JP2001299764A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JP2001299764A JP2001299764A JP2000271224A JP2000271224A JP2001299764A JP 2001299764 A JP2001299764 A JP 2001299764A JP 2000271224 A JP2000271224 A JP 2000271224A JP 2000271224 A JP2000271224 A JP 2000271224A JP 2001299764 A JP2001299764 A JP 2001299764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- ultrasonic diagnostic
- diagnostic apparatus
- attenuation characteristic
- sum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S15/00—Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
- G01S15/88—Sonar systems specially adapted for specific applications
- G01S15/89—Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
- G01S15/8906—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
- G01S15/895—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques characterised by the transmitted frequency spectrum
- G01S15/8952—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques characterised by the transmitted frequency spectrum using discrete, multiple frequencies
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S15/00—Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
- G01S15/88—Sonar systems specially adapted for specific applications
- G01S15/89—Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
- G01S15/8906—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
- G01S15/8959—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using coded signals for correlation purposes
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/52—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
- G01S7/52017—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
- G01S7/52023—Details of receivers
- G01S7/52036—Details of receivers using analysis of echo signal for target characterisation
- G01S7/52038—Details of receivers using analysis of echo signal for target characterisation involving non-linear properties of the propagation medium or of the reflective target
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/52—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
- G01S7/52017—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
- G01S7/5205—Means for monitoring or calibrating
Abstract
利用する超音波診断装置において、評価値を簡単にかつ
精度良く求める。 【解決手段】 周波数f0と2f0の2つの基本波の双方
を含んだ第1送信信号を送波し、次いで、第1送信信号
とは極性が反対の第2送信信号を送波する。受信ビーム
処理回路22にて、両送信信号のエコーを加算した信号
と減算した信号とを生成する。加算により基本波成分が
相殺されることにより、加算信号には非線形相互作用に
より生じた2次高調波成分A2が残る。反対に、減算に
より2次高調波成分が相殺されることにより、減算信号
には基本波成分が残る。減算信号から周波数2f0の基
本波成分AIIを抽出し、除算回路44によって比(A2
/AII)を求める。HPF46によって微分処理を行う
ことにより、生体の各深さでの非線形パラメータを反映
する評価値が求められる。
Description
関し、特に生体にて生じる2次高調波成分に基づく診断
を行う装置に関する。
に関し、近年、非線形パラメータと呼ばれる物理量に関
心が集まっている。この非線形パラメータは、媒質であ
る生体組織や微小気泡からなる超音波造影剤と音波との
非線形な相互作用の程度を表すものであり、これに基づ
いて、生体組織における含水率等の情報や超音波造影剤
の造影効果が得られると考えられている。
伝搬する超音波は、音圧が高いほど音速が速くなること
によって歪みを起し、2次高調波成分が蓄積的に生成し
ていく。また、超音波造影剤の非線形な振動特性に基づ
いて2次高調波エコーが生じる。発生する2次高調波の
振幅は、超音波の歪みが大きくない場合では、基本波の
強度(振幅の2乗)に比例することが知られている。ま
た、媒質の非線形パラメータにも依存している。
本波を送波し、受信エコーに含まれる周波数2f0の2
次高調波成分に基づいて非線形パラメータを定義するこ
とが提案されている。
の距離をz、周波数依存減衰係数を周波数fと距離zの
関数α(f,z)とすれば、後方散乱特性γ(f,z)を持つ散乱
体から受信されたエコー信号の2次高調波の振幅A2(z)
は次式で表される。
は、距離zにて減衰された送信基本波の強度を表す。ち
なみに、その指数中の因子“2”は、歪みが基本波の振
幅の2乗(強度)に比例することによる。次の因子“ex
p(−∫α(2f0,z)dz)”は、距離zで発生した2次高調散
乱波が探触子に達するまでに受けた減衰を表す。そし
て、最後の積分因子中の“h(z)”は、距離zにおける
媒質の非線形パラメータ(B/A)を反映する項であ
り、平衡時の媒質の密度ρ0、音速C0を含む次式で表さ
れる。B/Aの値は生体組織では5〜11程度である
が、気泡媒質では遙かに大きいと言われている。
離zに対して積分したものであるが、これは送信超音波
の伝搬に伴って発生する2次高調波成分が蓄積すること
に対応したものである。ただし、超音波造影剤の非線形
な振動挙動によって発生する2次高調波成分は蓄積がな
く、h(z)を距離に対して積分しないとする。
号に含まれる2次高調波成分は、周波数依存減衰特性
α、後方散乱特性γに依存する因子を含んでおり、これ
をそのまま非線形パラメータの評価値として用いること
ができない。
て、生体の同一箇所に向けて再度送信動作を行い、その
エコー信号が2次高調波A2(z)と同様の減衰特性、散乱
特性を受けることを利用して、それらの影響を除去する
ことが提案されている(電子通信学会論文誌'85/7 vol.
