JP4629469B2 - 磁石式同期回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、電動機または発電機として適用される磁石式同期回転電機に関するものである。
従来の磁石式同期回転電機においては、電機子巻線を有する固定子と、回転軸に固定された第1の回転子と、第1の回転子に対して相対回転可能な第2の回転子と、ガバナ機構とを有し、ガバナ機構を用い、回転速度の上昇によって発生する遠心力により第2の回転子が相対回転して、第1および第2の回転子の合成磁束を低減するようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された磁石式同期回転電機によれば、回転子の永久磁石が固定子と対面しており、第2の回転子が相対回転して合成磁束が小さくなったとしても、第1の回転子から発生した磁束が、固定子のティースを通って第2の回転子に戻るので、固定子内においては軸方向に磁束が発生する。
このとき、固定子内に発生した磁束は、固定子コイル(電機子巻線)とは鎖交しないので、固定子の起電力は発生しないが、固定子内で軸方向の磁束が発生する。すなわち、積層された固定子鉄心に対して垂直方向に磁束が発生する。また、固定子鉄心に発生する磁束は、回転子の回転とともに変化するので、大きな渦電流損失が固定子に発生し、効率の悪いものとなっている。
また、回転速度に応じた磁束量を決定するために、遠心力を利用した磁束可変機構を備えているが、磁束可変機構内のバネ部材、おもりおよび摩擦のばらつきや、回転子の磁石特性のばらつきなどにより、同一回転速度であっても合成磁束がばらつくので、所望の特性を得るのが困難である。
さらに、磁石式同期回転電機を発電機として使用する場合には、発生する合成磁束が回転速度によって変化するうえ、負荷に対する磁束の調整手段がないので、当初の回転速度が同一であっても、接続負荷が大きいときには電機子反作用が大きいことから発電電圧が低下し、接続負荷が小さいときには電機子反作用が小さいことから高い電圧が発生してしまう。
特開平10−155262号公報
従来の磁石式同期回転電機では、第1の回転子から発生した磁束が、固定子を介して第2の回転子に戻るので、固定子内に磁束が発生するうえ発生磁束が回転子の回転とともに変化するので、大きな渦電流損失が固定子に発生して効率を低下させてしまうという課題があった。
また、遠心力を利用した磁束可変機構を用いているが、バネ部材、おもり、摩擦、磁石特性などのばらつきに起因して、同一回転速度でも合成磁束がばらついて、所望の特性が得られないという課題があった。
さらに、発電機として使用する場合には、合成磁束が回転速度によって変化するので、接続負荷が大きいときは電機子反作用が大きいことから発電電圧が低下し、接続負荷が小さいときには電機子反作用が小さいことから高い電圧が発生してしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、損失を抑制して高効率化を実現するとともに、合成磁束のばらつきによる特性変動を抑制し、確実に最大トルクが得られる磁石式同期回転電機を得ることを目的とする。
この発明による磁石式同期回転電機は、電機子巻線を有する固定子と、固定子に対向して回転する回転軸と、第1の永久磁石を有し回転軸に固定された第1の回転子と、第2の永久磁石を有し回転軸に設けられた第2の回転子と、第1および第2の回転子の間に設けられたバネ部材とを備え、第2の回転子は、第1の回転子に対して回転軸の軸方向に対向配置されるとともに、第1の回転子に対して相対的に回転可能に設けられ、バネ部材は、第1の回転子の第1の磁束と、第2の回転子の第2の磁束との合成磁束がほぼゼロになるように、第2の回転子を回転させるための戻しトルクを発生する磁石式同期回転電機において、第1および第2の永久磁石は、埋込磁石構造を有し、第1の回転子の固定子に対向する面側の回転子鉄心と、第2の回転子の固定子に対向する面側の回転子鉄心との間には、磁気的な空間からなる磁路が設けられたものである。
この発明によれば、何もしない状態では合成磁束がゼロとなり、第1の永久磁石と第2の永久磁石との磁気吸引力により合成磁束のゼロ点が安定点となり、合成磁束の最大点も不安定な方のトルクゼロ点となり、通電しないときに不安定なトルクゼロ点から、磁束ゼロの安定点に回転位置を戻す働きをすることにより、高効率化を実現するとともに特性変動を抑制し、確実に最大トルクを得ることができる。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係る磁石式同期回転電機を示す断面図である。
図1において、磁石式同期回転電機は、電機子巻線2を有する固定子1と、固定子1に対向して回転する回転軸10と、第1の永久磁石21を有し回転軸10に固定された第1の回転子11と、第2の永久磁石22を有し回転軸10に設けられた第2の回転子12と、第1および第2の回転子11、12の間に設けられたバネ部材13と、第1および第2の回転子11、12の間に形成された空気層20と、回転軸10に設けられ且つ第2の回転子12に固定された円筒部材23と、円筒部材23の一端に対向配置されて第2の回転子12の回転位置を検出する回転位置センサ24(位置検出器)とを備えている。
図2は第1および第2の回転子11、12の相対位置関係を示す斜視図である。
図2において、(a)、(b)、(c)は、それぞれ、第2の回転子11に対する第2の回転子12の相対角度θを、固定子1の3相の電機子巻線2u、2v、2wに流れる電機子電流iu、iv、iwと関連付けて示している。
図1および図2において、固定子1に設けられた電機子巻線2は、3相(u、v、w)に対応した各巻線2u、2v、2wを含む。
第2の回転子12は、第1の回転子11に対して回転軸10の軸方向に対向配置されるとともに、第1の回転子11に対して相対的に回転可能に設けられている。
バネ部材13は、第1の回転子11の第1の磁束φ1と、第2の回転子12の第2の磁束φ2との合成磁束φがほぼゼロになるように、第2の回転子12を回転させるための戻しトルクを発生する。
すなわち、第2の回転子12は、バネ部材13を含む戻し機構により、第1の回転子11の磁束φ1と第2の回転子12の磁束φ2とを合成したギャップ磁束φが、ほぼゼロになる回転位置が安定点となるように構成されている。
また、第2の回転子12は、安定点(合成磁束φのゼロ点)から、回転軸10の回転方向に関して、相対回転移動が可能に構成されている。
回転軸10に固定された第1の回転子11は、鉄製の円板を積層して外周部に複数の穴を形成し、周方向に沿った各穴に対して、N極およびS極の磁極が交互に配置するように、それぞれ第1の永久磁石21が挿入されて構成される。
一方、第2の回転子12は、第1の回転子11と同様の構成を有しているが、第1の回転子11に対して相対的に回転可能な構造とするために、第2の回転子12の内径には、回転軸10に対して回転可能にはめ合わせられた円筒部材23が圧入固定されている。
次に、磁石式同期回転電機を電動機として適用した場合を例にとり、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1による動作について説明する。
まず、電機子巻線2に電流が流れていない状態においては、第1の永久磁石21の磁極に対し、第2の永久磁石22の磁極が反対極性となるように対向している。
また、第1および第2の回転子11、12の対向面は、空気層20などの非磁性材が介在されており、第1および第2の回転子11、12は、第1および第2の永久磁石21、22および回転軸10を介して磁気回路が形成されている。
すなわち、第1および第2の永久磁石21、22から発生するほとんどの磁束は、空気層20、第1および第2の回転子11、12を通り、また、磁束の一部は、回転軸10を通って、第1および第2の回転子11、12内を循環している。
このときの磁気回路状態は、磁気的に安定であるうえ、さらに、バネ部材13は、第2の回転子12の第1の回転子11に対する相対回転位置を保持している。
この状態において、回転軸10が、外部からの駆動力や惰性回転などの回転力を受けると、第1および第2の永久磁石21、22の磁束φが第1および第2の回転子11、12内を循環しているので、回転軸10の回転力が固定子1の鉄心に伝達することはない。
また、固定子1の鉄心に達する磁束が存在したとしても、その磁束は極わずかであり、固定子1に渦電流損が発生することはほとんどない。
また、固定子1の鉄心に達する磁束が存在したとしても、その磁束は、固定子1の電機子巻線2とは鎖交することなく、第1および第2の回転子11、12に戻ってくるので、電機子巻線2に起電力を発生することはない。
なお、第1および第2の回転子11、12の各鉄心も積層構造を有しているが、各回転子11、12と一体に回転するので、渦電流損失を生じることはない。
また、第1および第2の回転子12の間には、磁気的な空間として空気層20が形成されており、第1および第2の回転子12の間に磁束が通りにくいように構成されているので、固定子1に流れた磁束が固定子1の鉄心の積層方向(回転軸10の軸方向)に流れることを抑制して、固定子1の鉄損を低く抑制することができる。
なお、上記実施の形態1では、第1および第2の回転子11、12の間に介在される非磁性体として空気層20を設けたが、空気層20に代えて、たとえば図3のように、導電体からなる銅板30を設けてもよい。
図3においては、第1または第2の回転子11、12の一方の回転子面(この場合、第2の回転子12の対向面)に銅板30が固着されている。
これにより、第1および第2の回転子11、12が互いに相対回転する際に、回転子間の磁束が変化するので、銅板30に渦電流が発生し、第1および第2の回転子11、12が相対的に移動し難くなる。
この結果、銅板30は、ダンパとして機能し、第1および第2の回転子11、12の過渡的または振動的な相対移動を抑制して、両回転子の合成磁束を安定させる効果がある。
また、ダンパとしては、図3の構成例に限らず、たとえば図4のように、第1および第2の回転子11、12の相互対向面に、それぞれ、別の永久磁石31と銅板30とを設けてもよい。
図4においては、第1の回転子11に永久磁石31が設けられ、第2の回転子12に銅板30が設けられている。
また、図3または図4のような磁気的なダンパに限らず、液体や空気などの流体を介在させた機械式ダンパを用いてもよい。
また、上記実施の形態1では、バネ部材13として、機械式のスプリングを用いたが、たとえば図5のように、第1および第2の回転子11、12の相互対向面に、それぞれ、さらに別の永久磁石31、32を設けてもよい。
図5においては、第1および第2の回転子11、12の各磁束が互いにキャンセルされる位置で、一方のN極と他方のS極とが互いに向き合うように、第1および第2の回転子11、12の相互対向面に永久磁石31、32が設けられている。
なお、上記実施の形態1では、電動機の駆動回路について言及しなかったが、たとえば図6のように構成された回路を適用することができる。
図6は電動機を駆動するためのインバータを含む制御回路を電動機とともに示す回路構成図である。
図6において、電動機40には、3相の電機子巻線2u、2v、2wに電機子電流を供給するインバータ50と、インバータ50を制御する制御回路60と、インバータ50および制御回路60に電源を供給するバッテリ70とが接続されている。
インバータ50は、電機子電流(相電流)iu、iwを検出する電流検出器51、52と、3対のトランジスタTr1〜Tr6からなるブリッジ回路とを備えている。
各トランジスタTr1〜Tr6は、それぞれ、エミッタ・コレクタ間に逆並列接続されたダイオードを有し、ベース端子に制御回路からの制御信号が入力されるようになっている。
電動機40内の回転位置センサ24は、第2の回転子12の回転位置を検出して制御回路60に入力する。
また、インバータ50内の電流検出器51、52は、u相及びw相の電機子電流iu、iwを検出して制御回路60に入力する。なお、v相の電機子電流ivは、他の2相の電機子電流iu、iwから、制御回路60内の演算により求められる。
以下、電動機40に関連させて、図6に示したインバータ50および制御回路60の動作について説明する。
制御回路60は、第2の回転子12の回転位置と、固定子1の電機子電流iu、iwとに基づいて、インバータ50内のブリッジ回路を駆動制御する。
電動機40を回転駆動する場合、まず、制御回路60は、第2の回転子12にトルクT2が発生するように、電機子巻線2に少しだけ電機子電流を流す。
このとき、第2の回転子12には正方向のトルクT2が発生するが、第2の回転子12に対向配置された第1の回転子11の磁極は、第2の回転子12の磁極とは正反対なので、第1の回転子11には負のトルクT1が発生する。
この時点では、回転軸10にはトルクTが発生しないが、第2の回転子12に発生した正方向のトルクT2は、第2の回転子12のみを回転させることになる。
これにより、第1の回転子11に対する第2の回転子12の相対位置がずれるので、バネ部材13により、第1の回転子11に対して正方向のトルクT1が発生する。
この結果、回転軸10に正方向のトルクTが発生して、回転軸10は回転を開始する。
ここで、電機子巻線2に供給する電機子電流を増大させると、第2の回転子12に発生するトルクT2は大きくなるが、第1の回転子11との相対回転位置がずれているので、第1の回転子11に発生する負のトルクT1は小さい。したがって、回転軸10には、さらに大きな正方向トルクTが発生する。
続いて、さらに電機子電流を増大させると、第2の回転子12に発生するトルクT2がさらに大きくなるとともに、第2の回転子12の相対位置が、第1の回転子11の磁極と同一極性になるので、第1の回転子11にも正方向のトルクT1が発生するようになる。
このとき、第2の回転子12のトルクT2は、第1の回転子11のトルクT1と同一値であり、バネ部材13の強さ(スプリング付勢力)を、両回転子11、12の合計トルクTの半分、すなわち第2の回転子12のトルクT2と同一値に設定しておけば、最大トルク時に、丁度、第1の回転子11と第2の回転子12との回転位置が一致する。
しかし、仮に、バネ部材13の付勢力を第2の回転子12の最大トルクよりも大きい値に設定した場合には、最大の電機子電流を流しても、第2の回転子12の回転位置が第1の回転子11と一致することがないので、最大磁束を得ることができない。
逆に、バネ部材13の付勢力を第2の回転子12の最大トルクよりも小さい値に設定した場合には、最大トルクを出力しようとして電機子電流を増大させたときに、第2の回転子12は、第1の回転子11と磁束が一致するところを超えてさらに相対回転してしまうことになる。
したがって、たとえば、第1および第2の回転子11、12の各磁束φ1、φ2が一致する位置にストッパ手段(図示せず)を設けておけば、バネ部材13の付勢力が弱い場合であっても、または、バネ部材13の付勢力がばらついた場合であっても、最大トルク時には、第1および第2の回転子11、12の磁束φ1、φ2が一致したところで使用することができ、確実に最大トルクを得ることができる。
その後、電動機40の回転速度が上昇し、逆起電力が大きくなると、電機子電流が小さくなってくる。
これにより、第2の回転子12に発生するトルクT2が減少するので、バネ部材13の付勢力によって、第1の回転子11に対する第2の回転子12の相対角度が小さくなり、電機子巻線2に鎖交する磁束が小さくなる。
このとき、第1および第2の回転子11、12の永久磁石21、22(図1参照)の磁束を弱めた場合と同じ状態になるので、小さい逆起電力で電流を流し続けることが可能であり、電動機40の高速運転が可能になる。
また、何らかの故障によって電機子電流を流すことができなくなった場合には、第2の回転子12は、バネ部材13と第1、第2の永久磁石21、22との作用により、初期位置に復帰するので、電機子巻線2に鎖交する磁束が無くなり、高速回転中であっても、過大な電圧を発生して機器などを破損することはない。
また、第2の回転子12の直軸(d軸)に負の電流を流すことにより、電機子巻線2への印加電圧を低く抑制することもできる。
すなわち、この場合、第1および第2の回転子11、12に対して埋込磁石構造の永久磁石21、22を用いているので、横軸インダクタンスが直軸インダクタンスよりも大きい逆突極特性を示し、リラクタンストルクによりトルクTを大きくすることができる。
このような電動機40の電圧方程式から、第2の回転子12を基準とした座標における直軸電圧vdおよび横軸電圧vqは、第1の回転子11と第2の回転子12との相対角度θと、第2の回転子12を基準とした回転座標系における直軸(d2軸)および横軸(q2軸)の電流id2、iq2とを用いて、次式(1)のように表すことができる。
Figure 0004629469
ただし、式(1)において、rは電機子抵抗、ωは電機角速度であり、Ld1、Lq1は、第1の回転子11の第1の回転子11座標における直軸インダクタンスおよび横軸インダクタンスである。
また、Ld2、Lq2は、第2の回転子12の第2の回転子12座標における直軸インダクタンスおよび横軸インダクタンスである。
さらに、φ1、φ2は、第1および第2の回転子11、12の各永久磁石21、22による電機子巻線2の鎖交磁束である。
一方、第2の回転子12から発生するトルクT2は、次式(2)のように表される。
Figure 0004629469
ここで、バネ部材13の変位・トルク特性に基づく付勢力Tsを、相対角度θの関数として、次式のように表すものとする。
Ts=Ts(θ)
このとき、第2の回転子12は、バネ部材13を介して、第1の回転子11と結合されているので、第2の回転子12のトルクT2は、次式で表される。
T2=Ts(θ)
したがって、相対角度θが一意的に決定される。
ここで、付勢力Tsの関数Ts(θ)は、次式で表される。
Ts(θ)=k(θ−180)
ただし、上式において、kはバネ定数である。
上式から、関数Ts(θ)は、θ=180度においてバネ部材13の戻しトルクがゼロになるような線形特性を有する。
これにより、第2の回転子12のトルクT2が決定すれば、バネ部材13の変位が決定し、第1の回転子11と第2の回転子12との相対角度θが決定する。
よって、上記電圧方程式から、電機子巻線2の端子電圧が求められる。
一方、第1の回転子11のトルクT1は、次式(3)で与えられる。
Figure 0004629469
したがって、合成トルクTは、次式(4)で与えられる。
Figure 0004629469
以上から明らかなように、回転位置センサ24から得られる第2の回転子12の回転位置に基づいて、電動機40のトルクTおよび端子電圧を制御可能なことが分かる。
なお、上記電圧方程式(1)には、第1の回転子11と第2の回転子12との相対角度θが入っているが、突極性を持たない回転子の場合には、Ld=Lqとなる。
したがって、上式(1)内の第1および第2の回転子11、12に関する直軸・横軸インダクタンスを、それぞれL1(Ld1、Lq1)、L2(Ld2、Lq2)とすれば、式(1)、次式(5)のように表され、非常に簡単になる。
Figure 0004629469
式(5)は、通常の磁石式電動機の電圧方程式に「−ωφ1・sinθ」および「ωφ1・cosθ」の項が加えられたのみなので、これらの項を補正項に加えることのみで、従来のベクトル制御による電流制御が可能になる。
ただし、トルクT1、T2、Tの式(2)〜(4)にも相対角度θが入っているので、従来のベクトル制御のように、トルクTと横軸電流iqとが比例関係「T∝iq」というわけには行かない。
しかし、直軸・横軸電流id2、iq2に対するトルク特性をあらかじめ求めておき、トルク指令値に対して直軸・横軸電流id2、iq2をマップ参照して与えればよい。
このときのマップ作成の際に、損失が最小になるようにマップを設定しておけば、高効率の運転が可能となる。
図7〜図12はこの発明の実施の形態1に係るトルク特性の具体例を示す説明図であり、図7〜図12において、縦軸は第2の回転子12に対する電機子電流の位相角を示している。
図7は、電機子電流の位相角と、第1の回転子11に対する第2の回転子12の相対角度θとの関係を示しており、電機子電流の位相角は、相対角度θに対してほぼ正相関的に増減する。
図8は電機子電流の位相角と第1の回転子11のトルクT1との関係を示し、図9は電機子電流の位相角と第2の回転子12のトルクT2との関係を示している。
電機子電流の位相角は、第1の回転子11のトルクT1の増減にほぼ逆相関的に増減し、第2の回転子12のトルクT2の増減に正相関的に増減する。
図10は電機子電流の位相角と電機子巻線2の各相の線間電圧との関係を示し、図11は電機子電流の位相角と電機子巻線2の各相の線電流との関係を示し、図12は電機子電流の位相角と電機子トルクとの関係を示している。
電機子電流の位相角は、線間電圧、線電流および電機子トルクに対してほぼ正相関的に増減する。
図7〜図12のうち、特に図7〜図9から明らかなように、第1の回転子11に対する第2の回転子12の相対角度θは、第1および第2の回転子11、12の各トルクT1、T2の増加にともなって、ゼロになっていくことが分かる。
図13はこの発明の実施の形態1に係る電動機40の回転速度−トルク特性を示す説明図であり、横軸は回転軸10の回転速度、縦軸は回転軸10のトルクTを示している。
図13においては、比較を容易にするため、この発明の実施の形態1によるトルク特性を実線で示し、第1の回転子11に対して第2の回転子12が相対移動しない場合のトルク特性を破線で示している。
図13から明らかなように、この発明の実施の形態1によれば、電動機40の回転速度が大きくなっても、破線特性の場合と比べてトルクTが得られるので、運転可能であることが分かる。
ここで、上記電圧方程式(1)が導かれる過程について、さらに具体に説明する。
まず、第2の回転子12の電圧方程式(Vd2、Vq2)は、次式(6)のように表される。
Figure 0004629469
また、第1の回転子11の電圧方程式(Vd1、Vq1)は、次式(7)のように表される。
Figure 0004629469
一方、第1の回転子11の電流(id1、iq1)は、第2の回転子12の電流(id2、iq2)を回転座標変換した値であり、第2の回転子12と第1の回転子11とが成す相対角度θを用いて、次式(8)のように表される。
Figure 0004629469
また、第1の回転子11の電圧(Vd12、Vq12)は、相対角度θを用いて、第2の回転子12の座標で表すと、次式(9)のようになる。
Figure 0004629469
また、第1の回転子11の電圧方程式(Vd12、Vq12)は、第2の回転子12の座標で表すと、次式(10)のようになる。
Figure 0004629469
したがって、第1および第2の回転子11、12の合成電圧(Vd、Vq)は、第2の回転子12の座標で表すと、次式(11)となり、上記式(1)が得られることになる。
Figure 0004629469
また、第1の回転子11のトルクT1は、次式(12)となり、上記式(3)が得られることになる。
Figure 0004629469
同様にして、第2の回転子12のトルクT2を表す上記式(2)が得られ、さらに、合成トルクT表す上記式(4)が得られる。
一方、Ld1=Lq1=L1とすると、上記式(1)は上記式(5)のように簡略化されるとともに、第1の回転子11のトルクT1を表す上記式(3)は、次式(13)のように簡略化される。
Figure 0004629469
この結果、合成トルクT表す式(4)も次式(14)のように簡略化される。
Figure 0004629469
なお、相対角度θは、第2の回転子12のトルクT2とバネ部材13の付勢力Tsとが釣り合う角度位置により決定する。
以上の通り、この発明の実施の形態1に係る磁石式同期回転電機は、電動機巻線2を有する固定子1と、回転軸10と、回転軸10に固定された永久磁石21を有する第1の回転子11と、第1の回転子11と相対的に回転可能な永久磁石22を有し且つ第1の回転子11に軸方向に対向する第2の回転子12と、第1の回転子11と第2の回転子12との間に設けられたバネ部材13とを備えている。
バネ部材13は、第1の回転子11の磁束φ1と、第2の回転子12の磁束φ2との合成磁束φが、ほぼゼロとなるように、第2の回転子12を回転させるよう設けられている。
これにより、何もしない状態では、第1および第2の回転子11、12の合成磁束φは、ゼロになる。
また、第1の回転子11の永久磁石21と、第2の回転子12の永久磁石22との磁気吸引力により、合成磁束φがゼロとなる点が安定点であるが、合成磁束φ2が最大の回転位置も不安定な方のトルクゼロ点になる。
したがって、バネ部材13は、通電しないときに不安定なトルクゼロ点から、合成磁束φがゼロとなる安定点に向けて、第2の回転子12の回転位置を戻す働きをするので、高効率化を実現するとともに特性変動を抑制して、確実に最大トルクを得ることができる。
また、第2の回転子12は、第1の回転子11に対して、回転軸10の回転方向と同一方向または反対方向に相対回転可能であり、第2の回転子12の相対回転により、合成磁束φが変化する。
すなわち、第2の回転子12は、電動機40として機能する力行時においては、回転軸10の回転方向に相対回転して磁束を増大させ、発電時においては、回転軸10の反回転方向に相対回転して磁束を増大させることができる。
また、第2の回転子12の回転位置を検出する回転位置センサ24(位置検出器)と、第2の回転子12の回転位置に対して正または負のトルクを発生するように、固定子1の電機子巻線2に流れる電機子電流を制御する制御回路60(制御手段)とを備えている。
したがって、第2の回転子12の回転位置に応じて、第2の回転子12にトルクT2を発生させると、第1の回転子11の回転位置は、バネ部材13の付勢力に逆らって、第1の回転子11の磁束φ1と第2の回転子12の磁束φ2との合成磁束φが大きくなるように移動することができる。
また、このとき、電機子電流を増大させると、合成磁束φが増大する電動機40を実現することができる。
また、第2の回転子12を回転軸10の回転方向に移動させて、第2の回転子12の磁束φ2と第1の回転子11の磁束φ1とが同位相になったときに、バネ部材13の付勢力Tsによる第2の回転子12に対する戻しトルクが、電動機40の最大トルクの約1/2以下(第2の回転子12のトルクT2と釣り合う)となるように設定されており、最大トルクを出力するときに最大磁束が得られるので、少ない電流で効率がよい電動機40を実現することができる。
また、第2の回転子12を回転軸10の回転方向に移動させて、第1の回転子11と第2の回転子12との磁束が同位相になったときに、第2の回転子12の回転位相がそれ以上進まないように作用するストッパ(図示せず)を設けることにより、バネ部材13の特性がばらついても、最大磁束を得ることができる。
また、第1および第2の回転子11、12の間に空気層20などからなる磁気的な空間を設けたので、第1の回転子11から発生した磁束φ1は、固定子1を通って第1の回転子11に帰還するようになり、固定子1の鉄心の積層方向に磁束を作らない(作ったとしても、その磁束は小さい)ので、渦電流損失を抑制することができる。
また、第1および第2の回転子12の永久磁石21、22は、埋込磁石構造を有しているので、第1および第2の回転子11、12の各表面の鉄を通って、各発生磁束φ1、φ2が各回転子内で循環するので、固定子1を軸方向に通る磁束が小さくなり、鉄損を抑制することができる。
さらに、第1および第2の回転子11、12の間に磁気的または流体的なダンパを設けることにより、トルクリップルによって第2の回転子12が振動的な相対回転するのを防止することができる。
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、磁石式同期回転電機を、電動機40として適用した場合を例にとって説明したが、発電機として適用してもよい。
以下、磁石式同期回転電機を発電機として適用したこの発明の実施の形態2について説明する。
この場合も、図6に示すインバータ50を用いた回路構成を適用するものとする。
まず、電機子巻線2に接続されたインバータ50により、第2の回転子12に負のトルクT2を発生するように電機子電流を流す。
これにより、第2の回転子12には、負のトルクT2が発生するが、第1の回転子11には、第1の回転子11の永久磁石21の磁極位置が第2の回転子12の永久磁石22の磁極位置とは正反対であることから、正のトルクT1が発生する。
したがって、この時点では、回転軸10にトルクTが発生しないので、磁石式同期回転電機は発電しない。
しかし、第2の回転子12に負のトルクT2が発生しているので、第2の回転子12は、第1の回転子11に対して相対回転する。
これにより、第1の回転子11と電機子電流との回転位相がずれるので、第1の回転子11の正方向トルクT1が減少し、第2の回転子12との相対移動によって、第1の回転子11は、バネ部材13から負のトルクを受ける。
したがって、回転軸10に負のトルクTが発生し、回転軸10の回転速度を維持するためには、外部から回転軸10を駆動する必要がある。
このとき、第2の回転子12による発電量と、第1の回転子11による回転軸10の駆動エネルギとの差が発電量となって、磁石式同期回転電機は、発電を開始する。
また、電機子電流が増加すると、第2の回転子12の相対移動量はさらに大きくなり、第2の回転子12に負のトルクT2を発生する電機子電流は、第1の回転子11に対しても、負のトルクT1を発生させるようになる。
したがって、電機子電流の増加にともない、第1および第2の回転子11、12の回転子磁束φ1、φ2が増加して、発電量を増加させることになる。
一方、発電が不要な場合には、電機子電流を減少させることにより、第2の回転子12の相対移動量が減少するので、電機子巻線2の鎖交磁束が減少して、発電量を減少させることができる。
このように、高速回転時においては、電機子電流を減らすことにより、回転子磁束φ1、φ2が小さくなるので、電機子電流を制御しながら発電量を制御することができる。
なお、発電量の制御は、インバータ50の直流出力端の電圧をモニタしておき、直流出力端電圧が所定電圧(たとえば、14V)を超えたときには、発電量指令を小さく設定するように実行される。これにより、電機子電流を低減して磁束φ1、φ2を低減し、発電量を低減することができる。
一方、インバータ50の直流出力端電圧が所定電圧(たとえば、14V)を下回ったときには、発電量指令を大きく設定することにより、電機子電流を増大させて磁束を増加させ、発電量を増大させることができる。
上記動作を繰り返すことにより、インバータ50の直流出力端電圧を所定電圧(たとえば、14V)に制御することができる。
このように、磁石式同期回転電機を発電機として適用した発電時においても、回転軸10の回転速度と必要な発電量とから、損失が最小となる電機子電流をあらかじめ求めておき、第2の回転子12を基準とした電機子電流を流すことにより、高効率の運転を実現することができる。
なお、このときのバネ部材13の強さは、電動機40(図6参照)の駆動時と同一である必要はなく、ねじれ方向によりバネ部材13の特性が異なるものであってもよい。
この発明の実施の形態1による磁石式同期回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態1による磁石式同期回転電機の動作を説明する概念図である。 この発明の他の実施の形態1による磁石式同期回転電機の断面図である。 この発明の他の実施の形態1による磁石式同期回転電機の断面図である。 この発明の他の実施の形態1による磁石式同期回転電機の断面図である。 この発明の実施の形態1による結線図である。 この発明の実施の形態1に係る相対角度θに対する電機子電流の位相角特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る第1の回転子のトルクT1に対する電機子電流の位相角特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る第2の回転子のトルクT2に対する電機子電流の位相角特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る回転速度に対するトルク特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る電機子巻線の線間電圧に対する電機子電流の位相角特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る電機子巻線の線電流に対する電機子電流の位相角特性を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る回転軸の回転速度−トルク特性を示す説明図である。
符号の説明
1 固定子、2、2u、2v、2w 電機子巻線、10 回転軸、11 第1の回転子、12 第2の回転子、13 バネ部材、20 空気層(磁気的な空間)、21 第1の永久磁石、22 第2の永久磁石、24 回転位置センサ(位置検出器)、30 銅板(ダンパ)、31 永久磁石(ダンパ)、31、32 永久磁石(バネ部材)、40 電動機、60 制御回路(制御手段)、iu、iv、iw 電機子電流。

Claims (9)

  1. 電機子巻線を有する固定子と、
    前記固定子に対向して回転する回転軸と、
    第1の永久磁石を有し前記回転軸に固定された第1の回転子と、
    第2の永久磁石を有し前記回転軸に設けられた第2の回転子と、
    前記第1および第2の回転子の間に設けられたバネ部材とを備え、
    前記第2の回転子は、前記第1の回転子に対して前記回転軸の軸方向に対向配置されるとともに、前記第1の回転子に対して相対的に回転可能に設けられ、
    前記バネ部材は、前記第1の回転子の第1の磁束と、前記第2の回転子の第2の磁束との合成磁束がほぼゼロになるように、前記第2の回転子を回転させるための戻しトルクを発生する磁石式同期回転電機において、
    前記第1および第2の永久磁石は、埋込磁石構造を有し、
    前記第1の回転子の前記固定子に対向する面側の回転子鉄心と、前記第2の回転子の前記固定子に対向する面側の回転子鉄心との間には、磁気的な空間からなる磁路が設けられたことを特徴とする磁石式同期回転電機。
  2. 前記第2の回転子は、前記回転軸の回転方向に対して同一方向または反対方向となるように、前記第1の回転子に対して相対回転可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の磁石式同期回転電機。
  3. 前記第2の回転子の回転位置を検出する位置検出器と、
    前記第2の回転子の回転位置に対して正または負のトルクを発生するように前記電機子巻線の電機子電流を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁石式同期回転電機。
  4. 前記第2の回転子を前記回転軸の回転方向に移動させて、前記第2の磁束と前記第1の磁束とが同位相になったときの前記バネ部材の戻しトルクは、前記磁石式同期回転電機の最大トルクの約1/2以下に設定されたことを特徴とする請求項3に記載の磁石式同期回転電機。
  5. 前記第2の回転子を前記回転軸の回転方向に移動させて、前記第1および第2の磁束が同位相になったときに、前記第2の回転子の回転位相がそれ以上進まないように作用するストッパ手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の磁石式同期回転電機。
  6. 前記第1および第2の回転子の間にダンパを設けたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の磁石式同期回転電機。
  7. 前記ダンパは、前記第1または第2の回転子の相互対向面に設けられた銅板により構成されたことを特徴とする請求項6に記載の磁石式同期回転電機。
  8. 前記ダンパは、前記第1または第2の回転子の一方の相互対向面に設けられた銅板と、前記第1または第2の回転子の他方の相互対向面に設けられた永久磁石とにより構成されたことを特徴とする請求項6に記載の磁石式同期回転電機。
  9. 前記バネ部材は、前記第1および第2の回転子の相互対向面に設けられた永久磁石により構成されたことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の磁石式同期回転電機。
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