JP4633542B2 - 基地局装置、移動局装置、および無線送信方法 - Google Patents

基地局装置、移動局装置、および無線送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4633542B2
JP4633542B2 JP2005154007A JP2005154007A JP4633542B2 JP 4633542 B2 JP4633542 B2 JP 4633542B2 JP 2005154007 A JP2005154007 A JP 2005154007A JP 2005154007 A JP2005154007 A JP 2005154007A JP 4633542 B2 JP4633542 B2 JP 4633542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
station apparatus
stream
base station
transmission antennas
streams
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005154007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006333088A (ja
Inventor
宏貴 芳賀
勝義 中
英範 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005154007A priority Critical patent/JP4633542B2/ja
Publication of JP2006333088A publication Critical patent/JP2006333088A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4633542B2 publication Critical patent/JP4633542B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、基地局装置、移動局装置、および無線送信方法に関し、特に下り回線の信号が複数の送信アンテナから送信される無線通信システムにおける基地局装置、移動局装置、および無線送信方法に関する。
近年、無線通信システムにおいて、移動局装置が属するセルの同定を行うセルサーチ方法が検討されている。特に、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)およびマルチキャリアCDMAのセルサーチ方法に関しては、3GPPによって標準化が進められており、基地局装置ごとに固有のスクランブルコードを用いた3段階セルサーチが検討されている。このうちマルチキャリアCDMAに関する3段階セルサーチでは、次のような3段階の動作が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
すなわち、まず第1段階において、ガードインターバルを用いたシンボルタイミングの検出を行う。次に第2段階において、連続する2シンボルを用いたフレームタイミングの検出およびスクランブルコードグループの検出を行う。そして第3段階において、検出されたコードグループ内におけるスクランブルコードの検出を行う。
このようなセルサーチ方法においては、図6に示すようなフレームフォーマットの信号が用いられている。すなわち、フレームの先頭と末尾にスクランブルコードによるスクランブル処理が施された、既知かつ同一のCPICH(Common PIlot CHannel:共通パイロットチャネル)のシンボル(以下「パイロットシンボル」という)が配置され、この先頭と末尾のパイロットシンボルの間にTCH(Traffic CHannel:トラフィックチャネル)のシンボルが配置される。
そして、3段階セルサーチ方法の第2段階においては、連続する2シンボルの相関値が演算されるため、あるフレームの末尾のパイロットシンボルと次フレームの先頭のパイロットシンボルとの相関値が求められる時に最大となり、フレームタイミングが検出される。さらに、3段階セルサーチ方法の第3段階においては、パイロットシンボルとコードグループ内のすべてのスクランブルコードとの相関値が演算され、スクランブルコードが同定される。
なお、図6では省略したが、各シンボルの先頭にはシンボルの末尾部分を複製したガードインターバルが付加されており、3段階セルサーチ方法の第1段階においては、相関演算によりガードインターバルの位置が検出され、シンボルタイミングが検出される。
"下りリンクブロードバンドOFCDMにおける共通パイロットチャネルを用いた3段階高速セルサーチ法の特性",2002年7月,NTT DoCoMo,RCS2002-135
ところで、マルチキャリアCDMAにおいては、伝送効率をさらに向上するために、基地局装置に複数の送信アンテナを設け、送信ダイバーシチやMIMO(Multi Input Multi Output)通信を行うことが考えられる。このような場合には、上述の3段階セルサーチ方法において、各送信アンテナから送信された信号(以下「ストリーム」という)ごとにスクランブルコードを用いた相関演算を行い、得られた相関値を合成してスクランブルコードを同定するのが好ましい。
しかしながら、無線通信システム内のすべての基地局装置に同数の送信アンテナが設けられているとは限らず、例えば移動局装置がハンドオーバをした場合などは、この移動局装置は、ハンドオーバ先の基地局装置に設けられている送信アンテナ数をセルサーチ中に把握することができない。そして、送信アンテナ数が不明なままでは、ストリームごとの相関演算結果を合成することができず、スクランブルコードの同定の精度改善に一定の限界があるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる基地局装置、移動局装置、および無線送信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る基地局装置は、送信アンテナと同数のストリームを生成する生成手段と、生成された少なくとも1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入する挿入手段と、パイロットシンボル挿入後のストリームを前記送信アンテナから送信する送信手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、少なくとも1つのストリームのフレームの先頭と末尾に、送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