J68-C No.7,p.588-589)。
性、散乱特性の影響の除去が行われる。周波数を2f0
とした送信基本波の送信振幅をA0(2f0)とすると、受信
されたエコー信号の基本波振幅AII(z)は次式で表され
る。
復伝搬に対応している。
は、一般的には線形であるため、次式が成り立つ。
用いて、減衰特性α及び散乱特性γの影響が除去された
次式を得る。
式で与えられる。
あるため、(6)式により、非線形パラメータ(B/A)を
反映するh(z) が、A2(z)とAII(z)を用いて推定され
る。
コー信号中の2次高調波の振幅A2(z)を求める方法とし
て、バンドパスフィルタ(BPF)を用いて、エコー信
号から基本波の帯域を除去するという方法がある。しか
し、この方法では、基本波の帯域と2次高調波の帯域と
がオーバーラップしている場合、微弱である2次高調波
成分を正確に検出することができない。
基本波とは別に、それとは180°位相をずらした周波
数f0の基本波を送信し、両者のエコー信号を加算する
という方法が提案されている。この方法によれば、互い
に極性が反対の2つの基本波は相殺されて、2次高調波
成分のみが取り出される。
によって、2次高調波成分を精度良く取り出して、さら
に減衰特性、散乱特性の影響が除去された非線形パラメ
ータの評価値を得ようとした場合、周波数f0の基本波
を互いに異なる極性にて2回送信し、さらに周波数2f
0の基本波を送信しなければならない。すなわち、送受
信回数が多くなるという問題があった。一方向に対する
送受信回数が増えると、データレートが低下する。その
ため例えば非線形パラメータを映像化する場合、画像レ
ートが低下するといった問題を生じる。また、データ採
取中における生体の動きによって、誤差が大きくなりう
る。
抽出し映像化する点に主眼をおいているため、上述のよ
うに生体組織内での減衰特性α及び散乱特性γの両方の
影響を除去している。ここで、散乱特性γは生体組織の
構造情報を含んでおり、この散乱特性γを除去すること
により、従来の画像では組織の構造的表現が弱められ
る。一方、診断等の装置の使用目的によっては、非線形
パラメータ評価値と共に、例えば筋、膜、弁などの強い
反射・散乱エコーを生じる生体組織の構造が明確に表示
された画像が有用である場合がある。上述の従来技術で
は、生体組織の構造のエッジがぼやけるため、このよう
な要求には十分に応えることができなかった。この問題
に対して、装置のSTC(Sensitivity Time Control)
機能を用いて、2次高調波の振幅A2から減衰特性αの
みの除去を図ることが考えられる。しかし、このSTC
の調整は、方位方向に関しては一律であり、超音波ビー
ムごとに調整することができない。そのため、減衰特性
αの影響を十分に除去することができず、画質の改善に
は限界があった。
れたもので、より簡単な構成で精度良く非線形パラメー
タを評価することができ、また非線形パラメータ評価値
に基づく画像の画質が向上した超音波診断装置を提供す
ることを目的とする。
装置は、中心周波数f0の第1基本波成分及び中心周波
数2f0の第2基本波成分を含む第1送信信号と、前記
第1送信信号の極性を反転した第2送信信号とをそれぞ
れ生体に向けて送信する送信手段と、前記第1送信信号
に対するエコーに応じた第1受信信号と、前記第2送信
信号に対するエコーに応じた第2受信信号とを出力する
受信手段と、前記第1受信信号と前記第2受信信号との
加算に基づいて和信号を求める和信号生成手段と、前記
第1受信信号と前記第2受信信号との減算に基づいて差
信号を求める差信号生成手段と、前記和信号及び前記差
信号に基づく評価値を求める評価値算定手段とを有する
ものである。
よって非線形パラメータ等の評価値が求められる。各回
の送信にて周波数がf0と2f0との2つの基本波が合わ
せて送信される。また1回目と2回目とでは、各周波数
成分の位相が互いに180°ずれている。その結果、第
1送信信号と第2送信信号とは互いに極性が反対であ
り、両者を足し合わせると相殺される関係にある。送信
手段は、第1送信信号を送信する手段と第2送信信号を
送信する手段とを別個に備えてもよいし、共通の構成に
より両信号を生成するようにしてもよい。両信号は基本
的にタイミングをずらして生体の同一部位へ送波され、
それぞれのエコーが受信手段にて受信される。和信号生
成手段は、第1受信信号と第2受信信号とを加算し、そ
の加算結果又はそれに応じた信号を和信号として出力す
る。また差信号生成手段は、第1受信信号と第2受信信
号とを減算し、その減算結果又はそれに応じた信号を差
信号として出力する。第1受信信号と第2受信信号と
は、それぞれ基本的に送信信号に由来する互いに反対極
性の成分と、生体中での相互作用によって生じうる互い
に同一極性の成分とを含有している。このことから和信
号は、反対極性の成分が相殺され、媒質と超音波との非
線形相互作用等によって生じる成分に応じた信号を基本
的に含むこととなる。一方、差信号は、反対に同一極性
の成分が相殺され、送信信号に由来する成分を基本的に
含むこととなる。和信号及び差信号は、それぞれ生体中
で周波数依存減衰特性や後方散乱特性等に関して同様の
影響を受ける。よって、両信号を用いることによって例
えば、それらの影響を除去するといったデータ処理が可
能である。評価値算定手段は和信号及び差信号を用い
て、それらに基づく評価値を求める。
前記第1基本波成分を生成する第1基本波生成手段と、
前記第2基本波成分を生成する第2基本波生成手段とを
有する超音波診断装置である。
は、前記差信号生成手段が、前記第1受信信号と前記第
2受信信号との減算結果に含まれた前記第2基本波成分
を前記差信号として抽出する。
互作用により生じる第1基本波成分の2次高調波成分を
含み得る。すなわち、和信号は、例えば減衰等の周波数
に依存した影響をその周波数2f0に応じて受ける。一
方、減算結果は第1送信信号及び第2送信信号それぞれ
に含まれる第1基本波成分及び第2基本波成分の和に応
じた信号となる。本発明によれば、これらのうち第2基
本波成分が差信号として抽出される。抽出された第2基
本波成分からなる差信号は、和信号の主成分と同じ帯域
であるため、生体内での減衰等の影響を同じように受け
る。よって、本発明では、和信号に含まれる生体内での
減衰等の影響を容易に相殺・除去し得る。
段が、前記減算結果に含まれた前記第2基本波成分を通
過・抽出するバンドパスフィルタを有する超音波診断装
置である。
は、前記評価値算定手段は、前記和信号と前記差信号と
の振幅比を求め、当該振幅比に基づいて前記評価値を求
める。
乗算因子として表される。本発明によれば、和信号と差
信号との振幅比を求めることにより、この乗算因子を相
殺することができ、その影響を受けない評価値を求める
ことができる。
は、前記和信号及び前記差信号それぞれの振幅変調を検
波する検波手段を有し、前記評価値算定手段は、前記検
波手段から出力される前記和信号及び前記差信号それぞ
れに応じた検波信号に基づいて前記評価値を求めるもの
である。
差信号の振幅情報を用いて行われる。本発明によれば、
周波数2f0等にて振動する和信号、差信号の振幅の変
化が検波信号として取り出される。この検波信号を用い
ることによって評価値を求める処理が容易化されうる。
前記振幅比の時間変化率を求める微分手段を有する。
めることにより、超音波の経路上の各深さでの振幅比の
変化率が求められる。そして、この深さの関数としての
振幅比変化率を用いて、超音波経路上の各点での評価値
を定義することができる。
周波通過フィルタである超音波診断装置である。
の断層面上での前記評価値に基づいて断層像を生成する
断層像生成手段を有するものである。
超音波で生体を走査して、生体の断層面の各点での評価
値が求められる。この評価値を映像化することにより、
評価値に基づいた生体の診断が容易に行われる。
は、中心周波数f0の第1基本波成分及び中心周波数2
f0の第2基本波成分を含む第1送信信号と、前記第1
送信信号の極性を反転した第2送信信号とをそれぞれ生
体に向けて送信する送信手段と、前記第1送信信号に対
するエコーに応じた第1受信信号と、前記第2送信信号
に対するエコーに応じた第2受信信号とを出力する受信
手段と、前記第1受信信号と前記第2受信信号との加算
に基づいて和信号を求める和信号生成手段と、前記第1
受信信号と前記第2受信信号との減算に基づいて差信号
を求める差信号生成手段と、前記差信号から、深さに応
じた超音波の減衰特性を表す減衰特性信号を生成する減
衰特性信号生成手段と、前記減衰特性信号を用いて前記
和信号を規格化し、規格化信号を出力する規格化手段と
を有するものである。
の超音波の送受信によって、媒質と超音波との非線形相
互作用に関する情報が取得される。既に述べたように、
和信号及び差信号はそれぞれ生体内で周波数依存減衰特
性や後方散乱特性に関して同様の影響を受ける。減衰特
性信号生成手段は、差信号から減衰特性信号を生成す
る。減衰特性信号には、差信号が有していた生体の深さ
に応じた超音波の周波数依存減衰特性の影響が基本的に
残され、一方、後方散乱特性の影響が部分的に又は全部
取り除かれる。規格化手段はこの減衰特性信号を用いて
和信号を規格化して規格化信号を生成する。規格化信号
からは、和信号が有していた周波数依存減衰特性の影響
が除去され、一方、後方散乱特性の影響は規格化信号に
残される。すなわち、規格化信号には和信号が有してい
た非線形性相互作用の情報と後方散乱特性の情報とが残
存する。規格化信号は後方散乱特性の情報を含むので、
非線形性相互作用の情報のみの信号よりも、生体組織の
構造的表現に好適である。
前記規格化信号に対して微分演算を行って微分信号を出
力する微分手段を有する。
成分は、各深さまでの超音波の往復経路における当該非
線形性相互作用を積算したものに相当する。本発明によ
れば、規格化信号に対して深さ方向に関する微分演算が
行われ、その結果得られる微分信号は超音波の経路上の
各深さでの非線形性相互作用の強さを表す。
は、前記減衰特性信号生成手段が、前記差信号のレベル
変動を抑圧して前記減衰特性信号を生成する。
いところからの信号値ほど弱くなるという緩やかな巨視
的な傾向を有する一方で、生体組織の構造を反映した後
方散乱特性に応じて、より小さい距離スケールでのレベ
ル変動を伴う。この後方散乱特性に起因して起こりうる
微視的なレベル変動の振幅は比較的大きなものとなり得
る。本発明によれば、この微視的なレベル変動を抑圧す
ることにより、差信号に含まれる後方散乱特性の影響を
低減して、減衰特性信号が生成される。
前記減衰特性信号生成手段は、前記差信号のレベル変動
を所定レベルでクリッピングし、当該クリッピング後の
差信号を平滑化して前記減衰特性信号を生成する。
して、所定レベルの上限閾値もしくは下限閾値、又はそ
れら両方が設定される。そして、差信号がその閾値を超
えるレベル変動を生じた場合には、その閾値の値で信号
値を置き換えるクリッピング処理を行う。さらにクリッ
ピングされた信号に対して平滑化処理を行うことによ
り、微視的なレベル変動が平滑化される。これらクリッ
ピング処理と平滑化処理とによって、差信号のレベル変
動が抑圧され、後方散乱特性の影響が低減された減衰特
性信号が得られる。
深さの関数である超音波診断装置である。減衰特性の影
響により差信号は生体の浅いところから深いところに向
かってレベルが低下する傾向を有する。この傾向に応じ
て、差信号に対する閾値となる所定レベルを深さの関数
とすることにより、好適に後方散乱特性が除去され、一
方で減衰特性が残された減衰特性信号が得られる。
数f0の第1基本波成分及び中心周波数2f0の第2基本
波成分を含む第1送信信号と、前記第1送信信号の極性
を反転した第2送信信号とをそれぞれ生体に向けて送信
する送信手段と、前記第1送信信号に対するエコーに応
じた第1受信信号と、前記第2送信信号に対するエコー
に応じた第2受信信号とを出力する受信手段と、前記第
1受信信号と前記第2受信信号との加算に基づいて和信
号を求める和信号生成手段と、前記第1受信信号と前記
第2受信信号との減算に基づいて差信号を求める差信号
生成手段と、前記和信号に対して対数変換を行って対数
形式和信号を出力する第1対数変換手段と、前記差信号
に対して対数変換を行って対数形式差信号を出力する第
2対数変換手段と、前記対数形式差信号から、深さに応
じた超音波の減衰特性を表す対数形式減衰特性信号を生
成する減衰特性信号生成手段と、前記対数形式減衰特性
信号を用いて前記対数形式和信号を規格化し、対数形式
規格化信号を出力する規格化手段とを有するものであ
る。
後、後方散乱特性の影響が低減された減衰特性信号が生
成される。そしてこの対数形式減衰特性信号を用いて対
数形式和信号の規格化が行われる。
周波数f0の第1基本波成分及び中心周波数2f0の第2
基本波成分を含む第1送信信号と、前記第1送信信号の
極性を反転した第2送信信号とをそれぞれ生体に向けて
送信する送信手段と、前記第1送信信号に対するエコー
に応じた第1受信信号と、前記第2送信信号に対するエ
コーに応じた第2受信信号とを出力する受信手段と、前
記第1受信信号と前記第2受信信号との加算に基づいて
和信号を求める和信号生成手段と、前記第1受信信号と
前記第2受信信号との減算に基づいて差信号を求める差
信号生成手段と、前記和信号に対して対数変換を行って
対数形式和信号を出力する第1対数変換手段と、前記差
信号から、深さに応じた超音波の減衰特性を表す減衰特
性信号を生成する減衰特性信号生成手段と、前記減衰特
性信号に対して対数変換を行って対数形式減衰特性信号
を出力する第2対数変換手段と、前記対数形式減衰特性
信号を用いて前記対数形式和信号を規格化し、対数形式
規格化信号を出力する規格化手段とを有するものであ
る。
減された減衰特性信号を差信号から生成した後、対数変
換を行って対数形式減衰特性信号を生成する。そしてこ
の対数形式減衰特性信号を用いて対数形式和信号の規格
化が行われる。
置が送波する各送信信号の周波数スペクトラムを示す模
式図である。本装置は、中心周波数f0の基本波(第1
基本波50)と中心周波数2f0の基本波(第2基本波
52)を合成した送信信号を、互いに極性を反転させて
1回ずつ生体に向けて送波する。そして、これら2回の
送信に対するエコーがそれぞれ受信される。
起因して2次高調波が発生する。すなわち、第1基本波
に対して周波数2f0の2次高調波(振幅A2)が生体中
にて発生する。この2次高調波は、送信音圧の2乗(強
度)に比例し、送信波形の極性に依存しない。よって、
2回の受信信号を加算すると、エコー中に含まれる送信
信号に由来し互いに極性が反対の成分が相殺され、2次
高調波成分の2倍、すなわち2A2が得られる。一方、
2回の受信信号を減算すると、生体中で発生した2次高
調波成分が相殺され、第1基本波及び第2基本波の反射
波成分の2倍が得られる。例えば、BPFを用いて、第
2基本波の帯域を抽出することにより、上述した2AII
が得られる。
基本波とを合成して送信し、その受信信号の和、差を生
成することによって、信号A2、AIIを得る。これらを
包絡検波した後、除算回路で比(A2/AII)を求め
る。比を求めることにより、生体中での周波数依存減衰
特性、後方散乱特性の影響が除去され、生体内での2次
高調波成分に関する情報が得られる。さらに、距離zに
対する微分処理を行えば、生体組織の各深さでの非線形
パラメータ(B/A)を反映する項h(z)が得られる。
1の実施形態である超音波診断装置の具体的構成及び動
作を図面を参照して説明する。図2は本装置の概略のブ
ロック構成図である。生体との間での超音波の送受信
は、探触子2を用いて行われる。例えば、探触子2はビ
ームフォーミング可能なように振動子アレイにて構成さ
れる。
回路6、送波ドライバ8を含んで構成される。制御回路
10によるタイミング制御の下で、送信パルス発生回路
4にて発生され出力された送信パルスは、送信遅延回路
6にて振動子アレイの各チャネルごとに遅延される。こ
の遅延量は、送波される超音波がビームを形成するよう
に、制御回路10によって定められる。また制御回路1
0は各チャネルの遅延量を調整することにより、送波ビ
ームの方向を変えて、生体を走査する制御を行う。
された送信パルスを送信遅延回路6から受けて、探触子
2の各チャネルの振動子を励振するパルスを出力する。
波とを同時に生体へ送波するように構成される。例え
ば、探触子2を構成する振動子の形状等を調整して、あ
る周波数f0とその倍の周波数2f0との送受信が可能な
振動子アレイを得、これを用いて両基本波の同時送受信
を実現することができる。また、各々が周波数f0、2
f0の送受信を担当する2つの振動子アレイによって探
触子2を構成してもよい。
方向に対して、極性が互いに反対の2つの送信信号を相
次いで送信する。すなわち、送信遅延回路6における1
つのビームフォーミング条件に対して、反対極性を有す
る一対の送信信号が順次、探触子2から送波される。ち
なみに、2つの送信信号の極性が反対であるとは、2つ
の送信信号の振幅の時間変化が反転した関係であり、そ
の場合、2つの送信信号が含む各周波数成分の位相は、
それら送信信号の間で互いに180°ずれている。例え
ば、そのような2つの送信信号は、送波ドライバ8が探
触子2に供給する電圧パルスの極性を反対にすることに
より得られる。
相加算回路14、非線形性評価値抽出部16、画像形成
回路18、表示器20を含んで構成される。探触子2か
ら出力された各振動子ごと(チャネルごと)の受信信号
は、受信増幅器12にて増幅された後、制御回路10の
制御の下で動作する受信整相加算回路14にて加算され
1つのエコー信号が生成される。エコー信号は非線形性
評価値抽出部16に入力される。
ビーム処理回路22によって、エコー信号に含まれる2
次高調波成分の振幅A2、及び第2基本波成分のエコー
振幅AIIが求められる。図3は、受信ビーム処理回路2
2の概略の構成を示すブロック図である。受信ビーム処
理回路22は、生体の同一方向に送波された一組の送信
信号に対するエコー信号からA2、AIIを求める。受信
整相加算回路14から入力された先行する送信信号(第
1送信信号)に対するエコー信号はラインメモリ30に
記憶される。続くもう1つの送信信号(第2送信信号)
に対するエコー信号が受信整相加算回路14から入力す
ると、当該エコー信号とラインメモリ30から読み出さ
れた先行するエコー信号とが、それぞれ加算回路32及
び減算回路34に入力される。なお、これら動作のタイ
ミング制御は制御回路10が行う。上述した原理によ
り、加算回路32から出力される信号は2つの基本波成
分が相殺され、もっぱら2次高調波成分からなる信号で
あり、減算回路34から出力される信号は、2次高調波
成分が相殺され、もっぱら基本波成分からなる信号であ
る。
ぞれ設けられるバンドパスフィルタ(BPF)36,3
8は、各出力から2f0帯域の成分を抽出するものであ
る。減算回路34の出力には第1基本波のエコーと第2
基本波のエコーとが含まれている。BPF38によっ
て、その減算回路34の出力から2AIIの振幅を有する
第2基本波のエコー成分が取り出される。一方、加算回
路32側に関しては、加算によって2つのエコー信号に
含まれる各基本波成分は相殺され、加算回路32の出力
から直ちに2A2の振幅を有する2次高調波成分が得ら
れるはずであり、基本的にBPF36は省略することが
できる。しかし、本装置では2つのエコー信号に関する
送受信タイミングは完全には一致していないことなどか
ら、基本波成分がわずかながらも残る可能性があること
を考慮して、BPF36を設け、2次高調波の検出精度
の向上を図っている。
中心周波数2f0の信号は、各々、検波回路40,42
に入力される。検波回路40,42は周波数2f0の信
号を包絡検波し、その包絡振幅信号を抽出する。検波回
路40の出力する振幅信号は2A2の時間的変化を表し
ており、一方、検波回路42の出力する振幅信号は2A
IIの時間的変化を表している。
れる信号の振幅を検波回路42から出力される信号の振
幅で除算し、両者の比(A2/AII)を求める。
化は、生体の各深さでの非線形パラメータ(B/A)を
反映する項h(z)のz方向の積分値の変化を表す。除算
回路44の出力に設けられた高周波通過フィルタ(High
Pass Filter:HPF)46は、比(A2/AII)の時
間的変化率を取得する微分手段である。HPF46によ
り、近接する深さ間での比(A2/AII)の差分が求め
られ、この差分は生体各深さでのh(z)に相当する。
でのh(z)が求められ、ビームを走査することにより、
生体の断層面上の各点でのh(z)が得られる。画像形成
回路18は、非線形性評価値抽出部16から出力された
生体断層面の各点でのh(z)に基づいて断層像の画像信
号を生成し、表示器20がこれを表示する。
非線形パラメータの評価値h(z)に基づく断層像によっ
て、生体内の診断を行うことができる。
理を行ったが、この微分処理を行わずに、積分値∫h
(z)dzを用いて断層像を形成してもよい。
1基本波と第2基本波とを合成して送信し、その受信信
号の和、差を生成することによって、信号A2、AIIを
得る。
れるように周波数依存減衰特性αに依存する因子と後方
散乱特性γに関する因子とを含んでいる。信号AII中の
減衰特性αに依存する乗算項{exp(−2∫α(2f0,z)d
z)}は、深さzの増加と共に緩やかに減少する。一方、
信号AIIは散乱特性γを乗算項{γ(2f0,z)}として含
んでいる。このγは正負いずれの符号をも採り得るもの
であり、一般に生体組織の構造に応じて局所的に増減し
得る。すなわち、減衰特性αに起因するAIIの空間的変
化は、散乱特性γに起因するAIIの空間的変化に比べて
大分穏やかであると考えられる。そこで、AIIの局所的
なレベル変動を除去・抑圧することによって、AIIが含
む減衰特性αの影響を抽出した信号を得ることができ
る。ここでは、この信号を減衰特性信号〈AII〉と称す
る。〈AII〉は、AIIが含む減衰特性αの影響を保持す
る一方で、AIIが含む散乱特性γの影響を除去又は低減
された信号である。元の信号AIIに対する〈AII〉にお
ける散乱特性γの影響の低減率をk(0≦k≦1)で表
す。ちなみに散乱特性γの影響が完全に除去されたとき
k=1である。
〈AII〉との比(A2/〈AII〉)は次式で与えられ
る。
〈AII〉との減衰特性αは相殺され除去されるが、散乱
特性γに関しては〈AII〉が散乱特性γを除去された分
だけ、A2の散乱特性γが相殺されずに残存する。ここ
で、散乱特性γは生体組織の構造的表現に寄与する。よ
って(A2/〈AII〉)に基づいて、生体組織の構造情
報を保持しつつ減衰特性だけが除去された2次高調波成
分の評価値を求めることができる。この評価値を用いて
画像を形成することにより、2次高調波成分による画像
の中に、強い反射・散乱エコーを生じる例えば、筋、
膜、弁などの生体組織構造が明確に表現される。
2の実施形態である超音波診断装置の具体的構成及び動
作を図面を参照して説明する。図4は本装置の概略のブ
ロック構成図である。以下の説明において上記第1の実
施形態の装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、
説明の簡略化を図る。
様に、第1基本波と第2基本波とを同時に生体へ送波
し、また受波するように構成される。
回路6、送波ドライバ8を含んで構成される。制御回路
60は、送信パルス発生回路4及び送信遅延回路6を制
御し、送波ビームの生成及びその方向を制御する。
同様に、同一のビーム軸方向に対して、極性が互いに反
対の2つの送信信号を相次いで送信する。
相加算回路14、非線形性評価値抽出部62、画像形成
回路18、表示器20を含んで構成される。なお、受信
整相加算回路14は制御回路60の制御の下で動作す
る。
の構成例を示すブロック図である。非線形性評価値抽出
部62では、受信ビーム処理回路22が互いに反対極性
の送信信号に対する各受信信号の和信号及び差信号を生
成する。受信ビーム処理回路22から出力される和信
号、差信号はそれぞれ中心周波数2f0を有し、これら
は検波回路40,42により包絡検波され、それら信号
の包絡振幅信号が抽出される。検波回路40の出力する
振幅信号は生体内で生成される2次高調波成分の振幅A
2の時間的変化を表しており、一方、検波回路42の出
力する振幅信号は第2基本波成分のエコー振幅AIIの時
間的変化を表している。検波回路40,42の出力はそ
れぞれ対数変換器70,71にて対数変換され、対数変
換器70からは信号logA2、対数変換器71からは信号
logAIIが出力される。
性抽出部72に入力される。減衰特性抽出部72は閾値
設定部74から閾値レベルを設定され、以下に述べる処
理を行う。減衰特性抽出部72の出力は減算回路76に
入力される。一方、対数変換器70の出力logA2は、遅
延器78を介して減算回路76に入力される。なお、こ
の遅延器78は、信号logA2と減衰特性抽出部72の出
力信号との同期をとるためのものである。
処理を説明する説明図である。図6及び図7の縦軸はlo
gAIIを表す。また横軸は時間tであり、これは探触子
2からの距離zに相当する。図6に示す特性80は、対
数変換器71の出力信号である。この出力信号は、生体
組織内の各点での後方散乱特性γに応じて、比較的小さ
い時間スケールで変動しながら、減衰特性αに起因して
緩やかに減少する。閾値設定部74は制御回路60の制
御に従って、この特性80に対応した上限閾値レベル8
2及び下限閾値レベル84を設定する。上限閾値レベル
82は強い反射・散乱エコーをクリップするように設定
される。また、下限閾値レベル84は雑音レベルのやや
上に設定され、雑音をクリップするためのものである。
2によるクリッピング処理により、特性80が上限閾値
レベル82を上回る値をとる場合、その値をこの上限閾
値レベル82の値で置き換える。これにより例えば信号
のピーク86,88が除去される。このクリッピング処
理により、クリッピングされた場所での後方散乱特性γ
が低減される。また減衰特性抽出部72は同様に、特性
80が下限閾値レベル84を下回る値をとる場合には、
その値をこの下限閾値レベル84の値で置き換える。
ング処理して得られる信号を表している。減衰特性抽出
部72は、さらにクリッピング後の特性90を平滑化す
る。曲線92はこの平滑化処理の結果得られる信号〈lo
gAII〉を表している。ここで記号〈S〉は信号Sに対
する減衰特性抽出部72の処理結果の信号を意味する。
この平滑化処理により、後方散乱特性γに起因する局所
的な変動は抑圧されるが、減衰特性αに起因する緩やか
な変動はほぼ保存される。
84は距離zに依らずに一定レベルとした。しかし、信
号AIIのレベルが減衰特性αにより距離zの増加と共に
基本的に減少することに対応して、各閾値レベルを距離
zの増加と共に徐々に低下するように設定することも好
適である。図8は、この距離zの増加に連動して閾値レ
ベルが低下する場合を示す説明図である。この図におい
ては特性80は上限閾値レベル100と下限閾値レベル
102とに基づいてクリッピング処理され、さらに平滑
化処理され、曲線104で表される信号に変換される。
入力された信号logAIIの後方散乱特性γが抑圧され、
信号logAIIに含まれる減衰特性αの影響を抽出した信
号である減衰特性信号〈logAII〉が得られる。この信
号〈logAII〉は減衰特性抽出部72から出力され、減
算回路76に入力される。
〈logAII(z)〉を減算する。ここで、
態における除算回路44の処理後の対数変換に相当する
ことが理解される。すなわち、この減算回路76によ
り、原理で述べた(7)式の処理が行われる。その結
果、信号log[A2(z)/〈AII(z)〉]からは減衰特性α
が除去される。一方、〈logAII(z) 〉が後方散乱特性
γを低減された分、信号log[A2(z)/〈AII(z)〉]は
後方散乱特性γを保持することができる。特に、例えば
ピーク86,88のような反射・散乱の強い部分は、ク
リッピングにより〈logAII(z) 〉においてγが大きく
低減された結果、信号log[A2(z)/〈AII(z)〉]にお
いてはγが大きく残存し、信号値が大きくなる。
[A2(z)/〈AII(z)〉]を用いて生成する断層画像
は、生体内で発生する2次高調波成分の情報を表示する
と共に、生体組織の構造も明確に表現する。特に、強い
反射・散乱エコーを生じてクリッピングされた部分は高
輝度に表示される。また、減衰特性αの除去は、上記第
1の実施形態と同様に各超音波ビームごとに、当該超音
波ビーム軸に沿った減衰特性を除去することにより行わ
れる。すなわち、深さ方向に生じる減衰の補正が超音波
ビームごとに精度良く行われるので、得られる断層画像
の画質が良好である。
例を示す概略のブロック図である。この非線形性評価値
抽出部110と上記非線形性評価値抽出部62との主た
る相違点は、対数変換器71と減衰特性抽出部72との
順序が互いに逆である点である。すなわち、図9に示す
非線形性評価値抽出部110では、クリッピング処理及
び平滑化処理を行った後に、対数変換が行われる。この
非線形性評価値抽出部110によっても、非線形性評価
値抽出部62と同様の効果が得られる。
らに別の構成例を示す概略のブロック図である。この非
線形性評価値抽出部120では信号A2、AIIに対する
対数変換は行われず、上記第1の実施形態と同様に除算
回路44が用いられる。検波回路42の出力信号AIIは
減衰特性抽出部72に入力される。減衰特性抽出部72
は減衰特性αを除去・軽減された信号〈AII〉を生成す
る。この信号〈AII〉と検波回路40の出力信号A2と
が除算回路44に入力され、除算回路44はこの両者の
比(A2/〈AII〉)を計算して出力する。また、非線
形性評価値抽出部120はHPF46を有する。このH
PF46は上記第1の実施形態と同様に、除算回路44
による除算結果の時間的変化率を取得する微分手段であ
る。HPF46により、近接する深さ間での比(A2/
〈AII〉)の差分が求められる。なお、HPF46は、
図8,図9に示す対数変換を行う非線形性評価値抽出部
にも採用することができ、微分処理された信号に基づい
て画像を形成するように構成することもできる。
クリッピング処理と平滑化処理とのうちいずれか一方、
例えば閾値を用いたクリッピング処理のみを行うように
構成しても、後方散乱特性を保持しながら、超音波ビー
ムごとに減衰特性を除去・軽減することができる。
形パラメータを反映する情報を精度良く得るために、超
音波の送受信が1ビーム方向当たり2回で済み、装置の
構成、処理が簡単になるという効果が得られる。また、
基本波の帯域がブロードであっても、微弱な2次高調波
成分を精度良く抽出できる。よって、ブロードな基本波
を用いて距離分解能が向上した非線形パラメータ情報、
及びそれに基づく断層像が得られる。
次高調波の振幅から減衰特性αの影響が超音波ビームご
とに除去・軽減され、生体組織の構造情報が残存した断
層像が得られる。これにより、生体組織の構造が明確に
表現された断層像が得られる。
波する各送信信号の周波数スペクトラムを示す模式図で
ある。
置の概略のブロック構成図である。
ック図である。
置の概略のブロック構成図である。
ブロック図である。
である。
である。
離zの増加に連動して低下する場合を示す説明図であ
る。
略のブロック図である。
を示す概略のブロック図である。
路、8 送波ドライバ、10,60 制御回路、12
受信増幅器、14 受信整相加算回路、16,62,1
10,120 非線形性評価値抽出部、18 画像形成
回路、20 表示器、22 受信ビーム処理回路、30
ラインメモリ、32 加算回路、34減算回路、3
6,38 BPF、40,42 検波回路、44 除算
回路、46 HPF、70,71 対数変換器、72
減衰特性抽出部、74 閾値設定部、76 減算回路。
Claims (16)
- 【請求項1】 中心周波数f0の第1基本波成分及び中
心周波数2f0の第2基本波成分を含む第1送信信号
と、前記第1送信信号の極性を反転した第2送信信号と
をそれぞれ生体に向けて送信する送信手段と、 前記第1送信信号に対するエコーに応じた第1受信信号
と、前記第2送信信号に対するエコーに応じた第2受信
信号とを出力する受信手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との加算に基づい
て和信号を求める和信号生成手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との減算に基づい
て差信号を求める差信号生成手段と、 前記和信号及び前記差信号に基づく評価値を求める評価
値算定手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の超音波診断装置におい
て、 前記送信手段は、 前記第1基本波成分を生成する第1基本波生成手段と、 前記第2基本波成分を生成する第2基本波生成手段と、
を有することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の超音波診
断装置において、 前記差信号生成手段は、前記第1受信信号と前記第2受
信信号との減算結果に含まれた前記第2基本波成分を前
記差信号として抽出することを特徴とする超音波診断装
置。 - 【請求項4】 請求項3記載の超音波診断装置におい
て、 前記差信号生成手段は、前記減算結果に含まれた前記第
2基本波成分を通過・抽出するバンドパスフィルタを有
することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
の超音波診断装置において、 前記評価値算定手段は、前記和信号と前記差信号との振
幅比を求め、当該振幅比に基づいて前記評価値を求める
ことを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
の超音波診断装置において、 前記和信号及び前記差信号それぞれの振幅変調を検波す
る検波手段を有し、 前記評価値算定手段は、前記検波手段から出力される前
記和信号及び前記差信号それぞれに応じた検波信号に基
づいて前記評価値を求めること、 を特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項7】 請求項5記載の超音波診断装置におい
て、 前記振幅比の時間変化率を求める微分手段を有すること
を特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の超音波診断装置におい
て、 前記微分手段は、高周波通過フィルタであることを特徴
とする超音波診断装置。 - 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
の超音波診断装置において、 前記生体の断層面上での前記評価値に基づいて断層像を
生成する断層像生成手段を有することを特徴とする超音
波診断装置。 - 【請求項10】 中心周波数f0の第1基本波成分及び
中心周波数2f0の第2基本波成分を含む第1送信信号
と、前記第1送信信号の極性を反転した第2送信信号と
をそれぞれ生体に向けて送信する送信手段と、 前記第1送信信号に対するエコーに応じた第1受信信号
と、前記第2送信信号に対するエコーに応じた第2受信
信号とを出力する受信手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との加算に基づい
て和信号を求める和信号生成手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との減算に基づい
て差信号を求める差信号生成手段と、 前記差信号から、深さに応じた超音波の減衰特性を表す
減衰特性信号を生成する減衰特性信号生成手段と、 前記減衰特性信号を用いて前記和信号を規格化し、規格
化信号を出力する規格化手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の超音波診断装置にお
いて、 前記規格化信号に対して微分演算を行って微分信号を出
力する微分手段を有することを特徴とする超音波診断装
置。 - 【請求項12】 請求項10記載の超音波診断装置にお
いて、 前記減衰特性信号生成手段は、前記差信号のレベル変動
を抑圧して前記減衰特性信号を生成することを特徴とす
る超音波診断装置。 - 【請求項13】 請求項10記載の超音波診断装置にお
いて、 前記減衰特性信号生成手段は、前記差信号のレベル変動
を所定レベルでクリッピングし、当該クリッピング後の
差信号を平滑化して前記減衰特性信号を生成することを
特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の超音波診断装置にお
いて、 前記所定レベルは深さの関数であることを特徴とする超
音波診断装置。 - 【請求項15】 中心周波数f0の第1基本波成分及び
中心周波数2f0の第2基本波成分を含む第1送信信号
と、前記第1送信信号の極性を反転した第2送信信号と
をそれぞれ生体に向けて送信する送信手段と、 前記第1送信信号に対するエコーに応じた第1受信信号
と、前記第2送信信号に対するエコーに応じた第2受信
信号とを出力する受信手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との加算に基づい
て和信号を求める和信号生成手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との減算に基づい
て差信号を求める差信号生成手段と、 前記和信号に対して対数変換を行って対数形式和信号を
出力する第1対数変換手段と、 前記差信号に対して対数変換を行って対数形式差信号を
出力する第2対数変換手段と、 前記対数形式差信号から、深さに応じた超音波の減衰特
性を表す対数形式減衰特性信号を生成する減衰特性信号
生成手段と、 前記対数形式減衰特性信号を用いて前記対数形式和信号
を規格化し、対数形式規格化信号を出力する規格化手段
と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項16】 中心周波数f0の第1基本波成分及び
中心周波数2f0の第2基本波成分を含む第1送信信号
と、前記第1送信信号の極性を反転した第2送信信号と
をそれぞれ生体に向けて送信する送信手段と、 前記第1送信信号に対するエコーに応じた第1受信信号
と、前記第2送信信号に対するエコーに応じた第2受信
信号とを出力する受信手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との加算に基づい
て和信号を求める和信号生成手段と、 前記第1受信信号と前記第2受信信号との減算に基づい
て差信号を求める差信号生成手段と、 前記和信号に対して対数変換を行って対数形式和信号を
出力する第1対数変換手段と、 前記差信号から、深さに応じた超音波の減衰特性を表す
減衰特性信号を生成する減衰特性信号生成手段と、 前記減衰特性信号に対して対数変換を行って対数形式減
衰特性信号を出力する第2対数変換手段と、 前記対数形式減衰特性信号を用いて前記対数形式和信号
を規格化し、対数形式規格化信号を出力する規格化手段
と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271224A JP3432204B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-09-07 | 超音波診断装置 |
EP01103458A EP1126287B1 (en) | 2000-02-17 | 2001-02-14 | Ultrasonic diagnosis apparatus |
DE60139170T DE60139170D1 (de) | 2000-02-17 | 2001-02-14 | Ultraschall Diagnostik-Anordnung |
US09/785,110 US6458084B2 (en) | 2000-02-17 | 2001-02-16 | Ultrasonic diagnosis apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-39174 | 2000-02-17 | ||
JP2000039174 | 2000-02-17 | ||
JP2000271224A JP3432204B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-09-07 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001299764A true JP2001299764A (ja) | 2001-10-30 |
JP3432204B2 JP3432204B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=26585533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000271224A Expired - Lifetime JP3432204B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-09-07 | 超音波診断装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6458084B2 (ja) |
EP (1) | EP1126287B1 (ja) |
JP (1) | JP3432204B2 (ja) |
DE (1) | DE60139170D1 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004154572A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-06-03 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 低調波撮像により超音波造影剤撮像の造影剤対組織比を改善する方法及び装置 |
JP2006271599A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
JP2006340886A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
JP2007296131A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toshiba Corp | 超音波プローブおよび超音波診断装置 |
JP2009039284A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Hitachi Ltd | 超音波撮像装置 |
JP2009261436A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
JP2010017406A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Toshiba Corp | 超音波診断装置 |
JP2010119758A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Toshiba Corp | 超音波診断装置、及び超音波診断装置の制御プログラム |
JP2010193944A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 超音波診断装置 |
JP2010233859A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及びその制御プログラム |
JP2011072740A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-14 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波診断装置及びその制御プログラム |
KR101398776B1 (ko) | 2013-06-04 | 2014-05-27 | 성균관대학교산학협력단 | 노이즈에 강인한 비선형 파라미터 측정 방법 및 시스템 |
JP2016165459A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-15 | キヤノン株式会社 | 被検体情報取得装置および被検体に関する画像の表示方法 |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4723747B2 (ja) * | 2001-04-09 | 2011-07-13 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
JP4157688B2 (ja) * | 2001-09-20 | 2008-10-01 | 株式会社日立メディコ | 超音波診断装置 |
JP4557573B2 (ja) * | 2003-03-14 | 2010-10-06 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置及び超音波診断装置の作動方法 |
JP4583068B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2010-11-17 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
EP1828807A1 (en) * | 2004-06-30 | 2007-09-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Nonlinear ultrasonic diagnostic imaging using intermodulation product signals |
US8309428B2 (en) * | 2004-09-15 | 2012-11-13 | Sonetics Ultrasound, Inc. | Capacitive micromachined ultrasonic transducer |
US8658453B2 (en) * | 2004-09-15 | 2014-02-25 | Sonetics Ultrasound, Inc. | Capacitive micromachined ultrasonic transducer |
US7888709B2 (en) * | 2004-09-15 | 2011-02-15 | Sonetics Ultrasound, Inc. | Capacitive micromachined ultrasonic transducer and manufacturing method |
US7033321B1 (en) * | 2004-10-25 | 2006-04-25 | Artann Laboratories, Inc. | Ultrasonic water content monitor and methods for monitoring tissue hydration |
US20070038088A1 (en) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Rich Collin A | Medical imaging user interface and control scheme |
JP4163733B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2008-10-08 | アロカ株式会社 | 超音波診断装置 |
US20080071292A1 (en) * | 2006-09-20 | 2008-03-20 | Rich Collin A | System and method for displaying the trajectory of an instrument and the position of a body within a volume |
US20080071149A1 (en) * | 2006-09-20 | 2008-03-20 | Collin Rich | Method and system of representing a medical event |
GB0721450D0 (en) * | 2007-10-31 | 2007-12-12 | Imp Innovations Ltd | Attenuation correction in ultrasound contrast agent imaging |
JP5025738B2 (ja) * | 2008-01-10 | 2012-09-12 | 株式会社日立メディコ | 超音波撮像装置 |
US8315125B2 (en) * | 2009-03-18 | 2012-11-20 | Sonetics Ultrasound, Inc. | System and method for biasing CMUT elements |
CN103126725B (zh) * | 2011-12-01 | 2015-05-13 | 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 | 一种超声成像的方法和装置 |
JP5642910B1 (ja) * | 2013-01-23 | 2014-12-17 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法および超音波観測装置の作動プログラム |
KR102303830B1 (ko) * | 2014-08-20 | 2021-09-17 | 삼성전자주식회사 | 고조파 영상을 생성할 수 있는 초음파 진단 장치 및 고조파 영상을 포함하는 초음파 영상 생성 방법 |
CN104757999B (zh) * | 2015-04-07 | 2018-03-09 | 声泰特(成都)科技有限公司 | 一种基于超声基波和谐波的非线性成像方法和系统 |
WO2017027789A1 (en) | 2015-08-12 | 2017-02-16 | Sonectics Ultrasound, Inc. | Method and system for measuring pressure using ultrasound |
US11109844B2 (en) * | 2015-09-25 | 2021-09-07 | Canon Medical Systems Corporation | Ultrasound diagnosis apparatus and ultrasound probe |
JP2017093869A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | セイコーエプソン株式会社 | 超音波画像装置及び超音波画像の生成方法 |
WO2019206709A1 (en) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | Koninklijke Philips N.V. | Ultrasound imaging system for high resolution wideband harmonic imaging |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT364438B (de) * | 1979-03-12 | 1981-10-27 | Kretztechnik Gmbh | Schallkopf fuer untersuchungen mit ultraschall nach dem impuls-echoverfahren |
JPS57550A (en) * | 1980-06-03 | 1982-01-05 | Fujitsu Ltd | Identification systm for specimen |
JPS6053133A (ja) | 1983-09-02 | 1985-03-26 | 油田 信一 | 超音波診断装置 |
EP0279314B1 (en) | 1987-02-09 | 1991-09-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Ultrasonic examination apparatus |
DE3812434A1 (de) * | 1988-04-14 | 1989-10-26 | Siemens Ag | Verfahren und schaltungsanordnung zur messung der ultraschalldaempfung in einem untersuchungsobjekt |
US5724976A (en) * | 1994-12-28 | 1998-03-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasound imaging preferable to ultrasound contrast echography |
US5706819A (en) | 1995-10-10 | 1998-01-13 | Advanced Technology Laboratories, Inc. | Ultrasonic diagnostic imaging with harmonic contrast agents |
US5632277A (en) | 1996-06-28 | 1997-05-27 | Siemens Medical Systems, Inc. | Ultrasound imaging system employing phase inversion subtraction to enhance the image |
US6095980A (en) | 1997-10-02 | 2000-08-01 | Sunnybrook Health Science Centre | Pulse inversion doppler ultrasonic diagnostic imaging |
US5902243A (en) | 1998-04-15 | 1999-05-11 | Acuson Corporation | Ultrasonic imaging method with multiple pulse cancellation |
US5961463A (en) | 1998-08-24 | 1999-10-05 | General Electric Company | Nonlinear imaging using orthogonal transmit and receive codes |
US6231512B1 (en) * | 1999-05-28 | 2001-05-15 | General Electric Company | Method and apparatus for parametric harmonic imaging |
-
2000
- 2000-09-07 JP JP2000271224A patent/JP3432204B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-02-14 DE DE60139170T patent/DE60139170D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-02-14 EP EP01103458A patent/EP1126287B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-02-16 US US09/785,110 patent/US6458084B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004154572A (ja) * | 2002-11-01 | 2004-06-03 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 低調波撮像により超音波造影剤撮像の造影剤対組織比を改善する方法及び装置 |
JP4640911B2 (ja) * | 2002-11-01 | 2011-03-02 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 超音波造影剤イメージング信号の造影剤対組織比を改善する方法及び装置 |
JP4627675B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-02-09 | アロカ株式会社 | 超音波診断装置 |
JP2006271599A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
JP2006340886A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
JP4634871B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-02-16 | アロカ株式会社 | 超音波診断装置 |
JP2007296131A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Toshiba Corp | 超音波プローブおよび超音波診断装置 |
JP2009039284A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Hitachi Ltd | 超音波撮像装置 |
JP2009261436A (ja) * | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
JP2010017406A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Toshiba Corp | 超音波診断装置 |
JP2010119758A (ja) * | 2008-11-21 | 2010-06-03 | Toshiba Corp | 超音波診断装置、及び超音波診断装置の制御プログラム |
JP2010193944A (ja) * | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 超音波診断装置 |
JP2010233859A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及びその制御プログラム |
JP2011072740A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-14 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波診断装置及びその制御プログラム |
KR101398776B1 (ko) | 2013-06-04 | 2014-05-27 | 성균관대학교산학협력단 | 노이즈에 강인한 비선형 파라미터 측정 방법 및 시스템 |
JP2016165459A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-15 | キヤノン株式会社 | 被検体情報取得装置および被検体に関する画像の表示方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1126287B1 (en) | 2009-07-08 |
US6458084B2 (en) | 2002-10-01 |
EP1126287A2 (en) | 2001-08-22 |
US20010016685A1 (en) | 2001-08-23 |
EP1126287A3 (en) | 2004-09-22 |
DE60139170D1 (de) | 2009-08-20 |
JP3432204B2 (ja) | 2003-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3432204B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP4365909B2 (ja) | パルス反転ドップラー超音波診断画像処理方法及び装置 | |
KR100742466B1 (ko) | 이미징 방법 및 장치와 그를 이용한 혈액 움직임 이미징 시스템 | |
US8454517B2 (en) | Ultrasonic diagnostic apparatus and ultrasonic diagnostic method | |
JP4928989B2 (ja) | 超音波診断装置および超音波診断装置の制御プログラム | |
US6827686B2 (en) | System and method for improved harmonic imaging | |
KR102223052B1 (ko) | 의료 초음파에서 적응성 음압 추정 | |
JP4627366B2 (ja) | パケット・データ獲得を用いた超音波フロー撮像における運動の可視化のための方法および装置 | |
CN102292028B (zh) | 超声波诊断装置 | |
US7666142B2 (en) | Ultrasound doppler diagnostic apparatus and image data generating method | |
US6599248B1 (en) | Method and apparatus for ultrasound diagnostic imaging | |
US20030069504A1 (en) | Receive filtering and filters for phase or amplitude coded pulse sequences | |
JP4808373B2 (ja) | Bモード画像のバンディング抑制に関連する応用のための方法及び装置 | |
JP2002011004A (ja) | 超音波診断装置 | |
KR101652728B1 (ko) | 초음파 영상 화질 개선 방법 및 이를 이용한 초음파 영상 장치 | |
JP2006204594A (ja) | 超音波診断装置 | |
JP2956534B2 (ja) | 超音波ドプラ血流計 | |
Arif et al. | Investigation of non-linear chirp coding for improved second harmonic pulse compression | |
Avdal et al. | Effects of reverberations and clutter filtering in pulsed Doppler using sparse sequences | |
JP3243237B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US11896428B2 (en) | Adaptive selection of ultrasound frequency | |
JP3472376B2 (ja) | 超音波骨評価装置 | |
Bamber | Image formation and image processing in ultrasound | |
JP4392091B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
Lee et al. | Adaptive quadrature demodulation for ultrasound tissue harmonic imaging |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3432204 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523 Year of fee payment: 11 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |