JP4630520B2 - ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナ - Google Patents

ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナ Download PDF

Info

Publication number
JP4630520B2
JP4630520B2 JP2002220524A JP2002220524A JP4630520B2 JP 4630520 B2 JP4630520 B2 JP 4630520B2 JP 2002220524 A JP2002220524 A JP 2002220524A JP 2002220524 A JP2002220524 A JP 2002220524A JP 4630520 B2 JP4630520 B2 JP 4630520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
panel section
liner
film
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002220524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003065538A5 (ja
JP2003065538A (ja
Inventor
エラ・クリスティーン・クッター
マールワン・アル−ローブ
トマス・アンソニー・リーン
ダニエル・デール・ブラウン
クレイグ・ダグラス・ヤング
ギルバート・ファーマー
モハマッド・エセシャミ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2003065538A publication Critical patent/JP2003065538A/ja
Publication of JP2003065538A5 publication Critical patent/JP2003065538A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4630520B2 publication Critical patent/JP4630520B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23MCASINGS, LININGS, WALLS OR DOORS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION CHAMBERS, e.g. FIREBRIDGES; DEVICES FOR DEFLECTING AIR, FLAMES OR COMBUSTION PRODUCTS IN COMBUSTION CHAMBERS; SAFETY ARRANGEMENTS SPECIALLY ADAPTED FOR COMBUSTION APPARATUS; DETAILS OF COMBUSTION CHAMBERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F23M5/00Casings; Linings; Walls
    • F23M5/08Cooling thereof; Tube walls
    • F23M5/085Cooling thereof; Tube walls using air or other gas as the cooling medium
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/02Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the air-flow or gas-flow configuration
    • F23R3/04Air inlet arrangements
    • F23R3/06Arrangement of apertures along the flame tube
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R2900/00Special features of, or arrangements for continuous combustion chambers; Combustion processes therefor
    • F23R2900/03042Film cooled combustion chamber walls or domes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Gas Burners (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にガスタービンエンジンに関し、より具体的には、かかるエンジンに用いられるフィルム冷却式燃焼器ライナに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンは、燃焼器に加圧空気を供給する圧縮機を含み、該燃焼器において空気は燃料と混合され点火されて、高温の燃焼ガスを発生する。これらのガスは、下流の1つ又はそれ以上のタービンに流れ、該タービンがガスからエネルギーを取り出して圧縮機を駆動し、飛行中の航空機に動力を供給するような有用な仕事を行う。航空機エンジンに用いられる燃焼器は、一般に燃焼過程を包み込み、空気の様々な燃焼器領域への分配を促進する内側燃焼器ライナと外側燃焼器ライナとを含む。燃焼器ライナは、それらの上流端でドーム組立体に接合される。ドーム組立体は、環状のドームプレートと該ドームプレートに取り付けられた複数の周方向に間隔を置いて配置されたスワーラ組立体とを含み、燃料/空気混合物を燃焼チャンバに導入する。ライナは、該ライナに形成された多数の希釈孔により空気の分配を促進する。希釈孔は、空気の噴流を燃焼チャンバの主域と二次域に導入する。希釈空気は、燃焼器の下流のタービンハードウェアが曝されるガス温度を制御するために火炎を消炎する。消炎することでエンジン排気ガス中の窒素酸化物(NOx)エミッションのレベルも低下させる。
【0003】
燃焼器ライナは燃焼過程で発生する高い熱に曝されるので、ライナは期待寿命要求を満たすために冷却される。ライナの冷却は、一般に加圧空気(比較的低温である)の1部分を反らし、それをライナの外側表面上に流すようにすることによって施される。更に、冷却空気流をライナに形成された冷却孔を通して流すことによって、ライナの燃焼側面に沿って冷却空気の薄い層すなわちフィルムが形成される。フィルム冷却と呼ばれるこの技術は、冷却孔を通しての質量流量がライナ表面近くの高温の燃焼ガスを希釈し、また冷却空気のフィルムがライナ壁に対流冷却を与えるので、ライナに掛かる熱負荷全体を減少させる。フィルム冷却を用いるライナには、多孔冷却式ライナとスロット冷却式ライナとの2つの基本形式がある。
【0004】