入して送信するため、移動局装置は、パイロットシンボルの位相差から基地局装置に設けられた送信アンテナ数を把握し、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明に係る移動局装置は、基地局装置に設けられた送信アンテナから送信された信号を受信する受信手段と、受信信号に含まれる連続する2シンボルごとの相関演算を行って、フレームの境界において連続する2シンボルを検出する検出手段と、検出された2シンボルの位相差を算出する算出手段と、算出された位相差に基づいて前記送信アンテナの数を判定する判定手段と、判定された送信アンテナ数を用いて前記基地局装置を判別する判別手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、フレームの境界において連続する2シンボルを検出し、これらの2シンボルの位相差に基づいて基地局装置における送信アンテナ数を判定するため、3段階セルサーチ方法の第2段階においてフレームタイミングを検出するとともに、基地局装置の送信アンテナ数を把握することができ、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、第3段階において複数のストリームとスクランブルコードとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明に係る無線送信方法は、送信アンテナを備えた基地局装置における無線送信方法であって、前記送信アンテナと同数のストリームを生成するステップと、生成された少なくとも1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入するステップと、パイロットシンボル挿入後のストリームを前記送信アンテナから送信するステップと、を有するようにした。
この方法によれば、基地局装置は、少なくとも1つのストリームのフレームの先頭と末尾に、送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入して送信するため、移動局装置は、パイロットシンボルの位相差から基地局装置に設けられた送信アンテナ数を把握し、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明によれば、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明の骨子は、基地局装置がフレームの先頭と末尾のパイロットシンボルに送信アンテナ数に応じた角度位相差を付加して送信し、移動局装置は、角度位相差を検出することにより、基地局装置に設けられた送信アンテナ数を把握することである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る基地局装置の要部構成を示すブロック図である。同図に示す基地局装置は、誤り訂正符号化部101、変調部102、空間多重部103、位相回転量指示部104、パイロット挿入部105−1〜105−4、スクランブル処理部106−1〜106−4、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部107−1〜107−4、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部108−1〜108−4、およびRF(Radio Frequency:無線周波数)送信部109−1〜109−4を有している。
誤り訂正符号化部101は、送信データを誤り訂正符号化して、得られた符号化データを変調部102へ出力する。
変調部102は、符号化データを変調して、得られたデータシンボル列を空間多重部103へ出力する。
空間多重部103は、データシンボル列を空間多重して、4本の送信アンテナに対応する4つのストリームを生成し、それぞれのストリームをパイロット挿入部105−1〜105−4へ出力する。なお、図1に示す基地局装置は、送信ダイバーシチまたはMIMO通信などの空間多重を行う。そこで、空間多重部103は、送信ダイバーシチを行う場合は、データシンボル列を複製して、同一のストリームをパイロット挿入部105−1〜105−4へ出力し、MIMO通信を行う場合は、データシンボル列を例えばシリアル/パラレル変換して、異なるストリームをパイロット挿入部105−1〜105−4へ出力する。
位相回転量指示部104は、フレームの先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの間に付加する、送信アンテナ数に応じた位相回転量を指示する。すなわち、位相回転量指示部104は、例えば送信アンテナが1本であれば0°の位相回転量を、送信アンテナが2本であれば90°の位相回転量を、送信アンテナが3本であれば180°の位相回転量を、送信アンテナが4本であれば270°の位相回転量を、それぞれ2つのパイロットシンボルの間に付加することをパイロット挿入部105−1〜105−4へ指示する。
ここでは、送信アンテナが4本であるので、位相回転量指示部104は、フレームの先頭のパイロットシンボルと末尾のパイロットシンボルとの間に270°の位相回転量を指示する。なお、位相回転量指示部104が指示する位相回転量は、上述のものに限定されず、無線通信システム内における送信アンテナ数の最大値に応じて適宜送信アンテナ数と位相回転量との対応関係を変更しても良い。すなわち、例えば無線通信システム内において、送信アンテナ数の最大値が8本である場合は、45°刻みの位相回転量と送信アンテナ数とを対応づければ良い。
また、図1では位相回転量指示部104がすべてのパイロット挿入部105−1〜105−4へ位相回転量を指示するものとしたが、例えばパイロット挿入部105−1のみに位相回転量を指示しても良い。ただし、位相回転量指示部104は、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するパイロット挿入部へ位相回転量を指示する。つまり、後述するように、各ストリームのフレームにおけるパイロットシンボルを互いに直交させるため、フレーム内のパイロットシンボルの時間的な位置が調整されることがあるが、このような場合でも、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルが挿入されるストリームに対応するパイロット挿入部へ位相回転量が指示される。したがって、移動局装置では、フレームタイミングの検出と同時に、2つの連続するパイロットシンボルの間の位相回転量を検出して送信アンテナ数を判定することができる。
パイロット挿入部105−1〜105−4は、空間多重部103から出力される各ストリームの所定の位置に既知かつ同一のパイロットシンボルを挿入する。このとき、パイロット挿入部105−1〜105−4は、フレームの先頭と末尾に挿入されるパイロットシンボル間に、位相回転量指示部104から指示された位相回転量だけ位相差を付加する。具体的には、パイロット挿入部105−1〜105−4は、各ストリームを例えばフレーム単位に区切り、4本の送信アンテナ数に対応する270°の位相差があるパイロットシンボルをフレームの先頭と末尾に挿入する。このとき、各ストリームのフレームにおけるパイロットシンボルは、互いに直交しているものとする。
すなわち、例えば各ストリームのパイロットシンボルの時間的な位置が直交していたり、各ストリームのパイロットシンボルの半数のサブキャリアの符号が互いに反転していたりする。したがって、移動局装置は、パイロットシンボルを用いて各ストリームを分離することができる。ただし、本実施の形態においては、先頭と末尾に挿入されるパイロットシンボルの間に送信アンテナ数に応じた位相回転量が付加されるため、少なくともパイロット挿入部105−1は、必ずフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するものとする。
また、図1に示す基地局装置に限らず、本実施の形態においては、フレームの先頭と末尾にパイロットシンボルが挿入され、これらのパイロットシンボル間に上述した位相回転量の位相差が付加されたストリームが必ず1つは存在する。したがって、送信アンテナが1本の基地局装置においては、この送信アンテナから送信されるストリームのフレームの先頭と末尾には位相差が付加されたパイロットシンボルが挿入されている。以下、このようなストリームを位相回転ストリームという。
スクランブル処理部106−1〜106−4は、基地局装置に固有のスクランブルコードによって、各ストリームをスクランブル処理する。スクランブルコードは、基地局装置に固有であるため、移動局装置は、スクランブルコードを同定することにより、通信相手の基地局装置を識別することができる。
IFFT部107−1〜107−4は、スクランブル処理後の各ストリームを逆高速フーリエ変換して、周波数が異なる複数のサブキャリアに各ストリームを重畳する。
GI挿入部108−1〜108−4は、逆高速フーリエ変換後の各ストリームのフレーム内の各シンボル間にガードインターバルを挿入する。
RF送信部109−1〜109−4は、ガードインターバル挿入後の各ストリームに対して所定の無線送信処理(D/A変換、アップコンバートなど)を施し、送信アンテナを介して送信する。
図2は、本実施の形態に係る移動局装置の要部構成を示すブロック図である。同図に示す移動局装置は、RF受信部201、第1段階処理部202、GI除去部203、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)部204、第2段階処理部205、第3段階処理部206、デスクランブル処理部207、復調部208、および誤り訂正復号部209を有している。また、第1段階処理部202は、シンボルタイミング検出部2021を有し、第2段階処理部205は、パイロット相関演算部2051、電力算出部2052、フレームタイミング検出部2053、位相差算出部2054、および送信アンテナ数判定部2055を有し、第3段階処理部206は、スクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4、電力合成部2062、およびスクランブルコード同定部2063を有している。なお、図では省略したが、MIMO通信が行われる場合は、基地局装置に設けられる送信アンテナ数以上の受信アンテナが移動局装置に設けられる。
RF受信部201は、受信アンテナを介して位相回転ストリームを含むマルチキャリア信号を受信し、受信信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、A/D変換など)を施す。
シンボルタイミング検出部2021は、受信信号のシンボル間に挿入されているガードインターバルを検出することにより、シンボルタイミングを検出する。これにより、第1段階処理部202において、3段階セルサーチ方法における第1段階の処理が完了する。
GI除去部203は、検出されたシンボルタイミングに従って、シンボル間に挿入されているガードインターバルを受信信号から除去する。
FFT部204は、ガードインターバル除去後の受信信号を高速フーリエ変換して、複数のサブキャリアに重畳されているストリームを抽出し、すべてのストリーム(ここでは4ストリーム)をパイロット相関演算部2051およびデスクランブル処理部207へ出力するとともに、各ストリームをそれぞれスクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4へ出力する。なお、本実施の形態においては、各ストリームのパイロットシンボルが互いに直交しているため、FFT部204は、各ストリームを分離することができる。
パイロット相関演算部2051は、位相回転ストリームにおける連続する2シンボルの相関演算を1フレーム分ずつ行い、得られた位相回転ストリーム中の各相関値を電力算出部2052へ出力する。
電力算出部2052は、連続する2シンボルの相関値から電力を算出し、得られた電力値をフレームタイミング検出部2053へ通知する。なお、電力算出部2052は、複数のフレームについて相関値をフレーム加算した上で電力を算出しても良い。
フレームタイミング検出部2053は、電力値が最も大きい連続する2シンボルの境界をフレームの境界と判定し、フレームタイミングを検出する。このとき、図1の基地局装置に固有のスクランブルコードが属するコードグループも同定されているものとする。
位相差算出部2054は、フレームの境界に配置されている連続する2つのパイロットシンボル間の位相差を算出する。このとき、位相差算出部2054は、2つのパイロットシンボルを用いた相関演算を行って、位相差を算出する。
送信アンテナ数判定部2055は、位相差算出部2054によって算出されたパイロットシンボル間の位相差から、基地局装置に設けられた送信アンテナ数を判定し、送信アンテナ数を電力合成部2062へ通知する。すなわち、送信アンテナ数判定部2055は、2つのパイロットシンボル間の位相差が、例えば0°、90°、180°、および270°のいずれであるかを判定し、0°であれば送信アンテナ数が1本と判定し、90°であれば送信アンテナ数が2本と判定し、180°であれば送信アンテナ数が3本と判定し、270°であれば送信アンテナ数が4本と判定する。ここでは、図1の基地局装置において、270°の位相差が付加されているため、送信アンテナ数が4本と判定される。これにより、第2段階処理部205において、3段階セルサーチ方法における第2段階の処理が完了する。
スクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4は、フレームタイミング検出部2053によって検出されたフレームタイミングに応じて、第2段階処理部205によって同定されたコードグループ内のすべてのスクランブルコードと各ストリームとの相関演算を行い、得られた相関値を電力合成部2062へ出力する。
電力合成部2062は、コードグループ内のスクランブルコードそれぞれに関する相関値をすべてのストリームについて合成して電力を算出し、コードグループ内のスクランブルコード数分の合成電力値をスクランブルコード同定部2063へ出力する。このとき、電力合成部2062は、送信アンテナ数判定部2055から通知される送信アンテナ数を用いてすべてのストリームの相関値を合成する。
スクランブルコード同定部2063は、最も大きい合成電力値を検出し、この合成電力値に対応するスクランブルコードを基地局装置に固有のスクランブルコードと同定する。これにより、第3段階処理部206において、3段階セルサーチ方法における第3段階の処理が完了する。そして、スクランブルコード同定部2063は、同定されたスクランブルコードをデスクランブル処理部207へ通知する。
デスクランブル処理部207は、スクランブルコード同定部2063から通知されたスクランブルコードを用いて、すべてのストリームに対してデスクランブル処理を施す。
復調部208は、デスクランブル処理結果を復調し、得られた復調データを誤り訂正復号部209へ出力する。
誤り訂正復号部209は、復調データを誤り訂正復号し、受信データを出力する。
次いで、上記のように構成された基地局装置および移動局装置の動作について、図3および図4を参照しながら例を挙げて説明する。
まず、送信データは、誤り訂正符号化部101によって誤り訂正符号化され、変調部102によって変調され、空間多重部103によって空間多重され、4つのストリームが生成されてパイロット挿入部105−1〜105−4へ出力される。ここでは、これらのストリームすべてが位相回転ストリームであるものとする。すなわち、すべてのパイロット挿入部105−1〜105−4によって、各ストリームのフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルが挿入され、これらのパイロットシンボル間に位相回転量指示部104から指示された位相回転量の位相差が付加される。
このようにして生成されたストリームの構成を図3に例示する。同図に示すように、ここでは、先頭にパイロットシンボルPx301が挿入され、末尾にパイロットシンボルPy303が挿入され、これらのパイロットシンボルの間にデータ302が配置されるフレームからなるストリーム#1〜#4が生成される。そして、位相回転量指示部104からの指示に従って、パイロットシンボルPx301とパイロットシンボルPy303との間には位相差θが付加されている。
つまり、第m番目のフレームにおける先頭の(第1番目の)パイロットシンボルPx301の第n番目のサブキャリアの位相xn(m,1)を次式(1)で表すことにすると、この第m番目のフレームにおける末尾の(第Ns番目の)パイロットシンボルPy303の第n番目のサブキャリアの位相yn(m,Ns)は、次式(2)で表すことができる。
n(m,1)=xn(|xn|=1,n=1,2,…,Nc) ・・・(1)
n(m,Ns)=e・xn ・・・(2)
ただし、Ncはサブキャリアの総数、Nsは1フレーム内のシンボル数、jは虚数単位を表している。上式(1)、(2)に示すように、本実施の形態においては、フレーム内の先頭と末尾のパイロットシンボル間において、各サブキャリアの位相が位相差θだけ回転することになる。
位相差θは、例えば図4に示すように、送信アンテナ数と対応しており、ここでは、送信アンテナ数が4本であるため、パイロットシンボル挿入部105−1〜105−4によって、パイロットシンボルPx301とパイロットシンボルPy303との間に270°の位相差が付加される。
なお、図3においては、各ストリームにおけるパイロットシンボルの時間的な位置が同じであるため、それぞれのパイロットシンボルが互いに直交するように、例えば半数のサブキャリアの符号を反転させるなどの処理が必要となる。また、パイロットシンボルの時間的な位置を調整して、各ストリームのパイロットシンボルが直交するようにしても良いが、この場合は、すべてのストリームのフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入することはできない。したがって、パイロット挿入部105−1〜105−4は、少なくとも1つのストリームのフレームの先頭と末尾にはパイロットシンボルを挿入し、これらのパイロットシンボル間に位相差を付加して位相回転ストリームとする。
このようにして生成された位相回転ストリームを含む4つのストリームは、それぞれスクランブル処理部106−1〜106−4によって、基地局装置に固有のスクランブルコードを用いたスクランブル処理が施され、IFFT部107−1〜107−4によって、逆高速フーリエ変換されマルチキャリア信号となる。そして、このマルチキャリア信号は、GI挿入部108−1〜108−4によってガードインターバルが挿入され、RF送信部109−1〜109−4によって所定の無線送信処理が施され、各送信アンテナを介して送信される。
送信されたマルチキャリア信号は、図2に示す移動局装置の受信アンテナを介してRF受信部201によって受信され、所定の無線受信処理が施された後、シンボルタイミング検出部2021によってガードインターバルが検出されてシンボルタイミングが検出される。シンボルタイミングはGI除去部203へ通知され、GI除去部203によって、受信信号からガードインターバルが除去され、FFT部204によって、ガードインターバル除去後の受信信号が高速フーリエ変換される。この結果、複数のサブキャリアに重畳されている各ストリームが抽出され、すべてのストリームがパイロット相関演算部2051およびデスクランブル処理部207へ出力されるとともに、各々のストリームが対応するスクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4へ出力される。
このとき、上述したように、基地局装置のパイロット挿入部105−1〜105−4によって挿入される各ストリームのパイロットシンボルが互いに直交しているため、FFT部204は、各ストリームを分離してパイロット相関演算部2051、スクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4、およびデスクランブル処理部207へ出力することができる。
そして、パイロット相関演算部2051によって、位相回転ストリームの連続する2シンボルを対象とした相関演算が行われ、位相回転ストリーム中のすべての連続する2シンボルに関する相関値が電力算出部2052へ出力される。すなわち、パイロット相関演算部2051は、第m番目のフレームにおける第k番目のシンボルの第n番目のサブキャリアに関する相関値S(m,k)を次式(3)によって算出する。
Figure 0004633542
ただし、rn(m,k)はFFT部204による高速フーリエ変換後のサンプル値、*は複素共役を表している。位相回転ストリームにおいては、フレームの境界でパイロットシンボルが連続しているため、連続する2シンボルに関する相関値S(m,k)が最大となった時、これらの2シンボルの境界がフレームの境界であると判断できる。
そこで、電力算出部2052によって、各相関値から電力が算出され、フレームタイミング検出部2053によって、電力値が最も大きくなる連続する2シンボルが検出され、これらの2シンボルの境界がフレームタイミングとして検出される。検出されたフレームタイミングは、位相差算出部2054およびスクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4へ出力される。なお、電力算出部2052は、複数のフレームにわたって電力値をフレーム加算し、フレームタイミング検出部2053は、フレーム加算して得られた電力値を用いてフレームタイミングを検出しても良い。これにより、誤差が平均化され、さらに正確にフレームタイミングを検出することができる。
そして、位相差算出部2054によって、フレームの境界に位置する2つのパイロットシンボルの間に付加されている位相差が相関演算により算出される。算出された位相差は、送信アンテナ数判定部2055へ通知され、送信アンテナ数判定部2055によって位相差に対応する送信アンテナ数が求められ、電力合成部2062へ通知される。これにより、本実施の形態に係る電力合成部2062は、基地局装置において生成されたストリーム数を把握することができ、ストリーム数に応じた電力合成を行うことができるようになる。
具体的には、スクランブルコード相関演算部2061−1〜2061−4によって、フレームタイミング検出部2053によって検出されたフレームタイミングで、各ストリームとコードグループ内のすべてのスクランブルコードとの相関演算が行われ、得られた相関値が電力合成部2062へ出力される。そして、電力合成部2062によって、それぞれのスクランブルコードに関する相関値から電力値が算出され、ストリーム数に応じて合成される。すなわち、送信アンテナ数が4本であれば、4つのストリームに関する電力値が合成される。電力値の合成は、コードグループ内のすべてのスクランブルコードについて行われ、得られた合成電力値がスクランブルコード同定部2063へ出力される。
そして、スクランブルコード同定部2063によって、最も大きい合成電力値に対応するスクランブルコードによって各ストリームがスクランブル処理されていると判定される。換言すれば、スクランブルコード同定部2063によって、スクランブルコードの同定が行われる。これにより、移動局装置が通信相手とする基地局装置が同定され、セルサーチが完了する。
セルサーチ後、デスクランブル処理部207によって、同定されたスクランブルコードによる各ストリームのデスクランブル処理が行われる。デスクランブル処理結果は、復調部208によって復調され、誤り訂正復号部209によって誤り訂正復号され、受信データが出力される。
以上のように、本実施の形態によれば、基地局装置は、少なくとも1つのストリームを位相回転ストリームとして、位相回転ストリームのフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入し、これらのパイロットシンボル間に送信アンテナ数(ストリーム数)に応じた位相差を付加する。このため、移動局装置は、3段階セルサーチの第2段階において、位相回転ストリームのパイロットシンボルに付加された位相差を算出し、基地局装置に設けられた送信アンテナ数を把握することができる。結果として、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
なお、図2に示す移動局装置の第2段階処理部205を図5のように構成しても良い。同図の第2段階処理部205は、図2のパイロット相関演算部2051および送信アンテナ数判定部2055に代えて、パイロット相関演算部2051aおよび送信アンテナ数判定部2055aを有している。
図5に示す第2段階処理部205においては、送信アンテナ数判定部2055aが1つの位相回転ストリームから送信アンテナ数を判定した後、この送信アンテナ数の情報をパイロット相関演算部2051aへフィードバックし、パイロット相関演算部2051aは、他の位相回転ストリームを用いた相関演算を行って、前回の相関演算結果と合成する。すなわち、図5の第2段階処理部205は、3段階セルサーチの第2段階の処理においても送信アンテナ数に応じて相関演算結果を合成する。
図3に示した各ストリームの構成例では、すべてのストリームのフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルが挿入されている。このような場合には、すべてのストリームを位相回転ストリームとすることができる。そこで、移動局装置は、最初にいずれかの位相回転ストリームを用いた相関演算により送信アンテナ数を判定し、この判定結果から、さらに他の位相回転ストリームに関する相関演算を行って、最初の相関演算結果と合成する。そして、送信アンテナ数判定部2055aは、最終的にすべての位相回転ストリームに関する相関演算結果から送信アンテナ数を判定することにより、より正確に送信アンテナ数を把握することができる。
本発明の第1の態様に係る基地局装置は、送信アンテナと同数のストリームを生成する生成手段と、生成された少なくとも1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入する挿入手段と、パイロットシンボル挿入後のストリームを前記送信アンテナから送信する送信手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、少なくとも1つのストリームのフレームの先頭と末尾に、送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入して送信するため、移動局装置は、パイロットシンボルの位相差から基地局装置に設けられた送信アンテナ数を把握し、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明の第2の態様に係る基地局装置は、上記第1の態様において、前記生成手段は、複数の送信アンテナと同数のストリームを生成し、前記挿入手段は、生成されたストリームのうち1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記パイロットシンボルを挿入する構成を採る。
この構成によれば、複数のストリームのうち1つのストリームのフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するため、各ストリームのパイロットシンボルの時間的な位置を調整して、各ストリームのパイロットシンボルを互いに直交させることができる。
本発明の第3の態様に係る基地局装置は、上記第2の態様において、前記挿入手段は、前記1つのストリーム以外のストリームを構成するフレームの前記1つのストリームにおけるパイロットシンボルと直交する位置にパイロットシンボルを挿入する構成を採る。
この構成によれば、各ストリームのパイロットシンボルの位置が直交するため、移動局装置は、パイロットシンボルの位置から各ストリームを分離することができる。
本発明の第4の態様に係る基地局装置は、上記第1の態様において、前記生成手段は、複数の送信アンテナと同数のストリームを生成し、前記挿入手段は、生成されたすべてのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記パイロットシンボルを挿入する構成を採る。
この構成によれば、複数のストリームすべてのフレームの先頭と末尾にパイロットシンボルを挿入するため、移動局装置は、すべてのストリームにおけるパイロットシンボルの位相差から基地局装置の送信アンテナ数を判定することができ、確実に送信アンテナ数を把握することができる。
本発明の第5の態様に係る基地局装置は、上記第4の態様において、前記送信手段は、各ストリームに挿入されたパイロットシンボルを複数のサブキャリアに重畳し、前記複数のサブキャリアのうち半数のサブキャリアの符号を反転した上で送信する構成を採る。
この構成によれば、パイロットシンボルが重畳された複数のサブキャリアのうち半数のサブキャリアの符号を反転するため、各ストリームのパイロットシンボルを直交させることができる。
本発明の第6の態様に係る移動局装置は、基地局装置に設けられた送信アンテナから送信された信号を受信する受信手段と、受信信号に含まれる連続する2シンボルごとの相関演算を行って、フレームの境界において連続する2シンボルを検出する検出手段と、検出された2シンボルの位相差を算出する算出手段と、算出された位相差に基づいて前記送信アンテナの数を判定する判定手段と、判定された送信アンテナ数を用いて前記基地局装置を判別する判別手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、フレームの境界において連続する2シンボルを検出し、これらの2シンボルの位相差に基づいて基地局装置における送信アンテナ数を判定するため、3段階セルサーチ方法の第2段階においてフレームタイミングを検出するとともに、基地局装置の送信アンテナ数を把握することができ、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、第3段階において複数のストリームとスクランブルコードとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明の第7の態様に係る移動局装置は、上記第6の態様において、前記受信手段は、複数の送信アンテナからそれぞれ送信されたストリームを含む信号を受信し、前記判別手段は、各ストリームと複数のスクランブルコードとの相関演算を行う相関演算部と、同一のスクランブルコードに関する各ストリームの相関演算結果を前記送信アンテナ数に従って合成する合成部と、合成された相関演算結果から前記基地局装置に固有のスクランブルコードを同定する同定部と、を有する構成を採る。
この構成によれば、複数のストリームの相関演算結果を同一のスクランブルコードに関するものごとに合成した上で基地局装置に固有のスクランブルコードを同定するため、確実にセルサーチの精度を向上することができる。
本発明の第8の態様に係る移動局装置は、上記第6の態様において、前記受信手段は、複数の送信アンテナからそれぞれ送信されたストリームを含む信号を受信し、前記検出手段は、判定された送信アンテナ数を用いて各ストリームに含まれる連続する2シンボルの相関演算結果を合成し、合成された相関演算結果からフレームの境界において連続する2シンボルを検出する構成を採る。
この構成によれば、送信アンテナ数を用いて複数のストリームに含まれる連続する2シンボルの相関演算結果を合成するため、3段階セルサーチ方法の第2段階におけるフレームタイミングの検出の精度をさらに向上することができ、結果として、送信アンテナ数の判定の精度をさらに向上することができる。
本発明の第9の態様に係る無線送信方法は、送信アンテナを備えた基地局装置における無線送信方法であって、前記送信アンテナと同数のストリームを生成するステップと、生成された少なくとも1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入するステップと、パイロットシンボル挿入後のストリームを前記送信アンテナから送信するステップと、を有するようにした。
この方法によれば、基地局装置は、少なくとも1つのストリームのフレームの先頭と末尾に、送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入して送信するため、移動局装置は、パイロットシンボルの位相差から基地局装置に設けられた送信アンテナ数を把握し、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができる。
本発明の基地局装置、移動局装置、および無線送信方法は、無線通信システム内の基地局装置の送信アンテナ数が異なっていても、ストリームごとの相関演算結果を合成することができ、セルサーチの精度を向上することができるという効果を有し、例えば下り回線の信号が複数の送信アンテナから送信される無線通信システムにおける基地局装置、移動局装置、および無線送信方法として有用である。
本発明の一実施の形態に係る基地局装置の要部構成を示すブロック図 一実施の形態に係る移動局装置の要部構成を示すブロック図 一実施の形態に係るストリームの構成例を示す図 一実施の形態に係る送信アンテナ数と位相回転量の対応関係の一例を示す図 一実施の形態に係る移動局装置の変形例を示すブロック図 マルチキャリアCDMAにおけるフレームフォーマットの一例を示す図
符号の説明
101 誤り訂正符号化部
102 変調部
103 空間多重部
104 位相回転量指示部
105−1〜105−4 パイロット挿入部
106−1〜106−4 スクランブル処理部
107−1〜107−4 IFFT部
108−1〜108−4 GI挿入部
109−1〜109−4 RF送信部
201 RF受信部
202 第1段階処理部
2021 シンボルタイミング検出部
203 GI除去部
204 FFT部
205 第2段階処理部
2051、2051a パイロット相関演算部
2052 電力算出部
2053 フレームタイミング検出部
2054 位相差算出部
2055、2055a 送信アンテナ数判定部
206 第3段階処理部
2061−1〜2061−4 スクランブルコード相関演算部
2062 電力合成部
2063 スクランブルコード同定部
207 デスクランブル処理部
208 復調部
209 誤り訂正復号部

Claims (9)

  1. 送信アンテナと同数のストリームを生成する生成手段と、
    生成された少なくとも1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入する挿入手段と、
    パイロットシンボル挿入後のストリームを前記送信アンテナから送信する送信手段と、
    を有する基地局装置。
  2. 前記生成手段は、
    複数の送信アンテナと同数のストリームを生成し、
    前記挿入手段は、
    生成されたストリームのうち1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記パイロットシンボルを挿入する請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記挿入手段は、
    前記1つのストリーム以外のストリームを構成するフレームの前記1つのストリームにおけるパイロットシンボルと直交する位置にパイロットシンボルを挿入する請求項2記載の基地局装置。
  4. 前記生成手段は、
    複数の送信アンテナと同数のストリームを生成し、
    前記挿入手段は、
    生成されたすべてのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記パイロットシンボルを挿入する請求項1記載の基地局装置。
  5. 前記送信手段は、
    各ストリームに挿入されたパイロットシンボルを複数のサブキャリアに重畳し、前記複数のサブキャリアのうち半数のサブキャリアの符号を反転した上で送信する請求項4記載の基地局装置。
  6. 基地局装置に設けられた送信アンテナから送信された信号を受信する受信手段と、
    受信信号に含まれる連続する2シンボルごとの相関演算を行って、フレームの境界において連続する2シンボルを検出する検出手段と、
    検出された2シンボルの位相差を算出する算出手段と、
    算出された位相差に基づいて前記送信アンテナの数を判定する判定手段と、
    判定された送信アンテナ数を用いて前記基地局装置を判別する判別手段と、
    を有する移動局装置。
  7. 前記受信手段は、
    複数の送信アンテナからそれぞれ送信されたストリームを含む信号を受信し、
    前記判別手段は、
    各ストリームと複数のスクランブルコードとの相関演算を行う相関演算部と、
    同一のスクランブルコードに関する各ストリームの相関演算結果を前記送信アンテナ数に従って合成する合成部と、
    合成された相関演算結果から前記基地局装置に固有のスクランブルコードを同定する同定部と、
    を有する請求項6記載の移動局装置。
  8. 前記受信手段は、
    複数の送信アンテナからそれぞれ送信されたストリームを含む信号を受信し、
    前記検出手段は、
    判定された送信アンテナ数を用いて各ストリームに含まれる連続する2シンボルの相関演算結果を合成し、合成された相関演算結果からフレームの境界において連続する2シンボルを検出する請求項6記載の移動局装置。
  9. 送信アンテナを備えた基地局装置における無線送信方法であって、
    前記送信アンテナと同数のストリームを生成するステップと、
    生成された少なくとも1つのストリームを構成するフレームの先頭と末尾に前記送信アンテナ数に応じた位相差を有するパイロットシンボルを挿入するステップと、
    パイロットシンボル挿入後のストリームを前記送信アンテナから送信するステップと、
    を有する無線送信方法。
JP2005154007A 2005-05-26 2005-05-26 基地局装置、移動局装置、および無線送信方法 Expired - Fee Related JP4633542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005154007A JP4633542B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 基地局装置、移動局装置、および無線送信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005154007A JP4633542B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 基地局装置、移動局装置、および無線送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006333088A JP2006333088A (ja) 2006-12-07
JP4633542B2 true JP4633542B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=37554300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005154007A Expired - Fee Related JP4633542B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 基地局装置、移動局装置、および無線送信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4633542B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4584807B2 (ja) * 2005-10-03 2010-11-24 シャープ株式会社 移動体通信システム、移動体通信システムにおけるスクランブルコードの割り当て方法、基地局装置、及び移動局装置
US7889801B2 (en) * 2007-02-14 2011-02-15 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Multi transmit antenna synchronization channel transmission cell ID detection
US8538335B2 (en) * 2007-12-07 2013-09-17 Samsung Electronics Co., Ltd Physical broadcast channel (PBCH) transmission for reliable detection of antenna configuration
KR101151195B1 (ko) 2008-11-18 2012-06-08 서강대학교산학협력단 강건한 동기획득을 위한 상관 장치 및 방법
US8514803B2 (en) 2009-02-10 2013-08-20 Nec Corporation Non-coherent detection method of the number of transmit antenna ports for OFDMA

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314483A (ja) * 2001-02-01 2002-10-25 Fujitsu Ltd アレーアンテナを用いた送信用装置、受信用装置、及び、通信システム
JP2003338802A (ja) * 2001-11-13 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信方法、送信装置および受信装置
JP2005341442A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2006014234A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2006054661A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Toshiba Corp 無線通信装置及びアンテナ数の推定方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314483A (ja) * 2001-02-01 2002-10-25 Fujitsu Ltd アレーアンテナを用いた送信用装置、受信用装置、及び、通信システム
JP2003338802A (ja) * 2001-11-13 2003-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信方法、送信装置および受信装置
JP2005341442A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2006014234A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2006054661A (ja) * 2004-08-11 2006-02-23 Toshiba Corp 無線通信装置及びアンテナ数の推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006333088A (ja) 2006-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102624668B (zh) 基站装置、发送方法、通信系统、接收装置和接收方法
CN110754051B (zh) 无线通信装置、基础设施设备和方法
KR101302834B1 (ko) 무선 통신 장치 및 무선 통신 방법
JP4744525B2 (ja) 基地局装置および移動局装置
EP2045942B1 (en) Multicarrier signal receiving apparatus and multicarrier signal transmitting apparatus
WO2006049177A1 (ja) 移動局装置および通信相手選択方法
US20090147757A1 (en) Base station device and mobile station device
KR20110095284A (ko) V-mimo 복조를 위한 저감된 복잡도의 채널 추정 및 간섭 제거를 위한 방법 및 시스템
JP4633542B2 (ja) 基地局装置、移動局装置、および無線送信方法
JPWO2007020710A1 (ja) 基地局装置および移動局装置
US20120099730A1 (en) Radio communication system, base station apparatus, terminal apparatus, and radio communication method in radio communication system
US20090185550A1 (en) Radio base station apparatus
US20080019452A1 (en) Mimo Transmitting Apparatus, Mimo Receiving Apparatus, and Pilot Symbol Transmission Method
US20090181669A1 (en) Radio base station apparatus
CN100558011C (zh) 帧同步和获取小区组信息的方法及系统
JP4852551B2 (ja) マルチキャリア受信装置、マルチキャリア通信システムおよび復調方法
JPWO2007015303A1 (ja) 基地局装置および移動局装置
CN105052231B (zh) 无线通信系统中的接收设备和信道估计控制方法
JP4558452B2 (ja) マルチキャリア通信装置およびセル選択方法
KR20080029872A (ko) 다중 안테나 통신 시스템에서 데이터를 인코딩/디코딩하기위한 장치 및 방법
JP2015037220A (ja) 移動端末
JP2009033666A (ja) 無線通信装置、無線送信方法及び無線受信方法
JP2000341261A (ja) 同期確立方法、同期確立装置および通信システム
JP5154518B2 (ja) 受信装置及び受信方法
JP2006319473A (ja) 送信方法および受信方法ならびにそれらを利用した送信装置、受信装置および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees