって超音波を送受波して、これにより、基本波画像とハーモニック画像を形成する装置である。探触子10は、その内部に図示しない複数の振動子を備えており、これら複数の振動子によって超音波ビームを形成し、また、超音波ビームを電子的に走査して三次元空間内に超音波を送受波する。探触子10は、超音波ビームを二次元平面内で平面的に走査して二次元画像用のエコーデータを取得するタイプのプローブ、あるいは、超音波ビームを三次元空間内で立体的に走査して三次元画像用のエコーデータを取得するタイプのプローブのいずれでもよい。また、探触子10は、生体表面に当てて用いられるタイプのプローブ、あるいは、生体内に挿入して用いられるタイプのプローブのいずれでもよい。
波形生成部20は、ハーモニック画像用の第1基本波成分と基本波画像用の第2基本波成分を所定条件に基づいて結合して結合送信波形を生成する。
図2は、結合送信波形のスペクトルを説明するための図である。ハーモニック画像用の第1基本波成分(f1)は、例えば、中心周波数f1が2MHzで比帯域が60パーセントのガウスパルスである。また、基本波画像用の第2基本波成分(f2)は、例えば、振幅が第1基本波成分と同じで中心周波数f2が4MHzで比帯域が60パーセントのガウスパルスである。
図2において、第1基本波成分のスペクトルがf1帯域102であり、第2基本波成分のスペクトルがf2帯域104である。また、本実施形態においては、第1基本波成分および第2基本波成分を結合した結合送信波形が探触子(図1の符号10)から送信されるため、f1帯域102およびf2帯域104は探触子の探触子帯域100に収まるように設計される。ちなみに、探触子の中心周波数(探触子周波数)f0は、例えば、3MHzである。
図3は、第1基本波成分と第2基本波成分の結合を説明するための図である。図3の(a)から(c)は、各々、第1基本波成分であるf1パルスと第2基本波成分であるf2パルスの二つのパルスの結合状態を示している。
(a)は、二つのパルスが継続結合された状態を示している。つまり、f1パルスとf2パルスが互いに時間軸上で重ならないように、f1パルスの直後にf2パルスを継続的に結合した波形である。この継続結合では、f1パルスとf2パルスが互いに重ならないため、例えば、f1パルスの最大振幅とf2パルスの最大振幅を探触子(図1の符号10)の最大駆動振幅にほぼ等しいレベルに設定することができるメリットがある。その一方、時間軸上において完全に分離されているため時間軸方向における広がりを伴うデメリットがある。
(b)は、二つのパルスが一致結合された状態を示している。つまり、時間軸上においてf1パルスの中心とf2パルスの中心が重なるように、f1パルスとf2パルスを全体的に重ね合わせた波形である。この一致結合では、時間軸上において全体的に重ね合わされているため時間軸方向における広がり抑えることができるメリットがある。その一方、f1パルスとf2パルスが重ね合わされているため、例えば、f1パルスの最大振幅とf2パルスの最大振幅が重なった場合、各パルスの最大振幅を探触子(図1の符号10)の最大駆動振幅の半分のレベルに設定しなければならないデメリットがある。なお、図示した(b)の波形は、振幅が規格化されており、(a)の波形に比べてf1パルスとf2パルスの振幅が半値となっている。
(c)は、本実施形態における結合状態を示しており、二つのパルスが部分結合された状態を示している。つまり、f1パルスとf2パルスが互いに時間軸上で部分的に重ね合わされている。この際、f1パルスとf2パルスの合成波形のピーク値と振動子の最大駆動振幅値とを比較して所定条件に適合した合成波形が生成される。なお、本実施形態における合成波形の結合基準については、後に図6から図10を利用して説明する。
また(d)は、反転送信信号に対応した送信波形を示しており、(c)の波形の極性を反転させた波形を示している。本実施形態では、f1パルスとf2パルスの部分結合による結合送信波形に対応した結合送信信号と、この結合送信信号の極性を反転させた反転送信信号が送信される。つまり、(c)の波形に対応した送信信号と、その極性を反転させた(d)の波形に対応した送信信号が送信される。
図1に戻り、送信部30は、波形生成部20において生成された結合送信波形に対応した結合送信信号と、この結合送信信号の極性を反転させた反転送信信号を送信する。つまり、送信部30は、図3(c)に示した結合送信波形(部分結合の波形)に対応した結合送信信号と、図3(d)に示した極性反転波形に対応した反転送信信号を送信する。
そして、探触子10は、結合送信信号に対応した超音波と反転送信信号に対応した超音波を生体内の対象部位へ送波する。なお、結合送信信号に対応した超音波と反転送信信号に対応した超音波は、生体内の同一箇所に向けて送波される。例えば、結合送信信号に対応した超音波が送波された直後に同一超音波ビーム上で反転送信信号に対応した超音波が送波される。また、超音波ビームが走査されて各超音波ビームごと(各走査方向ごと)に結合送信信号と反転送信信号に対応した超音波が送波される。
受信部40は、結合送信信号から得られる受信信号と反転送信信号から得られる受信信号の二種類の受信信号を取得する。受信部40は、必要に応じて、信号の増幅処理やノイズリダクション処理などを施して二種類の受信信号を取得して後段へ出力する。そして、受信信号処理部50は、受信部40から供給される二種類の受信信号を加算して和信号を生成し、また、二種類の受信信号を減算して差信号を生成する。
図4は、受信信号処理部50を説明するための図であり、受信信号処理部50内部の構成を示すブロック図である。ラインメモリ52は、少なくとも超音波ビーム一本分のエコーデータを記憶する容量を備えたメモリである。前述のように、結合送信信号に対応した超音波と反転送信信号に対応した超音波は、生体内の同一箇所に向けて送波される。この際、例えば、結合送信信号に対応した超音波が送波された直後に同一超音波ビーム上で反転送信信号に対応した超音波が送波される。このため、ラインメモリ52に、結合送信信号から得られる超音波ビーム1本分の受信信号(エコーデータ)が一時的に記憶される。そして、結合送信信号の直後に同一超音波ビーム上に送信される反転送信信号に対応した受信信号と、ラインメモリ52に記憶された結合送信信号に対応した受信信号が、加算回路53bによって加算され、また、減算回路53aによって減算される。
図5は、二種類の受信信号の加算後のスペクトルと減算後のスペクトルを説明するための図である。本実施形態では、受信信号に含まれる2次高調波成分を効率的に抽出するために、特許文献5などに詳述される、いわゆる、パルスインバージョン法(PI法)の原理を利用する。このPI法は、極性を正負反転した送信信号を各々送信し、その二つの送信信号に伴う二つの受信信号を加算あるいは減算するものである。
図5の(a)は、二種類の受信信号の加算後のスペクトルの模式図である。極性を正負反転した送信信号の各々には、ハーモニック画像用の第1基本波成分(図2のf1帯域102に対応)と基本波画像用の第2基本波成分(図2のf2帯域104に対応)が含まれている。このため、二種類の受信信号の各々には、第1基本波成分から得られる基本波成分と2次高調波成分、さらに、第2基本波成分から得られる基本波成分と2次高調波成分が含まれている。ところが、極性を正負反転した送信信号の各々に対応した受信信号を加算することにより、二つの受信信号に含まれる線形成分(基本波成分)がキャンセルされて非線形成分である2次高調波成分が取得される。
図5の(a)において、第1基本波成分に対応した2次高調波成分のスペクトルがf1の2次高調波帯域112であり、第2基本波成分に対応した2次高調波成分のスペクトルがf2の2次高調波帯域122である。第2基本波成分は、基本波画像用の送信信号成分であるため、ハーモニック画像を形成する際には、第2基本波成分に対応した2次高調波成分は利用しなくてもよい。このため、図5(a)に示すように、探触子帯域100が2次高調波帯域112を取得できる帯域となるように設計されおり、f2の2次高調波帯域122の大部分が探触子帯域100の帯域外となっている。
一方、図5の(b)は、二種類の受信信号の減算後のスペクトルの模式図である。二種類の受信信号の各々には、第1基本波成分から得られる基本波成分と2次高調波成分、さらに、第2基本波成分から得られる基本波成分と2次高調波成分が含まれている。ところが、極性を正負反転した送信信号の各々に対応した受信信号を減算することにより、二つの受信信号に含まれる非線形成分(2次高調波成分)がキャンセルされて線形成分である基本波成分が取得される。
図5の(b)において、第1基本波成分に対応した基本波成分のスペクトルがf1基本波帯域111であり、第2基本波成分に対応した基本波成分のスペクトルがf2基本波帯域121である。第1基本波成分は、ハーモニック画像用の送信信号成分であるため、基本波画像を形成する際には、第1基本波成分に対応した基本波成分は利用しなくてもよい。このため、図5(b)に示すように、f2基本波帯域121を抽出できるようにバンドパスフィルタ(BPF)の帯域が設定され、BPFによってf2基本波帯域121が抽出される。
図4に戻り、減算回路53aによって減算された差信号、つまり、図5の(b)に示したスペクトラムに対応する信号は、バンドパスフィルタ(BPF)54に出力される。BPF54は、差信号からf2基本波帯域121を抽出する。つまり、BPF54の帯域が図5の(b)に示す帯域BPFに設定されており、差信号からf2基本波帯域121が抽出される。そして、BPF54の後段の検波器58において検波処理が施され、検波後の差信号(f2基本波成分)が出力される。
一方、加算回路53bによって加算された和信号、つまり、図5の(a)示したスペクトラムに対応する信号は、バンドパスフィルタ(BPF)55に出力される。BPF55は、和信号からf1の2次高調波帯域112を抽出する。なお、図5(a)に示すように、f2の2次高調波帯域122の大部分が探触子帯域100の帯域外となっている場合には、BPF55を省略してもよい。そして、BPF55の後段の検波器59において検波処理が施され、検波後の和信号(f1の2次高調波成分)が出力される。
図1に戻り、画像形成部60は、受信信号処理部50から出力される和信号(f1の2次高調波成分)に基づいてハーモニック画像を形成し、そして、受信信号処理部50から出力される差信号(f2基本波成分)に基づいて基本波画像を形成する。つまり、超音波ビームを二次元的に走査して得られる各ビームごとの和信号に基づいて二次元のハーモニック画像を形成し、また、超音波ビームを二次元的に走査して得られる各ビームごとの差信号に基づいて基本波画像(Bモード画像)を形成する。もちろん、超音波ビームを三次元的に走査して、三次元のハーモニック画像や三次元の基本波画像を形成してもよい。なお、画像形成部60は、ハーモニック画像と基本波画像を合成した混合画像を形成してもよい。
つまり、画像形成部60は、受信信号処理部50から出力される和信号(f1の2次高調波成分)に重み係数WHをかけて、さらに、受信信号処理部50から出力される差信号(f2基本波成分)に重み係数WFをかけて重み付け加算し、重み付け加算の結果として得られる混合信号に基づいてハーモニック画像と基本波画像を重ね合わせた混合画像を形成する。この際、重み係数WF、WHを深さ距離に依存させて、近距離ほどWHを重くして遠距離ほどWFを重くする。これにより、近距離において良好なハーモニック画像と遠距離において良好な基本波画像の両方の画像の特性を活かした混合画像を形成することができる。
画像形成部60において形成されたハーモニック画像や基本波画像、あるいは、これらの混合画像はディスプレイ70に表示される。なお、ハーモニック画像と基本波画像は選択的に表示されてもよいし、ハーモニック画像と基本波画像が左右や上下に並べられて同時に表示されてもよい。
本実施形態では、波形生成部20において、ハーモニック画像用の第1基本波成分と基本波画像用の第2基本波成分を所定条件に基づいて結合して結合送信波形が生成される。その際、図3(c)に示した部分結合によって送信波形が生成される。そこで、次に部分結合の結合基準について説明する。
第1基本波成分であるf1パルスと第2基本波成分であるf2パルスの二つのパルスを時間軸上で結合する際、二つのパルスの結合間隔をτとする。この結合間隔は、図3(b)に示した一致結合においてτ=0であり、二つのパルスが時間軸上で引き離されるに従ってτが大きくなる。
図6は、二つのパルスの結合基準を説明するための図である。図6において、波形Pは、f1パルスとf2パルスを結合した波形の振幅のピーク値である。波形Hは、受信信号に含まれるf1の2次高調波成分(図5(a)参照)の振幅であり、また、波形Fは、受信信号に含まれるf2基本波成分(図5(b)参照)の振幅である。なお、図6において横軸の結合間隔τは、f1パルスの周波数f1の1/16を単位としている。また、右の縦軸はPの振幅値を、左の縦軸はFとHの振幅値を示している。FとHについては、共にτ=0(一致結合)の場合の振幅値を0dBとしている。
波形Hや波形Fは、実験やシミュレーションなどから得ることができる。例えば、f1パルスとf2パルスの各々のピークを共に探触子の最大駆動振幅であるVmaxとし、結合間隔をτ=0から段階的に大きくする。そして、各結合間隔ごとに、二つのパルスの結合波形のスペクトルから、受信信号に含まれるf2基本波成分の振幅Fの値が得られる。また、受信信号に含まれる2次高調波の振幅は、送信基本波のパワーに比例するため、二つのパルスの結合波形を2乗(パワーに相当する)した後のスペクトルからHの値が得られる。さらに、波形Hや波形Fを求める際には、f1パルスとf2パルスを結合した結合波形のピーク値Pが、探触子の最大駆動振幅であるVmaxとなるように、ピーク値Pによって結合波形が規格化されている。
図6に示すように、波形Pは、τ=0からτが大きくなるに従って、局所的な増減を伴いながらも大局的に見て減少傾向にある。そして、τ=24付近まで減少傾向を示した後は、局所的な増減を伴いながらも大局的に見て略一定値に落ち着いている。これに対し、波形Hおよび波形Fは、τ=0からτが大きくなるに従って、局所的な増減を伴いながらも大局的に見て増加傾向にある。そして、τ=24付近まで増加傾向を示した後は、局所的な増減を伴いながらも大局的に見て略一定値に落ち着いている。
結合間隔τが小さい領域(例えば、τ=0〜24)においては、f1パルスのピーク付近とf2パルスのピーク付近が重ね合わされるため結合波形のピーク値Pが大きい。そして、波形Hや波形Fを求める際には、結合波形のピーク値Pが探触子の最大駆動振幅であるVmaxとなるようにピーク値Pによって結合波形が規格化されているため、ピーク値Pが大きい領域(例えば、τ=0〜24)においては、波形Hや波形Fが規格化の影響を受けて小さい値を示している。
しかし、結合間隔τが大きい領域、例えばτが24を超えると、結合波形のピーク値Pが探触子の最大駆動振幅であるVmaxとほぼ等しくなる。その結果、結合間隔τが大きい領域では、波形Hや波形Fが規格化の影響によって抑えられることがなく、大きな値を示している。
このように、結合間隔τに対するP、F、Hの各波形の変化の様子から、HやFが大きな値を示す良好な受信状態を知ることができる。例えば、図3(c),(d)は結合間隔τ=23の結合波形であり、図3(b)の一致結合(τ=0)の場合に比べて、Fが約6dB、Hが約8dB程度増加する。このため、一致結合の場合に比べて、形成された画像、特にハーモニック画像の感度が良好になる。また、図3(a)は結合間隔τ=56の結合波形であり、この図3(a)の波形に比べて、図3(c),(d)の波形の結合間隔τは半分以下であり、結合波形の時間的な広がりが小さい。このため、図3に示す例においては、結合間隔τ=23の結合波形を最適な結合波形とみなすことができる。
図7は、二つのパルスの別の結合基準を説明するための図である。前述の図6と同様、図7において、波形Pはf1パルスとf2パルスを結合した波形の振幅のピーク値である。波形Hは受信信号に含まれるf1の2次高調波成分(図5(a)参照)の振幅であり、また、波形Fは受信信号に含まれるf2基本波成分(図5(b)参照)の振幅である。横軸の結合間隔τは、f1パルスの周波数f1の1/16を単位としている。
図7においても、波形Hや波形Fは、実験やシミュレーションなどから得ることができる。ただし、図7に示す波形Hや波形Fは、f1パルスとf2パルスを結合した結合波形のピーク値Pが探触子の最大駆動振幅であるVmaxを超える場合に、クリップした際の波形である。図7においても、例えばτが24を超えると、波形Hや波形Fが大きな値を示している。
図6や図7においては、f1パルスとf2パルスの振幅が等しい場合を例として、P、F、Hの各波形の変化の様子を示している。これに対し、f1パルスとf2パルスの振幅が異なる場合などにおいても実験やシミュレーションによって各波形の変化の様子を知り、様々な条件下における結合基準を設けることが可能になる。
図8から図10は、f1パルスとf2パルスの様々な設定条件下におけるP、F、Hの各波形の変化の様子を示している。なお、図8から図10の各波形は、図6の場合と同様、波形Hや波形Fを求める際に、結合波形のピーク値Pが探触子の最大駆動振幅であるVmaxとなるようにピーク値Pによって結合波形が規格化されている。
図8は、二つのパルスの振幅が互いに異なる場合の各波形の変化の様子を示している。図8(a)はP、F、Hの各波形の変化の様子を示しており、図8(b)はf1パルスとf2パルスの結合状態を示している。図8においては、(b)に示すように、f1パルスの振幅値に対してf2パルスの振幅値が半値となっている。そして(a)に示すように、τ=16の付近から、波形Hや波形Fが略一定値に落ち着いている。このため、例えば、結合間隔τ=16の結合波形を最適な結合波形とみなすことができる。
図9は、二つのパルスの極性が互いに異なる場合の各波形の変化の様子を示している。図9(a)はP、F、Hの各波形の変化の様子を示しており、図9(b)はf1パルスとf2パルスの結合状態を示している。図9においては、(b)に示すように、f1パルスの極性とf2パルスの極性が正負反対になっている。そして(a)に示すように、τ=20の付近から、波形Hや波形Fが略一定値に落ち着いている。このため、例えば、結合間隔τ=20の結合波形を最適な結合波形とみなすことができる。
図10は、二つのパルスのキャリアが余弦波から正弦波に変化する場合の各波形の変化の様子を示している。図10(a)はP、F、Hの各波形の変化の様子を示しており、図9(b)はf1パルスとf2パルスの結合状態を示している。図10においては、(a)に示すように、τ=25の付近から、波形Hや波形Fが略一定値に落ち着いている。このため、例えば、結合間隔τ=25の結合波形を最適な結合波形とみなすことができる。
図8から図10に示したように、f1パルスとf2パルスの様々な設定条件下において、最適な結合波形を見出すことができる。また、図8から図10に示したf1パルスとf2パルスの設定条件の他にも、f1パルスとf2パルスの比帯域を様々に変化させた場合において最適な結合波形を求めてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、f1パルスとf2パルスとして矩形波のキャリアによるガウスパルスを利用してもよい。もちろん、ガウスパルス以外のパルスでもよい。また、基本波画像用とハーモニック画像用の送信開口長を互いに異なるように設定してもよい。例えば、ハーモニック画像用の送信開口が基本波画像に比べてΔだけ長い場合、このΔに該当する振動子に与える送信波形のうち基本波画像用のf2パルスの振幅を0(結合なし)にすればよい。
なお、本発明は、ティッシュハーモニックイメージングとコントラスト剤を利用したハーモニックイメージングの両方に適用可能である。また、多方向並列受信などの送受信技術が併用されてもよい。
本発明に係る超音波診断装置の全体構成を示すブロック図である。 結合送信波形のスペクトルを説明するための図である。 第1基本波成分と第2基本波成分の結合を説明するための図である。 受信信号処理部の内部構成を示すブロック図である。 二種類の受信信号の加算後のスペクトルと減算後のスペクトルを説明するための図である。 二つのパルスの結合基準を説明するための図である。 二つのパルスの別の結合基準を説明するための図である。 二つのパルスの振幅が互いに異なる場合の各波形の変化の様子を示す図である。 二つのパルスの極性が互いに異なる場合の各波形の変化の様子を示す図である。 二つのパルスのキャリアが余弦波から正弦波に変化する場合の各波形の変化の様子を示す図である。
符号の説明
10 探触子、20 波形生成部、30 送信部、40 受信部、50 受信信号処理部、60 画像形成部、70 ディスプレイ。

Claims (6)

  1. 超音波画像として基本波画像とハーモニック画像を形成する超音波診断装置において、
    ハーモニック画像用の第1基本波成分と基本波画像用の第2基本波成分を所定条件に基づいて結合し、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分を時間軸上で部分的に重ね合わせて結合送信波形を生成する波形生成手段と、
    前記結合送信波形に対応した結合送信信号と当該結合送信信号の極性を反転させた反転送信信号を送信する送信手段と、
    前記結合送信信号から得られる受信信号と前記反転送信信号から得られる受信信号の二種類の受信信号を取得する受信手段と、
    前記二種類の受信信号を加算して得られる和信号に基づいてハーモニック画像を形成して前記二種類の受信信号を減算して得られる差信号に基づいて基本波画像を形成する画像形成手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記波形生成手段は、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分の合成波形のピーク値と振動子の最大駆動振幅値とを比較して所定条件に適合した合成波形を前記結合送信波形とする、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 超音波画像として基本波画像とハーモニック画像を形成する超音波診断装置において、
    ハーモニック画像用の第1基本波成分と基本波画像用の第2基本波成分を所定条件に基づいて結合して結合送信波形を生成する波形生成手段と、
    前記結合送信波形に対応した結合送信信号と当該結合送信信号の極性を反転させた反転送信信号を送信する送信手段と、
    前記結合送信信号から得られる受信信号と前記反転送信信号から得られる受信信号の二種類の受信信号を取得する受信手段と、
    前記二種類の受信信号を加算して得られる和信号に基づいてハーモニック画像を形成して前記二種類の受信信号を減算して得られる差信号に基づいて基本波画像を形成する画像形成手段と、
    を有し、
    前記波形生成手段は、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分を時間軸上で部分的に重ね合わせて前記結合送信波形を生成し、
    さらに、
    前記波形生成手段は、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分を時間軸上で全体的に重ね合わせた状態から徐々に引き離していく過程において、前記第1基本波成分と前記第2基本波成分の合成波形のピーク値と振動子の最大駆動振幅値とを比較して所定条件に適合した合成波形を前記結合送信波形とする、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項3に記載の超音波診断装置において、
    前記波形生成手段は、前記合成波形に対応した送信信号のピーク値が振動子の最大駆動振幅値と実質的に等しくなる場合の合成波形を前記結合送信波形とする、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の超音波診断装置において、
    前記画像形成手段は、前記和信号と前記差信号を重み付け加算した混合信号に基づいて前記ハーモニック画像と前記基本波画像の混合画像を形成する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項5に記載の超音波診断装置において、
    前記重み付け加算における和信号の重み係数は近距離ほど大きく、前記重み付け加算における差信号の重み係数は遠距離ほど大きい、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
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