多孔冷却式ライナは、浅い角度(一般にライナ表面から20度)でライナを貫通して形成された多数の極めて小さい冷却孔を用いる。圧縮機空気は、冷却孔を通って流れ、冷却空気の最密な個別噴流を生じ、これらの個別噴流が合体してライナの燃焼側面上に冷却空気のフィルムを形成する。冷却孔は、ライナの全長に沿って冷却フィルムを絶えず補充するように、ライナ全体にわたって全体的に分散配置されている。スロット冷却式ライナは、各パネルセクションの前端上に形成された突出部すなわちナゲットを備える複数の接合パネルセクションを含む。軸方向に向いたスロットが、ナゲットにおいて各パネルセクションの高温ガス側表面に形成され、また周方向に配置された冷却孔の列がナゲット中に形成される。圧縮機空気は、冷却孔を通って流れて、パネルセクションの高温ガス側表面上に冷却空気のフィルムを形成する。従って、冷却フィルムは各スロットにおいて補充される。
【0005】
いずれの冷却手法についても、熱に関する設計は、基板温度、遮熱コーティング(TBC)の表面温度、ボンディングコート温度、及びTBCを通る熱勾配の間で適切なトレードオフをする必要があり、このことから良好なライナ設計を開発することの難しさが生じる。不適切な冷却は、低サイクル疲労寿命の短縮、TBCボンディングコート及び基板の酸化速度の増大、TBCの破砕、並びにスロット張出部のクリープの加速を生じる可能性がある。材料の選択及び断面厚さ(従って、重量)もまた、ライナを設計する際に考慮される。多孔冷却式ライナは、一般により強度の大きい基板合金又はより厚い設計を必要とするが、一方、スロット冷却式ライナは、スロットナゲットによる補強効果の利点がある。しかしながら、スロット冷却式ライナの全体的な重量は一般に、より大きい。ライナ設計において必要とされる冷却空気の量を最小限にして、エンジン効率を増大させエミッションを減少させることもまた望ましい。
【0006】
多孔冷却式ライナとスロット冷却式ライナは両方共、様々な用途に有効であることが判明した。多孔フィルム冷却は、存在するフィルムを絶え間なく補充する点で特に有効であり、またライナ基板のボア冷却の利点を更にもたらす。しかしながら、冷却フィルム量は、冷却孔の間隔と大きさにより制約される。スロットフィルム冷却は、多孔フィルム冷却における孔の大きさの制限による制約を受けることなく、特定の領域に多量の冷却フィルムを与える点で特に有効である。伝統的に見て、多孔フィルム冷却は、より少ない空気を用いて許容可能な基板温度を得るが、TBCを冷却する点においてスロットフィルム冷却ほど有効ではない。その上に、スロット冷却式ライナは、多孔冷却式ライナに比較してより費用が掛かり、またより重くなりがちである。
【0007】
冷却手法に関係なく、ライナは運転中にホットスポット又は過熱領域を発生しがちである。異なるライナ設計は、異なる位置でホットスポットを発生する。どこでホットスポットが起こるかは、ライナ、ドーム組立体、及びスワーラの構成を含む多くの要素の関数である。例えば、スワーラにより引き起こされる燃焼流の旋回により、高温ガスはライナ表面の別の領域に衝突する可能性がある。これらの領域は、冷却フィルム有効度の低下を受け、従って熱劣化をより受けやすくなる。この作用は、冷却フィルムスクラッビングと通常呼ばれ、燃焼器の主反応域にしばしば起こるが、他の領域にもまた起こる可能性がある。
【特許文献1】
特開2000−179356号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ホットスポットは、一般に、十分な全体空気流を供給し、そうしないとホットスポットとなり易いライナ領域を適切に冷却することにより対処される。しかしながら、この手法は、問題のない領域を過冷却し、冷却空気を浪費してエンジン効率を損なう。従って、ライナの全ての部分を適切かつ効率的に冷却する燃焼器ライナ冷却方式を備えるのが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の要求は、本発明により満たされ、本発明は、第1の部分と第2の部分とを含む環状のシェルを有する燃焼器ライナを提供する。第1の部分はスロットフィルム冷却を施され、また第2の部分は多孔フィルム冷却を施される。多孔冷却部分は、ライナが用いられることになる燃焼器の性質に応じて、スロットフィルム冷却部分の前方又は後方のどちらかに設置することができる。1つの可能な実施形態において、ライナは、環状の第1のパネルセクションと、その前端で第1のパネルセクションの後端に接合された環状の第2のパネルセクションと、その前端で第2のパネルセクションの後端に接合された環状の第3のパネルセクションとを含む。パネルセクションの少なくとも1つは、多孔フィルム冷却を備え、またパネルセクションの少なくとも他の1つのセクションはスロットフィルム冷却を備える。
【0010】
従来技術に優る本発明とその利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明及び添付の特許請求の範囲を読むとき明らかになるであろう。
【0011】
本発明と見なされる主題は、本明細書の冒頭部分に具体的に指摘され明確に請求されている。しかしながら、本発明は、添付図面の図に関連してなされる以下の説明を参照すれば最も良く理解することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面において同一の参照符号は様々な図を通して同じ要素を示しているが、その図面を参照すると、図1は、ガスタービンエンジンに用いるのに適した形式の燃焼器10を示す。燃焼器10は、外側燃焼器ケーシング16と内側燃焼器ケーシング18の間に配置された、環状の外側ライナ12と環状の内側ライナ14とを含む。外側ライナ12と内側ライナ14は、互いに半径方向に間隔を置いて配置され、燃焼チャンバ20を形成する。外側ライナ12と外側ケーシング16はその間に外側通路22を形成し、また内側ライナ14と内側ケーシング18はその間に内側通路24を形成する。当技術で知られているように、加圧空気は燃焼器10の上流に設置された圧縮機(図示せず)により供給される。加圧空気は主として燃焼器10中に流れて燃焼を維持し、部分的に外側通路22と内側通路24中に流れて、そこでライナ12及び14並びに更に下流のターボ機械を冷却するのに用いられる。
【0013】
外側ライナ12と内側ライナ14の上流端に取り付けられたドーム組立体26は、複数の周方向に間隔を置いて配置されたスワーラ組立体28(図1には1つのみ示す)を支持する。各スワーラ組立体28は、圧縮機から加圧空気を受け、また対応する燃料ノズル30から燃料を受ける。燃料と空気はスワーラ組立体28により旋回を与えられ混合され、得られた燃料/空気混合物は燃焼チャンバ20中に吐出される。燃料/空気混合物は外側ライナ12の周囲の周りに配置された1つ又はそれ以上の点火器(図示せず)により点火される。図1は単式環状燃焼器の1つの可能な実施形態を示しているが、本発明は2段式環状燃焼器を含む他の形式の燃焼器にも同様に適用できることに注目されたい。
【0014】
外側ライナ12と内側ライナ14の各々は、ほぼ環状で軸方向に延びる形状を有する金属シェルを含む。外側ライナ12は、燃焼チャンバ20内の高温の燃焼ガスに面する高温側面34と外側通路22内の比較的低温の空気に接触する低温側面36とを有する。同様に、内側ライナ14は、燃焼チャンバ20内の高温の燃焼ガスに面する高温側面38と内側通路24内の比較的低温の空気と接触する低温側面40とを有する。当技術で知られているように、高温側面34、38は、遮熱コーティング(TBC)を施すことができる。
【0015】
外側ライナ12は、第1のパネルセクション42と、第2のパネルセクション43と、第3のパネルセクション44とを含む。パネルセクション42〜44は、一体に形成され、機械加工された鍛造品にするか、又はろう付け或いは溶接のような接合方法により互いに接合された板金の別個の部品とすることができる。各セクション42〜44は、ほぼ環状の形状を有する。第3のパネルセクション44は、必ずしもそうなるとは限らないが、第1のパネルセクション42と第2のパネルセクション43のいずれよりも軸方向に長くすることができる。本発明はこのような3面パネル構成に限定されるものではなく、該構成はここでは単なる例示として記載されていることに注目されたい。実際、本発明は異なる数のパネルを有するライナにも適用可能である。
【0016】
第1のパネルセクション42は、その前端に形成された第1の冷却ナゲット48を有する。第1の冷却ナゲット48は、該第1のナゲット上に形成された環状リップ50を含み、該環状リップ50は、半径方向内方に間隔を置いて配置されて冷却スロット52を形成する。冷却孔54の列(図1には1つのみを示す)が、第1の冷却ナゲット48中に形成されて、冷却空気を第1の冷却スロット52に供給する。第1の冷却スロット52は、ほぼ軸方向に向いており、冷却空気は下流に導かれて第1のパネルセクション42の高温側面上に薄い冷却フィルムを形成する。第1の冷却孔54は、冷却ナゲット48の全周の周りに分散配置される。
【0017】
第2のパネルセクション43は、その前端で第1のパネルセクション42の後端に接合される。第2の冷却ナゲット56は、第2のパネルセクション43の前端に形成される。第2の冷却ナゲット56は、該第2のナゲット上に形成された環状リップ58を含み、該環状リップ58は、半径方向内方に間隔を置いて配置されて冷却スロット60を形成する。冷却孔62の列(図1には1つのみを示す)が、第2の冷却ナゲット56中に形成されて、冷却空気を第2の冷却スロット60に供給する。第2の冷却スロット60は、ほぼ軸方向に向いており、冷却空気は下流に導かれて第2のパネルセクション43の高温側面上に薄い冷却フィルムを形成し、それによって第1のパネルセクション42からの冷却フィルムを補充する。冷却孔62は第2の冷却ナゲット56の全周の周りに分散配置される。
【0018】
同様に、第3のパネルセクション44は、その前端で第2のパネルセクション43の後端に接合される。第3の冷却ナゲット64は、第3のパネルセクション44の前端に形成される。第3の冷却ナゲット64は、該第3のナゲット上に形成された環状リップ66を含み、該環状リップ66は半径方向内方に間隔を置いて配置されて冷却スロット68を形成する。冷却孔70の列(図1には1つのみを示す)が、第3の冷却ナゲット64中に形成されて、冷却空気を第3の冷却スロット68に供給する。第3の冷却スロット68は、ほぼ軸方向に向いており、冷却空気は下流に導かれて第3のパネルセクション44の高温側面上に薄い冷却フィルムを形成し、それによって第2のパネルセクション43からの冷却フィルムを補充する。第3の冷却孔70は第3の冷却ナゲット64の全周の周りに分散配置される。
【0019】
内側ライナ14もまた端と端を互いに接合された3つのパネルセクションを含み、半径方向内側表面の代わりに半径方向外側表面上に形成される高温側面38を有することを除いては、外側ライナ12と同様な構造である。従って、内側ライナ14の構造についてはこれ以上詳細に述べる必要はないであろう。更に、内側ライナ14の冷却方式は、外側ライナ12の冷却方式とほぼ同じであり、以下の説明が両方のライナに本質的に当てはまるので、ここでは詳細には説明しない。
【0020】
次に図2に移ると、この図には外側ライナ12の1部が詳細に示されている。周方向に間隔を置いて配置された第1のグループの希釈孔72が、これらは主希釈孔と呼ばれるが、第1の軸方向位置において第2のパネルセクション43に形成され、また周方向に間隔を置いて配置された第2のグループの希釈孔74が、これらは二次希釈孔と呼ばれるが、第2の軸方向位置において第3のパネルセクション44に形成される。希釈孔の追加の及び/又は他の配置が可能であることに注目されたい。希釈孔72、74は、燃焼器チャンバ20中に希釈空気を流入させ、燃焼過程を改善するのに役立つ。各希釈孔72、74は、冷却孔の直径よりもかなり大きい直径を有するが、希釈孔の全てが必ずしも同一の直径を有するわけではない。つまり、一部の希釈孔72、74は、図2に示すように他の希釈孔より大きい直径を有する。主希釈孔72と二次希釈孔74の相対的な軸方向位置が、燃焼チャンバ20の主反応域76と二次反応域78を形成する。つまり、主反応域76は、主希釈孔72を含む及びその前方の燃焼チャンバ20の部分に対応する。二次反応域78は、主反応域76の後方に位置する燃焼チャンバ20の部分に対応する。
【0021】
外側ライナ12は、スロットフィルム冷却が主反応域76で用いられ、また多孔フィルム冷却が二次反応域78で用いられる冷却方式を有する。このことは、外側ライナ12の前方部分はスロットフィルム冷却を施され、また後方部分は多孔フィルム冷却を施されることを意味する。特に、第3のパネルセクション44は、該第3のパネルセクション44に形成された最密な多孔冷却孔80の配列を有する。(図2は冷却孔80を有する第3のパネルセクション44の1部のみを示しているが、第3のパネルセクション44は一般に多孔冷却孔80でほぼ全体が覆われることになることに注目されたい。)冷却孔80は、下流に向いた角度で低温側面36から高温側面34まで軸方向に傾斜しており、必ずしもそうである必要はいが、その角度は、約15度から20度の範囲にあることが好ましい。第1のパネルセクション42と第2のパネルセクション43は、そのような多孔冷却孔を全く備えておらず、それぞれ第1の冷却スロット52と第2の冷却スロット60から吐出される冷却空気により形成される冷却フィルムによって冷却される。従って、本明細書で用いられる時、「多孔フィルム冷却」とは、多くの多孔冷却孔を用いて冷却されるべき表面上に冷却フィルムを形成することを言い、また「スロットフィルム冷却」とは、冷却されるべき表面の前端に形成された冷却ナゲット及びスロットを用いて多孔冷却孔なしで表面上に冷却フィルムを形成することを言う。第3の冷却孔70は、多孔冷却孔80により第3のパネルセクション44上に形成される冷却フィルムの最初の流れを供給する機能を持つ。
【0022】
外側ライナ12は、高い表面温度が主反応域に起こる燃焼器に有用である。スロットフィルム冷却を主反応域76に用いることにより、多量のスロットフィルムにより最も良く冷却される領域のTBC又は表面に丈夫なフィルム冷却を施す。多孔フィルム冷却は、TBC表面温度が全体的により低くてフィルム量を減少させることができる二次反応域において用いられる。冷却空気は保たれるので、ライナ基板温度は、多孔冷却孔80のボア冷却により許容可能なものとなる。スロットフィルム冷却と多孔フィルム冷却を単一のライナ中に組み合わせることにより、設計は最適化され必要とされる冷却を最小限にして許容可能な部品温度を達成することができる。それに加えて、このハイブリッド冷却設計は、スロット冷却式ライナの全重量を増加させることなしに、多孔冷却式ライナ全体にわたって耐座屈性の向上をもたらす。
【0023】
図2はスロットフィルム冷却が主反応域76において用いられ、また多孔フィルム冷却が二次反応域78において用いられる冷却方式を有するライナ12を示しているが、本発明はこの構成に限定されない。一般に、本発明は、スロットフィルム冷却が第1のライナ部分に用いられ、また多孔フィルム冷却が第2のライナ部分に用いられるあらゆる構成を含む。
【0024】
冷却フィルムスクラッビングは主反応域中において必ずしも起こるとは限らない。一部の燃焼器設計の場合には、冷却フィルムスクラッビングは、燃焼器内の更に下流において起こり、従ってライナの後方部分が冷却フィルム効率の低下をより受けやすくなる。図3は、そのような燃焼器において有用な第2の実施形態を示す。
【0025】
具体的には、図3は、半径方向に互いに間隔を置いて配置されて燃焼チャンバ120を形成する環状の外側ライナ112と環状の内側ライナ114とを含む燃焼器110を示す。外側ライナ112と内側ライナ114の上流端に取り付けられたドーム組立体126が、複数の周方向に間隔を置いて配置されたスワーラ組立体128(図3には1つのみ示す)を支持する。各スワーラ組立体128は圧縮機から加圧空気を受け、また対応する燃料ノズル(図示せず)から燃料を受ける。燃料と空気はスワーラ組立体128により旋回を与えられ混合されて、得られた燃料/空気混合物は燃焼チャンバ20中に吐出される。
【0026】
燃料/空気混合物は、外側ライナ112の周囲の周りに配置された1つ又はそれ以上の点火器(図示せず)により点火される。図3は単一環状燃焼器を示しているが、本発明は他の形式の燃焼器にも同様に適用できることに注目されたい。
【0027】
外側ライナ112と内側ライナ114は各々、ほぼ環状で軸方向に延びる形状を有する金属シェルを含む。外側ライナ112は、燃焼チャンバ120内の高温の燃焼ガスに面する高温側面134と、比較的低温の空気と接触する低温側面136とを有する。同様に、内側ライナ114は、燃焼チャンバ120内の高温の燃焼ガスに面する高温側面138と、比較的低温の空気と接触する低温側面140とを有する。
【0028】
第1の実施形態におけると同様に、外側ライナ112は、第1のパネルセクション142と、第2のパネルセクション143と、第3のパネルセクション144とを含むが、第2の実施形態もこのような3面パネル構成に限定されないことに注目されたい。第1のパネルセクション142は、その前端でドーム組立体126に接合される。第1のパネルセクション142は、必ずしもそうなるとは限らないが、第2のパネルセクション143と第3のパネルセクション144のいずれよりも軸方向に長くすることができる。
【0029】
第2のパネルセクション143は、その前端で第1のパネルセクション142の後端に接合される。冷却ナゲット156は、第2のパネルセクション143の前端に形成される。冷却ナゲット156は、該ナゲット上に形成された環状リップ158を含み、該環状リップ158は半径方向内方に間隔を置いて配置されて冷却スロット160を形成する。冷却孔162の列(図3には1つのみを示す)が、冷却ナゲット156中に形成されて、冷却空気を冷却スロット160に供給する。冷却スロット160は、ほぼ軸方向に向いており、冷却空気は下流に導かれて第2のパネルセクション143の高温側面上に薄い冷却フィルムを形成し、それによって第1のパネルセクション142からの冷却フィルムを補充する。冷却孔162は冷却ナゲット156の全周の周りに分散配置される。
【0030】
同様に、第3のパネルセクション144は、その前端で第2のパネルセクション143の後端に接合される。別の冷却ナゲット164が、第3のパネルセクション144の前端に形成される。冷却ナゲット164は、該ナゲット上に形成された環状リップ166を含み、該環状リップ166は半径方向内方に間隔を置いて配置されて冷却スロット168を形成する。冷却孔170の列(図3には1つのみを示す)が、冷却ナゲット164中に形成されて、冷却空気を冷却スロット168に供給する。冷却スロット168は、ほぼ軸方向に向いており、冷却空気は下流に導かれて第3のパネルセクション144の高温側面上に薄い冷却フィルムを形成し、それによって第2のパネルセクション143からの冷却フィルムを補充する。冷却孔170は冷却ナゲット164の全周の周りに分散配置される。
【0031】
内側ライナ114もまた端と端を互いに接合された3つのパネルセクションを含み、半径方向内側表面の代わりに半径方向外側表面上に形成される高温側面138を有することを除いては、外側ライナ112と同様な構造である。従って、内側ライナ114の構造についてはこれ以上詳細に述べる必要はないであろう。更に、内側ライナ114の冷却方式は、外側ライナ112の冷却方式とほぼ同じであり、以下の説明が両方のライナに本質的に当てはまるので、ここでは詳細には説明しない。
【0032】
外側ライナ112は、該外側ライナ112の前方部分に多孔フィルム冷却が施され、また後方部分にスロットフィルム冷却が施される冷却方式を有する。特に、第1のパネルセクション142は、該第1のパネルセクション142を貫通して延びる最密な多孔冷却孔180の配列で覆われる。冷却孔180は、下流に向いた角度で低温側面136から高温側面134まで軸方向に傾斜しており、必ずしもそうである必要はないが、その角度は、約15度から20度の範囲にあることが好ましい。第2のパネルセクション143と第3のパネルセクション144は、そのような多孔冷却孔を全く備えておらず、それぞれの冷却スロット160、168から吐出される冷却空気により形成される冷却フィルムによって冷却される。
【0033】
ライナ112は、第1のパネルセクション142の高温側面上に第1のTBC182が施され、また第2のパネルセクション143と第3のパネルセクション144の高温側面上に第2のTBC184が施される。第2のTBC184は、厚く、密な、垂直方向に微細亀裂が入った(TDVM)TBCを含む。TDVMTBCは当技術では一般に知られているのでここでは詳細には説明しない。第1のTBC182は、より普通な多孔性のTBCを含む。従って、TDVM TBCは、スロットフィルム冷却と共に用いられて、燃焼器の最も高温の領域におけるライナ基板温度を低下させる。TDVM TBCは、多量のスロットフィルムが用いられるライナの部分に追加の耐熱性を与える。多孔性のTBCは、一般に、より費用がかからず、多孔フィルム冷却と共に用いられる。
【0034】
この構成の場合には、スロットフィルム冷却は、多量のスロットフィルムにより最も良く冷却されるライナ112の後方部分に用いられ、第2のパネルセクション143と第3のパネルセクション144とのTBCに丈夫なフィルム冷却を施す。多孔フィルム冷却は、TBC表面温度が全体的により低くてフィルム量を減少させることができるライナ112の前方部分に用いられる。冷却空気は保たれるので、ライナ基板温度は多孔冷却孔180のボア冷却により許容可能なものとなる。上述のスロットフィルム冷却と多孔フィルム冷却とを単一ライナ中で組み合わせることの別の利点も、第2の実施形態において実現される。これは1つの可能なTBC構成にすぎないということに注目されたい。ライナのパネルセクションのうちの任意の又は全てのパネルセクションが、TBCの任意の形式を備えてもよいし、全くTBCを備えなくてもよい。
【0035】
ドーム組立体の構成もまた、燃焼器ライナ上のホットスポット形成に影響する可能性がある。例えば、広角のドームのような、より平坦なドームは、従来のドームより安価でより軽いと考えられ、スワーラ組立体中の飛沫プレートの耐久性を改善し、エンジンエミッションを減少する可能性すらあるので、広角のドームを設けるのが一般には望ましい。しかしながら、より平坦なドームは、ドーム組立体に隣接するライナのより多くの部分が高温の燃焼ガスに曝され、この領域を従来通りに冷却したのでは不十分になる可能性があることを意味する。図4は、この問題に対処する別の実施形態を示す。
【0036】
具体的には、図4は、半径方向に互いに間隔を置いて配置されて燃焼チャンバ220を形成する環状の外側ライナ212と環状の内側ライナ214とを含む燃焼器210を示す。外側ライナ212と内側ライナ214の上流端に取り付けられたドーム組立体226が、複数の周方向に間隔を置いて配置されたスワーラ組立体228(図4には1つのみ示す)を支持する。各スワーラ組立体228は、圧縮機から加圧空気を受け、また対応する燃料ノズル230からは燃料を受ける。燃料と空気はスワーラ組立体228により旋回を与えられ混合されて、得られた燃料/空気混合物は燃焼チャンバ220中に吐出される。燃料/空気混合物は、外側ライナ212の周囲の周りに配置された1つ又はそれ以上の点火器(図示せず)により点火される。図4は単一環状燃焼器を示しているが、本発明は他の形式の燃焼器にも同様に適用できることに注目されたい。
【0037】
外側ライナ212と内側ライナ214の各々は、ほぼ環状で軸方向に延びる形状を有する金属シェルを含む。外側ライナ212は、燃焼チャンバ220内の高温の燃焼ガスに面する高温側面234と、比較的低温の空気と接触する低温側面236とを有する。同様に、内側ライナ214は、燃焼チャンバ220内の高温の燃焼ガスに面する高温側面238と、比較的低温の空気と接触する低温側面240とを有する。
【0038】
外側ライナ212は、第1のパネルセクション242と、第2のパネルセクション243と、第3のパネルセクション244とを含むが、第3の実施形態もこのような3面パネル構成に限定はされないことに注目されたい。第3のパネルセクション244は、必ずしもそうなるとは限らないが、第1のパネルセクション242と第2のパネルセクション243のいずれよりも軸方向に長くすることができる。パネルセクション242〜244は、各々のパネルセクションがその前端に形成された冷却ナゲットを有し、また各冷却ナゲットが該冷却ナゲット上に形成された環状リップを含み、該環状リップが半径方向内方に間隔を置いて配置されて冷却スロットを形成しているという点で、第1の実施形態のパネルセクションとほぼ同様である。冷却孔の列が各冷却ナゲット中に形成されて、冷却空気を冷却スロットに供給する。冷却スロットは、ほぼ軸方向に向いており、冷却空気は下流に導かれて対応するパネルセクションの高温側面上に薄い冷却フィルムを形成する。外側ライナ212はまた、第1のパネルセクション242と第2のパネルセクション243がスロットフィルム冷却を施され、また第3のパネルセクション244が多孔フィルム冷却を施される、同様の冷却方式を有する。外側ライナ212のパネルセクション242〜244は、より詳細に上述した第1の実施形態の外側ライナ12のパネルセクションと本質的に同一である。従って、パネルセクション242〜244の構造と冷却方式はこれ以上詳細には説明する必要はないであろう。また、内側ライナ214の構成は外側ライナ212と同様であり、従って現在の説明は両方のライナに本質的に当てはまるのでここでは詳細には説明しない。
【0039】
燃焼器210は、ドーム組立体226がより広角ドームになっており、ドーム組立体226に最も近いライナ212のより多くの部分が高温燃焼ガスに曝されるという点において、第1の実施形態とは異なる。第1のパネルセクション242の前方に位置するライナ212のセクション286(時にはゼロパネルと呼ばれることもある)は、多孔フィルム冷却を施される。具体的には、ゼロパネルセクション286は、該ゼロパネルセクション286を貫通して延びる最密な多孔冷却孔の配列(図4には示さないが、図2に示す多孔冷却孔80と同様である)で覆われる。これらの多孔冷却孔は、下流に向いた角度で低温側面から高温側面まで軸方向に傾斜しており、その角度は、必ずしもそうである必要はないが、約15度から20度の範囲にあることが好ましい。従って、ライナ212は、スロットフィルム冷却が施される第1の部分と、該第1の部分の後方に位置する、多孔フィルム冷却が施される第2の部分と、第1の部分の前方に位置する、多孔冷却が施される第3の部分とを有する。
【0040】
本発明の特定の実施形態を説明してきたが、添付の特許請求の範囲に記載する本発明の技術思想及び技術的範囲から離れることなく、それら実施形態に対する様々な変更をなし得ることは、当業者には明らかであろう。特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナの第1の実施形態を有するガスタービン燃焼器の長手方向断面図。
【図2】 図1の燃焼器ライナの1部の部分斜視図。
【図3】 ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナの第2の実施形態を有するガスタービン燃焼器の長手方向断面図。
【図4】 ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナの第3の実施形態を有するガスタービン燃焼器の長手方向断面図。
【符号の説明】
10 燃焼器
12 外側ライナ
14 内側ライナ
16 外側ケーシング
18 内側ケーシング
20 燃焼チャンバ
22 外側通路
24 内側通路
26 ドーム組立体
28 スワーラ組立体
30 燃料ノズル
42 第1のパネルセクション
43 第2のパネルセクション
44 第3のパネルセクション
48、56、64 冷却ナゲット
50、58、66 環状リップ
52、60、68 冷却スロット
54、62、70 冷却孔

Claims (5)

  1. 前端と後端とを有する環状の第1のパネルセクション(42)と、
    前端と後端とを有し、その前端で前記第1のパネルセクション(42)の後端に接合された環状の第2のパネルセクション(43)と、
    前端と後端を有し、その前端で前記第2のパネルセクション(43)の後端に接合された環状の第3のパネルセクション(44)と、
    を含む3面パネル構成を有し
    各前記第1、第2及び第3のパネルセクションは、フィルム冷却スロットを備える冷却ナゲット(48、58、64)が各々の前記前端に設けられており、
    前記第3のパネルセクションは、該第3のパネルセクション内に設けられた多孔フィルム冷却孔(80)の配列を有し、前記第3のパネルセクションは、多孔フィルム冷却孔が設けられていない前記第1及び第2のパネルセクションのいずれよりも軸方向に長いことを特徴とする燃焼器ライナ(12、14)。
  2. 前記第2のパネルセクション(43)に形成された第1のグループの希釈孔(72)と、前記第3のパネルセクション(44)に形成された第2のグループの希釈孔(74)とを更に含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の燃焼器ライナ(12、14)。
  3. 前記第1グループの希釈孔(72)及び第2のグループの希釈孔(74)の直径は、前記多孔フィルム冷却孔(80)の直径より大きく、前記第1のパネルセクション(42)には希釈孔が設けられていないことを特徴とする、請求項2に記載の燃焼器ライナ(12、14)。
  4. 前記少なくとも1つのパネルセクション(142)は第1の遮熱コーティング(182)を施され、また前記少なくとも他の1つのパネルセクション(143、144)は第2の遮熱コーティング(184)を施され、
    前記第1の遮熱コーティング(182)は多孔性の遮熱コーティングであり、前記第2の遮熱コーティング(184)は厚く、密な、垂直方向に微細亀裂が入った遮熱コーティングであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃焼器ライナ(12、14)。
  5. 前記多孔フィルム冷却孔(80)は、前記第3のパネルセクションの全体を覆っていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃焼器ライナ(12、14)。
JP2002220524A 2001-07-31 2002-07-30 ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナ Expired - Fee Related JP4630520B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/919,028 US6655146B2 (en) 2001-07-31 2001-07-31 Hybrid film cooled combustor liner
US09/919028 2001-07-31

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003065538A JP2003065538A (ja) 2003-03-05
JP2003065538A5 JP2003065538A5 (ja) 2005-10-27
JP4630520B2 true JP4630520B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=25441373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002220524A Expired - Fee Related JP4630520B2 (ja) 2001-07-31 2002-07-30 ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6655146B2 (ja)
EP (1) EP1281916B1 (ja)
JP (1) JP4630520B2 (ja)
DE (1) DE60234558D1 (ja)

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6513331B1 (en) * 2001-08-21 2003-02-04 General Electric Company Preferential multihole combustor liner
DE10214573A1 (de) * 2002-04-02 2003-10-16 Rolls Royce Deutschland Brennkammer einer Gasturbine mit Starterfilmkühlung
US7086232B2 (en) * 2002-04-29 2006-08-08 General Electric Company Multihole patch for combustor liner of a gas turbine engine
US6725667B2 (en) * 2002-08-22 2004-04-27 General Electric Company Combustor dome for gas turbine engine
US6779268B1 (en) * 2003-05-13 2004-08-24 General Electric Company Outer and inner cowl-wire wrap to one piece cowl conversion
FR2856468B1 (fr) * 2003-06-17 2007-11-23 Snecma Moteurs Chambre de combustion annulaire de turbomachine
US7007481B2 (en) * 2003-09-10 2006-03-07 General Electric Company Thick coated combustor liner
US20060016191A1 (en) * 2004-07-23 2006-01-26 Honeywell International Inc. Combined effusion and thick TBC cooling method
US7553385B2 (en) * 2004-11-23 2009-06-30 United Technologies Corporation Cold gas dynamic spraying of high strength copper
US7294413B2 (en) * 2005-03-07 2007-11-13 General Electric Company Substrate protected by superalloy bond coat system and microcracked thermal barrier coating
US7509809B2 (en) * 2005-06-10 2009-03-31 Pratt & Whitney Canada Corp. Gas turbine engine combustor with improved cooling
US20070028595A1 (en) * 2005-07-25 2007-02-08 Mongia Hukam C High pressure gas turbine engine having reduced emissions
US7387488B2 (en) * 2005-08-05 2008-06-17 General Electric Company Cooled turbine shroud
US7546743B2 (en) * 2005-10-12 2009-06-16 General Electric Company Bolting configuration for joining ceramic combustor liner to metal mounting attachments
US7631502B2 (en) * 2005-12-14 2009-12-15 United Technologies Corporation Local cooling hole pattern
FR2897144B1 (fr) * 2006-02-08 2008-05-02 Snecma Sa Chambre de combustion de turbomachine a fentes tangentielles
FR2897145B1 (fr) * 2006-02-08 2013-01-18 Snecma Chambre de combustion annulaire de turbomachine a fixations alternees.
DE102006026969A1 (de) * 2006-06-09 2007-12-13 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Gasturbinenbrennkammerwand für eine mager-brennende Gasturbinenbrennkammer
US7895841B2 (en) * 2006-07-14 2011-03-01 General Electric Company Method and apparatus to facilitate reducing NOx emissions in turbine engines
JP4969384B2 (ja) * 2007-09-25 2012-07-04 三菱重工業株式会社 ガスタービン燃焼器の冷却構造
FR2922630B1 (fr) * 2007-10-22 2015-11-13 Snecma Paroi de chambre de combustion a dilution et refroidissement optimises,chambre de combustion et turbomachine en etant munies
US20100107645A1 (en) * 2008-10-31 2010-05-06 General Electric Company Combustor liner cooling flow disseminator and related method
US8435007B2 (en) * 2008-12-29 2013-05-07 Rolls-Royce Corporation Hybrid turbomachinery component for a gas turbine engine
US8607569B2 (en) * 2009-07-01 2013-12-17 General Electric Company Methods and systems to thermally protect fuel nozzles in combustion systems
US8739546B2 (en) * 2009-08-31 2014-06-03 United Technologies Corporation Gas turbine combustor with quench wake control
US20110162378A1 (en) * 2010-01-06 2011-07-07 General Electric Company Tunable transition piece aft frame
US8813501B2 (en) 2011-01-03 2014-08-26 General Electric Company Combustor assemblies for use in turbine engines and methods of assembling same
FR2972027B1 (fr) * 2011-02-25 2013-03-29 Snecma Chambre annulaire de combustion de turbomachine comprenant des orifices de dilution ameliores
CN103930723A (zh) * 2011-08-22 2014-07-16 马吉德·托甘 在燃气涡轮机上使用的、具有预混合的燃料和空气的切向环形燃烧器
US10107497B2 (en) 2012-10-04 2018-10-23 United Technologies Corporation Gas turbine engine combustor liner
US9638057B2 (en) 2013-03-14 2017-05-02 Rolls-Royce North American Technologies, Inc. Augmented cooling system
WO2014143209A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Rolls-Royce Corporation Gas turbine engine combustor liner
WO2015038232A1 (en) 2013-09-13 2015-03-19 United Technologies Corporation Sealed combustor liner panel for a gas turbine engine
US9909432B2 (en) 2013-11-26 2018-03-06 General Electric Company Gas turbine transition piece aft frame assemblies with cooling channels and methods for manufacturing the same
US10934853B2 (en) 2014-07-03 2021-03-02 Rolls-Royce Corporation Damage tolerant cooling of high temperature mechanical system component including a coating
JP6470135B2 (ja) 2014-07-14 2019-02-13 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation 付加製造された表面仕上げ
US20170130651A1 (en) * 2015-11-06 2017-05-11 General Electric Company Cooled combustor for a gas turbine engine
US10655853B2 (en) 2016-11-10 2020-05-19 United Technologies Corporation Combustor liner panel with non-linear circumferential edge for a gas turbine engine combustor
US10830433B2 (en) 2016-11-10 2020-11-10 Raytheon Technologies Corporation Axial non-linear interface for combustor liner panels in a gas turbine combustor
US10935236B2 (en) 2016-11-10 2021-03-02 Raytheon Technologies Corporation Non-planar combustor liner panel for a gas turbine engine combustor
US10935235B2 (en) 2016-11-10 2021-03-02 Raytheon Technologies Corporation Non-planar combustor liner panel for a gas turbine engine combustor
EP3848556A1 (en) * 2020-01-13 2021-07-14 Ansaldo Energia Switzerland AG Gas turbine engine having a transition piece with inclined cooling holes
CN111648866A (zh) * 2020-04-14 2020-09-11 南京航空航天大学 一种冲击气膜-发散孔复合冷却结构
CN113701193B (zh) * 2021-08-13 2023-02-28 中国航发沈阳发动机研究所 一种燃气轮机火焰筒
US11774100B2 (en) * 2022-01-14 2023-10-03 General Electric Company Combustor fuel nozzle assembly

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689569U (ja) * 1979-12-10 1981-07-17
JPS60155826A (ja) * 1983-12-21 1985-08-15 ユナイテツド・テクノロジ−ズ・コ−ポレイシヨン ガスタ−ビンパワ−プラント用燃焼器
JPH04332316A (ja) * 1990-12-21 1992-11-19 General Electric Co <Ge> スロット付きフィルム創始手段を備えた多孔フィルム冷却燃焼器ライナ
US5209067A (en) * 1990-10-17 1993-05-11 Societe Nationale D'etude Et De Construction De Moteurs D'aviation S.N.E.C.M.A. Gas turbine combustion chamber wall structure for minimizing cooling film disturbances
US5483794A (en) * 1991-03-11 1996-01-16 General Electric Company Multi-hole film cooled afterburner combustor liner
JPH08200681A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼器
JPH11311103A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Toshiba Corp 高温部品、ガスタービン用高温部品およびこれらの製造方法
US6047539A (en) * 1998-04-30 2000-04-11 General Electric Company Method of protecting gas turbine combustor components against water erosion and hot corrosion
