JP4627341B2

JP4627341B2 - Method for producing asphalt mixture

Info

Publication number: JP4627341B2
Application number: JP37309099A
Authority: JP
Inventors: 真誠奥平; 武久古財; 信夫小林; 徹夫田中; 英教安
Original assignee: Taisei Rotec Corp; Obayashi Road Corp; Maeda Road Construction Co Ltd
Current assignee: Taisei Rotec Corp; Obayashi Road Corp; Maeda Road Construction Co Ltd
Priority date: 1999-12-28
Filing date: 1999-12-28
Publication date: 2011-02-09
Anticipated expiration: 2019-12-28
Also published as: JP2001181510A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アスファルト混合物製造時のエネルギー消費量を大幅に減少させ二酸化炭素の排出量の抑制を可能とした中・常温施工用のアスファルト混合物の製造方法に関するものである。また、必要な強度が早期に発現するとともに、舗設時や養生過程においての環境面にも配慮したものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のアスファルト混合物製造方法は、アスファルト舗装要綱等に示されるように、骨材を１００℃以上に加熱し乾燥させた後、バインダとしてアスファルトを添加混合するのが一般的である。この方法で製造したアスファルト混合物は、一般に加熱アスファルト混合物と呼ばれている。
【０００３】
また、１００℃程度以上に加熱して乾燥又はほぼ乾燥させた骨材に、重油等の油脂類を添加し軟質化したアスファルト、すなわちカットバックアスファルトを添加混合して製造する方法もある。この方法で製造したアスファルト混合物は、一般にカットバックアスファルト混合物、またはカットバックアスファルトを用いた常温アスファルト混合物などと呼ばれている。
【０００４】
さらには、骨材を加熱・乾燥しないでそのまま用いてアスファルト混合物を製造する方法として、簡易舗装要綱等に示されるように、バインダとしてアスファルト乳剤を使用する方法ある。この方法で製造したアスファルト混合物は、一般にアスファルト乳剤混合物、またはアスファルト乳剤を用いた常温アスファルト混合物などと呼ばれている。
【０００５】
このほか、骨材を加熱・乾燥しないでそのまま用いてアスファルト混合物を製造する方法としては、１９６９年１１月号の「舗装」の第１９頁〜第２２頁の『オイルドグラベル工法』に示されるように、常温で固化しない軟質のバインダを使用する方法がある。この方法で製造したアスファルト混合物は、一般にオイルドグラベルと呼ばれている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
加熱アスファルト混合物は、舗設直後から大きな強度が得られるものの、骨材を１００℃以上、一般的には１５０℃以上に加熱する必要があるため、アスファルト混合物製造時に多くの燃料を消費し、これに伴い多大なＣＯ2 を発生する。しかし、二酸化炭素による地球温暖化等の近年の環境問題の面から、このような燃料消費量の多い製造方法は時流に適さなくなってきている。
【０００７】
また、舗設時に締め固めに１００℃以上の温度を確保しなければならないため、冬期には施工が困難であるほか、夏期等の舗設時の作業環境が劣悪なものとなる問題がある。特に、労働環境面が重視されるようになってきている現在においては、作業員の健康面や安全面に十分配慮して施工作業を行う必要がある。
【０００８】
一方、カットバックアスファルト混合物は、製造時の加熱温度が１００℃程度でよく前記加熱アスファルト混合物よりはエネルギー消費量が少なくて済む。しかし、カットバックアスファルトは、重油等の油脂、いわゆるカットバック材でアスファルトを軟質化したものであり、カットバックアスファルト混合物の強度はこのカットバック材の揮発に伴い発現する。このため、初期強度が小さく必要強度の発現には時間を要する。また、揮発成分による大気の汚染も環境問題が厳しくなった現代においては解決を迫られる重要な課題となっている。
【０００９】
また、アスファルト乳剤を用いた常温アスファルト混合物は、骨材を加熱・乾燥する必要がなく、したがって省エネルギーの面からは有利である。しかし、通常アスファルト乳剤混合物は強度が小さいほか、アスファルト乳剤の分解速度の影響を受け、可使時間に制約があり使用できる範囲が限定されてしまう。また、舗設直後のアスファルト乳剤が分解する前に降雨があるとアスファルト乳剤が流れ出し、周辺を汚染するおそれもある。
【００１０】
さらには、常温で固化しない軟質のバインダを用いたオイルドグラベルも、骨材を加熱・乾燥する必要がなく、したがって省エネルギーの面からは有利である。しかし、常温で固化しないバインダを用いるために強度が小さいことは否めない。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
すなわち、アスファルト混合物製造時の燃料消費量を減らすためには、骨材等の加熱温度を極力低い温度にとどめて行うことが望ましいことになる。また、舗設時の作業環境を改善する面からもアスファルト混合物の温度は低いことが望ましいことになる。
【００１２】
一方、アスファルト舗装に適した強度を有していることは勿論のこと、その強度が早期に発現することが実用面からは重要であるとともに、環境保護の面からカットバックアスファルトのように揮発成分が発生したり、アスファルト乳剤が流れ出したりしないようにするため、蒸発成分は非公害性の安全な材料を使用することが望ましい。
【００１３】
そこでこの発明に係るアスファルト混合物の製造方法は、アスファルト混合物を製造するにあたって、アスファルト添加混合時の骨材水分が０．５〜１０．０％となるように、骨材を４０〜１００℃に加熱した後必要量の水分を添加混合し、又は骨材の加熱完了時の温度が前記温度範囲となるように加熱しながら必要量の水分を添加混合し、その後この水分と温度を調整した骨材にアスファルト又は剥離防止剤入りアスファルトを添加混合するようにしたものである。
【００１４】
【作用】
いわゆる中・常温で骨材と通常のアスファルトを混合しても、骨材とアスファルトは分離した状態のまま単に混ざっているだけであり、これを敷きならしても必要な強度は発現せずアスファルト舗装とはならない。これは通常１１０℃以上の高温でないとアスファルトが骨材との間においてバインダとして機能しないからである。
【００１５】
ところが、骨材を加熱時に水分を添加して骨材を湿潤状態にしてアスファルトを混合すると、骨材の加熱温度が４０℃〜１００℃の範囲であれば水が潤滑剤の機能を果たし、骨材の周囲にアスファルトが付着するような形、すなわち個々の骨材が間に水分を介してアスファルトで被覆された状態となる。
【００１６】
また、舗設時には中・常温でも潤滑剤として機能する水の働きにより一般の高温状態にあるアスファルト混合物と同様な流動性を有しており、通常の方法により路面に敷きならし転圧することができる。そして、水が蒸発すると骨材にアスファルトが直接付着した状態となり強度が早期に発現する。従来骨材とアスファルトの混合には不要あるいは悪影響があると思われていた水分が本発明においては重要な働きをするのである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明を実施するに当たり、実用可能な強度を発現するアスファルト混合物を製造するために最適な骨材温度，水分量，アスファルト量等を確認するために行った各種試験について以下説明する。
【００１８】
１）混合性評価
混合物の混合性の評価は、骨材温度及び水分量を変化させ、表１に示すような条件で混合物を作製し、骨材へのアスファルト被覆程度の目視による判定と、混合物を締め固めた供試体の強度試験で評価した。
【００１９】
【表１】

【００２０】
被覆程度の判定基準は以下の通りであり、評価は客観性を担保するために複数人により行った。
◎：良好である。
○：少し被覆していない
△：被覆していないものが多い
▲：すこし水分が多い
×：混合物として不適である
【００２１】
強度試験条件は表２に示す通りである。
【００２２】
【表２】

【００２３】
混合性評価試験結果を表３に示す。表３より骨材温度が５０〜９０℃の範囲であり、水分量が０．５〜９．０％の範囲で良好に混合される場合があることがわかる。また、この試験結果には明記しなかったが併せて行った同様の試験により骨材温度が４０〜１００℃の範囲で水分量が０．５〜１０．０％の範囲であれば混合が可能である場合があることも確認した。
【００２４】
【表３】

【００２５】
上記混合性評価試験において良好な結果を示したものが実用可能な強度を有しているや否やを確認するために上記表２に示すような条件で強度試験を行った。
試験試料としては表３に示すもののうち▲１▼〜▲７▼のものを使用した。
【００２６】
試験結果を図１に示す。丸付き数字で示したうち、強度は(5)と(1)が飛び抜けて大きく、ついで(4)(6)(3)が大きく、(7)(2)が小さい値となった。なお、(7)と(2)は養生による強度の増加がほとんど認められない。これから判断すると、混合物として望ましい混合性が得られる骨材中の水分量は０．５〜１０．０％程度、骨材温度は４０〜１００℃程度といえる。
【００２７】
また、比較として実施した養生日数１４日でのオイルドグラベルとカットバックアスファルト混合物の安定度は、前者が４ｋＮ程度、後者が３ｋＮ程度であった。本発明による混合物は、実路での使用実績のあるオイルドグラベルやカットバックアスファルト混合物に比べ３〜７倍程度の安定度が得られることから、舗装材料として十分に実用に耐えることが確認できた。
【００２８】
２）アスファルト量について
目標とする空隙率を満足するアスファルト量を確認するために、表４に示す条件でアスファルト量を変化させて混合物を製造し、供試体を作製し空隙率を測定した。
【００２９】
【表４】

【００３０】
なお、目標空隙範囲は表５に示す通りである。
【００３１】
【表５】

【００３２】
試験結果を図２に示す。表５に示す目標空隙範囲を満足するアスファルト量は３．３〜４．５％の範囲であった。このアスファルト量は、通常の舗装に多く用いられている「アスファルト舗装要綱」の『表−４．５．１』に示される密粒度アスファルト混合物（１３）のアスファルト量の範囲５〜７％に比べ少ない。
【００３３】
３）剥離防止剤について
剥離防止剤の有無が本工法に及ぼす影響を確認するため、性状の異なる４種類の砕石を使用し、表６に示す試験条件で供試体を作製し、剥離防止剤の添加による強度の評価を表７に示す試験条件で行った。
【００３４】
【表６】

【００３５】
【表７】

【００３６】
試験結果を図３に示す。図３より、砕石の種類によっては剥離防止剤の添加が有効であることが確認されたが、一方剥離防止剤の添加がそれほど強度に影響しない場合があることもわかった。
【００３７】
４）試験結果のまとめ
骨材温度範囲が４０℃〜１００℃であり、水分量が０．５％〜１０．０％の範囲のものが実用的な強度を発現しアスファルト舗装材料として使用可能であることが確認された。また、アスファルトに添加する剥離防止剤は、骨材の種類によりその効果に差異があることが確認された。なお、上記試験例ではアスファルトとしてストレートアスファルト６５０／９００を使用した例を記載したが、これよりもっと固いアスファルトでも可能であることは確認しており、ストレートアスファルト２００／１０００のような範囲で実用可能である。
【００３８】
【実施例】
次に、本発明のアスファルト混合物の製造方法の実施例について説明する。
［実施例１］
ドライヤで約６０℃に加熱した骨材と常温の石粉をミキサにて混合した。混合後の温度は約５０℃であった。引き続きこれに骨材質量に対して１．０％の水を添加して混合した。混合終了時点の骨材中の水分量は０．７％であった。ついで骨材の質量に対し４．５％のアスファルトを添加して混合した。混合完了時のアスファルト混合物の温度は約４５℃であった。
【００３９】
そして、このアスファルト混合物を従来と同様の方法により路面に敷きならして転圧した。舗設時のアスファルト混合物の温度は約４０℃であり、低温でありながらアスファルトは容易に敷きならすことができた。敷きならし作業完了後２時間後には車の走行が可能で、１週間後に強度を測定したところ水分はほぼ完全に蒸発しており十分な強度が発現していることが確認できた。
【００４０】
［実施例２］
ミキサに常温の骨材と石粉を投入し、これに蒸気を吹き込んで加熱と加湿を並行して行い、骨材温度が約９０℃に達したところで蒸気を停止した。この時点での骨材中の水分量は９．２％であった。ついで骨材の質量に対し４．２％のアスファルトを添加して混合した。混合完了時のアスファルト混合物の温度は約８０℃であった。
【００４１】
そして、このアスファルト混合物を従来と同様の方法により路面に敷きならして転圧した。舗設時のアスファルト混合物の温度は約７０℃である。従来の加熱アスファルトと比べると敷きならし時の温度が低く作業は極めて容易である。敷きならし作業完了後２時間後には車の走行が可能で、１週間後に強度を測定したところ水分はほぼ完全に蒸発しており十分な強度が発現していることが確認できた。
【００４２】
なお、アスファルト混合物を製造するに当たっては従来と同様の設備を使用して行うことができ、ドライヤで加熱時に水分を添加してもよく、又はミキサでアスファルトと混合する前に水分を添加してもよい。あるいは、加熱源に蒸気を使用すると加熱と水分の添加を同時に行うことができ効率的な場合もある。また、湿潤状態の骨材を使用する場合には、所要温度に加熱をするだけで必ずしも水分を添加しなくても骨材が適当な水分量となる場合もある。
【００４３】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明に係るアスファルト混合物の製造方法によれば、アスファルト混合物を製造するにあたって、アスファルト添加混合時の骨材水分が０．５〜１０．０％となるように、骨材を４０〜１００℃に加熱した後必要量の水分を添加混合し、又は骨材の加熱完了時の温度が前記温度範囲となるように加熱しながら必要量の水分を添加混合し、その後この水分と温度を調整した骨材にアスファルト又は剥離防止剤入りアスファルトを添加混合するようようにしたので、アスファルト混合物製造時のエネルギー消費量を少なくし排出される二酸化炭素量も少なくすることができ、さらに舗設作業も低温で行うことができ作業環境の改善が図れるとともに、水分が蒸発することにより強度が発現するので早期に必要な強度が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】安定度と養生日数の関係を示すグラフである。
【図２】空隙率とアスファルト量の関係を示すグラフである。
【図３】剥離防止剤の添加による強度変化を示すグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing an asphalt mixture for medium / normal temperature construction that significantly reduces the energy consumption during the production of the asphalt mixture and makes it possible to suppress the emission of carbon dioxide. In addition, the necessary strength is developed early, and the environment is taken into consideration during paving and curing processes.
[0002]
[Prior art]
In the conventional asphalt mixture manufacturing method, as shown in the asphalt pavement outline and the like, the aggregate is generally heated to 100 ° C. or more and dried, and then asphalt is added and mixed as a binder. The asphalt mixture produced by this method is generally called a heated asphalt mixture.
[0003]
In addition, there is a method of manufacturing by adding and mixing softened asphalt by adding fats and oils such as heavy oil to aggregates heated to about 100 ° C. or higher and dried or almost dried, that is, cutback asphalt. The asphalt mixture produced by this method is generally called a cutback asphalt mixture or a room temperature asphalt mixture using cutback asphalt.
[0004]
Furthermore, as a method for producing an asphalt mixture using the aggregate as it is without heating and drying, there is a method using an asphalt emulsion as a binder as shown in a simple pavement outline. The asphalt mixture produced by this method is generally called an asphalt emulsion mixture or a normal temperature asphalt mixture using an asphalt emulsion.
[0005]
In addition, as a method for producing an asphalt mixture using the aggregate as it is without heating and drying, as shown in “Oil Dog Label Construction Method” on pages 19 to 22 of “Paving” in the November 1969 issue. In addition, there is a method of using a soft binder that does not solidify at room temperature. The asphalt mixture produced by this method is generally called an oil dog label.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Although the heated asphalt mixture provides high strength immediately after paving, it is necessary to heat the aggregate to 100 ° C or higher, generally 150 ° C or higher. Accompanying this, a great deal of CO2 is generated. However, in view of recent environmental problems such as global warming due to carbon dioxide, such a production method with a large amount of fuel consumption is not suitable for the current.
[0007]
Moreover, since it is necessary to secure a temperature of 100 ° C. or higher for compaction at the time of paving, there is a problem that the construction is difficult in winter and the working environment at the time of paving in summer is poor. In particular, at the present time when the working environment is becoming more important, it is necessary to perform construction work with due consideration to the health and safety aspects of workers.
[0008]
On the other hand, the cutback asphalt mixture may have a heating temperature of about 100 ° C. at the time of manufacture, and may consume less energy than the heated asphalt mixture. However, cutback asphalt is obtained by softening asphalt with oil and fat such as heavy oil, so-called cutback material, and the strength of the cutback asphalt mixture is manifested as the cutback material volatilizes. For this reason, the initial strength is small and it takes time to develop the necessary strength. In addition, air pollution due to volatile components has become an important issue that must be solved in the present day when environmental problems have become severe.
[0009]
In addition, a normal temperature asphalt mixture using an asphalt emulsion does not require heating and drying of the aggregate, and is advantageous from the viewpoint of energy saving. However, the asphalt emulsion mixture usually has low strength and is affected by the decomposition rate of the asphalt emulsion, so that the usable time is limited and the usable range is limited. Also, if there is rain before the asphalt emulsion just after pavement breaks down, the asphalt emulsion may flow out and contaminate the surrounding area.
[0010]
Furthermore, an oil dog label using a soft binder that does not solidify at room temperature does not need to heat and dry the aggregate, and is therefore advantageous in terms of energy saving. However, it cannot be denied that the strength is small because a binder that does not solidify at room temperature is used.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In other words, in order to reduce the amount of fuel consumed during the production of the asphalt mixture, it is desirable to keep the heating temperature of the aggregate or the like as low as possible. Also, it is desirable that the temperature of the asphalt mixture is low from the viewpoint of improving the working environment during paving.
[0012]
On the other hand, as well as having strength suitable for asphalt pavement, it is important from the practical point of view that the strength is expressed early, and volatile components such as cutback asphalt from the viewpoint of environmental protection. It is desirable to use a non-polluting safe material for the evaporating component in order to prevent the generation of asphalt and the asphalt emulsion from flowing out.
[0013]
Therefore, in the method for producing an asphalt mixture according to the present invention, when producing the asphalt mixture, the aggregate is heated to 40 to 100 ° C. so that the aggregate moisture at the time of asphalt addition and mixing is 0.5 to 10.0%. After that, the necessary amount of water is added and mixed, or the necessary amount of water is added and mixed while heating so that the temperature at the completion of heating of the aggregate is within the above temperature range, and then the moisture and temperature are adjusted. Asphalt or asphalt containing an anti-peeling agent is added and mixed.
[0014]
[Action]
Even if aggregate and normal asphalt are mixed at the so-called medium / normal temperature, the aggregate and asphalt are simply mixed in a separated state, and even if this is laid, the required strength is not expressed. It will not be paved. This is because asphalt usually does not function as a binder with the aggregate unless the temperature is higher than 110 ° C.
[0015]
However, when water is added to the aggregate to heat the aggregate and the asphalt is mixed, if the aggregate heating temperature is in the range of 40 ° C to 100 ° C, the water will function as a lubricant, Asphalt adheres to the periphery of the material, that is, the individual aggregates are covered with asphalt through moisture.
[0016]
Also, when paving, it has the same fluidity as a general high-temperature asphalt mixture due to the action of water that functions as a lubricant even at medium and normal temperatures, and can be laid down and rolled on the road surface by a normal method. . And if water evaporates, it will be in the state where asphalt adhered directly to the aggregate, and strength will be expressed early. Moisture, which has conventionally been considered unnecessary or adversely affected by the mixing of aggregate and asphalt, plays an important role in the present invention.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In practicing the present invention, various tests conducted for confirming the optimum aggregate temperature, moisture content, asphalt content, etc. for producing an asphalt mixture that exhibits practical strength will be described below.
[0018]
1) Mixability evaluation Mixability of the mixture is evaluated by changing the aggregate temperature and water content, preparing the mixture under the conditions shown in Table 1, and visually determining the degree of asphalt coating on the aggregate. The specimen was compacted and evaluated by a strength test.
[0019]
[Table 1]

[0020]
The criteria for judging the covering degree are as follows, and the evaluation was performed by a plurality of persons to ensure objectivity.
A: Good.
○: Slightly uncoated △: Many uncoated ▲: Slightly moisture ×: Unsuitable as a mixture [0021]
The strength test conditions are as shown in Table 2.
[0022]
[Table 2]

[0023]
Table 3 shows the results of the mixing property evaluation test. Table 3 from a range of bone material temperature 50 to 90 ° C., the water content is understood that there may be well mixed in the range of 0.5 to 9.0%. Although not specified in the test results, mixing is possible if the aggregate temperature is in the range of 40 to 100 ° C. and the water content is in the range of 0.5 to 10.0%, according to the same test conducted together. It was also confirmed that there is a case .
[0024]
[Table 3]

[0025]
A strength test was performed under the conditions shown in Table 2 above in order to confirm whether or not those showing good results in the above-mentioned mixing property evaluation test have practical strength.
As test samples, those shown in Table 3 were used (1) to (7).
[0026]
The test results are shown in FIG. Among the circled numbers, the strengths of (5) and (1) were large, followed by (4), (6) and (3) were large, and (7) and (2) were small. In (7) and (2), there is almost no increase in strength due to curing. Judging from this, it can be said that the water content in the aggregate that provides the desired mixing property as the mixture is about 0.5 to 10.0%, and the aggregate temperature is about 40 to 100 ° C.
[0027]
In addition, the stability of the oil dog label and cutback asphalt mixture after 14 days of curing carried out as a comparison was about 4 kN for the former and about 3 kN for the latter. The mixture according to the present invention is 3 to 7 times more stable than oil dog labels and cut-back asphalt mixtures that have been used in actual roads. .
[0028]
2) In order to confirm the amount of asphalt satisfying the target porosity for the amount of asphalt, a mixture was produced by changing the amount of asphalt under the conditions shown in Table 4, a specimen was prepared, and the porosity was measured.
[0029]
[Table 4]

[0030]
The target gap range is as shown in Table 5.
[0031]
[Table 5]

[0032]
The test results are shown in FIG. The amount of asphalt that satisfies the target void range shown in Table 5 was 3.3 to 4.5%. This amount of asphalt is compared with the range of 5-7% of the asphalt amount of the fine-grained asphalt mixture (13) shown in “Table-4.5.1” of “Asphalt Pavement Summary” which is often used for ordinary pavement. Few.
[0033]
3) About anti-peeling agent In order to confirm the effect of the presence or absence of anti-peeling agent on the construction method, four types of crushed stones with different properties were used, and specimens were prepared under the test conditions shown in Table 6, Evaluation of strength by addition was performed under the test conditions shown in Table 7.
[0034]
[Table 6]

[0035]
[Table 7]

[0036]
The test results are shown in FIG. From FIG. 3, it was confirmed that the addition of the anti-peeling agent was effective depending on the type of crushed stone, but it was also found that the addition of the anti-peeling agent might not affect the strength so much.
[0037]
4) Summary of test results Aggregate temperature range is 40 ℃ ~ 100 ℃, moisture content range of 0.5% ~ 10.0% expresses practical strength and can be used as asphalt pavement material It was confirmed that there was. Moreover, it was confirmed that the anti-peeling agent added to asphalt has a difference in the effect depending on the type of aggregate. In the above test example, an example in which straight asphalt 650/900 was used as asphalt was described. However, it has been confirmed that even harder asphalt is possible, and practical use is possible in the range of straight asphalt 200/1000. It is.
[0038]
【Example】
Next, the Example of the manufacturing method of the asphalt mixture of this invention is described.
[Example 1]
Aggregate heated to about 60 ° C. with a dryer and normal-temperature stone powder were mixed in a mixer. The temperature after mixing was about 50 ° C. Subsequently, 1.0% of water with respect to the aggregate mass was added thereto and mixed. The moisture content in the aggregate at the end of mixing was 0.7%. Subsequently, 4.5% of asphalt with respect to the mass of the aggregate was added and mixed. The temperature of the asphalt mixture at the completion of mixing was about 45 ° C.
[0039]
And this asphalt mixture was laid down on the road surface by the same method as before and rolled. The temperature of the asphalt mixture at the time of paving was about 40 ° C., and the asphalt could be easily spread even though the temperature was low. The car can be driven 2 hours after the completion of the flooring work, and the strength was measured one week later, and it was confirmed that the moisture was almost completely evaporated and sufficient strength was developed.
[0040]
[Example 2]
Normal temperature aggregate and stone powder were put into a mixer, steam was blown into the mixer, and heating and humidification were performed in parallel. When the aggregate temperature reached about 90 ° C., the steam was stopped. At this time, the water content in the aggregate was 9.2%. Subsequently, 4.2% of asphalt was added to the aggregate mass and mixed. The temperature of the asphalt mixture at the completion of mixing was about 80 ° C.
[0041]
And this asphalt mixture was laid down on the road surface by the same method as before and rolled. The temperature of the asphalt mixture during paving is about 70 ° C. Compared to conventional heated asphalt, the temperature during laying is low and the work is extremely easy. The car can be driven 2 hours after the completion of the flooring work, and the strength was measured one week later, and it was confirmed that the moisture was almost completely evaporated and sufficient strength was developed.
[0042]
In addition, when manufacturing an asphalt mixture, it can be performed using the same equipment as before, and moisture may be added when heated with a dryer, or moisture may be added before mixing with asphalt with a mixer. Good. Alternatively, when steam is used as a heating source, heating and moisture addition can be performed simultaneously, which may be efficient. In addition, when a wet aggregate is used, the aggregate may have an appropriate amount of water even if it is heated to a required temperature and water is not necessarily added.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for producing an asphalt mixture according to the present invention, in producing the asphalt mixture, the aggregate moisture at the time of asphalt addition and mixing is 0.5 to 10.0%. After heating to 40 to 100 ° C., the required amount of water is added and mixed, or the required amount of water is added and mixed while heating so that the temperature at the completion of heating of the aggregate is within the above temperature range, and then this moisture Asphalt or asphalt containing an anti-separation agent is added to and mixed with the aggregate whose temperature has been adjusted, so that energy consumption during production of the asphalt mixture can be reduced, and the amount of carbon dioxide emitted can be reduced. Pavement work can also be performed at low temperatures, improving the work environment and ensuring the necessary strength at an early stage because strength is manifested by evaporation of moisture. Kill.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the relationship between stability and the number of days of curing.
FIG. 2 is a graph showing the relationship between the porosity and the amount of asphalt.
FIG. 3 is a graph showing changes in strength due to the addition of an anti-peeling agent.

Claims

In producing the asphalt mixture, the aggregate is heated to 40 to 100 ° C. and then the necessary amount of moisture is added and mixed so that the aggregate moisture at the time of asphalt addition and mixing is 0.5 to 10.0%, or Add and mix the required amount of water while heating so that the temperature at the completion of heating of the aggregate is within the above temperature range, and then add and mix asphalt or asphalt containing anti-separation agent to the aggregate whose temperature and temperature have been adjusted. A method for producing an asphalt mixture, characterized in that