JP4627144B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示装置に係る発明であって、特に、表示デバイスを多数配列して構成される大型の表示装置に関するものである。
屋外や壁面などに取り付けられる大型の表示装置は、表示デバイスがマトリックス状に多数配列されることにより構成されている。各々の表示デバイスには、表示する画像を制御するための回路がそれぞれに取り付けられている。
表示装置は、配列される表示デバイス間の継ぎ目がタイル状に目立たないように、表示デバイス間をできる限り近接させて配列している。各表示デバイスに表示される画像は一部であり、各表示デバイスが組み合わされた表示装置全体で1つの画像を構成する。
表示装置を構成する個々の表示デバイスについて、最初に実用化されたのは単色のCRT(Cathode Ray Tube)である。単色のCRTをマトリックス状に多数配列することで表示装置としていた。その後、CRTや放電管の原理を応用し、複数の画素を有する表示デバイスが開発されたことで、表示装置の解像度は飛躍的に改善されることとなった。
さらに、表示デバイスに液晶表示装置を採用し、この液晶表示装置をマトリックス状に多数配列した表示装置が実用化された。また、表示デバイスにプラズマディスプレイパネル(PDP)や蛍光表示管(VFD)を採用する表示装置も開発され、多種多様な表示デバイスが表示装置に使用することが可能となった。
最近では、LED(Light Emitting Diode)を多数配列する表示装置も開発され、大型の表示装置は、屋内高解像度用途、屋外超高輝度用途、軽量・薄型のビル壁面用途など、ますます多様な用途に使用されることが可能となった。
表示装置が屋外で使用される場合、表示装置は高輝度、高コントラストが要求される。この要求を満たすため、表示装置を構成する表示デバイスには高電圧を印加する等の設定が必要となる。そのため、屋内の表示装置に比べて表示デバイスからの発熱量が増え、高輝度、高コントラストの表示装置は、装置内部の温度が上昇することになる。
また、表示装置が屋外で使用される場合、日光が表示装置を直接照らすことがあり、表示装置内部の温度が上昇することになる。さらに、日光が表示装置の一部を照らす場合は、表示装置内に温度差が生じることになる。
表示デバイスの過度の温度上昇は、表示デバイスの特性を変化させ表示する画質を劣化させる場合があった。また、表示デバイスの過度の温度上昇は、表示デバイス自身や表示デバイスに使用されている電子部品の寿命を短くする場合もあった。
従って、表示デバイスの過度の温度上昇を避けるために、表示装置の内部には冷却用ファンが設けられていた。この冷却用ファンにより表示装置の内部の温度上昇を抑制していた。
一方、表示装置が寒冷地の屋外で使用される場合、表示装置は低温で動作しなければならず、表示デバイスの特性が変化して表示する画質を劣化させる場合があった。そのため、表示装置は内部にヒーターを設け、表示装置内部の温度を上昇させて温度制御を行っていた。液晶表示素子のような表示特性が温度により大きく変化しやすい表示デバイスを採用する表示装置では、温度制御が特に重要となる。
表示装置の温度制御は、内部に温度センサーを設け、この温度センサーの出力値に基づいて行われる場合が一般的である。例えば特許文献1乃至特許文献3では、表示装置内部に少なくとも1つの温度センサーを設け、この温度センサーの出力値に基づいて冷却用ファンやヒーターを制御して表示装置内部の温度の均一化を図っている。
また、特許文献4では、表示装置本体の下部に吸気口、上部に排気口を設けて表示装置内部の温度上昇を制御している。
特開平6−110563号公報 特開平8−328489号公報 特開平10−240139号公報 特開2000−165076号公報
背景技術で説明したように表示装置は、使用環境により表示デバイスの特性が変化して表示する画質を劣化させる場合があった。例えば、日光が表示装置の一部を照らす場合、表示装置の温度は局部的に上昇し、表示装置内において不均一な温度差が生じる。また、寒冷時にヒーターで加熱する場合にも、ヒーターの位置、電子部品の発熱、加熱された空気の流れなどにより、表示装置内において不均一な温度差が生じる。この表示装置内の不均一な温度差により、表示デバイスの特性が変化して表示する画質を劣化させる場合があった。
特許文献1乃至特許文献3では、表示装置内部に少なくとも1つの温度センサーを設け、この温度センサーの出力値に基づいて冷却用ファンやヒーターを制御して表示装置内部の温度の均一化を図っている。しかし、冷却用ファンやヒーターを制御するのみでは温度制御能力に限界があり、表示デバイスの特性の変化に対して十分に対応できない問題があった。
また、特許文献4のように、表示装置本体の下部に吸気口、上部に排気口を設けて表示装置内部に空気の流れを作る方法であっても、温度制御能力に限界があり、表示デバイスの特性の変化に対して十分に対応できない問題があった。例えば、日光が表示装置の表示面を直接照らす場合、特許文献4の例では十分な温度制御を行うことができない場合があった。
さらに、環境温度の急激な変化がある場合や表示装置内の不均一な温度差のある場合、表示装置内部の温度制御はさらに難しくなる。特に、液晶表示素子のような表示特性が温度により大きく変化しやすい表示デバイスを採用する表示装置の場合、表示装置内の温度が変化すると、色や明るさなどが変化し、表示する画質の劣化が生じる問題があった。
また、表示装置内に複数の温度センサーを設けて、表示装置内の不均一な温度差を制御する場合に、一部の温度センサーに異常が生じると正常な温度制御ができず、表示する画質の劣化が生じる問題があった。
そこで、本発明は、表示デバイスを多数配列して構成される表示装置において、環境温度の変化や不均一な温度差が乗じた場合でも、十分な温度制御を行うことができ、表示する画質を劣化させない表示装置を提供することを目的とする。特に、表示特性が温度により大きく変化しやすい表示デバイスを採用する表示装置に対しても、十分な温度制御を行うことができ、良好な画像を表示できる表示装置を提供することを目的とする。
また、一部の温度センサーに異常が生じた場合であっても、正常な温度制御ができ表示する画質を劣化させない表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る解決手段は、多数配列される複数の液晶表示装置と、複数の液晶表示装置を支持する筐体と、筐体内を加熱する加熱手段と、筐体内を冷却する冷却手段と、筐体内の温度を測定する複数の温度センサーと、温度センサーからの出力値を収集し、演算することにより、筐体内が低温か、通常温度か、高温かを判別する制御部とを備え、制御部は、演算の結果に基づいて低温時には加熱手段、高温時には冷却手段を駆動するとともに、演算の結果に基づいて、低温時には、液晶表示装置の液晶に印加する駆動パルスの幅を大きくし、高温時には、液晶表示装置の液晶に印加する駆動パルスの幅を小さくすることにより駆動条件を変化させる。
本発明に記載の表示装置は、多数配列される複数の液晶表示装置と、複数の液晶表示装置を支持する筐体と、筐体内を加熱する加熱手段と、筐体内を冷却する冷却手段と、筐体内の温度を測定する複数の温度センサーと、温度センサーからの出力値を収集し、演算することにより、筐体内が低温か、通常温度か、高温かを判別する制御部とを備え、制御部は、演算の結果に基づいて低温時には加熱手段、高温時には冷却手段を駆動するとともに、演算の結果に基づいて、低温時には、液晶表示装置の液晶に印加する駆動パルスの幅を大きくし、高温時には、液晶表示装置の液晶に印加する駆動パルスの幅を小さくすることにより駆動条件を変化させるので、表示装置内部の温度制御を十分に行うことができるとともに、温度の違いに応じて駆動条件が最適化され、画質の劣化がなく、表示むらの少ない均一な画像を表示させることができる効果がある。
(実施の形態1)
図1(a)に、本実施の形態に係る表示装置の平面図を示す。図1(a)に示す表示装置では、表示デバイス1が6行×5列(計30枚)のマトリックス状に多数配列されている。マトリックス状に配列された表示デバイス1は、筐体2により支持されている。なお、本実施の形態では、表示デバイス1に液晶表示装置を用いて説明するが、本発明はこれに限られず他の種類の表示デバイスを用いても良い。
表示デバイス1には、表示する画像を制御する回路が各々に設けられている(図示せず)。また、表示デバイス1には、温度センサー3が各々に設けられている。図1(a)では表示デバイス1の表示面に設けられているように図示されているが、これは表示デバイス1に対する温度センサー3の位置を模式的に表すためであり、本来、温度センサー3は表示デバイス1の裏面(筐体2の内部側の面)に設けられている。
なお、本実施の形態では、表示デバイス1毎に温度センサー3が設けられているが、本発明はこれに限られず、複数の表示デバイス1単位にグループに分け、グループ毎に温度センサー3を設ける構成であっても良い。
次に、図1(b)に、本実施の形態に係る表示装置の断面図を示す。図1(b)に示す断面は、表示装置を列方向に切った断面である。図1(b)に示す表示装置では、筐体2の一方の側に表示デバイス1が支持され、他方の側の下部に吸気口4、上部に排気口5が設けられ、排気口5には冷却用ファン6が取り付けられている。さらに、筐体2の他方の側には、温度センサー3からの出力値である温度を収集し演算する制御部7が設けられている。また、筐体2の底部には、加熱用ヒーター8が設けられている。なお、図1(b)の矢印は、空気の流れを表している。
図1(b)に示す表示装置では、制御部7が温度センサー3からの出力値を演算し、その演算の結果に基づいて冷却用ファン6や加熱用ヒーター8を制御して表示デバイス1の温度を制御している。つまり、演算の結果が所定の温度より高ければ、冷却用ファン6を動作させ、演算の結果が所定の温度より低ければ、加熱用ヒーター8を動作させる。
また、本実施の形態では、制御部7が演算の結果に基づいて表示デバイス1の駆動条件を変化させ、当該演算の結果の温度において良好な表示が得られるような方向に表示デバイス1の駆動条件を近づけている。つまり、演算の結果に基づいて表示デバイス1の駆動条件の最適化を行っている。
なお、本実施の形態では、冷却手段に冷却用ファン6、加熱手段に加熱用ヒーター8を用いたが、本発明はこれに限られず、制御部7の演算の結果に基づいて制御される冷却手段、加熱手段であれば他の種類であっても良い。
次に、本実施の形態に係る表示装置の温度制御についてフローチャートに基づいて説明する。図2は、本実施の形態に係る表示装置の温度制御を示すフローチャートである。表示装置をスタートさせると、まず制御部7が各温度センサー3に対して各表示デバイス1の温度を収集するように指示する(ステップAS1)。温度を収集するように指示を受けた各温度センサー3は、各表示デバイス1の温度を測定し、当該温度を出力値として制御部7に送る。制御部7は、各温度センサー3からの出力値を収集することで、各表示デバイス1の温度を収集する(ステップAS2)。
制御部7では、収集した各表示デバイス1の温度から、演算により平均温度(Tave)を求める(ステップAS3)。そして、制御部7では、求められた平均温度(Tave)と高温側の設定温度(本実施の形態では+40℃)とを比較する(ステップAS4)。比較の結果、平均温度(Tave)が高温側の設定温度より高い場合(Tave>+40℃)、制御部7は冷却用ファン6をONさせる(ステップAS5)。一方、平均温度(Tave)が高温側の設定温度以下の場合(Tave≦+40℃)、制御部7は冷却用ファン6をOFFさせる(ステップAS6)。
さらに、制御部7では、求められた平均温度(Tave)と低温側の設定温度(本実施の形態では+10℃)とを比較する(ステップAS7)。比較の結果、平均温度(Tave)が低温側の設定温度より低い場合(Tave<+10℃)、制御部7は加熱用ヒーター8をONさせる(ステップAS8)。一方、平均温度(Tave)が低温側の設定温度以上の場合(Tave≧+10℃)、制御部7は加熱用ヒーター8をOFFさせる(ステップAS9)。
ここで、ステップAS4〜ステップAS9までの温度制御を具体的に示しながら説明する。まず日光が表示デバイス1を直接照らす場合、表示デバイス1の温度は約80℃に達することがある。この場合、平均温度(Tave)が高温側の設定温度より高いと判断され、制御部7が冷却用ファン6をONして(ステップAS5)、表示デバイス1の温度を約40〜50℃に調整する。表示デバイス1の温度が40℃以下まで下がると、制御部7が冷却用ファン6をOFFする(ステップAS6)。
一方、−20℃の寒冷地で使用する場合、平均温度(Tave)が低温側の設定温度より低いと判断され、制御部7が加熱用ヒーター8をONして(ステップAS8)、表示デバイス1の温度を約0〜10℃に調整する。表示デバイス1の温度が10℃以上まで上がると、制御部7が加熱用ヒーター8をOFFする(ステップAS9)。
以上のような、ステップAS4〜ステップAS9までの温度制御によって、表示デバイス1の温度を約0〜50℃に調整することは可能である。しかし、ステップAS4〜ステップAS9までの温度制御だけでは、液晶表示素子のような表示特性が温度により大きく変化しやすい表示デバイスにおいて高画質の画像を得ることは難しい。そこで、本実施の形態に係る表示装置では、表示デバイス1の各温度において最適な駆動条件を設定し、この駆動条件で表示デバイス1を駆動することにより高画質の画像を表示させることができる。
図2のフローチャートで説明すると、制御部7は、平均温度(Tave)に基づいて最適な駆動条件を設定する(ステップAS10)。表示デバイス1の回路は、設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動させる(ステップAS11)。設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動することにより、高画質の表示が得られる(ステップAS12)。表示(ステップAS12)後には、再び制御部7が温度収集を温度センサー3に指示する(ステップAS1)。
ここで、表示デバイス1に採用される液晶表示素子は、その構造上温度により表示特性が大きく変化しやすい。具体的に説明すると、液晶表示素子は、液晶に電圧を印加することで透過光の偏光特性等を変化させ画像を表示する表示デバイスである。ここで、液晶は温度により、その粘度が変化する。つまり、低温であれば粘度が高くなり、高温であれば粘度は低下する。液晶の粘度の変化により、表示特性が大きく変化することになる。
そこで、ステップAS10では、この液晶の粘度の変化にあわせて、表示デバイス1の最適な駆動条件を設定している。つまり、低温時は液晶の粘度が高くなるので、通常温度時に比べて液晶に印加する駆動パルスの電圧値(V)又は駆動パルスの幅(Tw)を大きく設定する。また、高温時は液晶の粘度が低下するので、通常温度時に比べて液晶に印加する駆動パルスの電圧値(V)又は駆動パルスの幅(Tw)を小さく設定する。
なお、ステップAS4〜ステップAS9までの温度制御よりも厳しい温度制御を行うことにより、ステップAS10のような駆動条件の最適化は不要とすることも考えられる。しかし、上記で説明したステップAS4〜ステップAS9までの温度制御よりも厳しい温度制御を行うには、強力な加熱・冷却手段を表示装置に搭載する必要があり、コストや消費電力の増大を招き実用的ではない。
上記で説明した駆動条件の設定(ステップAS10)について、フローチャートに基づいて具体的に説明する。図3は、駆動条件の設定部分を詳述した本実施の形態に係る表示装置の温度制御を示すフローチャートである。図2で示したフローチャートと同じ動作の部分については、同一の符号を付して説明する。
表示装置をスタートさせると、まず制御部7が各温度センサー3に対して各表示デバイス1の温度を収集するように指示し(ステップAS1)、各表示デバイス1の温度を収集する(ステップAS2)。次に、制御部7では、収集した各表示デバイス1の温度から、演算により平均温度(Tave)を求める(ステップAS3)。
そして、制御部7では、平均温度(Tave)と高温側の設定温度(本実施の形態では+40℃)とを比較し(ステップAS4)、平均温度(Tave)が高温側の設定温度より高い場合(Tave>+40℃)に、制御部7は冷却用ファン6をONさせる(ステップAS5)。さらに、図3のフォローチャートでは、制御部7において、平均温度(Tave)と第2の高温側の設定温度(本実施の形態では+45℃)とを比較する(ステップBS1)。比較の結果、平均温度(Tave)が第2の高温側の設定温度より高い場合(Tave>+45℃)に、制御部7は、高温時の駆動条件を設定する(ステップBS2)。
一方、平均温度(Tave)が第2の高温側の設定温度以下の場合(Tave≦+45℃)、制御部7は、常温時の駆動条件を設定する(ステップBS3)。ここで、液晶表示素子を表示デバイス1に採用する場合、常温時の駆動条件として、駆動パルスの電圧値をV1、駆動パルスの幅をTw1とすると、高温時の駆動条件は、V1より小さい駆動パルスの電圧値のV2、Tw1より小さい駆動パルスの幅のTw2となる。
なお、高温時の駆動条件については、駆動パルスの電圧値及び駆動パルスの幅の両方のパラメータを常温時の駆動条件より小さくする場合に限られず、駆動パルスの電圧値又は駆動パルスの幅のいずれか一方のパラメータのみを常温時の駆動条件より小さくする場合であっても良い。
ステップAS4の温度判定で、平均温度(Tave)が高温側の設定温度以下の場合(Tave≦+40℃)に、制御部7は冷却用ファン6をOFFさせる(ステップAS6)。次に、制御部7では、平均温度(Tave)と低温側の設定温度(本実施の形態では+10℃)とを比較し(ステップAS7)、平均温度(Tave)が低温側の設定温度より低い場合(Tave<+10℃)に、制御部7は加熱用ヒーター8をONさせる(ステップAS8)。
さらに、図3のフォローチャートでは、制御部7において、平均温度(Tave)と第2の低温側の設定温度(本実施の形態では+5℃)とを比較する(ステップBS4)。比較の結果、平均温度(Tave)が第2の低温側の設定温度より低い場合(Tave<+5℃)に、制御部7は、低温時の駆動条件を設定する(ステップBS5)。
一方、平均温度(Tave)が第2の低温側の設定温度以上の場合(Tave≧+5℃)、制御部7は、常温時の駆動条件を設定する(ステップBS3)。ここで、低温時の駆動条件は、V1より大きい駆動パルスの電圧値のV3、Tw1より大きい駆動パルスの幅のTw3となる。なお、低温時の駆動条件についても、駆動パルスの電圧値又は駆動パルスの幅のいずれか一方のパラメータのみを常温時の駆動条件より大きくする場合であっても良い。
ステップAS7の温度判定で、平均温度(Tave)が低温側の設定温度以上の場合(Tave≧+10℃)に、制御部7は加熱用ヒーター8をOFFさせる(ステップAS9)。そして、制御部7は、常温時の駆動条件を設定する(ステップBS3)。
以上の駆動条件の設定についてまとめると、平均温度(Tave)が+5℃≦Tave≦+45℃の場合、駆動パルスの電圧値がV1、駆動パルスの幅がTw1に設定される。また、平均温度(Tave)がTave>+45℃の場合、駆動パルスの電圧値がV2、駆動パルスの幅がTw2に設定される。また、平均温度(Tave)がTave<+5℃の場合、駆動パルスの電圧値がV3、駆動パルスの幅がTw3に設定される。ここで、駆動パルスの電圧値の関係は、V2<V1<V3となり、駆動パルスの幅の関係は、Tw2<Tw1<Tw3となる。
次に、表示デバイス1の回路は、ステップBS2,ステップBS3,ステップBS5で設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動させる(ステップAS11)。設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動することにより、実用的な温度範囲(例えば0℃〜50℃)の全領域において高画質の表示が得られる(ステップAS12)。表示(ステップAS12)後には、再び制御部7が温度収集を温度センサー3に指示する(ステップAS1)。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置は、制御部7が、複数の温度センサー3からの出力値の平均値(Tave)を演算し、演算の結果である平均値(Tave)に基づいて表示デバイス1の駆動条件を変化させるので、実用的な温度範囲(例えば0℃〜50℃)の全領域において十分な温度制御を行うことができ、画質を劣化させない、良好な表示が得られる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、各温度センサー3において測定した温度を制御部7に収集し、制御部7で演算することにより平均温度(Tave)を求め、この平均温度(Tave)に基づいて駆動条件を設定し温度制御を行っていた。
しかし、表示装置を高温で動作させる場合、最高温度(Tmax)と平均温度(Tave)との差が大きいと、平均温度(Tave)に基づいて駆動条件を設定し表示装置を駆動することにより、最高温度(Tmax)の付近にある表示デバイス1は、他の表示デバイス1と同レベルの画質を維持することができなくなる。
また、表示装置を低温で動作させる場合、最低温度(Tmin)と平均温度(Tave)との差が大きいと、平均温度(Tave)に基づいて駆動条件を設定し表示装置を駆動することにより、最低温度(Tmin)の付近にある表示デバイス1は、他の表示デバイス1と同レベルの画質を維持することができなくなる。
そこで、本実施の形態では、表示装置を高温で動作させる場合、つまり冷却手段を用いるような温度の場合は、平均温度(Tave)に代えて最高温度(Tmax)に基づいて駆動条件を設定し、表示装置を低温で動作させる場合、つまり加熱手段を用いるような温度の場合は、平均温度(Tave)に代えて最低温度(Tmin)に基づいて駆動条件を設定する。
以下に、本実施の形態に係る表示装置の温度制御について、フローチャートに基づいて具体的に説明する。図4は、本実施の形態に係る表示装置の温度制御を示すフローチャートである。なお、図2や図3で示したフローチャートと同じ動作の部分については、同一の符号を付して説明する。
表示装置をスタートさせると、まず制御部7が各温度センサー3に対して各表示デバイス1の温度を収集するように指示し(ステップAS1)、各表示デバイス1の温度を収集する(ステップAS2)。次に、制御部7では、収集した各表示デバイス1の温度から、演算により平均温度(Tave)を求める(ステップAS3)。
そして、制御部7では、平均温度(Tave)と高温側の設定温度(本実施の形態では+40℃)とを比較し(ステップAS4)、平均温度(Tave)が高温側の設定温度より高い場合(Tave>+40℃)に、制御部7は冷却用ファン6をONさせる(ステップAS5)。さらに、図4のフォローチャートでは、制御部7において、各温度センサー3から収集した出力値の中から最高温度(Tmax)を算出する(ステップCS1)。
次に、本実施の形態に係る表示装置では、平均温度(Tave)に代えて最高温度(Tmax)と第2の高温側の設定温度(本実施の形態では+45℃)とを比較する(ステップCS2)。比較の結果、最高温度(Tmax)が第2の高温側の設定温度より高い場合(Tmax>+45℃)に、制御部7は、高温時の駆動条件を設定する(ステップBS2)。 一方、最高温度(Tmax)が第2の高温側の設定温度以下の場合(Tmax≦+45℃)、制御部7は、常温時の駆動条件を設定する(ステップBS3)。
ステップAS4の温度判定で、平均温度(Tave)が高温側の設定温度以下の場合(Tave≦+40℃)に、制御部7は冷却用ファン6をOFFさせる(ステップAS6)。次に、制御部7では、平均温度(Tave)と低温側の設定温度(本実施の形態では+10℃)とを比較し(ステップAS7)、平均温度(Tave)が低温側の設定温度より低い場合(Tave<+10℃)に、制御部7は加熱用ヒーター8をONさせる(ステップAS8)。
さらに、図4のフォローチャートでは、制御部7において、各温度センサー3から収集した出力値の中から最低温度(Tmin)を算出する(ステップCS3)。そして、制御部7は、平均温度(Tave)に代えて最低温度(Tmin)と第2の低温側の設定温度(本実施の形態では+5℃)とを比較する(ステップCS4)。比較の結果、最低温度(Tmin)が第2の低温側の設定温度より低い場合(Tmin<+5℃)に、制御部7は、低温時の駆動条件を設定する(ステップBS5)。一方、最低温度(Tmin)が第2の低温側の設定温度以上の場合(Tmin≧+5℃)、制御部7は、常温時の駆動条件を設定する(ステップBS3)。
ステップAS7の温度判定で、平均温度(Tave)が低温側の設定温度以上の場合(Tave≧+10℃)に、制御部7は加熱用ヒーター8をOFFさせる(ステップAS9)。そして、制御部7は、常温時の駆動条件を設定する(ステップBS3)。
以上の駆動条件の設定についてまとめると、平均温度(Tave)が+10℃以上+40℃以下の範囲(+10℃≦Tave≦+40℃)である場合、冷却用ファン6及び加熱用ヒーター8はOFF状態で、駆動パルスの電圧値がV1、駆動パルスの幅がTw1に設定される。平均温度(Tave)が+40℃より高く、最高温度(Tmax)が+45℃以下(Tmax≦+45℃)である場合、冷却用ファン6がON状態で、駆動パルスの電圧値がV1、駆動パルスの幅がTw1に設定される。
平均温度(Tave)が+10℃より低く、最低温度(Tmin)が+5℃以上(Tmin≧+5℃)である場合、加熱用ヒーター8がON状態で、駆動パルスの電圧値がV1、駆動パルスの幅がTw1に設定される。また、平均温度(Tave)が+40℃より高く、最高温度(Tmax)がTmax>+45℃の場合、冷却用ファン6がON状態で、駆動パルスの電圧値がV2、駆動パルスの幅がTw2に設定される。また、平均温度(Tave)が+10℃より低く、最低温度(Tmin)がTmin<+5℃の場合、加熱用ヒーター8がON状態で、駆動パルスの電圧値がV3、駆動パルスの幅がTw3に設定される。
次に、表示デバイス1の回路は、ステップBS2,ステップBS3,ステップBS5で設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動させる(ステップAS11)。設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動することにより、実用的な温度範囲の全領域において高画質の表示が得られる(ステップAS12)。表示(ステップAS12)後には、再び制御部7が温度収集を温度センサー3に指示する(ステップAS1)。
以上のように本実施の形態に係る表示装置では、制御部7が、複数の温度センサー3からの出力値の最高温度(Tmax)又は最低温度(Tmin)を演算し、演算の結果である最高温度(Tmax)又は最低温度(Tmin)に基づいて表示デバイス1の駆動条件を変化させるので、さらに十分な温度制御が可能となり、実用的な温度範囲の全領域において良好な画像が得られる。
(実施の形態3)
日光に照らされることにより表示装置の内部温度が上昇する場合も、寒冷地において加熱用ヒーターの使用により表示装置の内部温度が上昇する場合も、表示装置の内部温度は均一に全体が上昇するわけではない。また、冷却用ファンで温度制御を行う場合であっても、表示装置の内部温度にばらつきが生じる場合がある。例えば、図1(b)に示した表示装置では、吸気口4から取り込まれた冷たい空気が、表示デバイス1を冷却することで表示装置の内部温度を制御している。吸気口4から取り込まれた冷たい空気は、表示デバイス1を冷却することにより暖められ、その一部は排気口5から排出される。しかし、表示デバイス1により暖められた空気の一部は、排気口5から排出されずに筐体2の上部に溜まることになる。
この暖められた空気が筐体2の上部に溜まることで、表示装置の内部温度にばらつきを生じさせ筐体2の上部が暖かく、下部が冷たい分布となる。図5(a)に、表示装置の温度分布を模式化した図を示す。図5(a)に示す表示装置では、上部が高温領域で、下部に行くに従い低温領域へと変化している様子が示されている。また、図5(b)では、図5(a)に示した表示装置の断面図を示している。図5(b)に示す表示装置では、筐体2の上部に熱が溜まっている様子を模式的に表している。なお、図5(b)の矢印は、空気の流れを表している。
さらに、屋外で使用される場合、表示装置の一部が日光で照らされ、他の部分が日陰となるような環境も考えられる。このような環境では、表示装置の内部温度は均一ではなく、表示装置内での温度差が大きくなる。
以上のように、表示装置の内部温度は、均一に制御することが困難な場合も多く、表示装置内で大きな温度差が生じることがある。表示装置内で大きな温度差が生じると、表示装置の平均温度に基づいて各表示デバイスの設定条件を設定する場合、最適な駆動条件から外れる表示デバイスも存在することになる。そのため、各表示デバイスの表示特性がばらつき、表示装置の画質が劣化する問題があった。
そこで、本実施の形態に係る表示装置では、表示装置の平均温度等の代表値で全ての表示デバイスの駆動条件を決めるのではなく、各温度センサーに基づいて各表示デバイスの駆動条件を個別に決定する。
以下に、本実施の形態に係る表示装置の温度制御について、フローチャートに基づいて具体的に説明する。図6は、本実施の形態に係る表示装置の温度制御を示すフローチャートである。なお、図2で示したフローチャートと同じ動作の部分については、同一の符号を付して説明する。
表示装置をスタートさせると、まず制御部7が各温度センサー3に対して各表示デバイス1の温度を収集するように指示し(ステップAS1)、各表示デバイス1の温度を収集する(ステップAS2)。次に、制御部7では、収集した各表示デバイス1の温度から、演算により平均温度(Tave)を求める(ステップAS3)。
そして、制御部7では、平均温度(Tave)と高温側の設定温度(本実施の形態では+40℃)とを比較し(ステップAS4)、平均温度(Tave)が高温側の設定温度より高い場合(Tave>+40℃)に、制御部7は冷却用ファン6をONさせる(ステップAS5)。一方、平均温度(Tave)が高温側の設定温度以下の場合(Tave≦+40℃)に、制御部7は冷却用ファン6をOFFさせる(ステップAS6)。
次に、制御部7では、平均温度(Tave)と低温側の設定温度(本実施の形態では+10℃)とを比較し(ステップAS7)、平均温度(Tave)が低温側の設定温度より低い場合(Tave<+10℃)に、制御部7は加熱用ヒーター8をONさせる(ステップAS8)。一方、平均温度(Tave)が低温側の設定温度以上の場合(Tave≧+10℃)に、制御部7は加熱用ヒーター8をOFFさせる(ステップAS9)。
次に、本実施の形態に係る表示装置では、各温度センサー3の出力値に基づいて各表示デバイス1の駆動条件を設定する。図1(a)に示すような各表示デバイス1に対応してそれぞれに温度センサー3が設けられている場合について説明する。なお、個々の表示デバイス1の名称をP(n,m)、それに対応する温度センサー3の名称をS(n,m)とする。nは行番号、mは列番号をそれぞれ表し、P(1,1)は1行1列目の表示デバイス1を表し、S(1,1)は1行1列目の表示デバイス1に設けられた温度センサー3を表している。図1(a)では、P(1,1)〜P(6,5)の表示デバイスが存在する。
図6のフローチャートに基づいて、各表示デバイス1の駆動条件の設定について説明する。まず、温度センサー3(S(1,1))により、表示デバイス1(P(1,1))の温度を測定する(ステップDS1)。制御部7は、測定された温度に基づき、表示デバイス1(P(1,1))の最適な駆動条件を設定する(ステップDS1A)。
次に、温度センサー3(S(1,2))により1行2列目の表示デバイス1(P(1,2))の温度を測定する(ステップDS2)。制御部7は、測定された温度に基づき、表示デバイス1(P(1,2))の最適な駆動条件を設定する(ステップDS2A)。
全ての表示デバイス1に対して同様に駆動条件の設定を行い、温度センサー3(S(6,5))により最後の6行5列目の表示デバイス1(P(6,5))の温度を測定する(ステップDS30)。制御部7は、測定された温度に基づき、表示デバイス1(P(6,5))の最適な駆動条件を設定する(ステップDS30A)。
なお、設定される駆動条件は、例えば、ある温度センサー3(S(n,m))の温度が+5℃以上+45℃以下の場合、駆動パルスの電圧値がV1、駆動パルスの幅がTw1に設定される。また、ある温度センサー3(S(n,m))の温度が+45℃より高い場合、駆動パルスの電圧値がV2、駆動パルスの幅がTw2に設定される。また、ある温度センサー3(S(n,m))の温度が+5℃より低い場合、駆動パルスの電圧値がV3、駆動パルスの幅がTw3に設定される。ここで、駆動パルスの電圧値の関係は、V2<V1<V3となり、駆動パルスの幅の関係は、Tw2<Tw1<Tw3となる。
全ての表示デバイス1に対して駆動条件の設定を行った後、表示デバイス1の回路は、設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動させる(ステップAS11)。設定した駆動条件に基づいて表示デバイス1を駆動することにより、表示装置内に内部温度が不均一であっても高画質の表示が得られる(ステップAS12)。表示(ステップAS12)後には、再び制御部7が温度収集を温度センサー3に指示する(ステップAS1)。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置では、演算の結果である平均温度(Tave)に基づいて表示デバイス1の駆動条件を変化させることに代えて、個々の温度センサー3からの出力値(温度)に基づいて個々の温度センサー3近傍に位置する表示デバイス1の駆動条件を変化させるので、きめ細かい温度制御が可能となり、表示装置の内部温度に不均一が生じている場合であっても、表示むらのない高画質の画像を得ることができる。
なお、本実施の形態では、各表示デバイス1に対応してそれぞれ温度センサー3が設けられている場合について説明したが、本発明はこれに限られず、複数の表示デバイス1を1つグループとして、そのグループに対応して1つの温度センサー3を設けるような構成であっても良い。
具体的に説明すると、4つの表示デバイス1が1つのグループであり、当該グループに対して1つ温度センサー3が設けられる場合、1つの温度センサー3で得られた温度に基づいて、当該グループに属する4つの表示デバイス1の駆動条件を最適化する。
また、図6に示したフローチャートでは、ステップAS2で各温度センサー3の温度を測定した後、さらにステップDS1等で各温度センサー3の温度を測定する構成としている。しかし、本発明は、これに限られずステップDS1等の温度測定を省略し、ステップAS2で測定した温度に基づきステップDS1A等で各表示デバイス1の駆動条件を最適化しても良い。
また、本実施の形態では、図1(a)で示した表示デバイス1が6行×5列(計30枚)のマトリックス状に多数配列されている表示装置について説明したが、本発明は表示デバイス1の枚数には制限されない。
(実施の形態4)
表示装置に複数の温度センサーを設けた場合、その一部の温度センサーが故障することで、正常な温度制御ができなくなる問題があった。例えば、実施の形態1のように複数の温度センサーの平均温度(Tave)に基づいて温度制御を行う場合、一部の温度センサーが故障により異常値を示すと、正しい平均温度(Tave)を求めることができず、正常な温度制御ができない。また、実施の形態2のように複数の温度センサー内の最高温度(Tmax)又は最低温度(Tmin)に基づいて温度制御を行う場合、一部の温度センサーが故障により異常値を示すと、異常値が最高温度(Tmax)又は最低温度(Tmin)と判断され、正常な温度制御ができない。
以上のように、一部の温度センサーが故障により異常値を示すと、正常な温度制御をすることができず、表示むら等を生じ画質が低下する問題があった。そこで、本実施の形態では、温度センサーの異常値を検出し、異常が検出された温度センサーからの出力値(温度)を所定の演算により補正する。
図7に、本実施の形態に係る表示装置の平面図を示す。この図7を用いて、温度センサーの異常値の補正について具体的に説明する。まず、図7に示す表示装置では、表示デバイス1が6行5列のマトリックス状に配列されて、各表示デバイス1には、それぞれ温度センサー3が設けられている。ここで、n行m列目の表示デバイス1に設けられている温度センサー3をS(n,m)と表す。
図7においてS(5,3)の温度センサー3が異常値を示している場合、左右の温度センサー3S(5,2)とS(5,4)との平均値を求め、当該平均値をS(5,3)の温度と推定する。また、上下の温度センサー3S(4,3)とS(6,3)との平均値を求め、当該平均値をS(5,3)と推定することや、上下左右の温度センサー3S(4,3)、S(6,3)、S(5,2)、S(5,4)の平均値を求め、当該平均値をS(5,3)と推定することも可能である。
以上のように、本実施の形態では、異常値を示した温度センサー3S(n,m)に隣接する温度センサー3S(n±1,m±1)の平均値を、温度センサー3S(n,m)の正常値と推定する補正を行っている。
別の補正の方法として、例えばS(3,4)の温度センサー3が異常値を示している場合、表示装置の中心に対して左右対称の位置にあるS(3,2)の温度センサー3の温度を、T(3,4)の温度センサー3の温度と推定する。なお、この補正の方法は、表示装置の温度分布が、表示装置の中心に対して左右対称になることを利用している。
以上のような補正の方法を利用した、本実施の形態に係る表示装置の温度制御について、フローチャートに基づいて説明する。図8は、本実施の形態に係る表示装置の温度制御を示すフローチャートである。なお、図2で示したフローチャートと同じ動作の部分については、同一の符号を付して説明する。
表示装置をスタートさせると、まず制御部7が各温度センサー3に対して各表示デバイス1の温度を収集するように指示し(ステップAS1)、各表示デバイス1の温度を収集する(ステップAS2)。次に、各温度センサー3の異常を検出する(ステップES1)。ステップES1での異常検出は、例えば定期的に測定しているデータから大きく外れる温度が測定された場合や突出した温度が測定された場合に、温度センサー3が異常であると検出する。
ステップES1で異常であると判断された温度センサー3に対して、上記で示した補正を行い正常値を推定し補正を行う(ステップES2)。次に、制御部7では、補正された温度を含む各表示デバイス1の温度から、演算により平均温度(Tave)を求める(ステップAS3)。
平均温度(Tave)を求めて以降のフローチャートは、図2に示したステップAS4〜ステップAS12までの処理と同じであるため、詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置は、制御部7が、収集した出力値(温度)から温度センサー3の異常を検出し、異常が検出された温度センサー3からの出力値(温度)を所定の演算により補正するので、補正された温度により適切な温度制御を行うことができ、画質の高い画像を得ることができる。
(実施の形態5)
実施の形態1に係る表示装置の内部温度は、表示装置が設けられる環境温度と直射日光の照射条件に依存する。例えば、環境温度が40℃を超え、直射日光が照射されるような状況においては、実施の形態1に係る表示装置に設けられた冷却用ファン6では、温度制御能力が不十分となり、表示装置を均一に冷却できない場合がある。
実施の形態1に係る表示装置は、図1(b)のような構造である。図1(b)に示す表示装置では、表示デバイス1が配列されている面と平行な面に吸気口4と排気口5とが設けられている。そのため、暖められた空気が表示装置の上部に溜まりやすく、表示装置の上部に熱がこもることになる。図1(b)のような構造の表示装置に熱がこもる様子を、図5(b)に模式化して示す。図5(b)では、筐体2の上部に熱が溜まり冷却用ファン6では排気できない様子が示されている。
上記の問題点を解消するために、本実施の形態に係る表示装置では、筐体の底面に吸気口、上面に排気口を設けている。図9(a)に、本実施の形態に係る表示装置の平面図を示し、図9(b)に、本実施の形態に係る表示装置の断面図を示している。本実施の形態に係る表示装置では、筐体2の底面に吸気口4、上面に排気口5が設けられている。つまり、表示デバイス1が配列されている面に対して直角に吸気口4と排気口5とが設けられ、表示デバイス1が配列されている面に対して平行に通風する経路を確保している。そして、この通風する経路は、表示装置全体に確保されているため、筐体2内に熱が溜まることがなくなる。なお、図9(b)の矢印は、空気の流れを表している。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置では、筐体2が、底面に吸気口4、上面に排気口5を有し、表示デバイス1が多数配列されている面に対して平行に通風することができるので、表示装置の筐体2内に熱がこもる部分がなくなり、表示装置の温度制御能力が向上し、画質の高い画像を得ることができる。
また、本実施の形態に係る表示装置では、吸気口4に加熱用ヒーター8を、排気口5に冷却用ファン6を設けることができる。吸気口4に加熱用ヒーター8を設けることで、加熱用ヒーター8で暖められた空気を筐体2内全体に供給することができる。また、排気口5に冷却用ファン6を設けることで、筐体2内の空気を素早く排気することができる。そのため、吸気口4に加熱用ヒーター8を、排気口5に冷却用ファン6を設けることは、表示装置の温度制御能力がさらに向上させることができる。
なお、本実施の形態に係る表示装置は、制御部の演算の結果に基づき加熱手段及び冷却手段を制御するとともに、演算の結果に基づき表示デバイスの駆動条件を変化させる実施の形態1等に係る表示装置に対して、筐体の底面に吸気口、上面に排気口を追加して設けている。しかし、筐体の底面に吸気口、上面に排気口を設ける本発明は、実施の形態1等に係る表示装置以外にも適用することができる。
(変形例)
本実施の形態で示した筐体2の上面に排気口5を設ける表示装置は、直射日光が照射されることはあっても、風雨に直接さらされないような場所での利用については問題がない。しかし、この表示装置が屋外で使用される場合、筐体2の上面に排気口5を設けられているため、雨天時に排気口5から雨が筐体2内に入り込み、表示装置に不具合を生じされることが考えられる。
そこで、本変形例に係る表示装置では、図9(a)及び図9(b)に示すように、排気口5に開閉扉9を設けている。排気口5に開閉扉9を設けることにより、雨天時には開閉扉9を閉じて排気口5から雨が筐体2内に入り込むのを防ぐことができる。なお、雨天時には、表示装置に直射日光が照射されることもないので、内部温度はそれほど上昇せず、排気口5を閉じても表示装置を十分冷却することができる。
以上のように、本変形例に係る表示装置は、筐体2が、排気口5に開閉可能な開閉扉9をさらに備えているので、開閉扉9を閉じることにより排気口5から入り込む雨等を防ぐとともに、開閉扉9を開くことより表示装置の熱を効率よく逃がして冷却能力を高めることができる。
なお、排気口5に設けられる扉は、図9(a)及び図9(b)に示すような1枚の大きな開閉扉9に限られず、複数の扉により構成されても良い。
また、本変形例に係る表示装置は、制御部の演算の結果に基づき加熱手段及び冷却手段を制御するとともに、演算の結果に基づき表示デバイスの駆動条件を変化させる実施の形態1等に係る表示装置に対して、筐体の上部に開閉扉を追加して設けている。しかし、筐体の上部に開閉扉を設ける本発明は、実施の形態1等に係る表示装置以外にも適用することができる。
(実施の形態6)
図10(a)に、本実施の形態に係る表示装置の平面図を示し、図10(b)に、本実施の形態に係る表示装置の断面図を示す。本実施の形態に係る表示装置は、実施の形態5に係る表示装置と同じく、筐体2の底面に吸気口4、上面に排気口5が設けられている。そのため、本実施の形態に係る表示装置も、表示デバイス1が配列されている面に対して平行に通風する経路を確保することができる。なお、図10(b)の矢印は、空気の流れを表している。
本実施の形態に係る表示装置は、筐体2の上部に屋根10をさらに備えている。この屋根10は、排気口5を覆うように設けられているため、排気口5への雨等の侵入を防ぐとともに、表示装置の上部に照射される直射日光を遮る効果がある。
直射日光による温度上昇は、屋外で使用される表示装置に対して、運用上、最も過酷な温度上昇をもたらす。そのため、表示装置の上部に屋根10を設けることは、表示装置の温度制御の点からも有効な構造である。
以上のように、本実施の形態に係る表示装置は、筐体2が、上部に排気口5を覆う屋根10を設けているので、排気口5から入り込む雨等を防ぐことができるとともに、表示装置の温度制御能力を向上させることができる。
なお、本実施の形態に係る表示装置は、制御部の演算の結果に基づき加熱手段及び冷却手段を制御するとともに、演算の結果に基づき表示デバイスの駆動条件を変化させる実施の形態1等に係る表示装置に対して、筐体の上面に屋根を追加して設けている。しかし、筐体の上面に屋根を設ける本発明は、実施の形態1等に係る表示装置以外にも適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る表示装置の平面図及び断面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の温度制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の温度制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る表示装置の温度制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る表示装置の平面図及び断面図である。 本発明の実施の形態3に係る表示装置の温度制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の平面図である。 本発明の実施の形態4に係る表示装置の温度制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る表示装置の平面図及び断面図である。 本発明の実施の形態6に係る表示装置の平面図及び断面図である。
符号の説明
1 表示デバイス、2 筐体、3 温度センサー、4 吸気口、5 排気口、6 冷却用ファン、7 制御部、8 加熱用ヒーター、9 開閉扉、10 屋根。

Claims (9)

  1. 多数配列される複数の液晶表示装置と、
    複数の前記液晶表示装置を支持する筐体と、
    前記筐体内を加熱する加熱手段と、
    前記筐体内を冷却する冷却手段と、
    前記筐体内の温度を測定する複数の温度センサーと、
    前記温度センサーからの出力値を収集し、演算することにより、前記筐体内が低温か、通常温度か、高温かを判別する制御部とを備え、
    前記制御部は、演算の結果に基づいて低温時には前記加熱手段、高温時には前記冷却手段を駆動するとともに、演算の結果に基づいて、低温時には、前記液晶表示装置の液晶に印加する駆動パルスの幅を大きくし、高温時には、前記液晶表示装置の液晶に印加する駆動パルスの幅を小さくすることにより駆動条件を変化させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、複数の前記温度センサーからの出力値の平均値を演算し、演算の結果である前記平均値に基づいて前記液晶表示装置の駆動条件を変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、複数の前記温度センサーからの出力値の最大値を演算し、演算の結果である前記最大値に基づいて前記液晶表示装置の駆動条件を変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、複数の前記温度センサーからの出力値の最小値を演算し、演算の結果である前記最小値に基づいて前記液晶表示装置の駆動条件を変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、収集した前記出力値から前記温度センサーの異常を検出し、異常が検出された異常温度センサーからの出力値を、表示装置の中心に対して前記異常温度センサーの左右対称位置にある温度センサーの出力値を用いて推定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記筐体は、底面に吸気口、上面に排気口を有し、前記液晶表示装置が多数配列されている面に対して平行に通風することができることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記筐体は、前記吸気口に前記加熱手段を設け、前記排気口に前記冷却手段を設けることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記筐体は、前記排気口に開閉可能な扉をさらに備えることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記筐体は、上部に前記排気口を覆う屋根を設けることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の表示装置。
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