JP4633255B2 - グリホセート耐性大豆中の雑草防除用混合剤 - Google Patents

グリホセート耐性大豆中の雑草防除用混合剤 Download PDF

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    • A01N57/18Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-carbon bonds
    • A01N57/20Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic phosphorus compounds having phosphorus-to-carbon bonds containing acyclic or cycloaliphatic radicals

Description

【0001】
本発明は、広くは農作物植物中の雑草防除の分野に関する。より具体的には、本発明は、グリホセート除草剤と、異なる作用モード及び自生植物種に対する活性を有し、農作物種に対して活性を持たない第2の除草剤とのタンクミックスまたはプレミックスを使用することによる、グリホセート耐性農作物種の圃場中におけるグリホセート耐性を付与する遺伝子を発現する自生植物の防除に関する。最も具体的には、本発明は、グリホセート除草剤と殺イネ科雑草剤(graminicide)(例えば、セトキシジム、クレトジム、キザロホップ、フルアジホップ、フェノキサプロップ、イマザモックス、イマゼタピル及びイマザキン)とのタンクミックスまたはプレミックスの使用による、グリホセート耐性大豆農作物中における自生グリホセート耐性トウモロコシの防除に関する。
【0002】
1940年代以来、植物代謝を阻害する化学物質が広く使用されてきた。1つのポピュラーな除草剤がグリホセート(N−ホスホノメチルグリシン、商品名ROUNDUP(登録商標))である。施用すると、グリホセートは植物により取込まれ、その後5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(EPSPS)を阻害する。EPSPSが阻害されると、植物ホルモン及びビタミンの必要成分である芳香族アミノ酸の形成が阻止される。圃場中の植物はグリホセートに接触後死滅し、土壌中に残留するグリホセートは素早く分解する。グリホセートは農作物に害を与えるので、農作物を植付け後にグリホセートを施用することはできないという制限がある。
【0003】
組換えDNA技術を用いることにより、特に大豆、トウモロコシ、ワタ、小麦、カノラ、テンサイ、イネ及びレタスのような農作物植物はグリホセートによる阻害に対して耐性のEPSPSを持つように作成された。その結果、栽培業者は、農作物植物に害を与えることなくグリホセート耐性農作物の生育期を通して雑草を防除するためにグリホセートを使用することができる。
【0004】
上記方法は、農作物種に属さないグリホセート耐性植物が存在するために制限される。非栽培雑草種が自然にグリホセート耐性を生じることは今まで認められず、またグリホセート耐性遺伝子が農作物植物から関連野生種に流れるとも考えられない。むしろ、農作物種に属さないグリホセート耐性植物のソースは前の生育期に所与の圃場に植付られた種であると予想される。例えば、米国中西部の多くのところで、農業従事者は輪作として公知のようにトウモロコシ農作物と大豆農作物を隔年で植付けている。トウモロコシの雌穂または全穂から仁が自然にまたは虫害または収穫ロスの結果地面に落下すると、受精した仁は冬の間休眠し、次の生育期の間に発芽し得る。大豆農作物中に繁っているトウモロコシ植物はその前の生育期の圃場で栽培したトウモロコシ農作物の後代であり、これは自生トウモロコシ植物と呼ばれる。より一般的には、農業従事者が2つの種の間で輪作を実施している状況では任意の種の自生植物が生育する可能性がある。
【0005】
自生植物は、日光、土壌栄養分、及び農業従事者にとっては農作物種が吸収することが望ましい土壌水分を吸収することにより生育する点で非栽培雑草と同様に望ましくない。従来、雑草のように自生植物はグリホセートのような広スペクトル除草剤を施用することにより防除してきた。しかしながら、自生植物がグリホセート耐性農作物の後代の場合には、圃場にグリホセートを施用すると非栽培雑草種は防除されるが、自生植物種は防除されない。グリホセート耐性種が広く認められ、輪作を実施することを考慮するならば、グリホセート耐性農作物種の圃場に繁っているグリホセート耐性自生植物種を防除する方法が要求されている。
【0006】
従って、グリホセート耐性自生植物種及びグリホセート感受性雑草の両方を1回の施用により便利に防除し得る方法が望ましい。また、農作物種に害を与えたりまたはその収量を低下させることなく、自生植物及び雑草を防除するための前記方法が望ましい。
【0007】
1つの態様で、本発明は、グリホセート除草剤と少なくとも1つの他の非グリホセート除草剤とのタンクミックス及びプレミックスに関する。
【0008】
別の態様で、本発明は、少なくとも2つの除草剤を任意の順序または同時に施用することからなる農作物種の圃場中の自生種を防除する方法に関し、前記自生種は前記除草剤の少なくとも1つにより防除され、前記農作物種は前記除草剤の全てに対して耐性であることを特徴とする。
【0009】
好ましくは、前記方法は、グリホセート耐性農作物種の圃場中のグリホセート感受性雑草及びグリホセート耐性自生種の植物の両方を防除するためにグリホセート除草剤及び非グリホセート除草剤を使用する。非グリホセート除草剤は、グリホセート耐性自生種を防除するがグリホセート耐性農作物種に対しては非毒性のものである。
【0010】
より好ましくは、非グリホセート除草剤はACCアーゼ阻害剤またはAHAS阻害剤であり、グリホセート耐性自生種はトウモロコシであり、グリホセート耐性農作物種は大豆、カノラ、テンサイまたはワタである。非グリホセート除草剤の例には、セトキシジム、クレトジム、キザロホップ、フルアジホップ、フェノキサプロップ及びイマザモックスが含まれる。
【0011】
1つの態様で、本発明はグリホセート除草剤と非グリホセート除草剤とのタンクミックス及びプレミックスに関する。タンクミックス及びプレミックスは広義には「混合剤」と称され得る。前記混合剤は、グリホセート耐性植物種の農作物の圃場中のグリホセート感受性雑草及び異なる植物種のグリホセート耐性自生種の両方を防除する方法において特に有用である。前記非グリホセート除草剤は、自生種の植物は感受性を示すが別の農作物種の植物は耐性を示す除草剤である。
【0012】
グリホセートは、長年にわたり有効な広スペクトル除草剤であることは公知である。グリホセートの製造方法としては、米国特許第3,927,080号明細書、同第3,956,370号明細書、同第3,969,398号明細書、同第4,147,719号明細書及び同第4,654,429号明細書に記載されているように各種方法が公知である。本明細書中、「グリホセート」はN−ホスホノメチルグリシン、その塩またはエステル、或いは植物組織中でグリホセートに変換するかまたは他の方法でグリホセートイオンを生ずる化合物を指す。これには、(TOUCHDOWN(登録商標)の商品名で市販されている)グリホセートのTMS塩、スルホセート及びその塩が含まれる。本発明で有用なグリホセート及びその塩の例は米国特許第3,799,758号明細書に記載されている。当業者は、多くのN−ホスホノメチルグリシン誘導体が広スペクトル除草活性を示し、よって前記除草性誘導体が本発明の目的でグリホセートと定義されることを理解するであろう。また、多くのグリホセート除草処方物は水溶液中にアニオン形態のグリホセートの塩を含むが、任意のグリホセート処方物が本発明の範囲内であると見做される。更に、グリホセート活性を高める目的で界面活性剤、湿潤剤または他の物質を使用することも本発明の範囲内であると見做される。
【0013】
グリホセート耐性は、米国特許第5,312,910号明細書、同第5,310,667号明細書、同第5,463,175に記載されているように当業界で公知の組換えDNA技術により植物種に付与され得る。グリホセート耐性は、修飾5−エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸シンターゼ(EPSPS)酵素をコードする遺伝子、グリホセートオキシドレダクターゼ(Gox)酵素をコードする遺伝子またはその両方を植物のゲノムに導入することによりもたらされる。修飾EPSPSにより、グリホセートによる阻害を天然植物EPSPSよりも少なくすることによりグリホセート耐性が付与される。修飾EPSPSをコードする遺伝子のソースは、グリホセートに対して耐性の修飾EPSPSを自然に生じる細菌株、修飾EPSPSをコードするように設計された合成二本鎖デオキシリボ核酸、または他のソースであり得る。Goxは、グリホセートの非毒性化合物への変換を触媒することによりグリホセート耐性を与える。Goxをコードする遺伝子のソースは、Goxを自然に発現する細菌株、Goxをコードするように設計された合成二本鎖デオキシリボ核酸、または他のソースであり得る。
【0014】
修飾EPSPSまたはGoxをコードする遺伝子を単離したら、コードした酵素の活性を増減するために、遺伝子の発現を高めるために、または修飾EPSPSまたはGox酵素の活性を無効にさせることなく変化させ得る他の理由のために任意に遺伝子を更に修飾してもよい。遺伝子を所望の最終形態に変化させたら、適当な公知の植物形質転換方法により植物細胞のゲノムに挿入し得る。前記した植物形質転換方法には、非限定的にアグロバクテリウム(Agrobacterium)感染、植物ウイルスベクター感染、エレクトロポレーション、PEG媒介形質転換及び粒子衝撃が含まれる。次に、形質転換された植物細胞、すなわち外来遺伝子をゲノムに挿入した植物細胞を公知方法により再生して、グリホセート耐性を付与する遺伝子を発現する稔性成体植物が産生される。
【0015】
今までに、グリホセート耐性を付与する遺伝子を発現する、特にトウモロコシ、ワタ、大豆、テンサイ、イネ、小麦、カノラ及びレタスの系統が商品化されたかまたは商品化されている。グリホセート耐性遺伝子を発現する他の植物種の系統は当業界で公知の技術により作成され得る。例えば、米国特許第5,312,910号明細書、同第5,310,667号明細書、同第5,463,175参照。よって、本発明の範囲には、現在公知のグリホセート耐性トウモロコシ、ワタ、大豆、小麦、カノラ、テンサイ、イネ及びレタス、並びに将来開発され得るグリホセート耐性農作物種が当然包含される。現在、組換えDNA技術を用いずに慣用の育成を用いてグリホセート耐性植物を作成することは殆ど成功しそうにないと考えられているが、生来グリホセート耐性の植物が発生したならそれも本発明の範囲に包含される。
【0016】
非グリホセート除草剤は、グリホセート耐性の自生植物種は感受性を示し、グリホセート耐性の農作物種は耐性を示す除草剤であり得る。当業者は、所期の目的のために適当な非グリホセート除草剤を容易に決定することができる。
【0017】
非グリホセート除草剤及び該除草剤の使用目的の例には、トウモロコシ中のワタ、モロコシ、落花生、イネまたは大豆を防除するためのプリミスルフロンまたはニコスルフロン;ワタ中のトウモロコシ、モロコシ、落花生、イネまたは大豆を防除するためのラクトフェンまたはオキシフルオルフェン;モロコシ中のワタ、落花生、イネまたは大豆を防除するためのブロモキシニル;落花生中のトウモロコシ、ワタ、モロコシまたはイネを防除するためのクロリムロン;イネ中のトウモロコシ、ワタ、モロコシ、落花生または大豆を防除するためのベンスルフロン;大豆中のトウモロコシ、ワタ、モロコシまたはイネを防除するためのクロリムロンが含まれるが、これらに限定されない、
大豆またはワタ中のトウモロコシを防除する場合、好ましい非グリホセート除草剤はアセチル補酵素Aカルボキシラーゼ(ACCアーゼ)阻害剤またはアセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)阻害剤である。前記した好ましい非グリホセート阻害剤の例には、セトキシジム、クレトジム、キザロホップ、フルアジホップ、フェノキサプロップ、イマザモックス、イマゼタピル及びイマザキンが含まれるが、これらに限定されない。
【0018】
除草混合剤も当業界で公知である。前記混合剤は、最終使用者が噴霧装置のタンク中で2つ以上の除草剤を混合するタンクミックス、または供給業者が最終使用者に対して公知の比率で2つ以上の除草剤を含む混合剤を提供するプレミックスであり得る。
【0019】
本発明の除草混合剤は、各種補助剤を含み得る。界面活性剤は前記補助剤の1つである。公知のように、界面活性剤はスプレーの表面張力を低下させ、噴霧被覆率及び浸透性を高める。ノニオン界面活性剤(NIS)が通常除草剤と併用される。NISは脂肪酸をも含み得る。本発明で使用可能な界面活性剤の例には、脂肪酸を有する界面活性剤であるDASH(登録商標)(BASF)、脂肪アミノエトキシレートであるFRIGATE(登録商標)(ISK Biosciences)、及び脂肪アミンエトキシレートであるIMPROVE(登録商標)(DowElanco)が含まれる。DASH(登録商標)は殺イネ科雑草剤POAST(登録商標)と併用され得、FRIGATE(登録商標)及びIMPROVE(登録商標)はROUNDUP(登録商標)と併用され得る。ノニオン界面活性剤(NIS)は、通常発泡を最小限に抑えるために低量のシロキサンを含むポリオキシエチル化脂肪アルコールである。数種のNISは、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルをも含む。「活性成分」はしばしばアルコール可溶化剤(これは、真の活性成分ではない)を含む。多くのラベルには、NISは少なくとも80%の活性成分を含むべきと記載されている。NISは、通常0.58〜2.34L/ha(0.5〜2pt/ac)または0.125〜0.5容量%で使用される。本発明で使用可能なNISの例には、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分90%のACTIVATE PLUS(登録商標)(Terra Ind.)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分85%のACTIVATOR 90(登録商標)(Loveland Ind.)、活性成分80%のADDITIVE 80(登録商標)(Brower International)、活性成分80%のAD−SPRAY 80(登録商標)(Helena Chemical)、活性成分90%のAD−SPRAY 90(登録商標)(Helena Chemical)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分80%のAGWAY SPREADER(登録商標)(Agway Inc.)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分90%のBIG SUR 90(登録商標)(Brewer International)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分88%のBIO−88(登録商標)(Kalo,Inc.)、活性成分80%のBIOSURF(登録商標)(Platte Chemical)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分90%のINDUCE(登録商標)(Helena Chemical)、活性成分80%のLATRON AG−98(登録商標)(Rohm and Haas)、活性成分90%のREGULAID(登録商標)(Kalo,Inc.)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分86%のSATURALL 85(登録商標)(Conklin)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分50%のSPRAY FUSE 90(登録商標)(Cornbelt Chemical)、活性成分80%のSPREADER 80(登録商標)(Custom Chemicals)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分90%のSTIK(登録商標)(Custom Chemicides)、活性成分50%のSUPER SPRED(登録商標)(Wilbur Ellis)、活性成分80%のSURFAC 820(登録商標)(Drexel Chemical)、活性成分90%のSURFAC 910(登録商標)(Drexel Chemical)、活性成分80%のSURF−AID(登録商標)(Terra Ind.)、遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分90%のUNIFILM 707(登録商標)(Custom Chemicides)、並びに遊離脂肪酸または脂肪酸エステルを含めた活性成分90%のX−77(登録商標)(Loveland Ind.)が含まれる。
【0020】
本発明で使用可能な当業界で公知の他の補助剤には、70〜110秒粘度を有するフィトブランド(非芳香族)パラフィン油(鉱油)を含む作物油が含まれる。これは休眠期散布油とも称される。作物油は96〜98%の油及び1〜2%のノニオン界面活性剤を含み、通常9.36〜18.72L/ha(1〜2gal/ac、すなわち4〜8容量%)で使用される。当業界で公知のように、「作物油」は鉱油であって作物(植物)油でないので間違った呼称である。本発明で使用可能な作物油の例には、CROP OIL(登録商標)(Cornbelt Chemical)及びNP−99(登録商標)(Farmbelt Chemical)が含まれる。
【0021】
本発明で使用可能な別の公知の補助剤には作物油濃厚物(COC)が含まれ、これは水混和性とするように界面活性剤(乳化剤)を含む石油起源[POC]または作物起源[COO]のフィトブランド油である。この油により、葉のクチクラ(ろう様層)を介するスプレーの浸透性が高まる。前記油は83〜85%の油及び15〜17%のノニオン界面活性剤を含み、約1.17〜3.51L/ha(1〜3pt/ac、すなわち約1容量/容量%)で使用される。当業界で公知であるように、用語「作物油濃厚物」は、COCの油含有量が作物油よりも少ないので間違った呼称である。本発明で使用可能な作物油濃厚物の例には、ACTIVATE OIL ADJUVANT(登録商標)(Drexel Chemical)、ADD−IT(登録商標)(Agsco)、ADJUMEC(登録商標)(PBI/Gordon)、AGRI−DEX(登録商標)(脂肪酸エステル添加;Helena Chemical)、CROP OIL EXTRA(登録商標)(Kalo,Inc.)、INVADE PLUS(登録商標)(Terra Ind.)、PENETRATOR(登録商標)(脂肪酸エステル添加;Helena Chemical)、PEPTOIL(登録商標)(Drexel Chemical)、PRIME OIL(登録商標)(Terra Ind.)、STA−RITE 120(登録商標)(Precision Labs)、SUPER SAVOL(登録商標)(Uniroyal Chemical)、及びSURFEL(登録商標)(Rhone−Poulenc)が含まれる。
【0022】
本発明で使用可能な当業界で公知の別の補助剤には、ときには植物油濃厚物(VOC)とも称される作物起源油(COO)が含まれる。COOは、85〜93%の高純度植物油及び10〜15%の界面活性剤を含む。当業界で公知のように、数種の除草剤ラベルではCOCをCOOで置換し得るが、数種は石油を主成分とするもののみを指す。本発明で使用可能な作物起源油の例には、ADD−IT−TO−OIL(登録商標)(植物起源;Drexel Chemical)、LI 700(登録商標)(大豆起源;Loveland Ind.)、NATUR’L OIL(登録商標)(植物起源;Stoller Chem.)、PRIME OIL II(登録商標)(植物起源;Terra Ind.)、SUN−IT(登録商標)(ヒマワリ起源、脂肪酸エステルを形成すべくメチル化されている;Agsco)、SUN−IT II(登録商標)(植物起源、脂肪酸エステルを形成すべくメチル化されている;Agsco)、VEGETOIL(登録商標)(植物起源;Drexel Chemical)、及びVEG−OIL CONCENTRATE(登録商標)(植物起源;Helena Chemical)が含まれる。
【0023】
補助剤としての液体肥料(28−0−0,10−34−0)も当業界で公知である。液体肥料は通常、イチビに対する活性を高めるために添加されている。液体肥料は通常、接触性除草剤及び移行性除草剤と共にNISまたはCOCと併用されている。液体肥料の例は、UAN[尿素/硝酸アンモニウム(28%窒素)]である。
【0024】
緩衝液は、数種の農薬のアルカリ加水分解を防止するためにpHを維持もしくは低下させるために当業者が使用している補助剤である。緩衝剤は、リン酸エステル+遊離リン酸(緩衝液及び界面活性剤)を含む。本発明で使用可能な緩衝液の例には、BALANCE(登録商標)(Precision Labs)、BS−500(登録商標)(Drexel Chemical)、BUFFER P.S.(登録商標)(Helena Chemical)、BUFFER XTRA STRENGTH(登録商標)(Helena Chemical)、BUFFERPLUS(登録商標)(Custom Chemicides)、BUFFER−X(登録商標)(Kalo,Inc.)、PENETRATOR PLUS(登録商標)(Helena Chemical)、SURPHACTANT PH(登録商標)(Brewer Internationl)、及びUNIFILM B(登録商標)(Custom Chemicides)が含まれる。
【0025】
本発明で使用可能な当業界で公知の別の補助剤には親和性改善物質が含まれ、これは除草剤を液体肥料溶液と混合し、施用したときに乳化安定性を維持するのに役立つ。親和性改善物質は、通常アルコール可溶化剤(エタノール、メタノールまたはイソプロパノール)を含むアルキルアリールポリオキシ(エタノール、エチレングリコールまたはエチレンエーテル)のリン酸エステルである。親和性改善物質は、緩衝効果のために外部リン酸をも含み得る。その量は通常0.12〜0.5%容量/容量である。UANのような窒素溶液に対しては通常低量を使用し、APPのような窒素/リン溶液に対しては通常中量を使用し、可溶化KCIまたはKSOを含有する窒素/リン/カリウム溶液に対しては通常高量を使用する。本発明で使用可能なリン酸エステル親和性改善物質には、活性成分64%のBLENDEX(登録商標)(Helena Chemical)、活性成分95%のCOMBINE(登録商標)(Terra Ind.)、及び活性成分85%のE−Z MIX(登録商標)(Loveland Ind.)が含まれる。
【0026】
タンクミックス対プレミックス及び/または補助剤の使用の相対的利点は、コスト、融通性、職業上の安全性及び他の要因に依存する。ミックスの非ミックスに勝る主要な利点は便利さである。2つ以上の除草剤を、いずれかの除草剤を単独で施用して防除され得るよりも広いスペクトルの雑草を防除するために同時に施用することができる。
【0027】
本発明は、2つの除草剤を含むタンクミックスまたはプレミックスを、該ミックス中の両除草剤に対して耐性である農作物種の圃場中の雑草及び前記ミックス中の少なくとも1つの除草剤により防除される自生種の両方を防除する方法において使用する方法にも関する。
【0028】
前記方法を、グリホセート除草剤と非グリホセート除草剤との使用に関して詳細に説明する。しかしながら、当業者は認識しているように、前記方法は上記した任意の2つの除草剤を使用し得る。例えば、前記方法では、グルホシネート耐性大豆中に存在するグルホシネート耐性の自生トウモロコシを防除するためにグルホシネートとセトキシジムを使用することができ、またはグリホセート耐性大豆中のグリホセート耐性且つセトキシジム耐性の自生トウモロコシの分離集団を防除するためにグリホセートとイマザモックスを使用することができる。
【0029】
本発明はまた、グリホセート除草剤及び非グリホセート除草剤の、異なる植物種のグリホセート耐性農作物の圃場中のグリホセート感受性雑草及びグリホセート耐性自生植物種の両方を防除するための方法における使用に関する。前記非グリホセート除草剤は、自生種の植物は感受性を示すが、別の農作物種の植物は耐性を示すものでなければならない。
【0030】
グリホセート除草剤及び非グリホセート除草剤は、タンクミックスまたはプレミックスとして同時に施用することができ、または任意の順序で別々に施用することができる。異なる施用モードの相対的利点は、自生種及び農作物種、コスト、職業上の安全性、環境条件及び他のパラメータに依存し得る。前記した相対的利点は当業者が決定し得る。しかしながら、ミックスの主要な利点である1回施用の便利さが実現されないので別々に施用することは余り好ましくない。
【0031】
グリホセート耐性農作物種中の防除され得るグリホセート耐性自生種には、トウモロコシ農作物中の自生ワタ、モロコシ、落花生、イネまたは大豆;ワタ農作物中の自生トウモロコシ、モロコシ、落花生、イネまたは大豆;モロコシ農作物中の自生ワタ、落花生、イネまたは大豆;落花生農作物中の自生トウモロコシ、ワタ、モロコシまたはイネ;イネ農作物中の自生トウモロコシ、ワタ、モロコシ、落花生または大豆;テンサイ農作物中の自生トウモロコシ、小麦、大豆またはイネ;カノラ農作物中の自生トウモロコシ、小麦、大豆またはイネ;及び大豆農作物中の自生トウモロコシ、ワタ、カノラ、モロコシ、小麦またはイネが含まれるが、これらに限定されない。
【0032】
本発明の1実施態様では、非グリホセート除草剤に対する農作物種植物の耐性及び非グリホセート除草剤に対する自生種植物の感受性の両方は2つの種の本質的性質である。この実施態様の1例は、非グリホセート除草剤、特にフルアジホップ、キザロホップ、クレトジム、セトキシジム、フェノキサプロップ及びイマザモックスに対するトウモロコシ及び大豆の反応の違いを利用する。当業界で公知のように、トウモロコシは上記した非グリホセート除草剤の1つを施用することにより防除されるが、大豆は上記したいずれに対しても耐性である。よって、当業界で公知の非グリホセート除草剤の中でフルアジホップ、キザロホップ、クレトジム、セトキシジム、フェノキサプロップ及びイマザモックスがグリホセート耐性大豆の圃場中のグリホセート耐性自生トウモロコシ植物を防除するために使用され得る。
【0033】
本発明の第2実施態様では、非グリホセート除草剤に対する農作物種植物の耐性は、植物を該非グリホセート除草剤に対して耐性とする酵素をコードする遺伝子を前記した農作物種植物のゲノムに挿入することにより付与される。自生種植物は非グリホセート除草剤に対して感受性のままである。農作物種中の非グリホセート除草剤に対する耐性は、グリホセート耐性を生じさせるための上記方法を使用して付与される。
【0034】
本発明方法は、上記した自生種及び農作物種の任意の組合せで有用であり、グリホセート耐性が上記したように付与されるならば、本明細書に記載されていないが公知であったり過度の実験なしに容易に分かる他の組合せにも有用である。
【0035】
上記した実施態様において、農作物種植物はグリホセート耐性を示さなければならない。自生種植物がグリホセート耐性を示すことも考えられる。しかしながら、自生種植物がグリホセート耐性を示さない場合には、本発明の主題であるグリホセート除草剤と非グリホセート除草剤との混合剤の施用によりグリホセート単独と同程度に効果的に植物が防除されなければならない。例えば、グルホシネート耐性トウモロコシがグリホセート耐性大豆中に自生種として存在する状況が起こり得る。
【0036】
本発明の実施態様の混合剤に対して提起され得る1つの問題は、グリホセート除草剤と非グリホセート除草剤との拮抗作用、またはいずれかの除草剤と界面活性剤または他の不活性成分との拮抗作用である。拮抗作用は、標的雑草の防除効果が除草剤成分の活性を個別に考慮して予測されるよりも弱い結果が生ずる除草混合剤の成分間での負の相互作用と定義される。
【0037】
しかしながら、本明細書の記載にてらして拮抗作用は起こりそうもない。拮抗作用は、通常、両成分が同一酵素または植物中の同一代謝経路を標的にするかまたは両性分が植物への吸収を干渉するような除草剤混合物または除草剤−界面活性剤混合物に限定される。こうした状況は当業者に公知であり、拮抗混合物の使用を避けることにより、或いは新規な及び/または異なる界面活性剤及び湿潤剤を混合物を添加するかまたは別の施用方法を植物に対して使用することにより吸収を改善することにより避けることができる。グリホセート混合物の拮抗作用は、特にFlintら,Weed Science,37,700−705(1989)及びLichら,Weed Science,45,12−21(1997)に記載されている。更なるデータを、グリホセート除草剤と非グリホセート除草剤との混合剤を拮抗作用について心配することなく本発明方法で使用され得ることを実証する下記実施例において提示する。
【0038】
下記実施例は、本発明の好ましい実施態様を示すために記載する。当業者には自明のように、実施例に記載した技術は本発明を実施する際にうまく機能するように本発明者らが見つけた技術であり、本発明の実施のための好ましいモードを構成すると見做され得る。しかしながら、当業者は、本明細書の記載にてらして本明細書に記載の特定実施態様に本発明の種子及び範囲を逸脱することなく多くの変更を加え得、同様または類似の結果が得られることを認識すべきである。
【0039】
実施例1
米国中西部の4ヶ所でトライアルを実施した。各ヶ所に複数の試験区を設けた。各試験区では、グリホセート耐性大豆及び試験トウモロコシを条状に植えた。4種のトウモロコシ系統を試験した。第1の“Natalie”はグリホセート耐性遺伝子を含んでいた。第2の“Absurd”はバシラス・チュリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)結晶タンパク質殺虫遺伝子を発現するように育種されたが、育種中に選択マーカーとして使用したグリホセート耐性遺伝子をも含むと考えられた。第3はセトキシジム耐性遺伝子を含んでいた。第4は天然の非除草剤耐性のトウモロコシ系統であった。各トライアル場所には、それぞれの混合剤の成分間で起こり得る拮抗作用を評価するためにイネ科及び広葉雑草の1種をも植えた。
【0040】
試験のために、表1に示す通り8つの混合剤を調製した。
【0041】
表 1
除草剤の処方及び施用量。ROUNDUP ULTRA(登録商標)は0.84kg酸当量(kg AE)/haで処方し、他の除草剤はすべて活性化合物のkg(Kg AI)/haで処方した。
【0042】
【表1】
Figure 0004633255
【0043】
ROUNDUP ULTRA(登録商標)中の活性成分はグリホセートである。ASSURE II(登録商標)中の活性成分はキザロホップであり、FUSILADE DX(登録商標)中の活性成分はフルアジホップである。POAST PLUS(登録商標)中の活性成分はセトキシジムであり、SELECT(登録商標)中の活性成分はクレトジムである。本実施例で使用した非グリホセート除草剤はすべてACCアーゼ阻害剤である。NISは、ポリオキシエチル化脂肪アルコール及び遊離脂肪酸または脂肪酸エステルの混合物である活性成分を少なくとも80%含むノニオン界面活性剤である。UANは尿素/硝酸アンモニウム液体肥料(窒素28%)である。COCはフィトブランド油と界面活性剤の混合物である農業用作物油濃厚物であり、DASH(登録商標)はPOAST PLUS(登録商標)と併用するために特別に製造された界面活性剤(99%)である。
【0044】
各混合剤の有効性を、トウモロコシの生育段階が15〜25cm(6〜10in)、30〜35cm(12〜14in)及び40〜50cm(16〜20in)のときに施用して試験した。噴霧液を調製するために93〜187L/ha(10〜20gal/ac)の水を使用した。試験した4種のトウモロコシ系統の各々の上記混合剤のそれぞれによる防除率を表2〜4に示す。
【0045】
表 2
トウモロコシの高さが15〜25cm(6〜10in)のときに施用した表1の除草剤混合物によるトウモロコシ系統の防除率。処理から28〜38日後に試験区のスコアを付けた。表中のスコアは3ヶ所の平均である。
GT:グリホセート耐性。
BT:バシラス・チュリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)殺虫結晶タンパク質を発現し、弱く発現したグリホセート耐性マーカー遺伝子を含み、4葉期またはその前に処理したとき、或いは植物が15cm(6in)以下のときにのみROUNDUP(登録商標)に対して耐性を示す。
SR:セトキシジム耐性。
すべての処理は表1に示す通りである。
【0046】
【表2】
Figure 0004633255
【0047】
表 3
トウモロコシの高さが30〜35cm(12〜14in)のときに施用した表1の除草剤混合物によるトウモロコシ系統の防除率。処理から28〜38日後に試験区のスコアを付けた。表中のスコアは4ヶ所の平均であり、ただし§を付したスコアは3ヶ所の平均である。
GT:グリホセート耐性。
BT:バシラス・チュリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)殺虫結晶タンパク質を発現し、弱く発現したグリホセート耐性マーカー遺伝子を含み、4葉期またはその前に処理したとき、或いは植物が15cm(6in)以下のときにのみROUNDUP(登録商標)に対して耐性を示す。
SR:セトキシジム耐性。
すべての処理は表1に示す通りである。
【0048】
【表3】
Figure 0004633255
【0049】
表 4
トウモロコシの高さが40〜50cm(16〜20in)のときに施用した表1の除草剤混合物によるトウモロコシ系統の防除率。処理から28〜38日後に試験区のスコアを付けた。表中のスコアは4ヶ所の平均である。
GT:グリホセート耐性。
BT:バシラス・チュリンジエンシス(Bacillus thuringiensis)殺虫結晶タンパク質を発現し、弱く発現したグリホセート耐性マーカー遺伝子を含み、4葉期またはその前に処理したとき、或いは植物が15cm(6in)以下のときにのみROUNDUP(登録商標)に対して耐性を示す。
SR:セトキシジム耐性。
すべての処理は表1に示す通りである。
【0050】
【表4】
Figure 0004633255
【0051】
表2〜4の結果は、ROUNDUP ULTRA(登録商標)とASSURE II(登録商標)の混合剤(処理2〜4)はグリホセート耐性トウモロコシを少なくとも50%防除し得、トウモロコシの高さが15〜20cm(6〜10in)のときに施用したときにはグリホセート耐性トウモロコシを90%以上防除し得ることを示す。更に、グリホセート耐性大豆に対する上記混合物による障害は無視できる程度であり、イネ科及び広葉雑草の防除においてROUNDUP ULTRA(登録商標)とASSURE II(登録商標)の間に拮抗作用は見られなかった。しかしながら、SELECT(登録商標)はSRトウモロコシに対してASSURE II(登録商標)よりも高い防除率を示した。
【0052】
実施例2
米国中西部の7ヶ所でトライアルを実施した。各ヶ所に、複数条のグリホセート耐性大豆を植え、複数条の試験トウモロコシ系統を大豆の条に平行に植えた。4種のトウモロコシ系統を試験した。第1の“Natalie”は実施例1で使用したグリホセート耐性トウモロコシであった。第2の“Natalie×SR”はCargill 7900(セトキシジム耐性)と“Natalie”の交雑種であった。他の2種はセトキシジム耐性トウモロコシ系統(Asgrow RX620SR)及び非除草剤耐性のトウモロコシ系統であった。
【0053】
表5に示す通り10個の混合剤を調製した。
【0054】
【表5】
Figure 0004633255
【0055】
使用した除草剤の一般名は実施例1に記載した通りであり、RAPTOR(登録商標)中の活性成分はイマザモックスであった。試験した他の除草剤とは異なり、イマザモックスはAHAS阻害剤である。施用はすべてトウモロコシの高さが30〜35cm(12〜14in)のときに実施し、雑草防除を処理から12〜17日及び27〜35日後の2回評価した。各トウモロコシ系統の上記混合剤のそれぞれによる防除率を調べ、7つのトライアル場所の平均を表6に示す。
【0056】
表 6
表5の除草剤混合物によるトウモロコシ系統の防除率。
GT:グリホセート耐性。
GT/SR:グリホセート耐性及びセトキシジム耐性。
SR:セトキシジム耐性。
DAT:処理後の日数。
ROUNDUP ULTRA(登録商標)の施用量はすべて0.84kg AE/ha(0.75lbs.AE/ac)である。他の除草剤の施用量は、2つのROUNDUP ULTRA(登録商標)+RAPTOR(登録商標)トライアル(処理10)で0.045kg AI/ha(0.04lbs.AI/ac)RAPTOR(登録商標)、0.040kg AI/ha(0.036lbs.AI/ac)RAPTOR(登録商標)とした以外、すべて表5に示す通りである。
【0057】
【表6】
Figure 0004633255
【0058】
上表は、ROUNDUP ULTRA(登録商標)とACCアーゼ阻害剤またはAHAS阻害剤の混合剤は85%以上のグリホセート耐性トウモロコシ防除率を与え得ることを示す。トウモロコシがグリホセート耐性及びセトキシジム耐性の両方の遺伝子を発現すると、ROUNDUP ULTRA(登録商標)と或るACCアーゼ阻害剤、すなわちSELECT(登録商標)またはAHAS阻害剤の混合剤は90%以上の防除率を与えるのに対し、ROUNDUP ULTRA(登録商標)単独では約30%の防除率しか与えない。更に、広葉雑草種のイチビ(Abutilon theophrasti)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、シロザ(Chenopodium album)及びタリホノアオゲイトウ(Amaranthus rudis)の防除においてROUNDUP ULTRA(登録商標)と他の除草剤の間で拮抗作用は見られなかった。生長低下率として測定した大豆障害はすべての混合剤で0〜3%の範囲であることが分かった。要するに、グリホセートとACCアーゼ阻害剤またはAHAS阻害剤との混合剤により、グリホセート耐性大豆農作物中のグリホセート感受性雑草及びグリホセート耐性トウモロコシが効果的に防除される。
【0059】
実施例3
米国南部及び中西部の8ヶ所で試験を実施した。各ヶ所に、複数条のグリホセート耐性大豆を植え、複数条の試験トウモロコシ系統を大豆の条に平行に植えた。2種のトウモロコシ系統を試験した。第1の“RR F−2”はグリホセート耐性トウモロコシ系統のF世代であった。第2の“RR×SR”はセトキシジム耐性トウモロコシ系統とグリホセート耐性トウモロコシ系統の交雑種であった。前記のF世代は原トウモロコシハイブリッドの分離集団であり、商業目的で栽培する農作物中に自生すると予測されるトウモロコシ集団の代表であった。これは、自生集団を試験するための有効な方法である。グリホセート耐性大豆の生長低下を測定することにより、混合剤の安全性も試験した。
【0060】
使用した除草剤の一般名は実施例2に記載した通りである。施用はすべてトウモロコシの高さが30〜45cm(12〜18in)のときに実施し、雑草防除を処理から24〜30日後に評価した。各トウモロコシ系統の上記混合物のそれぞれによる防除率を調べ、各混合剤について8つのトライアル場所の平均を表7に示す。表7には、各トウモロコシ系統の防除の精度(90%以上の防除率を示した場所の数を場所の総数で割った数として定義される)及び大豆に対する安全性の精度(5%以上の大豆生育低下を示した場所の数を場所の総数で割った数として定義される)をも示す。
【0061】
表 7
トウモロコシ系統の除草剤混合物による防除率。
Tr.No.:処理番号
GLXMA:グリホセート耐性大豆。
RR F−2 corn:自生グリホセート耐性トウモロコシ
RR×SR:グリホセート耐性トウモロコシとセトキシジム耐性トウモロコシの交雑受粉自生種。
GR%:生長低下率。
MON 77683:グリホセートとキザロホップのプレミックス。
【0062】
【表7】
Figure 0004633255
【0063】
【表8】
Figure 0004633255
【0064】
【表9】
Figure 0004633255
【0065】
RAPTOR(登録商標)を含む処理番号13及び14を除き、多くの製品はグリホセート耐性大豆に対して害を与えなかった(生長低下率<約5%)。
【0066】
最低量のASSURE II(登録商標)(0.014lb ai/A)及びRAPTOR(登録商標)(0.016lb ai/A)を除き、全ての殺イネ科雑草剤混合物はグリホセート耐性自生トウモロコシを90%以上防除した。数種の殺イネ科雑草剤の量を増量したり、タンクミックス中に添加剤を添加すると防除率は上昇したが、グリホセート耐性自生トウモロコシの防除のコンシステンシーが改善された(例えば、SELECT(登録商標)、処理番号5〜7)。
【0067】
RAPTOR(登録商標)(0.016〜0.032lb ai/A)及びSELECT(登録商標)(0.063〜0.094lb ai/A)のみが、グリホセート及びセトキシジムの両方に対して耐性である自生トウモロコシ(RR×SR交雑種)を満足に防除した。しかしながら、SELECT(登録商標)はより確実に防除するために添加剤を必要とした。
【0068】
表7に示していないが、他にも多数の観察がなされた。第1に、多種の雑草の防除を試験した。雑草は、エノコログサ、イヌビエ、広葉シグナルグラス(broadleaf signalgrass)、アオビユ、シロザ、イチビ、アサガオ、オナモミ、スベリヒユ、ブタクサ、アメリカキンゴジカ及びハルタデであった。ROUNDUP ULTRA(登録商標)単独に比してタンクミックスでは雑草防除の拮抗作用は見られなかった。加えて、多数の例で雑草防除に関して相乗効果が生じた。米国南部では、ASSURE II(登録商標)、SELECT(登録商標)、RAPTOR(登録商標)及びFUSILADE(登録商標)とROUNDUP ULTRA(登録商標)のタンクミックス表示量で、ROUNDUP ULTRA(登録商標)単独(1qt/A)に比して広葉シグナルグラスの防除が改善された。米国の中西部では、ROUNDUP ULTRA(登録商標)、RAPTOR(登録商標)及びAMS(噴霧用硫酸アンモニウム)は、ROUNDUP ULTRA(登録商標)単独(1qt/A)に比してハルタデ及びヒロハヒルガオの広葉雑草をも防除した。
【0069】
実施例4
ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤とのタンクミックスを、自生小麦焼け(wheat burndown)に関連する起こり得る拮抗/相乗作用を同定するために試験した。米国中西部で圃場実験を実施した。混合剤中に使用した製品は実施例2に記載の通りである。最初の処理から10日、14日、16日及び19日後に自生小麦の防除を観察した。データを表8に示す。
【0070】
表 8
自生小麦の防除。
DAT:処理後の日数。
各数値は4回の試験の平均である。
【0071】
【表10】
Figure 0004633255
【0072】
【表11】
Figure 0004633255
【0073】
タンクミックス中でROUNDUP ULTRA(登録商標)(0.75lb ae/A)と殺イネ科雑草剤は拮抗作用を生じなかった。処理番号1と処理番号2〜14を比較されたい。
【0074】
実施例5
ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤の混合剤を、除草剤に対する耐性が通常のイネ科草種よりも高いと当業者が通常考えているイネ科草種と定義される難防除イネ科雑草の防除について試験した。試験した草種は、シバムギ、セイバンモロコシ、イヌビエ、ナルコビエ及び小麦であった。
【0075】
目的は、難防除イネ科雑草の防除の点で最も有効なタンクミックス/プレミックス比及び混合剤の追加の利点を探すことであった。噴霧から13日及び20日後にデータを集め、結果を表9及び10に示す。
【0076】
表 9
13DATにおける厄介な草に対する表示量のROUNDUP ULTRA(登録商標)単独またはROUNDUP ULTRA(登録商標)とのタンクミックス中の殺イネ科雑草剤の効果。
AGRRE:Agropyron repens、シバムギ。
SORHA:Sorghum halepense、セイバンモロコシ。
TRZAW:Triticum aestivum、小麦。
ECHCG:Echinochloa crus−galli、イヌビエ。
ERBVI:Eriochloa villosa、ナルコビエ。
【0077】
【表12】
Figure 0004633255
【0078】
表10
20DATにおける難防除イネ科雑草に対するラベル表示量の殺イネ科雑草剤の単独またはROUNDUP ULTRA(登録商標)とのタンクミックスによる効果。使用した略号は表9の見出しに記載した通りである。
【0079】
【表13】
Figure 0004633255
【0080】
表示量のASSURE(登録商標)及びSELECT(登録商標)が13DATで許容できるイヌビエ防除率(90%以上)を示した(表9)以外、殺イネ科雑草剤単独は試験した草種の防除に関して有効でなかった。20DATまでに、ASSURE(登録商標)は、RAPTOR(登録商標)及びSELECT(登録商標)に比してより良好な有効単独製品であることが分かった(表10)。しかしながら、これらの製品のいずれもがシバムギを防除しなかった。
【0081】
ASSURE II(登録商標)は20DATまでに自生小麦を商業レベルで防除した唯一の製品であった。RAPTOR(登録商標)及びSELECT(登録商標)は自生小麦に対して活性でなかった(図1)。
【0082】
0.5qt/AのROUNDUP ULTRA(登録商標)単独は商業的に許容できなかった(すなわち、防除率90%未満)。しかしながら、1qt/Aでは、全ての試験雑草種を90%以上防除した。
【0083】
0.5qt/AのROUNDUP ULTRA(登録商標)は、殺イネ科雑草剤とタンクミックスすると多くのイネ科雑草の防除率を向上させた。これは、このレベルでのROUNDUP ULTRA(登録商標)の相乗効果を示す。
【0084】
1.0qt/AのROUNDUP ULTRA(登録商標)単独は、ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤とのタンクミックス(幾つかの例外はあるが、記載していないものも含めて殺イネ科雑草剤のすべての量で)と同等に有効であった。これは、殺イネ科雑草剤とROUNDUP ULTRA(登録商標)の間で拮抗作用が生じないことを示す。
【0085】
実施例6
ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤との混合剤の効果を改善するために添加剤が必要であったかを評価するために実験を実施した。ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤とのタンクミックスを下記するように調製し、3種の除草剤耐性の自生トウモロコシ(HTC)、イネ及び小麦に対して試験した。ROUNDUP ULTRA(登録商標)単独(1qt/A)を対照として使用した。試験した処方物及び結果を表11及び12に示す。
【0086】
表11
ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤との混合剤中の添加剤の13DATにおける自生トウモロコシ、小麦及びイネの防除に対する効果。ZEAPT:セトキシジム耐性トウモロコシ。
ZEAMI:イミダゾリノン耐性トウモロコシ。
ZEAMG:グリホセート耐性トウモロコシ。
ORYSI:イネ。
TRZAW:小麦。
【0087】
【表14】
Figure 0004633255
【0088】
(注)
“YES”は添加剤を含み、“NO”は添加剤を含まない。使用した添加剤は、1.SELECT(登録商標)では、0.5qt/Aの作物油濃厚物+2qt/AのUAN28%、
2.ASSURE II(登録商標)では、0.125%のNIS、
3.POAST PLUS(登録商標)では、1qt/AのCOC+2.5lb/AのAMS、
4.RAPTOR(登録商標)では、1qt/AのCOC+2.5lb/AのAMS、
5.FUSILADE DX(登録商標)では、0.25%のNIS
であった。
【0089】
表12
ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤との混合剤中の添加剤の20DATにおける自生トウモロコシ、小麦及びイネの防除に対する効果。使用した略号は表11の見出しに記載の通りである。
【0090】
【表15】
Figure 0004633255
【0091】
(注)
“YES”は添加剤を含み、“NO”は添加剤を含まない。使用した添加剤は、1.SELECT(登録商標)では、0.5qt/Aの作物油濃厚物+2qt/AのUAN28%、
2.ASSURE II(登録商標)では、0.125%のNIS、
3.POAST PLUS(登録商標)では、1qt/AのCOC+2.5lb/AのAMS、
4.RAPTOR(登録商標)では、1qt/AのCOC+2.5lb/AのAMS、
5.FUSILADE DX(登録商標)では、0.25%のNIS
であった。
【0092】
(幾つかの例外はあるが)全ての施用量で試験した殺イネ科雑草剤はいずれも、13DATでROUNDUP ULTRA(登録商標)単独(1qt/A)に比して全ての試験種(3つの除草剤耐性の自生トウモロコシ、イネ及び小麦)の防除を改善した(表11)。しかしながら、イネ及びグリホセート耐性トウモロコシを除いて、20DATまでにROUNDUP ULTRA(登録商標)単独とタンクミックス処理との間で防除に差はなかった(表12)。タンクミックス中の殺イネ科雑草剤は、イネの防除を改善した(表11及び12)。
【0093】
SELECT(登録商標)に関し、添加剤は最低量(0.031lb ai/A)のSELECT(登録商標)でイネ及びグリホセート耐性トウモロコシの防除を改善した。高量になると、添加剤は有効でなかった(表12)。
【0094】
ASSURE II(登録商標)に関し、全ての試験種の良好な防除が添加剤の有無に関係なく観察された。
【0095】
POAST PLUS(登録商標)に関し、グリホセート耐性トウモロコシ及びセトキシジム耐性トウモロコシの防除は13DATで低かった。添加剤はセトキシジム耐性トウモロコシの防除のみを改善したが、グリホセート耐性トウモロコシの防除は改善しなかった(表11)。表示量0.141lb ai/AのPOAST PLUS(登録商標)を混合物中で使用すると20DATまでに防除が改善された。
【0096】
RAPTOR(登録商標)に関し、グリホセート耐性トウモロコシの防除は添加剤の有無に関係なく低かった。ALS阻害剤除草剤での処理による典型的な症状がグリホセート耐性トウモロコシで見られたが、植物は20DATでも完全に死滅しなかった。
【0097】
FUSILADE DX(登録商標)に関し、13DATでセトキシジム耐性トウモロコシが確実に防除されなかった。添加剤は低量で相乗効果、高量で起こり得る拮抗作用を与えた(表11)。添加剤は20DATで効果を示さなかった(表12)。
【0098】
結論として、ROUNDUP ULTRA(登録商標)と殺イネ科雑草剤とのタンクミックスはROUNDUP ULTRA(登録商標)単独(1at/A)に比してイネの防除を改善した。試験した全ての種で、存在させた添加剤の効果は処理から最初の2週間(13d)以内でより明らかであった。3週間(20d)後、その差は無視できる程度であった。まず、添加剤は低量のSELECT(登録商標)を含むミックスによるグリホセート耐性トウモロコシの防除を向上させた。
【0099】
本明細書に記載の組成物及び方法はすべて、本明細書の記載にてらし過度の実験をすることなく製造、実施することができる。本発明の組成物及び方法を好ましい実施態様により記載してきたが、本発明の概念、趣旨及び範囲を逸脱することなく組成物及び方法、ステップまたはステップの順序を変更し得ることは当業者に自明である。具体的には、本明細書に記載の物質を化学的及び生理学的に関連する物質で置換し、同一または同様の結果を達成し得ることは明白である。前記したような置換及び変更は、請求の範囲に規定する発明の趣旨、範囲及び概念の範囲内であることは当業者に自明である。
【0100】
参考文献
本明細書の開示内容を補う例示的手順または他の詳細な情報を与える程度に下記文献を特に援用により本明細書に含めるとする。
【0101】
米国特許明細書:
第3,799,758号、第3,927,080号、第3,956,370号、第3,969,398号、第4,147,719号、第4,654,429号、第5,310,667号、第5,312,910号、第5,463,175号; 他の文献:
Flintら,Weed Science,37,700−705(1989)、
Lichら,Weed Science,45,12−21(1997)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 3種の殺イネ科雑草剤の自生小麦に対する効果を示す。

Claims (6)

  1. グリホセートまたはその塩、ならびにキザロホップ、クレトジム及びフェノキサプロップよりなる群から選択されるACCアーゼ阻害剤である非グリホセート除草剤を含む液体除草組成物
  2. 第2のグリホセート耐性植物種の農作物中に繁っているグリホセート感受性雑草及び第1のグリホセート耐性植物種を防除する方法であって、
    キザロホップ、クレトジム、セトキシジム、フルアジホップ、イマザモックス及びフェノキサプロップよりなる群から選択される、前記第1の植物種に毒性であって前記第2の植物種に非毒性である非グリホセート除草剤、ならびに
    グリホセート、その塩またはエステルを含む混合剤を形成し;次いで
    前記第1の植物種およびグリホサート感受性雑草を防除するのに十分な施用量にて、前記混合剤を第2のグリホセート耐性植物種の農作物に施用することを特徴とする前記方法。
  3. 第2のグリホセート耐性植物種の農作物中に繁っているグリホセート感受性雑草及び第1のグリホセート耐性植物種を防除する方法であって、
    前記第1の植物種を防除するのに十分な施用量にて、前記第2のグリホセート耐性植物種の農作物に対して、前記第1の植物種に毒性であって第2の植物種に非毒性である非グリホセート除草剤を第1回施用し、;次いで
    グリホセート感受性雑草を防除するのに十分な施用量にて、前記第2のグリホセート耐性植物種の農作物に対してグリホセート、その塩またはエステルを第2回施用することを含み、
    ここに、前記非グリホセート除草剤は、キザロホップ、クレトジム、セトキシジム、フルアジホップ、イマザモックス及びフェノキサプロップよりなる群から選択されることを特徴とする前記方法。
  4. 第2のグリホセート耐性植物種の農作物中に繁っているグリホセート感受性雑草及び第1のグリホセート耐性植物種を防除する方法であって、
    グリホセート感受性雑草を防除するのに十分な施用量にて、前記第2のグリホセート耐性植物種の農作物に対して、グリホセート、その塩またはエステルを第1回施用し;次いで、
    前記第2のグリホセート耐性植物種の農作物に対して、前記第1の植物種を防除するのに十分な施用量にて、第1植物種に毒性であって第2植物種に非毒性である非グリホセート除草剤を第2回施用することを含み、
    ここに、前記非グリホセート除草剤は、キザロホップ、クレトジム、セトキシジム、フルアジホップ、イマザモックス及びフェノキサプロップよりなる群から選択されることを特徴とする前記方法。
  5. 前記第1の植物種がグリホセート耐性のトウモロコシ、小麦またはイネであって、前記第2の植物種がグリホセート耐性の大豆、カノラ、テンサイまたはワタである請求の範囲第2〜4項のいずれか1記載の方法。
  6. グリホセート、その塩またはエステルの施用量が.42kg AE/ha〜.84kg AE/haであって;
    フルアジホップの施用量が.105kg AI/haであるか、または
    キザロホップの施用量が.019kg AI/ha〜.076kg AI/haであるか、または
    クレトジムの施用量が.1kg AI/ha〜.21kg AI/haであるか、または
    セトキシジムの施用量が.158kg AI/ha〜.316kg AI/haであるか、または
    イマザモックスの施用量が.027kg AI/ha〜.045kg AI/haであるか、または
    フェノキサプロップの施用量が.105kg AI/haであることを特徴とする請求の範囲第2〜5項のいずれか1記載の方法。
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