JP2000144365A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Toshiba Corp 遮熱コーティング部材、遮熱コーティング部材の製造方法、および遮熱コーティング部材を用いた高温ガスタービン
JP2001147018A (ja) * 1999-11-01 2001-05-29 General Electric Co <Ge> 低エミッション燃焼器
US6250082B1 (en) * 1999-12-03 2001-06-26 General Electric Company Combustor rear facing step hot side contour method and apparatus

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2657531A (en) * 1948-01-22 1953-11-03 Gen Electric Wall cooling arrangement for combustion devices
US3169369A (en) * 1963-06-19 1965-02-16 Gen Electric Combustion system
US4151713A (en) * 1977-03-15 1979-05-01 United Technologies Corporation Burner for gas turbine engine
US4242871A (en) * 1979-09-18 1981-01-06 United Technologies Corporation Louver burner liner
US4566280A (en) * 1983-03-23 1986-01-28 Burr Donald N Gas turbine engine combustor splash ring construction
US4896510A (en) * 1987-02-06 1990-01-30 General Electric Company Combustor liner cooling arrangement
US5123248A (en) * 1990-03-28 1992-06-23 General Electric Company Low emissions combustor
US5307637A (en) * 1992-07-09 1994-05-03 General Electric Company Angled multi-hole film cooled single wall combustor dome plate
US5974805A (en) * 1997-10-28 1999-11-02 Rolls-Royce Plc Heat shielding for a turbine combustor
US6286317B1 (en) * 1998-12-18 2001-09-11 General Electric Company Cooling nugget for a liner of a gas turbine engine combustor having trapped vortex cavity
US6101814A (en) * 1999-04-15 2000-08-15 United Technologies Corporation Low emissions can combustor with dilution hole arrangement for a turbine engine
US6438958B1 (en) * 2000-02-28 2002-08-27 General Electric Company Apparatus for reducing heat load in combustor panels
US6389815B1 (en) * 2000-09-08 2002-05-21 General Electric Company Fuel nozzle assembly for reduced exhaust emissions

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5689569U (ja) * 1979-12-10 1981-07-17
JPS60155826A (ja) * 1983-12-21 1985-08-15 ユナイテツド・テクノロジ−ズ・コ−ポレイシヨン ガスタ−ビンパワ−プラント用燃焼器
US5209067A (en) * 1990-10-17 1993-05-11 Societe Nationale D'etude Et De Construction De Moteurs D'aviation S.N.E.C.M.A. Gas turbine combustion chamber wall structure for minimizing cooling film disturbances
JPH04332316A (ja) * 1990-12-21 1992-11-19 General Electric Co <Ge> スロット付きフィルム創始手段を備えた多孔フィルム冷却燃焼器ライナ
US5483794A (en) * 1991-03-11 1996-01-16 General Electric Company Multi-hole film cooled afterburner combustor liner
JPH08200681A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Hitachi Ltd ガスタービン燃焼器
JPH11311103A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Toshiba Corp 高温部品、ガスタービン用高温部品およびこれらの製造方法
US6047539A (en) * 1998-04-30 2000-04-11 General Electric Company Method of protecting gas turbine combustor components against water erosion and hot corrosion
JP2000144365A (ja) * 1998-11-05 2000-05-26 Toshiba Corp 遮熱コーティング部材、遮熱コーティング部材の製造方法、および遮熱コーティング部材を用いた高温ガスタービン
JP2001147018A (ja) * 1999-11-01 2001-05-29 General Electric Co <Ge> 低エミッション燃焼器
US6250082B1 (en) * 1999-12-03 2001-06-26 General Electric Company Combustor rear facing step hot side contour method and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP1281916A2 (en) 2003-02-05
DE60234558D1 (de) 2010-01-14
US6655146B2 (en) 2003-12-02
US20030027093A1 (en) 2003-02-06
EP1281916A3 (en) 2004-01-07
EP1281916B1 (en) 2009-12-02
JP2003065538A (ja) 2003-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4630520B2 (ja) ハイブリッドフィルム冷却式燃焼器ライナ
JP4156245B2 (ja) スロット冷却式燃焼器ライナ
JP4124585B2 (ja) 選択的に傾斜させた冷却孔を有する燃焼器ライナ
JP4433529B2 (ja) 多穴膜冷却燃焼器ライナ
US6675582B2 (en) Slot cooled combustor line
US7665306B2 (en) Heat shields for use in combustors
US5329761A (en) Combustor dome assembly
JP3160592B2 (ja) 遷移多穴燃焼器ライナ
EP1158246B1 (en) Retainer segment for swirler assembly
US9982890B2 (en) Combustor dome heat shield
JP4675071B2 (ja) 改良型デフレクタプレートを有するガスタービンエンジンの燃焼器ドーム組立体
US20030106317A1 (en) Effusion cooled transition duct
GB2252152A (en) Combustor dome of a gas turbine engine
CN102678335A (zh) 紊流化后端衬套组件及冷却方法
EP2904323B1 (en) Thermally free liner retention mechanism
US20100236248A1 (en) Combustion Liner with Mixing Hole Stub
US8127552B2 (en) Transition scrolls for use in turbine engine assemblies
CA2586431C (en) Purged flameholder fuel shield
CA2643956A1 (en) Transition scrolls for use in turbine engine assemblies

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050727

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080418

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090430

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees